JPH044042Y2 - - Google Patents

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JPH044042Y2
JPH044042Y2 JP4185586U JP4185586U JPH044042Y2 JP H044042 Y2 JPH044042 Y2 JP H044042Y2 JP 4185586 U JP4185586 U JP 4185586U JP 4185586 U JP4185586 U JP 4185586U JP H044042 Y2 JPH044042 Y2 JP H044042Y2
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locking
iron lid
fitting
frame
cam
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JP4185586U
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Publication of JPH044042Y2 publication Critical patent/JPH044042Y2/ja
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Description

【考案の詳細な説明】 〔考案の技術分野〕 この考案は、マンホール等の鉄蓋のロツク装置
に関するものである。
〔従来技術とその問題点〕
従来、マンホール等の鉄蓋の盗難防止を目的と
して、鉄蓋に取り付けられるロツク装置には、第
9図に示すものがある。即ち、このロツク装置
は、鉄蓋1の端部に垂直に挿入されたボルト2
と、ボルト2の下端に水平に固定された係止金具
3と、枠4の内面に突設された突起5とからなつ
ている。
上述したロツク装置においては、鉄蓋1に挿入
されたボルト2を回わして、係止金具3を突起5
に係止させれば、鉄蓋1を枠4にロツクでき、一
方、ボルト2を回わして、係止金具3を突起5か
ら外せば、鉄蓋1を開くことができる。
しかし、上述した従来のロツク装置は、車等の
振動によつて係止金具3が突起5から外れ易す
く、しかも、ボルト2を回わすだけで簡単に鉄蓋
1が開いてしまうといつた問題があつた。
〔考案の目的〕
この考案の目的は、車等の振動によつて係止金
具が外れず、しかも、特定の形状の、鍵部材を有
する手かぎを用いなければ、鉄蓋を開くことがで
きない、鉄蓋のロツク装置を提供することにあ
る。
〔考案の概要〕
この考案は、地中に水平に埋設される枠と、前
記枠内に嵌め込まれる鉄蓋とのロツク装置であつ
て、前記枠の内側に係止端を上方にして水平軸を
中心として回動自在に取り付けられる係止金具
と、前記鉄蓋の下面に設けられた、前記係止金具
の前記係止端が係止されるピンと、前記枠の内側
に水平に取り付けられた、円弧状の長孔を有する
カムと、一端が前記係止金具の回動中心より下方
位置に枢着され、他端が前記カムの前記長孔にス
ライド自在に取り付けられた連結バーと、前記カ
ムの回転中心の上面に垂直に固定された、上端に
凹陥部が形成された回転軸とからなり、前記凹陥
部に手かぎの先端に設けられた鍵部材を前記鉄蓋
に明けられた挿入孔を通して嵌合させ、前記手か
ぎを回動させて前記係止金具を前記ピンに係止さ
せることに特徴を有するものである。
〔考案の構成〕
次に、この考案の装置の一実施態様を図面を参
照しながら説明する。
第1図は、この考案の装置の一実施態様の一部
切欠き平面図、第2図は、第1図のA−A線断面
図、第3図は、第2図のB−B線断面図である。
第1〜3図において、係止金具6は、地中に水
平に埋設される枠4の内側に、係止端6Aを上方
にして、枠4の内面に固定された水平軸7によつ
て回動自在に取り付けられている。枠4内に嵌め
込まれる鉄蓋1の下面には、係止金具6の係止端
6Aが係止されるピン8が前記下面と間隔をあけ
て水平に固定されている。係止金具6の下部に
は、垂錘6Bが設けられており、重錘6Bの重量
によつて係止端6Aにピン8方向に向う回動力が
付与され、係止金具6が振動によつてピン8から
外れにくいようになつている。
円弧状の長孔9Aを有するカム9は、枠4の内
側に、後述する回転軸によつて水平に取り付けら
れている。連結金具10の一端は、係止金具6の
回動中心より下方位置に枢着され、他端は、長孔
9Aに連結ピン11によつてスライド自在に取り
付けられている。連結金具10は係止金具6側と
カム9側とに2分割され、両者はネジによつて結
合されており、一方を他方に対して回わすことに
よつて、連結金具10の長さを調整できるように
なつている。これによつて、係止金具6の係止端
6Aとピン8との位置関係を調整する。
カム9の回転中心の上面には、垂直に回転軸1
2が固定されている。回転軸12の上端には、複
数本の垂直溝13Aを有する凹陥部13が形成さ
れている。凹陥部13は、後述する手かぎの鍵部
材と嵌合する。
このように構成されている、この考案のロツク
装置においては、第4図に示すようなT字形の手
かぎ14を使用して鉄蓋1を開閉する。手かぎ1
4の一方の先端には、回転軸12の凹陥部13と
嵌合する形状の鍵部材(第5図参照)が設けら
れ、他方の先端には、第7図に示すような鉄蓋1
に明けられた挿入孔1Aと略同形の吊上げ部材1
4B(第6図参照)が設けられている。
鉄蓋1を閉じるには、手かぎ14の鍵部材14
Aを鉄蓋1の挿入孔1Aを通して回転軸12の凹
陥部13に嵌合させ、手かぎ14を回わす。これ
によつて、カム9が回転軸12を中心として回動
するので、係止金具6の係止端6Aは、連結金具
10を介して水平軸7を中心としてピン8方向に
回動して最終的にピン8に係止される。この結
果、鉄蓋1はロツクされる。一方、鉄蓋1を開け
るには、鉄蓋1を閉じる場合と逆方向に手かぎ1
4を回わせば良い。
なお、係止金具6をピン8から外した後、鉄蓋
1を引き上げるには、手かぎ1の挿入孔1A内に
手かぎ14の吊上げ部材14Bを挿入し、手かぎ
1を若干回わして吊上げ部材14Bを鉄蓋1の下
面に係止して手かぎ14を引き上げる。
以上は、1つのロツク装置によつて鉄蓋をロツ
クする場合であるが、2つのロツク装置によつて
鉄蓋をロツクするには、第8図に示すように、枠
4の内側の両方にロツク装置を1対設け、互いの
カム9を連結バー15によつて連結する。これに
よつて、1対のロツク装置の何れか1つの凹陥部
13に手かぎ14の鍵部材14Aを嵌合させて手
かぎ14を回わせば、1対のロツク装置を同時に
操作できる。
〔考案の効果〕
以上説明したように、この考案によれば、カム
を介して係止金具を回動させるので車の振動等に
よつて、係止金具がピンから外れにくく、しか
も、特定の形状の鍵部材を有する手かぎを用いな
ければ、鉄蓋を開けることができないといつたき
わめて有用な効果がもたらされる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、この考案の装置の一実施態様の一部
切欠き平面図、第2図は、第1図のA−A線断面
図、第3図は、第2図のB−B線断面図、第4図
は、この考案の装置に使用する手かぎの一部切欠
き正面図、第5図は、同手かぎに設けられた鍵部
材の平面図、第6図は、同手かぎに設けられた吊
上げ部材の平面図、第7図は、鉄蓋に設けられた
挿入孔の平面図、第8図は、この考案の装置の他
の実施態様の一部切欠き平面図、第9図は、従来
のロツク装置の部分断面図である。 図面において、1……鉄蓋、1A……挿入孔、
2……ボルト、3……係止金具、4……枠、5…
…突起、6……係止金具、6A……係止端、6B
……重錘、7……水平軸、8……ピン、9……カ
ム、9A……長孔、10……連結金具、11……
連結ピン、12……回転軸、13……凹陥部、1
3A……垂直溝、14……手かぎ、14A……鍵
部材、14B……吊上げ部材、15……連結バ
ー。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 地中に水平に埋設される枠と、前記枠内に嵌め
    込まれる鉄蓋とのロツク装置であつて、前記枠の
    内側に係止端を上方にして水平軸を中心として回
    動自在に取り付けられる係止金具と、前記鉄蓋の
    下面に設けられた、前記係止金具の前記係止端が
    係止されるピンと、前記枠の内側に水平に取り付
    けられた、円弧状の長孔を有するカムと、一端が
    前記係止金具の回動中心より下方位置に枢着さ
    れ、他端が前記カムの前記長孔にスライド自在に
    取り付けられた連結金具と、前記カムの回転中心
    の上面に垂直に固定された、上端に凹陥部が形成
    された回転軸とからなり、前記凹陥部に手かぎの
    先端に設けられた鍵部材を前記鉄蓋に明けられた
    挿入孔を通して嵌合させ、前記手かぎを回動させ
    て前記係止金具を前記ピンに係止させることを特
    徴とする、鉄蓋のロツク装置。
JP4185586U 1986-03-24 1986-03-24 Expired JPH044042Y2 (ja)

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JPS62154049U JPS62154049U (ja) 1987-09-30
JPH044042Y2 true JPH044042Y2 (ja) 1992-02-06

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