JPH0618101Y2 - 線材等の留め具 - Google Patents

線材等の留め具

Info

Publication number
JPH0618101Y2
JPH0618101Y2 JP1988166036U JP16603688U JPH0618101Y2 JP H0618101 Y2 JPH0618101 Y2 JP H0618101Y2 JP 1988166036 U JP1988166036 U JP 1988166036U JP 16603688 U JP16603688 U JP 16603688U JP H0618101 Y2 JPH0618101 Y2 JP H0618101Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
stud
arm
wire
locking portion
fastener
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP1988166036U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0287187U (ja
Inventor
秀彰 中西
清輝 湯田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Pop Rivets and Fasteners Ltd
Original Assignee
Nippon Pop Rivets and Fasteners Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Pop Rivets and Fasteners Ltd filed Critical Nippon Pop Rivets and Fasteners Ltd
Priority to JP1988166036U priority Critical patent/JPH0618101Y2/ja
Publication of JPH0287187U publication Critical patent/JPH0287187U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0618101Y2 publication Critical patent/JPH0618101Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Insertion, Bundling And Securing Of Wires For Electric Apparatuses (AREA)
  • Supports For Pipes And Cables (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は、自動車の配電線等の細長い部材すなわち綿材
等を束にして自動車の車体等に保持する留め具に関す
る。
従来の技術 車体に固着され、軸部の外周にねじが形成されたねじス
タッドを利用して、自動車の電線等の線材を車体の所定
の場所に配線するため、線材を所定長に渡ってテープの
巻付けにより支持できるアームと、前記のねじスタッド
に押し込むことによって該スタッドに保持されるスタッ
ド係止部と、アームからスタッド係止部に延びて該アー
ムをスタッド係止部に連結する基部とを備えた線材等の
留め具が既に知られている。この留め具の1例として、
登録第697976号意匠がある。
考案が解決しようとする課題 しかしながら、上記の公知の線材の留め具は、アームと
スタッド係止部が基部によって一体的に成形されていて
分離しないために、電線等を一旦取付けた後に再度電線
を付け替えたり、不良の電線を交換したりする場合に、
テープを切ってアームから電線を外し、その後にスタッ
ド係止部の部分をスタッドに対して回転させて取り外さ
ねばならないという不便があった。
従って、本考案の目的は、電線等の細長い部材すなわち
線材等を確実に取付けることができ、その取付け後にお
いて線材を取り外すのが簡単に行える線材等の留め具を
提供することにある。
問題点を解決するための手段 かかる目的を達成するため、本考案によれば、線材等の
細長い部材を所定長に渡ってテープの巻付けにより支持
できるアームと、軸部外周にねじが形成されたねじスタ
ッドに押し込むことによって該スタッドに保持されるス
タッド係止部と、前記アームからスタッド係止部に延び
て該アームをスタッド係止部に連結する基部とを備えた
線材等の留め具において、前記アームと前記基部は一体
成形されて線材取付け部を構成し、前記基部と前記スタ
ッド係止部の頭部の側とは破断可能な薄肉部で一体的に
成形されており、頭部とは反対の側のスタッド係止部に
は前記基部がスナップ止めするフランジと弾性係止部が
形成され、前記薄肉部は前記線材取付け部とスタッド係
止部との相対的な押込みで破断できるよう構成され、該
薄肉部の破断後は、スタッド係止部が線材取付け部から
分離して2部品となるが、スタッド係止部と線材取付け
部とは前記フランジと弾性係止部とによりスナップ止め
されて相互に回転可能に連結されていることを特徴とす
る線材取付け部とがスナップ止めによって連結されるよ
う構成されていることを特徴とする線材等の留め具が提
供される。
実施例 以下、本考案の実施例について、図面を参照しながら説
明する。第1図(a)〜(h)には、本考案の実施例としての
線材等の留め具1が示されており、この留め具の使用状
態が第2図及び第3図に示されている。
本考案の留め具1は、第1図(a)〜(h)に示すように、電
線等の細長い部材すなわち線材を所定長に渡ってテープ
の巻付けにより支持できるアーム2と、このアーム2の
中間から直角方向に延びた板形状の基部3と、基部3の
他端に設けられ、軸部外周にねじが形成されたねじスタ
ッドに押し込むことによって該スタッドに保持されるス
タッド係止部4とを備えている。この留め具1は、コス
トの観点からプラスチックによって、一体成形されるの
が好ましい。そこで、本考案においては、アーム2と基
部3とが一体成形されて線材取付け部5を形成してい
る。また、この線材取付け部の基部3とスタッド係止部
4とは当初破断可能な薄肉部6を介して一体成形されて
いる。特に、この薄肉部6は、スタッド係止部4の頭部
の側と前記基部3との間に設けられている。該薄肉部6
は、スタッド係止部4を指等によって、第1図(b)の矢
印で示すように、スタッド係止部軸部のフランジ11を
上方に押し込むと簡単に破断する。なお、この破断は線
材取付け部5の基部3を下方に押し下げることによって
もできる。
アーム2は、その上に線材等の細長い部材をテープ等に
よって巻付け保持するように、所定の長さを有する。こ
のアーム2の両端部には、第1図(c)に最も良く示すよ
うに、突起7、7が形成されている。この突起7は保持
された線材等に抜け出る方向すなわち長手方向の力が加
わってもテープがアーム2から外れないようにするスト
ッパとして機能する。
第1図(a)に図示のように、基部3のほぼ中央には、ア
ーム2から一定の間隔をあけてスタッド係止部4がその
頭部側で懸架されるように直立して薄肉部6を介して連
結されている。なお、基部3は、スタッド係止部4が形
成されている部分に、該係止部4の軸部8の外径より大
きなリング形状のフランジ9を有する。このフランジ9
には、スタッド係止部4の軸部8の外径より大きな直径
の穴10が形成されて、薄肉部6の破断後、この穴10
の中をスタッド係止部4の軸部8が貫通する。
基部3に薄肉部6を介して一体成形されたスタッド係止
部4は、頭部側が薄肉部6を介して基部3に連結された
軸部8を有し、軸部8の頭部側の外周の形状は、第1図
(a)に図示のように、六角形に形成されるのが好まし
く、これにより、一旦取付けられた状態(第3図参照)
で、六角レンチ等の工具によって軸部8を回転させるこ
とができ、簡単に留め具1を取り外すことができる。同
様の理由で、軸部8の頭部の表面には図示のようにねじ
回し用の+の溝が形成されてもよい。また、この軸部8
の頭部とは反対側の端部には、基部3のフランジ9の下
面と当接するフランジ11が形成されている。そして、
この軸部8はねじスタッド(第3図参照)の軸部を受け
入れるよう空洞に形成されており、この空洞の内面に
は、ねじスタッドの谷の部分に係止する一対の係止爪1
2、12が形成されている。
また、この軸部8の頭部とは反対側の端部のフランジ1
1の上方の外周には該フランジと協働して、線材取付け
部5の基部3にスナップ止めする一対の弾性係止部1
3、13が形成されている。この係止部13は、第1図
(h)に図示のように、軸方向に延びたついたてのように
形成されたものであるのが好ましく、これにより、基部
3への係止力が高く維持される。本考案においては、ス
タッド係止部4の下端側にフランジ11と弾性係止部1
3、13が形成されているので、スタッド係止部4を基
部3の方へ押し込むと薄肉部6を破断してアーム2及び
基部3から成る線材取付け部5からスタッド係止部4を
分離し、更に押し込むと、スタッド係止部4の軸部8が
基部3の穴10を貫通してスタッド係止部4のフランジ
11が基部3のフランジ9の下面に当接し、同時に弾性
係止部13、13がフランジ9の上面に係止してスタッ
ド係止部4が基部3にスナップ止めされる。なお、弾性
係止部13が撓んで更に軸部8も撓んで、基部3の穴1
0に容易に挿入できるように、軸部8の外面には軸方向
に延びるスリット15が形成されるのが好ましい。更
に、スタッド係止部4の下端のフランジ11の外周に
は、第1図(g)に図示のように、回転止め用の突起16
が適当な間隔(図示の例では、90度の角度間隔)をお
いて設けられるのが好ましく、これにより、車体の振動
などによって生じる留め具1の取り外し方向への回転を
防止できる。
上記のように、本考案においては、スタッド係止部4の
フランジ11と弾性係止部13とによって、スタッド係
止部4と線材取付け部5とがスナップ止めによって連結
されるよう構成されている。この連結状態が第2図に示
されており、この連結状態が、線材等を車体等に取付け
る際に使用者によって用いられる状態である。すなわ
ち、本考案の留め具を使用する場合、第1図(a)〜(h)に
示す状態から、スタッド係止部4が薄肉部6を破断して
基部3の穴10に押し込まれ、スタッド係止部4がその
フランジ11と係止部13とで基部4のフランジ9に固
着される。
第2図の状態に組み立てられた後、アーム2には、第3
図に図示のように、線材等の細長い部材17がテープ1
8によって巻付け保持される。一方、車体19の上に
は、所定の箇所に、軸部外周にねじが形成されたねじス
タッド20が溶接等によって固着されている。従って、
使用者は、電線等の線材17を保持した留め具1を持っ
て、そのスタッド係止部4をねじスタッド20の先端部
にあてがい、スタッド係止部の頭部を指等で押し込む
と、スタッド係止部4の係止爪12がスタッド20の谷
に係止し、これにより、線材17が所定の場所に固定さ
れる。
本考案の留め具1の場合、前述した通り、製造の時には
一体成形品として成形される。そして、使用の際には、
スタッド係止部4は、アーム2と基部3とから成る線材
取付け部5に対して分離されているがスナップ止め連結
されている状態になる。従って、スタッド係止部4は、
基部3に対して回転可能になり、留め具1をスタッド2
0に取付けた後、スタッド係止部4だけを、回転するこ
とができ、留め具全体を、ねじスタッド20から簡単に
取り外すことができる。
考案の効果 本考案によれば、製造のときには一体成形でよいので製
造が容易になり、コストも低く抑えることができ、使用
時には、アーム及び基部から成る線材取付け部からスタ
ッド係止部が分離して線材取付け部に対し回転可能に連
結されているので、スタッド係止部を回転させれば、ア
ームに線材等を保持させたままで留め具を取り外しで
き、留め具の取り外しや位置合わせ等の作業が極めて簡
単に行え、更に、スタッド係止部と線材取付け部との連
結は、フランジと弾性係止部とによるスナップ止めによ
り、極めて確実であり、薄肉部を破断した状態でスタッ
ド係止部と線材取付け部とは連結されたままに維持され
るので、破断した2部品状態で納品でき、搬送中の不用
意な破断による一方の部品の紛失を未然に防止でき、ま
た、スタッド係止部の頭部が車体等に接して基部から外
れるような力が加わっても、そのスナップ止めは外れる
ことがなく、取り外し後においてもその連結の維持を確
実なものとすることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図(a)〜(h)は本考案の実施例となる留め具の詳細を
示しており、同図(a)は平面図、同図(b)は正面図、同図
(c)は側面図、同図(d)は同図(a)のd−d線断面図、同
図(e)は同図(b)のe−e線断面図、同図(f)は同図(b)の
f−f線断面図、同図(g)は同図(b)のg−g線断面図、
同図(h)は同図(b)のh−h線断面図、第2図は第1図の
留め具を使用状態に組み立てた正面図、第3図は第1図
の留め具を用いて線材を車体に取付けた正面図である。 符号の説明 1……留め具、2……アーム 3……基部、4……スタッド係止部 5……線材取付け部、6……薄肉部 8……係止部軸部、9……基部のフランジ 11……スタッド係止部軸部のフランジ 12……係止爪、13……弾性係止部 16……回転止め用突起 17……線材、18……テープ 19……車体、20……ねじスタッド

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】線材等の細長い部材を所定長に渡ってテー
    プの巻付けにより支持できるアームと、軸部外周にねじ
    が形成されたねじスタッドに押し込むことによって該ス
    タッドに保持されるスタッド係止部と、前記アームから
    スタッド係止部に延びて該アームをスタッド係止部に連
    結する基部とを備えた線材等の留め具において、前記ア
    ームと前記基部は一体成形されて線材取付け部を構成
    し、前記基部と前記スタッド係止部の頭部の側とは破断
    可能な薄肉部で一体的に成形されており、頭部とは反対
    の側のスタッド係止部には前記基部がスナップ止めする
    フランジと弾性係止部が形成され、前記薄肉部は前記線
    材取付け部とスタッド係止部との相対的な押込みで破断
    できるよう構成され、該薄肉部の破断後は、スタッド係
    止部が線材取付け部から分離して2部品となるが、スタ
    ッド係止部と線材取付け部とは前記フランジと弾性係止
    部とによりスナップ止めされて相互に回転可能に連結さ
    れていることを特徴とする線材等の留め具。
JP1988166036U 1988-12-22 1988-12-22 線材等の留め具 Expired - Lifetime JPH0618101Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1988166036U JPH0618101Y2 (ja) 1988-12-22 1988-12-22 線材等の留め具

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1988166036U JPH0618101Y2 (ja) 1988-12-22 1988-12-22 線材等の留め具

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0287187U JPH0287187U (ja) 1990-07-10
JPH0618101Y2 true JPH0618101Y2 (ja) 1994-05-11

Family

ID=31453063

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1988166036U Expired - Lifetime JPH0618101Y2 (ja) 1988-12-22 1988-12-22 線材等の留め具

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0618101Y2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2566017Y2 (ja) * 1991-05-14 1998-03-25 ポップリベット・ファスナー株式会社 電線等の保持具
KR100664721B1 (ko) * 2004-12-06 2007-01-03 주식회사 세원이씨에스 일체형 와이어하네스 링터미널 결합장치

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS643891U (ja) * 1987-06-20 1989-01-11

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0287187U (ja) 1990-07-10

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPS6216491Y2 (ja)
JP2002303306A (ja) 対象物を少なくとも1つのラインに解除自在に固定するクリップ装置
GB2067699A (en) Tamper-proof fastening
JP2001082424A (ja) 部材取付構造及び部材取付方法
JPH0618101Y2 (ja) 線材等の留め具
JP2001097253A (ja) スペアタイヤの留め構造
JPH0721061Y2 (ja) 電線等の保持具
JPH0242940Y2 (ja)
JPH0354971Y2 (ja)
JP2604782Y2 (ja) 線材等の留め具
JPH0451276Y2 (ja)
JP2566017Y2 (ja) 電線等の保持具
JPH049450Y2 (ja)
JPH0448606Y2 (ja)
JP2501858Y2 (ja) 感知器ベ―スの取付構造
JP2524196Y2 (ja) 部品の取付構造
JPH0640972Y2 (ja) 締着部材
JPH0735348Y2 (ja) 配線付きネジ部品の締付工具
JP2001221215A (ja) 挿入部材の抜け止め構造
JPH0741179U (ja) スタッドボルト嵌合式パイプ保持具
JPH0426220Y2 (ja)
JPH0346251Y2 (ja)
JPH0343462Y2 (ja)
JPH0519661Y2 (ja)
JPH0444787Y2 (ja)

Legal Events

Date Code Title Description
EXPY Cancellation because of completion of term