JP4712335B2 - 鉄蓋連結構造 - Google Patents

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Description

本発明は、地下に埋設される鉄筐やマンホールなどの構造体の上部に設けた鉄蓋受枠部に鉄蓋を開閉可能に装着するための鉄蓋連結構造に関する。
地下には水道、ガス、電気等を供給するための布設管が埋設されており、これらの布設管には制水弁などの制御弁やコネクターやブレーカー等の埋設機器が接続されており、これらの埋設機器を操作したり、保守点検するするために、マンホールや中空筐体から成る中空の構造体が埋設されている。
この埋設構造体の上端開口部には鉄蓋を開閉可能に嵌合支持するための受枠部が設けられている。この鉄蓋受枠部は、埋設構造体と一体に設けられる場合や、別の部材で形成される場合がある。前記鉄蓋は、その上面が路面と略同一面となるようにして前記受枠部の開口部に嵌合支持される。また、この鉄蓋は、前記受枠部に対して、兆番やチェーン等を介して開閉可能に連結されており、さらに、鉄蓋の路上への浮き上がりや飛散を防止するために、鉄蓋を閉じ位置に錠止するとともに鉄蓋を開くときに錠止を解除できるようなロック機構も使用されている
特開2001-055750 特開2001-055753 特開2001-146758
しかしながら、従来の鉄蓋連結構造においては、ロック機構を有する場合でも、大雨のときなどに埋設構造体内の水圧が上昇すると、水が噴出して鉄蓋が浮き上がったり、鉄蓋が路上に飛散するなどして、路上通行の安全に悪影響を及ぼすことがあった。また、鉄蓋が若干浮き上がった後に水圧が低下した場合でも、鉄蓋を元の位置に戻すことか困難であるという技術的課題もあった。
本発明はこのような課題に鑑みてなされたものであり、本発明の目的は、鉄蓋が使用される下水道マンホール等において大雨時などに水が溢れて鉄蓋が浮き上がるような場合でも、鉄蓋の飛散を防止するとともに、溢れる水をスムーズに放出してマンホール等の地下構造物内の水圧上昇を防止することができ、水圧が低下すると鉄蓋が元の位置に納まるような鉄蓋連結構造を提供することである。
本発明は、上記目的を達成するため、地下に埋設される構造体の上部に鉄蓋受枠部を設け、該鉄蓋受枠部の開口部に鉄蓋を開閉可能に装着する鉄蓋連結構造であって、前記鉄蓋を前記鉄蓋受枠部の開口部の周縁部に開閉可能に連結するために前記鉄蓋の周縁部に設けられた連結手段と、前記鉄蓋を開閉する工具を係合させるために前記鉄蓋の周縁部の前記連結手段と直径方向に相対向する部位に設けられた工具係合部と、を備えた鉄蓋連結構造において、前記鉄蓋受枠部の内面の前記連結手段と前記工具係合部とを結ぶ線と直交する方向の両側のそれぞれの部位に、前記連結手段と前記工具係合部とを結ぶ線と同方向に延びる方向に形成された張出部と、前記鉄蓋の内面の周縁部の前記連結手段と前記工具係合部とを結ぶ線と直交する方向の両側のそれぞれの部位に、前記張出部と係止可能に支持されたロック部材と、を備え、前記鉄蓋を前記開口部に嵌合させた鉄蓋閉じ状態では、前記ロック部材の係止部と前記張出部の下面との間に上下方向の間隔が形成され、前記鉄蓋は、前記連結手段により、鉄蓋閉じ状態から前記工具係合部を持ち上げて一定距離だけ移動可能に連結されており、前記各張出部は、前記鉄蓋の前記鉄蓋閉じ状態から前記工具係合部の方への所定距離の移動に伴う前記ロック部材の同方向の移動により該ロック部材と係止可能な部位が無くなるような、限定範囲に設けられ、前記鉄蓋を開閉する際の該鉄蓋の前記移動により、前記ロック部材は、前記張出部に係止可能なロック状態と、前記張出部から離脱して該鉄蓋を開放可能にするロック解除状態との間で自動的に切り替わることを特徴とする。
本発明によれば、鉄蓋が使用される下水道マンホール等において大雨時などに水が溢れて鉄蓋が浮き上がるような場合でも、鉄蓋の飛散を防止するとともに、溢れる水をスムーズに放出してマンホール等の地下構造物内の水圧上昇を防止することができ、水圧が低下すると鉄蓋が元の位置に納まるような鉄蓋連結構造が提供される。
以下、図面を参照して本発明の実施形態を具体的に説明する。なお、各図面を通して同一符号は同一又は対応部分を示すものである。図1は本発明を適用した鉄蓋連結構造を有する構造体の地上から見た平面図であり、図2は図1中の線2−2に沿った縦断面図であり、図3は図1中の線3−3に沿った縦断面図である。
図4は図2において鉄蓋を開けるとき又は内圧発生のときに鉄蓋が持ち上がった状態を示す縦断面図であり、図5は図3において鉄蓋を開けるとき又は内圧発生のときに鉄蓋が持ち上がった状態を示す縦断面図である。
図1〜図5において、水道、ガス、あるいは電気などの布設管の途中に設けられた制御弁などの埋設機器を収容するための中空状の構造体1の上端部には、一体的もしくはボルト締結等により鉄蓋受枠部2が設けられている。この鉄蓋受枠部2には、下内向きの円周勾配面から成る開口部3が形成され、この開口部3には鉄蓋4が開閉可能な状態で嵌合支持されている。なお、本実施形態では、受枠部2はマンホール等の埋設構造体1と一体に形成されているが、これは別部材で作ったものを組み付ける構成にしても良い。また、前記埋設構造体1は、1つの中空部材で構成しても良く、また、所定高さの環状部材を複数段積み重ねて構成しても良い。鉄蓋4の周縁部の相対向する部位、図示の例では直径上の180度で対向する部位に、鉄蓋4を鉄蓋受枠部2に対して開閉可能に連結する連結手段20と、鉄蓋4を開閉するためのバール等の工具を係合させるための工具係合部30が設けられている。
前記連結手段20は、棒状のロッド部材21の両端部を鉄蓋4と鉄蓋受枠部2に連結して構成されている。図示の例では、鉄蓋4側の連結部は、ロッド部材21の上端部に形成された軸部(又はピン部)22を鉄蓋4の突出部に形成された半径方向の長溝23(不図示)に係合させることで回動可能にかつ所定距離だけ水平方向にも相対移動可能な回動自在な継ぎ手で構成されている。一方、鉄蓋受枠部2側の連結部は、鉄蓋受枠部2の内面から張り出した棚部に形成された開口24にロッド部材21を挿通するとともに、該ロッド部材21の下端部に横方向に突出するストッパ(引っ掛かり部)を設ける構成の抜け止め構造で構成されている。そこで、ロッド部材21の下端部に設けられたストッパ部(突出部)が前記開口の下側にくるように該ロッド部材21を該開口に挿通させるとともに、該ロッド部材21の上端部を鉄蓋4側の連結部で連結することにより、該ロッド部材21は鉄蓋受枠部2に対してあらゆる方向に少なくとも一定量は移動可能な状態で抜け止め連結されている。
鉄蓋4の前記連結手段20と対向する部位に設けられた工具係合部30は、バール等の鉄蓋開閉用の工具(又は治具)を挿入して係合させるための開口32を有する空洞(又は凹部)31で形成されている。この空洞部31は、鉄蓋4の上面に形成された開口32を有する有底の空間で形成され、開口32の周縁部に工具を係合させることで鉄蓋4を持ち上げることができる構造になっている。工具係合部30を有底の空洞31で形成することにより、鉄蓋4における密閉性を向上させることで土砂や水の浸入の抑制(軽減)が図られている。
そこで、本実施形態においては、鉄蓋4の周縁部であって、前記連結手段20と前記工具係合部30とを結ぶ線と略直交する方向の両側のそれぞれの部位には、一対の鉄蓋ロック機構40が設けられている。相対向する位置に設けられた各鉄蓋ロック機構40は実質的に同じ構成をしており、構成については、主として一方の鉄蓋ロック機構40を取り上げて説明し、他方の鉄蓋ロック機構40についての説明は省略するか、又は簡略化して説明する。
図6は鉄蓋ロック機構40の縦断面図であり、図7は図6中の線7−7から見て鉄蓋受枠部のみを示す部分平面図であり、図8は図6中の線8−8から見て鉄蓋受枠部の内面のみを示す部分正面図であり、図9は図6中の線9−9から見て鉄蓋の裏面のみを示す部分下面図である。図6〜図9において、鉄蓋4の周縁部であって、連結手段20と工具係合部30とを結ぶ線(図1中の線2−2)と略直交する方向の両側のそれぞれの部位、すなわち図1中の線3−3上の両側の部位には、鉄蓋受枠部2の内部の張出部42と係止可能な係止部(フック)43を有するロック部材41が揺動可能に軸支されている。本実施形態における鉄蓋4は円形をしており、前記ロック部材41は、円形の鉄蓋4の弦方向に設けられた支軸44を中心に揺動可能に軸支されている。
前記ロック部材41は、全体として棒状をしており、鉄蓋4に設けられた軸45に装着されたばね付勢手段としての戻しばね(図示の例では捩じりコイルばね)46により、係止部43が張出部42に係止可能となる方向に付勢されている。また、図9に示すように、鉄蓋4の裏面には、前記ロック部材41の両側から突出する支軸44を回動可能に支持するための略コの字状の支持枠部47、すなわち鉄蓋ロック機構40の支持枠部が形成されており、ロック部材41はこの支持枠部47により両側の同軸上の軸部で揺動可能に支持されている。
そこで、一対の鉄蓋ロック機構40のそれぞれにおいて、前記張出部42は、連結手段20と工具係合部30とを結ぶ方向における鉄蓋4の一定量の移動に伴って、ロック部材41の係止部43が係止可能な張出部42が無くなるように、前記張出部42は限定された範囲にわたって直線状に形成されている。すなわち、本実施形態においては、鉄蓋4が鉄蓋受枠部2の開口部3に嵌合している状態、この状態から垂直に持ち上げられた状態、さらに工具係合部30の部位が持ち上がって図4に示すように一定の限定された距離(図7中の距離X)の範囲内で図7中の左方向(連結手段20から工具係合部30へ向かう方向)へ移動した状態では、係止部43が張出部42に係止又は係止可能となり、ロック部材41により鉄蓋4は鉄蓋受枠部2にロックされた状態に維持される。
一方、鉄蓋4の工具係合部30を鉄蓋受枠部4の上側まで持ち上げて隙間を設けた後(図4の状態)、該鉄蓋4の工具係合部30を鉄蓋受枠部2の外側へ向けて(図4中の左向き)、図7中の距離Xを超えて水平方向に移動させると、前記係止部43が前記張出部42から外れ、ロック部材41による鉄蓋4のロックが解除される。それにより、鉄蓋4は、連結手段20で鉄蓋受枠部2に連結されてはいるものの、開閉方向(垂直回動方向)及び水平回動方向に自由に移動させることが可能となる。つまり、マンホール内の機器の点検等に際し、鉄蓋4の開閉は容易にかつ確実に行うことができる。なお、本実施形態では、図7及び図8に示すように、鉄蓋受枠部2の内面であって張出部42の工具係合部30側の所定範囲の領域に、鉄蓋4を水平方向に移動させる際の係止部43との干渉を避けるための逃げ部48が形成されている。
鉄蓋を閉じる場合は、鉄蓋4を地上で移動させながら鉄蓋受枠2の開口部と嵌合する元の位置に戻すだけで良い。この鉄蓋閉じ作業も従来と同様に容易にかつ確実に行うことができる。この鉄蓋4を閉じる際には、ロック部材41は戻しばね46の付勢力に抗して鉄蓋受枠部2の張出部42を容易に通過することができ、それによって、鉄蓋4は自動的に元のロック状態(図3のロック状態)に戻される。
また、本実施形態では、鉄蓋4の工具係合部30は、該鉄蓋の上面に一体に形成されるとともに、該鉄蓋の下面とは連通されることなく完全に遮断されている。従って、鉄蓋4の周囲を開口部3に嵌合させて閉じた状態では、地上からの水や土砂の浸入を最小限に抑えることができる。
さらに、大雨のときなどに、下水道マンホール等の埋設構造体1の内部に水が溢れて内部の水圧が上昇した場合は、鉄蓋4は図4及び図5に示すような開放状態になり、内部の水を容易に放出することができ、水圧の上昇を確実に防止することができる。そして、鉄蓋4は開放時でも鉄蓋受枠部2に対してロック部材41により確実に連結されているので、水圧上昇等の非常時でも、鉄蓋は大きく移動することはなく、多少スライドする程度に抑えることができる。そして、水圧が下がると、鉄蓋4は自動的に元の位置(図2及び図3の状態)に納まることができる。また、鉄蓋4の浮上防止は、相対向する2箇所に配置された鉄蓋ロック機構40により行われるので、バランスよく安定した状態で効果的に鉄蓋4の一定以上の浮き上がり確実に阻止することができる。
以上説明した実施形態によれば、地下に埋設される構造体1の上部に鉄蓋受枠部2を設け、該鉄蓋受枠部の開口部3に鉄蓋4を開閉可能に装着する鉄蓋連結構造であって、前記鉄蓋を前記鉄蓋受枠部の開口部の周縁部に開閉可能に連結するために前記鉄蓋の周縁部に設けられた連結手段20と、前記鉄蓋を開閉する工具を係合させるために前記鉄蓋の周縁部の前記連結手段と直径方向に相対向する部位に設けられた工具係合部30と、を備えた鉄蓋連結構造において、前記鉄蓋受枠部の内面の前記連結手段と前記工具係合部とを結ぶ線と直交する方向の両側のそれぞれの部位に、前記連結手段と前記工具係合部とを結ぶ線と同方向に延びる方向に形成された張出部42と、前記鉄蓋の内面の周縁部の前記連結手段と前記工具係合部とを結ぶ線と直交する方向の両側のそれぞれの部位に、前記張出部と係止可能に支持されたロック部材41と、を備え、前記鉄蓋を前記開口部に嵌合させた鉄蓋閉じ状態では、前記ロック部材の係止部と前記張出部の下面との間に上下方向の間隔が形成され、前記鉄蓋は、前記連結手段により、鉄蓋閉じ状態から前記工具係合部を持ち上げて一定距離だけ移動可能に連結されており、前記各張出部は、前記鉄蓋の前記鉄蓋閉じ状態から前記工具係合部の方への所定距離の移動に伴う前記ロック部材の同方向の移動により該ロック部材と係止可能な部位が無くなるような、限定範囲に設けられ、前記鉄蓋を開閉する際の該鉄蓋の前記移動により、前記ロック部材は、前記張出部に係止可能なロック状態と、前記張出部から離脱して該鉄蓋を開放可能にするロック解除状態との間で自動的に切り替わるように構成されている。
以上の構成によれば、鉄蓋4が使用される下水道マンホール等において大雨時などに水が溢れて該鉄蓋が浮き上がるような場合でも、鉄蓋4の飛散を防止するとともに、溢れる水をスムーズに放出してマンホール等の構造体内部の水圧上昇を防止することができ、水圧が低下した後には鉄蓋4が元の位置に納まるような鉄蓋連結構造が提供される。
また、以上の実施形態では、ロック部材41は、ばね付勢手段46により、係止部43が張出部42に係止可能となる方向に付勢されている。従って、ロック部材41は、鉄蓋4を元の閉じ位置に戻す際にはばね付勢手段46に抗して内側へ揺動変位し、鉄蓋4を簡単に元の閉じ位置へ移動させることができる。そして、鉄蓋4が閉じ位置に戻されると、ロック部材41はばね付勢手段46により再びロック可能な位置へ戻され、鉄蓋4は自動的にロック状態になる。さらに、工具係合部30は、鉄蓋4の上面に開口32を有する有底の空洞部31で形成され、鉄蓋4の水や土砂に対する密閉性の向上が図られている。
本発明を適用した鉄蓋連結構造を有する埋設構造体の地上から見た平面図である。 図1中の線2−2に沿った縦断面図である。 図1中の線3−3に沿った縦断面図である。 図2において鉄蓋を開けるとき又は内圧発生のときに鉄蓋が持ち上がった状態を示す縦断面図である。 図3において鉄蓋を開けるとき又は内圧発生のときに鉄蓋が持ち上がった状態を示す縦断面図である。 図3中の鉄蓋ロック機構の縦断面図である。 図6中の線7−7から見て鉄蓋受枠部のみを示す部分平面図である。 図6中の線8−8から見て鉄蓋受枠部の内面のみを示す部分正面図である。 図6中の線9−9から見て鉄蓋の裏面のみを示す部分下面図である。
符号の説明
1 構造体(埋設構造体)
2 鉄蓋受枠部
3 開口部
4 鉄蓋
20 連結手段
21 ロッド部材
22 軸部(ピン部)
23 長溝
24 開口
25 ストッパ
30 工具係合部
31 空洞部
32 開口
40 鉄蓋ロック機構
41 ロック部材
42 張出部
43 係止部
44 支軸
45 軸
46 ばね付勢手段(戻しばね)
47 鉄蓋ロック機構の支持枠部
48 逃げ部

Claims (4)

  1. 地下に埋設される構造体の上部に鉄蓋受枠部を設け、該鉄蓋受枠部の開口部に鉄蓋を開閉可能に装着する鉄蓋連結構造であって、
    前記鉄蓋を前記鉄蓋受枠部の開口部の周縁部に開閉可能に連結するために前記鉄蓋の周縁部に設けられた連結手段と、前記鉄蓋を開閉する工具を係合させるために前記鉄蓋の周縁部の前記連結手段と直径方向に相対向する部位に設けられた工具係合部と、を備えた鉄蓋連結構造において、
    前記鉄蓋受枠部の内面の前記連結手段と前記工具係合部とを結ぶ線と直交する方向の両側のそれぞれの部位に、前記連結手段と前記工具係合部とを結ぶ線と同方向に延びる方向に形成された張出部と、
    前記鉄蓋の内面の周縁部の前記連結手段と前記工具係合部とを結ぶ線と直交する方向の両側のそれぞれの部位に、前記張出部と係止可能に支持されたロック部材と、
    を備え、
    前記鉄蓋を前記開口部に嵌合させた鉄蓋閉じ状態では、前記ロック部材の係止部と前記張出部の下面との間に上下方向の間隔が形成され、
    前記鉄蓋は、前記連結手段により、鉄蓋閉じ状態から前記工具係合部を持ち上げて一定距離だけ移動可能に連結されており、
    前記各張出部は、前記鉄蓋の前記鉄蓋閉じ状態から前記工具係合部の方への所定距離の移動に伴う前記ロック部材の同方向の移動により該ロック部材と係止可能な部位が無くなるような、限定範囲に設けられ、
    前記鉄蓋を開閉する際の該鉄蓋の前記移動により、前記ロック部材は、前記張出部に係止可能なロック状態と、前記張出部から離脱して該鉄蓋を開放可能にするロック解除状態との間で自動的に切り替わることを特徴とする鉄蓋連結構造。
  2. 前記ロック部材は、前記連結手段と前記工具係合部とを結ぶ線と同方向の支軸を中心に揺動可能に軸支されるとともに、前記張出部と係止可能な位置へばね付勢された状態で支持されていることを特徴とする請求項1に記載の鉄蓋連結構造。
  3. 前記鉄蓋受枠部の内面であって前記張出部の前記工具係合部側に、前記鉄蓋を移動させる際の前記ロック部材との干渉を避けるための逃げ部を形成することを特徴とする請求項1又は2に記載の鉄蓋連結構造。
  4. 前記工具係合部は、前記鉄蓋の上面に開口を有する有底の空洞部で形成されていることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の鉄蓋連結構造。
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