JP2827177B2 - 地下構造物用錠装置 - Google Patents
地下構造物用錠装置Info
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- JP2827177B2 JP2827177B2 JP8034418A JP3441896A JP2827177B2 JP 2827177 B2 JP2827177 B2 JP 2827177B2 JP 8034418 A JP8034418 A JP 8034418A JP 3441896 A JP3441896 A JP 3441896A JP 2827177 B2 JP2827177 B2 JP 2827177B2
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Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、枠体の開口を閉塞
する蓋体を枠体に開閉可能に取り付ける蝶番機構と、蓋
体と枠体とを施錠する錠機構とを具備し、閉蓋状態にあ
る蓋体を引き上げながら解錠及び開蓋作業を行なう地下
構造物用錠装置に関するものである。
する蓋体を枠体に開閉可能に取り付ける蝶番機構と、蓋
体と枠体とを施錠する錠機構とを具備し、閉蓋状態にあ
る蓋体を引き上げながら解錠及び開蓋作業を行なう地下
構造物用錠装置に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】蓋体を枠体に蝶番機構と錠機構を用いて
繋止し、蓋体が枠体から離脱するのを防止するようにし
た地下構造物は例えば実公昭６０−２０６７４号、同６
０−２０６７５号等に開示されているように従来公知で
ある。この型の地下構造物は枠体の開口の直径方向の線
上に蝶番機構と錠機構を配置した構造を有する。
繋止し、蓋体が枠体から離脱するのを防止するようにし
た地下構造物は例えば実公昭６０−２０６７４号、同６
０−２０６７５号等に開示されているように従来公知で
ある。この型の地下構造物は枠体の開口の直径方向の線
上に蝶番機構と錠機構を配置した構造を有する。
【０００３】しかしこのような構造の場合、水流が内部
からあふれ出し、その勢いで蓋体を押し上げる力が作用
すると、蓋体が左右にふらつく問題がある。その結果水
勢によって蓋体が枠体から外れるおそれがあり、従って
浮上防止効果を保証することができないという問題があ
る。
からあふれ出し、その勢いで蓋体を押し上げる力が作用
すると、蓋体が左右にふらつく問題がある。その結果水
勢によって蓋体が枠体から外れるおそれがあり、従って
浮上防止効果を保証することができないという問題があ
る。
【０００４】また錠機構を有する地下構造物では、解錠
用の工具を挿し込む挿込口から水が内部へ侵入するおそ
れがある。このため蓋体を周方向へ回動させる操作で施
錠、解錠を行なう技術が開発された。実公平６−３８９
２１号、実公平７−１５８８０号がそれであり、工具の
挿込口は内部に通じていないため防水効果を期待するこ
とができる。
用の工具を挿し込む挿込口から水が内部へ侵入するおそ
れがある。このため蓋体を周方向へ回動させる操作で施
錠、解錠を行なう技術が開発された。実公平６−３８９
２１号、実公平７−１５８８０号がそれであり、工具の
挿込口は内部に通じていないため防水効果を期待するこ
とができる。
【０００５】上記考案によって防水機能を改良すること
ができる。しかし蝶番機構と錠機構がほぼ直径方向の線
上に配置されているため、完全な浮上効果を期待できな
い点では前述の例と同様である。
ができる。しかし蝶番機構と錠機構がほぼ直径方向の線
上に配置されているため、完全な浮上効果を期待できな
い点では前述の例と同様である。
【０００６】
【発明が解決しようとする課題】本発明は前記の点に着
目してなされたもので、その課題は蓋体を押し上げるよ
うな力が働らいた場合でも蓋体を安定に繋止することが
でき、かつまた蓋体を回動させる方式でなくても有効な
防水効果が発揮されるようにすることである。
目してなされたもので、その課題は蓋体を押し上げるよ
うな力が働らいた場合でも蓋体を安定に繋止することが
でき、かつまた蓋体を回動させる方式でなくても有効な
防水効果が発揮されるようにすることである。
【０００７】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
本発明は、蝶番機構と錠機構によって蓋体１０を枠体３
０に繋止可能とした地下構造物において、蝶番機構４０
を通る蓋体移動方向の線を中心としてほぼ対称な位置に
少なくとも２組の錠機構２０を設置するとともに、各錠
機構２０の一部として、蓋体１０の引き上げによって蓋
体内方へ後退可能な鉤部材２１を蓋体下部に設け、蓋体
１０の前記開蓋作業時に鉤部材２１と接し、それが施錠
状態にある鉤部材２１を枠体３０の錠止部３１から外す
ように誘導する案内面３２を枠体３０の内側に設けると
いう手段を講じたものである。
本発明は、蝶番機構と錠機構によって蓋体１０を枠体３
０に繋止可能とした地下構造物において、蝶番機構４０
を通る蓋体移動方向の線を中心としてほぼ対称な位置に
少なくとも２組の錠機構２０を設置するとともに、各錠
機構２０の一部として、蓋体１０の引き上げによって蓋
体内方へ後退可能な鉤部材２１を蓋体下部に設け、蓋体
１０の前記開蓋作業時に鉤部材２１と接し、それが施錠
状態にある鉤部材２１を枠体３０の錠止部３１から外す
ように誘導する案内面３２を枠体３０の内側に設けると
いう手段を講じたものである。
【０００８】
【発明の実施の形態】本発明は、枠体３０の開口３９を
閉塞する蓋体１０を枠体３０に開閉可能に取り付ける蝶
番機構４０と、蓋体１０と枠体３０とを施錠する複数組
の錠機構２０を具備した地下構造物における錠装置に関
するものである。
閉塞する蓋体１０を枠体３０に開閉可能に取り付ける蝶
番機構４０と、蓋体１０と枠体３０とを施錠する複数組
の錠機構２０を具備した地下構造物における錠装置に関
するものである。
【０００９】蝶番機構４０は、枠体３０の開口内に設け
られた嵌合口４１と、蓋体１０の縁部下面に軸支された
蝶番金具４２とを有する。開蓋作業の際、蓋体１０は閉
蓋状態からこじ上げて外し、その後、蝶番金具４２を嵌
合口４１から引き抜く方向、例えば図１の矢印Ａの方向
へ蓋体を移動させる。つまり蓋体１０は枠体３０の開口
縁３８の上に引き上げられる。また、従来の蝶番機構と
同様、開蓋状態では蓋体１０を反転乃至旋回させること
ができる。
られた嵌合口４１と、蓋体１０の縁部下面に軸支された
蝶番金具４２とを有する。開蓋作業の際、蓋体１０は閉
蓋状態からこじ上げて外し、その後、蝶番金具４２を嵌
合口４１から引き抜く方向、例えば図１の矢印Ａの方向
へ蓋体を移動させる。つまり蓋体１０は枠体３０の開口
縁３８の上に引き上げられる。また、従来の蝶番機構と
同様、開蓋状態では蓋体１０を反転乃至旋回させること
ができる。
【００１０】錠機構２０は、そのような蓋体１０の移動
方向に対してほぼ対称な位置に少なくとも２組設置す
る。図示の実施例のような円形のマンホールの場合、円
形の中心と蝶番機構４０とを通る直径方向の線を中心と
して左右対称に配置し、蝶番機構４０と２箇所の錠機構
２０の計３箇所で蓋体１０を繋止可能にする。なお図１
の例において各機構４０、２０、２０は１２０度間隔で
配置されている。錠機構２０は勿論２箇所に限らない
が、繋止を３点で行なうのが最も安定を得易く、かつ合
理的でもある。
方向に対してほぼ対称な位置に少なくとも２組設置す
る。図示の実施例のような円形のマンホールの場合、円
形の中心と蝶番機構４０とを通る直径方向の線を中心と
して左右対称に配置し、蝶番機構４０と２箇所の錠機構
２０の計３箇所で蓋体１０を繋止可能にする。なお図１
の例において各機構４０、２０、２０は１２０度間隔で
配置されている。錠機構２０は勿論２箇所に限らない
が、繋止を３点で行なうのが最も安定を得易く、かつ合
理的でもある。
【００１１】各錠機構２０は鉤部材２１を有する。鉤部
材２１は、蓋体１０の前記移動によって蓋体内方へ後退
可能なように、蓋体下部に取り付けられる。その後退方
向は円形マンホールの場合、蓋体１０の概ね中心方向で
あり（図１の矢印Ｂ参照）、従って鉤部材２１は円周方
向の軸２２の周りに回転可能に蓋体下面の軸受部１１に
軸支される。軸受部１１は左右に設けられ、夫々に軸支
した軸２２の一方は一部が取り付けのため露出状とさ
れ、そこをねじ頭部のような止め具２３で塞ぎ、抜け止
めとしている。
材２１は、蓋体１０の前記移動によって蓋体内方へ後退
可能なように、蓋体下部に取り付けられる。その後退方
向は円形マンホールの場合、蓋体１０の概ね中心方向で
あり（図１の矢印Ｂ参照）、従って鉤部材２１は円周方
向の軸２２の周りに回転可能に蓋体下面の軸受部１１に
軸支される。軸受部１１は左右に設けられ、夫々に軸支
した軸２２の一方は一部が取り付けのため露出状とさ
れ、そこをねじ頭部のような止め具２３で塞ぎ、抜け止
めとしている。
【００１２】鉤部材２１は蓋体下面に軸支され吊り下げ
られた状態で、枠体３０の開口３９内に突出する錠止部
３１の下に位置する鉤片２４を先端に有する。鉤片２４
と錠止部３１との間には上下の間隔があり、この間隔
分、蓋体１０は上方へ移動可能である。これと同様に蝶
番機構４０の蝶番金具４２も外れずに嵌合口内を上方へ
移動可能である。
られた状態で、枠体３０の開口３９内に突出する錠止部
３１の下に位置する鉤片２４を先端に有する。鉤片２４
と錠止部３１との間には上下の間隔があり、この間隔
分、蓋体１０は上方へ移動可能である。これと同様に蝶
番機構４０の蝶番金具４２も外れずに嵌合口内を上方へ
移動可能である。
【００１３】例示の鉤部材２１は付勢手段２５として錘
を有し、該手段２５により鉤部材２１は、凹状の前面２
６が、枠体内側に接近し、また鉤片２４が枠体３０の内
側面３４に接するような方向へ付勢される。３３は錠止
部３１を提供している鍔部であり、該鍔部３３は内方を
下向きに傾斜させ、閉蓋時の鉤片誘導による自動施錠
と、錠止の確実化を図っている。
を有し、該手段２５により鉤部材２１は、凹状の前面２
６が、枠体内側に接近し、また鉤片２４が枠体３０の内
側面３４に接するような方向へ付勢される。３３は錠止
部３１を提供している鍔部であり、該鍔部３３は内方を
下向きに傾斜させ、閉蓋時の鉤片誘導による自動施錠
と、錠止の確実化を図っている。
【００１４】鉤片２４つまり鉤部材先端の係止部が接触
する枠体３０の内側面３４には、蓋体１０の前記移動に
よって、施錠状態にある鉤部材２１を蓋体内方へ後退可
能にするための案内面３２を設ける。この案内面３２
は、開蓋時に蓋体１０を引き上げた際、鉤部材２１を誘
導することにより、鉤部材２１（の先端の鉤片２４）を
錠止部３１から外す方向へ作用するものである。そのた
め案内面３２は、施錠状態で鉤部材２１の先端が位置す
る下部３２ａよりも上部３２ｂの方が径方向内方に位置
する関係に傾斜した面に形成する（図２）。つまり上部
が内方ヘ張り出した、いわゆるオーバーハング状の傾斜
面とする。
する枠体３０の内側面３４には、蓋体１０の前記移動に
よって、施錠状態にある鉤部材２１を蓋体内方へ後退可
能にするための案内面３２を設ける。この案内面３２
は、開蓋時に蓋体１０を引き上げた際、鉤部材２１を誘
導することにより、鉤部材２１（の先端の鉤片２４）を
錠止部３１から外す方向へ作用するものである。そのた
め案内面３２は、施錠状態で鉤部材２１の先端が位置す
る下部３２ａよりも上部３２ｂの方が径方向内方に位置
する関係に傾斜した面に形成する（図２）。つまり上部
が内方ヘ張り出した、いわゆるオーバーハング状の傾斜
面とする。
【００１５】例示した案内面３２は傾斜と曲面とを組み
合わせた面、即ち凹状の彎曲傾斜面から成っている（図
２等の印影参照）。傾斜が連続的な彎曲面に形成してあ
るため、枠体３０の円筒形の内側面３４から案内面３２
へかけての境界部及び案内面３２の移動時のいずれのと
きも鉤片２４は滑らかに移動する。また、例示の案内面
３２は、下部より上部へ向かうにつれて曲率がゆるくな
る（曲率半径が大きくなる）ようにした、ほぼ円錐曲面
状を有する。このため鉤片２４は、下部つまり開蓋の初
期から案内面３２を離脱するまで、滑らかに移動する。
合わせた面、即ち凹状の彎曲傾斜面から成っている（図
２等の印影参照）。傾斜が連続的な彎曲面に形成してあ
るため、枠体３０の円筒形の内側面３４から案内面３２
へかけての境界部及び案内面３２の移動時のいずれのと
きも鉤片２４は滑らかに移動する。また、例示の案内面
３２は、下部より上部へ向かうにつれて曲率がゆるくな
る（曲率半径が大きくなる）ようにした、ほぼ円錐曲面
状を有する。このため鉤片２４は、下部つまり開蓋の初
期から案内面３２を離脱するまで、滑らかに移動する。
【００１６】案内面３２は蓋体１０の開蓋移動の際に鉤
部材２１を内方へ後退させることができれば、曲面でな
くても良いし、曲面で構成する場合にも、例示のような
円錐曲面状とせず、他の曲面としても良い。図２におい
て、３５は逃げ面であり、鉤部材２１の引掛かりを完全
になくすため案内面３２の離脱側の角部を斜めに切除し
た部分である。３６は挿込口（手鍵穴）であり、蓋体１
０の蝶番機構４０を通る移動（直径）方向の線上に設け
られ、また袋穴構造を持っているので、蓋体１０は防水
効果を発揮する。
部材２１を内方へ後退させることができれば、曲面でな
くても良いし、曲面で構成する場合にも、例示のような
円錐曲面状とせず、他の曲面としても良い。図２におい
て、３５は逃げ面であり、鉤部材２１の引掛かりを完全
になくすため案内面３２の離脱側の角部を斜めに切除し
た部分である。３６は挿込口（手鍵穴）であり、蓋体１
０の蝶番機構４０を通る移動（直径）方向の線上に設け
られ、また袋穴構造を持っているので、蓋体１０は防水
効果を発揮する。
【００１７】このような構成を有する本発明の装置にお
いて、閉蓋時、錠機構２０はその鉤片２４が錠止部３１
の直下に位置した施錠状態にある。この状態は図３乃至
図５に示されている。この施錠状態では、蓋体１０を蝶
番機構４０と２箇所の錠機構２０、２０の計３箇所で枠
体３０に繋止可能であるから、溢流水により蓋体１０を
押し上げる力が作用しても、３点保持の態勢でそれに対
抗する。
いて、閉蓋時、錠機構２０はその鉤片２４が錠止部３１
の直下に位置した施錠状態にある。この状態は図３乃至
図５に示されている。この施錠状態では、蓋体１０を蝶
番機構４０と２箇所の錠機構２０、２０の計３箇所で枠
体３０に繋止可能であるから、溢流水により蓋体１０を
押し上げる力が作用しても、３点保持の態勢でそれに対
抗する。
【００１８】開蓋のためには手鍵のような工具を挿込口
３６に挿し込み、蓋体１０をこじ上げる。蓋体１０を引
き上げながら矢印Ａで示す方向へ引き寄せると、蓋体１
０に設けられている少なくとも２箇所の鉤部材２１、２
１も案内面３２を下部３２ａから上部３２ｂへ移動す
る。案内面３２は上部３２ｂがオーバーハング状に径方
向内方へ張り出しているため、上方へ移動する鉤部材２
１、２１は夫々案内面３２、３２により内方へ押され、
鉤片２４の先端は上部３２ｂまで誘導され、該上部３２
ｂは錠止部３１の内方端部３７にほぼ一致しているの
で、鉤片２４の先端はこの内方端部３７の内側を回り込
み得る（図６乃至図８）。
３６に挿し込み、蓋体１０をこじ上げる。蓋体１０を引
き上げながら矢印Ａで示す方向へ引き寄せると、蓋体１
０に設けられている少なくとも２箇所の鉤部材２１、２
１も案内面３２を下部３２ａから上部３２ｂへ移動す
る。案内面３２は上部３２ｂがオーバーハング状に径方
向内方へ張り出しているため、上方へ移動する鉤部材２
１、２１は夫々案内面３２、３２により内方へ押され、
鉤片２４の先端は上部３２ｂまで誘導され、該上部３２
ｂは錠止部３１の内方端部３７にほぼ一致しているの
で、鉤片２４の先端はこの内方端部３７の内側を回り込
み得る（図６乃至図８）。
【００１９】かくして、蓋体１０をさらに矢印Ａで示す
方向、即ち蝶番機構４０を通る直径方向外方へ移動させ
ることで鉤部材２１は解錠され、蓋体１０を開口縁３８
の上へ完全に乗り上げさせ、開蓋状態にすることができ
る。
方向、即ち蝶番機構４０を通る直径方向外方へ移動させ
ることで鉤部材２１は解錠され、蓋体１０を開口縁３８
の上へ完全に乗り上げさせ、開蓋状態にすることができ
る。
【００２０】
【発明の効果】本発明は以上の如く構成されかつ作用す
るものであるから、少なくとも２組の錠機構２０、２０
と１組の蝶番機構４０とによって蓋体１０を完全に枠体
３０に繋止することができるので、蓋体１０にそれを押
し上げるような力が加わった場合でも、蓋体１０を左右
にふらつかせず、安定な状態を維持した浮上防止効果が
得られ、蓋体を回動させる方式でなくても有効な防水効
果を発揮する。なお、この種の地下構造物の枠体には蝶
番機構を通る直径方向の線上に切欠を形成したものが存
在するが、本発明はそのような枠体に対しても実施可能
であり、枠体構造の共用化を推進することもできる。
るものであるから、少なくとも２組の錠機構２０、２０
と１組の蝶番機構４０とによって蓋体１０を完全に枠体
３０に繋止することができるので、蓋体１０にそれを押
し上げるような力が加わった場合でも、蓋体１０を左右
にふらつかせず、安定な状態を維持した浮上防止効果が
得られ、蓋体を回動させる方式でなくても有効な防水効
果を発揮する。なお、この種の地下構造物の枠体には蝶
番機構を通る直径方向の線上に切欠を形成したものが存
在するが、本発明はそのような枠体に対しても実施可能
であり、枠体構造の共用化を推進することもできる。
【図１】本発明に係る地下構造物用錠装置の平面説明
図。
図。
【図２】同上装置の案内面を一部破断して示す斜視図。
【図３】閉蓋、施錠状態の本装置の縦断面図。
【図４】同上の内面図。
【図５】同じく下面図。
【図６】開蓋、解錠中の本装置の縦断面図。
【図７】同上の内面図。
【図８】同じく下面図。
Claims (4)
- 【請求項１】 枠体の開口を閉塞する蓋体を枠体に開閉
可能に取り付ける蝶番機構と、蓋体と枠体とを施錠する
錠機構とを具備し、閉蓋状態にある蓋体を引き上げなが
ら解錠及び開蓋作業を行なう地下構造物用錠装置であっ
て、蝶番機構４０を通る蓋体移動方向の線を中心として
ほぼ対称な位置に少なくとも２組の錠機構２０を設置す
るとともに、各錠機構２０の一部として、蓋体１０の引
き上げによって蓋体内方へ後退可能な鉤部材２１を蓋体
下部に設け、蓋体１０の前記開蓋作業時に鉤部材２１と
接し、それが施錠状態にある鉤部材２１を枠体３０の錠
止部３１から外すように誘導する案内面３２を枠体３０
の内側に設けたことを特徴とする地下構造物用錠装置。 - 【請求項２】 錠機構２０は２組設置されており、それ
らと蝶番機構４０とがほぼ均等な角度間隔で配置され、
蓋体１０を枠体３０に３点で均等に繋止した構成を有す
る請求項第１項記載の地下構造物用錠装置。 - 【請求項３】 案内面３２は、施錠状態で鉤部材２１の
先端が位置する下部３２ａよりも上部３２ｂの方が径方
向内方に位置する関係を有する傾斜面から成る請求項第
１項記載の地下構造物用錠装置。 - 【請求項４】 案内面３２は、凹状の円錐曲面から成る
請求項第３項記載の地下構造物用錠装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8034418A JP2827177B2 (ja) | 1996-01-29 | 1996-01-29 | 地下構造物用錠装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8034418A JP2827177B2 (ja) | 1996-01-29 | 1996-01-29 | 地下構造物用錠装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09203067A JPH09203067A (ja) | 1997-08-05 |
| JP2827177B2 true JP2827177B2 (ja) | 1998-11-18 |
Family
ID=12413664
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8034418A Expired - Lifetime JP2827177B2 (ja) | 1996-01-29 | 1996-01-29 | 地下構造物用錠装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2827177B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP4712335B2 (ja) * | 2004-09-07 | 2011-06-29 | 株式会社トミス | 鉄蓋連結構造 |
| JP4495708B2 (ja) * | 2006-10-02 | 2010-07-07 | 日本鋳鉄管株式会社 | 蓋の離脱防止構造 |
-
1996
- 1996-01-29 JP JP8034418A patent/JP2827177B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH09203067A (ja) | 1997-08-05 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
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