JPWO2003087595A1 - バネ取付体の取付具 - Google Patents
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Abstract
本発明に係るバネ取付体の取付具は、ボルトの脚部に、ボルトの外形よりわずかに小さいバネをネジ溝に嵌り込むように装着することによりナットの移動を阻止するバネ取付体の取付具であって、棒状コア材(1)の外周に、前記バネの基端部と係合する係合部(2)を設け、この棒状コア材(1)の外周に、前記バネの外径よりわずかに大きい口径を有するカラー材(3)を設ける。
Description
技術分野
本発明は、ボルトの脚部に、ボルトの外形よりわずかに小さいバネをネジ溝に嵌り込むように装着することによりナットの移動を阻止するバネ取付体をボルトの脚部に取り付けるための取付具に関するものである。
背景技術
構造物の固定に広く用いられるボルト・ナットによる締付けに関し、ナットの緩み防止構造として、特開2001−59514号公報に示されるような構造のものがある。これは、図1に示すようにナット101を取り付けたボルトの脚部102に、ボルトの外径よりわずかに小さいバネ103をボルトのネジ溝に嵌り込むように装着するものであり、その場合に用いられるバネ103としては、図2に示すように単にコイル状に巻かれたバネ、図3に示すようにコイル状に巻かれたバネの基端部の上方へ突出したつまみ部を有するバネ、図4に示すようにコイル状に巻かれたバネの基端部に横方向の一方へ突出したつまみ部を有するバネ、あるいは図5に示すようにコイル状に巻かれたバネの基端部に横方向の両方へ突出したつまみ部を有するバネ等各種のバネがある。
上記特開2001−59514号公報に示されるナットの緩み止め構造は、バネをうまく装着できれば、ナットの緩みを防止できるが、バネをボルトに装着するのが大変であった。即ち、図2に示すように単にコイル状に巻かれただけのバネの場合、それを手作業でボルトの脚部に装着しようとしてもつるつる滑って正確には装着できないし、図3〜5に示すつまみ部を有するバネの場合もバネ自体が細かい場合にはつまみ部も小さくなるので、つまみ部を直接手で持ってバネを装着しようとしてもうまく装着できない場合が多かった。
発明の開示
本発明は、以上の点に鑑み創案されたものであって、バネをボルトの脚部に装着することが大変であるという問題を解消し、容易にバネを取付けることができるバネ取付体の取付具を提供することを目的とするものである。
上記の目的を達成するために、本発明に係るバネ取付体の取付具は、ボルトの脚部に、ボルトの外径よりわずかに小さいバネをネジ溝に嵌り込むように装着することによりナットの移動を阻止するバネ取付体の取付具であって、棒状コア材の先端に、前記バネの基端部と係合する係合部を設け、該棒状コア材の外周に、前記バネの外径よりわずかに大きい口径を有するカラー材を前記棒状コア材と別体的又は一体的に設けたことを特徴とする。
ここで、棒状コア材の先端に、バネの基端部と係合する係合部を設けているので、棒状コア材をボルト方向に押圧しながらバネがボルトの脚部に装着するような方向(装着方向)に手動又は電動で回転させると、バネも棒状コア材と共に回転し、バネがボルトの脚部に装着される。バネの先端部がナットと当接した後、更に棒状コア材を回転させると、バネはそれ以上進むことなくバネの径が拡大され、バネの外径よりわずかに大きい口径を有するカラー材の内壁面に当接して、棒状コア材を手動で回転している場合には手に、又棒状コア材を電動で回転している場合には電動回転軸にある一定量以上のトルクがかかる。このようにしてある一定量以上のトルクを感知した時に棒状コア材を手動で回転している場合には回転を止め、又棒状コア材を電動で回転している場合にはモーターが自動的に止まるようにしておくことでバネのボルトの脚部への装着が終了するのである。
また、上記の目的を達成するために、本発明に係るバネ取付体の取付具は、ボルトの脚部に、ボルトの外形よりわずかに小さい、基端部に上方へ突出したつまみ部を有するバネをネジ溝に嵌り込むように装着することによりナットの移動を阻止するバネ取付体の取付具であって、棒状コア材の先端に、前記バネのつまみ部と係合する係合部を設け、該棒状コア材の外周に、前記バネの外径よりわずかに大きい口径を有するカラー材を前記棒状コア材と別体的又は一体的に設けたことを特徴とする。
ここで、棒状コア材の先端に、バネのつまみ部と係合する係合部を設けているので、棒状コア材をボルト方向に押圧しながらバネがボルトの脚部に装着するような装着方向に手動又は電動で回転させると、つまみ部を有するバネも棒状コア材と共に回転し、バネがボルトの脚部に装着される。バネの先端部がナットと当接した後、更に棒状コア材を回転させると、バネはそれ以上進むことなくバネの径が拡大され、バネの外径よりわずかに大きい口径を有するカラー材の内壁面に当接して、棒状コア材を手動で回転している場合には手に、又棒状コア材を電動で回転している場合には電動回転軸にある一定量以上のトルクがかかる。このようにしてある一定量以上のトルクを感知した時に、棒状コア材を手動で回転している場合には回転を止め、又棒状コア材を電動で回転している場合にはモーターが自動的に止まるようにしておくことでバネのボルトの脚部への装着が終了するのである。
また、上記の目的を達成するために、本発明に係るバネ取付体の取付具は、ボルトの脚部に、ボルトの外形よりわずかに小さい、基端部に横方向の一方へ突出したつまみ部を有するバネをネジ溝に嵌り込むように装着することによりナットの移動を阻止するバネ取付体の取付具であって、棒状コア材の先端の、前記バネの外径よりわずかに大きい口径の位置に、前記バネのつまみ部と係合する係合部を設け、更に該棒状コア材の先端の、前記バネの外径よりわずかに大きい口径の位置の前記係合部を除く部所に、前記バネの拡径制御用突起を設けたことを特徴とする。
ここで、棒状コア材の先端の、バネの外径よりわずかに大きい口径の位置に、バネのつまみ部と係合する係合部を設けているので、棒状コア材をボルト方向に押圧しながらバネがボルトの脚部に装着するような装着方向に手動又は電動で回転させると、つまみ部を有するバネも棒状コア材と共に回転し、バネがボルトの脚部に装着される。バネの先端部がナットと当接した後、更に棒状コア材を回転させると、バネはそれ以上進むことなくバネの径が拡大され、棒状コア材の先端の前記バネの外径よりわずかに大きい口径の位置の前記係合部及び拡径制御用突起の両内壁面に当接して、棒状コア材を手動で回転している場合には手に、又棒状コア材を電動で回転している場合には電動回転軸にある一定量以上のトルクがかかる。このようにしてある一定量以上のトルクを感知した時に、棒状コア材を手動で回転している場合には回転を止め、又棒状コア材を電動で回転している場合にはモーターが自動的に止まるようにしておくことでバネのボルトの脚部への装着が終了するのである。
また、上記の目的を達成するために、本発明に係るバネ取付体の取付具は、ボルトの脚部に、ボルトの外形よりわずかに小さい、基端部に横方向の両方へ突出したつまみ部を有するバネをネジ溝に嵌り込むように装着することによりナットの移動を阻止するバネ取付体の取付具であって、棒状コア材の先端の、前記バネの外径よりわずかに大きい口径の位置に、前記バネのつまみ部と係合する係合部を設け、更に該棒状コア材の先端の、前記バネの外径よりわずかに大きい口径の位置の前記係合部を除く部所に、前記バネの拡径制御用突起を設けたことを特徴とする。
ここで、棒状コア材の先端の、バネの外径よりわずかに大きい口径の位置に、バネのつまみ部と係合する係合部を設けているので、棒状コア材をボルト方向に押圧しながらバネがボルトの脚部に装着するような装着方向に手動又は電動で回転させると、つまみ部を有するバネも棒状コア材と共に回転し、バネがボルトの脚部に装着される。バネの先端部がナットと当接した後、更に棒状コア材を回転させると、バネはそれ以上進むことなくバネの径が拡大され、棒状コア材の先端の、前記バネの外径よりわずかに大きい口径の位置の前記係合部を除く部所に設けられているバネの拡径制御用突起及び前記係合部の両内壁面に当接して、棒状コア材を手動で回転している場合には手に、又棒状コア材を電動で回転している場合には電動回転軸にある一定量以上のトルクがかかる。このようにしてある一定量以上のトルクを感知した時に、棒状コア材を手動で回転している場合には回転を止め、又棒状コア材を電動で回転している場合にはモーターが自動的に止まるようにしておくことでバネのボルトの脚部への装着が終了するのである。
なお、上記したボルトの外形よりわずかに小さいバネ(つまみ部を有しない場合も有する場合もある。)とは、バネを強いて拡径すればボルトのネジ溝に嵌り込みバネの各部分が、バネの持つ弾力性によりボルトの軸中心に向って押付けられる程度のバネのことを指称する。
また、上記したバネの外径よりわずかに大きい口径を有するカラー材、又はバネの外径よりわずかに大きい口径の位置に係合部を設け、あるいはバネの外径よりわずかに大きい口径の位置の係合部を除く部所にバネの拡径制御用突起を設けの際に用いたわずかとは、バネを棒状コア材と共に装着方向に回転して行き、バネの先端部がナットと当接した後は、バネはそれ以上進むことなく拡径され、そのバネが拡径された時にバネがカラー材又は係合部及びバネの拡径制御用突起のそれぞれの内壁面に当接し一定量以上のトルクが発生する程度のことを指称する。
発明を実施するための最良の形態
以下、本発明の実施の形態を図面を参酌しながら説明し、本発明の理解に供する。
図6に本発明を適用したバネ取付体の取付具の一例を示す一部切欠斜視図を示す。ここで、図6に示すバネ取付体の取付具は、図2に示すように単にコイル状に巻かれたバネの取付具であって、棒状コア材1の先端に、バネの基端部と係合するような段差部によって形成された係合部2が設けられている。またこの棒状コア材の外周には、取付けようとするバネの外径よりわずかに大きい口径を有するカラー材3が棒状コア材とは別体的に設けられている。
次に本発明を適用したバネ取付体の取付具の他の一例として、カラー材3が棒状コア材1と一体的に設けられている例の一部切欠斜視図を図7に示す。この図7に示すバネ取付体の取付具も、図2に示すように単にコイル状に巻かれたバネの取付体を示すものである。
図8に図6で示したバネ取付体の取付具の棒状コア材1の斜視図を示すが、この図8に示す棒状コア材1には、その先端にバネをボルトの脚部へ取付けるに際してのセンタリング用突起4が設けられている。このセンタリング用突起4がセンタリングのみではなく、棒状コア材1にバネを仮止めする作用も有するようにしておくものとし、図9に示すように、センタリング用突起4の基端部にバネの内径よりわずかに大きな外径(図中Aで示す)部を、バネの約1巻分(図中Bで示す)形成して、バネ仮止め部5となし、その下方部はバネに入り易いようにバネの内径よりわずかに小さな外径(図中Cで示す)としておく。
なお、このセンタリング用突起4はその外周にバネを配設して、棒状コア材1をバネの装着方向へ回転させ、バネをボルトの脚部へ装着するに際して、邪魔にならないように、センタリング用突起4の先端がボルトの先端に当接して押圧力を受けると図9中上部へへこむようにスプリングを内蔵しているような構造としていてもよい。
図10に本発明を適用したバネ取付体の取付具の他の一例の棒状コア材1の斜視図を示す。ここで、図10に示す棒状コア材1は、図3に示すようにコイル状に巻かれたバネの基端部に上方へ突出したつまみ部を有するバネに用いるためのものであって、棒状コア材1の先端中央部に上方へ突出したつまみ部と係合するような溝部によって形成された係合部2が設けられている。この図10に示す棒状コア材1もその外周には図1で示したのと同様の取付けようとするバネの外径よりわずかに大きい口径を有するカラー材が棒状コア材とは別体的に設けられバネ取付体の取付具を構成している。
なお、この図10に示した棒状コア材1は、その係合部2の溝幅を調整することにより、バネの仮止め作用も果たすようにすることができるものである。
次に、図11に本発明を適用したバネ取付体の取付具の他の一例として、カラー材3が棒状コア材1と一体的に設けられている他の一部切欠斜視図を示す。この図11に示すバネ取付体の取付具も、図3に示すようにコイル状に巻かれたバネの基端部の上方へ突出したつまみ部を有するバネに用いるためのものである。
図12に本発明を適用したバネ取付体の取付具の更に他の一例を示す斜視図を示す。ここで、図12に示すバネ取付体の取付具は、図4に示すようにコイル状に巻かれたバネの基端部に横方向の一方へ突出したつまみ部を有するバネの取付具であって、棒状コア材1の先端の、前記バネの外径よりわずかに大きい口径の位置に、前記バネのつまみ部と係合する突起状の係合部2を設け、更に棒状コア材1の先端の、前記バネの外径よりわずかに大きい口径の位置の前記係合部を除く部所に、前記バネの拡径制御用突起6が設けられている。この係合部2は、バネの基端部に横方向の一方へ突出したつまみ部を、その外周部で係合することによりバネの仮止め作用も奏するものである。
また、この図12に示したバネ取付体の取付具にあっても、図示するように棒状コア材1の先端中央部に、バネをボルトの脚部へ取付けるに際してのセンタリング用突起4が設けられている。このセンタリング用突起4も先に図9を用いて説明したように、センタリング用突起4の外周にバネが配設され、そのバネが棒状コア材1をバネの装着方向へ回転され、バネをボルトの脚部へ装着するに際して、邪魔にならないように、センタリング用突起4の先端がボルトの先端に当接して押圧力を受けると、上部へへこむようにスプリングを内蔵しているような構造としていてもよい。
次に、図12に示したバネ取付体の取り付け具で、センタリング用突起の無い構造のものの斜視図を図13に示す。
図14に本発明を適用したバネ取付体の取付具の更に他の一例を示す斜視図を示す。ここで、図14に示すバネ取付体の取付具は、図5に示すようにコイル状に巻かれたバネの基端部に横方向の両方へ突出したつまみ部を有するバネの取付具であって、棒状コア材1の先端の、前記バネの外径よりわずかに大きい口径の位置に、前記バネのつまみ部と係合する係合部2を2ヵ所に設け、更に棒状コア材1の先端の、前記バネの外径よりわずかに大きい口径の位置の前記係合部を除く部所に、前記バネの拡径制御用突起6が設けられている。この2ヵ所に設けられた係合部2は、バネの基端部に横方向の両方へ突出したつまみ部を、その外周部で係合することによりバネの仮止め作用も奏するものである。
この図14に示した棒状コア材1によって、仮止めされた状態のバネを図15に図示するが、バネの基端部の両方へ突出したつまみ部は、2ヵ所に設けられた係合部2によって仮止めされ、棒状コア材1の先端の中央部に設けられたセンタリング用突起4の外周にバネが配接されている。この場合のセンタリング用突起4も先に述べた如く、棒状コア材1がバネの装着方向へ回転され、バネをボルトの脚部へ装着するに際して、邪魔にならないように、センタリング用突起4の先端がボルトの先端に当接して押圧力を受けると、上部へへこむようにスプリングを内蔵しているような構造としていてもよい。
図16に棒状コア材の基端部外周に、スプリングを配設した形態のバネ取付体の取付具の一例の一部切欠斜視図を示す。この図16に示す形態のものでは、棒状コア材1の基端部の外周にスプリング7が配設されており、棒状コア材1先端でバネを押圧した際に、バネを常時ボルト側へ付勢する如く構成されている。従ってカラー材3を用いる構成のものにあっては棒状コア材1の基端部にスプリング7が配設されている。
この様に棒状コア材1の基端部外周に、スプリングを配設した形態のバネ取付体の取付具にあっては、バネを押圧する押圧力を加減することなく、一ぱいにバネを押圧することで、バネへの押圧力はスプリング7の付勢力によって定められることとなるのでスプリング7の反発力を調整することにより、バネへの適切な押圧力を付与することができるものである。
本発明によるバネ取付体の取付具は、バネをボルトの脚部へ装着するに際して、棒状コア材1の先端にバネを当てがい、バネの装着方向へ棒状コア材1を回転させて行うものであるが、その棒状コア材1の回転は手動あるいは電動で行うようにする。そして手動の場合にはバネが拡径して周囲のカラー材3等に当接しある一定量以上のトルクがかかった時点を感知して棒状コア材1の回転を止め、又電動の場合には電動回転軸にある一定量以上のトルクがかかった時点を感知してモーターが止まるようにセットしておくものとする。
また、図15に示す棒状コア材1によって、仮止めされた状態のバネは、図17に示すように、棒状コア材1の先端に空洞部を設けて該空洞部にボルトが挿入する如き状態のバネとする事もできる。
産業上の利用可能性
以上述べてきた如く、本発明のバネ取付体の取り付け具によれば、つまみ部を有しないバネでもつまみ部を有するバネでも、棒状コア材の先端にバネの基端部あるいはバネのつまみ部との係合部を設けたことにより、バネは棒状コア材を回転させれば、棒状コア材と共に回転し、バネの先端部がナットと当接した後は、棒状コア材の更なる回転に伴なってバネはそれ以上進むことなくバネの径が拡大される。そのバネの径の拡大はバネの外径よりわずかに大きい口径の位置にあるカラー材内壁面あるいはバネとの係合部内壁面及び棒状コア材の先端の、バネの外径よりわずかに大きい口径の位置の前記係合部を除く部所にあるバネの拡径制御用突起の内壁面とバネとの当接をまねき、棒状コア材にある一定量以上のトルクの発生を来たし、それを感知して棒状コア材の手動又は電動による回転を止め、バネのボルト脚部への装着を行うことができるものである。
棒状コア材の基端部外周に、スプリングを配設することで、棒状コア材のボルト方向への押圧力を手加減で行なうことなく、スプリングの強さを調整することで棒状コア材先端をある一定量以上の押圧力で押すだけで、バネには常時一定量の押圧力が働くようにすることができる。
【図面の簡単な説明】
図1は、従来のナットを取付けたボルトの脚部にバネを装着した状態の説明図である。
図2は、本発明で装着されるバネでコイル状に巻かれたバネの斜視図である。
図3は、本発明で装着されるバネでコイル状に巻かれたバネの基端部に上方へ突出したつまみ部を有するバネの斜視図である。
図4は、本発明で装着されるバネでコイル状に巻かれたバネの基端部に横方向の一方へ突出したつまみ部を有するバネの斜視図である。
図5は、本発明で装着されるバネでコイル状に巻かれたバネの基端部に横方向の両方へ突出したつまみ部を有するバネの斜視図である。
図6は、本発明のバネ取付体の取付具の他の一例を示す一部切欠け斜視図である。
図7は、本発明のバネ取付体の取付具の棒状コア材の斜視図である。
図8は、図6に示したバネ取付体の取付具の棒状コア材の斜視図である。
図9は、図8に示した棒状コア材のセンタリング用突起の説明図である。
図10は、本発明のバネ取付体の取付具の棒状コア材の他の例の斜視図である。
図11は、本発明のバネ取付体の取付具の更に他の一例を示す一部切欠斜視図である。
図12は、本発明のバネ取付体の取付具の更に他の一例を示す斜視図である。
図13は、図12に示したバネ取付体の取付具で、センタリング用突起の無い構造のものの斜視図である。
図14は、本発明のバネ取付体の取付具の更に他の一例を示す斜視図である。
図15は、図14に示したバネ取付体の取付具の棒状コア材によって、仮止めされた状態のバネの説明図である。
図16は、棒状コア材の基端部外周に、ズプリングを配設した形態のバネ取付体の取付具の一例を示す一部切欠斜視図である。
図17は、図15に示すバネ取付体の取付具で棒状コア材の先端に空洞部を設けた構造のものの説明図である。
本発明は、ボルトの脚部に、ボルトの外形よりわずかに小さいバネをネジ溝に嵌り込むように装着することによりナットの移動を阻止するバネ取付体をボルトの脚部に取り付けるための取付具に関するものである。
背景技術
構造物の固定に広く用いられるボルト・ナットによる締付けに関し、ナットの緩み防止構造として、特開2001−59514号公報に示されるような構造のものがある。これは、図1に示すようにナット101を取り付けたボルトの脚部102に、ボルトの外径よりわずかに小さいバネ103をボルトのネジ溝に嵌り込むように装着するものであり、その場合に用いられるバネ103としては、図2に示すように単にコイル状に巻かれたバネ、図3に示すようにコイル状に巻かれたバネの基端部の上方へ突出したつまみ部を有するバネ、図4に示すようにコイル状に巻かれたバネの基端部に横方向の一方へ突出したつまみ部を有するバネ、あるいは図5に示すようにコイル状に巻かれたバネの基端部に横方向の両方へ突出したつまみ部を有するバネ等各種のバネがある。
上記特開2001−59514号公報に示されるナットの緩み止め構造は、バネをうまく装着できれば、ナットの緩みを防止できるが、バネをボルトに装着するのが大変であった。即ち、図2に示すように単にコイル状に巻かれただけのバネの場合、それを手作業でボルトの脚部に装着しようとしてもつるつる滑って正確には装着できないし、図3〜5に示すつまみ部を有するバネの場合もバネ自体が細かい場合にはつまみ部も小さくなるので、つまみ部を直接手で持ってバネを装着しようとしてもうまく装着できない場合が多かった。
発明の開示
本発明は、以上の点に鑑み創案されたものであって、バネをボルトの脚部に装着することが大変であるという問題を解消し、容易にバネを取付けることができるバネ取付体の取付具を提供することを目的とするものである。
上記の目的を達成するために、本発明に係るバネ取付体の取付具は、ボルトの脚部に、ボルトの外径よりわずかに小さいバネをネジ溝に嵌り込むように装着することによりナットの移動を阻止するバネ取付体の取付具であって、棒状コア材の先端に、前記バネの基端部と係合する係合部を設け、該棒状コア材の外周に、前記バネの外径よりわずかに大きい口径を有するカラー材を前記棒状コア材と別体的又は一体的に設けたことを特徴とする。
ここで、棒状コア材の先端に、バネの基端部と係合する係合部を設けているので、棒状コア材をボルト方向に押圧しながらバネがボルトの脚部に装着するような方向(装着方向)に手動又は電動で回転させると、バネも棒状コア材と共に回転し、バネがボルトの脚部に装着される。バネの先端部がナットと当接した後、更に棒状コア材を回転させると、バネはそれ以上進むことなくバネの径が拡大され、バネの外径よりわずかに大きい口径を有するカラー材の内壁面に当接して、棒状コア材を手動で回転している場合には手に、又棒状コア材を電動で回転している場合には電動回転軸にある一定量以上のトルクがかかる。このようにしてある一定量以上のトルクを感知した時に棒状コア材を手動で回転している場合には回転を止め、又棒状コア材を電動で回転している場合にはモーターが自動的に止まるようにしておくことでバネのボルトの脚部への装着が終了するのである。
また、上記の目的を達成するために、本発明に係るバネ取付体の取付具は、ボルトの脚部に、ボルトの外形よりわずかに小さい、基端部に上方へ突出したつまみ部を有するバネをネジ溝に嵌り込むように装着することによりナットの移動を阻止するバネ取付体の取付具であって、棒状コア材の先端に、前記バネのつまみ部と係合する係合部を設け、該棒状コア材の外周に、前記バネの外径よりわずかに大きい口径を有するカラー材を前記棒状コア材と別体的又は一体的に設けたことを特徴とする。
ここで、棒状コア材の先端に、バネのつまみ部と係合する係合部を設けているので、棒状コア材をボルト方向に押圧しながらバネがボルトの脚部に装着するような装着方向に手動又は電動で回転させると、つまみ部を有するバネも棒状コア材と共に回転し、バネがボルトの脚部に装着される。バネの先端部がナットと当接した後、更に棒状コア材を回転させると、バネはそれ以上進むことなくバネの径が拡大され、バネの外径よりわずかに大きい口径を有するカラー材の内壁面に当接して、棒状コア材を手動で回転している場合には手に、又棒状コア材を電動で回転している場合には電動回転軸にある一定量以上のトルクがかかる。このようにしてある一定量以上のトルクを感知した時に、棒状コア材を手動で回転している場合には回転を止め、又棒状コア材を電動で回転している場合にはモーターが自動的に止まるようにしておくことでバネのボルトの脚部への装着が終了するのである。
また、上記の目的を達成するために、本発明に係るバネ取付体の取付具は、ボルトの脚部に、ボルトの外形よりわずかに小さい、基端部に横方向の一方へ突出したつまみ部を有するバネをネジ溝に嵌り込むように装着することによりナットの移動を阻止するバネ取付体の取付具であって、棒状コア材の先端の、前記バネの外径よりわずかに大きい口径の位置に、前記バネのつまみ部と係合する係合部を設け、更に該棒状コア材の先端の、前記バネの外径よりわずかに大きい口径の位置の前記係合部を除く部所に、前記バネの拡径制御用突起を設けたことを特徴とする。
ここで、棒状コア材の先端の、バネの外径よりわずかに大きい口径の位置に、バネのつまみ部と係合する係合部を設けているので、棒状コア材をボルト方向に押圧しながらバネがボルトの脚部に装着するような装着方向に手動又は電動で回転させると、つまみ部を有するバネも棒状コア材と共に回転し、バネがボルトの脚部に装着される。バネの先端部がナットと当接した後、更に棒状コア材を回転させると、バネはそれ以上進むことなくバネの径が拡大され、棒状コア材の先端の前記バネの外径よりわずかに大きい口径の位置の前記係合部及び拡径制御用突起の両内壁面に当接して、棒状コア材を手動で回転している場合には手に、又棒状コア材を電動で回転している場合には電動回転軸にある一定量以上のトルクがかかる。このようにしてある一定量以上のトルクを感知した時に、棒状コア材を手動で回転している場合には回転を止め、又棒状コア材を電動で回転している場合にはモーターが自動的に止まるようにしておくことでバネのボルトの脚部への装着が終了するのである。
また、上記の目的を達成するために、本発明に係るバネ取付体の取付具は、ボルトの脚部に、ボルトの外形よりわずかに小さい、基端部に横方向の両方へ突出したつまみ部を有するバネをネジ溝に嵌り込むように装着することによりナットの移動を阻止するバネ取付体の取付具であって、棒状コア材の先端の、前記バネの外径よりわずかに大きい口径の位置に、前記バネのつまみ部と係合する係合部を設け、更に該棒状コア材の先端の、前記バネの外径よりわずかに大きい口径の位置の前記係合部を除く部所に、前記バネの拡径制御用突起を設けたことを特徴とする。
ここで、棒状コア材の先端の、バネの外径よりわずかに大きい口径の位置に、バネのつまみ部と係合する係合部を設けているので、棒状コア材をボルト方向に押圧しながらバネがボルトの脚部に装着するような装着方向に手動又は電動で回転させると、つまみ部を有するバネも棒状コア材と共に回転し、バネがボルトの脚部に装着される。バネの先端部がナットと当接した後、更に棒状コア材を回転させると、バネはそれ以上進むことなくバネの径が拡大され、棒状コア材の先端の、前記バネの外径よりわずかに大きい口径の位置の前記係合部を除く部所に設けられているバネの拡径制御用突起及び前記係合部の両内壁面に当接して、棒状コア材を手動で回転している場合には手に、又棒状コア材を電動で回転している場合には電動回転軸にある一定量以上のトルクがかかる。このようにしてある一定量以上のトルクを感知した時に、棒状コア材を手動で回転している場合には回転を止め、又棒状コア材を電動で回転している場合にはモーターが自動的に止まるようにしておくことでバネのボルトの脚部への装着が終了するのである。
なお、上記したボルトの外形よりわずかに小さいバネ(つまみ部を有しない場合も有する場合もある。)とは、バネを強いて拡径すればボルトのネジ溝に嵌り込みバネの各部分が、バネの持つ弾力性によりボルトの軸中心に向って押付けられる程度のバネのことを指称する。
また、上記したバネの外径よりわずかに大きい口径を有するカラー材、又はバネの外径よりわずかに大きい口径の位置に係合部を設け、あるいはバネの外径よりわずかに大きい口径の位置の係合部を除く部所にバネの拡径制御用突起を設けの際に用いたわずかとは、バネを棒状コア材と共に装着方向に回転して行き、バネの先端部がナットと当接した後は、バネはそれ以上進むことなく拡径され、そのバネが拡径された時にバネがカラー材又は係合部及びバネの拡径制御用突起のそれぞれの内壁面に当接し一定量以上のトルクが発生する程度のことを指称する。
発明を実施するための最良の形態
以下、本発明の実施の形態を図面を参酌しながら説明し、本発明の理解に供する。
図6に本発明を適用したバネ取付体の取付具の一例を示す一部切欠斜視図を示す。ここで、図6に示すバネ取付体の取付具は、図2に示すように単にコイル状に巻かれたバネの取付具であって、棒状コア材1の先端に、バネの基端部と係合するような段差部によって形成された係合部2が設けられている。またこの棒状コア材の外周には、取付けようとするバネの外径よりわずかに大きい口径を有するカラー材3が棒状コア材とは別体的に設けられている。
次に本発明を適用したバネ取付体の取付具の他の一例として、カラー材3が棒状コア材1と一体的に設けられている例の一部切欠斜視図を図7に示す。この図7に示すバネ取付体の取付具も、図2に示すように単にコイル状に巻かれたバネの取付体を示すものである。
図8に図6で示したバネ取付体の取付具の棒状コア材1の斜視図を示すが、この図8に示す棒状コア材1には、その先端にバネをボルトの脚部へ取付けるに際してのセンタリング用突起4が設けられている。このセンタリング用突起4がセンタリングのみではなく、棒状コア材1にバネを仮止めする作用も有するようにしておくものとし、図9に示すように、センタリング用突起4の基端部にバネの内径よりわずかに大きな外径(図中Aで示す)部を、バネの約1巻分(図中Bで示す)形成して、バネ仮止め部5となし、その下方部はバネに入り易いようにバネの内径よりわずかに小さな外径(図中Cで示す)としておく。
なお、このセンタリング用突起4はその外周にバネを配設して、棒状コア材1をバネの装着方向へ回転させ、バネをボルトの脚部へ装着するに際して、邪魔にならないように、センタリング用突起4の先端がボルトの先端に当接して押圧力を受けると図9中上部へへこむようにスプリングを内蔵しているような構造としていてもよい。
図10に本発明を適用したバネ取付体の取付具の他の一例の棒状コア材1の斜視図を示す。ここで、図10に示す棒状コア材1は、図3に示すようにコイル状に巻かれたバネの基端部に上方へ突出したつまみ部を有するバネに用いるためのものであって、棒状コア材1の先端中央部に上方へ突出したつまみ部と係合するような溝部によって形成された係合部2が設けられている。この図10に示す棒状コア材1もその外周には図1で示したのと同様の取付けようとするバネの外径よりわずかに大きい口径を有するカラー材が棒状コア材とは別体的に設けられバネ取付体の取付具を構成している。
なお、この図10に示した棒状コア材1は、その係合部2の溝幅を調整することにより、バネの仮止め作用も果たすようにすることができるものである。
次に、図11に本発明を適用したバネ取付体の取付具の他の一例として、カラー材3が棒状コア材1と一体的に設けられている他の一部切欠斜視図を示す。この図11に示すバネ取付体の取付具も、図3に示すようにコイル状に巻かれたバネの基端部の上方へ突出したつまみ部を有するバネに用いるためのものである。
図12に本発明を適用したバネ取付体の取付具の更に他の一例を示す斜視図を示す。ここで、図12に示すバネ取付体の取付具は、図4に示すようにコイル状に巻かれたバネの基端部に横方向の一方へ突出したつまみ部を有するバネの取付具であって、棒状コア材1の先端の、前記バネの外径よりわずかに大きい口径の位置に、前記バネのつまみ部と係合する突起状の係合部2を設け、更に棒状コア材1の先端の、前記バネの外径よりわずかに大きい口径の位置の前記係合部を除く部所に、前記バネの拡径制御用突起6が設けられている。この係合部2は、バネの基端部に横方向の一方へ突出したつまみ部を、その外周部で係合することによりバネの仮止め作用も奏するものである。
また、この図12に示したバネ取付体の取付具にあっても、図示するように棒状コア材1の先端中央部に、バネをボルトの脚部へ取付けるに際してのセンタリング用突起4が設けられている。このセンタリング用突起4も先に図9を用いて説明したように、センタリング用突起4の外周にバネが配設され、そのバネが棒状コア材1をバネの装着方向へ回転され、バネをボルトの脚部へ装着するに際して、邪魔にならないように、センタリング用突起4の先端がボルトの先端に当接して押圧力を受けると、上部へへこむようにスプリングを内蔵しているような構造としていてもよい。
次に、図12に示したバネ取付体の取り付け具で、センタリング用突起の無い構造のものの斜視図を図13に示す。
図14に本発明を適用したバネ取付体の取付具の更に他の一例を示す斜視図を示す。ここで、図14に示すバネ取付体の取付具は、図5に示すようにコイル状に巻かれたバネの基端部に横方向の両方へ突出したつまみ部を有するバネの取付具であって、棒状コア材1の先端の、前記バネの外径よりわずかに大きい口径の位置に、前記バネのつまみ部と係合する係合部2を2ヵ所に設け、更に棒状コア材1の先端の、前記バネの外径よりわずかに大きい口径の位置の前記係合部を除く部所に、前記バネの拡径制御用突起6が設けられている。この2ヵ所に設けられた係合部2は、バネの基端部に横方向の両方へ突出したつまみ部を、その外周部で係合することによりバネの仮止め作用も奏するものである。
この図14に示した棒状コア材1によって、仮止めされた状態のバネを図15に図示するが、バネの基端部の両方へ突出したつまみ部は、2ヵ所に設けられた係合部2によって仮止めされ、棒状コア材1の先端の中央部に設けられたセンタリング用突起4の外周にバネが配接されている。この場合のセンタリング用突起4も先に述べた如く、棒状コア材1がバネの装着方向へ回転され、バネをボルトの脚部へ装着するに際して、邪魔にならないように、センタリング用突起4の先端がボルトの先端に当接して押圧力を受けると、上部へへこむようにスプリングを内蔵しているような構造としていてもよい。
図16に棒状コア材の基端部外周に、スプリングを配設した形態のバネ取付体の取付具の一例の一部切欠斜視図を示す。この図16に示す形態のものでは、棒状コア材1の基端部の外周にスプリング7が配設されており、棒状コア材1先端でバネを押圧した際に、バネを常時ボルト側へ付勢する如く構成されている。従ってカラー材3を用いる構成のものにあっては棒状コア材1の基端部にスプリング7が配設されている。
この様に棒状コア材1の基端部外周に、スプリングを配設した形態のバネ取付体の取付具にあっては、バネを押圧する押圧力を加減することなく、一ぱいにバネを押圧することで、バネへの押圧力はスプリング7の付勢力によって定められることとなるのでスプリング7の反発力を調整することにより、バネへの適切な押圧力を付与することができるものである。
本発明によるバネ取付体の取付具は、バネをボルトの脚部へ装着するに際して、棒状コア材1の先端にバネを当てがい、バネの装着方向へ棒状コア材1を回転させて行うものであるが、その棒状コア材1の回転は手動あるいは電動で行うようにする。そして手動の場合にはバネが拡径して周囲のカラー材3等に当接しある一定量以上のトルクがかかった時点を感知して棒状コア材1の回転を止め、又電動の場合には電動回転軸にある一定量以上のトルクがかかった時点を感知してモーターが止まるようにセットしておくものとする。
また、図15に示す棒状コア材1によって、仮止めされた状態のバネは、図17に示すように、棒状コア材1の先端に空洞部を設けて該空洞部にボルトが挿入する如き状態のバネとする事もできる。
産業上の利用可能性
以上述べてきた如く、本発明のバネ取付体の取り付け具によれば、つまみ部を有しないバネでもつまみ部を有するバネでも、棒状コア材の先端にバネの基端部あるいはバネのつまみ部との係合部を設けたことにより、バネは棒状コア材を回転させれば、棒状コア材と共に回転し、バネの先端部がナットと当接した後は、棒状コア材の更なる回転に伴なってバネはそれ以上進むことなくバネの径が拡大される。そのバネの径の拡大はバネの外径よりわずかに大きい口径の位置にあるカラー材内壁面あるいはバネとの係合部内壁面及び棒状コア材の先端の、バネの外径よりわずかに大きい口径の位置の前記係合部を除く部所にあるバネの拡径制御用突起の内壁面とバネとの当接をまねき、棒状コア材にある一定量以上のトルクの発生を来たし、それを感知して棒状コア材の手動又は電動による回転を止め、バネのボルト脚部への装着を行うことができるものである。
棒状コア材の基端部外周に、スプリングを配設することで、棒状コア材のボルト方向への押圧力を手加減で行なうことなく、スプリングの強さを調整することで棒状コア材先端をある一定量以上の押圧力で押すだけで、バネには常時一定量の押圧力が働くようにすることができる。
【図面の簡単な説明】
図1は、従来のナットを取付けたボルトの脚部にバネを装着した状態の説明図である。
図2は、本発明で装着されるバネでコイル状に巻かれたバネの斜視図である。
図3は、本発明で装着されるバネでコイル状に巻かれたバネの基端部に上方へ突出したつまみ部を有するバネの斜視図である。
図4は、本発明で装着されるバネでコイル状に巻かれたバネの基端部に横方向の一方へ突出したつまみ部を有するバネの斜視図である。
図5は、本発明で装着されるバネでコイル状に巻かれたバネの基端部に横方向の両方へ突出したつまみ部を有するバネの斜視図である。
図6は、本発明のバネ取付体の取付具の他の一例を示す一部切欠け斜視図である。
図7は、本発明のバネ取付体の取付具の棒状コア材の斜視図である。
図8は、図6に示したバネ取付体の取付具の棒状コア材の斜視図である。
図9は、図8に示した棒状コア材のセンタリング用突起の説明図である。
図10は、本発明のバネ取付体の取付具の棒状コア材の他の例の斜視図である。
図11は、本発明のバネ取付体の取付具の更に他の一例を示す一部切欠斜視図である。
図12は、本発明のバネ取付体の取付具の更に他の一例を示す斜視図である。
図13は、図12に示したバネ取付体の取付具で、センタリング用突起の無い構造のものの斜視図である。
図14は、本発明のバネ取付体の取付具の更に他の一例を示す斜視図である。
図15は、図14に示したバネ取付体の取付具の棒状コア材によって、仮止めされた状態のバネの説明図である。
図16は、棒状コア材の基端部外周に、ズプリングを配設した形態のバネ取付体の取付具の一例を示す一部切欠斜視図である。
図17は、図15に示すバネ取付体の取付具で棒状コア材の先端に空洞部を設けた構造のものの説明図である。
Claims (10)
- ボルトの脚部に、ボルトの外形よりわずかに小さいバネをネジ溝に嵌り込むように装着することによりナットの移動を阻止するバネ取付体の取付具であって、
棒状コア材の先端に、前記バネの基端部と係合する係合部を設け、該棒状コア材の外周に、前記バネの外径よりわずかに大きい口径を有するカラー材を前記棒状コア材と別体的又は一体的に設けた
ことを特徴とするバネ取付体の取付具。 - ボルトの脚部に、ボルトの外形よりわずかに小さい、基端部に上方へ突出したつまみ部を有するバネをネジ溝に嵌り込むように装着することによりナットの移動を阻止するバネ取付体の取付具であって、
棒状コア材の先端に、前記バネのつまみ部と係合する係合部を設け、該棒状コア材の外周に、前記バネの外径よりわずかに大きい口径を有するカラー材を前記棒状コア材と別体的又は一体的に設けた
ことを特徴とするバネ取付体の取付具。 - ボルトの脚部に、ボルトの外形よりわずかに小さい、基端部に横方向の一方へ突出したつまみ部を有するバネをネジ溝に嵌り込むように装着することによりナットの移動を阻止するバネ取付体の取付具であって、
棒状コア材の先端の、前記バネの外径よりわずかに大きい口径の位置に、前記バネのつまみ部と係合する係合部を設け、
更に該棒状コア材の先端の、前記バネの外径よりわずかに大きい口径の位置の前記係合部を除く部所に、前記バネの拡径制御用突起を設けた
ことを特徴とするバネ取付体の取付具。 - ボルトの脚部に、ボルトの外形よりわずかに小さい、基端部に横方向の両方へ突出したつまみ部を有するバネをネジ溝に嵌り込むように装着することによりナットの移動を阻止するバネ取付体の取付具であって、
棒状コア材の先端の、前記バネの外径よりわずかに大きい口径の位置に、前記バネのつまみ部と係合する係合部を設け、
更に該棒状コア材の先端の、前記バネの外径よりわずかに大きい口径の位置の前記係合部を除く部所に、前記バネの拡径制御突起を設けた
ことを特徴とするバネ取付体の取付具。 - 棒状コア材の基端部外周に、スプリングを配設し、棒状コア材先端でバネを押圧した際に、バネを常時ボルト側へ付勢する如くなしたことを特徴とする請求項1に記載のバネ取付体の取付具。
- 棒状コア材の基端部外周に、スプリングを配設し、棒状コア材先端でバネを押圧した際に、バネを常時ボルト側へ付勢する如くなしたことを特徴とする請求項2に記載のバネ取付体の取付具。
- 棒状コア材の基端部外周に、スプリングを配設し、棒状コア材先端でバネを押圧した際に、バネを常時ボルト側へ付勢する如くなしたことを特徴とする請求項3に記載のバネ取付体の取付具。
- 棒状コア材の基端部外周に、スプリングを配設し、棒状コア材先端でバネを押圧した際に、バネを常時ボルト側へ付勢する如くなしたことを特徴とする請求項4に記載のバネ取付体の取付具。
- 棒状コア材を手動で回転させる如くなした
ことを特徴とする請求項1、請求項2、請求項3、請求項4、請求項5、請求項6、請求項7又は請求項8に記載のバネ取付体の取付具。 - 棒状コア材を電動で回転させる如くなした
ことを特徴とする請求項1、請求項2、請求項3、請求項4、請求項5、請求項6、請求項7又は請求項8に記載のバネ取付体の取付具。
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