JP3195845B2 - マンホール用鉄蓋の施錠装置 - Google Patents

マンホール用鉄蓋の施錠装置

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JP3195845B2
JP3195845B2 JP05778593A JP5778593A JP3195845B2 JP 3195845 B2 JP3195845 B2 JP 3195845B2 JP 05778593 A JP05778593 A JP 05778593A JP 5778593 A JP5778593 A JP 5778593A JP 3195845 B2 JP3195845 B2 JP 3195845B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、マンホール用鉄蓋の
施錠装置、特に、鉄蓋の強度低下を招くことなく、手鉤
によって施錠の解除および開蓋を同時に行えるマンホー
ル用鉄蓋の施錠装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、受枠内に嵌め込まれる鉄蓋の施錠
装置としては、実公昭58-3892 号公報に記載されるもの
がある。以下、この従来施錠装置について、図面を参照
しながら説明する。図7は、従来施錠装置によって鉄蓋
が施錠された状態を示す断面図、図8は、従来施錠装置
によって鉄蓋の施錠が解除された状態を示す断面図であ
る。
【0003】図7および図8において、1は、受枠、2
は、受枠1内に嵌め込まれた鉄蓋、3は、ロック金物で
ある。ロック金物3は、中央部に形成されたピン4が鉄
蓋2の下面に形成された溝5内に遊嵌されている。従っ
て、ロック金物3は、ピン4を中心として回転し且つ溝
5に沿って移動可能である。6は、ロック金物3の上端
に設けれた、鉄蓋2の周縁部に形成された開口7を塞ぐ
ための閉塞蓋、8は、ロック金物3の下端に形成された
フック、9は、受枠1の内周面に突設された、ロック金
物3のフック8に係合するフック受けである。
【0004】上述のように構成されている従来施錠装置
によれば、図8に示すように、バール10の先端を鉄蓋2
の開口7に差し込んで、閉塞蓋6を下方に押すと、ロッ
ク金物は、ピン4を中心として図8中、反時計方向に回
転すると共に溝5に沿ってフック受け9から離れる方向
に移動する。これによって、フック8がフック受け9か
ら外れて鉄蓋2の施錠が解除される。この後、バール10
の先端を鉄蓋2の開口7に差し込んだ状態で、バール10
を下方に回動させれば、鉄蓋2をこじ開けることができ
る。
【0005】一方、鉄蓋2を閉める場合には、単に、鉄
蓋2を受枠1内に嵌め込めば良い。即ち、水平状態にお
いてロック金物3が図7のような状態に復帰している鉄
蓋2を受枠1内に嵌め込むと、フック8がフック受け9
に当接することによって、ロック金物3は、溝5に沿っ
てフック受け9から離れる方向に移動する。これによっ
て、フック8がフック受け9を乗り越えると、今度はロ
ック金物3は、ピン4を中心として、その自重によって
図7中、時計方向に回転する。これによって、フック8
がフック受け9に係合して鉄蓋2は施錠される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来施錠装置は、次のような問題を有している。 バール10によって鉄蓋2をこじ開けた後、別の手鉤
孔に手鉤を挿入して鉄蓋2を開けなければならず、鉄蓋
2を開けるのに手間と時間がかかる。 鉄蓋2の周縁部に閉塞蓋6用の開口7が形成されて
いるので、鉄蓋2の強度が低下する。
【0007】従って、この発明の目的は、鉄蓋の強度低
下を招くことなく、手鉤によって施錠の解除および開蓋
を同時に行えるマンホール用鉄蓋の施錠装置を提供する
ことにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】この発明、受枠内に嵌め
込まれる鉄蓋を施錠するための、マンホール用鉄蓋の施
錠装置において、上部が前記鉄蓋の周縁より若干内方に
寄った前記鉄蓋の下部位置に軸着された、施錠用フック
を有するロック金物と、前記受枠の内周面に形成され
た、前記フックに係合するフック受けと、前記ロック金
物の取付位置に対応する前記鉄蓋の上面に、前記鉄蓋に
形成された手鉤孔とからなり、前記ロック金物は、上部
に、前記手鉤孔内に挿入される手鉤のT字状先端部の
通用溝と、前記溝の両側に形成された、前記T字状先端
部が当接する突起とを有し、下部に、前記フックが形成
された重錘を有し、前記手鉤孔の幅は、前記手鉤の前記
T字状先端部の最大幅より狭く、前記手鉤孔の前記T字
状先端部が当接する下面は、外方に向かうに従って上方
に傾斜していることに特徴を有するものである。
【0009】
【作用】この発明によれば、手鉤のT字状先端部の最大
幅より狭い幅を有する手鉤孔内に挿入した手鉤を回転さ
せて、手鉤を手鉤孔に引っ掛け、この後、手鉤を引き上
げて手鉤を手鉤孔のテーパーの付いた下面に沿って滑ら
せれば、ロック金物とフックとの係合が外れて鉄蓋の施
錠が解除され、更に手鉤を引き上げることによって開蓋
が行える。このように手鉤を手鉤孔内に挿入し、単に引
き上げることによって鉄蓋の施錠の解除と開蓋とが同時
に行える。
【0010】
【実施例】次に、この発明の、マンホール用鉄蓋の施錠
装置の一実施態様を、図面を参照しながら説明する。
【0011】図1は、この発明の、マンホール用鉄蓋の
施錠装置によって鉄蓋が施錠された状態を示す断面図、
図2は、同施錠装置のロック金物を示す斜視図、図3
は、同施錠装置の手鉤孔を示す斜視図、図4は、鉄蓋の
手鉤孔内に挿入した手鉤を回転させた状態を示す同施錠
装置の断面図、図5は、鉄蓋の施錠が解除される初期状
態を示す同施錠装置の断面図、図6は、鉄蓋の施錠が解
除された状態を示す同施錠装置の断面図である。
【0012】図1から図6において、11は、受枠、12
は、受枠11内に嵌め込まれた鉄蓋、13は、図2に示すよ
うに、上部が鉄蓋12の周縁より若干内方によった前記鉄
蓋の下部位置にピン13A によって軸着されたロック金物
である。ロック金物13は、上部に、後述する手鉤孔内に
挿入される手鉤14のT字状先端部14A と当接し、T字状
先端部14A の挿通用溝13F が形成された突起13B を有
し、下部に、後述するフック受けに係合するフック13C
が形成された重錘13D を有し、そして、フック13Cと反
対側の側部に、鉄蓋の施錠解除時において手鉤14のT字
状先端部14A の一部が入り込む空間13E を有している。
フック13C の下面(P) は、曲面状に形成されている。こ
れは、鉄蓋12を閉じる際に、前記フック受けの回避のた
めに、フック13C の下面(P) と前記フック受けとの当接
によってロック金物13を円滑に回転させるためである。
【0013】15は、受枠11の内周面に形成された、フッ
ク13C と係合するフック受け、16は、図3に示すよう
に、ロック金物13の取付位置に対応する鉄蓋12の上面
に、鉄蓋12の径方向に形成された手鉤孔である。手鉤孔
16の鉄蓋12の周縁側の幅は、T字状先端部の最大幅より
狭く、そして、鉄蓋12を開ける際、手鉤14のT字状先端
部14A が摺動する、手鉤孔16の下面(S) は、外方に向か
うに従って上方に傾斜している。従って、手鉤孔16内に
挿入された手鉤14を例えば90°回転させれば、手鉤14
は、手鉤孔16に引っ掛かった状態で手鉤孔16の外方に滑
って移動する。
【0014】以上のように構成されている、この発明
の、マンホール用鉄蓋の施錠装置によれば、以下のよう
にして、鉄蓋12の開閉が行われる。即ち、図1に示すよ
うに、手鉤14のT字状先端部14A を手鉤孔16内に挿入す
る。この場合、ロック金物13の突起13B には、溝13F が
形成されているので、T字状先端部14A が突起13B に当
たることはない。次いで、図4に示すように、手鉤14を
90°回転させる。これによって手鉤14は、手鉤孔16に引
っ掛かり手鉤孔16内から抜け出ることはない。次いで、
図5に示すように、手鉤14を手前(図5中、A方向)に
引き上げる。これによって、手鉤14は、手鉤孔16の傾斜
した下面(S) に沿って摺動し、手鉤14のT字状先端部14
A がロック金物13の突起13B に当たる。この結果、ロッ
ク金物13は、ピン13A を中心として、図5中、B方向に
回転する。
【0015】手鉤14を更に引き上げると、図6に示すよ
うに、ロック金物13が更に回転して、ロック金物13のフ
ック13C と受枠11のフック受け15との係合が完全に解除
される。この場合、手鉤14のT字状先端部14A は、ロッ
ク金物13の空間13E 内に入り込むのでロック金物13はそ
の重錘13D が鉄蓋12の下面に当たるまで回転する。そし
て、この状態で、更に、手鉤14を引き上げれば、鉄蓋12
を開くことができる。このように、鉄蓋の施錠の解除と
開蓋とがほぼ同時に行える。
【0016】一方、鉄蓋12を閉じるには、単に、受枠11
内に鉄蓋12を嵌め込めば良い。即ち、鉄蓋12を受枠11内
に嵌め込むことによって、ロック金物13は、そのフック
13Cの下面(P) が受枠11のフック受け15の上面に当た
り、回転することによってフック受け15を回避し(乗り
越え)、この後、図1に示すように、重錐13D の作用に
よって逆方向に回転して施錠状態に戻る。
【0017】この発明によれば、手鉤14として従来使用
されているT字状先端部14A を有するものを使用でき、
しかも、この手鉤14によって鉄蓋12の施錠の解除と開蓋
がほぼ同時に行える。
【0018】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、手鉤のT字状先端部の最大幅より狭い幅を有する手
鉤孔内に挿入した手鉤を回転させて、手鉤を手鉤孔に引
っ掛け、この後、手鉤を引き上げて手鉤を手鉤孔のテー
パーの付いた下面に沿って滑らせれば、ロック金物とフ
ックとの係合が外れて鉄蓋の施錠が解除され、更に手鉤
を引き上げることによって開蓋が行える。このように手
鉤を手鉤孔内に挿入し、単に引き上げることによって鉄
蓋の施錠の解除と開蓋とが同時に行える。しかも、手鉤
孔は、鉄蓋の縁部に形成されておらず、鉄蓋縁部から鉄
蓋中央部によった位置に形成されているので、鉄蓋の強
度が低下することはない等、種々の有用な効果がもたら
される。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の、マンホール用鉄蓋の施錠装置によ
って鉄蓋が施錠された状態を示す断面図である。
【図2】この発明の、マンホール用鉄蓋の施錠装置のロ
ック金物を示す斜視図である。
【図3】この発明の、マンホール用鉄蓋の施錠装置の手
鉤孔を示す斜視図である。
【図4】鉄蓋の手鉤孔内に挿入した手鉤を回転させた状
態を示す同施錠装置の断面図である。
【図5】鉄蓋の施錠が解除される初期状態を示す同施錠
装置の断面図である。
【図6】鉄蓋の施錠が解除された状態を示す同施錠装置
の断面図である。
【図7】従来施錠装置によって鉄蓋が施錠された状態を
示す断面図である。
【図8】従来施錠装置によって鉄蓋の施錠が解除された
状態を示す断面図である。
【符号の説明】
1:受枠、 2:鉄蓋、 3:ロック金物、 4:ピン、 5:溝、 6:閉塞蓋、 7:開口、 8:フック、 9:フック受け、 10:バール、 12:鉄蓋、 13:ロック金物、 13A:ピン、 13B:突起、 13C:フック、 13D:重錐、 13E:空間、 13F:溝、 14:手鉤、 14A:T字状先端部、 15:フック受け、 16:手鉤孔。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 実開 昭63−45857(JP,U) 実開 昭63−190340(JP,U) 実開 平2−6754(JP,U) 実開 平4−1243(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) E02D 29/14

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 受枠内に嵌め込まれる鉄蓋を施錠するた
    めの、マンホール用鉄蓋の施錠装置において、上部が前
    記鉄蓋の周縁より若干内方に寄った前記鉄蓋の下部位置
    に軸着された、施錠用フックを有するロック金物と、前
    記受枠の内周面に形成された、前記フックに係合するフ
    ック受けと、前記ロック金物の取付位置に対応する前記
    鉄蓋の上面に、前記鉄蓋に形成された手鉤孔とからな
    り、前記ロック金物は、上部に、前記手鉤孔内に挿入さ
    れる手鉤のT字状先端部の挿通用溝と、前記溝の両側に
    形成された、前記T字状先端部が当接する突起とを有
    し、下部に、前記フックが形成された重錘を有し、前記
    手鉤孔の幅は、前記手鉤の前記T字状先端部の最大幅よ
    り狭く、前記手鉤孔の前記T字状先端部が当接する下面
    は、外方に向かうに従って上方に傾斜していることを特
    徴とする、マンホール用鉄蓋の施錠装置。
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