JPH0323762B2 - - Google Patents
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- JPH0323762B2 JPH0323762B2 JP59240879A JP24087984A JPH0323762B2 JP H0323762 B2 JPH0323762 B2 JP H0323762B2 JP 59240879 A JP59240879 A JP 59240879A JP 24087984 A JP24087984 A JP 24087984A JP H0323762 B2 JPH0323762 B2 JP H0323762B2
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Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16B—DEVICES FOR FASTENING OR SECURING CONSTRUCTIONAL ELEMENTS OR MACHINE PARTS TOGETHER, e.g. NAILS, BOLTS, CIRCLIPS, CLAMPS, CLIPS OR WEDGES; JOINTS OR JOINTING
- F16B39/00—Locking of screws, bolts or nuts
- F16B39/02—Locking of screws, bolts or nuts in which the locking takes place after screwing down
- F16B39/04—Locking of screws, bolts or nuts in which the locking takes place after screwing down with a member penetrating the screw-threaded surface of at least one part, e.g. a pin, a wedge, cotter-pin, screw
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Bolts, Nuts, And Washers (AREA)
- Dowels (AREA)
- Snaps, Bayonet Connections, Set Pins, And Snap Rings (AREA)
- Transmission Devices (AREA)
- Endoscopes (AREA)
- Lock And Its Accessories (AREA)
- Control Of Motors That Do Not Use Commutators (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
(1) 発明の目的
この発明はナツトがねじ体に螺合するねじ面に
対して該ナツトの半径方向に押圧される被押圧部
材と、該被押圧部材をナツトの半径方向内方に押
圧して変位せしめる押圧部材とを有し、上記被押
圧部材は、上記ナツトがねじ体に螺合するねじ面
に向け開口したナツトの凹部に配されかつ上記ね
じ面に対応するねじ部が設けられているようなロ
ツク可能なナツトに関する。
対して該ナツトの半径方向に押圧される被押圧部
材と、該被押圧部材をナツトの半径方向内方に押
圧して変位せしめる押圧部材とを有し、上記被押
圧部材は、上記ナツトがねじ体に螺合するねじ面
に向け開口したナツトの凹部に配されかつ上記ね
じ面に対応するねじ部が設けられているようなロ
ツク可能なナツトに関する。
かかるナツトは、例えば英国特許第22514号
(1899年)にて知られている。このナツトは、ロ
ツク作用に要するクランプ力に左右されることな
く、ナツトと協働するねじ面を有するねじ部材の
いかなる位置においても容易かつ効果的にロツク
ができる。
(1899年)にて知られている。このナツトは、ロ
ツク作用に要するクランプ力に左右されることな
く、ナツトと協働するねじ面を有するねじ部材の
いかなる位置においても容易かつ効果的にロツク
ができる。
この公知のナツトの一つの欠点は、ロツク作用
中ナツト内を半径方向に移動してねじ部材のねじ
面を圧する部材が、該部材を背後からねじ面に向
けて押す力が解除されても、なおナツトの回転を
妨害する傾向をもつことにある。これは、上記部
材に逆方向の復帰力を与える手段がないためであ
り、その結果摩擦力や長期にわたる締めつけにも
とづく物理的・化学的影響によつて、上記部材は
ねじ部材ねじ面に対してロツク作用を営む位置に
留まつてしまい、ナツトをねじ部材から外そうと
してもこれを阻止するブレーキ力として作用する
こととなる。またこのナツトは自己保持性がない
ために、その取扱いは容易でなく、ナツトをボル
トあるいはねじ部を有する軸に螺合する前に上記
部材はナツトの半径内方に開口した凹部から落下
してしまう。
中ナツト内を半径方向に移動してねじ部材のねじ
面を圧する部材が、該部材を背後からねじ面に向
けて押す力が解除されても、なおナツトの回転を
妨害する傾向をもつことにある。これは、上記部
材に逆方向の復帰力を与える手段がないためであ
り、その結果摩擦力や長期にわたる締めつけにも
とづく物理的・化学的影響によつて、上記部材は
ねじ部材ねじ面に対してロツク作用を営む位置に
留まつてしまい、ナツトをねじ部材から外そうと
してもこれを阻止するブレーキ力として作用する
こととなる。またこのナツトは自己保持性がない
ために、その取扱いは容易でなく、ナツトをボル
トあるいはねじ部を有する軸に螺合する前に上記
部材はナツトの半径内方に開口した凹部から落下
してしまう。
この発明の目的は、上述のごとくのロツク可能
なナツトであつて、ナツトと協働するねじ面から
取り外しの容易でしかも不使用時において自己保
持性を有するものを提供することにある。
なナツトであつて、ナツトと協働するねじ面から
取り外しの容易でしかも不使用時において自己保
持性を有するものを提供することにある。
(2) 発明の構成及び効果
上述の目的達成のため、本発明は、
ナツトがねじ体に螺合するねじ面に対して該ナ
ツトの半径方向に押圧される被押圧部材と、該被
押圧部材をナツトの半径方向内方に押圧して変位
せしめる押圧部材とを有し、上記被押圧部材は、
上記ナツトがねじ体に螺合するねじ面に向け開口
したナツトの凹部に配されかつ上記ねじ面に対応
するねじ部が設けられているものにおいて、 凹部は周方向で対向するその側壁面が開口に向
け末つぼまりであり、被押圧部材は、該被押圧部
材がナツトと協働するねじ面に押圧された際に、
凹部の側壁面に弾圧され弾性変形する弾性部分を
有し、 被押圧部材と凹部は、該被押圧部材が押圧部材
により押圧されて半径方向に変位することにより
該被押圧部材の弾性部分が弾性変形して上記側壁
面に圧接し、変位を生じせしめる押圧力が解除さ
れたときには、上記被押圧部材のねじ部は上記弾
性部分の復元によりナツトが螺合するねじ面から
離反すること、 により構成される。
ツトの半径方向に押圧される被押圧部材と、該被
押圧部材をナツトの半径方向内方に押圧して変位
せしめる押圧部材とを有し、上記被押圧部材は、
上記ナツトがねじ体に螺合するねじ面に向け開口
したナツトの凹部に配されかつ上記ねじ面に対応
するねじ部が設けられているものにおいて、 凹部は周方向で対向するその側壁面が開口に向
け末つぼまりであり、被押圧部材は、該被押圧部
材がナツトと協働するねじ面に押圧された際に、
凹部の側壁面に弾圧され弾性変形する弾性部分を
有し、 被押圧部材と凹部は、該被押圧部材が押圧部材
により押圧されて半径方向に変位することにより
該被押圧部材の弾性部分が弾性変形して上記側壁
面に圧接し、変位を生じせしめる押圧力が解除さ
れたときには、上記被押圧部材のねじ部は上記弾
性部分の復元によりナツトが螺合するねじ面から
離反すること、 により構成される。
さらに本発明は、
ナツトがねじ体に螺合するねじ面に対して該ナ
ツトの半径方向に押圧される被押圧部材と、該被
押圧部材をナツトの半径方向内方に押圧して変位
せしめる押圧部材とを有し、上記被押圧部材は、
上記ナツトがねじ体に螺合するねじ面に向け開口
したナツトの凹部に配されかつ上記ねじ面に対応
するねじ部が設けられているものにおいて、 被押圧部材はねじ部と、弾性変形可能な挟部を
介して上記ねじ部を一体的に接続されかつ上記凹
部に収容される残部とを有しており、押圧部材か
らの力を受けた際に、上記狭部の変形により上記
ねじ部が残部に対して半径方向に変位可能となつ
ていることによつても構成される。
ツトの半径方向に押圧される被押圧部材と、該被
押圧部材をナツトの半径方向内方に押圧して変位
せしめる押圧部材とを有し、上記被押圧部材は、
上記ナツトがねじ体に螺合するねじ面に向け開口
したナツトの凹部に配されかつ上記ねじ面に対応
するねじ部が設けられているものにおいて、 被押圧部材はねじ部と、弾性変形可能な挟部を
介して上記ねじ部を一体的に接続されかつ上記凹
部に収容される残部とを有しており、押圧部材か
らの力を受けた際に、上記狭部の変形により上記
ねじ部が残部に対して半径方向に変位可能となつ
ていることによつても構成される。
かかる構成の本発明によるならば、ナツトと協
働するねじ面から容易に外れるし、また不使用時
あるいはねじ面への螺合作業時に、ナツトを構成
する部品はナツトから脱落せず、ナツトは自己保
持性を有することとなつてその取扱いが容易とな
る。そして使用に際しては、ナツトはねじ面のい
かなる位置においても有効にロツク可能で、また
ロツク操作によつてナツトの位置が変わつてしま
うこともない。さらにナツトは容易にかつ安価に
製造でき、その組込みも容易である。
働するねじ面から容易に外れるし、また不使用時
あるいはねじ面への螺合作業時に、ナツトを構成
する部品はナツトから脱落せず、ナツトは自己保
持性を有することとなつてその取扱いが容易とな
る。そして使用に際しては、ナツトはねじ面のい
かなる位置においても有効にロツク可能で、また
ロツク操作によつてナツトの位置が変わつてしま
うこともない。さらにナツトは容易にかつ安価に
製造でき、その組込みも容易である。
(3) 実施例
以下、添付図面にもとづき、本発明の実施例を
説明する。なお図面では、一つのナツトに四つの
異なる実施例の被押圧部材を同時に示している。
説明する。なお図面では、一つのナツトに四つの
異なる実施例の被押圧部材を同時に示している。
ナツト1は内周面に内ねじ2が、そして外周面
には該ナツト1の締めつけ用のレンチのための外
溝3が複数個所に設けられている。該ナツト1に
は、ナツトのロツク用の被押圧部材4,5,6,
7が、該ナツトと協働するねじ体あるいは軸体の
ねじ面に対して半径方向に圧せられるように設け
られている。この被押圧部材は、ナツトの内面に
設けられ上記ねじ面に対向する凹部内に配され、
また上記ねじ面と協働するねじ部を有している。
したがつて、この被押圧部材のねじ部は、ナツト
の上記凹部の開口で不在となつたねじ部分を補填
している。またナツトは、該ナツトに半径方向に
設けられたねじ孔に螺合し上記被押圧部材4,
5,6,7をナツトと協働するねじ面に押圧する
押圧部材8,9,10,11を有している。この
発明によれば、被押圧部材と凹部は、該被押圧部
材の少なくとも一部分が上記押圧力を受けて半径
方向に弾性変形するようになつており、その結果
被押圧部材への半径方向に作用している押圧力が
解除されたとき、該被押圧部材のねじ部は、ナツ
トと協働するねじ面とは接触しなくなる方向に復
元する。さらに、上記凹部の開口は奥部よりも小
さくなつていて、ナツトの不使用時においても被
押圧部材は凹部から半径方向に脱落してしまうこ
とはない。
には該ナツト1の締めつけ用のレンチのための外
溝3が複数個所に設けられている。該ナツト1に
は、ナツトのロツク用の被押圧部材4,5,6,
7が、該ナツトと協働するねじ体あるいは軸体の
ねじ面に対して半径方向に圧せられるように設け
られている。この被押圧部材は、ナツトの内面に
設けられ上記ねじ面に対向する凹部内に配され、
また上記ねじ面と協働するねじ部を有している。
したがつて、この被押圧部材のねじ部は、ナツト
の上記凹部の開口で不在となつたねじ部分を補填
している。またナツトは、該ナツトに半径方向に
設けられたねじ孔に螺合し上記被押圧部材4,
5,6,7をナツトと協働するねじ面に押圧する
押圧部材8,9,10,11を有している。この
発明によれば、被押圧部材と凹部は、該被押圧部
材の少なくとも一部分が上記押圧力を受けて半径
方向に弾性変形するようになつており、その結果
被押圧部材への半径方向に作用している押圧力が
解除されたとき、該被押圧部材のねじ部は、ナツ
トと協働するねじ面とは接触しなくなる方向に復
元する。さらに、上記凹部の開口は奥部よりも小
さくなつていて、ナツトの不使用時においても被
押圧部材は凹部から半径方向に脱落してしまうこ
とはない。
凹部はナツトを軸方向に貫通する溝状でナツト
の内ねじ面の一部を切り取つてしまう形態とし、
そして被押圧部材は、その外形が上記凹部と一致
する形態をとるのが好ましい。こうすれば被押圧
部材は凹部をその溝方向に沿つて移動することが
できる。かかる凹部をもつナツトは製作が容易で
あり、また上記外形の被押圧部材は、所定外形に
形成されたバー材を被押圧部材の長さに対応して
適宜長さに切断するだけで得ることができる。こ
のような被押圧部材はナツトの凹部に該ナツトの
一側面から容易に挿入することができる。
の内ねじ面の一部を切り取つてしまう形態とし、
そして被押圧部材は、その外形が上記凹部と一致
する形態をとるのが好ましい。こうすれば被押圧
部材は凹部をその溝方向に沿つて移動することが
できる。かかる凹部をもつナツトは製作が容易で
あり、また上記外形の被押圧部材は、所定外形に
形成されたバー材を被押圧部材の長さに対応して
適宜長さに切断するだけで得ることができる。こ
のような被押圧部材はナツトの凹部に該ナツトの
一側面から容易に挿入することができる。
被押圧部材4,5そして7のための凹部は、そ
れぞれ図示のごとく開口に向つて末つぼまりの側
面を有している。そして被押圧部材も、これに対
応した楔状の形をなしている。被押圧部材は、凹
部の壁面に対して弾圧されかつナツトと協働する
ねじ面に押圧されたときに弾性変形する部分を有
している。押圧力が解除されると、凹部の壁面に
対して作用している弾圧力が半径方向の成分をも
つために、被押圧部材は半径方向外方に拡がり元
の形状に復帰する。一つの実施例としては、被押
圧部材4はポリマー材等の弾性的に圧縮可能な材
料の部分12を図のA−A断面で示されるような
横溝内に設けることができる。この場合、被押圧
部材の大部分は鋼材等の剛体材料とすることが可
能である。この剛体部分は、被押圧部材が半径方
向の最外位置にあるときに、ナツトの凹部の側壁
面と周方向に一定の遊びをもつように定められて
いるのに対し、弾性材料部分12は上記凹部の側
壁面と遊びなく密着している。このように弾性材
料部分が凹部の側壁と接するようにすると、該弾
性材料部分はその圧縮によつて、ナツトと協働す
るねじ面に圧せられる。
れぞれ図示のごとく開口に向つて末つぼまりの側
面を有している。そして被押圧部材も、これに対
応した楔状の形をなしている。被押圧部材は、凹
部の壁面に対して弾圧されかつナツトと協働する
ねじ面に押圧されたときに弾性変形する部分を有
している。押圧力が解除されると、凹部の壁面に
対して作用している弾圧力が半径方向の成分をも
つために、被押圧部材は半径方向外方に拡がり元
の形状に復帰する。一つの実施例としては、被押
圧部材4はポリマー材等の弾性的に圧縮可能な材
料の部分12を図のA−A断面で示されるような
横溝内に設けることができる。この場合、被押圧
部材の大部分は鋼材等の剛体材料とすることが可
能である。この剛体部分は、被押圧部材が半径方
向の最外位置にあるときに、ナツトの凹部の側壁
面と周方向に一定の遊びをもつように定められて
いるのに対し、弾性材料部分12は上記凹部の側
壁面と遊びなく密着している。このように弾性材
料部分が凹部の側壁と接するようにすると、該弾
性材料部分はその圧縮によつて、ナツトと協働す
るねじ面に圧せられる。
他の実施例によるならば、被押圧部材5は該部
材のねじ部から外方に角度をもつて突出して弾性
的に撓む可撓部分13,14を有している。該可
撓部分13,14の外側は、ナツトの凹部の壁面
に接しており、該凹部はその開口に向かつて末つ
ぼまりになつている。被押圧部材が、ナツトと協
働するねじ面に押圧せられたとき、上記可撓部分
13,14は被押圧部材の本体部分に向かつて内
方に弾性的に撓む。そして上記押圧力が解除され
ると、可撓部分13,14は外方に拡がり被押圧
部材を非押圧時の位置にまで戻らしめるので、ロ
ツク効果がなくなる。被押圧部材は、例えば冷間
アルミニウム押出しによつて作ることができる。
材のねじ部から外方に角度をもつて突出して弾性
的に撓む可撓部分13,14を有している。該可
撓部分13,14の外側は、ナツトの凹部の壁面
に接しており、該凹部はその開口に向かつて末つ
ぼまりになつている。被押圧部材が、ナツトと協
働するねじ面に押圧せられたとき、上記可撓部分
13,14は被押圧部材の本体部分に向かつて内
方に弾性的に撓む。そして上記押圧力が解除され
ると、可撓部分13,14は外方に拡がり被押圧
部材を非押圧時の位置にまで戻らしめるので、ロ
ツク効果がなくなる。被押圧部材は、例えば冷間
アルミニウム押出しによつて作ることができる。
第三の実施例では、被押圧部材7のねじ部分1
5は、該被押圧部材7の残部と弾性的に接続され
ており、押圧部材11に押圧されて変形し、ナツ
トと協働するねじ面と接面する。上記被押圧部材
7は、基本的には断面がU字状をなしており、上
記ねじ部分15はU字の一方の脚部をなし、残部
に対して弾性的に撓むようになつている。該被押
圧部材7は例えば曲げ鋼板で作ることができる。
5は、該被押圧部材7の残部と弾性的に接続され
ており、押圧部材11に押圧されて変形し、ナツ
トと協働するねじ面と接面する。上記被押圧部材
7は、基本的には断面がU字状をなしており、上
記ねじ部分15はU字の一方の脚部をなし、残部
に対して弾性的に撓むようになつている。該被押
圧部材7は例えば曲げ鋼板で作ることができる。
図示されているこの発明のさらに他の実施例に
よれば、ナツトの凹部の壁面は連続的末つぼまり
形状ではなく、段状になつている。そして被押圧
部材6はこれに相応する形状をなしている。該被
押圧部材の、上記溝の開口領域を含める部分は、
該被押圧部材の残部と弾性的に接続されている点
においては、前実施例の被押圧部材7と類似の形
態をなしている。
よれば、ナツトの凹部の壁面は連続的末つぼまり
形状ではなく、段状になつている。そして被押圧
部材6はこれに相応する形状をなしている。該被
押圧部材の、上記溝の開口領域を含める部分は、
該被押圧部材の残部と弾性的に接続されている点
においては、前実施例の被押圧部材7と類似の形
態をなしている。
被押圧部材の半径方向での変位は、該被押圧部
材が収容されている凹部にまで貫通するねじ孔に
螺合するねじ体8,9,10,11によつてなさ
れるのが好ましい。このような構成をとれば、製
造が容易かつ安価でまた操作も簡単であり、また
被押圧部材の凹部内での軸方向移動に起因する不
慮の事故を回避することができる。被押圧部材
6,7の一部が半径方向に変位する場合にのみ、
ねじ体は該部材の非変位部分を貫通することがで
きる。
材が収容されている凹部にまで貫通するねじ孔に
螺合するねじ体8,9,10,11によつてなさ
れるのが好ましい。このような構成をとれば、製
造が容易かつ安価でまた操作も簡単であり、また
被押圧部材の凹部内での軸方向移動に起因する不
慮の事故を回避することができる。被押圧部材
6,7の一部が半径方向に変位する場合にのみ、
ねじ体は該部材の非変位部分を貫通することがで
きる。
ナツトに溝状の凹部を形成する代わりに、例え
ばナツトのねじ部に隣接した先端部にテーパ端部
をもつ半径方向の円筒孔の形状の凹部を採用する
こともできる。この場合、該凹部内に配される被
押圧部材もこれに相応した形状となる。もし凹部
の円筒孔がナツトを貫通しているならば被押圧部
材は円筒孔の端部開口から容易に組み入れられ
る。そして、外周に上記円筒孔の内ねじに螺合す
るねじ面を有するカバーで上記開口を閉鎖するこ
とができる。カバーには被押圧部材の押圧用ねじ
体と螺合するねじ孔を中央に設けることもできる
し、またカバー自身を押圧用ねじ体としてしまう
ことも可能である。例えば、上述の方策の一つと
して被押圧部材5を周囲にカラー部13,14を
もつ円筒形とし、これを破線16で示される円筒
一円鎖孔に組み込むことができる。そしてカバー
はねじ体9用のねじ穴を有している。
ばナツトのねじ部に隣接した先端部にテーパ端部
をもつ半径方向の円筒孔の形状の凹部を採用する
こともできる。この場合、該凹部内に配される被
押圧部材もこれに相応した形状となる。もし凹部
の円筒孔がナツトを貫通しているならば被押圧部
材は円筒孔の端部開口から容易に組み入れられ
る。そして、外周に上記円筒孔の内ねじに螺合す
るねじ面を有するカバーで上記開口を閉鎖するこ
とができる。カバーには被押圧部材の押圧用ねじ
体と螺合するねじ孔を中央に設けることもできる
し、またカバー自身を押圧用ねじ体としてしまう
ことも可能である。例えば、上述の方策の一つと
して被押圧部材5を周囲にカラー部13,14を
もつ円筒形とし、これを破線16で示される円筒
一円鎖孔に組み込むことができる。そしてカバー
はねじ体9用のねじ穴を有している。
この発明は、自明な変形を加えることにより、
内ねじをもつ部材に螺合かつロツクされる外周ね
じを有するナツトにも応用可能である。
内ねじをもつ部材に螺合かつロツクされる外周ね
じを有するナツトにも応用可能である。
第1図1は本発明の各実施例を一つのナツトに
ついて示す正面図で、第1図2は同1図のA−A
断面図である。 4,5,6,7……被押圧部材、8,9,1
0,11……押圧部材、12,13,14,15
……弾性(可撓)部分。
ついて示す正面図で、第1図2は同1図のA−A
断面図である。 4,5,6,7……被押圧部材、8,9,1
0,11……押圧部材、12,13,14,15
……弾性(可撓)部分。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 ナツトがねじ体に螺合するねじ面に対して該
ナツトの半径方向に押圧される被押圧部材4,5
と、該被押圧部材をナツトの半径方向内方に押圧
して変位せしめる押圧部材8,9とを有し、上記
被押圧部材は、上記ナツトがねじ体に螺合するね
じ面に向け開口したナツトの凹部に配されかつ上
記ねじ面に対応するねじ部が設けられているもの
において、 凹部は周方向で対向するその側壁面が開口に向
け末つぼまりであり、被押圧部材4,5は、該被
押圧部材がナツトと協働するねじ面に押圧された
際に、凹部の側壁面に弾圧され弾性変形する弾性
部分12,13,14を有し、 被押圧部材と凹部は、該被押圧部材が押圧部材
により押圧されて半径方向に変位することにより
該被押圧部材の弾性部分12,13,14が弾性
変形して上記側壁面に圧接し、変位を生じせしめ
る押圧力が解除されたときには、上記被押圧部材
のねじ部は上記弾性部分12,13,14の復元
によりナツトが螺合するねじ面から離反すること
を特徴とするロツクナツト。 2 凹部は軸方向に延びる溝をなし、被押圧部材
は上記溝に沿つて移動できるように溝に対応した
形状であることを特徴とする特許請求の範囲第1
項記載のロツクナツト。 3 弾性部分12は弾性的に圧縮可能な材料でで
きていることを特徴とする特許請求の範囲第1項
記載のロツクナツト。 4 弾性部分13,14は被押圧部材の可撓部分
で成ることを特徴とする特許請求の範囲第1項記
載のロツクナツト。 5 被押圧部材を半径方向に変位させる手段は、
凹部に達する半径方向のねじ孔に螺合されるねじ
体8,9であることを特徴とする特許請求の範囲
第1項ないし第4項のうちの1つに記載のロツク
ナツト。 6 ナツトがねじ体に螺合するねじ面に対して該
ナツトの半径方向に押圧される被押圧部材6,7
と、該被押圧部材をナツトの半径方向内方に押圧
して変位せしめる押圧部材10,11とを有し、
上記被押圧部材は、上記ナツトがねじ体に螺合す
るねじ面に向け開口したナツトの凹部に配されか
つ上記ねじ面に対応するねじ部が設けられている
ものにおいて、 被押圧部材はねじ部15と、弾性変形可能な挟
部を介して上記ねじ部15と一体的に接続されか
つ上記凹部に収容される残部とを有しており、押
圧部材からの力を受けた際に、上記狭部の変形に
より上記ねじ部15が残部に対して半径方向に変
位可能となつていることを特徴とするロツクナツ
ト。
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