JP3154859B2 - マンホール用鉄蓋の施錠装置 - Google Patents

マンホール用鉄蓋の施錠装置

Info

Publication number
JP3154859B2
JP3154859B2 JP05778493A JP5778493A JP3154859B2 JP 3154859 B2 JP3154859 B2 JP 3154859B2 JP 05778493 A JP05778493 A JP 05778493A JP 5778493 A JP5778493 A JP 5778493A JP 3154859 B2 JP3154859 B2 JP 3154859B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
hook
iron cover
hole
iron
locking device
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP05778493A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH06248658A (ja
Inventor
幸夫 小島
孝 清水
利之 米津
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Chutetsukan KK
Original Assignee
Nippon Chutetsukan KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Chutetsukan KK filed Critical Nippon Chutetsukan KK
Priority to JP05778493A priority Critical patent/JP3154859B2/ja
Publication of JPH06248658A publication Critical patent/JPH06248658A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3154859B2 publication Critical patent/JP3154859B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Underground Structures, Protecting, Testing And Restoring Foundations (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、マンホール用鉄蓋の
施錠装置、特に、鉄蓋の強度低下を招くことなく、特定
形状の手鉤によって施錠の解除および開蓋を同時に行え
るマンホール用鉄蓋の施錠装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】受枠内に嵌め込まれる鉄蓋の従来施錠装
置について、図面を参照しながら説明する。図7は、従
来施錠装置によって鉄蓋が施錠された状態を示す断面
図、図8は、従来施錠装置によって鉄蓋の施錠が解除さ
れた状態を示す断面図である。
【0003】図7および図8において、1は、受枠、2
は、受枠1内に嵌め込まれた鉄蓋、3は、鉤である。ロ
ック金物3は、中央部に形成されたピン4が鉄蓋2の下
面に形成された溝5内に遊嵌されている。従って、ロッ
ク金物3は、ピン4を中心として回転し且つ溝5に沿っ
て移動可能である。6は、ロック金物3の上端に設けれ
た、鉄蓋2の周縁部に形成された開口7を塞ぐための閉
塞蓋、8は、ロック金物3の下端に形成されたフック、
9は、ロック金物3のフック8の位置に対応する受枠1
の内周面に形成されたフック受けである。
【0004】上述のように構成されている従来施錠装置
によれば、図8に示すように、バール10の先端を鉄蓋2
の開口7に差し込んで、閉塞蓋6を下方に押すと、ロッ
ク金物3は、ピン4を中心として図8中、反時計方向に
回転すると共に溝5に沿ってフック受け9から離れる方
向に移動する。これによって、フック8がフック受け9
から外れて鉄蓋2の施錠が解除される。この後、バール
10の先端を鉄蓋2の開口7に差し込んだ状態で、バール
10を下方に回動させれば、鉄蓋2をこじ開けることがで
きる。
【0005】一方、鉄蓋2を閉める場合には、単に、鉄
蓋2を受枠1内に嵌め込めば良い。即ち、水平状態にお
いてロック金物3が図7のような状態に復帰している鉄
蓋2を受枠1内に嵌め込むと、フック8がフック受け9
に当接することによって、ロック金物3は、溝5に沿っ
てフック受け9から離れる方向に移動する。これによっ
て、フック8がフック受け9を乗り越えると、今度はロ
ック金物3は、ピン4を中心として、その自重によって
図7中、時計方向に回転する。これによって、フック8
がフック受け9に係合して鉄蓋2は施錠される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来施錠装置は、次のような問題を有している。 バール10によって鉄蓋2をこじ開けた後、別の手鉤
孔に手鉤を挿入して鉄蓋2を開けなければならず、鉄蓋
2を開けるのに手間と時間がかかる。 鉄蓋2の周縁部に閉塞蓋6用の開口7が形成されて
いるので、鉄蓋2の強度が低下する。
【0007】従って、この発明の目的は、鉄蓋の強度低
下を招くことなく、特定形状の手鉤によって施錠の解除
および開蓋を同時に行えるマンホール用鉄蓋の施錠装置
を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】この発明は、受枠内に嵌
め込まれる鉄蓋を施錠するための、マンホール用鉄蓋の
施錠装置において、上部が前記鉄蓋の周縁より若干内方
によった前記鉄蓋の下部位置に軸着された、施錠用フッ
クを有するロック金物と、前記受枠の内周面に形成され
た、前記フックに係合するフック受けと、前記ロック金
物の取付位置に対応する前記鉄蓋の上面に、前記鉄蓋の
径方向に形成された手鉤孔とからなり、前記ロック金物
は、上部に、前記手鉤孔内に挿入される手鉤の球状先端
部と当接する突起を有し、下部に、前記フックが形成さ
れた重錘を有し、前記フックと反対側の側部に、ロック
解除時において前記手鉤の前記球状先端部が入り込む空
間を有し、前記手鉤孔は、平行孔部と、前記手鉤孔の内
方端部に形成され、前記平行孔部の幅寸法より広い径を
有する円形孔部とからなり、前記手鉤の球状先端部が摺
動する前記手鉤孔の下面は、外方に向かうに従って上方
に傾斜していることに特徴を有するものである。
【0009】
【作用】この発明によれば、平行孔部および円形孔部か
らなる手鉤孔の下面にテーパーを付け、鉄蓋下部に軸着
される施錠用ロック金物を、上部に、手鉤の先端球状部
に当接する突起を有し、下部に、受枠のフック受けと係
合するフックを有し、前記フックと反対側の側部に、開
蓋時に前記先端球状部が入り込む空間を有するものによ
り構成することによって、先端球状部を有する手鉤のみ
よって、施錠の解除および開蓋が同時に行える。
【0010】
【実施例】次に、この発明の、マンホール用鉄蓋の施錠
装置の一実施態様を、図面を参照しながら説明する。
【0011】図1は、この発明の、マンホール用鉄蓋の
施錠装置によって鉄蓋が施錠された状態を示す断面図、
図2は、同施錠装置の鉤を示す斜視図、図3は、同施錠
装置の手鉤孔を示す斜視図、図4は、同施錠装置によっ
て鉄蓋の施錠が解除される初期状態を示す断面図、図5
は、同施錠装置によって鉄蓋の施錠が解除された状態を
示す断面図、図6は、同施錠装置の手鉤孔に別の形状の
手鉤が挿入された状態を示す断面図である。
【0012】図1から図6において、11は、受枠、12
は、受枠11内に嵌め込まれた鉄蓋、13は、図2に示すよ
うに、上部が鉄蓋12の周縁より若干内方によった鉄蓋12
の下部位置にピン13A によって軸着されたロック金物で
ある。ロック金物13は、上部に、後述する手鉤孔内に挿
入される手鉤14の球状先端部14A と当接する突起13B を
有し、下部に、後述するフック受けに係合するフック13
C が形成された重錘13Dを有し、そして、フック13C と
反対側の側部に、ロック解除時において手鉤14の球状先
端部14A が入り込む空間13E を有している。フック13C
の下面(P) は、曲面状に形成されている。これは、鉄蓋
12を閉じる際に、前記フック受けの回避のために、フッ
ク13C の下面(P) と前記フック受けとの当接によって、
ロック金物13を円滑に回転させるためである。
【0013】15は、受枠11の内周面に形成された、フッ
ク13C と係合するフック受け、16は、図3に示すよう
に、ロック金物13の取付位置に対応する鉄蓋12の上面
に、鉄蓋12の径方向に形成された手鉤孔である。手鉤孔
16は、平行孔部16A と、手鉤孔16の内方端部に形成され
た、平行孔部16A の幅寸法より広い径を有する円形孔部
16B とからなっている。鉄蓋12を開ける際、手鉤14の球
状先端部14A が摺動する、手鉤孔16の下面(S) は、外方
に向かうに従って上方に傾斜している。円形孔部16B の
径は、手鉤14の球状先端部14A の径に比べて大きく、平
行孔部16A の幅は、手鉤14の握り部(棒状部)の幅に比
べて広く、且つ、手鉤14の球状先端部14A の径よりも狭
い。従って、円形孔部16B から手鉤孔16内に挿入された
手鉤14は、手鉤孔16内から抜け出ることなく手鉤孔16内
において自在に移動する。
【0014】以上のように構成されている、この発明
の、マンホール用鉄蓋の施錠装置によれば、以下のよう
にして、鉄蓋12の開閉が行われる。即ち、図1に示すよ
うに、手鉤14の球状先端部14A を手鉤孔16の円形孔部16
B 内に挿入し、図4に示すように、手鉤14を手前(図4
中、A方向)に引き上げる。これによって、手鉤14は、
手鉤孔16の傾斜した下面(S) に沿って摺動し、手鉤14の
球状先端部14A がロック金物13の突起13B に当たる。こ
の結果、ロック金物13は、ピン13A を中心として、図4
中、B方向に回転する。
【0015】手鉤14を更に引き上げると、図5に示すよ
うに、ロック金物13が更に回転して、ロック金物13のフ
ック13C と受枠11のフック受け15との係合が完全に解除
される。この場合、手鉤14の球状先端部14A は、ロック
金物13の空間13D 内に入り込むのでロック金物13は、そ
の重錐13D が鉄蓋12の下面に当たるまで回転する。そし
て、この状態で、更に、手鉤14を引き上げれば、鉄蓋12
を開くことができる。このように、鉄蓋の施錠の解除と
開蓋とがほぼ同時に行える。
【0016】一方、鉄蓋12を閉じるには、単に、受枠11
内に鉄蓋12を嵌め込めば良い。即ち、鉄蓋12を受枠11内
に嵌め込むことによって、ロック金物13は、そのフック
13Cの下面(P) が受枠11のフック受け15の上面に当た
り、回転することによってフック受け15を回避し(乗り
越え)、この後、図1に示すように、重錐13D の作用に
よって逆方向に回転して施錠状態に戻る。
【0017】この発明によれば、図6に示すように、手
鉤14として従来使用されている先端に板状の突片17A を
有する手鉤17によっては、鉄蓋12を容易に開くことがで
きない。何故なら、このような形状の手鉤17の突片17A
は、円形孔部16B の内壁とロック金物13の突起13B の上
面とに接触するので、手鉤孔16内に完全に挿入すること
はできず、手鉤17を手前に引き上げても手鉤17の突片17
A によってロック金物13が回転せず、施錠の解除が容易
に行われないからである。
【0018】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、平行孔部および円形孔部によって構成される手鉤孔
の下面にテーパーを付け、鉄蓋下部に軸着される施錠用
ロック金物を、上部に、手鉤の先端球状部に当接する突
起を有し、下部に、受枠のフック受けと係合するフック
を有し、前記フックと反対側の側部に、開蓋時に前記先
端球状部が入り込む空間を有するものにより構成するこ
とによって、先端球状部を有する手鉤のみよって、鉄蓋
の施錠の解除および開蓋が同時に行え、しかも、手鉤孔
は、鉄蓋の縁部に形成されておらず、鉄蓋縁部から鉄蓋
中央部によった位置に形成されているので、鉄蓋の強度
が低下することはない等、種々の有用な効果がもたらさ
れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の、マンホール用鉄蓋の施錠装置によ
って鉄蓋が施錠された状態を示す断面図である。
【図2】この発明の、マンホール用鉄蓋の施錠装置の鉤
を示す斜視図である。
【図3】この発明の、マンホール用鉄蓋の施錠装置の手
鉤孔を示す斜視図である。
【図4】この発明の、マンホール用鉄蓋の施錠装置によ
って鉄蓋の施錠が解除される初期状態を示す断面図であ
る。
【図5】この発明の、マンホール用鉄蓋の施錠装置によ
って鉄蓋の施錠が解除された状態を示す断面図である。
【図6】この発明の、マンホール用鉄蓋の施錠装置の手
鉤孔に別の形状の手鉤が挿入された状態を示す断面図で
ある。
【図7】従来施錠装置によって鉄蓋が施錠された状態を
示す断面図である。
【図8】従来施錠装置によって鉄蓋の施錠が解除された
状態を示す断面図である。
【符号の説明】
1:受枠、 2:鉄蓋、 3:ロック金物、 4:ピン、 5:溝、 6:閉塞蓋、 7:開口、 8:フック、 9:フック受け、 10:バール、 12:鉄蓋、 13:ロック金物、 13A:ピン、 13B:突起、 13C:フック、 13D:重錐、 13E:空間、 14:手鉤、 14A:球状先端部、 15:フック受け、 16:手鉤孔、 16A:平行孔部、 16B:円形孔部、 17:別の手鉤、 17A:突片。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 実開 平2−6754(JP,U) 実開 昭63−45857(JP,U) 実開 昭63−190340(JP,U) 実開 平4−1243(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) E02D 29/14

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 受枠内に嵌め込まれる鉄蓋を施錠するた
    めの、マンホール用鉄蓋の施錠装置において、上部が前
    記鉄蓋の周縁より若干内方によった前記鉄蓋の下部位置
    に軸着された、施錠用フックを有するロック金物と、前
    記受枠の内周面に形成された、前記フックに係合するフ
    ック受けと、前記ロック金物の取付位置に対応する前記
    鉄蓋の上面に、前記鉄蓋の径方向に形成された手鉤孔と
    からなり、前記ロック金物は、上部に、前記手鉤孔内に
    挿入される手鉤の球状先端部と当接する突起を有し、下
    部に、前記フックが形成された重錘を有し、前記フック
    と反対側の側部に、ロック解除時において前記手鉤の前
    記球状先端部が入り込む空間を有し、前記手鉤孔は、平
    行孔部と、前記手鉤孔の内方端部に形成され、前記平行
    孔部の幅寸法より広い径を有する円形孔部とからなり、
    前記手鉤の球状先端部が摺動する前記手鉤孔の下面は、
    外方に向かうに従って上方に傾斜していることを特徴と
    する、マンホール用鉄蓋の施錠装置。
JP05778493A 1993-02-23 1993-02-23 マンホール用鉄蓋の施錠装置 Expired - Fee Related JP3154859B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP05778493A JP3154859B2 (ja) 1993-02-23 1993-02-23 マンホール用鉄蓋の施錠装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP05778493A JP3154859B2 (ja) 1993-02-23 1993-02-23 マンホール用鉄蓋の施錠装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH06248658A JPH06248658A (ja) 1994-09-06
JP3154859B2 true JP3154859B2 (ja) 2001-04-09

Family

ID=13065511

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP05778493A Expired - Fee Related JP3154859B2 (ja) 1993-02-23 1993-02-23 マンホール用鉄蓋の施錠装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3154859B2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPH06248658A (ja) 1994-09-06

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2724297B2 (ja) コンテナ用ドア閉鎖ロッドの施錠装置
US5303971A (en) Tailgate release handle security device
JP3154859B2 (ja) マンホール用鉄蓋の施錠装置
JP3195845B2 (ja) マンホール用鉄蓋の施錠装置
JPH0686425A (ja) ロック構造
JP2740641B2 (ja) マンホール用鉄蓋の施錠装置
JP2992230B2 (ja) マンホール用鉄蓋の施錠装置
JPS625092Y2 (ja)
JPH083468Y2 (ja) マンホール用施錠装置
JPH10140591A (ja) マンホール用鉄蓋の施錠装置
JP2827177B2 (ja) 地下構造物用錠装置
JP2643075B2 (ja) マンホール用鉄蓋の蝶番
JP4761604B2 (ja) 天井点検口
JP3088987B2 (ja) 地下構造物用錠装置
JP2520518Y2 (ja) マンホール用鉄蓋の施錠装置
JP2723425B2 (ja) 自動販売機の扉体施錠装置
JPH076203Y2 (ja) マンホール用鉄蓋の施錠装置
JP3437824B2 (ja) 蓋体開口の閉塞装置
JPS609064Y2 (ja) 燃料供給口の蓋体
JPH0726427Y2 (ja) マンホール用鉄蓋の施錠具
JP2001049910A (ja) 開口部ロック装置
JPH083625Y2 (ja) 扉用錠
JPS621319Y2 (ja)
JPH0631079Y2 (ja) ロックハンドル装置
JP2536121Y2 (ja) マンホール用鉄蓋の施錠装置

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees