JP2001150245A - タップハンドル - Google Patents

タップハンドル

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JP2001150245A
JP2001150245A JP33553299A JP33553299A JP2001150245A JP 2001150245 A JP2001150245 A JP 2001150245A JP 33553299 A JP33553299 A JP 33553299A JP 33553299 A JP33553299 A JP 33553299A JP 2001150245 A JP2001150245 A JP 2001150245A
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JP
Japan
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tap
square hole
hole
spring
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JP33553299A
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English (en)
Inventor
Katsuhiro Kondo
勝洋 近藤
Toru Nakane
徹 中根
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Sanyoh Mfg Co Ltd
Original Assignee
Sanyoh Mfg Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】タップを四角穴に嵌入するだけで該タップの取
付け部に十分な摩擦力又は保持力が作用するようにし
て、該タップが自重により抜け落ちることがないように
すると共に、タップの損傷や作業中の事故を防止し、更
にタップ立ての作業能率を飛躍的に高める。 【解決手段】タップ4が嵌入する四角穴2aが形成され
た中央部2bに棒状の腕2cを該四角穴2aの穴方向と
直角方向の両側に一体的に形成してなる本体2と、該本
体2の中央部2bに取り付けられ、タップ4を四角穴2
aに嵌入したときに該タップ4が自重により抜け落ちな
い程度の摩擦力を該タップ4の取付け部4aの四面4b
に対して夫々作用させる板ばね3とを備えた構成を特徴
とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、タップハンドルに
係り、特にタップを四角穴に嵌入するだけで該タップの
取付け部に十分な摩擦力又は保持力が作用するようにし
て、該タップが自重により抜け落ちることがないように
した、極めて使い勝手の優れたタップハンドルに関す
る。
【0002】
【従来の技術】タップハンドルは、ワークに予め加工し
ておいた下穴に対して雌ねじを加工する場合に、タップ
に対する切削トルクを人力により与えるための工具であ
り、従来より広く用いられているものであるが、従来の
タップハンドルは、タップハンドルに固定された固定コ
マと、一方のハンドルの回転によりねじ機構を介して直
進往復動する移動コマとによってタップを挾持するよう
になっていた。
【0003】該タップハンドルでは、ハンドルを回転さ
せて固定コマと移動コマとの間にタップをしっかりと締
め付けたとしても、ねじ切り作業時に作用するトルクや
ねじ機構のバックラッシュによって、不意にタップが抜
け落ちたり、タップがワークに切り込んだままタップハ
ンドルが外れたりすることが多いという欠点があり、こ
れによりタップの損傷や作業者の怪我を招いたり、また
タップの抜けを気にしてタップを締め付け直しながらの
作業となるため、作業能率の低下を招いていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記した従
来技術の欠点を除くためになされたものであって、その
目的とするところは、タップが嵌入する四角穴が形成さ
れた中央部に棒状の腕を該四角穴の穴方向と直角方向の
両側に一体的に形成してなる本体と、該本体の中央部に
取り付けられ、タップを四角穴に嵌入したときに該タッ
プが自重により抜け落ちない程度の摩擦力を該タップの
取付け部の四面に対して夫々作用させる板ばねとを備え
ることによって、タップ取付け時の締付け作業を不要に
し、タップを四角穴に嵌入するだけで抜け落ちることな
く確実に取り付けられるようにすることであり、またこ
れによってタップの損傷や作業中の事故を防止すると共
に、ねじ切りの作業能率を飛躍的に高めることである。
【0005】また他の目的は、上記構成において、タッ
プの取付け部の四面及び相対する2箇所の角部に対し
て、タップを四角穴に嵌入したときに該タップが自重に
より抜け落ちない程度の摩擦力を夫々作用させる板ばね
を備えることによって、タップの取付け状態をより安定
させて抜け落ちることなく確実に取り付けられるように
することであり、またこれによってタップの損傷や作業
中の事故を防止すると共に、タップ立ての作業能率を高
めることである。
【0006】更に他の目的は、本体の四角穴の隅部のう
ち腕方向に位置する2箇所の隅部を夫々中心とした2つ
の貫通穴を四角穴の穴方向と直角方向かつ腕方向と直角
方向に形成し、本体の2つの貫通穴の両方に貫通すると
共に、一部が四角穴中にわずかに突出するように取り付
けられ、2つの貫通穴の半径程度の直径を持つクリップ
形状のばねとを備え、四角穴にタップが嵌入されると該
タップの取付け部の2箇所の角部によりばねが押し広げ
られてばね力が発生し、該タップが自重により抜け落ち
ない程度の摩擦力が相対的にばねから角部に作用するよ
うに構成することにより、コストが安くて安価に提供で
きるようにすると共に、タップの取付け及び取外し時に
スナップ感を持たせて使い心地を向上させることであ
る。
【0007】また他の目的は、本体の四角穴の隅部のう
ち腕方向に位置する1箇所の隅部を中心とした貫通穴を
四角穴の穴方向と直角方向かつ腕方向と直角方向に形成
し、本体の貫通穴に嵌入され、一部が四角穴中にわずか
にはみ出すように固定されるW字形状のばねを備え、四
角穴にタップが嵌入されると該タップの取付け部の1箇
所の角部によりばねが押し戻されてばね力が発生し、該
タップが自重により抜け落ちない程度の摩擦力が相対的
にばねから角部に作用するように構成することにより、
W字の中央の凸部が柔軟にタップの角部を押さえるよう
にすることで、タップの挿入感を良好にし、使い勝手を
向上させることである。
【0008】更に他の目的は、本体の四角穴の1箇所の
隅部に向けて該四角穴の穴方向と直角方向かつ腕方向と
直角方向に一部をねじ山に形成した貫通穴を形成し、本
体の貫通穴に螺合する止めねじと、本体の貫通穴に該止
めねじによって押し込まれるコイルばねと、該コイルば
ねのばね力によって一部が四角穴中にわずかに突出した
状態で停止するように押圧付勢された球体とを備え、四
角穴にタップが嵌入されると該タップの取付け部の1箇
所の角部により球体が押し戻されてばね力が発生し、該
タップが自重により抜け落ちない程度の摩擦力が相対的
に球体から角部に作用するように構成することによっ
て、コイルばねの小さなばね定数と回転する球体を利用
してタップの脱着感を滑らかにかつ良好にしながら、確
実にタップがタップハンドルに保持されるようにしてタ
ップハンドルの商品価値を向上させることである。
【0009】また他の目的は、本体の四角穴の隅部のう
ち腕方向に位置する1箇所の隅部を中心とした穴を四角
穴の穴方向と直角方向かつ腕方向と直角方向に形成し、
穴よりも小径な小径部と該穴の直径よりもわずかに太い
大径部とが一体的に形成され、小径部が四角穴中にわず
かにはみ出すように本体の穴に圧入された段付きばねを
備え、四角穴にタップが嵌入されると該タップの取付け
部の1箇所の角部により段付きばねの小径部が曲げられ
てばね力が発生し、該タップが自重により抜け落ちない
程度の摩擦力が相対的に段付きばねから角部に作用する
ように構成することによって、非常に簡易な構成であり
ながら、タップの保持力を確実にすると共に、段付きば
ねの露出を最小限にして使用感を向上させることであ
る。
【0010】更に他の目的は、本体の四角穴の内面の全
周にわたって該四角穴の対角線の長さよりも直径の大き
な円形の溝を四角穴と同軸上に形成し、該溝に嵌め込ま
れ、該溝の直径よりも外径の小さなスナップリングを備
え、四角穴にタップが嵌入されると該タップの取付け部
の4箇所の角部によりスナップリングが広げられてばね
力が発生し、該タップが自重により抜け落ちない程度の
摩擦力が相対的にスナップリングから夫々の角部に作用
するように構成することによって、タップのすべての角
部に均等に摩擦力が作用するようにして極めて確実にタ
ップをタップハンドルに保持できるようにすることであ
る。
【0011】また他の目的は、タップが嵌入する四角穴
が形成された中央部に棒状の腕を該四角穴の穴方向と直
角方向の両側に一体的に形成してなる本体と、四角穴の
一面に四角穴中にわずかにはみ出すように該四角穴の穴
方向と平行に嵌め込まれ、四角穴中にはみ出す部分が曲
率の大きな円弧形状に形成された線状のばねとを備え、
四角穴にタップが嵌入されると該タップの取付け部の四
面のうち一面によりばねが円弧形状から真直形状に変形
させられてばね力が発生し、該タップが自重により抜け
落ちない程度の摩擦力が相対的にばねから一面に作用す
るように構成することによって、ばねとタップとの接触
長さを長く確保できるようにしてタップが確実にタップ
ハンドルに保持されるようにすることである。
【0012】更に他の目的は、上記本体と、四角穴の少
なくとも一面に貼着された摩擦材とを備え、四角穴にタ
ップが嵌入されると摩擦材に接する該タップの取付け部
に該タップが自重により抜け落ちない程度の摩擦力が作
用するように構成することによって、極めて簡易な構成
でありながらタップの保持力が十分に得られるようにす
ることであり、またこれによって機能性に優れながらコ
ストが安価なタップハンドルを提供することである。
【0013】また他の目的は、上記本体と、四角穴の少
なくとも一面に貼着された板状の磁石とを備え、四角穴
にタップが嵌入されると該タップが自重により抜け落ち
ない程度の磁力が磁石によりタップの取付け部に作用す
るように構成することによって、タップを円滑に脱着で
きるようにしながらしかもタップの保持力を確実にして
使い勝手を向上させることである。
【0014】更に他の目的は、上記本体と、四角穴の相
対する2箇所の隅部に夫々埋設固定された磁石とを備
え、四角穴にタップが嵌入されると該タップが自重によ
り抜け落ちない程度の磁力が磁石に近接するタップの取
付け部の2箇所の角部に夫々作用するように構成するこ
とによって、タップを軽い力で取り付け又は取り外しで
きるようにすることである。
【0015】また他の目的は、上記本体と、四角穴の少
なくとも一面から四角穴中にわずかにはみ出すように本
体と一体的に形成されたばね部とを備え、四角穴にタッ
プが嵌入されると該タップの取付け部の四面のうち一面
によりばね部が変形させられてばね力が発生し該タップ
が自重により抜け落ちない程度の摩擦力が相対的にばね
部から一面に作用するように構成することによって、全
体を一体構造として別部品の装着を不要化することで構
成の簡易化を図りながら信頼性を高め、タップがタップ
ハンドルに確実に保持されるようにすることである。
【0016】更に他の目的は、上記本体の四角穴と連通
したポケットを該四角穴の少なくとも一面に形成した本
体と、四角穴の少なくとも一面から四角穴中にわずかに
はみ出すようにポケット内に取り付けられた湾曲形状の
板ばねとを備え、四角穴にタップが嵌入されると該タッ
プの取付け部の四面のうち一面により板ばねが変形させ
られてばね力が発生し該タップが自重により抜け落ちな
い程度の摩擦力が相対的に板ばねから一面に作用するよ
うに構成することによって、小さな板ばねであっても十
分な摩擦力をタップに与えることができるようにするこ
とである。
【0017】また他の目的は、上記本体の四角穴の少な
くとも1箇所の隅部に浅く切り欠かれた第1の凹部と該
第1の凹部から更に深く切り欠かれた第2の凹部とが形
成された本体と、該本体の第1の凹部及び第2の凹部に
両方の端部が当接するようにかつ隅部から四角穴中にわ
ずかにはみ出すように取り付けられた湾曲形状の板ばね
とを備え、四角穴にタップが嵌入されると該タップの取
付け部の角部により板ばねが変形させられてばね力が発
生し該タップが自重により抜け落ちない程度の摩擦力が
相対的に板ばねから角部に作用するように構成すること
によって、小さな板ばねを用いつつタップの軸方向回り
のがたつきも抑えることができるようにしてタップの保
持をより確実化することである。
【0018】更に他の目的は、上記本体と、該本体の中
央部に取り付けられタップを四角穴に嵌入したときに該
タップが自重により抜け落ちない程度の摩擦力を該タッ
プの取付け部のうち腕方向と直角方向に位置する相対す
る2箇所の角部に対して夫々作用させるばねとを備える
ことによって、組立が容易な簡易な構造としながらタッ
プの保持を確実にして、製造上、使用上非常に優れたタ
ップハンドルを提供することである。
【0019】
【課題を解決するための手段】要するに本発明(請求項
1)は、タップが嵌入する四角穴が形成された中央部に
棒状の腕を該四角穴の穴方向と直角方向の両側に一体的
に形成してなる本体と、該本体の中央部に取り付けられ
タップを四角穴に嵌入したときに該タップが自重により
抜け落ちない程度の摩擦力を該タップの取付け部の四面
に対して夫々作用させる板ばねとを備えたことを特徴と
するものである。
【0020】また本発明(請求項2)は、タップが嵌入
する四角穴が形成された中央部に棒状の腕を該四角穴の
穴方向と直角方向の両側に一体的に形成してなる本体
と、該本体の中央部に取り付けられタップを四角穴に嵌
入したときに該タップが自重により抜け落ちない程度の
摩擦力を該タップの取付け部の四面及び相対する2箇所
の角部に対して夫々作用させる板ばねとを備えたことを
特徴とするものである。
【0021】また本発明(請求項3)は、タップが嵌入
する四角穴が形成された中央部に棒状の腕を該四角穴の
穴方向と直角方向の両側に一体的に形成し四角穴の隅部
のうち腕方向に位置する2箇所の隅部を夫々中心とした
2つの貫通穴を四角穴の穴方向と直角方向かつ腕方向と
直角方向に形成してなる本体と、該本体の2つの貫通穴
の両方に貫通すると共に一部が四角穴中にわずかに突出
するように取り付けられ2つの貫通穴の半径程度の直径
を持つクリップ形状のばねとを備え、四角穴にタップが
嵌入されると該タップの取付け部の2箇所の角部により
ばねが押し広げられてばね力が発生し該タップが自重に
より抜け落ちない程度の摩擦力が相対的にばねから角部
に作用するように構成したことを特徴とするものであ
る。
【0022】また本発明(請求項4)は、タップが嵌入
する四角穴が形成された中央部に棒状の腕を該四角穴の
穴方向と直角方向の両側に一体的に形成し四角穴の隅部
のうち腕方向に位置する1箇所の隅部を中心とした貫通
穴を四角穴の穴方向と直角方向かつ腕方向と直角方向に
形成してなる本体と、該本体の貫通穴に嵌入され一部が
四角穴中にわずかにはみ出すように固定されるW字形状
のばねとを備え、四角穴にタップが嵌入されると該タッ
プの取付け部の1箇所の角部によりばねが押し戻されて
ばね力が発生し該タップが自重により抜け落ちない程度
の摩擦力が相対的にばねから角部に作用するように構成
したことを特徴とするものである。
【0023】また本発明(請求項5)は、タップが嵌入
する四角穴が形成された中央部に棒状の腕を該四角穴の
穴方向と直角方向の両側に一体的に形成し四角穴の1箇
所の隅部に向けて該四角穴の穴方向と直角方向かつ腕方
向と直角方向に一部をねじ山に形成した貫通穴を形成し
てなる本体と、該本体の貫通穴に螺合する止めねじと、
本体の貫通穴に該止めねじによって押し込まれるコイル
ばねと、該コイルばねのばね力によって一部が四角穴中
にわずかに突出した状態で停止するように押圧付勢され
た球体とを備え、四角穴にタップが嵌入されると該タッ
プの取付け部の1箇所の角部により球体が押し戻されて
ばね力が発生し該タップが自重により抜け落ちない程度
の摩擦力が相対的に球体から角部に作用するように構成
したことを特徴とするものである。
【0024】また本発明(請求項6)は、タップが嵌入
する四角穴が形成された中央部に棒状の腕を該四角穴の
穴方向と直角方向の両側に一体的に形成し四角穴の隅部
のうち腕方向に位置する1箇所の隅部を中心とした穴を
四角穴の穴方向と直角方向かつ腕方向と直角方向に形成
してなる本体と、穴よりも小径な小径部と該穴の直径よ
りもわずかに太い大径部とが一体的に形成され小径部が
四角穴中にわずかにはみ出すように本体の穴に圧入され
た段付きばねとを備え、四角穴にタップが嵌入されると
該タップの取付け部の1箇所の角部により段付きばねの
小径部が曲げられてばね力が発生し該タップが自重によ
り抜け落ちない程度の摩擦力が相対的に段付きばねから
角部に作用するように構成したことを特徴とするもので
ある。
【0025】また本発明(請求項7)は、タップが嵌入
する四角穴が形成された中央部に棒状の腕を該四角穴の
穴方向と直角方向の両側に一体的に形成し四角穴の内面
の全周にわたって該四角穴の対角線の長さよりも直径の
大きな円形の溝を四角穴と同軸上に形成してなる本体
と、溝に嵌め込まれ該溝の直径よりも外径の小さなスナ
ップリングとを備え、四角穴にタップが嵌入されると該
タップの取付け部の4箇所の角部によりスナップリング
が広げられてばね力が発生し該タップが自重により抜け
落ちない程度の摩擦力が相対的にスナップリングから夫
々の角部に作用するように構成したことを特徴とするも
のである。
【0026】また本発明(請求項8)は、タップが嵌入
する四角穴が形成された中央部に棒状の腕を該四角穴の
穴方向と直角方向の両側に一体的に形成してなる本体
と、四角穴の一面に四角穴中にわずかにはみ出すように
該四角穴の穴方向と平行に嵌め込まれ四角穴中にはみ出
す部分が曲率の大きな円弧形状に形成された線状のばね
とを備え、四角穴にタップが嵌入されると該タップの取
付け部の四面のうち一面によりばねが円弧形状から真直
形状に変形させられてばね力が発生し該タップが自重に
より抜け落ちない程度の摩擦力が相対的にばねから一面
に作用するように構成したことを特徴とするものであ
る。
【0027】また本発明(請求項9)は、タップが嵌入
する四角穴が形成された中央部に棒状の腕を該四角穴の
穴方向と直角方向の両側に一体的に形成してなる本体
と、四角穴の少なくとも一面に貼着された摩擦材とを備
え、四角穴にタップが嵌入されると摩擦材に接する該タ
ップの取付け部に該タップが自重により抜け落ちない程
度の摩擦力が作用するように構成したことを特徴とする
ものである。
【0028】また本発明(請求項10)は、タップが嵌
入する四角穴が形成された中央部に棒状の腕を該四角穴
の穴方向と直角方向の両側に一体的に形成してなる本体
と、四角穴の少なくとも一面に貼着された板状の磁石と
を備え、四角穴にタップが嵌入されると該タップが自重
により抜け落ちない程度の磁力が磁石によりタップの取
付け部に作用するように構成したことを特徴とするもの
である。
【0029】また本発明(請求項11)は、タップが嵌
入する四角穴が形成された中央部に棒状の腕を該四角穴
の穴方向と直角方向の両側に一体的に形成してなる本体
と、四角穴の相対する2箇所の隅部に夫々埋設固定され
た磁石とを備え、四角穴にタップが嵌入されると該タッ
プが自重により抜け落ちない程度の磁力が磁石に近接す
るタップの取付け部の2箇所の角部に夫々作用するよう
に構成したことを特徴とするものである。
【0030】また本発明(請求項12)は、タップが嵌
入する四角穴が形成された中央部に棒状の腕を該四角穴
の穴方向と直角方向の両側に一体的に形成してなる本体
と、四角穴の少なくとも一面から四角穴中にわずかには
み出すように本体と一体的に形成されたばね部とを備
え、、四角穴にタップが嵌入されると該タップの取付け
部の四面のうち一面によりばね部が変形させられてばね
力が発生し該タップが自重により抜け落ちない程度の摩
擦力が相対的にばね部から一面に作用するように構成し
たことを特徴とするものである。
【0031】また本発明(請求項13)は、タップが嵌
入する四角穴が形成された中央部に棒状の腕を該四角穴
の穴方向と直角方向の両側に一体的に形成してなり該四
角穴と連通したポケットを該四角穴の少なくとも一面に
形成した本体と、四角穴の少なくとも一面から四角穴中
にわずかにはみ出すようにポケット内に取り付けられた
湾曲形状の板ばねとを備え、四角穴にタップが嵌入され
ると該タップの取付け部の四面のうち一面により板ばね
が変形させられてばね力が発生し該タップが自重により
抜け落ちない程度の摩擦力が相対的に板ばねから一面に
作用するように構成したことを特徴とするものである。
【0032】また本発明(請求項14)は、タップが嵌
入する四角穴が形成された中央部に棒状の腕を該四角穴
の穴方向と直角方向の両側に一体的に形成してなり該四
角穴の少なくとも1箇所の隅部に浅く切り欠かれた第1
の凹部と該第1の凹部から更に深く切り欠かれた第2の
凹部とが形成された本体と、該本体の第1の凹部及び第
2の凹部に両方の端部が当接するようにかつ隅部から四
角穴中にわずかにはみ出すように取り付けられた湾曲形
状の板ばねとを備え、四角穴にタップが嵌入されると該
タップの取付け部の角部により板ばねが変形させられて
ばね力が発生し該タップが自重により抜け落ちない程度
の摩擦力が相対的に板ばねから角部に作用するように構
成したことを特徴とするものである。
【0033】また本発明(請求項15)は、タップが嵌
入する四角穴が形成された中央部に棒状の腕を該四角穴
の穴方向と直角方向の両側に一体的に形成してなる本体
と、該本体の中央部に取り付けられタップを四角穴に嵌
入したときに該タップが自重により抜け落ちない程度の
摩擦力を該タップの取付け部のうち腕方向と直角方向に
位置する相対する2箇所の角部に対して夫々作用させる
ばねとを備えたことを特徴とするものである。
【0034】
【発明の実施の形態】以下本発明を図面に示す実施例に
基いて説明する。本発明の第1実施例に係るタップハン
ドル1は、図1から図4において、本体2と、板ばね3
とを備えている。
【0035】本体2は、タップ4が嵌入する四角穴2a
が形成された中央部2bに棒状の腕2cを該四角穴2a
の穴方向と直角方向の両側に一体的に形成してなるもの
であって、例えばファインブランキングにより鉄材で製
作され、図3に示すように、中央部2bには、板ばね3
を巻き付けて取り付けるための凹部2dが腕方向と直角
方向の両側に形成され、一方の腕2cの端部2eには、
例えば壁掛け用の穴2fが形成されている。
【0036】両方の腕2cの長さは等しく形成されてい
る。これはタップ4に対して均等に切削トルクを与える
ことができるようにするためである。
【0037】板ばね3は、本体2の中央部2bに取り付
けられ、タップ4を四角穴2aに嵌入したときに該タッ
プ4が自重により抜け落ちない程度の摩擦力を該タップ
4の取付け部4aの四面4bに対して夫々作用させるた
めのものであって、図3に示すように、中央3aに4枚
のばね部3bが形成され、その両側に本体2への巻付け
部3cが形成されるように、例えば薄板状のばね鋼を打
ち抜いて製作されている。
【0038】4枚のばね部3bにより囲まれ包絡的に四
角形となる開口部3dの向きは、本体2の四角穴2aと
同じになっており、また開口部3dの大きさは、四角穴
2aよりもわずかに小さく形成されている。これは四角
穴2aにタップ4を嵌入したときに取付け部4aの四面
4bが4枚のばね部3bをわずかに押し広げてばね力が
生じるようにするためである。
【0039】板ばね3は、巻付け部3cを本体2の凹部
2dに巻き付けることによって該本体2に取り付けられ
ている。
【0040】なお以降のタップ4の説明については、図
示されていないものもあるので、その際には図1及び図
2に示されたタップ4を参照するものとする。
【0041】本発明の第2実施例に係るタップハンドル
21は、図5及び図6において、本体2と、板ばね23
とを備えている。
【0042】板ばね23は、本体2の中央部2bに取り
付けられ、タップ4を四角穴2aに嵌入したときに該タ
ップ4が自重により抜け落ちない程度の摩擦力を該タッ
プ4の取付け部4aの四面4b及び相対する2箇所の角
部4cに対して夫々作用させるためのものであって、中
央23aに相対する2枚のばね部23bが形成され、そ
の両側に本体2への巻付け部23cが形成されるよう
に、例えば薄板状のばね鋼を打ち抜いて製作されてい
る。
【0043】2枚のばね部23bは、M字形に形成され
ており、ばね部23bにより囲まれ包絡的に四角形とな
る開口部23dの向きは、本体2の四角穴2aと同じに
なっており、また開口部23dの大きさは、四角穴2a
よりもわずかに小さく形成されている。これは四角穴2
aにタップ4を嵌入したときに取付け部4aの四面4b
が2枚のばね部23bをわずかに押し広げてばね力が生
じるようにするためである。
【0044】板ばね23は、巻付け部23cを本体2の
凹部2dに巻き付けることによって該本体2に取り付け
られている。
【0045】本体2については、本発明の第1実施例と
同様であるので、同一の部分には図面に同一の符号を付
して、その説明を省略する。
【0046】本発明の第3実施例に係るタップハンドル
31は、図7から図9において、本体32と、ばね33
とを備えている。
【0047】本体32は、タップ4が嵌入する四角穴3
2aが形成された中央部32bに棒状の腕32cを該四
角穴32aの穴方向と直角方向の両側に一体的に形成
し、四角穴32aの隅部32dのうち腕方向に位置する
2箇所の隅部32dを夫々中心とした2つの貫通穴32
eを四角穴32aの穴方向と直角方向かつ腕方向と直角
方向に形成してなるものである。
【0048】2つの貫通穴32eは、互いに平行であ
り、本体32の厚さ方向の中程に形成されている。
【0049】ばね33は、本体32の2つの貫通穴32
eの両方に貫通すると共に、一部が四角穴32a中にわ
ずかに突出するように取り付けられ、2つの貫通穴32
eの半径程度の直径を持つクリップ形状の弾性体であっ
て、例えば円形断面の1本の線状の弾性体を折り曲げ
て、図7に示すような、コの字形のクリップ形状に形成
したものである。
【0050】本体32に取り付けられたばね33の腕方
向の両側には、貫通穴32eの空間32fが残ってお
り、ばね33の変形を許容するようになっている。また
貫通穴32eから突き出たばね33の両方の端部33a
は、折り曲げられており、ばね33が本体32から外れ
ることがないようになっている。
【0051】タップハンドル31においては、四角穴3
2aにタップ4が嵌入されると該タップ4の取付け部4
aの2箇所の角部4cによりばね33が押し広げられて
ばね力が発生し、該タップ4が自重により抜け落ちない
程度の摩擦力が相対的にばね33から角部4cに作用す
るようになっている。
【0052】本発明の第4実施例に係るタップハンドル
41は、図10及び図11において、本体42と、ばね
43とを備えている。
【0053】本体42は、タップ4が嵌入する四角穴4
2aが形成された中央部42bに棒状の腕42cを該四
角穴42aの穴方向と直角方向の両側に一体的に形成
し、四角穴42aの隅部42dのうち腕方向に位置する
1箇所の隅部42dを中心とした貫通穴42eを四角穴
42aの穴方向と直角方向かつ腕方向と直角方向に形成
してなるものである。
【0054】貫通穴42eは、本体42の厚さ方向の中
程に形成されている。貫通穴42eの一方の出口42f
には、例えば腕方向と平行な平面部42gが形成されて
いる。これは、該平面部42gにばね43が係止される
ようにするためである。
【0055】ばね43は、本体42の貫通穴42eに嵌
入され、一部が四角穴42a中にわずかにはみ出すよう
に固定されるW字形状の弾性体であって、例えば円形断
面の1本の線状の弾性体を折り曲げて、図4に示すよう
な、第1屈曲係止部43aと、中央屈曲部43bと、第
2屈曲係止部43cとが連続的に形成されたW字形状に
形成したものである。
【0056】第1屈曲係止部43aは、本体42の平面
部42gに係止し、第2屈曲係止部43cは、貫通穴4
2eの他方の出口42hに係止することで、貫通穴42
e中にがたつくことなく取り付けられている。取付け状
態において、中央屈曲部43bは、四角穴42a中に凸
となるようにわずかにはみ出している。
【0057】タップハンドル41においては、四角穴4
2aにタップ4が嵌入されると、該タップ4の取付け部
4aの1箇所の角部4cによりばね43の中央屈曲部4
3bが押し戻されてばね力が発生し、該タップ4が自重
により抜け落ちない程度の摩擦力が相対的にばね43か
ら角部4cに作用するようになっている。
【0058】本発明の第5実施例に係るタップハンドル
51は、図12及び図13において、本体52と、止め
ねじ53と、コイルばね54と、球体55とを備えてい
る。
【0059】本体52は、タップ4が嵌入する四角穴5
2aが形成された中央部52bに棒状の腕52cを該四
角穴52aの穴方向と直角方向の両側に一体的に形成
し、四角穴52aの1箇所の隅部52dに向けて該四角
穴52aの穴方向と直角方向かつ腕方向と直角方向に一
部をねじ山(図示せず)に形成した貫通穴52eを形成
してなるものである。該貫通穴52eは、本体52の厚
さ方向の中程に形成されている。
【0060】止めねじ53は、本体52の貫通穴52e
に螺合するものであって、コイルばね54を貫通穴52
e中に封入している。
【0061】コイルばね54は、本体52の貫通穴52
eに止めねじ53によって押し込まれて封入されるもの
であって、球体55を適度に押圧付勢するようになって
いる。
【0062】球体55は、コイルばね54のばね力によ
って一部が四角穴52a中にわずかに突出した状態で停
止するように押圧付勢された、例えば鋼球である。
【0063】タップハンドル51においては、四角穴5
2aにタップ4が嵌入されると、該タップ4の取付け部
4aの1箇所の角部4cにより球体55が押し戻されて
ばね力が発生し、該タップ4が自重により抜け落ちない
程度の摩擦力が相対的に球体55から角部4cに作用す
るようになっている。
【0064】本発明の第6実施例に係るタップハンドル
61は、図14及び図15において、本体62と、段付
きばね63とを備えている。
【0065】本体62は、タップ4が嵌入する四角穴6
2aが形成された中央部62bに棒状の腕を62c該四
角穴62aの穴方向と直角方向の両側に一体的に形成
し、四角穴62aの隅部62dのうち腕方向に位置する
1箇所の隅部62dを中心とした穴62eを四角穴62
aの穴方向と直角方向かつ腕方向と直角方向に形成して
なるものである。
【0066】穴62eは、本体62の厚さ方向の中程に
形成されており、穴62eの深さは、腕方向に位置する
1箇所の隅部62dを越え、かつ本体62を貫通しない
程度の深さである。
【0067】段付きばね63は、穴62eよりも小径な
小径部63aと該穴62eの直径よりもわずかに太い大
径部63bとが一体的に形成され、小径部63aが四角
穴62a中にわずかにはみ出すように本体62の穴62
eに圧入されたものであって、小径部63aの周囲には
穴62eとの間の空間62fが確保されており、小径部
63aの曲げ変形を許容するようになっている。
【0068】タップハンドル61においては、四角穴6
2aにタップ4が嵌入されると、該タップ4の取付け部
4aの1箇所の角部4cにより段付きばね63の小径部
63aが曲げられてばね力が発生し、該タップ4が自重
により抜け落ちない程度の摩擦力が相対的に段付きばね
63から角部4cに作用するようになっている。
【0069】本発明の第7実施例に係るタップハンドル
71は、図16及び図18において、本体72と、スナ
ップリング73とを備えている。
【0070】本体72は、タップ4が嵌入する四角穴7
2aが形成された中央部72bに棒状の腕72cを該四
角穴72aの穴方向と直角方向の両側に一体的に形成
し、四角穴72aの内面72dの全周にわたって該四角
穴72aの対角線の長さよりも直径の大きな円形の溝7
2eを四角穴72aと同軸上に形成してなるものであ
る。
【0071】溝72eは、本体72の厚さ方向の中程
に、例えば断面円弧形状に形成されている。
【0072】スナップリング73は、溝72eに嵌め込
まれ、該溝72eの直径よりも外径の小さなC字形のば
ねであって、一部が四角穴72a中にわずかにはみ出
し、かつ溝72e内での広がりを許容する状態で本体7
2に取り付けられている。
【0073】タップハンドル71においては、四角穴7
2aにタップ4が嵌入されると、該タップ4の取付け部
4aの4箇所の角部4cによりスナップリング73が広
げられてばね力が発生し、該タップ4が自重により抜け
落ちない程度の摩擦力が相対的にスナップリング73か
ら夫々の角部4cに作用するようになっている。
【0074】本発明の第8実施例に係るタップハンドル
81は、図19及び図20において、本体82と、ばね
83とを備えている。
【0075】本体82は、タップ4が嵌入する四角穴8
2aが形成された中央部82bに棒状の腕82cを該四
角穴82aの穴方向と直角方向の両側に一体的に形成し
てなるものである。
【0076】四角穴82aの一面82dと、これに連な
る上面82e及び下面82fには、ばね83を嵌め込む
のに適した断面形状の溝82gが形成されている。
【0077】ばね83は、四角穴82aの一面82dに
四角穴82a中にわずかにはみ出すように該四角穴82
aの穴方向と平行に嵌め込まれ、四角穴82a中にはみ
出す部分が曲率の大きな円弧形状に形成された線状の弾
性体であって、図20に示すように、例えば円形断面の
弾性体をコの字形に曲げ加工して製作されている。
【0078】タップハンドル81においては、四角穴8
2aにタップ4が嵌入されると、該タップ4の取付け部
4aの四面4bのうち一面(図示せず)によりばね83
が円弧形状から真直形状に変形させられてばね力が発生
し、該タップ4が自重により抜け落ちない程度の摩擦力
が相対的にばね83から一面に作用するようになってい
る。
【0079】本発明の第9実施例に係るタップハンドル
91は、図21及び図22において、本体92と、摩擦
材93とを備えている。
【0080】本体92は、タップ4が嵌入する四角穴9
2aが形成された中央部92bに棒状の腕92cを該四
角穴92aの穴方向と直角方向の両側に一体的に形成し
てなるものであり、四角穴92aの大きさはタップ4の
取付け部4aの断面積よりもわずかに大きく形成されて
いる。これは摩擦材93と四角穴92aとによって、タ
ップ4を挾持できるようにするためである。
【0081】摩擦材93は、四角穴92aの少なくとも
一面92dに貼着された、例えばすべり止め効果の高い
ゴムから製作されたゴム板や摩擦係数が高くなるように
表面加工が施された樹脂板等である。
【0082】タップハンドル91においては、四角穴9
2aにタップ4が嵌入されると、摩擦材93に接する該
タップ4の取付け部4aに該タップ4が自重により抜け
落ちない程度の摩擦力が作用するようになっている。
【0083】本発明の第10実施例に係るタップハンド
ル101は、図23において、本体92と、磁石103
とを備えている。
【0084】磁石103は、四角穴92aの少なくとも
一面92dに貼着された、例えば一面92dを覆う面積
を持つ薄板状の永久磁石である。
【0085】本体92については、本発明の第9実施例
と同様であるので、同一の部分には図面に同一の符号を
付して、その説明を省略する。
【0086】タップハンドル101においては、四角穴
92aにタップ4が嵌入されると、該タップ4が自重に
より抜け落ちない程度の磁力が磁石103によりタップ
4の取付け部4aに作用するようになっている。
【0087】本発明の第11実施例に係るタップハンド
ル11は、図24及び図25において、本体12と、磁
石13とを備えている。
【0088】本体12は、タップ4が嵌入する四角穴1
2aが形成された中央部12bに棒状の腕12cを該四
角穴12aの穴方向と直角方向の両側に一体的に形成し
てなるものであり、四角穴12aの隅部12dのうち腕
方向に位置する2箇所の隅部12dに、磁石13を嵌入
するための穴12eが本体12の厚さ方向に平行に、か
つ該厚さの半分程度の深さまで夫々形成されている。
【0089】磁石13は、四角穴12aの相対する2箇
所の隅部12dに夫々埋設固定されたものであり、穴1
2eに収まる程度の大きさの、例えば円柱形の永久磁石
である。該磁石13は、四角穴12a中にわずかに露出
している。
【0090】タップハンドル11においては、四角穴1
2aにタップ4が嵌入されると、該タップ4が自重によ
り抜け落ちない程度の磁力が磁石に近接するタップ4の
取付け部の2箇所の角部に夫々作用するようになってい
る。
【0091】本発明の第12実施例に係るタップハンド
ル121は、図26及び図27において、本体122の
みにより構成されている。
【0092】本体122は、タップ4が嵌入する四角穴
122aが形成された中央部122bに棒状の腕122
cを該四角穴122aの穴方向と直角方向の両側に一体
的に形成してなるものであり、四角穴122aの少なく
とも一面122dから四角穴122a中にわずかにはみ
出すように本体122と一体的にばね部122eが形成
されている。
【0093】ばね部122eは、本体122を例えば放
電加工機により削り出されており、四角穴122aにタ
ップ4が嵌入されると、該タップ4の取付け部4aの四
面4bのうち一面(図示せず)によりばね部122eが
根本部122f付近を中心にして変形させられてばね力
が発生し、該タップ4が自重により抜け落ちない程度の
摩擦力が相対的にばね部122eから一面に作用するよ
うになっている。
【0094】本発明の第13実施例に係るタップハンド
ル131は、図28において、本体132と、板ばね1
33とを備えている。
【0095】本体132は、タップ4が嵌入する四角穴
132aが形成された中央部132bに棒状の腕132
cを該四角穴132aの穴方向と直角方向の両側に一体
的に形成してなり、四角穴132aと連通したポケット
132eを該四角穴132aの少なくとも一面132d
に形成したものであり、ポケット132eは、一面13
2dの中央で四角穴132aと連通している。
【0096】板ばね133は、一面132dから四角穴
132a中にわずかにはみ出すようにポケット132e
内に取り付けられるものであって、第1の湾曲部133
a、第2の湾曲部133b及び第3の湾曲部133cが
波状に連続的に形成された湾曲形状に形成されている。
【0097】板ばね133は、やや付勢された状態でポ
ケット132eに嵌入され、第1の湾曲部133aに近
い側の端部133dが、タップ4に接触する部分として
四角穴132a中にわずかにはみ出し、もう一方の端部
133eは、ポケット132eの奥に当接している。同
時に第2の湾曲部133b及び第3の湾曲部133cは
ポケット132e内面に夫々当接しており、これによっ
て板ばね133はしっかりとポケット132e内に嵌め
込まれた状態となっている。
【0098】タップハンドル131においては、四角穴
132aにタップ4が嵌入されると該タップ4の取付け
部4aの四面4bのうち一面(図示せず)により板ばね
133が変形させられてばね力が発生し、該タップ4が
自重により抜け落ちない程度の摩擦力が相対的に板ばね
133から一面に作用するようになっている。
【0099】本発明の第14実施例に係るタップハンド
ル141は、図29において、本体142と、板ばね1
43とを備えている。
【0100】本体142は、タップ4が嵌入する四角穴
142aが形成された中央部142bに棒状の腕142
cを該四角穴142aの穴方向と直角方向の両側に一体
的に形成してなり、四角穴142aの少なくとも1箇所
の隅部142dに浅く切り欠かれた第1の凹部142e
と該第1の凹部142eから更に深く切り欠かれた第2
の凹部142fとが形成され、第1の凹部142e及び
第2の凹部142fに板ばね143が取り付けられるよ
うになっている。
【0101】板ばね143は、本体142の第1の凹部
142e及び第2の凹部142fに両方の端部143
a,143bが当接するように、かつ隅部142dから
四角穴142a中にわずかにはみ出すように取り付けら
れるものであって、第1の湾曲部143c及び第2の湾
曲部143dが連続的に形成された湾曲形状に形成され
ている。
【0102】板ばね143は、やや付勢された状態で取
り付けられており、端部143aは第1の凹部142e
に、端部143bは第2の凹部142fに夫々しっかり
と当接した状態となっている。タップ4の取付け部4a
の角部4cには、端部143aから第1の湾曲部143
cに至るまでの部分が当接するようになっている。
【0103】タップハンドル141においては、四角穴
142aにタップ4が嵌入されると、該タップ4の取付
け部4aの角部4cにより板ばね143が変形させられ
てばね力が発生し、該タップ4が自重により抜け落ちな
い程度の摩擦力が相対的に板ばね143から角部4cに
作用するようになっている。
【0104】本発明の第15実施例に係るタップハンド
ル151は、図30及び図31において、本体152
と、ばね153とを備えている。
【0105】本体152は、タップ4が嵌入する四角穴
152aが形成された中央部152bに棒状の腕152
cを該四角穴152aの穴方向と直角方向の両側に一体
的に形成してなるものであって、中央部152bには、
板ばね153を巻き付けて取り付けるための凹部152
dが腕方向と直角方向の両側に形成されている。
【0106】ばね153は、本体152の中央部152
bに取り付けられ、タップ4を四角穴152aに嵌入し
たときに該タップ4が自重により抜け落ちない程度の摩
擦力を、タップ4の取付け部4aのうち、腕方向と直角
方向に位置する相対する2箇所の角部4cに対して夫々
作用させるためのものであって、例えば薄板状のばね鋼
を断面C字形に折り曲げ、両方の端部153aを折り返
し、タップ4が貫通するための穴153bを形成してな
っている。両方の端部153aを折り返したのは、作業
者(図示せず)の安全のためである。
【0107】端部153aが折り返されることによって
形成された新たな端部153cは、本体152の四角穴
152aにわずかにはみ出しており、該四角穴152a
にタップ4が嵌入されると、該タップ4の取付け部4a
の角部4cによりばね153が変形させられてばね力が
発生し、該タップ4が自重により抜け落ちない程度の摩
擦力が相対的にばね153から角部4cに作用するよう
になっている。
【0108】本発明の第16実施例に係るタップハンド
ル161は、図32及び図33において、本体162
と、ばね163とを備えている。
【0109】本体162は、タップ4が嵌入する四角穴
162aが形成された中央部162bに棒状の腕162
cを該四角穴162aの穴方向と直角方向の両側に一体
的に形成してなるものであって、中央部162bには、
ばね163がちょうど収まる幅及び深さを持った溝16
2dが本体162の側面162eに四角穴162aの穴
方向と平行に、夫々例えば2本ずつ形成されている。
【0110】ばね163は、本体162の中央部162
bに取り付けられ、タップ4を四角穴162aに嵌入し
たときに該タップ4が自重により抜け落ちない程度の摩
擦力を該タップ4の取付け部4aのうち腕方向と直角方
向に位置する相対する2箇所の角部4cに対して夫々作
用させるためのものであって、図33に示すように、例
えば1本の線状のばね鋼を折り曲げて、クリップ形状と
したものである。
【0111】取付け状態のばね163において、両方の
端部163aは、中央部162bの下側で相対してお
り、該両方の端部163aと平行となっている下側水平
部163bと共に中央部162bの下面(図示せず)に
密着している。
【0112】中央部162bの溝162dには、4箇所
形成されている垂直部163cが夫々嵌め込まれた状態
となっており、中央部162bの上面162fに密着し
ている上側水平部163dには、タップ4の角部4cに
当接する当接部163eが腕方向と平行に形成されてい
る。該当接部163eは、四角穴162aにわずかには
み出した状態となっている。
【0113】タップハンドル161においては、四角穴
162aにタップ4が嵌入されると、該タップ4の取付
け部4aの角部4cによりばね163が変形させられて
ばね力が発生し、該タップ4が自重により抜け落ちない
程度の摩擦力が相対的にばね163から角部4cに作用
するようになっている。
【0114】本発明は、上記のように構成されており、
以下その作用について説明する。まず本発明の第1実施
例に係るタップハンドル1の作用について説明すると、
本体2の四角穴2aにタップ4の取付け部4aの四面4
bを合わせて差し込むと、板ばね3の4枚のばね部3b
はわずかに押し広げられ、四面4bに対してばね力を発
生させる。該ばね力により四面4bとの間に摩擦力が発
生し、タップ4が確実に挾持される。これで通常通りね
じ切り作業を行うことができる。またタップ4は、引き
抜くだけで簡単に取り外すことができる。
【0115】本発明の第2実施例に係るタップハンドル
21の作用について説明すると、本体2の四角穴2aに
タップ4の取付け部4aの四面4bを合わせて差し込む
と、板ばね23の2枚のばね部23bはわずかに押し広
げられて、四面4bに対するばね力が発生する。該ばね
力により腕方向の相対する2箇所の角部4c及び四面4
bとの間に摩擦力が発生し、タップ4が確実に挾持され
る。これで通常通りねじ切り作業を行うことができる。
またタップ4は、引き抜くだけで簡単に取り外すことが
できる。
【0116】本発明の第3実施例に係るタップハンドル
31の作用について説明すると、図9において、本体3
2の四角穴32aにタップ4の取付け部4aの四面4b
を合わせて差し込むと、ばね33は取付け部4aの2箇
所の角部4cにより矢印A及びB方向にわずかに押し広
げられ、該角部4cに対するばね力が発生する。該ばね
力により角部4cとの間に摩擦力が発生し、タップ4が
確実に挾持される。これで通常通りねじ切り作業を行う
ことができる。またタップ4は、引き抜くだけで簡単に
取り外すことができる。タップ4を引き抜くと、図9に
示すように、ばね33は矢印C及びD方向に戻る。
【0117】本発明の第4実施例に係るタップハンドル
41の作用について説明すると、本体42の四角穴42
aにタップ4の取付け部4aの四面4bを合わせて差し
込むと、該タップ4の取付け部4aの1箇所の角部4c
によりばね43の中央屈曲部43bが押し戻されて、該
角部4cに対するばね力が発生する。該ばね力により角
部4cとの間に摩擦力が発生し、タップ4が確実に挾持
される。これで通常通りねじ切り作業を行うことができ
る。またタップ4は、引き抜くだけで簡単に取り外すこ
とができる。
【0118】本発明の第5実施例に係るタップハンドル
51の作用について説明すると、図13において、本体
52の四角穴52aにタップ4の取付け部4aの四面4
bを合わせて差し込むと、該タップ4の取付け部4aの
1箇所の角部4cにより球体55が押し戻されて、コイ
ルばね54から該角部4cに対するばね力が発生する。
該ばね力により角部4cとの間に摩擦力が発生し、タッ
プ4が確実に挾持される。これで通常通りねじ切り作業
を行うことができる。またタップ4は、引き抜くだけで
簡単に取り外すことができる。
【0119】本発明の第6実施例に係るタップハンドル
61の作用について説明すると、本体62の四角穴62
aにタップ4の取付け部4aの四面4bを合わせて差し
込むと、該タップ4の取付け部4aの1箇所の角部4c
により段付きばね63の小径部63aが曲げられて、該
角部4cに対するばね力が発生する。該ばね力により角
部4cとの間に摩擦力が発生し、タップ4が確実に挾持
される。これで通常通りねじ切り作業を行うことができ
る。またタップ4は、引き抜くだけで簡単に取り外すこ
とができる。
【0120】本発明の第7実施例に係るタップハンドル
71の作用について説明すると、本体72の四角穴72
aにタップ4の取付け部4aの四面4bを合わせて差し
込むと、該タップ4の取付け部4aの4箇所の角部4c
によりスナップリング73が広げられて、該角部4cに
対するばね力が発生する。該ばね力により角部4cとの
間に摩擦力が発生し、タップ4が確実に挾持される。こ
れで通常通りねじ切り作業を行うことができる。またタ
ップ4は、引き抜くだけで簡単に取り外すことができ
る。
【0121】本発明の第8実施例に係るタップハンドル
81の作用について説明すると、本体82の四角穴82
aにタップ4の取付け部4aの四面4bを合わせて差し
込むと、該タップ4の取付け部4aの四面4bのうち一
面(図示せず)によりばね83が円弧形状から真直形状
に変形させられて、該角部4cに対するばね力が発生す
る。該ばね力により角部4cとの間に摩擦力が発生し、
タップ4が確実に挾持される。これで通常通りねじ切り
作業を行うことができる。またタップ4は、引き抜くだ
けで簡単に取り外すことができる。
【0122】本発明の第9実施例に係るタップハンドル
91の作用について説明すると、本体92の四角穴92
aにタップ4の取付け部4aの四面4bを合わせて差し
込むと、摩擦材93に接する該タップ4の取付け部4a
に摩擦力が発生し、タップ4が確実に挾持される。これ
で通常通りねじ切り作業を行うことができる。またタッ
プ4は、引き抜くだけで簡単に取り外すことができる。
【0123】本発明の第10実施例に係るタップハンド
ル101の作用について説明すると、本体92の四角穴
92aにタップ4の取付け部4aの四面4bを合わせて
差し込むと、磁石103によりタップ4の取付け部4a
に磁力が作用し、タップ4が確実に保持される。これで
通常通りねじ切り作業を行うことができる。またタップ
4は、引き抜くだけで簡単に取り外すことができる。
【0124】本発明の第11実施例に係るタップハンド
ル11の作用について説明すると、本体12の四角穴1
2aにタップ4の取付け部4aの四面4bを合わせて差
し込むと、磁石13に近接する取付け部4aの2箇所の
角部4cに磁力が作用し、タップ4が確実に保持され
る。これで通常通りねじ切り作業を行うことができる。
またタップ4は、引き抜くだけで簡単に取り外すことが
できる。
【0125】本発明の第12実施例に係るタップハンド
ル121の作用について説明すると、本体122の四角
穴122aにタップ4の取付け部4aの四面4bを合わ
せて差し込むと、該四面4bのうち一面(図示せず)に
よりばね部122eが根本部122f付近を中心に変形
させられて、該一面に摩擦力が発生し、タップ4が確実
に挾持される。これで通常通りねじ切り作業を行うこと
ができる。またタップ4は、引き抜くだけで簡単に取り
外すことができる。
【0126】本発明の第13実施例に係るタップハンド
ル131の作用について説明すると、本体132の四角
穴132aにタップ4の取付け部4aの四面4bを合わ
せて差し込むと、該四面4bのうち一面(図示せず)が
板ばね133の端部133dに当接し、該板ばね133
をポケット132e内に押し戻すように変形させるの
で、取付け部4aとの間に摩擦力が発生し、タップ4が
確実に挾持される。これで通常通りねじ切り作業を行う
ことができる。またタップ4は、引き抜くだけで簡単に
取り外すことができる。
【0127】本発明の第14実施例に係るタップハンド
ル141の作用について説明すると、本体142の四角
穴142aにタップ4の取付け部4aの四面4bを合わ
せて差し込むと、取付け部4aの1箇所の角部4cが板
ばね143の端部143aから第1の湾曲部143cに
至る部分に当接し、該板ばね143を変形させるので、
角部4cとの間に摩擦力が発生し、タップ4が確実に保
持される。これで通常通りねじ切り作業を行うことがで
きる。またタップ4は、引き抜くだけで簡単に取り外す
ことができる。
【0128】本発明の第15実施例に係るタップハンド
ル151の作用について説明すると、本体152の四角
穴152aにタップ4の取付け部4aの四面4bを合わ
せて差し込むと、該取付け部4aのうち腕方向と直角方
向に位置する相対する2箇所の角部4cがばね153の
端部153aに夫々当接し、両方の該端部153aを互
いに離間させる方向に広げるようにしてばね153を変
形させるので、2箇所の角部4cとの間に摩擦力が発生
し、タップ4が確実に保持される。これで通常通りねじ
切り作業を行うことができる。またタップ4は、引き抜
くだけで簡単に取り外すことができる。
【0129】本発明の第16実施例に係るタップハンド
ル161の作用について説明すると、本体162の四角
穴162aにタップ4の取付け部4aの四面4bを合わ
せて差し込むと、該取付け部4aのうち腕方向と直角方
向に位置する相対する2箇所の角部4cがばね163の
当接部163eに夫々当接し、両方の該当接部163e
を互いに離間させる方向に広げるようにしてばね163
を変形させるので、2箇所の角部4cとの間に摩擦力が
発生し、タップ4が確実に保持される。これで通常通り
ねじ切り作業を行うことができる。またタップ4は、引
き抜くだけで簡単に取り外すことができる。
【0130】
【発明の効果】本発明は、上記のようにタップが嵌入す
る四角穴が形成された中央部に棒状の腕を該四角穴の穴
方向と直角方向の両側に一体的に形成してなる本体と、
該本体の中央部に取り付けられ、タップを四角穴に嵌入
したときに該タップが自重により抜け落ちない程度の摩
擦力を該タップの取付け部の四面に対して夫々作用させ
る板ばねとを備えたので、タップ取付け時の締付け作業
が不要となり、タップを四角穴に嵌入するだけで抜け落
ちることなく確実に取り付けられるようにすることがで
き、またこの結果タップの損傷や作業中の事故を防止で
きると共に、ねじ切りの作業能率を飛躍的に高めること
ができる効果がある。
【0131】また上記構成において、タップの取付け部
の四面及び相対する2箇所の角部に対して、タップを四
角穴に嵌入したときに該タップが自重により抜け落ちな
い程度の摩擦力を夫々作用させる板ばねを備えたので、
タップの取付け状態をより安定させて抜け落ちることな
く確実に取り付けられるという効果があり、またこの結
果タップの損傷や作業中の事故を防止できると共に、タ
ップ立ての作業能率を高めることができる効果がある。
【0132】更には、本体の四角穴の隅部のうち腕方向
に位置する2箇所の隅部を夫々中心とした2つの貫通穴
を四角穴の穴方向と直角方向かつ腕方向と直角方向に形
成し、本体の2つの貫通穴の両方に貫通すると共に、一
部が四角穴中にわずかに突出するように取り付けられ、
2つの貫通穴の半径程度の直径を持つクリップ形状のば
ねとを備え、四角穴にタップが嵌入されると該タップの
取付け部の2箇所の角部によりばねが押し広げられてば
ね力が発生し、該タップが自重により抜け落ちない程度
の摩擦力が相対的にばねから角部に作用するように構成
したので、コストが安くて安価に提供できる効果がある
と共に、タップの取付け及び取外し時にスナップ感を持
たせて使い心地を向上させることができる効果がある。
【0133】また本体の四角穴の隅部のうち腕方向に位
置する1箇所の隅部を中心とした貫通穴を四角穴の穴方
向と直角方向かつ腕方向と直角方向に形成し、本体の貫
通穴に嵌入され、一部が四角穴中にわずかにはみ出すよ
うに固定されるW字形状のばねを備え、四角穴にタップ
が嵌入されると該タップの取付け部の1箇所の角部によ
りばねが押し戻されてばね力が発生し、該タップが自重
により抜け落ちない程度の摩擦力が相対的にばねから角
部に作用するように構成したので、W字の中央の凸部が
柔軟にタップの角部を押さえることになるので、タップ
の挿入感が良好となり、使い勝手を向上させることがで
きる効果がある。
【0134】更には、本体の四角穴の1箇所の隅部に向
けて該四角穴の穴方向と直角方向かつ腕方向と直角方向
に一部をねじ山に形成した貫通穴を形成し、本体の貫通
穴に螺合する止めねじと、本体の貫通穴に該止めねじに
よって押し込まれるコイルばねと、該コイルばねのばね
力によって一部が四角穴中にわずかに突出した状態で停
止するように押圧付勢された球体とを備え、四角穴にタ
ップが嵌入されると該タップの取付け部の1箇所の角部
により球体が押し戻されてばね力が発生し、該タップが
自重により抜け落ちない程度の摩擦力が相対的に球体か
ら角部に作用するように構成したので、コイルばねの小
さなバネ定数と回転する球体を利用してタップの脱着感
を滑らかにかつ良好にしながら、確実にタップがタップ
ハンドルかに保持されるようになり、タップハンドルの
商品価値を向上させることができる効果が得られる。
【0135】また本体の四角穴の隅部のうち腕方向に位
置する1箇所の隅部を中心とした穴を四角穴の穴方向と
直角方向かつ腕方向と直角方向に形成し、穴よりも小径
な小径部と該穴の直径よりもわずかに太い大径部とが一
体的に形成され、小径部が四角穴中にわずかにはみ出す
ように本体の穴に圧入された段付きばねを備え、四角穴
にタップが嵌入されると該タップの取付け部の1箇所の
角部により段付きばねの小径部が曲げられてばね力が発
生し、該タップが自重により抜け落ちない程度の摩擦力
が相対的に段付きばねから角部に作用するように構成し
たので、非常に簡易な構成でありながら、タップの保持
力を確実にすることができると共に、段付きばねの露出
を最小限にして使用感を向上させることができるという
効果がある。
【0136】更には、本体の四角穴の内面の全周にわた
って該四角穴の対角線の長さよりも直径の大きな円形の
溝を四角穴と同軸上に形成し、該溝に嵌め込まれ、該溝
の直径よりも外径の小さなスナップリングを備え、四角
穴にタップが嵌入されると該タップの取付け部の4箇所
の角部によりスナップリングが広げられてばね力が発生
し、該タップが自重により抜け落ちない程度の摩擦力が
相対的にスナップリングから夫々の角部に作用するよう
に構成したので、タップのすべての角部に均等に摩擦力
が作用するようにして極めて確実にタップをタップハン
ドルに保持できるという効果がある。
【0137】またタップが嵌入する四角穴が形成された
中央部に棒状の腕を該四角穴の穴方向と直角方向の両側
に一体的に形成してなる本体と、四角穴の一面に四角穴
中にわずかにはみ出すように該四角穴の穴方向と平行に
嵌め込まれ、四角穴中にはみ出す部分が曲率の大きな円
弧形状に形成された線状のばねとを備え、四角穴にタッ
プが嵌入されると該タップの取付け部の四面のうち一面
によりばねが円弧形状から真直形状に変形させられてば
ね力が発生し、該タップが自重により抜け落ちない程度
の摩擦力が相対的にばねから一面に作用するように構成
したので、ばねとタップとの接触長さを長く確保できる
こととなり、タップが確実にタップハンドルに保持され
るという効果がある。
【0138】更には、上記本体と、四角穴の少なくとも
一面に貼着された摩擦材とを備え、四角穴にタップが嵌
入されると摩擦材に接する該タップの取付け部に該タッ
プが自重により抜け落ちない程度の摩擦力が作用するよ
うに構成したので、極めて簡易な構成でありながらタッ
プの保持力が十分に得られる効果があり、またこの結果
機能性に優れながらコストが安価なタップハンドルを提
供できる効果がある。
【0139】また上記本体と、四角穴の少なくとも一面
に貼着された板状の磁石とを備え、四角穴にタップが嵌
入されると該タップが自重により抜け落ちない程度の磁
力が磁石によりタップの取付け部に作用するように構成
したので、タップを円滑に脱着できるようにしながらし
かもタップの保持力を確実にして使い勝手を向上させる
ことができる効果がある。
【0140】更には、上記本体と、四角穴の相対する2
箇所の隅部に夫々埋設固定された磁石とを備え、四角穴
にタップが嵌入されると該タップが自重により抜け落ち
ない程度の磁力が磁石に近接するタップの取付け部の2
箇所の角部に夫々作用するように構成したので、タップ
を軽い力で取り付け又は取り外しできるという効果があ
る。
【0141】また上記本体と、四角穴の少なくとも一面
から四角穴中にわずかにはみ出すように本体と一体的に
形成されたばね部とを備え、四角穴にタップが嵌入され
ると該タップの取付け部の四面のうち一面によりばね部
が変形させられてばね力が発生し該タップが自重により
抜け落ちない程度の摩擦力が相対的にばね部から一面に
作用するように構成したので、全体が一体構造として別
部品の装着を不要化することができ、構成の簡易化を図
りながら信頼性を高め、タップがタップハンドルに確実
に保持されるという効果が得られる。
【0142】更には、上記本体の四角穴と連通したポケ
ットを該四角穴の少なくとも一面に形成した本体と、四
角穴の少なくとも一面から四角穴中にわずかにはみ出す
ようにポケット内に取り付けられた湾曲形状の板ばねと
を備え、四角穴にタップが嵌入されると該タップの取付
け部の四面のうち一面により板ばねが変形させられてば
ね力が発生し該タップが自重により抜け落ちない程度の
摩擦力が相対的に板ばねから一面に作用するように構成
したので、小さな板ばねであっても十分な摩擦力をタッ
プに与えることができるという効果がある。
【0143】また上記本体の四角穴の少なくとも1箇所
の隅部に浅く切り欠かれた第1の凹部と該第1の凹部か
ら更に深く切り欠かれた第2の凹部とが形成された本体
と、該本体の第1の凹部及び第2の凹部に両方の端部が
当接するようにかつ隅部から四角穴中にわずかにはみ出
すように取り付けられた湾曲形状の板ばねとを備え、四
角穴にタップが嵌入されると該タップの取付け部の角部
により板ばねが変形させられてばね力が発生し該タップ
が自重により抜け落ちない程度の摩擦力が相対的に板ば
ねから角部に作用するように構成したので、小さな板ば
ねを用いつつタップの軸方向回りのがたつきも抑えるこ
とができるため、タップの保持をより確実化することが
できる効果がある。
【0144】更には、上記本体と、該本体の中央部に取
り付けられタップを四角穴に嵌入したときに該タップが
自重により抜け落ちない程度の摩擦力を該タップの取付
け部のうち腕方向と直角方向に位置する相対する2箇所
の角部に対して夫々作用させるばねとを備えたので、組
立が容易な簡易な構造としながらタップの保持を確実に
して、製造上、使用上非常に優れたタップハンドルを提
供できるという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1から図4は、本発明の第1実施例に係り、
図1はタップハンドルにタップを取り付けた状態を示す
斜視図である。
【図2】タップハンドル及びタップの要部拡大斜視図で
ある。
【図3】タップハンドルの要部分解斜視図である。
【図4】タップハンドルの要部拡大斜視図である。
【図5】図5及び図6は、本発明の第2実施例に係り、
図5は組付け前の板ばね及び該板ばねを組み付けたタッ
プハンドルの要部拡大斜視図である。
【図6】タップハンドルの縦断面図である。
【図7】図7から図9は、本発明の第3実施例に係り、
図7はタップハンドルの部分横断面平面図である。
【図8】タップハンドルの部分縦断面側面図である。
【図9】タップハンドルにタップを取り付けた状態を示
す部分横断面平面図である。
【図10】図10及び図11は、本発明の第4実施例に
係り、図10はタップハンドルの部分横断面平面図であ
る。
【図11】タップハンドルの要部側面図である。
【図12】図12及び図13は、本発明の第5実施例に
係り、図12はタップハンドルの部分横断面平面図であ
る。
【図13】タップハンドルの縦断面図である。
【図14】図14及び図15は、本発明の第6実施例に
係り、図14はタップハンドルの要部分解斜視図であ
る。
【図15】タップハンドルの部分横断面平面図である。
【図16】図16から図18は、本発明の第7実施例に
係り、図16はタップハンドルの部分横断面平面図であ
る。
【図17】タップハンドルの部分縦断面側面図である。
【図18】タップハンドルの要部分解斜視図である。
【図19】図19及び図20は、本発明の第8実施例に
係り、図19はタップハンドルの要部平面図である。
【図20】タップハンドルの縦断面図である。
【図21】図21及び図22は、本発明の第9実施例に
係り、図21はタップハンドルの要部平面図である。
【図22】タップハンドルの縦断面図である。
【図23】本発明の第10実施例に係り、タップハンド
ルの要部平面図である。
【図24】図24及び図25は、本発明の第11実施例
に係り、図24はタップハンドルの要部平面図である。
【図25】タップハンドルの部分縦断面側面図である。
【図26】図26及び図27は、本発明の第12実施例
に係り、図26はタップハンドルの要部斜視図である。
【図27】タップハンドルの要部平面図である。
【図28】本発明の第13実施例に係るタップハンドル
の要部平面図である。
【図29】本発明の第14実施例に係るタップハンドル
の要部平面図である。
【図30】図30及び図31は、本発明の第15実施例
に係り、図30はタップハンドルの要部斜視図である。
【図31】タップハンドルの要部分解斜視図である。
【図32】図32及び図33は、本発明の第16実施例
に係り、図32はタップハンドルの要部斜視図である。
【図33】タップハンドルの要部分解斜視図である。
【符号の説明】
1 タップハンドル 2 本体 2a 四角穴 2b 中央部 2c 腕 3 板ばね 4 タップ 4a 取付け部 4b 四面 4c 角部 11 タップハンドル 12 本体 12a 四角穴 12b 中央部 12c 腕 12d 隅部 13 磁石 21 タップハンドル 23 板ばね 31 タップハンドル 32 本体 32a 四角穴 32b 中央部 32c 腕 32d 隅部 32e 貫通穴 33 ばね 41 タップハンドル 42 本体 42a 四角穴 42b 中央部 42c 腕 42d 隅部 42e 貫通穴 43 ばね 51 タップハンドル 52 本体 52a 四角穴 52b 中央部 52c 腕 52d 隅部 52e 貫通穴 53 止めねじ 54 コイルばね 55 球体 61 タップハンドル 62 本体 62a 四角穴 62b 中央部 62c 腕 62d 隅部 62e 穴 63 段付きばね 63a 小径部 63b 大径部 71 タップハンドル 72 本体 72a 四角穴 72b 中央部 72c 腕 72d 内面 72e 溝 73 スナップリング 81 タップハンドル 82 本体 82a 四角穴 82b 中央部 82c 腕 83 ばね 91 タップハンドル 92 本体 92a 四角穴 92b 中央部 92c 腕 92d 一面 93 摩擦材 101 タップハンドル 103 磁石 121 タップハンドル 122 本体 122a 四角穴 122b 中央部 122c 腕 122d 一面 122e ばね部 131 タップハンドル 132 本体 132a 四角穴 132b 中央部 132c 腕 132d 一面 133 板ばね 141 タップハンドル 142 本体 142a 四角穴 142b 中央部 142c 腕 142d 隅部 142e 第1の凹部 142f 第2の凹部 143 板ばね 151 タップハンドル 152 本体 152a 四角穴 152b 中央部 152c 腕 153 ばね 161 タップハンドル 162 本体 162a 四角穴 162b 中央部 162c 腕 163 ばね

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 タップが嵌入する四角穴が形成された中
    央部に棒状の腕を該四角穴の穴方向と直角方向の両側に
    一体的に形成してなる本体と、該本体の前記中央部に取
    り付けられ前記タップを前記四角穴に嵌入したときに該
    タップが自重により抜け落ちない程度の摩擦力を該タッ
    プの取付け部の四面に対して夫々作用させる板ばねとを
    備えたことを特徴とするタップハンドル。
  2. 【請求項2】 タップが嵌入する四角穴が形成された中
    央部に棒状の腕を該四角穴の穴方向と直角方向の両側に
    一体的に形成してなる本体と、該本体の前記中央部に取
    り付けられ前記タップを前記四角穴に嵌入したときに該
    タップが自重により抜け落ちない程度の摩擦力を該タッ
    プの取付け部の四面及び相対する2箇所の角部に対して
    夫々作用させる板ばねとを備えたことを特徴とするタッ
    プハンドル。
  3. 【請求項3】 タップが嵌入する四角穴が形成された中
    央部に棒状の腕を該四角穴の穴方向と直角方向の両側に
    一体的に形成し前記四角穴の隅部のうち前記腕方向に位
    置する2箇所の隅部を夫々中心とした2つの貫通穴を前
    記四角穴の穴方向と直角方向かつ前記腕方向と直角方向
    に形成してなる本体と、該本体の前記2つの貫通穴の両
    方に貫通すると共に一部が前記四角穴中にわずかに突出
    するように取り付けられ前記2つの貫通穴の半径程度の
    直径を持つクリップ形状のばねとを備え、前記四角穴に
    前記タップが嵌入されると該タップの取付け部の2箇所
    の角部により前記ばねが押し広げられてばね力が発生し
    該タップが自重により抜け落ちない程度の摩擦力が相対
    的に前記ばねから前記角部に作用するように構成したこ
    とを特徴とするタップハンドル。
  4. 【請求項4】 タップが嵌入する四角穴が形成された中
    央部に棒状の腕を該四角穴の穴方向と直角方向の両側に
    一体的に形成し前記四角穴の隅部のうち前記腕方向に位
    置する1箇所の隅部を中心とした貫通穴を前記四角穴の
    穴方向と直角方向かつ前記腕方向と直角方向に形成して
    なる本体と、該本体の前記貫通穴に嵌入され一部が前記
    四角穴中にわずかにはみ出すように固定されるW字形状
    のばねとを備え、前記四角穴に前記タップが嵌入される
    と該タップの取付け部の1箇所の角部により前記ばねが
    押し戻されてばね力が発生し該タップが自重により抜け
    落ちない程度の摩擦力が相対的に前記ばねから前記角部
    に作用するように構成したことを特徴とするタップハン
    ドル。
  5. 【請求項5】 タップが嵌入する四角穴が形成された中
    央部に棒状の腕を該四角穴の穴方向と直角方向の両側に
    一体的に形成し前記四角穴の1箇所の隅部に向けて該四
    角穴の穴方向と直角方向かつ前記腕方向と直角方向に一
    部をねじ山に形成した貫通穴を形成してなる本体と、該
    本体の前記貫通穴に螺合する止めねじと、前記本体の前
    記貫通穴に該止めねじによって押し込まれるコイルばね
    と、該コイルばねのばね力によって一部が前記四角穴中
    にわずかに突出した状態で停止するように押圧付勢され
    た球体とを備え、前記四角穴に前記タップが嵌入される
    と該タップの取付け部の1箇所の角部により前記球体が
    押し戻されてばね力が発生し該タップが自重により抜け
    落ちない程度の摩擦力が相対的に前記球体から前記角部
    に作用するように構成したことを特徴とするタップハン
    ドル。
  6. 【請求項6】 タップが嵌入する四角穴が形成された中
    央部に棒状の腕を該四角穴の穴方向と直角方向の両側に
    一体的に形成し前記四角穴の隅部のうち前記腕方向に位
    置する1箇所の隅部を中心とした穴を前記四角穴の穴方
    向と直角方向かつ前記腕方向と直角方向に形成してなる
    本体と、前記穴よりも小径な小径部と該穴の直径よりも
    わずかに太い大径部とが一体的に形成され前記小径部が
    前記四角穴中にわずかにはみ出すように前記本体の前記
    穴に圧入された段付きばねとを備え、前記四角穴に前記
    タップが嵌入されると該タップの取付け部の1箇所の角
    部により前記段付きばねの小径部が曲げられてばね力が
    発生し該タップが自重により抜け落ちない程度の摩擦力
    が相対的に前記段付きばねから前記角部に作用するよう
    に構成したことを特徴とするタップハンドル。
  7. 【請求項7】 タップが嵌入する四角穴が形成された中
    央部に棒状の腕を該四角穴の穴方向と直角方向の両側に
    一体的に形成し前記四角穴の内面の全周にわたって該四
    角穴の対角線の長さよりも直径の大きな円形の溝を前記
    四角穴と同軸上に形成してなる本体と、前記溝に嵌め込
    まれ該溝の直径よりも外径の小さなスナップリングとを
    備え、前記四角穴に前記タップが嵌入されると該タップ
    の取付け部の4箇所の角部により前記スナップリングが
    広げられてばね力が発生し該タップが自重により抜け落
    ちない程度の摩擦力が相対的に前記スナップリングから
    夫々の前記角部に作用するように構成したことを特徴と
    するタップハンドル。
  8. 【請求項8】 タップが嵌入する四角穴が形成された中
    央部に棒状の腕を該四角穴の穴方向と直角方向の両側に
    一体的に形成してなる本体と、前記四角穴の一面に前記
    四角穴中にわずかにはみ出すように該四角穴の穴方向と
    平行に嵌め込まれ前記四角穴中にはみ出す部分が曲率の
    大きな円弧形状に形成された線状のばねとを備え、前記
    四角穴に前記タップが嵌入されると該タップの取付け部
    の四面のうち一面により前記ばねが円弧形状から真直形
    状に変形させられてばね力が発生し該タップが自重によ
    り抜け落ちない程度の摩擦力が相対的に前記ばねから前
    記一面に作用するように構成したことを特徴とするタッ
    プハンドル。
  9. 【請求項9】 タップが嵌入する四角穴が形成された中
    央部に棒状の腕を該四角穴の穴方向と直角方向の両側に
    一体的に形成してなる本体と、前記四角穴の少なくとも
    一面に貼着された摩擦材とを備え、前記四角穴に前記タ
    ップが嵌入されると前記摩擦材に接する該タップの取付
    け部に該タップが自重により抜け落ちない程度の摩擦力
    が作用するように構成したことを特徴とするタップハン
    ドル。
  10. 【請求項10】 タップが嵌入する四角穴が形成された
    中央部に棒状の腕を該四角穴の穴方向と直角方向の両側
    に一体的に形成してなる本体と、前記四角穴の少なくと
    も一面に貼着された板状の磁石とを備え、前記四角穴に
    前記タップが嵌入されると該タップが自重により抜け落
    ちない程度の磁力が前記磁石により前記タップの取付け
    部に作用するように構成したことを特徴とするタップハ
    ンドル。
  11. 【請求項11】 タップが嵌入する四角穴が形成された
    中央部に棒状の腕を該四角穴の穴方向と直角方向の両側
    に一体的に形成してなる本体と、前記四角穴の相対する
    2箇所の隅部に夫々埋設固定された磁石とを備え、前記
    四角穴に前記タップが嵌入されると該タップが自重によ
    り抜け落ちない程度の磁力が前記磁石に近接する前記タ
    ップの取付け部の2箇所の角部に夫々作用するように構
    成したことを特徴とするタップハンドル。
  12. 【請求項12】 タップが嵌入する四角穴が形成された
    中央部に棒状の腕を該四角穴の穴方向と直角方向の両側
    に一体的に形成してなる本体と、前記四角穴の少なくと
    も一面から前記四角穴中にわずかにはみ出すように前記
    本体と一体的に形成されたばね部とを備え、前記四角穴
    に前記タップが嵌入されると該タップの取付け部の四面
    のうち一面により前記ばね部が変形させられてばね力が
    発生し該タップが自重により抜け落ちない程度の摩擦力
    が相対的に前記ばね部から前記一面に作用するように構
    成したことを特徴とするタップハンドル。
  13. 【請求項13】 タップが嵌入する四角穴が形成された
    中央部に棒状の腕を該四角穴の穴方向と直角方向の両側
    に一体的に形成してなり該四角穴と連通したポケットを
    該四角穴の少なくとも一面に形成した本体と、前記四角
    穴の少なくとも一面から前記四角穴中にわずかにはみ出
    すように前記ポケット内に取り付けられた湾曲形状の板
    ばねとを備え、前記四角穴に前記タップが嵌入されると
    該タップの取付け部の四面のうち一面により前記板ばね
    が変形させられてばね力が発生し該タップが自重により
    抜け落ちない程度の摩擦力が相対的に前記板ばねから前
    記一面に作用するように構成したことを特徴とするタッ
    プハンドル。
  14. 【請求項14】 タップが嵌入する四角穴が形成された
    中央部に棒状の腕を該四角穴の穴方向と直角方向の両側
    に一体的に形成してなり該四角穴の少なくとも1箇所の
    隅部に浅く切り欠かれた第1の凹部と該第1の凹部から
    更に深く切り欠かれた第2の凹部とが形成された本体
    と、該本体の前記第1の凹部及び第2の凹部に両方の端
    部が当接するようにかつ前記隅部から前記四角穴中にわ
    ずかにはみ出すように取り付けられた湾曲形状の板ばね
    とを備え、前記四角穴に前記タップが嵌入されると該タ
    ップの取付け部の角部により前記板ばねが変形させられ
    てばね力が発生し該タップが自重により抜け落ちない程
    度の摩擦力が相対的に前記板ばねから前記角部に作用す
    るように構成したことを特徴とするタップハンドル。
  15. 【請求項15】 タップが嵌入する四角穴が形成された
    中央部に棒状の腕を該四角穴の穴方向と直角方向の両側
    に一体的に形成してなる本体と、該本体の前記中央部に
    取り付けられ前記タップを前記四角穴に嵌入したときに
    該タップが自重により抜け落ちない程度の摩擦力を該タ
    ップの取付け部のうち前記腕方向と直角方向に位置する
    相対する2箇所の角部に対して夫々作用させるばねとを
    備えたことを特徴とするタップハンドル。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7736100B2 (en) * 2005-08-26 2010-06-15 Eliot Evans Thread tap adapter
CN103231129A (zh) * 2013-04-28 2013-08-07 莱州天润机械有限公司 一种板牙架及其温压工艺
CN105965112A (zh) * 2016-06-22 2016-09-28 成都伊普视科技有限公司 一种带压力传感器的丝锥扳手
JP2017527504A (ja) * 2014-05-30 2017-09-21 ソフトバンク・ロボティクス・ヨーロッパSoftbank Robotics Europe 車両を持ち上げるための工具

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