JPH1082409A - 締結具 - Google Patents

締結具

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JPH1082409A
JPH1082409A JP23684296A JP23684296A JPH1082409A JP H1082409 A JPH1082409 A JP H1082409A JP 23684296 A JP23684296 A JP 23684296A JP 23684296 A JP23684296 A JP 23684296A JP H1082409 A JPH1082409 A JP H1082409A
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JP
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cylindrical body
fastener
insert
flange
diameter
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JP23684296A
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Nobuyuki Kashiwamura
修志 柏村
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POP RIVET FASTENER KK
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 筒状体の拡径部分とフランジとによって取付
部材を挟持する締結具であって、弾性筒状体の成形にお
いてナットのセットを必要としない、また、ボルト等に
よる締め付けに熟練を必要としない、弾性筒状体の拡径
に伴う低周波域の振動の吸収性を良好なまま維持できる
締結具を提供する。 【解決手段】 締結具1は、一端にフランジ9を有する
弾性の中空筒状体2と、筒状体の他端側においてフラン
ジ側へ軸方向に圧縮する力を受けて筒状体の一部を拡径
するように作用する挿入体3とを備え、筒状体の拡径部
15とフランジ9とによって第1取付部材5を挟持し、
ボルト14とフランジ9によって第2の取付部材6を挟
持して、両取付部材を連結する。挿入体3は、筒状体2
の筒部の中に挿入される。筒状体2の下端側の内径が他
の筒部部分より大きく形成され、対応する挿入体3の外
径が、筒部の内径に対応した大きさで且つ挿入体の他の
部分より大きく形成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、一端にフランジを有す
る弾性の中空筒状体と、該筒状体の他端側においてフラ
ンジ側へ軸方向に圧縮する力を受けて筒状体の一部を拡
径するように作用する拡径手段とを備え、前記の軸方向
圧縮力を加えて拡径した筒状体の拡径部分とフランジと
でパネル等の取付部材を挟持する状態で該取付部材に取
付け、別の取付部材を連結することのできる締結具に関
する。
【0002】
【従来の技術】一端にフランジを有する弾性の中空筒状
体と、該筒状体の他端側においてフランジ側へ軸方向に
圧縮する力をボルトから受けて筒状体の一部を拡径する
ように作用する拡径手段すなわちナットとを備え、ボル
トからの軸方向圧縮力によって拡径した筒状体の拡径部
分とフランジとでパネル等の取付部材を挟持する状態で
該取付部材に取付け、ボルトの締め付けを利用して別の
取付部材を連結する締結具は、例えば、実開昭55−1
10814号公報、実公平7−41933号公報によっ
て知られている。締結具は、パネル等の第1取付部材を
挟持する筒状体の拡径部分とフランジとによりその第1
取付部材に取付けられ、更に、筒状体フランジとボルト
の頭部との間に第2の取付部材が挟持され、第1取付部
材に第2取付部材が連結される。この締結具は、パネル
等の第1取付部材に対して一方の側からだけで作業がで
きる利点があり、自動車等において、パネル同士の取付
けやパネルへ他の部材を取付けるのに利用されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の締結具は、ゴム
等の弾性筒状体にナットを有するように成形するため、
ナットを成形型に予めセットしてからゴムを流し込み成
形しており、手間が掛かり生産性が低い。また、ボルト
による軸方向圧縮力を加える際のボルトのねじ込み力が
過大であると筒状体がひび割れナットが脱落して締結具
としての機能が損なわれ、逆に、ボルトのねじ込み力が
弱いと締結力が低くなり、ねじの外れやがたつきが発生
して好ましくない。従って、ボルトのねじ込み力の調節
に熟練を必要とする。更に、弾性の筒状体の一部を拡径
するように変形させてそのまま固定するため、その拡径
部分において局部的に過剰に強く引っ張られて硬化して
しまい、弾性を失って、低周波域の振動の吸収性が低下
してしまう。
【0004】従って、本発明の目的は、弾性筒状体の成
形においてナットのセットを必要としない、また、ボル
ト等による締め付けに熟練を必要としない締結具を提供
することにある。また、弾性筒状体の拡径に伴う低周波
域の振動の吸収性を良好なまま維持できる締結具を提供
することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
め、本発明によれば、一端にフランジを有する弾性の中
空筒状体と、該筒状体の他端側においてフランジ側へ軸
方向に圧縮する力を受けて筒状体の一部を拡径するよう
に作用する拡径手段とを備え、筒状体の拡径部分と前記
フランジとによって取付部材を挟持する締結具であっ
て、前記拡径手段は前記筒状体の筒部の中に挿入される
挿入体であり、筒状体の前記他端側の内径が他の筒部部
分より大きく形成され、該筒部他端に対応する部分の、
前記挿入体の外径が、該筒部の内径に対応した大きさで
且つ挿入体の他の部分より大きく形成されており、前記
挿入体は、筒状体の中をフランジ側へ引出されて筒状体
の前記他端側部分を拡径した後それ以上のフランジ側へ
の引出しを停止する長さに形成されていることを特徴と
する締結具が提供される。
【0006】
【作用】上記のように、弾性筒状体の一部を拡径する拡
径手段は、筒状体に挿入される挿入体で構成されるの
で、筒状体の成形において予めナット等をセットする必
要なく、筒状体と挿入体とを個々に成形することがで
き、成形後において挿入体を筒状体に組み込むだけの簡
単な操作で製造できる。挿入体を筒状体中でフランジ側
へ引出しても筒状体の一定の大きさに拡径した後それ以
上の引出しが停止するので、拡径のための力の調節に熟
練を必要とせずに確実に第1の取付部材に締結でき、ま
た、締結時において挿入体の端部を第2の取付部材に接
面させることができ、これによって第2取付部材の締結
力を高くできる。更に、弾性筒状体の拡径を過度に大き
くすることもなくなり、弾性の筒状体の硬化を最小限に
抑えることができ、弾性筒状体の低周波域の振動の吸収
性を維持できる。
【0007】本発明において、挿入体を、雌ねじが形成
された中空のナット部材で形成し、ナット部材をボルト
によって筒状体のフランジ側へ引出すことができる。こ
の場合、ナット部材の雌ねじ部分を、筒状体フランジと
は反対側の端部において閉じるように形成して、気密性
や水密性を高く維持するのが好ましい。また、挿入体
を、筒状体フランジの側から突出するねじをもつボルト
部材で形成し、ボルト部材のねじ部にナットを螺合させ
てボルト部材を筒状体のフランジ側へ引出すことができ
る。
【0008】本発明において、挿入体に、筒状体のフラ
ンジ側において形成された肩部に係止する突起を形成
し、挿入体が筒状体から離脱するのを防止することがで
きる。また、筒状体の外形を多角形や楕円形等の非真円
形状に形成して、第1取付部材に対して回転しないよう
に取付けることができる。更に、挿入体の外形を多角形
や楕円形等の非真円形状に形成し、筒状体の中空部分を
挿入体の外形に対応する形状に形成して挿入体が筒状体
に対して回転しないように連結できる。筒状体筒部の大
内径部分付近の内壁に、挿入体の大外径部分の端縁が係
止する溝を形成して、該溝に挿入体端縁が係止すること
により筒部部分が中程度に拡径するようにして、パネル
等の取付部材に仮止めし、これによって、取付部材に締
結具を先付けすることができ、また、取り外し作業にお
いても、締結具が取付部材から脱落することがなくな
る。
【0009】筒状体を、フランジから更に軸方向外方に
突出して、低周波域での振動を吸収する緩衝部を設け
て、低周波域での振動の吸収性を一層高くすることもで
きる。また、筒状体に、フランジ側から他端側へ軸方向
に延びるスリット又は溝を複数形成し、筒状体の拡径に
伴うストレスを拡散して、弾性筒状体の硬化の防止を一
層高く維持し、低周波域での振動の吸収性を一層高くす
ることもできる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例について、
図面を参照しながら説明する。図1〜図5には本発明の
第1実施例となる締結具1が示されている。締結具1
は、図1(A)〜(C)に示す弾性の中空筒状体2と、
図2(A)〜(C)に示す、筒状体2の拡径手段として
の挿入体3とから構成される。筒状体2は、例えば、ゴ
ムやエラストマー等の弾性材料で成る。挿入体3は、筒
状体2の拡径手段として作用するので、筒状体より高い
剛性を持つ材質で形成され、金属材料であってもプラス
チック材料であってもよい。図3に矢印に示すように、
挿入体3は筒状体2の筒部の中に下端側から挿入され、
図4に示すように、筒状体2に挿入体3が組み付けられ
て、締結具1となる。図5は締結具1を用いて、車体パ
ネル等の第1の取付部材5に、装飾パネル等の第2の取
付部材6を連結する様子を示している。
【0011】図1の(A)〜(C)において、弾性の中
空筒状体2は、中空円筒の筒部7と筒部の上端のフラン
ジ9とから成る。筒部7の内径は、挿入体3を受入れる
大きさに形成されており、筒部7の下端部分10は、そ
の内径が他の部分より下端に向けて徐々に大きくなるよ
うに形成されている。この大内径部分10の増大の程度
は、図示のように、曲線的であるのが筒部7の長さを短
くできるので好ましいが、直線状にテーパしていてもよ
い。
【0012】図2の(A)〜(C)に示される挿入体3
は、筒状体2の筒部7に下端側から挿入され、筒状体2
の下端側においてフランジ9側へ軸方向に圧縮する力を
受けて筒状体2の筒部7の一部を拡径するように作用す
る拡径手段となるように形成されている。挿入体3は、
全体として中空の円筒に形成されており、下端側部分1
1は、筒部7の大内径部分10に対応して、その外径が
他の部分より下端に向けて徐々に大きくなるように形成
されている。
【0013】更に、挿入体3の中空部には雌ねじ部13
が形成されており、ナット部材を形成している。ナット
部材である挿入体3には、図5に示すように、上方から
ボルト14が挿入されて、ボルト14が雌ねじ部13に
螺合させられる。次に、ボルト14の回転によって挿入
体3が筒状体2のフランジ9側へ引き上げられる。この
引き上げによって、挿入体3の大外径部分11が筒状体
2の筒部7の大外径部分10を滑りつつ拡径して図5に
示す拡径部15を形成する。拡径部15は、フランジ9
と協働してパネル等の第1取付部材5を挟持する機能を
果たし、この挟持によって、締結具1は第1取付部材5
に取付けられる。図示のように、第2取付部材6をフラ
ンジ9の上に配置し、ボルト14の挿入及び回転によっ
て、ボルト頭部とフランジ9との間に第2取付部材6を
挟持すれば、第1取付部材5へ第2取付部材6を連結す
ることができる。
【0014】挿入体3の長さは、筒状体2の中をフラン
ジ9側へ引き上げられて筒状体2の下端側部分を拡径し
て拡径部15を形成した後それ以上のフランジ側への引
出しを停止する長さに形成されている。具体的には、挿
入体3が引き上げられて、所定の直径を持つ拡径部15
を形成する時点で、挿入体3の上端が、フランジ9に接
面した第2取付部材6に当接し、挿入体3がそれ以上引
き上げられない長さに形成されている。このように挿入
体3の長さを定めることによって、必要とする挿入体3
の引き上げ距離を、挿入体3の移動の停止によって強く
なるボルト14の回転の抵抗力によって簡単に知ること
ができ、締結の終了を熟練を必要とすることなく知るこ
とできる。また、締結時において挿入体3の上端面が第
2の取付部材に接面するので、第2取付部材6の挟持力
が高くなり、第2取付部材6の保持力を高く維持でき
る。更に、筒状体3の拡径部15の拡径を過度に大きく
することもなくなり、弾性の筒状体3の硬化を最小限に
抑えることができ、これによって、筒状体3の弾性によ
る低周波域の振動の吸収性を維持できる。
【0015】図6の締結具17は、挿入体18をナット
部材でなく、ボルト部材として形成している。締結具1
7は、弾性の筒状体2と挿入体18とから成り、挿入体
18は、筒状体2のフランジ9の側から上方に突出する
ねじ部19を有するボルト部材で成る。この締結具17
の場合には、締結具1に用いられるボルト14に代え
て、ナット手段(図示せず)が用いられ、挿入体18の
ねじ部19に螺合したナット手段によって、挿入体18
が筒状体2のフランジ9側へ引出される。
【0016】図7の締結具21では、筒状体2のフラン
ジ9側の内側に肩部22が形成されており、挿入体3の
上端側に肩部22に係止する突起23が形成されてい
る。この肩部22と突起23とにより、筒状体2に組付
けられた挿入体3が、筒状体2から離脱するのを防止す
ることができる。
【0017】図8の締結具25では、ナット部材として
形成された挿入体26の雌ねじ部分27は、筒状体2の
下端側の端部において閉じている。これによって、締結
具の上側と下側との間の気密性や水密性を高く維持でき
る。
【0018】図9(A)〜(C)の締結具29では、筒
状体30の筒部の外形が四角形に形成されている。この
形状は、他の多角形でもよく、楕円形等の非真円形状で
もよい。これによって、筒状体30が第1取付部材に対
して回転できないように取付けられる。この締結具29
では、挿入体31の外形も四角形に形成されている。こ
の形状も、他の多角形でもよく、楕円形等の非真円形状
でもよい。挿入体31の形状に合わせて、筒状体30の
中空部分も対応する形状に形成されている。これによっ
て、挿入体31が筒状体30に対して回転しないように
連結できる。筒状体及び挿入体のこれらの形状は、筒状
体の外形だけでもよく、挿入体の外形及び筒状体の内側
形状だけでもよく、両方の組合せでもよい。
【0019】図10及び図11の締結具33では、筒状
体34の筒部7が、フランジ9から更に上方に突出して
形成され、この突出部分が緩衝部35となっている。こ
の緩衝部35は、図11の使用状態に明らかなように、
その上端面が第2取付部材6に接する。第1実施例の締
結具1は、フランジ9の全面が第2取付部材6に当接す
るのでボルト14での締結時に筒状体2へのストレスが
やや高くなるが、締結具33では、緩衝部35がそのス
トレスを受けるので、筒状体34へのストレスが減り、
筒状体の弾性が維持されて低周波域での振動吸収性を高
く維持する。
【0020】図12(A)及び(B)の締結具37で
は、筒状体38に、フランジ9の上側から下端側へ軸方
向に延びるスリット39が複数(図示の例では4本)形
成されている。このスリットは溝であってもよい。これ
らのスリット39(又は溝)は筒状体38が拡径させら
れるとき、その筒状体の拡径に伴うストレスを拡散する
ように作用し、弾性筒状体の硬化の防止を高く維持し、
低周波域での振動の吸収性を一層高くすることもでき
る。なお、図13の締結具41では、スリット42がフ
ランジ9の下側から筒状体38の下端まで延びている。
【0021】図14及び図15の締結具43では、筒状
体2の筒部7の大内径部分10の付近にはその内壁に、
挿入体3の大外径部分11の端縁45が係止する周溝4
6が形成されている。この周溝46の位置は、該溝46
に挿入体3の端縁45が係止することにより筒部7の部
分が中程度に拡径するように選定される。図15の使用
状態に示すように、締結具43の第1取付部材5の取付
穴に筒状体2の筒部7を挿入して、挿入体3をボルトに
よって引き上げるか、または、挿入体3を押込むことに
よって、大外径部分11の端縁45を、筒状体2の筒部
7の周溝46に係止させる。これによって、筒部7の部
分47が中程度に拡径し、締結具43が第1取付部材5
に対して緩く連結される(すなわち仮止めされる)。こ
の仮止めによって、第1取付部材5に締結具43を予め
取付けておくすなわち先付けすることがで可能になり、
第2取付部材6の取付け作業現場で、締結具43の取付
け作業が不要になる。また、第2取付部材6の取り外し
作業において、例えば、ボルトを14を取り外しても、
締結具43が第1取付部材5から脱落することを防止で
きる。
【0022】図7の締結具21の形状、並びに、図9の
締結具29、図10の締結具33、図12の締結具3
7、図13の締結具41及び図14の締結具43の形状
は、図6の締結具17に適用することができる。
【0023】
【発明の効果】本発明によれば、弾性筒状体の一部を拡
径する拡径手段は、筒状体に挿入される挿入体で構成さ
れるので、筒状体の成形において予めナット等をセット
する必要なく、筒状体と挿入体とを個々に成形すること
ができ、成形後において挿入体を筒状体に組み込むだけ
で得られ、挿入体を筒状体中でフランジ側へ引出しても
筒状体の一定の大きさに拡径した後それ以上の引出しが
停止するので、拡径のための力の調節に熟練を必要とせ
ずに確実に第1の取付部材に締結でき、また、締結時に
おいて挿入体の端部を第2の取付部材に接面させること
ができ、これによって第2取付部材の締結力を高くでき
る。更に、弾性筒状体の拡径を過度に大きくすることも
なくなり、弾性の筒状体の硬化を最小限に抑えることが
でき、弾性筒状体の低周波域の振動の吸収性を維持でき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例となる締結具の弾性の中空
筒状体を示しており、(A)は筒状体の平面図、(B)
は筒状体の半断面正面図、(C)は筒状体の底面図であ
る。
【図2】本発明の第1実施例となる締結具の挿入体を示
しており、(A)は挿入体の平面図、(B)は挿入体の
半断面正面図、(C)は挿入体の底面図である。
【図3】本発明の第1実施例となる締結具の組立前の状
態を示す断面図である。
【図4】本発明の第1実施例となる締結具の組立後の状
態を示す断面図である。
【図5】図5の締結具を用いて2つの取付部材を連結し
た状態を示す断面図である。
【図6】本発明の第2実施例となる締結具を示す断面図
である。
【図7】本発明の第3実施例となる締結具を示す断面図
である。
【図8】本発明の第4実施例となる締結具を示す断面図
である。
【図9】本発明の第5実施例となる締結具を示してお
り、(A)は平面図、(B)は断面図、(C)は底面図
である。
【図10】本発明の第6実施例となる締結具の断面図で
ある。
【図11】図11の締結具を用いて取付部材を連結した
状態を示す半断面図である。
【図12】本発明の第7実施例となる締結具を示してお
り、(A)は平面図、(B)は半断面正面図である。
【図13】図12の締結具の変形例となる締結具の半断
面正面図である。
【図14】本発明の第8実施例となる締結具の断面図で
ある。
【図15】図14の締結具を第1取付部材に仮止めした
状態を示す半断面図である。
【符号の説明】
1 締結具 2 筒状体 3 挿入体 5 第1取付部材 6 第2取付部材 7 筒部 9 フランジ 10 筒部の大内径部分 11 挿入体の大外径部分 13 雌ねじ部 14 ボルト 15 拡径部 17 締結具 19 ねじ部 21 締結具 22 肩部 23 突起 25 締結具 26 挿入体 27 雌ねじ部分 29、33、37、41、43 締結具 30、34、38 筒状体 31 挿入体 35 緩衝部 39、42 スリット 46 周溝

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一端にフランジを有する弾性の中空筒状
    体と、該筒状体の他端側においてフランジ側へ軸方向に
    圧縮する力を受けて筒状体の一部を拡径するように作用
    する拡径手段とを備え、筒状体の拡径部分と前記フラン
    ジとによって取付部材を挟持する締結具において、 前記拡径手段は前記筒状体の筒部の中に挿入される挿入
    体であり、筒状体の前記他端側の内径が他の筒部部分よ
    り大きく形成され、該筒部他端の大内径部分に対応する
    挿入体の外径が筒部内径に対応した大きさで且つ挿入体
    の他の部分より大きく形成されており、前記挿入体は、
    筒状体の中をフランジ側へ引出されて筒状体の前記他端
    側部分を拡径した後それ以上のフランジ側への引出しを
    停止する長さに形成されていることを特徴とする締結
    具。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の締結具において、前記
    挿入体が、雌ねじを有する中空のナット部材で成り、該
    ナット部材の雌ねじに螺合したボルト手段によって該ナ
    ット部材が前記弾性筒状体のフランジ側へ引出されるこ
    とを特徴とする締結具。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載の締結具において、前記
    ナット部材の雌ねじ部分は、筒状体フランジとは反対側
    の端部において閉じていることを特徴とする締結具。
  4. 【請求項4】 請求項1に記載の締結具において、前記
    挿入体が、前記筒状体フランジの側から突出するねじ部
    を有するボルト部材で成り、該ボルト部材のねじ部に螺
    合したナット手段によって該ボルト部材が前記弾性筒状
    体のフランジ側へ引出されることを特徴とする締結具。
  5. 【請求項5】 請求項1〜4のいずれか1項に記載の締
    結具において、前記挿入体は、前記筒状体のフランジ側
    において形成された肩部に係止する突起を有し、該挿入
    体が筒状体から離脱するのを防止することを特徴とする
    締結具。
  6. 【請求項6】 請求項1〜4のいずれか1項に記載の締
    結具において、前記筒状体の外形が多角形や楕円形等の
    非真円形状に形成されていることを特徴とする締結具。
  7. 【請求項7】 請求項1〜4のいずれか1項に記載の締
    結具において、前記挿入体の外形が多角形や楕円形等の
    非真円形状に形成され、筒状体の中空部分が前記挿入体
    の外形に対応する形状に形成されていることを特徴とす
    る締結具。
  8. 【請求項8】 請求項1〜4のいずれか1項に記載の締
    結具において、前記筒状体が、フランジから更に軸方向
    外方に突出して、低周波域での振動を吸収する緩衝部を
    有することを特徴とする締結具。
  9. 【請求項9】 請求項1〜4のいずれか1項に記載の締
    結具において、前記筒状体には、フランジ側から他端側
    へ軸方向に延びるスリット又は溝が複数形成されている
    ことを特徴とする締結具。
  10. 【請求項10】 請求項1〜4のいずれか1項に記載の
    締結具において、前記筒状体の筒部の大内径部分付近に
    はその内壁に、前記挿入体の大外径部分の端縁が係止す
    る溝が形成されており、該溝に挿入体の前記端縁が係止
    することにより筒状体の筒部部分が中程度に拡径するこ
    とを特徴とする締結具。
JP23684296A 1996-09-06 1996-09-06 締結具 Pending JPH1082409A (ja)

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