JPH03442Y2 - - Google Patents

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JPH03442Y2
JPH03442Y2 JP10021285U JP10021285U JPH03442Y2 JP H03442 Y2 JPH03442 Y2 JP H03442Y2 JP 10021285 U JP10021285 U JP 10021285U JP 10021285 U JP10021285 U JP 10021285U JP H03442 Y2 JPH03442 Y2 JP H03442Y2
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JP10021285U
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は例えば消火栓のマンホールの蓋として
使用するのに適する蓋に関し、蓋を開閉操作する
把手と、蓋の開閉を容易にする初期作動体とを取
り付けてなるものである。
(従来技術) 従来のマンホールの蓋は、握手のないもの、第
9図に示したように開閉用の握手Aが取付けられ
ているもの、第10図に示したように開蓋用バー
ルBが取り付けられているもの(実開昭59−
38567)などがあつた。
(従来技術の問題点) 従来のマンホールの蓋には次のような問題があ
つた。
(1) 握手のない蓋の場合は、一々現場にバールを
持参し、それを挺子のようにして蓋をこじ開け
なければならなかつた。ところがこのバールは
長さが1m〜2m程度であるため持ち運びに不便
であるばかりか、万一バールを忘れるとマンホ
ールの蓋を開けることができないという問題が
あつた。マンホールの蓋が消火栓の蓋の場合は
この欠点は致命的であつた。
(2) 第9図のものは握手Aが短いためそ把手で蓋
を上に引き上げることはできるが、把手Aを挺
子のように使用して蓋を開けることはできな
い。そのため蓋がきつくしまつている場合は開
けにくく、一旦バールでこじ開けてからでない
と開かないという問題があつた。そのため蓋の
開閉作業が面倒であつた。このため蓋が開くま
でに時間がかかり、消火栓のマンホールの蓋の
ように緊急用のものには適さなかつた。
(3) 第10図に示したものは長いバールBが取り
付けられているため、これを使用して蓋をこじ
開けることはできるが、バールBは蓋に差し込
まれているだけであるため、蓋をこじ開けてか
ら蓋を横にずらしたり、裏返しにしたりすると
きバールBが蓋から外れてしまう。そのためバ
ールBを操作して蓋を横にずらしたり裏返しに
したりすることはできなかつた。またこのバー
ルBを操作して蓋を閉めることもできなかつ
た。
従つてこのバールBは蓋をこじ開けることはで
きるがそれ以上のことはできず、結局は蓋の周縁
部を手で持つて蓋を開閉しなければならず、開閉
操作が面倒であつた。
(問題点を解決するための手段) 本考案の目的は従来のマンホールの蓋の各種問
題を解決するため、蓋の開閉操作する把手と開閉
を容易にする初期作動体とを兼備したマンホール
の蓋を提供することにある。
本考案のマンホールの蓋は、受枠1内に開閉自
在なるよう嵌入される蓋本体2と、受枠1に押し
当てて回動することにより蓋本体2を開閉自在と
した把手3と、把手3を回動して蓋本体2を開け
る初期の時点で蓋本体2を押し上げる初期作動体
4とから構成され、蓋本体2にはその外周面2a
に開通する把手案内溝5が形成され、把手3は蓋
本体2に差し込み引き出し自在で且つ蓋本体2か
ら外れないよう同本体2に取り付けられてなるも
のである。
(実施例) 第1図〜第8図は本考案のマンホールの蓋の一
例を示すものである。
受枠1は従来からのものと同じものである。
蓋本体2の一部には把手3を差し込む把手案内
溝5が二本平行に形成されており、しかもこの把
手案内溝5は蓋本体2の外周面2aに開通してい
る。
初期作動体4は蓋本体2の内面に回動自在なる
よう取り付けられた偏心押し上げ体12と、蓋本
体2の内面に回動自在なるよう取り付けられた回
動体13とから構成されている。
偏心押し上げ体12は第3図に示すように横長
の軸状であり、また第5図〜第7図に示すように
周面の一部12aを外側に突出させて偏心させて
あり、また把手差し込み孔12b,12cが形成
されている。この偏心押し上げ体12は第3図に
明示されているように蓋本体2の裏面に突出され
ている井桁14a,14b間に回動自在なるよう
取付けられている。第3図の15a,15bは偏
心押し上げ体12が横に抜けないようにするボル
トなどの抜け止め具である。
回動体13は第3図、第5図に明示するよう
に、蓋本体2の内面に平行に突出されている支持
片16a,16b間に軸17により回動自在なる
ように取り付けられている。この回動体13は第
5図に明示するように蓋本体2が閉じているとき
は外側支持部13aが受枠1の支持突子1aに支
持され、内側支持部13bが偏心押し上げ体12
に支持されている。
把手3は第4図に明示されているように縦型コ
字状に成形されており、これを第5図〜第7図に
明示するように蓋本体2の把手案内溝5に差し込
み、更に偏心押し上げ体12の把手差し込み孔1
2b,12cに差し込んである。しかも把手3の
下端にナツト18を取り付けて蓋本体2から外れ
ないようにしてある。
なお、蓋本体2を受枠1に連結する連結具19
は、蓋本体2を受枠1に回動自在なる連結できる
ものであればどのようなものでもよいが、例えば
本件出願人が先に開発した蝶番式のもの(実願昭
60−40520)を用いるのが好ましい。
また把手3の形状は第4図に示したもの以外で
もよい。
(本考案の作用) 本考案の蓋の開閉状態を第5図〜第8図を参照
して説明する。
(1) 蓋本体2が閉じているときは第5図のように
把手3が自重によりマンホール内に下がつてい
る。
(2) 第5図の状態から蓋本体2を開けるには、第
6図に破線で示すように把手3を引き上げ、引
き上げた把手3の上端部側を第6図に実線で示
すように把手案内溝5に沿つて下方に回動させ
る。このとき把手3を受枠1の内周縁1bに押
し当てて挺子のようにして回動させる。これに
より把手3の回動と共に偏心押し上げ体12が
第6図の仮想線の位置から実線の位置まで回動
して回動体12の内側支持部13bが押し上げ
られる。このとき回動体12の外側支持部13
aが受枠1の支持突子1aに支持されているた
め蓋本体2が偏心押し上げ体13の偏心分だけ
押し上げられる。すなわち受枠1への密着して
いた蓋本体2が浮き上がつて密着が解除され
る。
(3) この状態から把手3を第7図に実線で示すよ
うに、受体1の内周縁1bに押し当てて挺子の
ようにして更に回動させれば蓋本体2が受枠1
の上方まで押し上げられる。
(4) 次に把手3を上方に引き上げれば蓋本体2は
第8図に実線で示したように引上げられる。
(5) 更に第8図に仮想線で示したように把手3を
蓋本体2の裏側(同図の右側)に回動させて蓋
本体2を連結軸20を回転軸として矢印方向に
押せば蓋本体2は同図の仮想線で示すように裏
返しになつて完全に開く。
蓋本体2を閉めるには次のようにする。
(1) 第8図のように裏返しになつている状態で把
手3を同図の矢印と反対側に引いて蓋本体2を
連結軸20を回転軸として引き起こす。
(2) 蓋本体2がほぼ第8図の実線の位置まで回動
したら把手3をその実線で示すように蓋本体2
の表側(第8図の左)に回動させる。これによ
り蓋本体2が自重により把手3に沿つて次第に
下方に回動して受枠1内に嵌入する。
(3) 蓋本体2が受枠1内に嵌入したら握つていた
把手3を離す。これにより把手3が自重により
把手案内溝5内に落ち込んで第5図のようにマ
ンホール内に下がる。
(考案の効果) 本考案のマンホールの蓋は次のような効果があ
る。
(1) 蓋本体2を開閉自在とした把手3が蓋本体2
に取付けられているため、蓋本体2を開けるの
に現場まで一々バールを持つて行う必要がな
い。従つてバールを忘れて蓋本体2を開けるこ
とができないといつたことがない。このため本
考案の蓋は消火栓などの緊急用のマンホールに
使用するのに特に適する。
(2) 把手3が蓋本体2に差し込み引き出し自在な
るよう取り付けられているため、通常は把手3
が蓋本体2内に差し込まれている。このため把
手3が邪魔になるとか、その上を自動車が通過
すると騒音が発生するといつたことがない。
(3) 蓋本体2に把手3だけでなく、把手3を回動
して蓋本体2を開ける初期の時点で蓋本体2を
押し上げる初期作動体4も形成されているた
め、蓋本体2を開けるとき受枠1に密着してい
た蓋本体2が初期作動体4により一旦押し上げ
られ、それから把手3で開けられる。このため
蓋本体2を僅かな力で手軽に開けることがで
き、また把手3を従来のバールのように長くす
る必要がないので取扱いが容易になる。
(4) 蓋本体2にその外周面2aに開通する把手案
内溝5が形成されているため、把手3を受枠1
の内周縁1bに押し当てて挺子の原理で容易に
蓋本体2を開けることができる。このため蓋本
体2を受枠1内にきつく嵌入しておいても容易
に開けることができる。従つて蓋本体2を受枠
1内にきつく嵌入して蓋本体2ががたついた
り、不用意に外れたりしないようにすることが
できる。
(5) 蓋本体2にその外周面に開通する把手案内溝
5が形成され、しかも把手3が蓋本体2に外れ
ないように取り付けられているため、蓋本体2
を開閉するときに、把手3を第8図に示すよう
に蓋本体2の表側から裏側へ、或はこの逆に裏
側から表側へ回動させて把手3を持つたままで
蓋本体2を開閉することがでる。このため蓋の
開閉作業が非常に容易になる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の蓋の一実施例を示す縦断側面
図、第2図は同蓋の平面図、第3図は本考案の蓋
を裏返しに状態の初期作動体部分の平面図、第4
図は把手を引き出して第6図のように回動させた
状態の平面図、第5図〜第8図は本考案の蓋の開
閉状態の説明図、第9図は従来の蓋の一例を示す
縦断面図、第10図は従来の蓋の他例を示す部分
縦断面図である。 1は受枠、2は蓋本体、3は把手、4は初期作
動体、5は把手案内溝、12は偏心押し上げ体、
13は回動体。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 受枠内に開閉自在なるよう嵌入される蓋本体
    と、受枠に押し当てて回動することにより蓋本
    体を開閉自在とした把手と、把手を回動して蓋
    本体を開ける初期の時点で蓋本体を押し上げる
    初期作動体とから構成され、蓋本体にはその外
    周面に開通する把手案内溝が形成され、把手は
    蓋本体に差し込み引き出し自在で且つ蓋本体か
    ら外れないよう同本体に取り付けられてなるマ
    ンホールの蓋。 (2) 初期作動体が、蓋本体の内面に回動自在なる
    よう取り付けられて把手の回動と共に回動する
    ようにした偏心押し上げ体と、蓋本体の内面に
    回動自在なるよう取り付けられて偏心押し上げ
    体が回動するとそれにより回動されて蓋本体を
    押し上げるようにした回動体とから構成される
    実用新案登録請求の範囲第1項記載のマンホー
    ルの蓋。 (3) 把手が偏心押し上げ体を貫通して蓋本体に取
    り付けられている実用新案登録請求の範囲第2
    項記載のマンホールの蓋。
JP10021285U 1985-07-01 1985-07-01 Expired JPH03442Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP10021285U JPH03442Y2 (ja) 1985-07-01 1985-07-01

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JP10021285U JPH03442Y2 (ja) 1985-07-01 1985-07-01

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Publication Number Publication Date
JPS627447U JPS627447U (ja) 1987-01-17
JPH03442Y2 true JPH03442Y2 (ja) 1991-01-09

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