JPH0319065B2 - - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、輪転印刷機の版胴に可撓性の版板を
緊定するための装置であつて、版胴に、版胴の周
面に向かつてそれぞれ鋭角的に延びている溝壁を
備えた軸平行な溝が設けられ、溝壁のうちの一方
の溝壁に、版板が相応に折り曲げられた始端部で
支持され、この始端部が版板の同様に折り曲げら
れた終端部と共に、クランプばね機構とクランプ
体とを有するクランプ装置によつて溝内に緊定せ
しめられる形式のものに関する。

このような形式の装置は例えばドイツ連邦共和
国特許出願公開第2334127号明細書、同国特許出
願広告第2620427号明細書、及び同国実用新案第
7825185号明細書に基づいて公知である。しかし
ながらこれら公知の版板緊定装置には、クランプ
ばね機構とクランプ体とから成るクランプ装置の
他にさらに別体の緊定体が設けられているという
欠点がある。つまり公知の装置は一方では空間的
に比較的大きく構成された溝を、さらに形状の点
でも極めて精密に構成された溝を必要とし、他方
ではさらに緊定体を回動して緊定するための装置
を必要としている。このことからわかるように、
上に述べたような付加的な緊定体を備えた公知の
装置は製作に関して比較的面倒でかつ高価であ
る。ドイツ連邦共和国特許出願公開第2334127号
明細書及び同国実用新案第7825185号による公知
の装置では、溝と緊定機構との構造上の構成のた
めに版板を版胴において唯一の規定された位置に
おいてしか配置することができない。この結果、
版板と緊定の向きは反対の方向においては不可能
である。

ゆえに本発明の課題は、冒頭に述べた形式の装
置を改良して、単純な構造を備え、これによつて
廉価に製作可能でかつ版板を容易に取付け可能な
装置を提供することであり、しかも容易に、版胴
に可撓性の版板を一方の方向においても他方の方
向においても取り付けて緊定することのできる装
置を提供することである。

この課題を解決するために本発明の構成では、
両方の溝壁が溝の中央垂直線に対して鏡面対称に
位置し、それぞれ版胴の周面に向かつて等しい鋭
角で延びており、クランプばね機構が２つの板ば
ねを有し、両板ばねのクランプ脚が所定の長さに
わたつて各溝壁に沿つて延びており、溝の中央垂
直線に沿つて摺動可能に案内されかつ版胴の周面
に向かつて押しばねによつて常に負荷されている
クランプ体の、互いにくさび状に配置された押圧
面によつて、前記両クランプ脚がそれぞれ隣接し
ている溝壁に向かつて偏位せしめられるようにな
つており、版板緊定状態では、版板の折り曲げら
れた終端部が、一方の溝壁と一方のクランプ脚と
の間に先に挿入されている折り曲げられた始端部
と該一方のクランプ脚との間で緊定されるのに対
して、他方のクランプ脚が他方の溝壁に支持され
るようになつており、押しばねによつて負荷され
たクランプ体を介して導入される緊定力が、版胴
の回転時に遠心力を負荷されるクランプ体によつ
て版胴の回転数に関連して高められるように構成
されている。

本発明のように構成されていると、構造が単純
でかつ比較的安価な装置を用いて、版胴に可撓性
の版板を両方向において選択的に簡単に取り付け
て緊定することが可能になる。またこの場合、版
胴の周面に対して鋭角をなしていない版板終端部
が、先に挿入されている版板始端部と一方のクラ
ンプ脚との間から抜け出すことは、溝壁及びクラ
ンプ体のくさび形状と、版胴回転時に高まる遠心
力を負荷されるクランプ体とによつて確実に回避
され、しかもクランプ体に遠心力が作用した際
に、このクランプ体が胴周面に向かつて移動する
こと、ひいては緊定された版板がゆるむこともな
いことが判明している。

次に図面につき本発明の実施例を説明する。第
１図では、図示されていない輪転印刷機の版胴が
符号１で、可撓性のつまり折曲げ可能な版板が符
号２で、版胴１内に成形された軸平行な溝が符号
３で、この溝３の左側の溝壁が符号４で、右側の
溝壁が符号５で、溝３の底部が符号６で示されて
いる。溝３は、可撓性の版板２を版胴１に緊定す
るための本発明による装置の構造機構を収容する
ために働いている。両方の溝壁４，５はそれぞれ
版胴１の周面７に向かつて鋭角的に延びている。
版板２は折り曲げられた始端部８と同様に折り曲
げられた終端部９とを有している。溝３を通る一
点鎖線で示された中央垂直線は符号１０で示され
ている。両溝壁４，５は本発明によれば溝３の中
央垂直線１０に対して鏡面対称に位置し、かつそ
れぞれ版胴１の周面７に対して鋭角的に延びてい
る。このことによつて、可撓性の版板２の始端部
８が溝３の右側の溝壁５に支持される一方の緊定
方向においても、始端部８が溝３の左側の溝壁４
に支持される他方の緊定方向においても、版板２
を版胴１に固定することができる。溝３が本発明
のように構成されていることによつて、版板２は
いかなる緊定方向においても常に正確に規定され
た同様な位置で版胴１に固定されることができ
る。つまりこのことによつて、寸法関係が正確に
所定されているので例えば版板２の製作時におい
て特別な処置は必要でない。

版胴２を緊定するための本発明による装置は、
さらにクランプばね機構を有している。このクラ
ンプばね機構は、それぞれ１つのクランプ脚１
３，１４を備えていて対応する溝壁４，５に向か
つてプレロードをかけられた２つの板ばね１１，
１２を有しており、両板ばね１１，１２はそれぞ
れほぼ溝壁４，５の部分に沿つて延びている。さ
らに本発明の装置には、溝３の中央垂直線１０に
沿つて摺動可能に案内されかつ版胴１の周面７に
向かつて押しばね１５によつて常に圧力負荷され
ているクランプ体１６が設けられ、このクランプ
体１６がその側面に互いにくさび状に配置された
押圧面１７，１８を有しており、これら押圧面１
７，１８によつて、両板ばね１１，１２の両クラ
ンプ脚１３，１４はそれぞれ隣接する溝壁４，５
の方向に偏向せしめられる。さらに本発明の装置
によつて、版板２の折り曲げられた終端部９は、
溝壁４，５は接続している折り曲げられた始端部
８と両クランプ脚１３，１４のうちの片方との間
に緊定せしめられる。一方、両クランプ脚１３，
１４のうちの他方のクランプ脚は他方の溝壁に支
持され、この場合緊定状態において押しばね１５
によつて負荷されたクランプ体１６を介して導入
される緊定力は、版胴１が回転すると、遠心力を
負荷されるクランプ体１６によつて版胴１の回転
数に関連して高められる。

クランプ体１６は貫通している案内孔１９を有
しており、この案内孔１９によつてクランプ体１
６は円筒状の案内シヤフト２０に沿つて軸方向に
摺動可能である。案内シヤフト２０は、溝３の中
央垂直線１０に対して同軸的に配置された案内ピ
ン２１の一部であり、案内ピン２１は溝３の底部
６にねじ山付きピン２２を介して版胴１に設けら
れたねじ山付き孔２３のなかでゆるまないように
固定されている。案内ピン２１に設けられた案内
シヤフト２０はさらに押しばね１５を案内するの
にも役立つている。押しばね１５は一方ではクラ
ンプ体１６の接触面２４に、他方では溝３の底部
６に支持されている。

第１図の実施例では、クランプばね機構を形成
している両方の板ばね１１，１２は互いに等しく
かつ別体に構成されている。各板ばね１１，１２
はクランプ脚１３，１４の上端部に、つまりクラ
ンプ脚１３，１４の、版胴１の周面７に向いた端
部に、溝３の内室に向かつて折り曲げられた脚部
２５，２６を有している。このように構成してお
くと、その都度の溝壁４ないしは５と所属のクラ
ンプ脚１３ないしは１４との間に、版板２の始端
部８及び終端部９を容易に案内することができ
る。さらに各板ばね１１，１２はクランプ脚１
３，１４の下端部、つまりクランプ脚１３，１４
の、溝３の底部６に向いている端部に、同様に溝
３の内室に向かつて折り曲げられた脚部２７，２
８を有している。板ばね１１，１２はそれぞれこ
の脚部２７，２８によつて溝３の底部６の一部に
接触しており、この箇所においてねじ２９，３０
又はこれに類似した固定部材によつて固定されて
いる。

第２図に示された実施例が第１図の実施例と異
なつている点は、溝３の底部６が平らに構成され
ていることと、板ばね１１，１２が一体のばね部
材にまとめられていることである。両板ばね１
１，１２の両クランプ脚１３，１４はこの第２図
の実施例ではその下端部においてウエブ３１によ
つて結合されており、このウエブ３１はその中心
に、案内ピン２１に設けられたねじ山付きピン２
２を貫通案内するための貫通孔３２を有してい
る。ウエブ３１はさらに溝３の底部に接触してお
り、ウエブ３１の上に乗せられたシム板３３を介
して案内ピン２１によつて緊定されている。シム
板３３にはこの実施例の場合にも押しばね１５が
支持されている。シム板３３はウエブ３１の大部
分をおおつているので、ウエブ３１の弾発及び形
状変化は版胴１の周面７の方向において効果的に
回避されている。

第３図に示された実施例においても第２図の実
施例の場合と同様に２つの板ばね１１，１２は一
体のばね部材にまとめられている。しかしながら
この実施例では両板ばね１１，１２のそれぞれの
クランプ脚１３，１４は、版胴１の周面７に向い
た上端部において移行範囲を介して、案内ピン２
１の外側端部に固定されているウエブ３４によつ
て結合されている。このために案内ピン２１には
袋孔３５が設けられ、この袋孔３５の外側部分に
はねじ３７のためのねじ山３６が形成され、袋孔
３５の内側部分には６角形孔３８が形成されてい
る。この６角形孔３８は、案内ピン２１を版胴１
にねじ込むための工具を受容するために役立つ。
さらにウエブ３４にはねじ３７のねじ山付きピン
を貫通案内するための孔３９が設けられており、
ウエブ３４はねじ３７のヘツド４０によつて案内
ピン２１の端面に押し付けられている。

第４図の実施例においても第３図の実施例の場
合と同様に両板ばね１１，１２は一体のばね部材
にまとめられ、板ばね１１，１２のクランプ脚１
３，１４は、版胴１の周面７に向いた上端部にお
いて移行部を介してウエブ４１によつて結合され
ている。一体のばね部材はウエブ４１の中心に孔
４２を有しており、この孔４２の直径はクランプ
体１６に設けられた案内孔１９の直径と等しいか
又は僅かに大きい。一体のばね部材はクランプ体
１６の上に相応な手段で固定されている。クラン
プ体１６のくさび状の押圧面１７，１８はこの実
施例では、両クランプ脚１３，１４に規定の弾発
距離を補償するために、両クランプ脚１３，１４
から空間的に離れている。さらにクランプ脚１
３，１４はその下端部、つまり溝３の底部６に向
かつている方の端部に折り曲げられた支持アーム
４３，４４を有している。クランプ脚１３，１４
はこの支持アーム４３，４４によつて、クランプ
体１６の押圧面１７，１８にこの押圧面１７，１
８の下側1/3の箇所で支持されている。

以上述べた実施例からわかるように、本発明の
装置は、溝３の範囲において組立て可能でかつ簡
単に製作可能な僅かな部材から構成されている。
本発明の装置によればさらに可撓性の版板２を版
胴１に極めて簡単に取り付けることが可能であ
る。この場合手間は僅かしかかからないし、また
特別な工具も必要とはならない。つまり、所望の
緊定方向に応じて版板２の始端部８は両溝壁４，
５のいずれか一方に接触させられ、始端部８がク
ランプばね装置のクランプ脚１３ないしは１４に
よつてとらえられ、次いで始端部８が終端位置に
達するまで、溝３のなかに押し込まれる。この後
で可撓性の版板２は版胴１を介して引つ張られ、
次いで版板２の終端部９は溝３のなかに案内さ
れ、始端部８に沿つて溝３の底部６に向かつて終
端位置に達するまで差し込まれる。押しばね１５
がクランプ体１６を版胴１の周面７に向かつて押
しているので、外方に向かつて押されるクランプ
脚１３ないしは１４によつて、クランプ脚に隣接
している終端部９はこの終端部９に隣接している
始端部８に、この始端部８はさらに溝壁４ないし
は５に圧着せしめられる。この場合反対側に位置
している方のクランプ脚は同じく反対側に位置し
ている他方の溝壁に圧着せしめられる。つまり取
付け時における主要な保持力ないしはクランプ力
は、押しばね１５によつて生ぜしめられる。版胴
１が静止している場合には、クランプ体１６は、
板ばね１１，１２の幾何学的な形状と押しばね１
５の押圧力と互いに接触している面の表面特性と
によつて規定された終端位置を占めている。クラ
ンプ体が版胴１の静止時に占めているこの終端位
置においては、緊定された終端部９に十分に大き
な緊定力が作用する。押しばね１５によつて負荷
されたクランプ体１６を介して導入されたこの緊
定力は、版胴１が回転すると、版胴１の回転数と
クランプ体１６の質量とに基づいて生じる遠心力
によつてさらに高められる。版板２の始端部８と
終端部とを片側で緊定することによつて、版板２
の、終端部９の直前に位置している部分は溝３の
内室の大部分及び本発明の装置の部分をおおうこ
とができ、ひいては汚れ及びインキの進入を遮断
することができる。ゆえに、多くの利点を有する
本発明の装置は実際に有効であると言える。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の装置の第１実施例を示す部分
横断面図、第２図は第２実施例を示す部分横断面
図、第３図は第３実施例を示す部分横断面図、第
４図は第４実施例を示す部分横断面図である。 １……版胴、２……版板、３……溝、４，５…
…溝壁、６……底部、７……周面、８……始端
部、９……終端部、１０……中央垂直線、１１，
１２……板ばね、１３，１４……クランプ脚、１
５……押しばね、１６……クランプ体、１７，１
８……押圧面、１９……案内孔、２０……案内シ
ヤフト、２１……案内ピン、２２……ねじ山付き
ピン、２３……ねじ山付き孔、２４……接触面、
２５〜２８……脚部、２９，３０……ねじ、３１
……ウエブ、３２……貫通孔、３３……シム板、
３４……ウエブ、３５……袋孔、３６……ねじ
山、３７……ねじ、３８……６角形孔、３９……
孔、４０……ヘツド、４１……ウエブ、４２……
孔、４３，４４……支持アーム。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １ 輪転印刷機の版胴に可撓性の版板を緊定する
   ための装置であつて、版胴に、版胴の周面に向か
   つてそれぞれ鋭角的に延びている溝壁を備えた軸
   平行な溝が設けられ、溝壁のうちの一方の溝壁
   に、版板が相応に折り曲げられた始端部で支持さ
   れ、この始端部が版板の同様に折り曲げられた終
   端部と共に、クランプばね機構とクランプ体とを
   有するクランプ装置によつて溝内に緊定せしめら
   れる形式のものにおいて、両方の溝壁４，５が溝
   ３の中央垂直線１０に対して鏡面対称に位置し、
   それぞれ版胴１の周面７に向かつて等しい鋭角で
   延びており、クランプばね機構が２つの板ばね１
   １，１２を有し、両板ばね１１，１２のクランプ
   脚１３，１４が所定の長さにわたつて各溝壁４，
   ５に沿つて延びており、溝３の中央垂直線１０に
   沿つて摺動可能に案内されかつ版胴１の周面７に
   向かつて押しばね１５によつて常に負荷されてい
   るクランプ体１６の、互いにくさび状に配置され
   た押圧面１７，１８によつて、前記両クランプ脚
   １３，１４がそれぞれ隣接している溝壁４，５に
   向かつて偏位せしめられるようになつており、版
   板緊定状態では、版板２の折り曲げられた終端部
   ９が、一方の溝壁４，５と一方のクランプ脚１
   ３，１４との間に先に挿入されている折り曲げら
   れた始端部８と該一方のクランプ脚１３，１４と
   の間で緊定されるのに対して、他方のクランプ脚
   が他方の溝壁に支持されるようになつており、押
   しばね１５によつて負荷されたクランプ体１６を
   介して導入される緊定力が、版胴１の回転時に遠
   心力を負荷されるクランプ体１６によつて版胴１
   の回転数に関連して高められるように構成されて
   いることを特徴とする、輪転印刷機の版胴に可撓
   性の版板を緊定するための装置。 ２ クランプ体１６に貫通している案内孔１９が
   設けられ、クランプ体１６がこの案内孔１９によ
   つて円筒状の案内シヤフト２０に沿つて軸方向で
   摺動可能であり、案内シヤフト２０が、溝３の中
   央垂直線１０に対して同軸的に溝３の底部６にお
   いてねじ山付き孔２３内に固定されている案内ピ
   ン２１の一部であり、この案内ピン２１が案内シ
   ヤフト２０と共にさらに押しばね１５を案内する
   ために役立ち、押しばね１５が一端でクランプ体
   １６の接触面２４に、他端で溝３の底部６に支持
   されている特許請求の範囲第１項記載の装置。 ３ クランプばね機構の両板ばね１１，１２が別
   体でかつ互いに等しく構成されている特許請求の
   範囲第１項記載の装置。 ４ 各板ばね１１，１２がそのクランプ脚１３，
   １４の、版胴１の周面７に向いている上端部にお
   いて並びに、クランプ脚１３，１４の、溝３の底
   部６に向いている下端部においてそれぞれ溝３の
   内室に向かつて折り曲げられた脚部２５，２６，
   ２７，２８を有している特許請求の範囲第３項記
   載の装置。 ５ 各板ばね１１，１２が折り曲げられた下側の
   脚部２７，２８で溝３の底部６の一部に接触し、
   その箇所においてねじ２９，３０又はこれに類似
   の固定部材によつて固定されている特許請求の範
   囲第４項記載の装置。 ６ 両方の板ばね１１，１２が一体のばね部材に
   まとめられ、両板ばねのクランプ脚１３，１４が
   下端部でウエブ３１によつて結合されており、こ
   のウエブ３１がねじ山付きピン２２を貫通案内す
   るため貫通孔３２を有し、溝３の底部６に接触
   し、かつこの箇所において、ウエブ３１の上に乗
   せられたシム板３３を介して案内ピン２１によつ
   て緊定され、シム板３３には押しばね１５が支持
   されている特許請求の範囲第１項記載の装置。 ７ 両方の板ばね１１，１２が一体のばね部材に
   まとめられ、両板ばね１１，１２のクランプ脚１
   ３，１４が版胴１の周面７に向いている上端部に
   おいてウエブ３４，４１によつて結合されている
   特許請求の範囲第１項記載の装置。 ８ 一体に構成されたばね部材のウエブ３４が案
   内ピン２１の外側の端部に固定されている特許請
   求の範囲第１項記載の装置。 ９ 一体に構成されたばね部材がウエブ３４で案
   内ピン２１の端面に接触し、かつその箇所ねじ３
   ７によつて固定されている特許請求の範囲第８項
   記載の装置。 １０ 一体に構成されたばね部材がウエブ４１
   で、クランプ体１６の、版胴１の周面７に向いて
   いる端面に接触し、かつその箇所で固定されてい
   る特許請求の範囲第７項記載の装置。 １１ 一体に構成されたばね部材のウエブ４１に
   孔４２が設けられ、この孔４２の直径がクランプ
   体１６に設けられた案内孔１９の直径と同じかな
   いしは僅かに大きく構成されており、クランプ体
   １６のくさび状の押圧面１７，１８が、両クラン
   プ脚１３，１４の所定の弾発距離を補償するため
   にクランプ脚１３，１４から空間的に離れてお
   り、クランプ脚１３，１４が溝３の底部６に向い
   ている下端部に折り曲げられた支持アーム４３，
   ４４を有し、これらの支持アーム４３，４４によ
   つてクランプ脚１３，１４がクランプ体１６の押
   圧面１７，１８に押圧面１７，１８の下部1/3の
   箇所で支持されている特許請求の範囲第１０項記
   載の装置。