JPH0746465Y2 - 単能型トルクレンチ - Google Patents
単能型トルクレンチInfo
- Publication number
- JPH0746465Y2 JPH0746465Y2 JP10150990U JP10150990U JPH0746465Y2 JP H0746465 Y2 JPH0746465 Y2 JP H0746465Y2 JP 10150990 U JP10150990 U JP 10150990U JP 10150990 U JP10150990 U JP 10150990U JP H0746465 Y2 JPH0746465 Y2 JP H0746465Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- pin insertion
- head
- insertion holes
- holder
- head portion
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Details Of Spanners, Wrenches, And Screw Drivers And Accessories (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、溝付ナットの締結を規定のトルク値に限定し
て締付けるトルクレンチに関し、さらに詳しくは、航空
機の部品組付け作業でみられるように狭い隙間部での溝
付ナットの締結を支承なく行なえる単能型のトルクレン
チに関する。
て締付けるトルクレンチに関し、さらに詳しくは、航空
機の部品組付け作業でみられるように狭い隙間部での溝
付ナットの締結を支承なく行なえる単能型のトルクレン
チに関する。
〔従来の技術〕 従来、締結ねじ部の締付け力を、規定のトルク値に限定
する工具としてのトルクレンチはよく知られている。
する工具としてのトルクレンチはよく知られている。
この種のトルクレンチにおいて、規定トルク値を確認す
る感知機構としては、規定の締付力以上のトルクが作用
すると、レンチ内に内装したバネで押圧されている加圧
スライダーが、バネの加圧方向と逆の方向へ押し返され
る棒状体の変位作用により、そのときの感覚や発生する
衝突音により締付けトルクが設定値に達したことを確認
可能にしたものが、例えば、実公昭63-12928号公報によ
り提案されている。
る感知機構としては、規定の締付力以上のトルクが作用
すると、レンチ内に内装したバネで押圧されている加圧
スライダーが、バネの加圧方向と逆の方向へ押し返され
る棒状体の変位作用により、そのときの感覚や発生する
衝突音により締付けトルクが設定値に達したことを確認
可能にしたものが、例えば、実公昭63-12928号公報によ
り提案されている。
また上述の感知機構を2段階にして1本のトルクレンチ
で2種類の規定トルクを確認可能にしたものも、例え
ば、実公昭63-20544号公報によって提案されている。
で2種類の規定トルクを確認可能にしたものも、例え
ば、実公昭63-20544号公報によって提案されている。
上述の前者の実公昭63-12928号公報に開示された先行技
術は、ターンバックル締付け用の単能型トルクレンチで
あって、そのヘッド部がターンバックルを締付けるため
に棒状で、設定トルクに達すると感知機構が変位して衝
撃音を発生する構成となっている。
術は、ターンバックル締付け用の単能型トルクレンチで
あって、そのヘッド部がターンバックルを締付けるため
に棒状で、設定トルクに達すると感知機構が変位して衝
撃音を発生する構成となっている。
また後者の実公昭63-20544号公報に開示された先行技術
は、ガス管の管継手部を締付ける際に用いる単能型トル
クレンチであって、管径の異なる2種類の管継手部の締
付けに際してそれぞれの設定トルクに反応して衝突音を
発生させる構成になっている。
は、ガス管の管継手部を締付ける際に用いる単能型トル
クレンチであって、管径の異なる2種類の管継手部の締
付けに際してそれぞれの設定トルクに反応して衝突音を
発生させる構成になっている。
ところで航空機の部品組付け作業でみられるように、狭
い隙間部で、トルクの締付け作業を頻々に行なう場合、
上述の先行技術による単能型トルクレンチでは対処でき
ない場合があった。
い隙間部で、トルクの締付け作業を頻々に行なう場合、
上述の先行技術による単能型トルクレンチでは対処でき
ない場合があった。
すなわち航空機の部品組付け作業では、第4図に示すよ
うに障害物aで仕切られた狭い場所に位置して、そこに
溝付ナットbによる締付け部が存在する場合が多くあ
る。
うに障害物aで仕切られた狭い場所に位置して、そこに
溝付ナットbによる締付け部が存在する場合が多くあ
る。
この場合、締付け対象の溝付ナットbには第5図に示す
ように、トルクレンチcのヘッド部dに備える突起eと
係合する凹溝fが1〜2箇所しかなく、且つ微量な回動
によって設定トルク値に達するような場合、その締付け
に際して、トルクレンチcの把持部が第4図で示すよう
に障害物aと干渉することから、ヘッド部dの突起eと
凹溝fとの係合が困難となり、トルクの締付け作業が適
切に行なえないという問題点があった。
ように、トルクレンチcのヘッド部dに備える突起eと
係合する凹溝fが1〜2箇所しかなく、且つ微量な回動
によって設定トルク値に達するような場合、その締付け
に際して、トルクレンチcの把持部が第4図で示すよう
に障害物aと干渉することから、ヘッド部dの突起eと
凹溝fとの係合が困難となり、トルクの締付け作業が適
切に行なえないという問題点があった。
本考案は、このような問題点を改善するために提案され
たもので、狭い隙間部での溝付ナットのトルク締結を支
承なく容易に行なえる単能型のトルクレンチを提供する
ことを目的としている。
たもので、狭い隙間部での溝付ナットのトルク締結を支
承なく容易に行なえる単能型のトルクレンチを提供する
ことを目的としている。
この目的を達成するため、本考案は、内部に設定トルク
値の感知機構を備えた把持部と、該把持部の先端に半割
ドーナツ状をなし内周端部に溝付ナットの凹溝に係合す
る突起を備えたヘッド部とを分割構成し、 上記ヘッド部は、溝付ナットの中心を円心とする円弧状
のスライド用長穴と、該長穴に沿う円周部の内側,外側
に所定のスライド角ピッチで穿設された複数組のピン挿
入孔とを有し、 一方、把持部には、基端がトルク値の感知機構と接続さ
れ、先端が2叉状に形成されてヘッド部本体を挟むホル
ダーを有し、該ホルダーの2叉間に前記スライド用長穴
に嵌合するガイドローラを支持すると共に、ヘッド部の
外周縁に圧接転動する保持用ローラを弾性支持してな
り、 前記ホルダーに、前記ピン挿入穴の一組と対応して穿設
された一対のピン挿入孔を形成して、該ピン挿入孔を、
前記ヘッド部の複数組のピン挿入孔のうち、適宜の孔を
選択してピンにより固定することにより前記ヘッド部と
把持部の両者を前記スライド用長穴に沿う円周部におい
て所定のスライド角ピッチで位置変更可能に固定してな
ることを特徴とする。
値の感知機構を備えた把持部と、該把持部の先端に半割
ドーナツ状をなし内周端部に溝付ナットの凹溝に係合す
る突起を備えたヘッド部とを分割構成し、 上記ヘッド部は、溝付ナットの中心を円心とする円弧状
のスライド用長穴と、該長穴に沿う円周部の内側,外側
に所定のスライド角ピッチで穿設された複数組のピン挿
入孔とを有し、 一方、把持部には、基端がトルク値の感知機構と接続さ
れ、先端が2叉状に形成されてヘッド部本体を挟むホル
ダーを有し、該ホルダーの2叉間に前記スライド用長穴
に嵌合するガイドローラを支持すると共に、ヘッド部の
外周縁に圧接転動する保持用ローラを弾性支持してな
り、 前記ホルダーに、前記ピン挿入穴の一組と対応して穿設
された一対のピン挿入孔を形成して、該ピン挿入孔を、
前記ヘッド部の複数組のピン挿入孔のうち、適宜の孔を
選択してピンにより固定することにより前記ヘッド部と
把持部の両者を前記スライド用長穴に沿う円周部におい
て所定のスライド角ピッチで位置変更可能に固定してな
ることを特徴とする。
このような構成では、把持部のホルダーに対してヘッド
部が、溝付ナットの中心を円心とする円弧に沿って適宜
のスライド角位置に位置変更して固定できるから、トル
ク締結場所に存在する溝付ナットの凹溝位置に対応し
て、ヘッド部の突起を係合し易い適宜位置に変更して固
定することができ、これによりヘッド部に接続される把
持部が障害物に干渉する現象が避けられ、狭い場所にお
けるトルク締付け作業が適切,容易に行なえるようにな
る。
部が、溝付ナットの中心を円心とする円弧に沿って適宜
のスライド角位置に位置変更して固定できるから、トル
ク締結場所に存在する溝付ナットの凹溝位置に対応し
て、ヘッド部の突起を係合し易い適宜位置に変更して固
定することができ、これによりヘッド部に接続される把
持部が障害物に干渉する現象が避けられ、狭い場所にお
けるトルク締付け作業が適切,容易に行なえるようにな
る。
しかも、この場合、ヘッド部は、溝付ナットの中心を円
心とする円弧に沿ってスライドすることより、把持部の
内部に備えたトルク値の感知機構は変化が起らず、トル
ク値を不変に保つことができる。
心とする円弧に沿ってスライドすることより、把持部の
内部に備えたトルク値の感知機構は変化が起らず、トル
ク値を不変に保つことができる。
また把持部のホルダーに対してヘッド部をスライド移動
する際、ヘッド部の外周縁には一対の保持用ローラが圧
接し、またヘッド部のスライド用長穴にはガイドローラ
が嵌合された状態となっているので、固定ピンを差し替
えて位置を移動変更する際に、ヘッド部がグラグラ首振
りすることがなく、ホルダー側の一対のピン挿入孔とヘ
ッド側の一組のピン孔との位置合わせが適切,容易に行
なえると同時に、ピンにより両者を確実,強固に固定で
きるようになる。
する際、ヘッド部の外周縁には一対の保持用ローラが圧
接し、またヘッド部のスライド用長穴にはガイドローラ
が嵌合された状態となっているので、固定ピンを差し替
えて位置を移動変更する際に、ヘッド部がグラグラ首振
りすることがなく、ホルダー側の一対のピン挿入孔とヘ
ッド側の一組のピン孔との位置合わせが適切,容易に行
なえると同時に、ピンにより両者を確実,強固に固定で
きるようになる。
以下、図面を参照して本考案の一実施例を説明する。
第1図において、符号1は単能型トルクレンチの本体と
なる把持部で、この把持部の外筒11にはその一端に突出
してホルダー2がピン12により可動可能に支持されてい
る。また外筒11の内部には上記ホルダー2の内端部に、
トグル14を介して接続された加圧スライダー13が内装さ
れ、この加圧スライダー13の他端には、図示していない
が公知の先行技術と同様にスプリングおよびスプリング
の弾圧力を調整する調整部が設けられていて、これらに
より設定されたトルク値の感知機構が構成されている。
なる把持部で、この把持部の外筒11にはその一端に突出
してホルダー2がピン12により可動可能に支持されてい
る。また外筒11の内部には上記ホルダー2の内端部に、
トグル14を介して接続された加圧スライダー13が内装さ
れ、この加圧スライダー13の他端には、図示していない
が公知の先行技術と同様にスプリングおよびスプリング
の弾圧力を調整する調整部が設けられていて、これらに
より設定されたトルク値の感知機構が構成されている。
前記ホルダー2の突出部にはヘッド部3が位置変更可能
に固定されている。
に固定されている。
上記ヘッド部3は、航空機部品の組付け作業において多
用されるフレキシブルカップリング用に形成されてお
り、その形状は、溝付ナット4の中心Oを円心とした内
周縁32と外周縁33とにより半割ドーナツ状に形成され、
内周縁32の端部には溝付ナット4の凹溝41に係合する突
起31が設けられている。そして内周縁32と外周縁33の中
間部位には、上記溝付ナット4の中心Oを円心とした円
弧に沿うスライド用長穴34が設けられ、その長穴34に沿
う円周部の内側,外側に所定のスライド角αに平行な所
要のピッチで複数組のピン挿入孔35が設けられている。
なお上記ピン挿入孔35には内周縁32に沿って角度目盛36
が付されている。
用されるフレキシブルカップリング用に形成されてお
り、その形状は、溝付ナット4の中心Oを円心とした内
周縁32と外周縁33とにより半割ドーナツ状に形成され、
内周縁32の端部には溝付ナット4の凹溝41に係合する突
起31が設けられている。そして内周縁32と外周縁33の中
間部位には、上記溝付ナット4の中心Oを円心とした円
弧に沿うスライド用長穴34が設けられ、その長穴34に沿
う円周部の内側,外側に所定のスライド角αに平行な所
要のピッチで複数組のピン挿入孔35が設けられている。
なお上記ピン挿入孔35には内周縁32に沿って角度目盛36
が付されている。
一方、前記把持部1の外筒11より突出するホルダー2
は、その突出部が2叉状に形成されて先端の2叉間にヘ
ッド部3の本体部分が介在され、またこのホルダ2の2
叉間に前記スライド用長穴34内に移動可能に嵌合するガ
イドローラ21が支持されている。またホルダー2にはヘ
ッド部3に穿設した前記複数組のピン挿入孔35のうち、
内側および外側の一組のピン挿入孔35に対応する一対の
ピン挿入孔22が穿設されていて、この両者のピン挿入孔
22,35に固定ピン23を挿入貫通させることで前記ヘッド
部3と把持部1のホルダー3とが接続固定されている。
なお上記固定ピン23の挿入末端には第2図(a),
(b)に示すようにコッターピン24が設けられて、これ
により固定ピン23が脱落するのを防いでいる。
は、その突出部が2叉状に形成されて先端の2叉間にヘ
ッド部3の本体部分が介在され、またこのホルダ2の2
叉間に前記スライド用長穴34内に移動可能に嵌合するガ
イドローラ21が支持されている。またホルダー2にはヘ
ッド部3に穿設した前記複数組のピン挿入孔35のうち、
内側および外側の一組のピン挿入孔35に対応する一対の
ピン挿入孔22が穿設されていて、この両者のピン挿入孔
22,35に固定ピン23を挿入貫通させることで前記ヘッド
部3と把持部1のホルダー3とが接続固定されている。
なお上記固定ピン23の挿入末端には第2図(a),
(b)に示すようにコッターピン24が設けられて、これ
により固定ピン23が脱落するのを防いでいる。
また上記ホルダー2の2叉間には、把持部1の外筒11端
部とヘッド部3との対向間に位置して第3図(a),
(b)に示すように、バネ部材25の両端に支持された一
対の保持用ローラ26が、ヘッド部3の外周縁33に沿って
圧接転動するように支持部材27で支持されている。
部とヘッド部3との対向間に位置して第3図(a),
(b)に示すように、バネ部材25の両端に支持された一
対の保持用ローラ26が、ヘッド部3の外周縁33に沿って
圧接転動するように支持部材27で支持されている。
次いで、このように構成された単能型トルクレンチの作
動を説明する。
動を説明する。
まず使用に際して、把持部1に対するヘッド部3の固定
状態を位置変更するには、一対の固定ピン22から、コッ
ターピン24を外して固定ピン22を両ピン挿入穴22,35か
ら抜き出し、ヘッド部3をフリーにする。
状態を位置変更するには、一対の固定ピン22から、コッ
ターピン24を外して固定ピン22を両ピン挿入穴22,35か
ら抜き出し、ヘッド部3をフリーにする。
この際、ヘッド部3の外周縁33には一対の保持用ローラ
26が圧接し、またヘッド部3のスライド用長穴34にはガ
イドローラ21が嵌合された状態になっているので、ヘッ
ド部3がグラグラ首振りすることなく溝付ナット4の中
心Oを円心としてスライドし、ホルダー2側の一対のピ
ン挿入穴2とヘッド部3側の一組のピン挿入穴35とが対
応しながら回動する。
26が圧接し、またヘッド部3のスライド用長穴34にはガ
イドローラ21が嵌合された状態になっているので、ヘッ
ド部3がグラグラ首振りすることなく溝付ナット4の中
心Oを円心としてスライドし、ホルダー2側の一対のピ
ン挿入穴2とヘッド部3側の一組のピン挿入穴35とが対
応しながら回動する。
この回動によりホルダー2の中央線28が、指示する角度
目盛36に対応してヘッド部3の突起31が第1図のAに示
す角度範囲に移動した状態で、ホルダー2側のピン挿入
穴22と、ヘッド3側のピン挿入穴35とを合せ、再度固定
ピン23を両者のピン挿入穴22,35に貫通挿入して把持部
1のホルダー2とヘッド部3とを固定する。
目盛36に対応してヘッド部3の突起31が第1図のAに示
す角度範囲に移動した状態で、ホルダー2側のピン挿入
穴22と、ヘッド3側のピン挿入穴35とを合せ、再度固定
ピン23を両者のピン挿入穴22,35に貫通挿入して把持部
1のホルダー2とヘッド部3とを固定する。
上記角度範囲Aの移動により、トルクレンチの把持部1
が、第4図に示す障害物aに対して干渉しない状態で、
ヘッド部3の突起31と溝付ナット4の凹溝41とを係合で
きるようになり、その干渉を避けてトルクの締付け作業
を容易に行なえるようになる。
が、第4図に示す障害物aに対して干渉しない状態で、
ヘッド部3の突起31と溝付ナット4の凹溝41とを係合で
きるようになり、その干渉を避けてトルクの締付け作業
を容易に行なえるようになる。
以上に説明したように、本考案による単能型トルクレン
チによれば、ヘッド部が航空機の部品組付け作業で良く
使用されるフレキシブルカップリング用になっており、
且つ、把持部のホルダーに対してヘッド部が、溝付ナッ
トの中心を円心とする円弧に沿って適宜のスライド角位
置に位置変更して固定できる構成になっているので、ト
ルク締結場所に存在する溝付ナットの凹溝位置に対応し
て、ヘッド部の突起を、係合し易い適宜位置に変更して
固定することができ、これによりヘッド部に接続される
把持部が、障害物に干渉する現象が避けられ、狭い場所
においてもトルクの締付け作業が適切に行なえる効果が
得られる。
チによれば、ヘッド部が航空機の部品組付け作業で良く
使用されるフレキシブルカップリング用になっており、
且つ、把持部のホルダーに対してヘッド部が、溝付ナッ
トの中心を円心とする円弧に沿って適宜のスライド角位
置に位置変更して固定できる構成になっているので、ト
ルク締結場所に存在する溝付ナットの凹溝位置に対応し
て、ヘッド部の突起を、係合し易い適宜位置に変更して
固定することができ、これによりヘッド部に接続される
把持部が、障害物に干渉する現象が避けられ、狭い場所
においてもトルクの締付け作業が適切に行なえる効果が
得られる。
しかも、この場合、ヘッド部は、溝付ナットの中心を円
心とする円弧に沿ってスライドすることより、把持部の
内部に備えたトルク値の感知機構は変化が起らず、トル
ク値を不変に保つことができる。
心とする円弧に沿ってスライドすることより、把持部の
内部に備えたトルク値の感知機構は変化が起らず、トル
ク値を不変に保つことができる。
また把持部のホルダーに対してヘッド部の固定支持は、
ヘッド部の外周縁に一対の保持用ローラが圧接し、また
ヘッド部のスライド用長穴にはガイドローラが嵌合され
た構成となっていることにより、固定ピンを差し替えて
ヘッド部の位置を移動変更する際に、ヘッド部がグラグ
ラ首振りすることがなく、ホルダー側の一対のピン挿入
孔とヘッド側の一組のピン挿入孔との位置合わせが適切
に行なえると同時に、ピンにより両者を確実,強固に固
定できる等の効果も併せ得られる。
ヘッド部の外周縁に一対の保持用ローラが圧接し、また
ヘッド部のスライド用長穴にはガイドローラが嵌合され
た構成となっていることにより、固定ピンを差し替えて
ヘッド部の位置を移動変更する際に、ヘッド部がグラグ
ラ首振りすることがなく、ホルダー側の一対のピン挿入
孔とヘッド側の一組のピン挿入孔との位置合わせが適切
に行なえると同時に、ピンにより両者を確実,強固に固
定できる等の効果も併せ得られる。
第1図は本考案の単能型トルクレンチの実施例を示す正
面図、第2図(a)は第1図における把持部のホルダー
とヘッド部との固定状態を示す正面図、第2図(b)は
第2図(a)のA−A線に沿った断面拡大図、第3図は
(a)は第1図のヘッド部の保持用ローラ部分の正面
図、第3図(b)はその側面図、第4図は本考案の対象
とするトルクレンチの使用する状態を説明する図、第5
図は本考案のトルクレンチが適用される溝付ナットの一
例を示す斜視図である。 1……把持部、11……外筒、12……ピン、13……加圧ス
ライダー、14……ドグル 2……ホルダー、21……ガイドローラ、22……ピン挿入
孔、23……固定ピン、24……コッターピン、26……保持
用ローラ、27……支持部材、28……中央線 3……ヘッド部、31……突起、32……内周縁、33……外
周縁、34……スライド用長穴、35……ピン挿入孔、36…
…角度目盛 4……溝付ナット、41……凹溝 α……スライド角、O……溝付ナットの中心。
面図、第2図(a)は第1図における把持部のホルダー
とヘッド部との固定状態を示す正面図、第2図(b)は
第2図(a)のA−A線に沿った断面拡大図、第3図は
(a)は第1図のヘッド部の保持用ローラ部分の正面
図、第3図(b)はその側面図、第4図は本考案の対象
とするトルクレンチの使用する状態を説明する図、第5
図は本考案のトルクレンチが適用される溝付ナットの一
例を示す斜視図である。 1……把持部、11……外筒、12……ピン、13……加圧ス
ライダー、14……ドグル 2……ホルダー、21……ガイドローラ、22……ピン挿入
孔、23……固定ピン、24……コッターピン、26……保持
用ローラ、27……支持部材、28……中央線 3……ヘッド部、31……突起、32……内周縁、33……外
周縁、34……スライド用長穴、35……ピン挿入孔、36…
…角度目盛 4……溝付ナット、41……凹溝 α……スライド角、O……溝付ナットの中心。
Claims (1)
- 【請求項1】内部に設定トルク値の感知機構を備えた把
持部と、該把持部の先端に半割ドーナツ状をなし内周端
部に溝付ナットの凹溝に係合する突起を備えたヘッド部
とを分割構成し、 上記ヘッド部は、溝付ナットの中心を円心とする円弧状
のスライド用長穴と、該長穴に沿う円周部の内側,外側
に所定のスライド角ピッチで穿設された複数組のピン挿
入孔とを有し、 一方、把持部には、基端がトルク値の感知機構と接続さ
れ、先端が2叉状に形成されてヘッド部本体を挟むホル
ダーを有し、該ホルダーの2叉間に前記スライド用長穴
に嵌合するガイドローラを支持すると共に、ヘッド部の
外周縁に圧接転動する保持用ローラを弾性支持してな
り、 前記ホルダーに、前記ピン挿入穴の一組と対応して穿設
された一対のピン挿入孔を形成して、該ピン挿入孔を、
前記ヘッド部の複数組のピン挿入孔のうち、適宜の孔を
選択してピンにより固定することにより前記ヘッド部と
把持部の両者を前記スライド用長穴に沿う円周部におい
て所定のスライド角ピッチで位置変更可能に固定してな
ることを特徴とする単能型トルクレンチ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10150990U JPH0746465Y2 (ja) | 1990-09-27 | 1990-09-27 | 単能型トルクレンチ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10150990U JPH0746465Y2 (ja) | 1990-09-27 | 1990-09-27 | 単能型トルクレンチ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0457375U JPH0457375U (ja) | 1992-05-18 |
JPH0746465Y2 true JPH0746465Y2 (ja) | 1995-10-25 |
Family
ID=31845023
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10150990U Expired - Lifetime JPH0746465Y2 (ja) | 1990-09-27 | 1990-09-27 | 単能型トルクレンチ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0746465Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5165547B2 (ja) * | 2008-12-17 | 2013-03-21 | 三洋機工株式会社 | ネジの締付管理システム |
-
1990
- 1990-09-27 JP JP10150990U patent/JPH0746465Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0457375U (ja) | 1992-05-18 |
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