JP2003221836A - 鉄蓋用閉塞ロック構造 - Google Patents
鉄蓋用閉塞ロック構造Info
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- JP2003221836A JP2003221836A JP2002019714A JP2002019714A JP2003221836A JP 2003221836 A JP2003221836 A JP 2003221836A JP 2002019714 A JP2002019714 A JP 2002019714A JP 2002019714 A JP2002019714 A JP 2002019714A JP 2003221836 A JP2003221836 A JP 2003221836A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】鉄蓋が閉じ状態にあるときに、鉄蓋の工具挿入
用開口を閉塞するとともに鉄蓋を閉じ位置に確実にロッ
クすることができ、工具挿入用開口から埋設構造物内へ
の土砂等の侵入を効果的に防止するとともに、大きな振
動や衝撃が作用するときでも鉄蓋が不用意に開くことを
確実に無くすことができる鉄蓋用閉塞ロック構造を提供
する。 【構成】鉄蓋23の工具挿入用開口25を閉塞する閉塞
部37と、鉄蓋受け枠部22の掛止部36に掛止するこ
とで鉄蓋23を閉じ位置にロックするフック部35と、
を有する揺動部材31を鉄蓋23の裏面に移動可能かつ
揺動可能に保持し、揺動部材31を、ばね手段40によ
り、フック部35が掛止部36に掛止するロック位置へ
向けて常に付勢する。
用開口を閉塞するとともに鉄蓋を閉じ位置に確実にロッ
クすることができ、工具挿入用開口から埋設構造物内へ
の土砂等の侵入を効果的に防止するとともに、大きな振
動や衝撃が作用するときでも鉄蓋が不用意に開くことを
確実に無くすことができる鉄蓋用閉塞ロック構造を提供
する。 【構成】鉄蓋23の工具挿入用開口25を閉塞する閉塞
部37と、鉄蓋受け枠部22の掛止部36に掛止するこ
とで鉄蓋23を閉じ位置にロックするフック部35と、
を有する揺動部材31を鉄蓋23の裏面に移動可能かつ
揺動可能に保持し、揺動部材31を、ばね手段40によ
り、フック部35が掛止部36に掛止するロック位置へ
向けて常に付勢する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、地下に埋設される
構造物の上端部に設けられる鉄蓋受け枠部に鉄蓋を閉じ
位置にロックするとともに該鉄蓋の工具挿入用開口を閉
塞するための鉄蓋用閉塞ロック構造に関する。
構造物の上端部に設けられる鉄蓋受け枠部に鉄蓋を閉じ
位置にロックするとともに該鉄蓋の工具挿入用開口を閉
塞するための鉄蓋用閉塞ロック構造に関する。
【0002】
【従来の技術】特に都市部あるいはその近郊の地下に
は、水道、ガスあるいは電気などを供給するための敷設
管が埋設されている。これらの敷設管には制水弁などの
制御弁あるいはコネクターやブレーカー等が適宜接続さ
れており、これらを地面上から操作したり、保守点検し
たり、さらにはこれらを保護するとともに設置場所を明
示する必要がある。その目的のために、地中に埋設(設
置)される中空構造物から成る埋設構造物(又は埋設き
ょう)が使用される。なお、マンホールにあっても、同
様の埋設構造物が設けられる。
は、水道、ガスあるいは電気などを供給するための敷設
管が埋設されている。これらの敷設管には制水弁などの
制御弁あるいはコネクターやブレーカー等が適宜接続さ
れており、これらを地面上から操作したり、保守点検し
たり、さらにはこれらを保護するとともに設置場所を明
示する必要がある。その目的のために、地中に埋設(設
置)される中空構造物から成る埋設構造物(又は埋設き
ょう)が使用される。なお、マンホールにあっても、同
様の埋設構造物が設けられる。
【0003】前記埋設構造物として、鉄蓋を嵌合支持す
るための鉄蓋受け枠部を有する筐体(本体)を地面近く
に埋設するとともに、該鉄蓋を開放することにより、該
筐体を通して、地下に設置された制御弁等の埋設機器
(設置機器)にアクセスできるように構成されている。
その場合、前記筐体はその鉄蓋受け枠部の上端面が路面
と略同一高さとなるように埋設され、前記鉄蓋はその上
面が路面と略同一面となるようにして前記鉄蓋受け枠部
の内径部に嵌合状態(閉じ状態)で支持される。この鉄
蓋は前記受け枠部に対して蝶番(ヒンジ構造)等の連結
機構を介して開閉可能に取り付けられている。また、こ
の鉄蓋は、埋設機器の保守点検等のために地上から容易
に開閉操作できることを要請され、そのため、該鉄蓋の
前記連結機構の反対側の部位に開閉用工具を挿入係止す
るための工具挿入用開口が設けられている。
るための鉄蓋受け枠部を有する筐体(本体)を地面近く
に埋設するとともに、該鉄蓋を開放することにより、該
筐体を通して、地下に設置された制御弁等の埋設機器
(設置機器)にアクセスできるように構成されている。
その場合、前記筐体はその鉄蓋受け枠部の上端面が路面
と略同一高さとなるように埋設され、前記鉄蓋はその上
面が路面と略同一面となるようにして前記鉄蓋受け枠部
の内径部に嵌合状態(閉じ状態)で支持される。この鉄
蓋は前記受け枠部に対して蝶番(ヒンジ構造)等の連結
機構を介して開閉可能に取り付けられている。また、こ
の鉄蓋は、埋設機器の保守点検等のために地上から容易
に開閉操作できることを要請され、そのため、該鉄蓋の
前記連結機構の反対側の部位に開閉用工具を挿入係止す
るための工具挿入用開口が設けられている。
【0004】前記工具挿入用開口は、地上の土砂や泥水
等の埋設構造物の内部への侵入を防止する観点から、鉄
蓋を閉じた状態では閉塞することを要請され、さらに、
通行車両等による路面上の振動や衝撃等によって鉄蓋自
体が簡単に開かないように該鉄蓋を閉じ位置に保持(ロ
ック)するための鉄蓋用閉塞ロック構造が使用されてい
る。この種の鉄蓋用閉塞ロック構造を開示する文献とし
ては、例えば実公平6−17874号公報がある。
等の埋設構造物の内部への侵入を防止する観点から、鉄
蓋を閉じた状態では閉塞することを要請され、さらに、
通行車両等による路面上の振動や衝撃等によって鉄蓋自
体が簡単に開かないように該鉄蓋を閉じ位置に保持(ロ
ック)するための鉄蓋用閉塞ロック構造が使用されてい
る。この種の鉄蓋用閉塞ロック構造を開示する文献とし
ては、例えば実公平6−17874号公報がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
鉄蓋用閉塞ロック構造にあっては、路面上からの振動や
衝撃等が大きい場合には、鉄蓋を閉じ位置に錠止(ロッ
ク)するための係止部((フック部等)が比較的簡単に
外れてしまい、前記工具挿入用開口が開放されたり、さ
らに最悪の場合には、鉄蓋自体がが浮き上がったり、開
いたりするという不都合が生じる可能性があった。
鉄蓋用閉塞ロック構造にあっては、路面上からの振動や
衝撃等が大きい場合には、鉄蓋を閉じ位置に錠止(ロッ
ク)するための係止部((フック部等)が比較的簡単に
外れてしまい、前記工具挿入用開口が開放されたり、さ
らに最悪の場合には、鉄蓋自体がが浮き上がったり、開
いたりするという不都合が生じる可能性があった。
【0006】本発明はこのような技術的課題に鑑みてな
されたものであり、本発明の目的は、埋設構造物におい
て鉄蓋が閉じ状態にあるときに、該鉄蓋の工具挿入用開
口を閉塞するとともに該鉄蓋を閉じ位置に確実にロック
することができ、工具挿入用開口から埋設構造物内への
土砂等の侵入を効果的に防止するとともに、大きな振動
や衝撃が作用するときでも鉄蓋が不用意に開くという不
都合を確実に無くすことができる鉄蓋用閉塞ロック構造
を提供することである。
されたものであり、本発明の目的は、埋設構造物におい
て鉄蓋が閉じ状態にあるときに、該鉄蓋の工具挿入用開
口を閉塞するとともに該鉄蓋を閉じ位置に確実にロック
することができ、工具挿入用開口から埋設構造物内への
土砂等の侵入を効果的に防止するとともに、大きな振動
や衝撃が作用するときでも鉄蓋が不用意に開くという不
都合を確実に無くすことができる鉄蓋用閉塞ロック構造
を提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、上記
目的を達成するため、鉄蓋の周縁部に形成された開口を
閉塞するための閉塞部と、鉄蓋受け枠部に形成された掛
止部に掛止することで鉄蓋を閉じ状態にロックするため
のフック部と、を有する揺動部材を鉄蓋の裏面に揺動可
能に保持して成る鉄蓋用閉塞ロック構造において、前記
揺動部材は、ばね手段により、前記フック部が前記掛止
部に掛止するロック位置へ向けて常時付勢されているこ
とを特徴とする。
目的を達成するため、鉄蓋の周縁部に形成された開口を
閉塞するための閉塞部と、鉄蓋受け枠部に形成された掛
止部に掛止することで鉄蓋を閉じ状態にロックするため
のフック部と、を有する揺動部材を鉄蓋の裏面に揺動可
能に保持して成る鉄蓋用閉塞ロック構造において、前記
揺動部材は、ばね手段により、前記フック部が前記掛止
部に掛止するロック位置へ向けて常時付勢されているこ
とを特徴とする。
【0008】請求項2〜4の発明は、上記請求項1の構
成に加えて、前記揺動部材は水平方向所定長さの案内手
段により移動可能にかつ揺動可能に支持されている構
成、前記鉄蓋を閉じ状態にしたとき、前記揺動部材は前
記ばね手段により自動的に前記ロック位置に保持される
構成、あるいは、前記揺動部材は、前記閉塞部が前記開
口を閉塞するとき前記フック部が前記掛止部に掛止する
構成とすることにより、一層効率よく上記目的を達成す
るものである。
成に加えて、前記揺動部材は水平方向所定長さの案内手
段により移動可能にかつ揺動可能に支持されている構
成、前記鉄蓋を閉じ状態にしたとき、前記揺動部材は前
記ばね手段により自動的に前記ロック位置に保持される
構成、あるいは、前記揺動部材は、前記閉塞部が前記開
口を閉塞するとき前記フック部が前記掛止部に掛止する
構成とすることにより、一層効率よく上記目的を達成す
るものである。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態を具体的に説明する。なお、各図面を通して同
一符号は同一又は対応部分を示すものである。図1は本
発明を適用した鉄蓋用閉塞ロック構造を備えた埋設構造
物(埋設きょう)の構成例を示す縦断面図であり、図2
は図1中の線2−2から見た平面図である。図1及び図
2において、水道、ガスあるいは電気などの布設管10
の途中に設けられる制御弁(制水弁又は仕切り弁等)な
どの埋設機器11の近傍にはコンクリート、硬質プラス
チック又はレンガ等で作られた座台(底部座台)12が
埋設されており、この座台12上に筒状の外部本体13
が支持されている。この外部本体13は、地中の所定位
置に埋設されており、必要に応じてその下端部から外方
へ張り出したフランジ部15を前記座台12に対してボ
ルト等で固定してもよく、また、地中の地盤が硬い場合
には座台12を省略して直接地中に設置してもよい。ま
た、前記外部本体13は上下方向の軸心を有する上下端
面開放の筒状の中空部材であり、その内周面には雌ねじ
部14が形成されている。
施の形態を具体的に説明する。なお、各図面を通して同
一符号は同一又は対応部分を示すものである。図1は本
発明を適用した鉄蓋用閉塞ロック構造を備えた埋設構造
物(埋設きょう)の構成例を示す縦断面図であり、図2
は図1中の線2−2から見た平面図である。図1及び図
2において、水道、ガスあるいは電気などの布設管10
の途中に設けられる制御弁(制水弁又は仕切り弁等)な
どの埋設機器11の近傍にはコンクリート、硬質プラス
チック又はレンガ等で作られた座台(底部座台)12が
埋設されており、この座台12上に筒状の外部本体13
が支持されている。この外部本体13は、地中の所定位
置に埋設されており、必要に応じてその下端部から外方
へ張り出したフランジ部15を前記座台12に対してボ
ルト等で固定してもよく、また、地中の地盤が硬い場合
には座台12を省略して直接地中に設置してもよい。ま
た、前記外部本体13は上下方向の軸心を有する上下端
面開放の筒状の中空部材であり、その内周面には雌ねじ
部14が形成されている。
【0010】前記外部本体13の内部(前記雌ねじ部1
4)には、上下端面開放の筒状の回動本体16が上下位
置調節可能に螺合(ねじ係合)されている。すなわち、
円筒部材である回動本体16の外周面に形成された雄ね
じ部17が前記外部本体13の雌ねじ部14にねじ係合
され、工具(治具)等により該回動本体16を該外部本
体13に対して回動させることにより該回動本体16を
上下方向に移動させて高さ調節することができる。
4)には、上下端面開放の筒状の回動本体16が上下位
置調節可能に螺合(ねじ係合)されている。すなわち、
円筒部材である回動本体16の外周面に形成された雄ね
じ部17が前記外部本体13の雌ねじ部14にねじ係合
され、工具(治具)等により該回動本体16を該外部本
体13に対して回動させることにより該回動本体16を
上下方向に移動させて高さ調節することができる。
【0011】前記回動本体16の上部外周縁部には、同
心環状の平坦支持面18が形成されている。この平坦支
持面18上には、筒状の中空体である上部本体19が載
置状態で支持されている。前記外部本体13の内周面下
端部(雌ねじ下端部)には、前記回動本体16の下限位
置を規制するための下限ストッパー20が設けられ、該
回動本体16は図1に示す位置、すなわち回動本体16
の下端と外部本体13の下端が略同一レベルになる位置
より下へは移動できないようになっている。
心環状の平坦支持面18が形成されている。この平坦支
持面18上には、筒状の中空体である上部本体19が載
置状態で支持されている。前記外部本体13の内周面下
端部(雌ねじ下端部)には、前記回動本体16の下限位
置を規制するための下限ストッパー20が設けられ、該
回動本体16は図1に示す位置、すなわち回動本体16
の下端と外部本体13の下端が略同一レベルになる位置
より下へは移動できないようになっている。
【0012】前記回動本体16の上に支持されている前
記上部本体19は、該回動本体16が下限位置にあると
きでも図示のように前記外部本体13の上端より所定高
さだけ突出する寸法形状を有している。そして、埋設き
ょう(埋設構造物)の使用状態(埋設状態)において
は、通常、前記回動本体16を前記外部本体13に対し
て回動(ねじ送り)させるとき、該回動本体16に支持
された前記上部本体19は、周囲の土圧抵抗のため、該
回動本体16に連れ回されることなく相対回動しなが
ら、上下方向にスライド移動するようになっている。
記上部本体19は、該回動本体16が下限位置にあると
きでも図示のように前記外部本体13の上端より所定高
さだけ突出する寸法形状を有している。そして、埋設き
ょう(埋設構造物)の使用状態(埋設状態)において
は、通常、前記回動本体16を前記外部本体13に対し
て回動(ねじ送り)させるとき、該回動本体16に支持
された前記上部本体19は、周囲の土圧抵抗のため、該
回動本体16に連れ回されることなく相対回動しなが
ら、上下方向にスライド移動するようになっている。
【0013】図1及び図2において、前記上部本体19
の上端部には下方内向きの円周勾配面から成る開口部
(鉄蓋嵌合面)21を有する鉄蓋受け枠部22が形成さ
れており、前記開口部21には鉄蓋23が地上から開閉
可能な状態で嵌合支持されている。本実施例では、前記
鉄蓋23は、棒状の連結部材24によって開閉可能に連
結されている。つまり、前記連結部材24は、鉄蓋受け
枠部22の内周面に形成された挿通孔71に挿通される
とともに、その上端部ではピン72によって回動自在に
連結され、その下端部には前記挿通孔71から離脱しな
いように横方向に張り出した係止部73が形成されてい
る。つまり、鉄蓋23は、棒状の連結部材24を介して
鉄蓋受け枠部22に対して自在連結されており、該鉄蓋
受け枠部22に連結したまま該鉄蓋受け枠部から持ち上
げるながら路面上へ回動させることにより開放すること
ができる。このような鉄蓋連結構造は、実公昭57−5
8296号公報及び実公昭59−35652号公報に記
載されている。
の上端部には下方内向きの円周勾配面から成る開口部
(鉄蓋嵌合面)21を有する鉄蓋受け枠部22が形成さ
れており、前記開口部21には鉄蓋23が地上から開閉
可能な状態で嵌合支持されている。本実施例では、前記
鉄蓋23は、棒状の連結部材24によって開閉可能に連
結されている。つまり、前記連結部材24は、鉄蓋受け
枠部22の内周面に形成された挿通孔71に挿通される
とともに、その上端部ではピン72によって回動自在に
連結され、その下端部には前記挿通孔71から離脱しな
いように横方向に張り出した係止部73が形成されてい
る。つまり、鉄蓋23は、棒状の連結部材24を介して
鉄蓋受け枠部22に対して自在連結されており、該鉄蓋
受け枠部22に連結したまま該鉄蓋受け枠部から持ち上
げるながら路面上へ回動させることにより開放すること
ができる。このような鉄蓋連結構造は、実公昭57−5
8296号公報及び実公昭59−35652号公報に記
載されている。
【0014】図1及び図2において、前記鉄蓋23の前
記鉄蓋連結構造(連結部材24)の直径方向反対側の部
位には、通常では閉塞されているが、該鉄蓋を開閉する
際には開閉用バール等の工具(又は治具)を係合させて
該鉄蓋23を持ち上げるための工具挿入用開口(工具挿
入孔、又は切欠き)25が形成されている。そして、該
鉄蓋23の裏面には、該鉄蓋が閉じ位置にあるときに、
前記工具挿入用開口25を自動的に閉塞するとともに該
鉄蓋23自体を閉じ位置に保持(ロック、錠止)するた
めの鉄蓋用閉塞ロック構造3が設けられている。この鉄
蓋用閉塞ロック構造3の詳細については、後述する。
記鉄蓋連結構造(連結部材24)の直径方向反対側の部
位には、通常では閉塞されているが、該鉄蓋を開閉する
際には開閉用バール等の工具(又は治具)を係合させて
該鉄蓋23を持ち上げるための工具挿入用開口(工具挿
入孔、又は切欠き)25が形成されている。そして、該
鉄蓋23の裏面には、該鉄蓋が閉じ位置にあるときに、
前記工具挿入用開口25を自動的に閉塞するとともに該
鉄蓋23自体を閉じ位置に保持(ロック、錠止)するた
めの鉄蓋用閉塞ロック構造3が設けられている。この鉄
蓋用閉塞ロック構造3の詳細については、後述する。
【0015】図1及び図2において、前記外部本体13
の上端部には、前記上部本体19と該外部本体13の間
からの土砂流入を防止するための環状のゴム状弾性体か
ら成る封止部材26が圧入嵌合あるいは接着等により取
り付けられている。本実施例では、前記上部本体19の
外周面には一定幅で上下方向に延びる一様断面のリブ状
の凸部27が形成され、前記封止部材26の内周縁には
前記凸部27と摺動可能に緊密係合する凹部28が形成
されており、前記回動本体16を回動して前記上部本体
19を上下方向に移動させるとき、前記凸部27を有す
る上部本体19の外周面と前記凹部28を有する封止部
材26とが封止状態で上下方向にスライドするように構
成されている。なお、前記凸部27と前記凹部28は凹
凸を逆にし、上部本体19側に縦溝を形成するととも
に、封止部材26側に縦リブ状の凸部を形成してもよ
い。
の上端部には、前記上部本体19と該外部本体13の間
からの土砂流入を防止するための環状のゴム状弾性体か
ら成る封止部材26が圧入嵌合あるいは接着等により取
り付けられている。本実施例では、前記上部本体19の
外周面には一定幅で上下方向に延びる一様断面のリブ状
の凸部27が形成され、前記封止部材26の内周縁には
前記凸部27と摺動可能に緊密係合する凹部28が形成
されており、前記回動本体16を回動して前記上部本体
19を上下方向に移動させるとき、前記凸部27を有す
る上部本体19の外周面と前記凹部28を有する封止部
材26とが封止状態で上下方向にスライドするように構
成されている。なお、前記凸部27と前記凹部28は凹
凸を逆にし、上部本体19側に縦溝を形成するととも
に、封止部材26側に縦リブ状の凸部を形成してもよ
い。
【0016】図1において、前記回動本体16と前記上
部本体19との間には、両者間の相対回動を防止するた
めの回り止め手段29が設けられている。この回り止め
手段29は、前記鉄蓋23を開いて地上から操作するこ
とにより、解放して相対回動可能にしたり、ねじ締結等
によって固定することで回り止めしたりすることができ
る。この回り止め手段29は、路面上を走行する自動車
等のタイヤが前記上部本体19の鉄蓋受け枠部22や前
記鉄蓋23の上面を通過した際の摩擦力や衝撃力などに
より前記回動本体16が回動して前記鉄蓋受け枠部22
が路面(グランドレベル)より高くなったり低くなった
りすることを防止するためのものである。
部本体19との間には、両者間の相対回動を防止するた
めの回り止め手段29が設けられている。この回り止め
手段29は、前記鉄蓋23を開いて地上から操作するこ
とにより、解放して相対回動可能にしたり、ねじ締結等
によって固定することで回り止めしたりすることができ
る。この回り止め手段29は、路面上を走行する自動車
等のタイヤが前記上部本体19の鉄蓋受け枠部22や前
記鉄蓋23の上面を通過した際の摩擦力や衝撃力などに
より前記回動本体16が回動して前記鉄蓋受け枠部22
が路面(グランドレベル)より高くなったり低くなった
りすることを防止するためのものである。
【0017】次に、前記鉄蓋用閉塞ロック構造3につい
て説明する。図3は本発明を適用した鉄蓋用閉塞ロック
構造の一実施例で工具挿入用開口25を閉塞するととも
に鉄蓋23を閉じ位置にロックした閉塞ロック状態を示
す中央部縦断面図であり、図4は図3中の線4−4から
見た部分平面図であり、図5は図3の状態から鉄蓋開閉
用バール等の工具(又は治具)を工具挿入用開口25か
ら挿入して揺動部材(錘部材)31を押し下げることに
より該開口25を開放するとともに鉄蓋23の閉じ位置
ロック状態を解除した閉塞ロック解除状態を示す中央部
縦断面図であり、図6は図3中の線6−6に沿って見た
断面正面図であり、図7は図3中の錘部材31とねじり
コイルばね41を示す模式的斜視図である。
て説明する。図3は本発明を適用した鉄蓋用閉塞ロック
構造の一実施例で工具挿入用開口25を閉塞するととも
に鉄蓋23を閉じ位置にロックした閉塞ロック状態を示
す中央部縦断面図であり、図4は図3中の線4−4から
見た部分平面図であり、図5は図3の状態から鉄蓋開閉
用バール等の工具(又は治具)を工具挿入用開口25か
ら挿入して揺動部材(錘部材)31を押し下げることに
より該開口25を開放するとともに鉄蓋23の閉じ位置
ロック状態を解除した閉塞ロック解除状態を示す中央部
縦断面図であり、図6は図3中の線6−6に沿って見た
断面正面図であり、図7は図3中の錘部材31とねじり
コイルばね41を示す模式的斜視図である。
【0018】図3〜図7において、鉄蓋23の裏面に
は、半径方向に延びるとともに、所定間隔をおいて互い
に平行な対向面(内面)を有する突起部32、32が形
成されており、これらの突起部32、32の相対向する
面には水平方向の案内溝33、33が形成されている。
一方、前記揺動部材(錘部材)31の中間部の両側には
前記案内溝33、33に摺動可能(スライド可能)に係
合する軸部34、34が形成されている。この揺動部材
31は、その軸部34、34を前記案内溝33、33に
係合させる(不図示の挿入案内路を通して係合させる)
ことにより、該案内溝内に摺動可能でかつ揺動可能に保
持されている。前記錘部材(揺動部材)31は、図示の
ような形状構造をしており、その下端部の前側にはフッ
ク部35が形成されており、また、前記軸部34、34
より前記フック部35寄りの下側部分の質量が大きく設
定されている。
は、半径方向に延びるとともに、所定間隔をおいて互い
に平行な対向面(内面)を有する突起部32、32が形
成されており、これらの突起部32、32の相対向する
面には水平方向の案内溝33、33が形成されている。
一方、前記揺動部材(錘部材)31の中間部の両側には
前記案内溝33、33に摺動可能(スライド可能)に係
合する軸部34、34が形成されている。この揺動部材
31は、その軸部34、34を前記案内溝33、33に
係合させる(不図示の挿入案内路を通して係合させる)
ことにより、該案内溝内に摺動可能でかつ揺動可能に保
持されている。前記錘部材(揺動部材)31は、図示の
ような形状構造をしており、その下端部の前側にはフッ
ク部35が形成されており、また、前記軸部34、34
より前記フック部35寄りの下側部分の質量が大きく設
定されている。
【0019】一方、鉄蓋受け枠部22の鉄蓋嵌合部21
の下部には、前記錘部材31のフック部35が掛止(係
止)可能な掛止部36が形成されている。すなわち、鉄
蓋23を鉄蓋受け枠部22の開口部21に嵌合させて閉
じた通常の状態では、前記案内溝33に摺動可能に係合
した軸部34を介して揺動自在に支持された錘部材31
は、自重によるモーメントにより該軸部34を中心に図
示時計方向に自動的に回動し、図3に示すように、その
フック部35が鉄蓋受け枠部22の掛止部36にに掛止
することにより、鉄蓋23を閉じ位置にロック(錠止)
するように構成されている。
の下部には、前記錘部材31のフック部35が掛止(係
止)可能な掛止部36が形成されている。すなわち、鉄
蓋23を鉄蓋受け枠部22の開口部21に嵌合させて閉
じた通常の状態では、前記案内溝33に摺動可能に係合
した軸部34を介して揺動自在に支持された錘部材31
は、自重によるモーメントにより該軸部34を中心に図
示時計方向に自動的に回動し、図3に示すように、その
フック部35が鉄蓋受け枠部22の掛止部36にに掛止
することにより、鉄蓋23を閉じ位置にロック(錠止)
するように構成されている。
【0020】前記揺動部材(錘部材)31の上端部に
は、鉄蓋23の前記工具挿入用開口(工具挿入孔)25
を閉塞するための閉塞部37が設けられている。この閉
塞部37は、図3に示すように、前記フック部35が前
記掛止部36に掛止したとき(鉄蓋ロック状態のとき)
に前記開口25を閉塞するような位置及び形状で形成さ
れている。なお、図示の例では、前記錘部材31の閉塞
部37は、鋳型成形等で作られた金属部分にプラスチッ
ク等で形成されたキャップ部材38を接着あるいは押し
込み嵌合等で固定した構造になっている。このキャップ
部材38の材質としては、開口25の封止性や衝撃緩和
等を考慮してゴム状弾性体又はプラスチックを採用する
ことが好ましい。
は、鉄蓋23の前記工具挿入用開口(工具挿入孔)25
を閉塞するための閉塞部37が設けられている。この閉
塞部37は、図3に示すように、前記フック部35が前
記掛止部36に掛止したとき(鉄蓋ロック状態のとき)
に前記開口25を閉塞するような位置及び形状で形成さ
れている。なお、図示の例では、前記錘部材31の閉塞
部37は、鋳型成形等で作られた金属部分にプラスチッ
ク等で形成されたキャップ部材38を接着あるいは押し
込み嵌合等で固定した構造になっている。このキャップ
部材38の材質としては、開口25の封止性や衝撃緩和
等を考慮してゴム状弾性体又はプラスチックを採用する
ことが好ましい。
【0021】前記鉄蓋23の裏面に形成された前記案内
溝33、33は、図3及び図5に示すように、前方及び
後方が行き止まりになった所定領域範囲に形成されてお
り、錘部材31の軸部34、34は、案内溝33、33
に沿って、図3に示すような前方位置(掛止部36と掛
止する前進位置)と図5に示すような後方位置(工具に
よって押し下げ後退させられた位置)との間で前後方向
に移動(摺動)可能になっている。
溝33、33は、図3及び図5に示すように、前方及び
後方が行き止まりになった所定領域範囲に形成されてお
り、錘部材31の軸部34、34は、案内溝33、33
に沿って、図3に示すような前方位置(掛止部36と掛
止する前進位置)と図5に示すような後方位置(工具に
よって押し下げ後退させられた位置)との間で前後方向
に移動(摺動)可能になっている。
【0022】そこで、前記鉄蓋23の裏面の前記案内溝
33、33の後部(半径方向内部)には、前記錘部材3
1(又はその軸部34、34)を前方(図3及び図5中
の左向き方向)へ付勢するためのばね手段40が設けら
れている。図示の例では、前記ばね手段40は、図7に
示すようなねじりコイルばね41をボルト及び座金から
成る支持構造42(図3、図4)により取り付けて構成
されている。つまり、前記ねじりコイルばね41は、そ
の中間部の両側に形成された環状部43、43を前記支
持構造42により回動可能に軸支することにより揺動可
能に取り付けられている。
33、33の後部(半径方向内部)には、前記錘部材3
1(又はその軸部34、34)を前方(図3及び図5中
の左向き方向)へ付勢するためのばね手段40が設けら
れている。図示の例では、前記ばね手段40は、図7に
示すようなねじりコイルばね41をボルト及び座金から
成る支持構造42(図3、図4)により取り付けて構成
されている。つまり、前記ねじりコイルばね41は、そ
の中間部の両側に形成された環状部43、43を前記支
持構造42により回動可能に軸支することにより揺動可
能に取り付けられている。
【0023】そして、前記ねじりコイルばね41の一端
部(上部)は鉄蓋23の裏面の所定位置(ストッパ部)
に当接して位置決めされており、該ねじりコイルばね4
1の他端部(図示の例では、環状部43、43の間の下
側に形成された押圧部44は前記錘部材31の背面(図
3及び図5中の右側の面)に当接している。従って、揺
動部材(錘部材)31は、ばね手段40によって、常
時、そのフック部35が鉄蓋受け枠部22の掛止部36
に掛止する方向(前進方向)、つまり図3中の左向き方
向に押圧付勢されており、それによって、鉄蓋23は、
錘部材31のフック部35が鉄蓋受け枠部22の掛止部
36に掛止させられることで、鉄蓋受け枠部22に対し
て確実に図3に示すロック状態に保持される。
部(上部)は鉄蓋23の裏面の所定位置(ストッパ部)
に当接して位置決めされており、該ねじりコイルばね4
1の他端部(図示の例では、環状部43、43の間の下
側に形成された押圧部44は前記錘部材31の背面(図
3及び図5中の右側の面)に当接している。従って、揺
動部材(錘部材)31は、ばね手段40によって、常
時、そのフック部35が鉄蓋受け枠部22の掛止部36
に掛止する方向(前進方向)、つまり図3中の左向き方
向に押圧付勢されており、それによって、鉄蓋23は、
錘部材31のフック部35が鉄蓋受け枠部22の掛止部
36に掛止させられることで、鉄蓋受け枠部22に対し
て確実に図3に示すロック状態に保持される。
【0024】一方、鉄蓋23を開く場合は、図5に示す
ように、地上から開閉用バール等の工具(又は治具)5
0を開口25から挿入しながら錘部材31の閉塞部37
を押圧し、該錘部材31を軸部34を中心に図示の反時
計方向に回動させながら該錘部材31を前記案内溝33
に沿って図示右方向(鉄蓋23の半径方向内方)へ移動
(摺動)させる。この錘部材31の反時計方向回動及び
内方への後退移動により、フック部35が鉄蓋受け枠部
22の掛止部36から外れることにより鉄蓋23の閉じ
位置からのロック解除が行われる。これと同時に、工具
50の先端係合部(左右張り出し部)51を工具挿入用
開口25の周辺部に係止させて該工具50を引き上げる
ことにより鉄蓋23の図示左端部を持ち上げ、該鉄蓋2
3を前記連結部材24(図1)で鉄蓋受け枠部22に連
結した状態で路面上へ回動させる(例えば180度反転
させて地面上に載置する)ことにより該鉄蓋23を開け
ることができる。
ように、地上から開閉用バール等の工具(又は治具)5
0を開口25から挿入しながら錘部材31の閉塞部37
を押圧し、該錘部材31を軸部34を中心に図示の反時
計方向に回動させながら該錘部材31を前記案内溝33
に沿って図示右方向(鉄蓋23の半径方向内方)へ移動
(摺動)させる。この錘部材31の反時計方向回動及び
内方への後退移動により、フック部35が鉄蓋受け枠部
22の掛止部36から外れることにより鉄蓋23の閉じ
位置からのロック解除が行われる。これと同時に、工具
50の先端係合部(左右張り出し部)51を工具挿入用
開口25の周辺部に係止させて該工具50を引き上げる
ことにより鉄蓋23の図示左端部を持ち上げ、該鉄蓋2
3を前記連結部材24(図1)で鉄蓋受け枠部22に連
結した状態で路面上へ回動させる(例えば180度反転
させて地面上に載置する)ことにより該鉄蓋23を開け
ることができる。
【0025】再度鉄蓋23を閉じる場合は、以上の開放
動作と逆の手順で鉄蓋23を鉄蓋受け枠部22の開口部
(鉄蓋嵌合面)21に嵌合させ、前記開閉用バール等の
工具50を鉄蓋23の工具挿入用開口(工具挿入孔)2
5から引き抜けばよい。すると、前記錘部材31が前記
ばね手段40により前方へ付勢されるとともに自重によ
るモーメントにより軸部34を中心に図示時計方向に回
動し、そのフック部35が受け枠部22の掛止部36に
自動的に掛止する。これによって、鉄蓋23は自動的に
図3に示すようなロック状態で閉じられる。これと同時
に、鉄蓋23の開口25は前記錘部材(揺動部材)31
の閉塞部37によって閉塞される。
動作と逆の手順で鉄蓋23を鉄蓋受け枠部22の開口部
(鉄蓋嵌合面)21に嵌合させ、前記開閉用バール等の
工具50を鉄蓋23の工具挿入用開口(工具挿入孔)2
5から引き抜けばよい。すると、前記錘部材31が前記
ばね手段40により前方へ付勢されるとともに自重によ
るモーメントにより軸部34を中心に図示時計方向に回
動し、そのフック部35が受け枠部22の掛止部36に
自動的に掛止する。これによって、鉄蓋23は自動的に
図3に示すようなロック状態で閉じられる。これと同時
に、鉄蓋23の開口25は前記錘部材(揺動部材)31
の閉塞部37によって閉塞される。
【0026】以上説明した実施例によれば、鉄蓋23の
周縁部に形成された開口25を閉塞するための閉塞部3
7と、鉄蓋受け枠部22に形成された掛止部36に掛止
することで鉄蓋23を閉じ状態にロックするためのフッ
ク部35と、を有する揺動部材31を鉄蓋23の裏面に
揺動可能に保持して成る鉄蓋用閉塞ロック構造におい
て、前記揺動部材31は、ばね手段40により、前記フ
ック部35が前記掛止部36に掛止するロック位置へ向
けて常時付勢されているように構成された、埋設構造物
の鉄蓋用閉塞ロック構造3が提供されている。
周縁部に形成された開口25を閉塞するための閉塞部3
7と、鉄蓋受け枠部22に形成された掛止部36に掛止
することで鉄蓋23を閉じ状態にロックするためのフッ
ク部35と、を有する揺動部材31を鉄蓋23の裏面に
揺動可能に保持して成る鉄蓋用閉塞ロック構造におい
て、前記揺動部材31は、ばね手段40により、前記フ
ック部35が前記掛止部36に掛止するロック位置へ向
けて常時付勢されているように構成された、埋設構造物
の鉄蓋用閉塞ロック構造3が提供されている。
【0027】また、前記揺動部材31は水平方向所定長
さの案内手段としての案内溝33及び軸部34により移
動可能にかつ揺動可能に支持されており、前記鉄蓋23
を閉じ状態にしたとき、前記揺動部材31は前記ばね手
段40により自動的に前記ロック位置(フック部35が
鉄蓋受け枠部22の掛止部36に掛止する位置)に保持
されるように構成されている。その場合、前記揺動部材
31は、前記閉塞部37が前記開口25を閉塞するとき
前記フック部35が前記掛止部36に掛止するように構
成されている。
さの案内手段としての案内溝33及び軸部34により移
動可能にかつ揺動可能に支持されており、前記鉄蓋23
を閉じ状態にしたとき、前記揺動部材31は前記ばね手
段40により自動的に前記ロック位置(フック部35が
鉄蓋受け枠部22の掛止部36に掛止する位置)に保持
されるように構成されている。その場合、前記揺動部材
31は、前記閉塞部37が前記開口25を閉塞するとき
前記フック部35が前記掛止部36に掛止するように構
成されている。
【0028】このような構成によれば、埋設構造物にお
いて鉄蓋23が閉じ状態にあるときに、該鉄蓋の工具挿
入用開口25を閉塞するとともに該鉄蓋を閉じ位置に確
実にロックすることができ、工具挿入用開口25から埋
設構造物内への土砂等の侵入を効果的に防止するととも
に、大きな振動や衝撃が作用するときでも鉄蓋23が不
用意に持ち上げられたり、開いたりする不都合を確実に
無くすことができる鉄蓋用閉塞ロック構造3が提供され
る。
いて鉄蓋23が閉じ状態にあるときに、該鉄蓋の工具挿
入用開口25を閉塞するとともに該鉄蓋を閉じ位置に確
実にロックすることができ、工具挿入用開口25から埋
設構造物内への土砂等の侵入を効果的に防止するととも
に、大きな振動や衝撃が作用するときでも鉄蓋23が不
用意に持ち上げられたり、開いたりする不都合を確実に
無くすことができる鉄蓋用閉塞ロック構造3が提供され
る。
【0029】
【発明の効果】請求項1の発明によれば、鉄蓋の周縁部
に形成された工具挿入用開口を閉塞するための閉塞部
と、鉄蓋受け枠部に形成された掛止部に掛止することで
鉄蓋を閉じ状態にロックするためのフック部と、を有す
る揺動部材を鉄蓋の裏面に揺動可能に保持して成る鉄蓋
用閉塞ロック構造において、前記揺動部材は、ばね手段
により、前記フック部が前記掛止部に掛止するロック位
置へ向けて常時付勢されている構成としたので、埋設構
造物において鉄蓋が閉じ状態にあるときに、該鉄蓋の工
具挿入用開口を閉塞するとともに該鉄蓋を閉じ位置に確
実にロックすることができ、工具挿入用開口から埋設構
造物内への土砂等の侵入を効果的に防止するとともに、
大きな振動や衝撃が作用するときでも鉄蓋が不用意に持
ち上げられたり、開いたりする不都合を確実に無くすこ
とができる鉄蓋用閉塞ロック構造が提供される。
に形成された工具挿入用開口を閉塞するための閉塞部
と、鉄蓋受け枠部に形成された掛止部に掛止することで
鉄蓋を閉じ状態にロックするためのフック部と、を有す
る揺動部材を鉄蓋の裏面に揺動可能に保持して成る鉄蓋
用閉塞ロック構造において、前記揺動部材は、ばね手段
により、前記フック部が前記掛止部に掛止するロック位
置へ向けて常時付勢されている構成としたので、埋設構
造物において鉄蓋が閉じ状態にあるときに、該鉄蓋の工
具挿入用開口を閉塞するとともに該鉄蓋を閉じ位置に確
実にロックすることができ、工具挿入用開口から埋設構
造物内への土砂等の侵入を効果的に防止するとともに、
大きな振動や衝撃が作用するときでも鉄蓋が不用意に持
ち上げられたり、開いたりする不都合を確実に無くすこ
とができる鉄蓋用閉塞ロック構造が提供される。
【0030】請求項2〜4の発明によれば、上記請求項
1の構成に加えて、前記揺動部材は水平方向所定長さの
案内手段により移動可能にかつ揺動可能に支持されてい
る構成、前記鉄蓋を閉じ状態にしたとき、前記揺動部材
は前記ばね手段により自動的に前記ロック位置に保持さ
れる構成、あるいは、前記揺動部材は、前記閉塞部が前
記開口を閉塞するとき前記フック部が前記掛止部に掛止
する構成としたので、埋設構造物において鉄蓋が閉じ状
態にあるときに、一層効率よく、該鉄蓋の工具挿入用開
口を閉塞するとともに該鉄蓋を閉じ位置に確実にロック
することができ、工具挿入用開口から埋設構造物内への
土砂等の侵入を効果的に防止するとともに、大きな振動
や衝撃が作用するときでも鉄蓋が不用意に持ち上げられ
たり、開いたりする不都合を確実に無くすことができる
鉄蓋用閉塞ロック構造が提供される。
1の構成に加えて、前記揺動部材は水平方向所定長さの
案内手段により移動可能にかつ揺動可能に支持されてい
る構成、前記鉄蓋を閉じ状態にしたとき、前記揺動部材
は前記ばね手段により自動的に前記ロック位置に保持さ
れる構成、あるいは、前記揺動部材は、前記閉塞部が前
記開口を閉塞するとき前記フック部が前記掛止部に掛止
する構成としたので、埋設構造物において鉄蓋が閉じ状
態にあるときに、一層効率よく、該鉄蓋の工具挿入用開
口を閉塞するとともに該鉄蓋を閉じ位置に確実にロック
することができ、工具挿入用開口から埋設構造物内への
土砂等の侵入を効果的に防止するとともに、大きな振動
や衝撃が作用するときでも鉄蓋が不用意に持ち上げられ
たり、開いたりする不都合を確実に無くすことができる
鉄蓋用閉塞ロック構造が提供される。
【図1】本発明を適用した鉄蓋用閉塞ロック構造を備え
た埋設構造物の構成例を示す縦断面図である。
た埋設構造物の構成例を示す縦断面図である。
【図2】図1中の線2−2から見た平面図である。
【図3】本発明を適用した鉄蓋用閉塞ロック構造の一実
施例で工具挿入用開口を閉塞するとともに鉄蓋を閉じ位
置にロックした閉塞ロック状態を示す中央部縦断面図で
ある。
施例で工具挿入用開口を閉塞するとともに鉄蓋を閉じ位
置にロックした閉塞ロック状態を示す中央部縦断面図で
ある。
【図4】図3中の線4−4から見た部分平面図である。
【図5】図3の状態から鉄蓋開閉用バール等の工具を工
具挿入用開口から挿入して揺動部材を押し下げることに
より該開口を開放するとともに鉄蓋の閉じ位置ロック状
態を解除した閉塞ロック解除状態を示す中央部縦断面図
である。
具挿入用開口から挿入して揺動部材を押し下げることに
より該開口を開放するとともに鉄蓋の閉じ位置ロック状
態を解除した閉塞ロック解除状態を示す中央部縦断面図
である。
【図6】図3中の線6−6に沿って見た断面正面図であ
る。
る。
【図7】図3中の錘部材とねじりコイルばねを示す模式
的斜視図である。
的斜視図である。
3 鉄蓋用閉塞ロック構造
10 布設管
11 埋設機器
12 座台
13 外部本体
14 雌ねじ部
15 フランジ部
16 回動本体
17 雄ねじ部
18 平坦支持面
19 上部本体
21 開口部(鉄蓋嵌合面、鉄蓋嵌合部)
22 鉄蓋受け枠部
23 鉄蓋
24 連結部材
25 工具挿入用開口(工具挿入孔、切欠き)
26 封止部材
27 リブ状の凸部
28 凹部
31 錘部材
32 突起部
33 案内溝
34 軸部(錘部材)
35 フック部(錘部材)
36 掛止部(鉄蓋受け枠部)
37 閉塞部(錘部材)
38 キャップ部材(錘部材)
40 ばね手段
41 ねじりコイルばね
42 支持構造
43 環状部(ねじりコイルばね)
44 押圧部(ねじりコイルばね)
50 鉄蓋開閉用の工具(治具、開閉バール等)
51 左右張り出し部(工具)
71 挿通孔
72 ピン
73 係止部
Claims (4)
- 【請求項1】 鉄蓋の周縁部に形成された開口を閉塞す
るための閉塞部と、鉄蓋受け枠部に形成された掛止部に
掛止することで鉄蓋を閉じ状態にロックするためのフッ
ク部と、を有する揺動部材を鉄蓋の裏面に揺動可能に保
持して成る鉄蓋用閉塞ロック構造において、 前記揺動部材は、ばね手段により、前記フック部が前記
掛止部に掛止するロック位置へ向けて常時付勢されてい
ることを特徴とする鉄蓋用閉塞ロック構造。 - 【請求項2】 前記揺動部材は水平方向所定長さの案内
手段により移動可能にかつ揺動可能に支持されているこ
とを特徴とする請求項1に記載の鉄蓋用閉塞ロック構
造。 - 【請求項3】 前記鉄蓋を閉じ状態にしたとき、前記揺
動部材は前記ばね手段により自動的に前記ロック位置に
保持されることを特徴とする請求項1又は2に記載の鉄
蓋用閉塞ロック構造。 - 【請求項4】 前記揺動部材は、前記閉塞部が前記開口
を閉塞するとき前記フック部が前記掛止部に掛止するこ
とを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の鉄蓋用
閉塞ロック構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002019714A JP2003221836A (ja) | 2002-01-29 | 2002-01-29 | 鉄蓋用閉塞ロック構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002019714A JP2003221836A (ja) | 2002-01-29 | 2002-01-29 | 鉄蓋用閉塞ロック構造 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003221836A true JP2003221836A (ja) | 2003-08-08 |
Family
ID=27743454
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002019714A Pending JP2003221836A (ja) | 2002-01-29 | 2002-01-29 | 鉄蓋用閉塞ロック構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2003221836A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2005111319A1 (de) * | 2004-05-13 | 2005-11-24 | Aco Severin Ahlmann Gmbh & Co. Kg | Abgedeckter kunstoffriegel |
JP2007277997A (ja) * | 2006-04-10 | 2007-10-25 | Kaneso Co Ltd | マンホール蓋のロック装置 |
JP2008180049A (ja) * | 2007-01-26 | 2008-08-07 | Kogi Corp | 施錠装置および蓋体装置 |
JP2010084410A (ja) * | 2008-09-30 | 2010-04-15 | License & Property Control:Kk | 地下構造物用蓋の開蓋治具挿入孔開閉装置 |
-
2002
- 2002-01-29 JP JP2002019714A patent/JP2003221836A/ja active Pending
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2005111319A1 (de) * | 2004-05-13 | 2005-11-24 | Aco Severin Ahlmann Gmbh & Co. Kg | Abgedeckter kunstoffriegel |
EA009154B1 (ru) * | 2004-05-13 | 2007-10-26 | Ако Зеверин Альманн Гмбх & Ко. Кг | Закрытый замковый элемент из пластмассы |
DE102004023831B4 (de) * | 2004-05-13 | 2009-09-03 | Aco Severin Ahlmann Gmbh & Co. Kg | Abgedeckter Kunststoffriegel |
JP2007277997A (ja) * | 2006-04-10 | 2007-10-25 | Kaneso Co Ltd | マンホール蓋のロック装置 |
JP2008180049A (ja) * | 2007-01-26 | 2008-08-07 | Kogi Corp | 施錠装置および蓋体装置 |
JP2010084410A (ja) * | 2008-09-30 | 2010-04-15 | License & Property Control:Kk | 地下構造物用蓋の開蓋治具挿入孔開閉装置 |
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