JPH0444787Y2 - - Google Patents

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JPH0444787Y2
JPH0444787Y2 JP1987013373U JP1337387U JPH0444787Y2 JP H0444787 Y2 JPH0444787 Y2 JP H0444787Y2 JP 1987013373 U JP1987013373 U JP 1987013373U JP 1337387 U JP1337387 U JP 1337387U JP H0444787 Y2 JPH0444787 Y2 JP H0444787Y2
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mounting
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は戸当りに関する。さらに詳しくは、建
物や乗物などでドアーを開けたときドアーを押し
当てた状態で固定するための戸当りに関する。
〔従来の技術〕
従来の戸当りを第8〜9図に基づき説明する。
第8図に示された戸当り50は、立壁Wに横向
きにとりつけるタイプのものであり、比較的細長
い本体51を有している。本体51は中空筒体で
あり、その基端部内周には雌ネジ53がきられて
いる。雌ネジ53は、立壁Wに固着される雄ネジ
体54に着脱自在に螺合されるものであり、雄ネ
ジ体54はその透孔をとおしてビス55を立壁W
にねじ込むことにより立壁Wに固着される。本体
51の先端部にはゴム製の緩衝体52が固定され
ており、その緩衝体52には矢印D方向から動い
てきたドアーが衝突させられるようになつてい
る。
第9図に示された戸当り60は、床F上に立て
て取りつけられるタイプのもので、比較的太く短
い本体61を有している。基本的な構成は前記戸
当り50と同様で、雌ネジ部63、雄ネジ体6
4、ビス65を備えている。本体61の頂部には
径大の緩衝体62が固定されており、その緩衝体
62の側面に矢印D方向から動いてきたドアーが
衝突するようになつている。
〔考案が解決するための手段〕
従来の戸当り50,60では本体51,61と
雄ネジ体54,64とがネジ止めであるため、ド
アーが衝突するたびに少しづつ緩んでくるという
問題がある。したがつて長期間使用していると、
いつの間にか本体51,61が外れてしまい、ド
アーを損傷してしまう。
本考案は叙上の事情に鑑み、本体の緩みが生じ
ない戸当りを提供することを目的とする。
〔問題点を解決するための手段〕
本考案は、(a)ビスを挿通して戸当りを建物に取
りつけるための取付ブロツクと、(b)該取付ブロツ
クに植設された支持軸と、(c)取付ブロツクにその
基端部が嵌合せられる状態と取付ブロツクから離
れた状態との間で移動するように前記支持軸によ
つてガイドされる中空筒状の本体と、(d)本体の基
端部を取付ブロツクに圧着するように付勢する弾
発手段と、(e)本体の先端部に固定された緩衝体
と、(f)本体を前記弾発手段の付勢力に抗して取付
ブロツクから遠ざけたとき、その状態を保持する
係止機構とから構成されている。
前記弾発手段としては、本体の基部側と支持軸
の先端との間に介装される圧縮バネが好適に採用
される。
〔作用〕
本考案では、本体と取付ブロツクとがネジ止め
でなく、嵌合され、さらに弾発手段により圧着さ
れているので、ドアーの衝突によつても緩むこと
がない。そのため長期にわたつて安心して使用す
ることができる。
さらに取付ブロツクを立壁などに取りつけると
きには、本体を取付ブロツクから遠ざけて保持し
ておけるので、ドライバなどの取付工具が使いや
すく、作業が容易となる。
〔実施例〕
つぎに本考案の実施例を説明する。
第1図は本考案の一実施例にかかわる戸当りの
断面図、第2図は同戸当りの取付作業を示す説明
図、第3図は本体1の基端部の断面斜視図、第4
図は取付ブロツク3を示す平面図、第5図は取付
ブロツク3の他の例を示す平面図、第6図は係止
突起23を示す斜視図、第7図は本考案の他の実
施例にかかわる戸当りを示す断面図である。
第1図において、Aは立壁Wに横向きに取りつ
けられる戸当りであり、本体1、緩衝体2、取付
ブロツク3を有している。本体1は細長い中空の
筒状体であり、先端部に隔壁11を、基端部に隔
壁12をそれぞれ有している。緩衝体2はゴム製
の円柱体であり、内部に雌ネジ体13が埋め込ま
れている。この緩衝体2は隔壁11の通孔に通さ
れたネジ14によつて本体1の先端部に固定され
ている。本体1の前記基端部側の隔壁12には、
第3図に示されるように、中心部に長方形の切欠
き15が形成されている。この隔壁12と本体1
の基端部の側壁1aとは、取付ブロツク3に嵌合
させるための嵌合部16を構成している。
第1図に示された取付ブロツク3は本体1の嵌
合部16内に密に嵌合される形状に形成される。
たとえば第4図に示された取付ブロツク3は長辺
が直線状で短辺が弧状であるが、弧状部分が嵌合
部16の内壁面に密着するようになつている。そ
のため取付状態において本体1が軸心に対し直角
方向に振れることがない。なお本体1は取付作業
時に取付ブロツク3に対し回転させうることが好
ましいので、軸心廻りの回転は可能に構成され
る。
本考案では抜け止めのためのデテント機構を設
けておくのが好ましい。そのようなデテント機構
としては、たとえば第4図に示されるように、嵌
合部16の側壁1aの内面に小さな突起24を2
個形成し、2個の突起24で取付ブロツク3の下
端の凹部25に嵌るようにする構成などがとられ
る。
さらに第4図に示された取付ブロツク3は、長
辺を直線状の平坦部3aを設け、側壁1aの内周
との間に隙間ができるようにしている。これは取
付作業時に指先で取付ブロツク3をつまむために
用いられる。さらに本体1を取付ブロツク3にか
ぶせるときに、前記小突起24を平坦部3aに沿
わせながら本体1の基端部を取付ブロツク3の円
弧状の外周面に嵌合させ、そのまま本体1を約
90°回転させると小突起24を凹部25に係合さ
せることができる。もちろん指先でつまむことさ
えできれば、第4図に示された形状に限られるこ
となく、第5図に示されるように構成してもよ
い。この例では、取付ブロツク3の外周の大部分
を円弧状に形成し、一部分にのみ切欠き26を形
成している。この構成では側壁1aと取付ブロツ
ク3との接触面積が広いので、本体1の軸ブレを
防止しやすいという利点がある。なおこの取付ブ
ロツク3では、取付ブロツク3側に凹所25を形
成し、それに嵌り合う小突起24を側壁1a側に
形成しているが、前記デテント機構としてはこの
ような構成も好ましいものである。
第1図に示されるごとく、取付ブロツク3には
取付ビス4を挿通するための孔17が2カ所形成
されており、また中心部には取付部18が穿孔さ
れている。この取付部18の内面には雌ネジが形
成されており、支持軸21の基端部がねじ込まれ
るようになつている。支持軸21は本体1の内部
で軸方向に延びており、その先端部にはナツト2
2が螺合されている。なおナツト22の外径は本
体1の中空部の内径とほぼ等しく形成されてい
る。
支持軸21の周囲にはコイル状のバネ27が配
置されており、そのバネ27の一端は前記ナツト
22で、他端は本体1の隔壁12で止められてい
る。このバネ27は装着状態で伸び方向の弾発力
が生ずるようになつており、その弾発力によつて
本体1が取付ブロツク3に圧着させられている。
なおこのバネ27の弾発力は、本体1と取付ブロ
ツク3とを手で引き離すように力をかけたとき
は、押し縮めうる程度に抑えておかなければなら
ない。
前記支持軸21のほぼ中央には係止突起23が
固定されている。この係止突起23は、第6図に
示されるように、長方形の板状部材であり、その
形状は、第3図に示される切欠き15より小さく
されている。したがつて本体1の隔壁12をバネ
27に抗して動かしたときは係止突起23を通す
ことができるが、本体1をほぼ直角に向きを変え
たときは隔壁12を係止しうるようになつてい
る。
つぎに本考案の利点を説明する。
第1図に示される取付状態においては、ドアー
は矢印D方向から動いてきて緩衝体2に衝突す
る。その際の衝撃は本体1から取付ブロツク3に
伝えられるが、本体1と取付ブロツク3の係合は
ネジ止めではないので、本体1が緩んで外れるこ
とは起りえない。本考案では本体1と取付ブロツ
ク3との嵌合が密であり、これに加えバネ27で
本体1を取付ブロツク3に押しつけているので、
本体1は軸ブレも生じず、使用中に外れることも
ない。また小突起24が取付ブロツク3の凹部2
5に嵌るので抜けることがない。
また第2図に示されるように、戸当りAを立壁
Wに取りつけるときに作業がやりやすいという利
点がある。すなわち、本体1と取付ブロツク3と
をたがいに両手で持つて矢印P方向に引き離し、
ついで本体1を矢印Rで示すように約1/4回転さ
せる。そのようにして、本体1の隔壁12を係止
突起23にひつかけて止めるようにすれば、本体
1下端と取付ブロツク3との間に間隔dがとれる
ので、ドライバ5などで取付ビス4をねじ込む作
業が楽に行いうる。本実施例ではこのように、取
付作業に当つて戸当りAをユニツトとして扱うこ
とができるので便利である。取付ビス4のねじ込
みを終えたあとは、本体1を再び回転させ、係合
突起23と隔壁12係合を外せば、あとはバネ2
7の弾発力で本体1を装着状態に固定しうる。そ
のとき小突起24を取付ブロツク3の平坦部3a
ないし切欠き26に通して本体1を立壁Wに当接
させ、本体1を約1/4回転させると、再び小突起
24が凹部25と係合する。
つぎに他の実施例を第7図に基づき説明する。
この実施例は床F上に立設するタイプの戸当りで
あり、全体的に太く短い形状をしているが、構造
上は実質的に前記戸当りAと変るところはない。
同一部品には前記実施例と同一符号を用いて示し
ている。なお使用中、ドアーは矢印D方向に動い
て、緩衝体2の側面に衝突するが、そのばあい
も、本実施例ではネジ止めでないので本体1が緩
んで外れるという問題は生じない。
〔考案の効果〕
本考案では使用中に本体のネジ止めが緩んで外
れるということがないので、長期にわたり安心し
て使用することができ、ドアーを傷めることもな
い。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例にかかわる戸当りの
断面図、第2図は同戸当りの取付作業を示す説明
図、第3図は本体1の基端部の断面斜視図、第4
図は取付ブロツク3を示す平面図、第5図は取付
ブロツク3の他の例を示す平面図、第6図は係止
突起23を示す斜視図、第7図は本考案の他の実
施例にかかわる戸当りを示す断面図、第8〜9図
は従来の戸当りを示す部分断面正面図である。 図面の主要符号、1……本体、2……緩衝体、
3……取付ブロツク、4……取付ビス、21……
支持軸、27……バネ。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1 (a) ビスを挿通して戸当りを建物に取りつけ
    るための取付けブロツクと、 (b) 該取付ブロツクに植設された支持軸と、 (c) 取付ブロツクにその基端部が嵌合せられる
    状態と取付けブロツクから離れた状態との間
    で移動するように前記支持軸によつてガイド
    される中空筒状の本体と、 (d) 本体の基端部を取付ブロツクに圧着するよ
    う付勢する弾発手段と、 (e) 本体の先端部に固定された緩衝体と、 (f) 本体を前記弾発手段の付勢力に抗して取付
    ブロツクから遠ざけたとき、その状態を保持
    する係止機構と からなる戸当り。 2 前記弾発手段が本体の基部側と支持軸の先端
    との間に介装される圧縮バネである実用新案登
    録請求の範囲第1項記載の戸当り。
JP1987013373U 1987-01-31 1987-01-31 Expired JPH0444787Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP1987013373U JPH0444787Y2 (ja) 1987-01-31 1987-01-31

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JP1987013373U JPH0444787Y2 (ja) 1987-01-31 1987-01-31

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JPS63122578U JPS63122578U (ja) 1988-08-09
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JP1987013373U Expired JPH0444787Y2 (ja) 1987-01-31 1987-01-31

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6023424U (ja) * 1983-07-26 1985-02-18 三菱自動車工業株式会社 キヤブ取付吸気シュノ−ケルのシャシ側ダクト構造

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6023424U (ja) * 1983-07-26 1985-02-18 三菱自動車工業株式会社 キヤブ取付吸気シュノ−ケルのシャシ側ダクト構造

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JPS63122578U (ja) 1988-08-09

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