JPH0674220A - 固定具及び部品取付構造 - Google Patents
固定具及び部品取付構造Info
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- JPH0674220A JPH0674220A JP22448892A JP22448892A JPH0674220A JP H0674220 A JPH0674220 A JP H0674220A JP 22448892 A JP22448892 A JP 22448892A JP 22448892 A JP22448892 A JP 22448892A JP H0674220 A JPH0674220 A JP H0674220A
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- grommet
- blind rivet
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 一回の作業でボデーパネル等の被取付部材に
部品を取付けることができ、タッピンスクリュー等の締
結トルクの管理を不要にし、常に適正な姿勢での締結を
維持できる固定具を提供する。 【構成】 固定具１はブラインドリベット３とプラスチ
ック製グロメット２とから成る。ブラインドリベット３
は、中空の管形状の胴部１１と、この胴部の一端に設け
られたフランジ１２と、胴部の中に大径頭部１３がフラ
ンジとは反対の側にあるように収容されたマンドレル１
４とから成り、マンドレルの軸部をもって胴部から抜き
出すことにより胴部を拡径する。グロメット２は、ブラ
インドリベット胴部１１を受入れる中空の軸部５と、フ
ランジ６とが一体成形されており、拡径胴部によって軸
部が拡径し、この拡径軸部とフランジとによって部品を
被取付部材に連結する。従って、グロメットにはタッピ
ンスクリューが不要になる。
部品を取付けることができ、タッピンスクリュー等の締
結トルクの管理を不要にし、常に適正な姿勢での締結を
維持できる固定具を提供する。 【構成】 固定具１はブラインドリベット３とプラスチ
ック製グロメット２とから成る。ブラインドリベット３
は、中空の管形状の胴部１１と、この胴部の一端に設け
られたフランジ１２と、胴部の中に大径頭部１３がフラ
ンジとは反対の側にあるように収容されたマンドレル１
４とから成り、マンドレルの軸部をもって胴部から抜き
出すことにより胴部を拡径する。グロメット２は、ブラ
インドリベット胴部１１を受入れる中空の軸部５と、フ
ランジ６とが一体成形されており、拡径胴部によって軸
部が拡径し、この拡径軸部とフランジとによって部品を
被取付部材に連結する。従って、グロメットにはタッピ
ンスクリューが不要になる。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、大径のフランジとこの
フランジから延びる軸部とから構成されてフランジと拡
径した軸部とによって、被取付部材に部品を取付ける固
定具、及びこの固定具を用いた部品取付構造に関する。
フランジから延びる軸部とから構成されてフランジと拡
径した軸部とによって、被取付部材に部品を取付ける固
定具、及びこの固定具を用いた部品取付構造に関する。
【０００２】
【従来の技術】大径のフランジとこのフランジから延び
る軸部とから構成され、車両のボデーパネル等の被取付
部材に内装品等の部品を取付けるため、被取付部材と部
品の取付穴に、軸部を挿通してフランジを被取付部材の
一方の面に接面させ、被取付部材の他方の面に隣接する
軸部を拡径し、この拡径部とフランジとにより、被取付
部材を他の部品に連結する固定具は、例えば、スクリュ
ーグロメット等により知られている。このスクリューグ
ロメットは、中空の軸部にタッピンスクリューを螺入す
ることによってボデーパネルの裏面側の軸部を拡径し、
フランジと拡径部とによりボデーパネルに部品を取付け
ており、取付け操作が比較的簡単であるので、多用され
ている。
る軸部とから構成され、車両のボデーパネル等の被取付
部材に内装品等の部品を取付けるため、被取付部材と部
品の取付穴に、軸部を挿通してフランジを被取付部材の
一方の面に接面させ、被取付部材の他方の面に隣接する
軸部を拡径し、この拡径部とフランジとにより、被取付
部材を他の部品に連結する固定具は、例えば、スクリュ
ーグロメット等により知られている。このスクリューグ
ロメットは、中空の軸部にタッピンスクリューを螺入す
ることによってボデーパネルの裏面側の軸部を拡径し、
フランジと拡径部とによりボデーパネルに部品を取付け
ており、取付け操作が比較的簡単であるので、多用され
ている。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
スクリューグロメットの取付け作業において、ボデーパ
ネルの取付穴に部品の取付穴を合わせてグロメット軸部
をその取付穴に挿入し、次に、タッピンスクリューを螺
入するので、２工程の作業を必要としていた。また、タ
ッピンスクリューの締結トルクが強いとグロメット軸部
が破壊しまた逆に弱いとパネルへの部品の連結力が低下
するので、タッピンスクリューの締結トルクを適正な範
囲に管理する必要がある。更に、タッピンスクリューが
グロメット軸部に対して斜めに挿入されることがあり、
締結力が弱くなっていた。
スクリューグロメットの取付け作業において、ボデーパ
ネルの取付穴に部品の取付穴を合わせてグロメット軸部
をその取付穴に挿入し、次に、タッピンスクリューを螺
入するので、２工程の作業を必要としていた。また、タ
ッピンスクリューの締結トルクが強いとグロメット軸部
が破壊しまた逆に弱いとパネルへの部品の連結力が低下
するので、タッピンスクリューの締結トルクを適正な範
囲に管理する必要がある。更に、タッピンスクリューが
グロメット軸部に対して斜めに挿入されることがあり、
締結力が弱くなっていた。
【０００４】従って、本発明の目的は、一回の作業でボ
デーパネル等の被取付部材に部品を取付けることがで
き、タッピンスクリュー等の締結トルクの管理を不要に
し、常に適正な姿勢での締結を維持できる固定具を提供
することにある。また、本発明の別の目的は、かかる固
定具を用いた部品の取付構造を提供することにある。
デーパネル等の被取付部材に部品を取付けることがで
き、タッピンスクリュー等の締結トルクの管理を不要に
し、常に適正な姿勢での締結を維持できる固定具を提供
することにある。また、本発明の別の目的は、かかる固
定具を用いた部品の取付構造を提供することにある。
【０００５】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
め、本発明によれば、大径のフランジとこのフランジか
ら延びる軸部とから構成され、パネル等の被取付部材に
部品を取付けるため、被取付部材及び部品の取付穴に、
軸部を挿通してフランジを被取付部材の一方の面に接面
させ、被取付部材の他方の面に隣接する軸部を拡径し、
該拡径部とフランジとにより、被取付部材を他の部品に
連結する固定具であって、中空の管形状の胴部と、この
胴部の一端に設けられたフランジと、胴部の中に大径頭
部がフランジとは反対の側にあるように収容されたマン
ドレルとから成り、フランジの側に延びるマンドレルの
軸部をもって該マンドレルを胴部から抜き出すことによ
り胴部を拡径することのできるブラインドリベットと、
ブラインドリベットの胴部を受入れる中空の軸部と該軸
部の一端のフランジとが一体成形されたプラスチック製
グロメットとから成り、グロメットは、ブラインドリベ
ットに対して、ブラインドリベット胴部がグロメット軸
部に挿入され且つブラインドリベットフランジがグロメ
ットフランジに隣接した状態で連結されていることを特
徴とする固定具が提供され、これにより、タッピンスク
リューの必要なく、被取付部材に部品を連結できるよう
になった。
め、本発明によれば、大径のフランジとこのフランジか
ら延びる軸部とから構成され、パネル等の被取付部材に
部品を取付けるため、被取付部材及び部品の取付穴に、
軸部を挿通してフランジを被取付部材の一方の面に接面
させ、被取付部材の他方の面に隣接する軸部を拡径し、
該拡径部とフランジとにより、被取付部材を他の部品に
連結する固定具であって、中空の管形状の胴部と、この
胴部の一端に設けられたフランジと、胴部の中に大径頭
部がフランジとは反対の側にあるように収容されたマン
ドレルとから成り、フランジの側に延びるマンドレルの
軸部をもって該マンドレルを胴部から抜き出すことによ
り胴部を拡径することのできるブラインドリベットと、
ブラインドリベットの胴部を受入れる中空の軸部と該軸
部の一端のフランジとが一体成形されたプラスチック製
グロメットとから成り、グロメットは、ブラインドリベ
ットに対して、ブラインドリベット胴部がグロメット軸
部に挿入され且つブラインドリベットフランジがグロメ
ットフランジに隣接した状態で連結されていることを特
徴とする固定具が提供され、これにより、タッピンスク
リューの必要なく、被取付部材に部品を連結できるよう
になった。
【０００６】本発明によれば、上記固定具において、ブ
ラインドリベット胴部外周に雄ねじを形成し、ブライン
ドリベットフランジも胴部の回転用に六角形等に形成し
て、締結後、ブラインドリベット胴部を回転することに
より取り外し可能にし、再締結も可能にしている。この
場合、グロメットフランジの外径を被取付部材の取付穴
より大きいが、部品の取付穴より小さく形成することに
よって、締結の取り外しの際、被取付部材にはグロメッ
トがそのまま残り、再取付けに便利になる。
ラインドリベット胴部外周に雄ねじを形成し、ブライン
ドリベットフランジも胴部の回転用に六角形等に形成し
て、締結後、ブラインドリベット胴部を回転することに
より取り外し可能にし、再締結も可能にしている。この
場合、グロメットフランジの外径を被取付部材の取付穴
より大きいが、部品の取付穴より小さく形成することに
よって、締結の取り外しの際、被取付部材にはグロメッ
トがそのまま残り、再取付けに便利になる。
【０００７】更に、本発明によれば、前記した固定具を
用いて、被取付部材に部品を取付けるため、グロメット
軸部が被取付部材及び部品の取付穴を貫通し且つブライ
ンドリベットフランジまたはグロメットフランジが被取
付部材または部品に接面した状態でブラインドリベット
のマンドレルが引抜かれることによって拡径したブライ
ンドリベット胴部により、グロメット軸部が拡径して、
この拡径部分とブラインドリベットフランジまたはグロ
メットフランジによって、被取付部材に部品が連結され
ていることを特徴とする部品取付構造が提供され、単
に、ブラインドリベットのマンドレルを引抜くだけで部
品が被取付部材に簡単に取付けられる。
用いて、被取付部材に部品を取付けるため、グロメット
軸部が被取付部材及び部品の取付穴を貫通し且つブライ
ンドリベットフランジまたはグロメットフランジが被取
付部材または部品に接面した状態でブラインドリベット
のマンドレルが引抜かれることによって拡径したブライ
ンドリベット胴部により、グロメット軸部が拡径して、
この拡径部分とブラインドリベットフランジまたはグロ
メットフランジによって、被取付部材に部品が連結され
ていることを特徴とする部品取付構造が提供され、単
に、ブラインドリベットのマンドレルを引抜くだけで部
品が被取付部材に簡単に取付けられる。
【０００８】
【実施例】以下、図面を参照しながら、本発明の実施例
について説明する。図１〜図５には本発明の第１実施例
に係る固定具が示されている。本発明に係る固定具１
は、図１のプラスチック製グロメット２と図２のブライ
ンドリベット３とから構成され、グロメット２とブライ
ンドリベット３は図３の状態に連結される。プラスチッ
ク製グロメット２は、中空の軸部５とこの軸部５の一端
に一体成形された大径のフランジ６とから成る。この実
施例では、軸部５の他端は閉じており、フランジ６は取
付ける部品の取付穴より大きく形成されている。また、
図１の（Ａ）に示すように、軸部５の穴７には縦溝８が
等間隔に４つ設けられて軸部５を内側から外側へ撓め易
くしている。そして、穴７には半径方向内側に突出する
係止部９が形成され、ブラインドリベット胴部（後述）
に係止する。更に図１の（Ｃ）に示すように、軸部５は
円筒ではなく、例えば、角筒に形成されてボデーパネル
等の被取付部材に回転しないように取付られる。
について説明する。図１〜図５には本発明の第１実施例
に係る固定具が示されている。本発明に係る固定具１
は、図１のプラスチック製グロメット２と図２のブライ
ンドリベット３とから構成され、グロメット２とブライ
ンドリベット３は図３の状態に連結される。プラスチッ
ク製グロメット２は、中空の軸部５とこの軸部５の一端
に一体成形された大径のフランジ６とから成る。この実
施例では、軸部５の他端は閉じており、フランジ６は取
付ける部品の取付穴より大きく形成されている。また、
図１の（Ａ）に示すように、軸部５の穴７には縦溝８が
等間隔に４つ設けられて軸部５を内側から外側へ撓め易
くしている。そして、穴７には半径方向内側に突出する
係止部９が形成され、ブラインドリベット胴部（後述）
に係止する。更に図１の（Ｃ）に示すように、軸部５は
円筒ではなく、例えば、角筒に形成されてボデーパネル
等の被取付部材に回転しないように取付られる。
【０００９】ブラインドリベット３は、中空の管形状の
胴部１１と、この胴部１１の一端に設けられたフランジ
１２と、胴部の中に大径頭部１３がフランジ１２とは反
対の側にあるように胴部１１の中に収容されたマンドレ
ル１４とから成る。ブラインドリベットそのものはよく
知られており、被取付部材としてのパネルの取付穴にフ
ランジ１２がパネルに接面するまで胴部１１を挿入し、
フランジ１２をパネルに接面させたままで、図２の
（Ｂ）のマンドレル１４の上部部分を上方に強く引抜
く。この引抜きにより、大径頭部１３が胴部１１の中に
その内径及び外径を拡大しながら入っていき、パネルの
裏面に胴部１１の拡径部分を形成する。この拡径部分と
フランジ１２とによってパネルを挟持する。なお、マン
ドレル１４は、パネルに隣接する部分の胴部１１から抜
き出すときの強い引抜き力によって、マンドレル１４に
形成された小径部１５で破断し、頭部１３を残して他の
マンドレル部分は抜出される。
胴部１１と、この胴部１１の一端に設けられたフランジ
１２と、胴部の中に大径頭部１３がフランジ１２とは反
対の側にあるように胴部１１の中に収容されたマンドレ
ル１４とから成る。ブラインドリベットそのものはよく
知られており、被取付部材としてのパネルの取付穴にフ
ランジ１２がパネルに接面するまで胴部１１を挿入し、
フランジ１２をパネルに接面させたままで、図２の
（Ｂ）のマンドレル１４の上部部分を上方に強く引抜
く。この引抜きにより、大径頭部１３が胴部１１の中に
その内径及び外径を拡大しながら入っていき、パネルの
裏面に胴部１１の拡径部分を形成する。この拡径部分と
フランジ１２とによってパネルを挟持する。なお、マン
ドレル１４は、パネルに隣接する部分の胴部１１から抜
き出すときの強い引抜き力によって、マンドレル１４に
形成された小径部１５で破断し、頭部１３を残して他の
マンドレル部分は抜出される。
【００１０】図２の（Ｂ）に示すように、ブラインドリ
ベット３の胴部１１の外周には雄ねじ１６が形成されて
いる。また、フランジ１２にも胴部１１の回転用に六角
形部分１７が形成されている。このように形成すること
によって、締結後、ブラインドリベット胴部１１をスパ
ナ等の工具によって取り外し方向に回転することがで
き、また、再締結も可能である。なお、六角形部分１７
はフランジ１２に大径部分１８を残して形成されている
が、フランジ１２の全体を六角形部分にしてもよい。こ
の場合、大径のワッシャをフランジに接面するように設
けてもよい。
ベット３の胴部１１の外周には雄ねじ１６が形成されて
いる。また、フランジ１２にも胴部１１の回転用に六角
形部分１７が形成されている。このように形成すること
によって、締結後、ブラインドリベット胴部１１をスパ
ナ等の工具によって取り外し方向に回転することがで
き、また、再締結も可能である。なお、六角形部分１７
はフランジ１２に大径部分１８を残して形成されている
が、フランジ１２の全体を六角形部分にしてもよい。こ
の場合、大径のワッシャをフランジに接面するように設
けてもよい。
【００１１】本発明においては、前記のグロメット２と
ブラインドリベット３は、図３に示すように、連結され
ている。すなわち、グロメット２は、ブラインドリベッ
ト３に対して、ブラインドリベット胴部１１がグロメッ
ト軸部５の穴７に挿入され且つブラインドリベットフラ
ンジ１２がグロメットフランジ６に隣接した状態に連結
され、この連結は、グロメット軸部５の穴７に突出する
係止部９によって維持される。なお、グロメット２とブ
ラインドリベット３の連結は、グロメット軸部５の穴７
の内径をブラインドリベット胴部１１の外径に等しいか
やや小さく形成し、グロメット軸部穴７にブラインドリ
ベット胴部１１を圧入することによって連結してもよ
い。
ブラインドリベット３は、図３に示すように、連結され
ている。すなわち、グロメット２は、ブラインドリベッ
ト３に対して、ブラインドリベット胴部１１がグロメッ
ト軸部５の穴７に挿入され且つブラインドリベットフラ
ンジ１２がグロメットフランジ６に隣接した状態に連結
され、この連結は、グロメット軸部５の穴７に突出する
係止部９によって維持される。なお、グロメット２とブ
ラインドリベット３の連結は、グロメット軸部５の穴７
の内径をブラインドリベット胴部１１の外径に等しいか
やや小さく形成し、グロメット軸部穴７にブラインドリ
ベット胴部１１を圧入することによって連結してもよ
い。
【００１２】かかる構成でなる固定具１を用いて部品を
被取付部材に取付ける場合を、図４及び図５を参照しな
がら説明する。図４の（Ａ）は部品２１の取付穴２０を
示しており、（Ｂ）は被取付部材としてのパネル２３の
取付穴２２を示している。この図から明らかなように、
パネル２３の取付穴２２は角穴に形成され、グロメット
軸部５を回転しないように受入れる。図５の（Ａ）にお
いて、グロメット軸部１１がパネル２３の取付穴２２及
び部品２１の取付穴２０を貫通し且つグロメットフラン
ジ６が部品２３に接面した状態で、ブラインドリベット
３のマンドレル１４がブラインドリベット締結工具の使
用により引抜かれると、マンドレルが小径部１５で破断
して、頭部１３を残して破断マンドレル部分が除去され
る。このマンドレルの引抜きによって、ブラインドリベ
ット胴部１１が拡径し、この拡径胴部１１により、グロ
メット軸部５も拡径して、その拡径軸部部分２４とグロ
メットフランジ６とによって、パネル２３に部品２１が
連結される。すなわち、この連結はマンドレル１４を引
抜くだけで得られ、タッピンスクリューが不要になり、
螺入作業も不要になる。
被取付部材に取付ける場合を、図４及び図５を参照しな
がら説明する。図４の（Ａ）は部品２１の取付穴２０を
示しており、（Ｂ）は被取付部材としてのパネル２３の
取付穴２２を示している。この図から明らかなように、
パネル２３の取付穴２２は角穴に形成され、グロメット
軸部５を回転しないように受入れる。図５の（Ａ）にお
いて、グロメット軸部１１がパネル２３の取付穴２２及
び部品２１の取付穴２０を貫通し且つグロメットフラン
ジ６が部品２３に接面した状態で、ブラインドリベット
３のマンドレル１４がブラインドリベット締結工具の使
用により引抜かれると、マンドレルが小径部１５で破断
して、頭部１３を残して破断マンドレル部分が除去され
る。このマンドレルの引抜きによって、ブラインドリベ
ット胴部１１が拡径し、この拡径胴部１１により、グロ
メット軸部５も拡径して、その拡径軸部部分２４とグロ
メットフランジ６とによって、パネル２３に部品２１が
連結される。すなわち、この連結はマンドレル１４を引
抜くだけで得られ、タッピンスクリューが不要になり、
螺入作業も不要になる。
【００１３】図５の（Ｂ）に示すように、連結後、ブラ
インドリベットフランジ１２の六角形部分１７をスパナ
等で矢印２５のように回転させると、胴部１１の雄ねじ
１６とグロメット２の軸部穴７に締結の際に形成された
雌ねじとによって連結が解除される。胴部１１の回転に
よってブラインドリベット３をグロメット２から取り外
すと、グロメット２の軸部５は元の外径に戻り、部品２
１及びパネル２３から抜き出すことができ、部品２１を
パネル２３から取り外すことができる。なお、再取付け
において、グロメット２を部品２１及びパネル２３に挿
入してブラインドリベット３をグロメット２に螺入すれ
ばよい。この場合、グロメット２の穴７には、既に締結
の際に雌ねじが形成されているので簡単に螺入できる。
インドリベットフランジ１２の六角形部分１７をスパナ
等で矢印２５のように回転させると、胴部１１の雄ねじ
１６とグロメット２の軸部穴７に締結の際に形成された
雌ねじとによって連結が解除される。胴部１１の回転に
よってブラインドリベット３をグロメット２から取り外
すと、グロメット２の軸部５は元の外径に戻り、部品２
１及びパネル２３から抜き出すことができ、部品２１を
パネル２３から取り外すことができる。なお、再取付け
において、グロメット２を部品２１及びパネル２３に挿
入してブラインドリベット３をグロメット２に螺入すれ
ばよい。この場合、グロメット２の穴７には、既に締結
の際に雌ねじが形成されているので簡単に螺入できる。
【００１４】図６は、グロメットの変形例を示してい
る。このグロメット２７は、図１のように軸部の穴が閉
じていない。すなわち、軸部２８は一対の脚２９、２９
で形成され、ブラインドリベット３の胴部１１を図６の
（Ｂ）に示すようにマンドレル１４の引抜きによって拡
径すると、一対の脚２９、２９は開脚する。この開脚に
よって軸部２８が拡径して、フランジ６と協働して部品
２１をパネル２３に連結する。
る。このグロメット２７は、図１のように軸部の穴が閉
じていない。すなわち、軸部２８は一対の脚２９、２９
で形成され、ブラインドリベット３の胴部１１を図６の
（Ｂ）に示すようにマンドレル１４の引抜きによって拡
径すると、一対の脚２９、２９は開脚する。この開脚に
よって軸部２８が拡径して、フランジ６と協働して部品
２１をパネル２３に連結する。
【００１５】図７〜図１０は、固定具の変形例を示して
いる。図９に示す固定具３１は、図７に示すグロメット
３２と図８に示すブラインドリベット３３とが連結され
て成る。グロメット３２は、図１のグロメット２とほぼ
同じであるが、フランジ３４の外径が被取付部材として
のパネル２３の取付穴２２より大きいが、部品２１の取
付穴２０より小さく形成されている点でグロメット２と
は違っている。また、グロメット３２の軸部３５には、
フランジ３４とパネル厚さに相当する間隔をおいて係止
爪３６が一対形成されており、この点でも、グロメット
２とは違っている。その他はグロメット２と同じなので
説明を省略する。
いる。図９に示す固定具３１は、図７に示すグロメット
３２と図８に示すブラインドリベット３３とが連結され
て成る。グロメット３２は、図１のグロメット２とほぼ
同じであるが、フランジ３４の外径が被取付部材として
のパネル２３の取付穴２２より大きいが、部品２１の取
付穴２０より小さく形成されている点でグロメット２と
は違っている。また、グロメット３２の軸部３５には、
フランジ３４とパネル厚さに相当する間隔をおいて係止
爪３６が一対形成されており、この点でも、グロメット
２とは違っている。その他はグロメット２と同じなので
説明を省略する。
【００１６】ブラインドリベット３３も、図２のブライ
ンドリベット３とほぼ同じである。違うのは、フランジ
３７が全体的に六角形部分として形成され、別体のワッ
シャ１３が設けられている点である。その他はブライン
ドリベット３と同じなので説明を省略する。
ンドリベット３とほぼ同じである。違うのは、フランジ
３７が全体的に六角形部分として形成され、別体のワッ
シャ１３が設けられている点である。その他はブライン
ドリベット３と同じなので説明を省略する。
【００１７】図７に示すグロメット３２と図８に示すブ
ラインドリベット３３とが連結されて図９の固定具３１
を構成している。かかる固定具３１を用いた連結は、図
４及び図５を参照して説明した固定具１の連結とほぼ同
じである。すなわち、パネル２３を部品２１に連結する
場合、グロメット軸部３５が取付穴２２及び２０を貫通
し且つグロメットフランジ６がパネル２１にワッシャ３
８が部品２３に接面した状態で、マンドレル１４が引抜
かれると、ブラインドリベット胴部１１が拡径し、図１
０の（Ａ）に示すように、グロメット軸部３５も拡径し
てパネル２３に部品２１が連結される。
ラインドリベット３３とが連結されて図９の固定具３１
を構成している。かかる固定具３１を用いた連結は、図
４及び図５を参照して説明した固定具１の連結とほぼ同
じである。すなわち、パネル２３を部品２１に連結する
場合、グロメット軸部３５が取付穴２２及び２０を貫通
し且つグロメットフランジ６がパネル２１にワッシャ３
８が部品２３に接面した状態で、マンドレル１４が引抜
かれると、ブラインドリベット胴部１１が拡径し、図１
０の（Ａ）に示すように、グロメット軸部３５も拡径し
てパネル２３に部品２１が連結される。
【００１８】この固定具３１が固定具１と違うのは、締
結の取り外しの際、被取付部材にはグロメットがそのま
ま残り、再取付けが便利になる点である。すなわち、図
１０の（Ａ）の状態で、六角形のフランジ３７をスパナ
等で回転させると、ブラインドリベット３３がグロメッ
ト３２から取り外すことができる。この取り外しにより
ワッシャ３８で押さえられていた部品２１もパネル２３
から取り外すことができる。しかし、図１０の（Ｂ）に
示すように、グロメット３２は、フランジ３４と係止部
３６とによって、パネル２３に係止したまま残る。従っ
て、再取付けの際、部品２１をグロメット３２に合わせ
て配置し、ブラインドリベット３３をもってその胴部１
１を螺入すればよい。
結の取り外しの際、被取付部材にはグロメットがそのま
ま残り、再取付けが便利になる点である。すなわち、図
１０の（Ａ）の状態で、六角形のフランジ３７をスパナ
等で回転させると、ブラインドリベット３３がグロメッ
ト３２から取り外すことができる。この取り外しにより
ワッシャ３８で押さえられていた部品２１もパネル２３
から取り外すことができる。しかし、図１０の（Ｂ）に
示すように、グロメット３２は、フランジ３４と係止部
３６とによって、パネル２３に係止したまま残る。従っ
て、再取付けの際、部品２１をグロメット３２に合わせ
て配置し、ブラインドリベット３３をもってその胴部１
１を螺入すればよい。
【００１９】図１１は、固定具３１において、グロメッ
トを変形した例を示している。このグロメット４０は、
図７のように軸部の穴が閉じていない。すなわち、軸部
４１は一対の脚４２、４２で形成され、ブラインドリベ
ット３３の胴部１１を拡径すると、一対の脚４２、４２
は開脚する。この開脚によって軸部４１が拡径して、ワ
ッシャ３８と協働して部品２１をパネル２３に連結す
る。これ以外の点は、固定具３１と同じなので説明を省
略する。
トを変形した例を示している。このグロメット４０は、
図７のように軸部の穴が閉じていない。すなわち、軸部
４１は一対の脚４２、４２で形成され、ブラインドリベ
ット３３の胴部１１を拡径すると、一対の脚４２、４２
は開脚する。この開脚によって軸部４１が拡径して、ワ
ッシャ３８と協働して部品２１をパネル２３に連結す
る。これ以外の点は、固定具３１と同じなので説明を省
略する。
【００２０】
【発明の効果】本発明の固定具によれば、ブラインドリ
ベットと、中空の軸部及びフランジが一体成形されたプ
ラスチック製グロメットとから成り、ブラインドリベッ
ト胴部がグロメット軸部に挿入され且つブラインドリベ
ットフランジがグロメットフランジに隣接した状態でブ
ラインドリベットとグロメットが連結されているので、
被取付部材に部品を連結する際、グロメットに対してタ
ッピンスクリューを螺入する必要がなくなって工程が１
回で済み、タッピンスクリューに伴う締結トルクの管理
もなくなり、更に、連結作業はマンドレルの引抜きによ
って行われるのでタッピンスクリューの斜め挿入の問題
もなく、少ない工程で簡単な作業によって安定した高い
締結力を得ることができる。
ベットと、中空の軸部及びフランジが一体成形されたプ
ラスチック製グロメットとから成り、ブラインドリベッ
ト胴部がグロメット軸部に挿入され且つブラインドリベ
ットフランジがグロメットフランジに隣接した状態でブ
ラインドリベットとグロメットが連結されているので、
被取付部材に部品を連結する際、グロメットに対してタ
ッピンスクリューを螺入する必要がなくなって工程が１
回で済み、タッピンスクリューに伴う締結トルクの管理
もなくなり、更に、連結作業はマンドレルの引抜きによ
って行われるのでタッピンスクリューの斜め挿入の問題
もなく、少ない工程で簡単な作業によって安定した高い
締結力を得ることができる。
【００２１】本発明の固定具において、ブラインドリベ
ット胴部外周に雄ねじを形成し、ブラインドリベットフ
ランジも胴部の回転用に六角形等に形成して、締結後、
ブラインドリベット胴部を回転することにより取り外し
可能にするだけでなく、再締結も可能にしており、更
に、グロメットフランジの外径を被取付部材の取付穴よ
り大きいが、部品の取付穴より小さく形成することによ
って、締結の取り外しの際、被取付部材にはグロメット
をそのまま残して再取付けを便利にすることができる。
ット胴部外周に雄ねじを形成し、ブラインドリベットフ
ランジも胴部の回転用に六角形等に形成して、締結後、
ブラインドリベット胴部を回転することにより取り外し
可能にするだけでなく、再締結も可能にしており、更
に、グロメットフランジの外径を被取付部材の取付穴よ
り大きいが、部品の取付穴より小さく形成することによ
って、締結の取り外しの際、被取付部材にはグロメット
をそのまま残して再取付けを便利にすることができる。
【００２２】更に、本発明によれば、前記した固定具を
用いて、被取付部材に部品を取付けるため、グロメット
軸部が被取付部材及び部品の取付穴を貫通し且つブライ
ンドリベットフランジまたはグロメットフランジが被取
付部材または部品に接面した状態でブラインドリベット
のマンドレルが引抜かれることによって拡径したブライ
ンドリベット胴部により、グロメット軸部が拡径して、
この拡径部分とブラインドリベットフランジまたはグロ
メットフランジによって、被取付部材に部品が連結され
る部品取付構造によれば、単に、ブラインドリベットの
マンドレルを引抜くだけで部品が被取付部材に簡単に取
付けられるので、少ない工程の簡単な作業によって安定
した高い締結力を得ることができる。
用いて、被取付部材に部品を取付けるため、グロメット
軸部が被取付部材及び部品の取付穴を貫通し且つブライ
ンドリベットフランジまたはグロメットフランジが被取
付部材または部品に接面した状態でブラインドリベット
のマンドレルが引抜かれることによって拡径したブライ
ンドリベット胴部により、グロメット軸部が拡径して、
この拡径部分とブラインドリベットフランジまたはグロ
メットフランジによって、被取付部材に部品が連結され
る部品取付構造によれば、単に、ブラインドリベットの
マンドレルを引抜くだけで部品が被取付部材に簡単に取
付けられるので、少ない工程の簡単な作業によって安定
した高い締結力を得ることができる。
【図１】本発明の第１実施例に係る固定具のグロメット
を示す図であり、（Ａ）は平面図、（Ｂ）は半断面正面
図、（Ｃ）は底面図である。
を示す図であり、（Ａ）は平面図、（Ｂ）は半断面正面
図、（Ｃ）は底面図である。
【図２】本発明の第１実施例に係る固定具のブラインド
リベットを示す図で、（Ａ）は平面図、（Ｂ）は半断面
正面図である。
リベットを示す図で、（Ａ）は平面図、（Ｂ）は半断面
正面図である。
【図３】本発明の第１実施例に係る固定具の半断面正面
図である。
図である。
【図４】（Ａ）は部品の取付穴部分を示す平面図、
（Ｂ）は被取付部材としてのパネルの取付穴を示す平面
図である。
（Ｂ）は被取付部材としてのパネルの取付穴を示す平面
図である。
【図５】本発明の第１実施例に係る固定具を用いて部品
をパネルに連結した状態を示しており、（Ａ）は連結状
態の半断面正面図、（Ｂ）は取り外し状態の正面図であ
る。
をパネルに連結した状態を示しており、（Ａ）は連結状
態の半断面正面図、（Ｂ）は取り外し状態の正面図であ
る。
【図６】本発明に係る固定具のグロメットを変形した例
を示す図であり、（Ａ）はその固定具の半断面正面図、
（Ｂ）は連結状態の半断面正面図である。
を示す図であり、（Ａ）はその固定具の半断面正面図、
（Ｂ）は連結状態の半断面正面図である。
【図７】本発明の別の実施例に係る固定具のグロメット
を示す図であり、（Ａ）は平面図、（Ｂ）は半断面正面
図、（Ｃ）は底面図である。
を示す図であり、（Ａ）は平面図、（Ｂ）は半断面正面
図、（Ｃ）は底面図である。
【図８】本発明の前記別の実施例に係る固定具のブライ
ンドリベットを示す半断面正面図である。
ンドリベットを示す半断面正面図である。
【図９】本発明の図７のグロメットと図８のブラインド
リベットとを連結した固定具の半断面正面図である。
リベットとを連結した固定具の半断面正面図である。
【図１０】（Ａ）は図９の固定具を用いて部品をパネル
に連結した状態の半断面正面図、（Ｂ）は取り外し状態
の正面図である。
に連結した状態の半断面正面図、（Ｂ）は取り外し状態
の正面図である。
【図１１】図９の固定具のグロメットを変形した例を示
す半断面正面図である。
す半断面正面図である。
１ 固定具 ２ グロメット ３ ブラインドリベット ５ グロメット軸部 ６ グロメットフランジ ９ 係止部 １１ ブラインドリベット胴部 １２ ブラインドリベットフランジ １４ マンドレル １６ 雄ねじ １７ 六角形部分 ２１ 部品 ２３ 被取付部材としてのパネル ２４ 拡径軸部部分 ２７ グロメット ２８ グロメット軸部 ２９ 脚 ３１ 固定具 ３２ グロメット ３３ ブラインドリベット ３４ グロメットフランジ ３５ グロメット軸部 ３６ 係止爪 ３７ ブラインドリベットフランジ ３８ ワッシャ ４０ グロメット ４１ 軸部 ４２ 脚
Claims (4)
- 【請求項１】 大径のフランジとこのフランジから延び
る軸部とから構成され、パネル等の被取付部材に部品を
取付けるため、被取付部材及び部品の取付穴に、前記軸
部を挿通してフランジを前記被取付部材の一方の面に接
面させ、被取付部材の他方の面に隣接する前記軸部を拡
径し、該拡径部と前記フランジとにより、被取付部材を
他の部品に連結する固定具において、 中空の管形状の胴部と、この胴部の一端に設けられたフ
ランジと、前記胴部の中に大径頭部が前記フランジとは
反対の側にあるように収容されたマンドレルとから成
り、フランジの側に延びるマンドレルの軸部をもって該
マンドレルを胴部から抜き出すことにより胴部を拡径す
ることのできるブラインドリベットと、 前記ブラインドリベットの胴部を受入れる中空の軸部と
該軸部の一端のフランジとが一体成形されたプラスチッ
ク製グロメットとから成り、 前記グロメットは、前記ブラインドリベットに対して、
ブラインドリベット胴部がグロメット軸部に挿入され且
つブラインドリベットフランジがグロメットフランジに
隣接した状態で連結されていることを特徴とする固定
具。 - 【請求項２】 ブラインドリベット胴部外周には雄ねじ
が形成され、ブラインドリベットフランジは胴部を回転
できるように六角形等の多角形に形成されていることを
特徴とする請求項１に記載の固定具。 - 【請求項３】 グロメットフランジの外径が被取付部材
の取付穴より大きいが、前記部品の取付穴より小さく形
成されていることを特徴とする請求項２に記載の固定
具。 - 【請求項４】 請求項１に記載の固定具を用いて、被取
付部材に部品を取付ける部品取付構造において、 グロメット軸部が被取付部材及び部品の取付穴を貫通し
且つブラインドリベットフランジまたはグロメットフラ
ンジが被取付部材または部品に接面した状態でブライン
ドリベットのマンドレルが引抜かれることによって拡径
したブラインドリベット胴部により、グロメット軸部が
拡径して、この拡径部分とブラインドリベットフランジ
またはグロメットフランジによって、被取付部材に部品
が連結されていることを特徴とする部品取付構造。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP22448892A JPH0674220A (ja) | 1992-08-25 | 1992-08-25 | 固定具及び部品取付構造 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP22448892A JPH0674220A (ja) | 1992-08-25 | 1992-08-25 | 固定具及び部品取付構造 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0674220A true JPH0674220A (ja) | 1994-03-15 |
Family
ID=16814585
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP22448892A Pending JPH0674220A (ja) | 1992-08-25 | 1992-08-25 | 固定具及び部品取付構造 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0674220A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| FR2757789A1 (fr) * | 1996-12-27 | 1998-07-03 | Valeo Systemes Dessuyage | Dispositif de fixation d'une platine d'un systeme d'essuyage de vehicule automobile |
| DE10162063A1 (de) * | 2001-01-30 | 2002-11-28 | Klaus Wirth | Blindniet |
| WO2021257694A1 (en) * | 2020-06-16 | 2021-12-23 | Howmet Aerospace Inc. | Fluid tight blind fasteners and methods for fastening |
-
1992
- 1992-08-25 JP JP22448892A patent/JPH0674220A/ja active Pending
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| FR2757789A1 (fr) * | 1996-12-27 | 1998-07-03 | Valeo Systemes Dessuyage | Dispositif de fixation d'une platine d'un systeme d'essuyage de vehicule automobile |
| DE10162063A1 (de) * | 2001-01-30 | 2002-11-28 | Klaus Wirth | Blindniet |
| DE10162063B4 (de) * | 2001-01-30 | 2005-12-22 | Klaus Wirth | Blindniet, Verfahren zur Herstellung eines Blindniets, Verfahren zur Durchführung einer Nietverbindung |
| WO2021257694A1 (en) * | 2020-06-16 | 2021-12-23 | Howmet Aerospace Inc. | Fluid tight blind fasteners and methods for fastening |
| JP2023529381A (ja) * | 2020-06-16 | 2023-07-10 | ハウメット エアロスペース インコーポレイテッド | 流体密封型ブラインドファスナー及び締結方法 |
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