JPH067286Y2 - 凹凸面の形どり装置 - Google Patents

凹凸面の形どり装置

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JPH067286Y2
JPH067286Y2 JP6257388U JP6257388U JPH067286Y2 JP H067286 Y2 JPH067286 Y2 JP H067286Y2 JP 6257388 U JP6257388 U JP 6257388U JP 6257388 U JP6257388 U JP 6257388U JP H067286 Y2 JPH067286 Y2 JP H067286Y2
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JP
Japan
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housing
support
shaping
support rods
uneven surface
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JP6257388U
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利満 中野
康次 平原
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Toyota Motor Corp
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Toyota Motor Corp
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、凹凸面を形どりするための装置、特に修復用
のパテを掻き取るパテカッタ装置、形状を測定する測定
治具等に向けて好適な形どり装置に関する。
(従来の技術) 従来、例えばパテカッタ装置としては、第5図に示すよ
うに、樹脂製のパテカッタ31の両端にハウジング32,32
を固定すると共に、両ハウジング32,32間にシャフト33
を橋架し、ハウジング32に設けたねじ孔32aにシャフト3
3に設けた雄ねじ33aを螺合させ、ダイヤル34を用いてシ
ャフト33を回わすことにより両ハウジング32,32間のピ
ッチを変えて、パテカッタ31にわん曲形状を与えるよう
にしたものが実用化されていた。
また、例えば測定治具としては、第6図に示すように、
可撓性のゲージ片35を多数のリンク片36,36…にて支持
し、これらリンク片36の一端を本体37にスライド自在に
内装された可動片38のカム溝39に係合させ、前記可動片
38のスライドに応じてリンク片36の突出代を変えて、ゲ
ージ片35にわん曲形状を与えるようにしたものが提案さ
れている(実開昭57-110405号公報)。
しかしながら、上記従来のパテカッタ装置あるいは測定
治具によれば、パテカッタ31あるいはゲージ片35のわん
曲形状は、両ハウジング32,32のピッチあるいはカム溝3
9の形状によって一義的に決まり、したがって、複雑な
凹凸面を対象としてこれを形どりすることは実質不可能
となり、その適用範囲が制限されるという問題があっ
た。
そこで、本考案者等は、第7図に示すように、パテカッ
タ41の長手方向にほゞ等間隔で複数のスクリュシャフト
42,42…を取付け、これらスクリュシャフト42の自由端
部をハウジング43に挿通させ、該ハウジング43を挟んで
スクリュシャフト42に螺合させたローリングダイヤル4
4,44…を回してスクリュシャフト42の突出代を調整し
て、パテカッタ41に所望の形状を与えるようにしたパテ
カッタ装置を考案し、既に実願昭62-170562号にて明ら
かにした。
(考案が解決しようとする課題) しかしながら、上記新たな形どり装置によれば、形どり
に際して、多数のローリングダイヤル44を回して個別に
スクリュシャフト42の突出代を調整しなければならず、
いま一つ作業性に劣るという問題があった。
本考案は、上記従来の問題点に鑑みてなされたもので、
その目的とするところは、複雑な凹凸面を対象に簡単に
形どりすることができる形どり装置を提供することにあ
る。
(課題を解決するための手段) 上記目的を達成するための本発明の構成を、実施例図面
である第1図を参照して説明すると、本考案は、可撓性
の形どり部材1の長手方向にほゞ等間隔で複数の支持ロ
ッド2を取付け、前記各支持ロッド2の自由端側を少な
くとも一端が閉じられたハウジング7に挿通せしめ、前
記ハウジング7内には前記各支持ロッド2を挾持可能に
複数の支持駒14,15を連設すると共に、該ハウジング7
の他端側には前記各支持駒14,15を前記閉じられた一端
に対して押圧するカム19を回動自在に装着し、かつ前記
ハウジング7と前記各支持ロッド2との間に各支持ロッ
ドを抜け方向へ付勢する付勢手段12を介装するようにし
た点に特徴を有する。
(作用) 上記構成の凹凸面の形どり装置においては、対象となる
凹凸面に形どり部材1を押付けるだけで、付勢手段12の
付勢力により該形どり部材1が凹凸面に倣って変形し、
この状態でカム19を回動させると、各支持駒14,15がハ
ウジング7の閉じられた一端に対して押圧され、この時
発生する押圧力により各支持駒間に各支持ロッド2が固
定されるようになる。つまり、形どり部材1を凹凸面に
押付けつゝカム19を回すだけで形どりは完了する。
(実施例) 以下、本考案の実施例を添付図面にもとづいて説明す
る。なお、以下の実施例はパテカッタ装置へ適用したも
のである。
第1図ないし第3図において、1は樹脂製のパテカッタ
で、該パテカッタ1の長手方向には複数の支持ロッド2,
2…が連結具3を介してほゞ等間隔で取付けられてい
る。連結具3は、第3図に示されるように、一対の平板
4,4と前記両平板4,4を連結するボルト5およびピン6と
から成り、両平板4,4間にパテカッタ1と支持ロッド2
とを介在させた状態のもと、前記ボルト5の締付力によ
りパテカッタ1を固定すると共に、前記ピン6により支
持ロッド2の下端部を回動自在に軸止している。
一方、両端が蓋体8,9で閉じられた断面矩形のハウジン
グ7が備えられ、上記各支持ロッド2が該ハウジング7
に設けた貫通孔10に挿通せられている。前記ハウジング
7を挿通して上方へ延びる各支持ロッド2の自由端側に
はストッパ11が固定されており、各支持ロッド11はこの
ストッパ11によってハウジング7からの抜けが規制され
ている。各支持ロッド2にはまた、上記連結具3とハウ
ジング7との間において圧縮ばね12が巻装されている。
この圧縮ばね12は各支持ロッド2に遊嵌した一対のばね
座13を介して前記連結具3とハウジング7とに両端を着
座させ、これにより各支持ロッド2は常時ハウジング7
からの抜け方向へ付勢されるようになっている。
しかして、上記ハウジング7の内部には、前記各支持ロ
ッド2を脱着自在に挾持する半割り円板状の一対の第1
の支持駒14,14…とハウジング7の両端部および前記一
対の第1の支持駒14間において該第1の支持駒14を摺動
自在に支承する矩形板状の第2の支持駒15,15…とが遊
挿状態で連設されている。前記第2の支持駒15の内、一
方の蓋体8側に位置する支持駒15aは、蓋体8に螺合さ
れた調整ねじ16に後端を当接させて右方(第1図)への
移動が規制され、また他方の蓋体9側に位置する支持駒
15bは、ハウジング7に装着された後述するカム部材17
に当接して左方(第1図)への移動が規制されている。
そして、第1図に示すように両支持駒15a、15bが移動端
に位置決めされた状態において、各一対の第1の支持駒
14と各支持ロッド2との間に隙間が生じ、各支持ロッド
2の自由な移動が許容されるようになる。なお各一対の
第1の支持駒14の端面には支持ロッド2の周面に倣う溝
14′が形成され(第2図)、また各第2の支持駒15の端
面には第1の支持駒14の後背面に倣う凹面15′が形成さ
れている(第2図)。
上記カム部材17は、ハウジング7に回動自在に結合され
た本体18と、該本体18の回転中心Cに対して偏心するカ
ム19と、前記本体18から横方向に延ばしたレバー20とを
一体に具備し、前記カム19を上記第2の支持駒の一つ15
bに係合させている。そして第1図に示す状態から、カ
ム部材17を回わすと、そのカム19に押されてハウジング
7内の支持駒群14,15が右方へ移動し、これらの全体が
調整ねじ16に対して押圧され、この結果、各一対の第1
の支持駒14の間に支持ロッド2が強固に挾持される。な
おカム部材17は、ハウジング7を挿通した本体18の一端
部にストッパ21を固定することにより、該ハウジング7
からの抜けが規制されている。
以下、上記構成の形どり装置の作用を第4図も参照して
説明する。
形どりに際しては、予めカム部材17を緩め、第1図に示
すように、支持ロッド2の移動を自由にしておく。そし
てこの状態のもと、第4図に示すように、対象物(こゝ
では、自動車のボデー)Wにパテカッタ1を押付ける。
この時、支持ロッド2は圧縮ばね12によってハウジング
7からの抜け方向へ付勢されており、この付勢力によっ
てパテカッタ1は対象物Wの凹凸面に倣って変形する。
次に前記状態を維持しつゝレバー20を把持してカム部材
17を回す。このカム部材17の回動によりカム19がハウジ
ング7内の支持駒群14,15を調整ねじ16に対して押圧
し、この結果、各一対の第1の支持駒14の間に支持ロッ
ド2が挾持され、パテカッタ1は前記対象物Wの凹凸面
に倣う形状を維持する。
本実施例においては、特に連結具3のピン6によって支
持ロッド2を軸止し、かつ相互に摺動自在に結合された
第1、第2の支持駒14,15によって支持ロッド2を固定
するようにしたので、上記カム部材17を回して支持ロッ
ド2を固定する際、第4図に示すように前記ピン6を支
点に支持ロッド2が安定位置へ回動すると共に、第2の
支持駒15に対して第1の支持駒14が安定位置へ摺動し、
パテカッタ1の伸縮を無理なく吸収できて形どり精度が
向上する。またハウジング7の蓋体8に調整ねじ16を設
けたので、該調整ねじ16のハウジング7内への突出代を
変更することによりカム19のきき程度を任意調整できる
ようになる。
なお、上記パテカッタ1と支持ロッド2とを連結する連
結治具3は、上記実施例の態様に限定されるものでな
く、他の態様を採用できる。
また上記実施例において、支持ロッド2を挾持する第1
の支持駒14を半割り円板状としたが、これを半球状とし
ても良い。この場合、これを支承する第2の支持駒15の
端面を球面とする。またこの支持ロッド2を固定する手
段として、前記二種類の支持駒(第1、第2の支持駒1
4,15)を、一種類の支持駒に代替させることができる。
また支持ロッド2をハウジング7からの抜け方向へ付勢
する手段は、上記実施例における圧縮ばね12の使用に代
え、引張りばね等、他の手段を用いることができる。
さらに本考案にかゝる形どり装置は、特に対象および適
用範囲を限定するものでなく、例えば側定治具として、
他の目的での使用が可能である。
(考案の効果) 以上、詳細に説明したように、本考案にかゝる凹凸面の
形どり装置によれば、対象となる凹凸面に形どり部材を
押付けつゝカムを回すだけで、該形どり部材を保持する
支持ロッドをワンタッチで固定することができ、複雑な
凹凸面を対象にきわめて簡単に形どりし得る効果を奏す
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案にかゝる形どり装置の一実施例を示す断
面図、第2図はその一部である支持駒の組付態様を示す
分解斜視図、第3図は同じくその一部であるパテカッタ
と保持ロッドとの取付構造を示す正面図、第4図は本形
どり装置の使用態様を示す断面図、第5図ないし第7図
は従来の種々の形どり装置を示す正面図である。 1…形どり部材(パテカッタ) 2…支持ロッド、3…連結具 7…ハウジング、8…蓋体 12…付勢手段(圧縮ばね) 14,15…支持駒 17…カム部材、19…カム

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】可撓性の形どり部材の長手方向にほゞ等間
    隔で複数の支持ロッドを取付け、前記各支持ロッドの自
    由端側を少なくとも一端が閉じられた中空のハウジング
    に挿通せしめ、前記ハウジング内に前記各支持ロッドを
    挾持可能に複数の支持駒を連設すると共に、該ハウジン
    グの他端側に前記各支持駒を前記閉じられた一端に対し
    て押圧するカムを回動自在に装着し、かつ前記ハウジン
    グと前記各支持ロッドとの間に各支持ロッドを抜け方向
    へ付勢する付勢手段を介装したことを特徴とする凹凸面
    の形どり装置。
JP6257388U 1988-05-12 1988-05-12 凹凸面の形どり装置 Expired - Lifetime JPH067286Y2 (ja)

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