JPH06335871A - ナット締付具 - Google Patents

ナット締付具

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Publication number
JPH06335871A
JPH06335871A JP12728193A JP12728193A JPH06335871A JP H06335871 A JPH06335871 A JP H06335871A JP 12728193 A JP12728193 A JP 12728193A JP 12728193 A JP12728193 A JP 12728193A JP H06335871 A JPH06335871 A JP H06335871A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
nut
washer
stud bolt
socket body
guide pin
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP12728193A
Other languages
English (en)
Inventor
Nobuhiro Hashimoto
延宏 橋本
Daisuke Tanaka
大助 田中
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Motors Corp
Original Assignee
Mitsubishi Motors Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Motors Corp filed Critical Mitsubishi Motors Corp
Priority to JP12728193A priority Critical patent/JPH06335871A/ja
Publication of JPH06335871A publication Critical patent/JPH06335871A/ja
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  • Details Of Spanners, Wrenches, And Screw Drivers And Accessories (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】本発明の目的は、スタッドボルトが下を向いて
いても問題なくワッシャの挿入とナットの締付作業が行
えるようにすることにある。 【構成】インパクトレンチ等によって回転させられるソ
ケットボディ11の先端部に、ナット5を収容するため
のナット収容部17と、このナット収容部17の開口端
にワッシャ4を保持するためのワッシャ収容部19が設
けられている。ソケットボディ11には、ガイドピン4
0が前進・後退可能に設けられている。ガイドピン40
は、ばね50によってソケットボディ11から突出する
方向に付勢されている。ガイドピン40の先端部41
は、スタッドボルト3の端面の窪み42に当てることの
できる形状となっている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、インパクトレンチ等を
用いてナットをスタッドボルトに締付ける作業に使われ
るナット締付具に関する。
【0002】
【従来の技術】各種機器の組立工程において、機器本体
側に埋込まれたスタッドボルトにナットを締付けること
によって、所望の部品を機器本体に固定する作業が行わ
れることがある。このようなナット締付作業は、作業能
率を上げるために通常はインパクトレンチが使われてい
る。例えば自動車のエンジン吸排気系の組立を行う工程
において、図5に例示されるように、エキゾーストマニ
ホールド1をエンジン本体2(例えばシリンダヘッド)
に組付ける場合、エンジン本体2に埋込まれたスタッド
ボルト3にワッシャ4を介してナット5を締付けること
により、エキゾーストマニホールド1のフランジ部6を
固定するようにしている。
【0003】この図示例のようにスタッドボルト3が斜
め下を向いている場合、スタッドボルト3の下側からワ
ッシャ4を入れてナット5を締付けることになるが、従
来のインパクトレンチではワッシャ4を保持しておくこ
とができないため、作業員が手でワッシャ4をスタッド
ボルト3に通したのち、ワッシャ4が落ちないように手
でナット5をスタッドボルト3に仮付けした状態にして
から、インパクトレンチによってナット5を締付けるよ
うにしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、スタッ
ドボルト3の位置によっては、作業者の手が入りにくい
ことがあり、ナット5の仮付け作業に困難を伴うことが
ある。しかも、前記図示例のように下を向いているスタ
ッドボルト3に平ワッシャ4を通す必要がある場合に
は、片方の手でワッシャ4を押さえた状態で他方の手で
ナット5の仮付けを行わなければならないため両手がふ
さがってしまい、片手で作業ができなかったり、インパ
クトレンチを使用しにくい状況が生じることがあるな
ど、改善の余地があった。従って本発明の目的は、スタ
ッドボルトが下を向いていても片手で能率良くナットの
直締めをすることができるようなナット締付具を提供す
ることにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の目的を果たすため
に開発された本発明は、スタッドボルトにナットを締付
けるためのナット締付具であって、ナットを嵌合・保持
するナット収容部およびこのナット収容部の開口端側に
ワッシャを収容可能なワッシャ収容部を有していてナッ
トの締付方向に回転させられるソケットボディと、上記
ワッシャを上記ワッシャ収容部に保持する保持手段と、
上記ソケットボディの軸線方向に前進および後退可能に
設けられかつ前進した状態において先端部が上記ソケッ
トボディの前側に突出してスタッドボルトの端面に当て
ることのできるガイドピンと、上記ガイドピンを上記ソ
ケットボディから突出させる方向に付勢するばねとを具
備している。
【0006】
【作用】本発明のナット締付具を用いてナットとワッシ
ャをスタッドボルトに締付ける場合、予めソケットボデ
ィにナットとワッシャを入れておき、ガイドピンの先端
部をスタッドボルトの端面に当てた状態でソケットボデ
ィをスタッドボルトの方向に押付ける。
【0007】例えばエンジンなどに埋込まれるスタッド
ボルトの場合、スタッドボルトを自動組付機によってエ
ンジン本体に埋込む際に、自動組付機に内蔵されている
鋼球等の凸部によってスタッドボルトの端面を強く押し
ながらスタッドボルトをエンジン本体に組付けるため、
スタッドボルトの端面の中央に窪みが生じている。本発
明のナット締付具は、この窪みにガイドピンの先端部を
当てることにより、スタッドボルトに対するナット締付
具のセンタ出しを行うことができる。
【0008】上記のようにガイドピンの先端部をスタッ
ドボルトの端面に当てた状態でソケットボディを押込む
と、ガイドピンに対してソケットボディが相対的に前進
するため、ナットのねじ孔がスタッドボルトに螺合可能
な位置まで案内される。このため、インパクトレンチ等
によってソケットボディを回転させることにより、ナッ
トがスタッドボルトにねじ込まれてゆき、ワッシャと共
にナットを所望の位置まで締付けることができる。この
締付け作業は片手で行うことができる。
【0009】
【実施例】以下に本発明の一実施例について、図面を参
照して説明する。図1等に示すように、ナット締付具1
0は中空円柱状のソケットボディ11を備えている。ソ
ケットボディ11の一端側(図示下端側)に、インパク
トレンチ12(一部のみ図示)の工具取付部13を嵌合
させるための角穴15が設けられている。ソケットボデ
ィ11の他端側(図示上端側)に、ナット5を保持する
ためのナット収容部17と、ワッシャ4を保持するため
のワッシャ収容部19が設けられている。ワッシャ収容
部19は、ワッシャ4の外径よりもやや大きな内径の環
状の溝であり、ナット収容部17の開口端に設けられて
いる。
【0010】ナット収容部17は、ナット5の外形に応
じた六角穴が一般的であるが、要するにナット5を相対
回転不能に保持できればよいから、六角穴以外の凹部で
あってもよい。レンチ取付用の角穴15の中心軸とナッ
ト収容部17の中心軸は、それぞれソケットボディ11
の中心軸と一致している。
【0011】ナット収容部17の内面側には、ワッシャ
保持部19の近傍に、ワッシャ4を保持する手段の一例
として、永久磁石20が設けられている。この磁石20
は、鉄系金属などの磁性材料からなるワッシャ4あるい
はナット5を吸着するためのものである。ナット収容部
17の奥に、スタッドボルト3の先端部3aが入り込め
るように、適当な深さの凹部21が設けられている。
【0012】レンチ取付用の角穴15の近傍に、ソケッ
トボディ11の径方向に貫通するピン挿入孔25が設け
られている。インパクトレンチ12の工具取付部13に
は、ピン挿入孔25と対応した位置に、工具取付部13
を横切る方向の貫通孔26が設けられている。そしてこ
のピン挿入孔25と貫通孔26に連結用ピン27を挿入
することにより、ソケットボディ11が工具取付部13
から外れないようにしている。ソケットボディ11の外
周部には、ピン挿入孔25の両端開口部を通る環状溝3
0が全周にわたって設けられている。この環状溝30に
Oリング等の保持部材31を嵌め込むことにより、ピン
挿入孔25に挿入されたピン27の抜け止めがなされ
る。
【0013】ソケットボディ11の中心軸上にガイドピ
ン40が設けられている。このガイドピン40は、ソケ
ットボディ11の軸線方向に前進および後退可能であ
る。ガイドピン40の先端部41は、ガイドピン40が
前進した状態において、ソケットボディ11の前端面よ
りも前側に突き出るようにしている。ガイドピン40は
ナット5のねじ孔5aに通すことができる太さであれば
よいが、場合によってはスタッドボルト3の谷径と同程
度の太さであってもかまわない。このガイドピン40の
先端部41は、スタッドボルト3の端面の窪み42に当
てることができるように凸形に作られている。
【0014】ソケットボディ11の内部の中空孔49
に、圧縮コイルばね等のばね50が収容されている。こ
のばね50の一端側はガイドピン40の基端51と対向
し、ばね50の他端側はレンチ取付用の角穴15に臨ん
でいる。そしてインパクトレンチ12の工具取付部13
がソケットボディ11の角穴15に挿入された時に、工
具取付部13の端面52によってばね50が圧縮される
方向に押されるようになっている。従ってこのばね50
の弾力により、ガイドピン40の先端部41がソケット
ボディ11の前端面から前方に突出する。
【0015】上記構成のナット締付具10を用いてナッ
ト5とワッシャ4をスタッドボルト3に締付ける場合、
図3に示すように予めナット5をナット収容部17に入
れ、その上からワッシャ4をワッシャ収容部19に入れ
る。この場合、磁石20によってワッシャ4が吸着され
るため、ワッシャ4とナット5の脱落が防止される。な
お、ナット5とワッシャ4を上記収容部17,19に入
れる際に、ガイドピン40によってナット5とワッシャ
4を案内させることができるようにガイドピン40の突
出長や太さを設定しておくとよい。
【0016】上記のようにソケットボディ11にナット
5とワッシャ4を収容した状態で、ガイドピン40の先
端部41をスタッドボルト3の窪み42に当てる。こう
することにより、スタッドボルト3の中心とソケットボ
ディ11の中心をおおむね合わせることができる。そし
てソケットボディ11をスタッドボルト3の方向に押付
けながらインパクトレンチ12を回転させる。この場
合、ガイドピン40の位置は変わらないから、ソケット
ボディ11をスタッドボルト3の方向に押付けることに
よって、ばね50が圧縮される方向に撓むとともに、ワ
ッシャ4とナット5がスタッドボルト3に向って相対的
に前進してゆくため、ワッシャ4の孔4aがスタッドボ
ルト3を通り、更にナット5のねじ孔5aがスタッドボ
ルト3の先端部3aのところまで案内される。従ってイ
ンパクトレンチ12によってソケットボディ11が回転
させられると、ナット5がスタッドボルト3にねじ込ま
れてゆき、最終的に図4に示されるようにワッシャ4を
介してナット5が締付けられる。
【0017】上記ナット締付具10によれば、ソケット
ボディ11にワッシャ4とナット5を同時に保持した状
態で締付作業を片手で行うことができる。そしてスタッ
ドボルト3が下を向いているような場合でもナット5を
手で仮付けする必要がないから、指が入らないような狭
い箇所でも、問題なくインパクトレンチ12による締付
作業を行うことができる。
【0018】また、この実施例のナット締付具10は、
磁石20によってワッシャ4とナット5を吸着しておく
ことができるから、上記とは逆にスタッドボルト3が上
を向いている場合に、スタッドボルト3の上方からワッ
シャ4の挿入とナット5の締付けを行うこともできるな
ど、スタッドボルト3の突出方向に影響を受けることな
く能率良く作業を行うことができる。
【0019】なお本発明は、インパクトレンチ12のよ
うに圧搾空気あるいは機械動力によって回転させるもの
に限ることはなく、例えば通常のドライバのように手で
回わす工具に適用することもできる。また、ワッシャ4
を使わずにナット5のみをダイレクトに締付ける場合に
も利用することができる。
【0020】
【発明の効果】本発明によれば、スタッドボルトの向き
にかかわらずナットの締付作業を能率良く行うことがで
き、ワッシャを用いる場合や、指が入りにくい狭い箇所
でも問題なく締付作業を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示すナット締付具の縦断面
図。
【図2】図1に示されたナット締付具の正面図。
【図3】図1に示されたナット締付具にナットとワッシ
ャを入れた状態の断面図。
【図4】ナットを締付けた状態の断面図。
【図5】スタッドボルトの使用例を示す側面図。
【符号の説明】
3…スタッドボルト、4…ワッシャ、5…ナット、10
…ナット締付具、11…ソケットボディ、12…インパ
クトレンチ、17…ナット収容部、19…ワッシャ収容
部、20…磁石(保持手段)、40…ガイドピン、41
…先端部、42…窪み、50…ばね。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】スタッドボルトにナットを締付けるための
    ナット締付具であって、 上記ナットを嵌合・保持するナット収容部およびこのナ
    ット収容部の開口端側にワッシャを収容可能なワッシャ
    収容部を有していてナットの締付方向に回転させられる
    ソケットボディと、 上記ワッシャを上記ワッシャ収容部に保持する保持手段
    と、 上記ソケットボディの軸線方向に前進および後退可能に
    設けられかつ前進した状態において先端部が上記ソケッ
    トボディの前側に突出してスタッドボルトの端面に当て
    ることのできるガイドピンと、 上記ガイドピンを上記ソケットボディから突出させる方
    向に付勢するばねとを具備したことを特徴とするナット
    締付具。
JP12728193A 1993-05-28 1993-05-28 ナット締付具 Withdrawn JPH06335871A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12728193A JPH06335871A (ja) 1993-05-28 1993-05-28 ナット締付具

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12728193A JPH06335871A (ja) 1993-05-28 1993-05-28 ナット締付具

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH06335871A true JPH06335871A (ja) 1994-12-06

Family

ID=14956098

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP12728193A Withdrawn JPH06335871A (ja) 1993-05-28 1993-05-28 ナット締付具

Country Status (1)

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JP (1) JPH06335871A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015217491A (ja) * 2014-05-20 2015-12-07 本田技研工業株式会社 締付具
KR20180068273A (ko) * 2016-12-12 2018-06-21 유신정밀공업 주식회사 클램프 조립을 위한 공구 소켓
CN110014396A (zh) * 2019-05-14 2019-07-16 国网上海市电力公司 一种垫圈与螺帽的辅助夹持工具

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015217491A (ja) * 2014-05-20 2015-12-07 本田技研工業株式会社 締付具
KR20180068273A (ko) * 2016-12-12 2018-06-21 유신정밀공업 주식회사 클램프 조립을 위한 공구 소켓
CN110014396A (zh) * 2019-05-14 2019-07-16 国网上海市电力公司 一种垫圈与螺帽的辅助夹持工具

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Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20000801