JP4183198B2 - 地下構造物用蓋 - Google Patents

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Description

本発明は、地下構造物用蓋に関する。なお、本明細書でいう「地下構造物用蓋」とは、下水道における地下埋設物、地下構造施設等と地上とを通じる開口部を閉塞する大型鉄蓋,マンホール蓋,汚水枡蓋、電力・通信における地下施設機器や地下ケーブル等を保護する開閉可能な共同溝用鉄蓋,送電用鉄蓋,配電用鉄蓋、上水道やガス配管における路面下の埋設導管及びその付属機器と地上とを結ぶ開閉扉としての機能を有する消火栓蓋,制水弁蓋,仕切弁蓋,空気弁蓋,ガス配管用蓋,量水器蓋等を総称する。
各種の地下構造物用蓋は、マンホール等の地下構造物の上端に設置される受枠と、これに支持される蓋本体とから構成され、蓋本体の裏面の一端側には、受枠の内周面に設けた蝶番座に対して蓋本体を開閉可能に連結するための蝶番部材が設けられ、蓋本体の裏面の他端側には、蓋本体と受枠とを係合する施錠部材が設けられている。
この種の地下構造物用蓋においては、豪雨時の流入水等により地下構造物内に大きな揚圧が発生した際に、蓋本体が受枠に蝶番部材と施錠部材とを介して連結された状態で浮上して、蓋本体と受枠との間の全周にわたる隙間から排圧し、揚圧が減少したときには、蓋本体が受枠内に収まり元の嵌合状態に戻るようになっているものがある。これにより地下構造物内に人が転落したり、車両のタイヤが落ち込んだりすることを防止している。
また、このような地下構造物用蓋においては、揚圧により蓋本体が受枠に対して浮上した際に、蓋本体と受枠との連結状態を保持し、蓋本体が受枠から外れることを防止するために、蝶番部材には、その側面に突起部を設け、蓋本体が浮上した際には、当該突起部が受枠内周面に設けた受枠側突起部に係合するようになっている(特許文献1、2、3参照。)。
実公昭59−20438号公報
実公昭60−32220号公報
実公平7−20184号公報
しかしながら、上記の地下構造物用蓋においては、揚圧により蓋本体が受枠から浮上した状態において、蓋本体の上面を車両が通過する場合、蓋本体に横方向の力が加わるため、車両の通過方向によっては、蝶番部材が蝶番座から抜け、蓋本体が受枠から外れてしまうという問題があった。
また、蝶番部材の突起部が前記蝶番部材に対して一体的に設けられているため、蝶番部材が揚圧により破損した場合には、蓋本体が受枠から外れてしまうという問題があった。
本発明は、上記の点に鑑みてなされたものであり、地下構造物内に発生する揚圧により蓋本体が受枠から外れてしまうことを確実に防止する地下構造物用蓋を提供することを目的とする。
上記の目的を達成するために、本発明に係る地下構造物用蓋は、蓋本体と、前記蓋本体を嵌合支持する受枠と、前記蓋本体の裏面の一端側に設けられた蝶番構造と、前記蓋本体の裏面の他端側に設けられた施錠構造と、平面視において前記蝶番構造を設けた位置から前記蓋本体の周方向に向けて左右両側の前記蓋本体の裏面に設けられた浮上ロック構造とを備え、地下構造物内に揚圧が発生し前記蓋本体が前記受枠から浮上した際に、前記浮上ロック構造と前記施錠構造とを介して前記蓋本体の浮上状態を安定して保持することができる構成とする。
このような構成にすることにより、蓋本体の裏面の一端側の蝶番構造を設けた位置から蓋本体の周方向に向けて左右両側に配置される浮上ロック構造と、前記蓋本体の裏面の他端側に設けられた施錠構造の3点によって蓋本体の浮上状態を安定して保持することが可能となる。
また、蝶番部材自体に係合機構を設けていないために、蓋本体が浮上した際に蝶番部材に衝撃が加わることがなく、蝶番部材が破損して蓋本体が受枠から外れることを確実に防止することができる。
以上説明したように、請求項1に記載の地下構造物用蓋によれば、地下構造物内より発生する揚圧により蓋本体が受枠から浮上した際に、蓋本体の浮上状態を安定して保持し、どの方向から車両が通過しても、蓋本体が受枠から外れることを確実に防止することができる。
また、請求項2に記載の地下構造物用蓋によれば、地下構造物内より発生する揚圧により蓋本体が受枠から浮上した際に、浮上ロック部材と施錠部材とが受枠の内周面に形成した係止部に係合することにより蓋本体の浮上状態を安定して保持することができる。
また、請求項3に記載の地下構造物用蓋によれば、蝶番部材を中心として受枠に対して蓋本体を旋回して開蓋する際に、浮上ロック部材が受枠の上端面に当接すると同時に揺動するため、浮上ロック部材が受枠の上端面に引っかかることがなく、スムーズに乗り越すことができる。
また、請求項4に記載の地下構造物用蓋によれば、施錠部材と2個の浮上ロック部材との3点において蓋本体と受枠とが係合することになるため、蓋本体の浮上状態をより安定して保持することが可能となる。
また、請求項5に記載の地下構造物用蓋によれば、蓋本体が浮上状態のときに、車両の通過により蓋本体に水平方向の力が作用した場合であっても係留用爪部によって受枠の係止部からの脱落をより確実に防止することができる。
また、前記蝶番構造には、前記蓋本体の裏面の一端側に垂下された蝶番部材を備え、前記施錠構造には、前記蓋本体の裏面の他端側に枢支された施錠部材を備え、前記浮上ロック構造には、平面視において前記蝶番部材を設けた位置から前記蓋本体の周方向に向けて左右両側の前記蓋本体の裏面に設けられた浮上ロック部材を備え、地下構造物内に揚圧が発生し前記蓋本体が前記受枠から浮上した際に、前記浮上ロック部材と前記施錠部材とが前記受枠の内周面に形成した係止部に係合することにより前記蓋本体の浮上状態を安定して保持することができる構成とする。
このような構成にすることにより、蓋本体の一端に設けられる施錠部材と蝶番部材を設けた位置から蓋本体の周方向に向けて左右側に配置される浮上ロック部材の3点において前記受枠の内周面に形成した係止部に係合することにより蓋本体の浮上状態を安定して保持することが可能となる。
また、前記浮上ロック部材は前記蓋本体中心方向へ揺動自在に枢支される構成とする。
このような構成にすることにより、蝶番部材を中心として受枠に対して蓋本体を旋回して開蓋する場合に、前記浮上ロック部材が受枠の上端面に当接すると同時に浮上ロック部材が回動して受枠の上端面の乗り越しをスムーズに行うことが可能となる。
また、前記浮上ロック部材は、前記蝶番部材を設けた位置を中心として前記蓋本体の周方向に向けて左右対称に60度以内の位置に設けられる構成とする。
このような構成にすることにより、蓋本体に設けられる施錠部材と浮上ロック部材とが等間隔となり、蓋本体の浮上を安定した状態で保持することが可能となる。しかし、蝶番部材を中心として受枠に対して蓋本体を旋回させる際の浮上ロック部材の受枠上端面への引っかかりの回避等を考慮した場合には、蝶番部材を中心として左右対称に左22.5度以内および右22.5度以内の取り付け位置とすることがより望ましい。
また、前記浮上ロック部材の先端に、前記受枠の内周面に形成した係止部との係合を確実とする係留用爪部が設けられる構成とする。
このような構成にすることにより、蓋本体が浮上状態のときにどの方向から車両が通過しても係留用爪部によって受枠の係止部との係合がより確実となり、蓋本体が外れることを確実に防止することが可能となる。
以下、本発明の実施例を図面を参酌しながら説明し、本発明の理解に供する。
図1は、本発明に係る地下構造物用蓋の一実施例を説明するための平面図、図2は、図1のA−A線における断面図、図3は、図2の蓋本体が受枠から浮上した状態を示す説明図である。
地下構造物用蓋1は、受枠2とこの受枠2に嵌合により装着される蓋本体3とにより構成された平面視円形状をなし、蓋本体3が地表面と面一をなすように設置されている。
また、蓋本体3は、その裏面の一端側に設けられた蝶番構造4により受枠2に対して開閉可能に連結されており、他端側に形成されたバール孔5の下側近傍に設けられる施錠構造6により受枠2と係合可能とされ、不意の開蓋が防止されている。
さて、蝶番構造4は、蓋本体3の裏面の一端側周縁部に設けられた蝶番取付部7に略「S」の字形状の蝶番部材8がその上端の枢支ピン(図示せず。)によって連結枢支される。そして蝶番部材8の下部には、ボール状の抜け防止用突起部9が形成されている。そして受枠2の内周側壁には、中心に向けて水平状に環状の蝶番座10が設けられており、蝶番構造4は、この蝶番座10に蝶番部材8が挿通され、蝶番部材8と蝶番座10が連結されることによって構成されている。
このように蝶番座10内に蝶番部材8を挿通した蝶番構造4によって蓋本体3と受枠2とが連結されており、開蓋時には蓋本体3の水平旋回・または垂直反転の一連の作業を行うことが可能となる。
また、施錠構造6は、蓋本体3上の外周縁より中心側に離間した位置に開口形成されたバール孔5に食込み解除および蓋開閉用の工具であるバール26の先端を挿入して適宜バール26を揺動操作することで作動し、これにより任意に食込み解除や施錠・解錠を行うことができる。
以下、施錠構造6について詳述する。図4に示すように、施錠構造6は施錠部材6Aと受枠内周面に形成した係止部32とから構成され、施錠部材6Aは、揺動鉤体28、係合爪31、可動支点蓋36、圧縮バネ40等を備えている。バール孔5は蓋本体3の外周縁から若干中心側(図4、5の右方)に形成され、中心側が円弧状をなす略長方形状に形成されて蓋本体3を上下に貫通している。
蓋本体3の下面にはバール孔5の左右両側(図5の上下両側)に位置するように一対の軸受部27が突設され、軸受部27にはそれぞれ軸受孔27aが形成されている。蓋本体3のバール孔5の下方には揺動鉤体28(揺動部材)が配設され、図6に示すように揺動鉤体28の左右両側には上方に向けて一対の支持アーム29が延設されている。右側の支持アーム29の上端右側面および左側の支持アーム29の上端左側面には揺動軸30がそれぞれ突設され、これらの揺動軸30が上記蓋本体3の軸受孔27a内で回動可能に支持されることにより、揺動鉤体28は蓋本体3の中心および外周方向に揺動可能な状態で垂下されている。
揺動鉤体28の下部には外周側に向けて係合爪31が一体形成され、この係合爪31の上方に位置するように受枠2の内周面には係止部32が一体形成され、揺動鉤体28は、図4に実線で示すように蓋本体3から垂下した略直立姿勢(以下、施錠位置という)では係合爪31を受枠2の係止部32の下方に位置させて蓋本体3の開蓋を規制する一方、仮想線で示すように下部を中心方向に揺動させた姿勢(以下、解除位置という)では係合爪31を係止部32の下方より退避させて蓋本体3の開蓋を許容する。
揺動鉤体28は両支持アーム29間において断面四角状のガイド孔33が上下方向に貫設され、ガイド孔33の上部開口個所にはばね座34が同心上に形成され、ガイド孔33の下部開口個所は下方より円筒状に穿設されてワッシャ当接面35が形成されている。
揺動鉤体28の両支持アーム29の間には可動支点蓋36が配設され、可動支点蓋36には下方に向けてガイドロッド37が延設されている。ガイドロッド37は断面四角状をなして揺動鉤体28のガイド孔33内に上方より挿入され、ガイド孔33の下側開口部に突出したガイドロッド37の下端にはワッシャ38がカシメ固定されている。これにより揺動鉤体28に対して可動支点蓋36が水平方向への回転を規制された状態で上下動可能に支持され(案内手段)、ガイド孔33とガイドロッド37との間には若干の遊びが設けられ、後述する下降ガイド面39による可動支点蓋36の位置変化を許容するように配慮されている。
可動支点蓋36の下面には、ガイドロッド37を中心としてばね座34が形成され、可動支点蓋36のばね座34と揺動鉤体28のばね座34との間には圧縮ばね40(付勢手段)が介装されている。圧縮ばね40の付勢力により揺動鉤体28に対して可動支点蓋36は常に上方に向けて付勢され、ガイドロッド37の下端のワッシャ38を揺動鉤体28のワッシャ当接面35に当接させている。
図5の平面視において可動支点蓋36の外形は蓋本体3のバール孔5より中心および外周方向と左右方向とに共に大きく、その上面にはバール孔5の形状に対応する押圧部41が形成されると共に、押圧部41の周囲にはゴム製のパッキン42が装着されてパッキン42上を当接面43としている。
上記した圧縮ばね40の上方への付勢力により、可動支点蓋36は蓋本体3のバール孔5内に押圧部41を嵌め込んだ状態で当接面43を蓋本体3の下面におけるバール孔5の周囲に当接させ、これによりバール孔5を閉鎖して十分な止水性を奏している(以下、閉鎖位置という)。そして、この状態から圧縮ばね40の付勢力に抗して可動支点蓋36が下降すると、可動支点蓋36の押圧部41がバール孔5から下方に離脱すると共に、当接面43が蓋本体3の下面から離間し、結果としてバール孔5が開放される。また、可動支点蓋36の閉鎖位置において、可動支点蓋36を付勢している圧縮ばね40の反力および揺動鉤体28自体の自重により、揺動鉤体28は図4に実線で示す施錠位置に保持されている。
可動支点蓋36の押圧部41上の外周端にはガイド傾斜面44が形成され、このガイド傾斜面44は蓋本体3の外周側ほど略直線状に隆起する形状をなしている。ガイド傾斜面44の形状はバール26の先端に形成された係合部26aの形状に倣って設定されたものであり、ここで、バール26の先端の形状について述べる。
端的に表現して本実施形態の地下構造物用蓋1の施錠構造6に適用されるバール26の先端には、バール26に対して略T字状をなして直交する係合部26aが形成されている。図5に示す平面視においてバール孔5の左右方向の寸法Aは、バール26の係合部26aの幅Wより広く、且つ係合部26aの長さLより狭く設定されている。
従って、バール26の係合部26aを中心および外周方向に沿わせた姿勢では、上方より係合部26aをバール孔5内に挿入可能であり、バール孔5への挿入後に係合部26aを水平方向に90°角度変更して左右方向に沿わせると、係合部26aはバール孔5の左右両側で蓋本体3の下面に当接して掛止される。そして、係合部26aの両端には、バール先端側に面するように面取り状のガイド傾斜面26bがそれぞれ形成され、上記のように係合部26aを中心および外周方向に沿わせた姿勢では、何れか一方のガイド傾斜面26bが可動支点蓋36のガイド傾斜面44と対応する。
図6に示すように、揺動鉤体28の左右の支持アーム29には蓋本体3の中心側に面するように下降ガイド面39がそれぞれ形成され、これらの下降ガイド面39の上部は下方ほど中心側となるように円弧状に傾斜し、その下側の個所は略垂直に形成されている。これらの下降ガイド面39に対応するように、可動支点蓋36の左右両側にはガイドピン45がそれぞれ突設され、上記のように可動支点蓋36が蓋本体3のバール孔5を閉塞している状態では、各ガイドピン45が揺動鉤体28の下降ガイド面39の直上に位置する一方、可動支点蓋36が下降したときには、各ガイドピン45が下降ガイド面39上を上側から下側へ摺接し、下降ガイド面39に沿って可動支点蓋36は若干中心側に位置変位しながら下降し、このときの位置変化はガイド孔33とガイドロッド37との遊びにより許容される。
一方、可動支点蓋36の外周端には下方に向けてストッパ突部46が突設され、このストッパ突部46は上記した受枠2の係止部32の直上に位置している。ストッパ突部46と対応するように係止部32の上面には平坦なストッパ面47が形成され、ストッパ面47の中心側には段差部48が上方に向けて突出形成されている。ガイドロッド37の案内により下降したときの可動支点蓋36は、ストッパ突部46を受枠2のストッパ面47上に当接させることによりそれ以上の下降を規制される(以下、支点位置という)。この支点位置においては、段差部48によりストッパ突部46の中心側への位置変化が防止されると共に、可動支点蓋36の上面と蓋本体3の下面との間には、バール26の係合部26aが進入可能な間隙が形成される。
本実施形態の地下構造物用蓋1の施錠構造6は以上のように構成されており、次に蓋本体3を開蓋および閉蓋する際の手順について説明する。
まず、図4に示す蓋本体3の閉蓋時においては、圧縮ばね40の付勢力により可動支点蓋36が上方に付勢されて閉鎖位置に保持されており、その押圧部41が蓋本体3のバール孔5内に嵌め込まれると共に、当接面43が蓋本体3の下面に当接してバール孔5を閉蓋している。また、このときの圧縮ばね40の反力および自重により揺動鉤体28は蓋本体3から垂下した施錠位置に保持されて、その係合爪31を受枠2の係止部32の下方に位置させており、蓋本体3と共に揺動鉤体28が上昇したときには、係合爪31が下方より受枠2の係止部32に係合して開蓋を規制する。
従って、バール孔5を介して雨水等が地下構造物内に流入する事態が確実に防止されると共に、地下構造物内での溢水等に起因する開蓋、或いは不法投棄等を目的とした第三者による開蓋等が未然に防止される。
この状態からの開蓋操作は、食込み解除および解錠の2段階の操作を経て行われる。
まず、食込み解除の操作として、図4に示すようにバール26を蓋本体3の中心側に若干傾斜させた直立姿勢として、その係合部26aを蓋本体3の中心および外周方向に沿わせてバール孔5内に上方より挿入する。挿入されたバール26の係合部26aにより可動支点蓋36の押圧部41が下方に押圧され、圧縮ばね40の付勢力に抗して可動支点蓋36が次第に下降し、図7に示すようにストッパ突部46を受枠2のストッパ面47上に当接させた支点位置に切換えられる。下降時の可動支点蓋36はガイドピン45を下降ガイド面39上で摺接しながら若干中心側に位置変位し、これにより可動支点蓋36は蓋本体3の内周に干渉することなく下降する。
次いで、バール26を蓋本体3の外周側に揺動操作して略直立させると、係合部26aの外周側のガイド傾斜面26bが可動支点蓋36のガイド傾斜面44上を摺接しながら蓋本体3の中心側に向けて移動する。結果として図8に示すように係合部26aのガイド傾斜面26bは可動支点蓋36のガイド傾斜面44と対応すると共に、バール26の係合部26aの中心側端が蓋本体3の下側に進入する。
この状態で図9に示すようにバール26を蓋本体3の外周側にさらに揺動操作すると、上記したように受枠2のストッパ面47により可動支点蓋36の下降が規制されていることから、係合部26aの外周側端が可動支点蓋36の押圧部41上に当接して支点として機能し、係合部26aの中心側端が蓋本体3の下面に当接して作用点として機能し、バール26の上端の揺動操作個所が力点として機能し、てこの原理により蓋本体3に強力な上方への力が作用する。従って、受枠2に対して蓋本体3が嵌合により食込んでいる場合であっても、その食込みが容易且つ確実に解除される。
以上で食込み解除操作が完了し、引き続き解錠操作を行う。まず、外周側に揺動操作したバール26を図10に示すように一旦略直立姿勢まで戻した上で、図11に実線で示すように係合部26aを水平方向に90°角度変更して左右方向に沿わせた姿勢とする。結果としてバール26の係合部26aの両端はバール孔5の左右両側で蓋本体3の下面に当接して掛止される。この状態で図11に仮想線で示すようにバール26の係合部26aを外周側に移動させると、それに伴って可動支点蓋36に対する係合部26aの押圧個所は圧縮ばね40の軸心Cより外周側に移動するため、この押圧個所を中心として圧縮ばね40の反力により揺動鉤体28には下部を中心側に移動させる方向にモーメントが作用する。但し、この時点では可動支持蓋36のストッパ突部46が段差部48により中心側への移動を防止されているため、揺動鉤体28は直立姿勢のまま保持される。
そして、図12に示すように、バール26と共に蓋本体3を僅かに引き上げるとストッパ突部46が段差部48を乗り越えるため、上記圧縮ばね40の反力で発生したモーメントにより揺動鉤体28は下部を中心側に移動させるように揺動し、その結果、揺動鉤体28が解錠位置に切換られ、その係合爪31が受枠2の係止部32の下方より退避して解錠操作が完了する。そして、この状態でバール26を上方に引き上げると、係合部26aに掛止された蓋本体3が可動支点蓋36および揺動鉤体28と一体で受枠2から引き上げられ、蝶番構造4を介して蓋本体3を水平旋回または垂直反転することで開蓋できる。
また、蓋本体3を閉蓋するときには、揺動鉤体28を自由な状態としておき、そのまま受枠2内に蓋本体3を配置すると、揺動鉤体28が圧縮ばね40の反力および自重により施錠位置に切換えられて蓋本体3の開蓋を防止すると共に、このときの可動支点蓋36は圧縮ばね40の付勢力により閉鎖位置に切換えられてバール孔5を閉鎖する。
また、蓋本体3を閉蓋したときに、係合爪31の上面と係止部32の下面との間に15mm程度の間隔を設けることにより、図3に示すように、地下構造物内に大きな揚圧が発生した際には、蓋本体3が受枠2に対して浮上し、蓋本体3と受枠2との間に生ずる隙間から排圧することになっている。
次に、図13は本発明に係る地下構造物用蓋の背面図、図14は本発明に係る地下構造物用蓋の浮上ロック構造の一例を示す説明図、図15は浮上ロック構造における浮上ロック部材の一例を示す説明図である。
浮上ロック構造16は、蓋本体3の裏面の周縁部に設けられた浮上ロック取付部17、浮上ロック部材18等から構成され、平面視において蓋本体3裏面に取り付けられた蝶番部材8から蓋本体3の周方向に向けて左右対称に左11度、右11度となるように間隔を設けた位置(2箇所)に浮上ロック取付部17が設けられる。
それぞれの浮上ロック取付部17は、一定間隔を設けて取付板部材22が蓋本体3裏面より突設され、一方の取付板部材22には軸挿通孔23が開口され、他方の取付板部材22Aには軸受溝部24が設けられる。
また、図15に示すように浮上ロック部材18は、頂部位置の枢軸19に対して蓋本体外周側となる側に係合部20および蓋本体中心側となる側にバランス用ウエイト部26が一体的に形成される。さらに水平面状の係合部20の先端に係留用爪部21が突設形成される。
ここで、浮上ロック取付部17に浮上ロック部材18を取り付ける場合には、係合部20が蓋本体外周側となるように枢軸19の一方を取付板部材22の軸挿通孔23に挿入し、枢軸19の他方を取付板部材22Aの軸受け溝部24内に嵌め入れることによって回動自在な状態で取り付けることが可能となる。
また、浮上ロック部材18の係合部20先端の係留用爪部21に対向する受枠2の内周面には、この係留用爪部21と係留する係止部25(浮上ロック構造側)が形成される。そして受枠2に対して蓋本体3を閉蓋したときには、浮上ロック部材18の係合部20上面と受枠2の内周面の係止部25の下面との間隔が15mm程度となるよう設定されている。
したがって、図16および図17に示すように、地下構造物内に大きな揚圧が発生した際には、蓋本体3が受枠2に対して浮上し、浮上ロック部材18の係合部20と受枠2の係止部25との係合によって蓋本体3を15mm程度浮上させた状態でロックすることが可能となる。
このようにして蓋本体3の浮上の際には、図3に示すように、施錠構造6による施錠部材6Aと浮上ロック構造16による2個の浮上ロック部材18との3点において蓋本体3の浮上状態を安定して保持することが可能となる。
なお、本実施例では浮上ロック部材18の取付け位置を、蝶番部材8の位置を中心として蓋本体3の周方向に向けて左右対称に左11度、右11度となるように設定している。なお蓋本体3の浮上状態をより安定して保持させるという点においては施錠構造6の位置と浮上ロック部材18の位置とが等間隔となるように蝶番部材8の位置を中心として蓋本体3の周方向に向けて左右対称に左60度、右60度とすることが望ましく、蓋本体3を水平旋回により開蓋する際の一連の作業がスムーズに行える位置として蝶番部材8から蓋本体3の周方向に向けて左右対称に左22.5度以内、右22.5度以内となるように設定することがより望ましい。
本実施例の地下構造物用蓋は前記した各構成からなるものであって、開蓋の際には以下の手順で蓋本体3の開蓋作業が行われる。
上述した要領によりバールを用いて施錠構造6の食込み解除および解錠の操作を行い、その後、図18中(イ)で示すように、バールを引き上げることにより蓋本体3を水平状に引き出す。この際に浮上ロック構造16の浮上ロック部材18は、図5に示すように受枠2の係止部25の約15mm下方に位置し、係止部25とは係留していないために支障なく引き出すことが可能となる。
次に図18中(ロ)で示すように、蝶番部材8が蝶番座10内より引き出され蝶番部材8の下部に設けた抜け防止用突起部9が蝶番座10に係留された状態で蝶番部材8を中心軸として蓋本体3を旋回することにより開蓋する。
なお、図19中(イ)(ロ)(ハ)でそれぞれ示すように、蓋本体3を旋回する際には、浮上ロック部材18は受枠2の上端面に接触することになる。
この場合、上述したように浮上ロック部材18は、蓋本体3の裏面に設けた浮上ロック取付部17に対して揺動自在な状態で枢支されるために、図19(ロ)(ハ)で示すように浮上ロック部材18が受枠2の上端面に接触すると同時に浮上ロック部材18が回動することにより支障なく受枠2の上端面を超えることができ、かつバランス用ウエイト部26によって元に位置に復帰する。
また、開蓋状態から蓋本体3を旋回させて閉蓋する場合においても、浮上ロック部材18が受枠2の上端面に接触する際に回動して支障なく蓋本体3の閉蓋が可能となる。
以上説明した本実施例においては、地下構造物内に発生する揚圧により蓋本体3が受枠2から浮上した際に、施錠構造6における施錠部材6Aの位置と浮上ロック構造16における2個の浮上ロック部材18の位置の3点において受枠2の内周面(係止部)と係合することになるため、蓋本体3の浮上状態を安定して保持することができるとともに、どの方向から車両が通過しても蓋本体3が受枠2から外れることを確実に防止することができる。
また、万が一、浮上ロック部材18が破損しても、蝶番部材8は破損しないため、蓋本体3が受枠2から外れることを確実に防止することができる。
本発明を適用した地下構造物用蓋の一実施例を説明するための平面説明図である。 図1のA−A線における断面説明図である。 図2における地下構造物用蓋の浮上状態を説明するための断面説明図である。 蓋本体の閉蓋時における食込み解除構造および施錠構造を示す部分拡大断面図である。 図4のIII―III線断面図である。 揺動鉤体、圧縮ばね、可動支点蓋を示す分解斜視図である。 バールの押圧により可動支点蓋を支店位置に切換えたときの食込み解除手順の説明図である。 ガイド傾斜面によりバールの係合部を中心側に移動させたときの食込み解除手順の説明図である。 てこの原理で食込み解除したときの食込み解除手順の説明図である。 バールを直立に戻したときの解錠手順の説明図である。 バールを水平方向に角度変更したときの解錠手順の説明図である。 揺動鉤体を解錠位置に切換えたときの解錠手順の説明図である。 図1における本発明を適用した地下構造物用蓋の蓋本体の裏面説明図である。 本発明を適用した地下構造物用蓋の浮上ロック構造を示す説明図である。 本発明を適用した地下構造物用蓋の浮上ロック構造の構成部品である浮上ロック部材の説明図である。 図14における地下構造物用蓋の浮上状態を示す説明図である。 図16における端面説明図である。 本発明を適用した地下構造物用蓋の開蓋状態を示す説明図である。 図18における浮上ロック部材と受枠との接触状態を示す説明図である。
符号の説明
1 地下構造物用蓋
2 受枠
3 蓋本体
4 蝶番構造
5 バール孔
6 施錠構造
6A 施錠部材
7 蝶番取付部
8 蝶番部材
9 抜け防止用突起部
10 蝶番座
16 浮上ロック構造
17 浮上ロック取付部
18 浮上ロック部材
19 枢軸
20 係合部
21 係留用爪部
22、22A 取付板部材
23 軸挿通孔
24 溝部
25 係止部(浮上ロック構造側)
26 バール
26a 係合部
26b ガイド傾斜面
27 軸受部
27a 軸受孔
28 揺動鉤体
29 支持アーム
30 揺動軸
31 係合爪
32 係止部(施錠構造側)
33 ガイド孔
34 ばね座
35 ワッシャ当接面
36 可動支点蓋
37 ガイドロッド
38 ワッシャ
39 下降ガイド面
40 圧縮ばね
41 押圧部
42 パッキン
43 当接面
44 ガイド傾斜面
45 ガイドピン
46 ストッパ突部
47 ストッパ面
48 段差部

Claims (5)

  1. 蓋本体と、前記蓋本体を嵌合支持する受枠と、
    前記蓋本体の裏面の一端側に設けられた蝶番構造と、
    前記蓋本体の裏面の他端側に設けられた施錠構造と、
    平面視において前記蝶番構造を設けた位置から前記蓋本体の周方向に向けて左右両側の前記蓋本体の裏面に設けられた浮上ロック構造とを備え、
    地下構造物内に揚圧が発生し前記蓋本体が前記受枠から浮上した際に、前記浮上ロック構造と前記施錠構造とを介して前記蓋本体の浮上状態を安定して保持することができる
    ことを特徴とする地下構造物用蓋。
  2. 前記蝶番構造には、前記蓋本体の裏面の一端側に垂下された蝶番部材を備え、
    前記施錠構造には、前記蓋本体の裏面の他端側に枢支された施錠部材を備え、
    前記浮上ロック構造には、平面視において前記蝶番部材を設けた位置から前記蓋本体の周方向に向けて左右両側の前記蓋本体の裏面に設けられた浮上ロック部材を備え、
    地下構造物内に揚圧が発生し前記蓋本体が前記受枠から浮上した際に、前記浮上ロック部材と前記施錠部材とが前記受枠の内周面に形成した係止部に係合することにより前記蓋本体の浮上状態を安定して保持することができる
    請求項1に記載の地下構造物用蓋。
  3. 前記浮上ロック部材は、前記蓋本体中心方向へ揺動自在に枢支される
    請求項1または2に記載の地下構造物用蓋。
  4. 前記浮上ロック部材は、前記蝶番部材を設けた位置を中心として前記蓋本体の周方向に向けて左右対称に左60度以内および右60度以内の位置に設けられる
    請求項1、2または3記載の地下構造物用蓋。
  5. 前記浮上ロック部材の先端には、前記受枠の内周面に形成した係止部との係合を確実とする係留用爪部が設けられる
    請求項1、2、3または4記載の地下構造物用蓋。
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