JP7374738B2 - クランプ装置 - Google Patents

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Description

本発明は、圧電素子を利用したクランプ装置に関する。
特許文献1に、積層型圧電素子を用いて可撓性の筒部を半径方向に撓めることにより回転軸に作用しているクランプ力あるいはブレーキ力が解除されるクランプ装置が記載されている。また、特許文献2に、オフ状態においてはサーボモータのモータ軸などの回転軸が回転しないようにブレーキ力を加え、オン状態に切り替わるとブレーキ力を解除するブレーキ装置が記載されている。
特許第5052626号公報 特開2009-264544号公報
従来技術によれば、複数の圧電素子が必要となり、又は、クランプ力を制御するために部品の加工精度、組付け精度を高くする必要があると考えられる。
本発明は、このような状況に鑑みてなされたものであって、その目的は、必要とされる圧電素子の数が比較的少なく、かつ要求される部品の加工精度、組付け精度を比較的抑えたクランプ装置を提供することにある。
本発明に係るクランプ装置は、クランプ対象の軸が通される挿通孔と、前記挿通孔と連通し、前記挿通孔との連通方向及び前記軸の軸方向と交差するスリット幅を有するスリットとが形成された本体部を有するクランピングハブと、圧電素子と、前記圧電素子と前記スリットとの間に設けられた第1作用体とを有するクランプ力制御機構とを備える。前記圧電素子に電圧が印加されると、前記圧電素子が伸長し、前記作用体が前記スリットに押し込まれ、クランプが解除される。前記クランピングハブはさらに、前記スリットのスリット幅が狭くなるように前記本体部を付勢する付勢手段を備え、前記付勢手段は、ばねと、前記ばねの端部を押し、全長を変えることで付勢力を調整する第1のねじとを有する。前記クランプ力制御機構はさらに、フレーム部と前記フレーム部に締結された第2のねじとを有し、前記圧電素子は前記圧電素子の伸長方向において前記第1作用体と前記第2のねじの先端部とに挟まれて位置している。
本発明によれば、必要とされる圧電素子の数が比較的少なく、かつ要求される部品の加工精度、組付け精度を比較的抑えたクランプ装置が提供される。
クランプ装置の全体構成を示す斜視図である。 クランピングハブを示す拡大斜視図である。
以下、図面を参照しながら本発明の実施形態について説明する。ただし、本発明は、以下の実施形態によって限定されるものではない。
図1及び図2に示すように、軸1をクランプするクランプ装置100は、クランピングハブ200とクランプ力制御機構300とを備えている。軸1が回転軸又は直動軸である場合、クランプ装置100によって軸1がクランプされると、軸1の回転運動又は直線運動が停止する。
[クランピングハブ200]
クランピングハブ200は、クランプ用ねじ(第1のねじ)3とコイルばね4と本体部5とを備えている。略直方体状の本体部5には、対向する2つの面の一方から他方へ向かって本体部5を貫く挿通孔5aが形成されている。この挿通孔5aには軸1が通される。挿通孔5aの径は軸1の径よりも少し大きく、すきま嵌め相当である。
挿通孔5aの周面にはスリット5bが形成されている。スリット5bは、挿通孔5aと連通しているとともに、本体部5の外部とも連通している。スリット5bのスリット幅方向Dは、挿通孔5aに通される軸1の軸方向と交差し、かつ挿通孔5aとの連通方向とも交差している。
スリット5bが形成されていることにより、スリット幅方向Dに沿って対向する第1端部51及び第2端部52が形成されている。第1端部51には、スリット幅方向の貫通孔(不図示)が形成され、第2端部52には、上記貫通孔と対向するようにスリット幅方向のねじ穴(不図示)が形成されている。
クランプ用ねじ3は、コイルばね4の内部と第1端部51の貫通孔とを順に貫通して、第2端部52のねじ穴に締結されている。コイルばね4は、クランプ用ねじ3の頭部31と第1端部51とに挟まれている。このようなクランプ用ねじ3及びコイルばね4により本体部5が変形し、変形前に比べて、スリット5bのスリット間隔が狭くなるとともに、挿通孔5aの断面積が小さくなる。すなわち、クランプ用ねじ3及びコイルばね4は本体部5が変形するように本体部5を付勢する付勢手段であり、この付勢手段による付勢を受けて変形した本体部5により軸1がクランプされる。
[クランプ力制御機構300]
他方、クランプ力制御機構300においては、スリット5bの軸方向一方向(矢印A1)側に位置する第1作用体6aと、同スリットの軸方向他方向(矢印A2)側に位置する第2作用体6bとが設けられている。第1作用体6aと第2作用体6bとは対になっている。さらに、第1作用体6aの軸方向一方向側に位置し、電圧が印加されると軸方向の長さが伸びる積層型圧電素子7が設けられている。加えて、頭部81及び先端部82を有し、軸方向に配置されているとともに、積層型圧電素子7の軸方向一方向側の端部に先端部82が接触しているねじ(第2のねじ)8が備えられている。
クランプ力制御機構300はさらに、フレーム部2を備えている。このフレーム部2は、全体として略U字状であり、軸方向に延びる本体部21と、本体部21の軸方向両端部から本体部21と交差するように同方向に延び出ている第1延出部22及び第2延出部23とを備えている。第1延出部22及び第2延出部23は対になっており、第1延出部22は第2延出部23よりも軸方向一方向側に位置している。
そして、第1延出部22と第2延出部23との間において、第2延出部23から第1延出部22へと向かうにつれて、第2作用体6bと、クランピングハブ200のスリット5bと、第1作用体6aと、積層型圧電素子7と、ねじ8とが、軸方向に順に配置されている。第2作用体6bは第2延出部23に固定されている。ねじ8は、フレーム部2の第1延出部22に設けられたねじ穴2aに締結され、かつねじ8の先端部82は積層型圧電素子7に接触している。
第2作用体6bとねじ8の先端部82との間隔は、ねじ8により調整可能である。
スリット5bは一対の作用体6a及び6bに挟まれている。各作用体は、軸方向に沿って基端部及び先端部を有し、基端部よりも先端部がスリット5bに近い位置にある。各作用体は、基端部から先端部に向かって厚さ(すなわちスリット幅方向の寸法)が小さくなるように形成されている。このように各作用体は楔形である。各作用体の先端部における2つの傾斜面は鈍角をなしている。各作用体の先端部は、クランピングハブ5の両端部すなわち第1端部51及び第2端部52に接している。
[電圧印加]
積層型圧電素子7に電圧が印加されると、軸方向の長さが伸びる。その結果、第1作用体6aがクランピングハブ200に向かって押され、第1作用体6aと第2作用体6bとの軸方向の間隔が狭まる。その結果、両作用体はスリット5bに押し込まれ、スリット5bのスリット間隔が押し広げられる。
スリット5bが押し広げられることにより、挿通孔5aの断面積が拡大し、クランピングハブ200による軸1のクランプが解除される。このクランプ解除状態において、スリット5bには、スリット間隔を狭めようとするばね4の力と、作用体6a及び6bによりスリット間隔を押し広げようとする力とが拮抗しており、クランプ状態(すなわち積層型圧電素子7に電圧が印加されていない状態)におけるスリット間隔よりも大きいスリット間隔が保たれている。
前述のとおり、作用体6a及び6bの先端部は鈍角の傾斜面を有している。そのため、逆楔効果が得られる。すなわち、スリット5bのスリット間隔の変化量は、積層型圧電素子7の軸方向長さの変化量よりも大きい。
一般的に、積層型圧電素子の変位量は、全長の1/1000程度で、数μm~数十μmである。その一方で、全長の寸法精度は±0.1mm程度である。すなわち、変位量は全長の製造ばらつきより小さい。
本実施形態では、ねじ8により、適切な位置に調整すると、積層型圧電素子7に電圧が印加されていないときにクランプ状態となり、電圧が印加されるとクランプ解除状態となるようにすることができる。
[効果]
以上の実施形態によれば、以下に列挙する効果が得られる。
・使用する積層型圧電素子は1個で済む。コスト低下が図られる。
・単純な構造であり、かつ、部品の寸法精度が低い場合でも対応できる。積層型圧電素子7の寸法ばらつきは、ねじ8による調整で対応可能である。
・クランプ力は、ばね4が巻かれたねじ3により調整可能である。
・機構の剛性が高く、積層型圧電素子の変位及び力を有効に利用することができる。
[他の実施例]
上記の実施形態において、作用体6a及び6bは楔形であるとしたが、これに限られない。作用体の先端部を角張った形状または丸みを帯びた形状とし、クランピングハブのスリット形成面を傾斜面としてもよい。
あるいは、作用体の先端部と、クランピングハブのスリット形成面との双方に、傾斜面が設けられていてもよい。
積層型圧電素子の変位量が拡大され、その拡大された変位量に等しいスリット幅の変位量が得られればよい。
さらに、対をなす2個の作用体に代えて、単一の作用体を設けてもよい。その場合、軸1が通される挿通孔5aと、スリット5bと、上記単一の作用体と、積層型圧電素子7とを、軸1の軸方向と交差する方向に沿って配置することができる。
本体部5が変形するように本体部5を付勢する付勢手段の具体例として、クランプ用ねじ3とコイルばね4とを挙げたが、その他の任意の付勢手段を用いることができる。
本発明の特定の実施形態について説明したが、本発明はこのような実施形態に限定されず、本発明の技術的思想に基づく種々の変更は本発明の概念に含まれる。
1 軸
100 クランプ装置
200 クランピングハブ
3 クランプ用ねじ
4 コイルばね
5 本体部
5a 挿通孔
5b スリット

300 クランプ力制御機構
2 フレーム部
21 本体部
22、23 延出部
6a、6b 作用体
7 積層型圧電素子
8 ねじ

Claims (3)

  1. クランプ対象の軸が通される挿通孔と、前記挿通孔と連通し、前記挿通孔との連通方向及び前記軸の軸方向と交差するスリット幅を有するスリットとが形成された本体部を有するクランピングハブと、
    圧電素子と、前記圧電素子と前記スリットとの間に設けられた第1作用体とを有するクランプ力制御機構と
    を備え、
    前記圧電素子に電圧が印加されると、前記圧電素子が伸長し、前記第1作用体が前記スリットに押し込まれ、クランプが解除され
    前記クランピングハブはさらに、前記スリットのスリット幅が狭くなるように前記本体部を付勢する付勢手段を備え、前記付勢手段は、ばねと、前記ばねの端部を押し、全長を変えることで付勢力を調整する第1のねじとを有し、
    前記クランプ力制御機構はさらに、フレーム部と前記フレーム部に締結された第2のねじとを有し、前記圧電素子は前記圧電素子の伸長方向において前記第1作用体と前記第2のねじの先端部とに挟まれて位置している、
    クランプ装置。
  2. 前記第1のねじは、前記ばねの内部と、前記本体部において前記スリットのスリット幅方向に対向する2つの端部のうち、一方の端部とを順に貫通し、他方の端部に設けられたねじ穴に締結される請求項に記載のクランプ装置。
  3. 前記クランプ力制御機構はさらに、前記第1作用体と前記スリットを挟んで前記軸の軸方向に対向する第2作用体を有し、
    前記第2のねじは、前記圧電素子と前記軸方向に隣接し、かつ前記軸方向に配置され、
    前記フレーム部は、前記軸方向に延びるフレーム本体部と、前記フレーム本体部の軸方向両端部から前記フレーム本体部と交差するように延びる一対の延出部とを有し、
    前記一対の延出部のうち、一方の延出部から他方の延出部へと向かうにつれて、前記第2作用体と前記スリットと前記第1作用体と前記圧電素子と前記第2のねじとが順に配置され、
    前記他方の延出部に前記第2のねじが締結されるねじ穴が設けられている、請求項1又は2に記載のクランプ装置。
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