JP2001118443A - フラット導体用折り曲げ固定具 - Google Patents
フラット導体用折り曲げ固定具Info
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 折り曲げたフラット導体部分に過度の折り曲
げ力がかかったり引張力が集中してかかるのを抑制しつ
つ、煩わしい作業を伴わずにフラット導体を折り曲げた
状態に固定することのできるフラット導体用折り曲げ固
定具を提供する。 【解決手段】 展開状態のベース片13の内面13cに
形成したFPC収容部13dにリード線部1eのカーブ
部分1gを収容し、ベース片13の内面13cに第1折
り重ね片17の内面17aを重ね合わせて、リード線部
1eのカーブ部分1gをベース片13と第1折り重ね片
17とで挟持し、さらに、第1折り重ね片17の外面1
7eに第2折り重ね片21の内面21aを重ね合わせ
て、折り曲げ線Xに沿って折り曲げたリード線部1e部
分よりも若干先端寄りのリード線部1e部分を、第1折
り重ね片17と第2折り重ね片21とで挟持するように
構成した。
げ力がかかったり引張力が集中してかかるのを抑制しつ
つ、煩わしい作業を伴わずにフラット導体を折り曲げた
状態に固定することのできるフラット導体用折り曲げ固
定具を提供する。 【解決手段】 展開状態のベース片13の内面13cに
形成したFPC収容部13dにリード線部1eのカーブ
部分1gを収容し、ベース片13の内面13cに第1折
り重ね片17の内面17aを重ね合わせて、リード線部
1eのカーブ部分1gをベース片13と第1折り重ね片
17とで挟持し、さらに、第1折り重ね片17の外面1
7eに第2折り重ね片21の内面21aを重ね合わせ
て、折り曲げ線Xに沿って折り曲げたリード線部1e部
分よりも若干先端寄りのリード線部1e部分を、第1折
り重ね片17と第2折り重ね片21とで挟持するように
構成した。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば、フレキシ
ブルプリント配線基板等の可撓性を有する帯状のフラッ
ト導体を折り曲げてその延在方向を変える際に用いら
れ、フラット導体の折り曲げ部分を折り曲げ状態に固定
する、フラット導体用折り曲げ固定具に関する。
ブルプリント配線基板等の可撓性を有する帯状のフラッ
ト導体を折り曲げてその延在方向を変える際に用いら
れ、フラット導体の折り曲げ部分を折り曲げ状態に固定
する、フラット導体用折り曲げ固定具に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、自動車内の電気回路の構築等に
用いられるフレキシブルプリント配線基板(以下、「F
PC」と略記する。)は、一般に、銅箔の回路パターン
を絶縁性フィルムによりサンドイッチ状に挟んで被覆す
ることで構成されており、特に、スイッチ等の電気素子
が実装される回路部分をFPCにより構成する場合に
は、それら電気素子や電気回路に対する電気配線を担う
リード線部分も、銅箔の配線パターンを絶縁性フィルム
によりサンドイッチ状に挟んで被覆したFPCにより、
回路部分と一体に構成されることが多い。
用いられるフレキシブルプリント配線基板(以下、「F
PC」と略記する。)は、一般に、銅箔の回路パターン
を絶縁性フィルムによりサンドイッチ状に挟んで被覆す
ることで構成されており、特に、スイッチ等の電気素子
が実装される回路部分をFPCにより構成する場合に
は、それら電気素子や電気回路に対する電気配線を担う
リード線部分も、銅箔の配線パターンを絶縁性フィルム
によりサンドイッチ状に挟んで被覆したFPCにより、
回路部分と一体に構成されることが多い。
【0003】ところで、上述したようなリード線を回路
部分と一体に構成したFPCにおいては、回路部分の周
縁部からリード線部分を直交方向に真っ直ぐ延設すると
なると、決まった大きさの絶縁性フィルムをサンドイッ
チした銅箔の回路パターンの輪郭に沿って打ち抜く場合
に余白が多数生じて、絶縁性フィルムの使用効率が落ち
歩留まりが悪くなるので、回路部分の周縁部から延出さ
せたリード線部分を直ぐにL字状にカーブさせて回路部
分の周縁部に沿う方向に延在するように設計することが
多い。
部分と一体に構成したFPCにおいては、回路部分の周
縁部からリード線部分を直交方向に真っ直ぐ延設すると
なると、決まった大きさの絶縁性フィルムをサンドイッ
チした銅箔の回路パターンの輪郭に沿って打ち抜く場合
に余白が多数生じて、絶縁性フィルムの使用効率が落ち
歩留まりが悪くなるので、回路部分の周縁部から延出さ
せたリード線部分を直ぐにL字状にカーブさせて回路部
分の周縁部に沿う方向に延在するように設計することが
多い。
【0004】しかし、FPCの回路部分から周縁部と交
わる方向に離れた箇所にリード線部の先端を到達させる
となると、回路部分の周縁部に沿ってリード線部を延在
させることが、リード線部の長尺化の必要性を増加させ
ることになって、結局、絶縁性フィルムの使用効率を上
げて歩留まりを良くしても、それによるFPCの製造コ
ストの圧縮を十分に図ることができなくなってしまう。
わる方向に離れた箇所にリード線部の先端を到達させる
となると、回路部分の周縁部に沿ってリード線部を延在
させることが、リード線部の長尺化の必要性を増加させ
ることになって、結局、絶縁性フィルムの使用効率を上
げて歩留まりを良くしても、それによるFPCの製造コ
ストの圧縮を十分に図ることができなくなってしまう。
【0005】そこで、上述したようなリード線を回路部
分と一体に構成したFPCにおいては、回路部分の周縁
部に沿う方向に延在するリード線部分を、回路部分の周
縁部から延出した後にL字状にカーブさせた箇所にでき
るだけ近いところで斜めに折り曲げ、この折り曲げによ
りリード線部分の延在方向を回路部分の周縁部に沿う方
向から変え、これにより、リード線部分を長尺化しなく
ても回路部分からより離れた箇所にリード線部の先端を
到達させることができるようにしている。
分と一体に構成したFPCにおいては、回路部分の周縁
部に沿う方向に延在するリード線部分を、回路部分の周
縁部から延出した後にL字状にカーブさせた箇所にでき
るだけ近いところで斜めに折り曲げ、この折り曲げによ
りリード線部分の延在方向を回路部分の周縁部に沿う方
向から変え、これにより、リード線部分を長尺化しなく
ても回路部分からより離れた箇所にリード線部の先端を
到達させることができるようにしている。
【0006】そして、上述したようにFPCのリード線
部分を折り曲げる場合には、FPCの復元力により折り
曲げたリード線部分が元の平面状に戻らないようにする
ために、折り曲げたFPCを挟んで折り曲げた状態に固
定する、いわゆるクランプと呼ばれる固定具が使用され
る。
部分を折り曲げる場合には、FPCの復元力により折り
曲げたリード線部分が元の平面状に戻らないようにする
ために、折り曲げたFPCを挟んで折り曲げた状態に固
定する、いわゆるクランプと呼ばれる固定具が使用され
る。
【0007】上述した固定具として従来からよく知られ
たものには、特開平4−209417号公報に記載され
た固定具や、特開平10−92238号公報に記載され
た固定具がある。
たものには、特開平4−209417号公報に記載され
た固定具や、特開平10−92238号公報に記載され
た固定具がある。
【0008】このうち、特開平4−209417号公報
の固定具では、折り曲げて重ねられた2つのFPC部分
に各々貫設された通孔を互いに重ね合わせ、この重ね合
わせた通孔に、固定具を構成する2枚の板状体のうち一
方の板状体に突設したピン状のクリップを挿通し、通孔
に挿通したクリップの先端をもう一方の板状体の嵌合孔
に嵌合させて、2枚の板状体により折り曲げて重ねられ
た2つのFPC部分を挟み付けるように構成している。
の固定具では、折り曲げて重ねられた2つのFPC部分
に各々貫設された通孔を互いに重ね合わせ、この重ね合
わせた通孔に、固定具を構成する2枚の板状体のうち一
方の板状体に突設したピン状のクリップを挿通し、通孔
に挿通したクリップの先端をもう一方の板状体の嵌合孔
に嵌合させて、2枚の板状体により折り曲げて重ねられ
た2つのFPC部分を挟み付けるように構成している。
【0009】一方、特開平10−92238号公報の固
定具では、二面の2つ割りに形成された挟持板の間にフ
ラット導体を挟持させると共に、挟持板からはみ出たフ
ラット導体部分を、挟持板の一面側から延設された筒状
のフラット導体押さえ部に挿通し、挟持板との境界部分
からフラット導体押さえ部をフラット導体の延在方向と
交わる折り曲げ線に沿って折り曲げ挟持板に重ね合わせ
るように構成している。
定具では、二面の2つ割りに形成された挟持板の間にフ
ラット導体を挟持させると共に、挟持板からはみ出たフ
ラット導体部分を、挟持板の一面側から延設された筒状
のフラット導体押さえ部に挿通し、挟持板との境界部分
からフラット導体押さえ部をフラット導体の延在方向と
交わる折り曲げ線に沿って折り曲げ挟持板に重ね合わせ
るように構成している。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、特開平
4−209417号公報の固定具の場合は、折り曲げて
重ねられた2つのFPC部分を2枚の板状体により挟み
付けることから、FPCの折り曲げ部分が2枚の板状体
による挟み付けによって過度に折り曲げられて、銅箔に
よる配線パターンの断線を招き易いという不具合があっ
た。
4−209417号公報の固定具の場合は、折り曲げて
重ねられた2つのFPC部分を2枚の板状体により挟み
付けることから、FPCの折り曲げ部分が2枚の板状体
による挟み付けによって過度に折り曲げられて、銅箔に
よる配線パターンの断線を招き易いという不具合があっ
た。
【0011】しかも、特開平4−209417号公報の
固定具の場合は、FPCの通孔に板状体のクリップを挿
通することから、FPCに引張力が働くと、通孔が貫設
されたFPC部分にクリップからのストレスが集中して
かかり、通孔が裂けて配線パターンの裂断だけでなく絶
縁性フィルム自体の裂断を招きかねないという不具合が
あった。
固定具の場合は、FPCの通孔に板状体のクリップを挿
通することから、FPCに引張力が働くと、通孔が貫設
されたFPC部分にクリップからのストレスが集中して
かかり、通孔が裂けて配線パターンの裂断だけでなく絶
縁性フィルム自体の裂断を招きかねないという不具合が
あった。
【0012】また、特開平10−92238号公報の固
定具の場合は、フラット導体の折り曲げ部分が2つ割り
の挟持板により挟持されないことから、この挟持板によ
る挟持でフラット導体の折り曲げ部分が過度に折り曲げ
られることはなく、その点で、特開平4−209417
号公報の固定具よりは好ましいと言える。
定具の場合は、フラット導体の折り曲げ部分が2つ割り
の挟持板により挟持されないことから、この挟持板によ
る挟持でフラット導体の折り曲げ部分が過度に折り曲げ
られることはなく、その点で、特開平4−209417
号公報の固定具よりは好ましいと言える。
【0013】しかし、特開平10−92238号公報の
固定具の場合は、フラット導体を折り曲げ状態に固定す
るために、2つ割りの挟持板によりフラット導体を挟持
させる作業の他に、挟持板からはみ出たフラット導体部
分を、非開放形状である筒状のフラット導体押さえ部に
挿通するという煩わしい作業を行わなければならず、作
業性の面で難点があるという不具合があった。
固定具の場合は、フラット導体を折り曲げ状態に固定す
るために、2つ割りの挟持板によりフラット導体を挟持
させる作業の他に、挟持板からはみ出たフラット導体部
分を、非開放形状である筒状のフラット導体押さえ部に
挿通するという煩わしい作業を行わなければならず、作
業性の面で難点があるという不具合があった。
【0014】本発明は前記事情に鑑みなされたもので、
本発明の目的は、折り曲げたフラット導体部分に過度の
折り曲げ力がかかったり引張力が集中してかかるのを抑
制しつつ、煩わしい作業を伴わずにフラット導体を折り
曲げた状態に固定することのできるフラット導体用折り
曲げ固定具を提供することにある。
本発明の目的は、折り曲げたフラット導体部分に過度の
折り曲げ力がかかったり引張力が集中してかかるのを抑
制しつつ、煩わしい作業を伴わずにフラット導体を折り
曲げた状態に固定することのできるフラット導体用折り
曲げ固定具を提供することにある。
【0015】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
請求項1に記載した本発明のフラット導体用折り曲げ固
定具は、扁平な帯状を呈する可撓性のフラット導体を該
フラット導体の延在方向と交わる折り曲げ線に沿って折
り曲げて、該折り曲げ線を挟んだ両側のフラット導体部
分どうしを重ね合わせた状態に固定するフラット導体用
折り曲げ固定具において、前記折り曲げ線の一方側のフ
ラット導体部分が載置されるベース片と、前記ベース片
に連設され、該ベース片に対して折り重ね及び展開可能
に構成された第1折り重ね片と、前記ベース片に連設さ
れ、前記ベース片に折り重ねた状態の前記第1折り重ね
片及び前記ベース片のうちいずれか一方の片に対して折
り重ね及び展開可能に構成された第2折り重ね片とを備
え、前記第1折り重ね片が、前記ベース片に折り重ねた
状態で、該ベース片に載置された前記一方側のフラット
導体部分を挟持するように構成されており、前記第2折
り重ね片が、前記一方の片に折り重ねた状態で、前記ベ
ース片に折り重ねた状態の前記第1折り重ね片と前記ベ
ース片とにより前記一方側のフラット導体部分を挟持さ
れて前記折り曲げ線に沿って折り曲げられた前記フラッ
ト導体の他方側のフラット導体部分を、前記一方の片と
の間に位置する状態に保持するように構成されているこ
とを特徴とする。
請求項1に記載した本発明のフラット導体用折り曲げ固
定具は、扁平な帯状を呈する可撓性のフラット導体を該
フラット導体の延在方向と交わる折り曲げ線に沿って折
り曲げて、該折り曲げ線を挟んだ両側のフラット導体部
分どうしを重ね合わせた状態に固定するフラット導体用
折り曲げ固定具において、前記折り曲げ線の一方側のフ
ラット導体部分が載置されるベース片と、前記ベース片
に連設され、該ベース片に対して折り重ね及び展開可能
に構成された第1折り重ね片と、前記ベース片に連設さ
れ、前記ベース片に折り重ねた状態の前記第1折り重ね
片及び前記ベース片のうちいずれか一方の片に対して折
り重ね及び展開可能に構成された第2折り重ね片とを備
え、前記第1折り重ね片が、前記ベース片に折り重ねた
状態で、該ベース片に載置された前記一方側のフラット
導体部分を挟持するように構成されており、前記第2折
り重ね片が、前記一方の片に折り重ねた状態で、前記ベ
ース片に折り重ねた状態の前記第1折り重ね片と前記ベ
ース片とにより前記一方側のフラット導体部分を挟持さ
れて前記折り曲げ線に沿って折り曲げられた前記フラッ
ト導体の他方側のフラット導体部分を、前記一方の片と
の間に位置する状態に保持するように構成されているこ
とを特徴とする。
【0016】また、請求項2に記載した本発明のフラッ
ト導体用折り曲げ固定具は、請求項1に記載した本発明
のフラット導体用折り曲げ固定具において、前記一方の
片に突設されたストッパ片をさらに備え、該ストッパ片
が、前記ベース片に折り重ねた状態の前記第1折り重ね
片と前記ベース片とにより前記一方側のフラット導体部
分を挟持されて、前記折り曲げ線に沿って折り曲げられ
た前記フラット導体のうち前記折り曲げ線の他方側のフ
ラット導体部分を、前記一方の片に折り重ねた状態の前
記第2折り重ね片と前記一方の片との間に位置する状態
に保持した状態で、該他方側のフラット導体部分におけ
る前記延在方向と交わる幅方向の一側縁に当接するよう
に構成されているものとした。
ト導体用折り曲げ固定具は、請求項1に記載した本発明
のフラット導体用折り曲げ固定具において、前記一方の
片に突設されたストッパ片をさらに備え、該ストッパ片
が、前記ベース片に折り重ねた状態の前記第1折り重ね
片と前記ベース片とにより前記一方側のフラット導体部
分を挟持されて、前記折り曲げ線に沿って折り曲げられ
た前記フラット導体のうち前記折り曲げ線の他方側のフ
ラット導体部分を、前記一方の片に折り重ねた状態の前
記第2折り重ね片と前記一方の片との間に位置する状態
に保持した状態で、該他方側のフラット導体部分におけ
る前記延在方向と交わる幅方向の一側縁に当接するよう
に構成されているものとした。
【0017】さらに、請求項3に記載した本発明のフラ
ット導体用折り曲げ固定具は、請求項2に記載した本発
明のフラット導体用折り曲げ固定具において、前記ベー
ス片が被係止部を有しており、前記第2折り重ね片が、
該第2折り重ね片を前記一方の片に折り重ねた状態で前
記被係止部に係止される係止部を有しており、該係止部
が、前記被係止部に係止された状態で、前記他方側のフ
ラット導体部分における前記幅方向の他側縁に当接する
ように構成されているものとした。
ット導体用折り曲げ固定具は、請求項2に記載した本発
明のフラット導体用折り曲げ固定具において、前記ベー
ス片が被係止部を有しており、前記第2折り重ね片が、
該第2折り重ね片を前記一方の片に折り重ねた状態で前
記被係止部に係止される係止部を有しており、該係止部
が、前記被係止部に係止された状態で、前記他方側のフ
ラット導体部分における前記幅方向の他側縁に当接する
ように構成されているものとした。
【0018】また、請求項4に記載した本発明のフラッ
ト導体用折り曲げ固定具は、請求項1、2又は3に記載
した本発明のフラット導体用折り曲げ固定具において、
前記一方の片が有する複数の端面のうち、前記第2折り
重ね片を前記一方の片に折り重ねた状態で前記折り曲げ
線に沿って延在し前記フラット導体に臨む端面が、曲面
状のガイド面に形成されており、該ガイド面が、前記ベ
ース片に折り重ねた状態の前記第1折り重ね片と前記ベ
ース片とにより前記一方側のフラット導体部分を挟持さ
れた前記フラット導体の、前記折り曲げ線に沿って折り
曲げられる折り曲げ部分に当接するように構成されてい
るものとした。
ト導体用折り曲げ固定具は、請求項1、2又は3に記載
した本発明のフラット導体用折り曲げ固定具において、
前記一方の片が有する複数の端面のうち、前記第2折り
重ね片を前記一方の片に折り重ねた状態で前記折り曲げ
線に沿って延在し前記フラット導体に臨む端面が、曲面
状のガイド面に形成されており、該ガイド面が、前記ベ
ース片に折り重ねた状態の前記第1折り重ね片と前記ベ
ース片とにより前記一方側のフラット導体部分を挟持さ
れた前記フラット導体の、前記折り曲げ線に沿って折り
曲げられる折り曲げ部分に当接するように構成されてい
るものとした。
【0019】さらに、請求項5に記載した本発明のフラ
ット導体用折り曲げ固定具は、請求項1、2、3又は4
に記載した本発明のフラット導体用折り曲げ固定具にお
いて、前記一方の片が、前記ベース片に折り重ねた状態
の前記第1折り重ね片であり、前記第2折り重ね片がヒ
ンジ片を介して前記ベース片に連設されており、前記ヒ
ンジ片が、前記ベース片に折り重ねた状態の前記第1折
り重ね片に対して前記第2折り重ね片をさらに折り重ね
た状態で、前記折り曲げ線に沿った前記フラット導体の
折り曲げ部分の外側に配置されるように構成されている
ものとした。
ット導体用折り曲げ固定具は、請求項1、2、3又は4
に記載した本発明のフラット導体用折り曲げ固定具にお
いて、前記一方の片が、前記ベース片に折り重ねた状態
の前記第1折り重ね片であり、前記第2折り重ね片がヒ
ンジ片を介して前記ベース片に連設されており、前記ヒ
ンジ片が、前記ベース片に折り重ねた状態の前記第1折
り重ね片に対して前記第2折り重ね片をさらに折り重ね
た状態で、前記折り曲げ線に沿った前記フラット導体の
折り曲げ部分の外側に配置されるように構成されている
ものとした。
【0020】また、請求項6に記載した本発明のフラッ
ト導体用折り曲げ固定具は、請求項1、2、3、4又は
5に記載した本発明のフラット導体用折り曲げ固定具に
おいて、前記一方の片が、前記ベース片に折り重ねた状
態の前記第1折り重ね片であり、前記第2折り重ね片
が、前記ベース片に折り重ねた状態の前記第1折り重ね
片に対してさらに折り重ねた状態で、該第1折り重ね片
との間に前記他方側のフラット導体部分を挟持するよう
に構成されているものとした。
ト導体用折り曲げ固定具は、請求項1、2、3、4又は
5に記載した本発明のフラット導体用折り曲げ固定具に
おいて、前記一方の片が、前記ベース片に折り重ねた状
態の前記第1折り重ね片であり、前記第2折り重ね片
が、前記ベース片に折り重ねた状態の前記第1折り重ね
片に対してさらに折り重ねた状態で、該第1折り重ね片
との間に前記他方側のフラット導体部分を挟持するよう
に構成されているものとした。
【0021】請求項1に記載した本発明のフラット導体
用折り曲げ固定具によれば、ベース片に対して第1折り
重ね片を折り重ねると、ベース片に載置された折り曲げ
線の一方側のフラット導体部分がベース片と第1折り重
ね片とにより挟持され、この状態で、フラット導体の延
在方向と交わる折り曲げ線に沿ってフラット導体を折り
曲げて、ベース片及び第1折り重ね片のうちいずれか一
方の片に対して第2折り重ね片を折り重ねると、折り曲
げ線の他方側のフラット導体部分が、ベース片及び第1
折り重ね片のうちいずれか一方の片と第2折り重ね片と
の間に位置される。
用折り曲げ固定具によれば、ベース片に対して第1折り
重ね片を折り重ねると、ベース片に載置された折り曲げ
線の一方側のフラット導体部分がベース片と第1折り重
ね片とにより挟持され、この状態で、フラット導体の延
在方向と交わる折り曲げ線に沿ってフラット導体を折り
曲げて、ベース片及び第1折り重ね片のうちいずれか一
方の片に対して第2折り重ね片を折り重ねると、折り曲
げ線の他方側のフラット導体部分が、ベース片及び第1
折り重ね片のうちいずれか一方の片と第2折り重ね片と
の間に位置される。
【0022】このため、フラット導体を折り曲げ線に沿
って折り曲げる作業の他に、第1折り重ね片や第2折り
重ね片を折り重ねる作業を行うだけで、折り曲げ線の一
方側のフラット導体部分がベース片と第1折り重ね片と
により挟持されると共に、折り曲げ線の両側のフラット
導体部分どうしを重ね合わせた状態にフラット導体が固
定されることになる。
って折り曲げる作業の他に、第1折り重ね片や第2折り
重ね片を折り重ねる作業を行うだけで、折り曲げ線の一
方側のフラット導体部分がベース片と第1折り重ね片と
により挟持されると共に、折り曲げ線の両側のフラット
導体部分どうしを重ね合わせた状態にフラット導体が固
定されることになる。
【0023】また、請求項2に記載した本発明のフラッ
ト導体用折り曲げ固定具によれば、請求項1に記載した
本発明のフラット導体用折り曲げ固定具において、折り
曲げ線に沿ったフラット導体の折り曲げや、第1折り重
ね片及び第2折り重ね片の折り重ねを行って、ベース片
と第1折り重ね片とにより折り曲げ線の一方側のフラッ
ト導体部分が挟持されたフラット導体の他方側のフラッ
ト導体部分を、ベース片及び第1折り重ね片のうちいず
れか一方の片と第2折り重ね片との間に位置させると、
ベース片及び第1折り重ね片のうちいずれか一方の片に
突設されたストッパ片が、他方側のフラット導体部分の
幅方向における一側縁に当接して、他方側のフラット導
体部分の幅方向への移動を規制することになる。
ト導体用折り曲げ固定具によれば、請求項1に記載した
本発明のフラット導体用折り曲げ固定具において、折り
曲げ線に沿ったフラット導体の折り曲げや、第1折り重
ね片及び第2折り重ね片の折り重ねを行って、ベース片
と第1折り重ね片とにより折り曲げ線の一方側のフラッ
ト導体部分が挟持されたフラット導体の他方側のフラッ
ト導体部分を、ベース片及び第1折り重ね片のうちいず
れか一方の片と第2折り重ね片との間に位置させると、
ベース片及び第1折り重ね片のうちいずれか一方の片に
突設されたストッパ片が、他方側のフラット導体部分の
幅方向における一側縁に当接して、他方側のフラット導
体部分の幅方向への移動を規制することになる。
【0024】さらに、請求項3に記載した本発明のフラ
ット導体用折り曲げ固定具によれば、請求項2に記載し
た本発明のフラット導体用折り曲げ固定具において、第
2折り重ね片をベース片及び第1折り重ね片のうちいず
れか一方の片に折り重ねて、第2折り重ね片の係止部
を、ベース片及び第1折り重ね片のうちいずれか一方の
片の被係止部に係止させると、係止部が他方側のフラッ
ト導体部分の幅方向における他側縁に当接し、ベース片
及び第1折り重ね片のうちいずれか一方の片に突設され
て幅方向における一側縁に当接するストッパ片と協働し
て、他方側のフラット導体部分の幅方向への移動を不能
とすることになる。
ット導体用折り曲げ固定具によれば、請求項2に記載し
た本発明のフラット導体用折り曲げ固定具において、第
2折り重ね片をベース片及び第1折り重ね片のうちいず
れか一方の片に折り重ねて、第2折り重ね片の係止部
を、ベース片及び第1折り重ね片のうちいずれか一方の
片の被係止部に係止させると、係止部が他方側のフラッ
ト導体部分の幅方向における他側縁に当接し、ベース片
及び第1折り重ね片のうちいずれか一方の片に突設され
て幅方向における一側縁に当接するストッパ片と協働し
て、他方側のフラット導体部分の幅方向への移動を不能
とすることになる。
【0025】また、請求項4に記載した本発明のフラッ
ト導体用折り曲げ固定具によれば、請求項1、2又は3
に記載した本発明のフラット導体用折り曲げ固定具にお
いて、折り曲げ線に沿ったフラット導体の折り曲げや、
第1折り重ね片及び第2折り重ね片の折り重ねを行っ
て、ベース片と第1折り重ね片とにより折り曲げ線の一
方側のフラット導体部分が挟持されたフラット導体の他
方側のフラット導体部分を、ベース片及び第1折り重ね
片のうちいずれか一方の片と第2折り重ね片との間に位
置させると、一方の片の複数の端面のうち曲面状を呈す
るガイド面がフラット導体の、折り曲げ線に沿って折り
曲げられる折り曲げ部分に当接して、ガイド面よりも鋭
角となる折り曲げ部分の屈曲を規制することになる。
ト導体用折り曲げ固定具によれば、請求項1、2又は3
に記載した本発明のフラット導体用折り曲げ固定具にお
いて、折り曲げ線に沿ったフラット導体の折り曲げや、
第1折り重ね片及び第2折り重ね片の折り重ねを行っ
て、ベース片と第1折り重ね片とにより折り曲げ線の一
方側のフラット導体部分が挟持されたフラット導体の他
方側のフラット導体部分を、ベース片及び第1折り重ね
片のうちいずれか一方の片と第2折り重ね片との間に位
置させると、一方の片の複数の端面のうち曲面状を呈す
るガイド面がフラット導体の、折り曲げ線に沿って折り
曲げられる折り曲げ部分に当接して、ガイド面よりも鋭
角となる折り曲げ部分の屈曲を規制することになる。
【0026】さらに、請求項5に記載した本発明のフラ
ット導体用折り曲げ固定具によれば、請求項1、2、3
又は4に記載した本発明のフラット導体用折り曲げ固定
具において、折り曲げ線に沿ったフラット導体の折り曲
げや、第1折り重ね片及び第2折り重ね片の折り重ねを
行って、ベース片と第1折り重ね片とにより折り曲げ線
の一方側のフラット導体部分が挟持されたフラット導体
の他方側のフラット導体部分を、第1折り重ね片と第2
折り重ね片との間に位置させると、第2折り重ね片をベ
ース片に連設させるヒンジ片が折り曲げ線に沿ったフラ
ット導体の折り曲げ部分の外側に配置されて、この折り
曲げ部分を外側から覆うことになる。
ット導体用折り曲げ固定具によれば、請求項1、2、3
又は4に記載した本発明のフラット導体用折り曲げ固定
具において、折り曲げ線に沿ったフラット導体の折り曲
げや、第1折り重ね片及び第2折り重ね片の折り重ねを
行って、ベース片と第1折り重ね片とにより折り曲げ線
の一方側のフラット導体部分が挟持されたフラット導体
の他方側のフラット導体部分を、第1折り重ね片と第2
折り重ね片との間に位置させると、第2折り重ね片をベ
ース片に連設させるヒンジ片が折り曲げ線に沿ったフラ
ット導体の折り曲げ部分の外側に配置されて、この折り
曲げ部分を外側から覆うことになる。
【0027】また、請求項6に記載した本発明のフラッ
ト導体用折り曲げ固定具によれば、請求項1、2、3、
4又は5に記載した本発明のフラット導体用折り曲げ固
定具において、折り曲げ線に沿ったフラット導体の折り
曲げや、第1折り重ね片及び第2折り重ね片の折り重ね
を行って、ベース片と第1折り重ね片とにより折り曲げ
線の一方側のフラット導体部分が挟持されたフラット導
体の他方側のフラット導体部分を、第1折り重ね片と第
2折り重ね片との間に位置させると、これら第1折り重
ね片と第2折り重ね片とにより他方側のフラット導体部
分が挟持されることになる。
ト導体用折り曲げ固定具によれば、請求項1、2、3、
4又は5に記載した本発明のフラット導体用折り曲げ固
定具において、折り曲げ線に沿ったフラット導体の折り
曲げや、第1折り重ね片及び第2折り重ね片の折り重ね
を行って、ベース片と第1折り重ね片とにより折り曲げ
線の一方側のフラット導体部分が挟持されたフラット導
体の他方側のフラット導体部分を、第1折り重ね片と第
2折り重ね片との間に位置させると、これら第1折り重
ね片と第2折り重ね片とにより他方側のフラット導体部
分が挟持されることになる。
【0028】
【発明の実施の形態】以下、本発明によるフラット導体
用折り曲げ固定具の実施形態を図面を参照して説明す
る。
用折り曲げ固定具の実施形態を図面を参照して説明す
る。
【0029】図1は本発明の一実施形態に係るフラット
導体用折り曲げ固定具(以下、「固定具」と略記す
る。)の展開状態を、この固定具を用いて折り曲げ状態
に固定するFPCと共に示す斜視図であり、図1中引用
符号1はFPC、11は固定具を各々示す。
導体用折り曲げ固定具(以下、「固定具」と略記す
る。)の展開状態を、この固定具を用いて折り曲げ状態
に固定するFPCと共に示す斜視図であり、図1中引用
符号1はFPC、11は固定具を各々示す。
【0030】前記FPC1(フラット導体に相当)は、
自動車のドアトリムのアームレストに設けられるパワー
ウィンドスイッチ(いずれも図示せず)のスイッチケー
ス3(図5参照)に収容される回路基板部1aと、この
回路基板部1aから延設されたリード線部1eとを有し
ており、図1中では、回路基板部1a及びリード線部1
eのいずれも、一部分のみに省略して示している。
自動車のドアトリムのアームレストに設けられるパワー
ウィンドスイッチ(いずれも図示せず)のスイッチケー
ス3(図5参照)に収容される回路基板部1aと、この
回路基板部1aから延設されたリード線部1eとを有し
ており、図1中では、回路基板部1a及びリード線部1
eのいずれも、一部分のみに省略して示している。
【0031】前記回路基板部1aには、複数の接点パタ
ーン1b,1b,・・・や、これら接点パターン1b,
1b,・・・に連なる導電パターン1c,1c,・・・
等が、銅箔により形成されている。
ーン1b,1b,・・・や、これら接点パターン1b,
1b,・・・に連なる導電パターン1c,1c,・・・
等が、銅箔により形成されている。
【0032】そして、接点パターン1b,1b,・・・
は、図5に示すように回路基板部1aを、アッパーケー
ス3aとアンダーケース3bとで構成されるスイッチケ
ース3に収容した状態で、アッパーケース3a上に配置
されるキートップ5の傾倒操作により、導電性のラバー
コンタクト(図示せず)が選択的に接触するように構成
されており、このラバーコンタクトの接触により、導電
パターン1c,1c,・・・の詳細な図示を省略した2
接点間が導通される。
は、図5に示すように回路基板部1aを、アッパーケー
ス3aとアンダーケース3bとで構成されるスイッチケ
ース3に収容した状態で、アッパーケース3a上に配置
されるキートップ5の傾倒操作により、導電性のラバー
コンタクト(図示せず)が選択的に接触するように構成
されており、このラバーコンタクトの接触により、導電
パターン1c,1c,・・・の詳細な図示を省略した2
接点間が導通される。
【0033】図1に示すように、前記リード線部1eに
は、導電パターン1c,1c,・・・等に連なる配線パ
ターン1fが銅箔により形成されており、リード線部1
eの基部は、回路基板部1aの隅部付近から回路基板部
1aの周縁1dに対して直交する方向に一旦延出してお
り、その後直ぐにL字状にカーブして、リード線部1e
の先部側は、回路基板部1aの周縁1dに沿って延在し
ている。
は、導電パターン1c,1c,・・・等に連なる配線パ
ターン1fが銅箔により形成されており、リード線部1
eの基部は、回路基板部1aの隅部付近から回路基板部
1aの周縁1dに対して直交する方向に一旦延出してお
り、その後直ぐにL字状にカーブして、リード線部1e
の先部側は、回路基板部1aの周縁1dに沿って延在し
ている。
【0034】そして、リード線部1eは、図5に示すよ
うに回路基板部1aをスイッチケース3に収容した状態
で、スイッチケース3の外側に配置され、また、リード
線部1eは、図1中の一点鎖線で示す、L字状のカーブ
部分よりも先端側寄りの折り曲げ線Xに沿って、方向転
換のために折り曲げられる。
うに回路基板部1aをスイッチケース3に収容した状態
で、スイッチケース3の外側に配置され、また、リード
線部1eは、図1中の一点鎖線で示す、L字状のカーブ
部分よりも先端側寄りの折り曲げ線Xに沿って、方向転
換のために折り曲げられる。
【0035】前記固定具11は、FPC1のリード線部
1eを折り曲げ線Xに沿って折り曲げた状態に固定する
ためのもので、ベース片13と、このベース片13に薄
肉の連結片15を介して連設された第1折り重ね片17
と、ベース片13にヒンジ片19を介して連設された第
2折り重ね片21とを、樹脂成形により一体に形成して
構成されている。
1eを折り曲げ線Xに沿って折り曲げた状態に固定する
ためのもので、ベース片13と、このベース片13に薄
肉の連結片15を介して連設された第1折り重ね片17
と、ベース片13にヒンジ片19を介して連設された第
2折り重ね片21とを、樹脂成形により一体に形成して
構成されている。
【0036】前記ベース片13は、に示すスイッチケー
ス3のアンダーケース3bに設けられた固定片3cのク
ランプ孔3dに嵌合されるクランプ13bを外面13a
に有しており、ベース片13の内面13cにはFPC収
容部13dが、周囲の内面13c部分よりも一段低くな
るように、FPC1の厚み程度の段差をつけて形成され
ている。
ス3のアンダーケース3bに設けられた固定片3cのク
ランプ孔3dに嵌合されるクランプ13bを外面13a
に有しており、ベース片13の内面13cにはFPC収
容部13dが、周囲の内面13c部分よりも一段低くな
るように、FPC1の厚み程度の段差をつけて形成され
ている。
【0037】このFPC収容部13dは、折り曲げ線X
よりもリード線部1eの基端側に位置してこの折り曲げ
線Xを境界の一部とする、図1中の破線で囲んだL字状
のカーブ部分1g(折り曲げ線の一方側のフラット導体
部分に相当)に対応する平面形状に形成されている。
よりもリード線部1eの基端側に位置してこの折り曲げ
線Xを境界の一部とする、図1中の破線で囲んだL字状
のカーブ部分1g(折り曲げ線の一方側のフラット導体
部分に相当)に対応する平面形状に形成されている。
【0038】前記FPC収容部13dには、リード線部
1eのカーブ部分1gを収容した状態でこのカーブ部分
1gの内周縁1hに側面が当接する位置決め突起13e
が突設されており、FPC収容部13dの周囲の内面1
3c部分には、第1折り重ね片17を位置決めするため
の位置決め突起13f及び係止孔13gと、第2折り重
ね片21を位置決めするための係止孔13h(被係止部
に相当)とが、各々形成されている。
1eのカーブ部分1gを収容した状態でこのカーブ部分
1gの内周縁1hに側面が当接する位置決め突起13e
が突設されており、FPC収容部13dの周囲の内面1
3c部分には、第1折り重ね片17を位置決めするため
の位置決め突起13f及び係止孔13gと、第2折り重
ね片21を位置決めするための係止孔13h(被係止部
に相当)とが、各々形成されている。
【0039】そして、前記位置決め突起13fは、リー
ド線部1eのカーブ部分1gをFPC収容部13dに収
容した状態で、カーブ部分1gよりも若干先端寄りのリ
ード線部1e部分の幅方向における内周縁1hとは反対
側の側縁部に、側面が当接するように構成されている。
ド線部1eのカーブ部分1gをFPC収容部13dに収
容した状態で、カーブ部分1gよりも若干先端寄りのリ
ード線部1e部分の幅方向における内周縁1hとは反対
側の側縁部に、側面が当接するように構成されている。
【0040】前記連結片15は、ベース片13よりも十
分薄い厚みにより可撓性を有するように構成されてい
て、ベース片13の外面13aに沿って延設されてお
り、前記第1折り重ね片17は、ベース片13と略同様
の厚み及び外形で形成されている。
分薄い厚みにより可撓性を有するように構成されてい
て、ベース片13の外面13aに沿って延設されてお
り、前記第1折り重ね片17は、ベース片13と略同様
の厚み及び外形で形成されている。
【0041】そして、第1折り重ね片17の内面17a
には、連結片15を折り曲げて内面17aをベース片1
3のFPC収容部13dの周囲に位置する内面13c部
分に当接させて、図2にFPC1の固定作業の第1段階
の斜視図で示すように第1折り重ね片17をベース片1
3に重ね合わせた状態で、ベース片13の係止孔13h
を露出させる切欠部17bと、位置決め突起13eをか
わす切欠部17cとが形成されていると共に、ベース片
13の係止孔13gに挿入、係止される先細り状の係止
突起17dが突設されている。
には、連結片15を折り曲げて内面17aをベース片1
3のFPC収容部13dの周囲に位置する内面13c部
分に当接させて、図2にFPC1の固定作業の第1段階
の斜視図で示すように第1折り重ね片17をベース片1
3に重ね合わせた状態で、ベース片13の係止孔13h
を露出させる切欠部17bと、位置決め突起13eをか
わす切欠部17cとが形成されていると共に、ベース片
13の係止孔13gに挿入、係止される先細り状の係止
突起17dが突設されている。
【0042】また、図1に示すように、第1折り重ね片
17の外面17eには、内面17aの係止突起17dと
は反対側の位置に、リード線部1eの位置決め用の位置
決め突起17f(ストッパ片に相当)が突設されてお
り、また、第1折り重ね片17には、図2に示すように
第1折り重ね片17をベース片13に重ね合わせた状態
で、ベース片13の位置決め突起13fが挿入される位
置決め孔17gが貫設されている。
17の外面17eには、内面17aの係止突起17dと
は反対側の位置に、リード線部1eの位置決め用の位置
決め突起17f(ストッパ片に相当)が突設されてお
り、また、第1折り重ね片17には、図2に示すように
第1折り重ね片17をベース片13に重ね合わせた状態
で、ベース片13の位置決め突起13fが挿入される位
置決め孔17gが貫設されている。
【0043】さらに、第1折り重ね片17には、ベース
片13のFPC収容部13dにFPC1のリード線部1
eのカーブ部分1gを収容した状態で、図1に示すリー
ド線部1eの折り曲げ線Xに沿って延在する端面を有し
ており、この端面は、角部を面取りされて、第1折り重
ね片17の厚み方向において円弧状を呈する曲面状のガ
イド面17hに形成されている。
片13のFPC収容部13dにFPC1のリード線部1
eのカーブ部分1gを収容した状態で、図1に示すリー
ド線部1eの折り曲げ線Xに沿って延在する端面を有し
ており、この端面は、角部を面取りされて、第1折り重
ね片17の厚み方向において円弧状を呈する曲面状のガ
イド面17hに形成されている。
【0044】このガイド面17hは、図3にFPC1の
固定作業の第2段階の斜視図で示すように、第1折り重
ね片17をベース片13に重ね合わせた状態で図1に示
す折り曲げ線Xに沿ってリード線部1eを折り曲げるこ
とで、リード線部1eの折り曲げ部分の内面に当接して
この折り曲げ部分をガイド面17hに倣った円弧状にす
るように構成されており、前記位置決め突起17fは、
図3に示すように、折り曲げ線Xに沿って折り曲げたリ
ード線部1eの先端寄り部分の一方の側縁部に、その側
面が当接するように構成されている。
固定作業の第2段階の斜視図で示すように、第1折り重
ね片17をベース片13に重ね合わせた状態で図1に示
す折り曲げ線Xに沿ってリード線部1eを折り曲げるこ
とで、リード線部1eの折り曲げ部分の内面に当接して
この折り曲げ部分をガイド面17hに倣った円弧状にす
るように構成されており、前記位置決め突起17fは、
図3に示すように、折り曲げ線Xに沿って折り曲げたリ
ード線部1eの先端寄り部分の一方の側縁部に、その側
面が当接するように構成されている。
【0045】前記ヒンジ片19は、連結片15と同様
に、ベース片13よりも十分薄い厚みにより可撓性を有
するように構成されていて、ベース片13のFPC収容
部13dの周縁部のうち、リード線部1eのカーブ部分
1gをFPC収容部13dに収容した状態で、図1に示
すリード線部1eの折り曲げ線Xに沿って位置するFP
C収容部13dの周縁部分から、ベース片13の内面1
3cに直交するように立設されている。
に、ベース片13よりも十分薄い厚みにより可撓性を有
するように構成されていて、ベース片13のFPC収容
部13dの周縁部のうち、リード線部1eのカーブ部分
1gをFPC収容部13dに収容した状態で、図1に示
すリード線部1eの折り曲げ線Xに沿って位置するFP
C収容部13dの周縁部分から、ベース片13の内面1
3cに直交するように立設されている。
【0046】ヒンジ片19のFPC収容部13dからの
立設高さは、ベース片13の内面13cとFPC収容部
13dとの段差と、第1折り重ね片17及び第2折り重
ね片21の厚みとを合計した寸法とされており、このヒ
ンジ片19は、図3に示すようにベース片13に重ね合
わせた第1折り重ね片17のガイド面17hに、図1に
示す折り曲げ線Xに沿って折り曲げたリード線部1eの
折り曲げ部分の内面を当接させた状態で、この折り曲げ
部分の外面を覆うように構成されている。
立設高さは、ベース片13の内面13cとFPC収容部
13dとの段差と、第1折り重ね片17及び第2折り重
ね片21の厚みとを合計した寸法とされており、このヒ
ンジ片19は、図3に示すようにベース片13に重ね合
わせた第1折り重ね片17のガイド面17hに、図1に
示す折り曲げ線Xに沿って折り曲げたリード線部1eの
折り曲げ部分の内面を当接させた状態で、この折り曲げ
部分の外面を覆うように構成されている。
【0047】前記第2折り重ね片21は、ベース片13
と略同様の厚みと、ベース片13よりも若干小さめの外
形とで形成されており、第2折り重ね片21の内面21
aの周縁部には先細り状の係止突起21b(係止部に相
当)が突設されていると共に、第2折り重ね片21の内
面21aの中央寄り部分には、FPC1の厚みに略等し
い高さの位置決め突起21cが突設されている。
と略同様の厚みと、ベース片13よりも若干小さめの外
形とで形成されており、第2折り重ね片21の内面21
aの周縁部には先細り状の係止突起21b(係止部に相
当)が突設されていると共に、第2折り重ね片21の内
面21aの中央寄り部分には、FPC1の厚みに略等し
い高さの位置決め突起21cが突設されている。
【0048】この第2折り重ね片21は、ヒンジ片19
を折り曲げて内面21aを、ベース片13に重ね合わせ
た第1折り重ね片17の外面17eに当接させて、図4
にFPC1の固定作業の第3段階の斜視図で示すように
第2折り重ね片21を第1折り重ね片17に重ね合わせ
た状態で、係止突起21bがベース片13の係止孔13
hに挿入、係止されると共に、位置決め突起21cが第
1折り重ね片17の外面17eに当接するように構成さ
れている。
を折り曲げて内面21aを、ベース片13に重ね合わせ
た第1折り重ね片17の外面17eに当接させて、図4
にFPC1の固定作業の第3段階の斜視図で示すように
第2折り重ね片21を第1折り重ね片17に重ね合わせ
た状態で、係止突起21bがベース片13の係止孔13
hに挿入、係止されると共に、位置決め突起21cが第
1折り重ね片17の外面17eに当接するように構成さ
れている。
【0049】また、第2折り重ね片21は、図4に示す
ように第2折り重ね片21を第1折り重ね片17に重ね
合わせた状態で、係止突起21b及び位置決め突起21
cの側面が、図3に示すように折り曲げ線Xに沿って折
り曲げたリード線部1eの先端寄り部分の、位置決め突
起17fが当接する側とは反対の他方の側縁部に当接す
るように構成されている。
ように第2折り重ね片21を第1折り重ね片17に重ね
合わせた状態で、係止突起21b及び位置決め突起21
cの側面が、図3に示すように折り曲げ線Xに沿って折
り曲げたリード線部1eの先端寄り部分の、位置決め突
起17fが当接する側とは反対の他方の側縁部に当接す
るように構成されている。
【0050】次に、上述のように構成された本実施形態
の固定具11の作用について説明する。
の固定具11の作用について説明する。
【0051】まず、FPC1のリード線部1eのカーブ
部分1gをベース片13のFPC収容部13dに収容し
て、図2に示すように第1折り重ね片17をベース片1
3に重ね合わせると、第1折り重ね片17の係止突起1
7dがベース片13の係止孔13gに挿入、係止され
て、第1折り重ね片17がこれを元の展開状態に戻そう
と作用する連結片15の復元力に抗して、ベース片13
に重ね合わせた状態に保持される。
部分1gをベース片13のFPC収容部13dに収容し
て、図2に示すように第1折り重ね片17をベース片1
3に重ね合わせると、第1折り重ね片17の係止突起1
7dがベース片13の係止孔13gに挿入、係止され
て、第1折り重ね片17がこれを元の展開状態に戻そう
と作用する連結片15の復元力に抗して、ベース片13
に重ね合わせた状態に保持される。
【0052】そして、第1折り重ね片17をベース片1
3に重ね合わせると、ベース片13のFPC収容部13
dが周囲の内面13c部分よりも、FPC1の厚み程度
の段差をつけて一段低くなっていることから、ベース片
13の内面13cと第1折り重ね片17の内面17aと
が、リード線部1eのカーブ部分1gの各面に各々当接
する。
3に重ね合わせると、ベース片13のFPC収容部13
dが周囲の内面13c部分よりも、FPC1の厚み程度
の段差をつけて一段低くなっていることから、ベース片
13の内面13cと第1折り重ね片17の内面17aと
が、リード線部1eのカーブ部分1gの各面に各々当接
する。
【0053】すると、リード線部1eのカーブ部分1g
の各面へのベース片13の内面13cと第1折り重ね片
17の内面17aとの当接により、リード線部1eのカ
ーブ部分1gがベース片13と第1折り重ね片17とに
より挟持され、リード線部1eのカーブ部分1gが固定
具11に対して、リード線部1eのカーブ部分1gより
も先端寄り部分の延在方向に移動不能に固定される。
の各面へのベース片13の内面13cと第1折り重ね片
17の内面17aとの当接により、リード線部1eのカ
ーブ部分1gがベース片13と第1折り重ね片17とに
より挟持され、リード線部1eのカーブ部分1gが固定
具11に対して、リード線部1eのカーブ部分1gより
も先端寄り部分の延在方向に移動不能に固定される。
【0054】そして、ベース片13と第1折り重ね片1
7とによりリード線部1eのカーブ部分1gが挟持され
た状態で、カーブ部分1gよりも若干先端寄りのリード
線部1e部分の幅方向における両側縁部にベース片13
の位置決め突起13e,13fの側面が各々当接するこ
とから、リード線部1eが固定具11に対して、リード
線部1eのカーブ部分1gよりも先端寄り部分の幅方向
にも移動不能に固定される。
7とによりリード線部1eのカーブ部分1gが挟持され
た状態で、カーブ部分1gよりも若干先端寄りのリード
線部1e部分の幅方向における両側縁部にベース片13
の位置決め突起13e,13fの側面が各々当接するこ
とから、リード線部1eが固定具11に対して、リード
線部1eのカーブ部分1gよりも先端寄り部分の幅方向
にも移動不能に固定される。
【0055】そこで、第2折り重ね片21が第1折り重
ね片17に重なるようにヒンジ片19を折り曲げると、
カーブ部分1gがベース片13と第1折り重ね片17と
により挟持されたリード線部1eが、第2折り重ね片2
1によって、図1に示す折り曲げ線Xに沿って折り返さ
れて、回路基板部1aの周縁1dに沿って延在していた
リード線部1eのカーブ部分1gよりも先端寄り部分
が、回路基板部1aの周縁1dに対して直交する方向に
延在するように方向転換される。
ね片17に重なるようにヒンジ片19を折り曲げると、
カーブ部分1gがベース片13と第1折り重ね片17と
により挟持されたリード線部1eが、第2折り重ね片2
1によって、図1に示す折り曲げ線Xに沿って折り返さ
れて、回路基板部1aの周縁1dに沿って延在していた
リード線部1eのカーブ部分1gよりも先端寄り部分
が、回路基板部1aの周縁1dに対して直交する方向に
延在するように方向転換される。
【0056】そして、この方向転換のために折り返され
たリード線部1eの折り曲げ部分の内面に、第1折り重
ね片17のガイド面17hが当接して、リード線部1e
の折り曲げ部分がガイド面17hに倣った円弧状にされ
ることから、リード線部1eの折り曲げ部分が配線パタ
ーン1fの断線を生じるほど過度に折り曲げられること
が抑制される。
たリード線部1eの折り曲げ部分の内面に、第1折り重
ね片17のガイド面17hが当接して、リード線部1e
の折り曲げ部分がガイド面17hに倣った円弧状にされ
ることから、リード線部1eの折り曲げ部分が配線パタ
ーン1fの断線を生じるほど過度に折り曲げられること
が抑制される。
【0057】加えて、方向転換のために折り返されたリ
ード線部1eの折り曲げ部分の外側にヒンジ片19が位
置して、リード線部1eの折り曲げ部分が外部の異物に
触れて損傷を受けることが防止される。
ード線部1eの折り曲げ部分の外側にヒンジ片19が位
置して、リード線部1eの折り曲げ部分が外部の異物に
触れて損傷を受けることが防止される。
【0058】続いて、図4に示すように、第2折り重ね
片21を第1折り重ね片17に完全に重ね合わせると、
第2折り重ね片21の係止突起21bがベース片13の
係止孔13hに挿入、係止されて、第2折り重ね片21
がこれを元の展開状態に戻そうと作用するヒンジ片19
の復元力に抗して、第1折り重ね片17に重ね合わせた
状態に保持される。
片21を第1折り重ね片17に完全に重ね合わせると、
第2折り重ね片21の係止突起21bがベース片13の
係止孔13hに挿入、係止されて、第2折り重ね片21
がこれを元の展開状態に戻そうと作用するヒンジ片19
の復元力に抗して、第1折り重ね片17に重ね合わせた
状態に保持される。
【0059】そして、第2折り重ね片21を第1折り重
ね片17に重ね合わせると、第1折り重ね片17の外面
17eに第2折り重ね片21の位置決め突起21cの先
端が当接する。
ね片17に重ね合わせると、第1折り重ね片17の外面
17eに第2折り重ね片21の位置決め突起21cの先
端が当接する。
【0060】このとき、ヒンジ片19のFPC収容部1
3dからの立設高さが、ベース片13の内面13cとF
PC収容部13dとの段差と、第1折り重ね片17及び
第2折り重ね片21の厚みとを合計した寸法とされてお
り、第2折り重ね片21の位置決め突起21cがFPC
1の厚みに略等しい高さで形成されていることから、第
1折り重ね片17の外面17eと第2折り重ね片21の
内面21aとが、カーブ部分1gよりも若干先端寄りの
リード線部1e部分(折り曲げ線の他方側のフラット導
体部分に相当)の各面に各々当接する。
3dからの立設高さが、ベース片13の内面13cとF
PC収容部13dとの段差と、第1折り重ね片17及び
第2折り重ね片21の厚みとを合計した寸法とされてお
り、第2折り重ね片21の位置決め突起21cがFPC
1の厚みに略等しい高さで形成されていることから、第
1折り重ね片17の外面17eと第2折り重ね片21の
内面21aとが、カーブ部分1gよりも若干先端寄りの
リード線部1e部分(折り曲げ線の他方側のフラット導
体部分に相当)の各面に各々当接する。
【0061】すると、リード線部1eの各面への第1折
り重ね片17の外面17eと第2折り重ね片21の内面
21aとの当接により、カーブ部分1gよりも若干先端
寄りのリード線部1e部分が第1折り重ね片17と第2
折り重ね片21とにより挟持され、この挟持された部分
よりもさらに先端寄りのリード線部1e部分が固定具1
1に対して、このリード線部1e部分の延在方向に移動
不能に固定される。
り重ね片17の外面17eと第2折り重ね片21の内面
21aとの当接により、カーブ部分1gよりも若干先端
寄りのリード線部1e部分が第1折り重ね片17と第2
折り重ね片21とにより挟持され、この挟持された部分
よりもさらに先端寄りのリード線部1e部分が固定具1
1に対して、このリード線部1e部分の延在方向に移動
不能に固定される。
【0062】そして、第1折り重ね片17と第2折り重
ね片21とにより、カーブ部分1gよりも若干先端寄り
のリード線部1e部分が挟持された状態で、このリード
線部1e部分の幅方向における両側縁部に、第1折り重
ね片17の位置決め突起17fの側面と、第2折り重ね
片21の係止突起21b及び位置決め突起21cの側面
とが各々当接することから、第1折り重ね片17と第2
折り重ね片21とにより挟持されたリード線部1e部分
よりもさらに先端寄りのリード線部1e部分が、固定具
11に対して、このリード線部1e部分の幅方向にも移
動不能に固定される。
ね片21とにより、カーブ部分1gよりも若干先端寄り
のリード線部1e部分が挟持された状態で、このリード
線部1e部分の幅方向における両側縁部に、第1折り重
ね片17の位置決め突起17fの側面と、第2折り重ね
片21の係止突起21b及び位置決め突起21cの側面
とが各々当接することから、第1折り重ね片17と第2
折り重ね片21とにより挟持されたリード線部1e部分
よりもさらに先端寄りのリード線部1e部分が、固定具
11に対して、このリード線部1e部分の幅方向にも移
動不能に固定される。
【0063】そこで最後に、ベース片13の外面13a
に突設したクランプ13bを、図5にFPC1の固定作
業の第4段階の斜視図で示すように、スイッチケース3
のアンダーケース3bに設けられた固定片3cのクラン
プ孔3dに嵌合し、固定具11をアンダーケース3bに
固定する。
に突設したクランプ13bを、図5にFPC1の固定作
業の第4段階の斜視図で示すように、スイッチケース3
のアンダーケース3bに設けられた固定片3cのクラン
プ孔3dに嵌合し、固定具11をアンダーケース3bに
固定する。
【0064】これにより、ベース片13と第1折り重ね
片17とにより挟持されたリード線部1eのカーブ部分
1gと、第1折り重ね片17と第2折り重ね片21とに
より挟持された、カーブ部分1gよりも若干先端寄りの
リード線部1e部分とが、アッパーケース3aとアンダ
ーケース3bとで構成されるスイッチケース3に収容さ
れる回路基板部1aに対して位置決め固定される。
片17とにより挟持されたリード線部1eのカーブ部分
1gと、第1折り重ね片17と第2折り重ね片21とに
より挟持された、カーブ部分1gよりも若干先端寄りの
リード線部1e部分とが、アッパーケース3aとアンダ
ーケース3bとで構成されるスイッチケース3に収容さ
れる回路基板部1aに対して位置決め固定される。
【0065】したがって、リード線部1eの先端側から
の引張力は、第1折り重ね片17と第2折り重ね片21
とにより挟持された、カーブ部分1gよりも若干先端寄
りのリード線部1e部分に直接作用することになる。
の引張力は、第1折り重ね片17と第2折り重ね片21
とにより挟持された、カーブ部分1gよりも若干先端寄
りのリード線部1e部分に直接作用することになる。
【0066】そのため、リード線部1eの先端側からの
引張力は、第1折り重ね片17や第2折り重ね片21と
連なるベース片13のクランプ13bが嵌合されるクラ
ンプ孔3dを有した、スイッチケース3のアンダーケー
ス3bの固定片3cによって受け止められることにな
り、カーブ部分1gよりも若干先端寄りのリード線部1
eよりリード線部1eの基端側に位置する、折り曲げ線
Xに沿って折り曲げたリード線部1e部分や、回路基板
部1aとリード線部1eとの接続部分には、直接かから
なくなる。
引張力は、第1折り重ね片17や第2折り重ね片21と
連なるベース片13のクランプ13bが嵌合されるクラ
ンプ孔3dを有した、スイッチケース3のアンダーケー
ス3bの固定片3cによって受け止められることにな
り、カーブ部分1gよりも若干先端寄りのリード線部1
eよりリード線部1eの基端側に位置する、折り曲げ線
Xに沿って折り曲げたリード線部1e部分や、回路基板
部1aとリード線部1eとの接続部分には、直接かから
なくなる。
【0067】このように本実施形態の固定具11によれ
ば、展開状態のベース片13の内面13cに形成したF
PC収容部13dにリード線部1eのカーブ部分1gを
収容し、ベース片13の内面13cに第1折り重ね片1
7の内面17aを重ね合わせて、リード線部1eのカー
ブ部分1gをベース片13と第1折り重ね片17とで挟
持し、さらに、第1折り重ね片17の外面17eに第2
折り重ね片21の内面21aを重ね合わせて、折り曲げ
線Xに沿って折り曲げたリード線部1e部分よりも若干
先端寄りのリード線部1e部分を、第1折り重ね片17
と第2折り重ね片21とで挟持するように構成した。
ば、展開状態のベース片13の内面13cに形成したF
PC収容部13dにリード線部1eのカーブ部分1gを
収容し、ベース片13の内面13cに第1折り重ね片1
7の内面17aを重ね合わせて、リード線部1eのカー
ブ部分1gをベース片13と第1折り重ね片17とで挟
持し、さらに、第1折り重ね片17の外面17eに第2
折り重ね片21の内面21aを重ね合わせて、折り曲げ
線Xに沿って折り曲げたリード線部1e部分よりも若干
先端寄りのリード線部1e部分を、第1折り重ね片17
と第2折り重ね片21とで挟持するように構成した。
【0068】このため、折り曲げ線Xに沿って折り曲げ
たリード線部1e部分を直接挟持して過度の折り曲げ力
がかかったり、リード線部1eの先端側からの引張力
が、折り曲げ線Xに沿って折り曲げたリード線部1e部
分に集中してかかって、リード線部1eの配線パターン
1fに断線が生じることのないようにしつつ、非開放形
状である筒状体にリード線部1eを挿通するといった煩
わしい作業を伴わずに、リード線部1eを折り曲げ線X
に沿って折り曲げた状態に、容易に固定することができ
る。
たリード線部1e部分を直接挟持して過度の折り曲げ力
がかかったり、リード線部1eの先端側からの引張力
が、折り曲げ線Xに沿って折り曲げたリード線部1e部
分に集中してかかって、リード線部1eの配線パターン
1fに断線が生じることのないようにしつつ、非開放形
状である筒状体にリード線部1eを挿通するといった煩
わしい作業を伴わずに、リード線部1eを折り曲げ線X
に沿って折り曲げた状態に、容易に固定することができ
る。
【0069】尚、リード線部1eの幅方向への移動を規
制するために設けたベース片13の位置決め突起13
e,13fや第1折り重ね片17の位置決め突起17
f、第2折り重ね片21の係止突起21b及び位置決め
突起21cの一部或は全部は、省略してもよいが、本実
施形態の固定具11のように、これらの一部又は全部を
設ければ、ベース片13と第1折り重ね片17とで挟持
されるリード線部1e部分や第1折り重ね片17と第2
折り重ね片21とで挟持されるリード線部1e部分が、
それらの間で幅方向に動いて、固定具11との摩擦や衝
突によりリード線部1eの配線パターン1fに断線が生
じるのを、防止することができるので、有利である。
制するために設けたベース片13の位置決め突起13
e,13fや第1折り重ね片17の位置決め突起17
f、第2折り重ね片21の係止突起21b及び位置決め
突起21cの一部或は全部は、省略してもよいが、本実
施形態の固定具11のように、これらの一部又は全部を
設ければ、ベース片13と第1折り重ね片17とで挟持
されるリード線部1e部分や第1折り重ね片17と第2
折り重ね片21とで挟持されるリード線部1e部分が、
それらの間で幅方向に動いて、固定具11との摩擦や衝
突によりリード線部1eの配線パターン1fに断線が生
じるのを、防止することができるので、有利である。
【0070】また、特に本実施形態の固定具11のよう
に、第2折り重ね片21を第1折り重ね片17に重ね合
わせた状態に保持させるために、ベース片13の係止孔
13hに挿入、係止させる第2折り重ね片21の係止突
起21bを、リード線部1eの幅方向への移動を規制す
る部材として流用すれば、構造を複雑化せずにリード線
部1eの幅方向への移動の規制を図れるので、有利であ
る。
に、第2折り重ね片21を第1折り重ね片17に重ね合
わせた状態に保持させるために、ベース片13の係止孔
13hに挿入、係止させる第2折り重ね片21の係止突
起21bを、リード線部1eの幅方向への移動を規制す
る部材として流用すれば、構造を複雑化せずにリード線
部1eの幅方向への移動の規制を図れるので、有利であ
る。
【0071】さらに、第1折り重ね片17に形成したガ
イド面17hは、通常の面取りしない端面に形成しても
よいが、本実施形態の固定具11のように、第1折り重
ね片17の厚み方向において円弧状を呈する曲面状のガ
イド面17hとすれば、方向転換のために折り返された
リード線部1eの折り曲げ部分の内面に当接させて、こ
の折り曲げ部分をガイド面17hに倣った円弧状にし、
リード線部1eの折り曲げ部分が配線パターン1fの断
線を生じるほど過度に折り曲げられることを抑制するこ
とができるので、有利である。
イド面17hは、通常の面取りしない端面に形成しても
よいが、本実施形態の固定具11のように、第1折り重
ね片17の厚み方向において円弧状を呈する曲面状のガ
イド面17hとすれば、方向転換のために折り返された
リード線部1eの折り曲げ部分の内面に当接させて、こ
の折り曲げ部分をガイド面17hに倣った円弧状にし、
リード線部1eの折り曲げ部分が配線パターン1fの断
線を生じるほど過度に折り曲げられることを抑制するこ
とができるので、有利である。
【0072】また、ベース片13と第2折り重ね片21
との間に介設したヒンジ片19は、リード線部1eのカ
ーブ部分1gをFPC収容部13dに収容した状態で、
リード線部1eの折り曲げ線Xに沿って位置するFPC
収容部13dの周縁部分ではなく、他の周縁部分から立
設する構成としてもよい。
との間に介設したヒンジ片19は、リード線部1eのカ
ーブ部分1gをFPC収容部13dに収容した状態で、
リード線部1eの折り曲げ線Xに沿って位置するFPC
収容部13dの周縁部分ではなく、他の周縁部分から立
設する構成としてもよい。
【0073】しかし、本実施形態の固定具11のよう
に、リード線部1eのカーブ部分1gをFPC収容部1
3dに収容した状態で、リード線部1eの折り曲げ線X
に沿って位置するFPC収容部13dの周縁部分からヒ
ンジ部19を立設すれば、第2折り重ね片21が第1折
り重ね片17に重なるようにヒンジ片19を折り曲げる
ことで、折り曲げ線Xに沿ってリード線部1eを折り曲
げることができ、かつ、折り曲げ線Xに沿って折り曲げ
たリード線部1e部分の外側にヒンジ片19を位置させ
て、外部の障害物から折り曲げたリード線部1e部分を
保護することができるので、有利である。
に、リード線部1eのカーブ部分1gをFPC収容部1
3dに収容した状態で、リード線部1eの折り曲げ線X
に沿って位置するFPC収容部13dの周縁部分からヒ
ンジ部19を立設すれば、第2折り重ね片21が第1折
り重ね片17に重なるようにヒンジ片19を折り曲げる
ことで、折り曲げ線Xに沿ってリード線部1eを折り曲
げることができ、かつ、折り曲げ線Xに沿って折り曲げ
たリード線部1e部分の外側にヒンジ片19を位置させ
て、外部の障害物から折り曲げたリード線部1e部分を
保護することができるので、有利である。
【0074】さらに、ベース片13と第1折り重ね片1
7とによる、リード線部1eのカーブ部分1gの挟持
と、第1折り重ね片17と第2折り重ね片21とによ
る、折り曲げ線Xに沿って折り曲げたリード線部1e部
分よりも若干先端寄りのリード線部1e部分の挟持との
うち、いずれか一方は、挟持でなく、リード線部1eの
復元力による展開状態への復帰を阻止するように保持す
るだけの構成としてもよい。
7とによる、リード線部1eのカーブ部分1gの挟持
と、第1折り重ね片17と第2折り重ね片21とによ
る、折り曲げ線Xに沿って折り曲げたリード線部1e部
分よりも若干先端寄りのリード線部1e部分の挟持との
うち、いずれか一方は、挟持でなく、リード線部1eの
復元力による展開状態への復帰を阻止するように保持す
るだけの構成としてもよい。
【0075】しかし、本実施形態の固定具11のよう
に、ベース片13と第1折り重ね片17とによる、リー
ド線部1eのカーブ部分1gの挟持と、第1折り重ね片
17と第2折り重ね片21とによる、折り曲げ線Xに沿
って折り曲げたリード線部1e部分よりも若干先端寄り
のリード線部1e部分の挟持とを共に行う構成とすれ
ば、リード線部1eの先端側からの引張力と基端側から
の引張力との双方に対して、折り曲げ線Xに沿って折り
曲げたリード線部1e部分よりも引張力の発生源側にお
いて対抗し、リード線部1eの折り曲げ部分に引張力が
及ばないようにすることができるので、有利である。
に、ベース片13と第1折り重ね片17とによる、リー
ド線部1eのカーブ部分1gの挟持と、第1折り重ね片
17と第2折り重ね片21とによる、折り曲げ線Xに沿
って折り曲げたリード線部1e部分よりも若干先端寄り
のリード線部1e部分の挟持とを共に行う構成とすれ
ば、リード線部1eの先端側からの引張力と基端側から
の引張力との双方に対して、折り曲げ線Xに沿って折り
曲げたリード線部1e部分よりも引張力の発生源側にお
いて対抗し、リード線部1eの折り曲げ部分に引張力が
及ばないようにすることができるので、有利である。
【0076】また、本実施形態の固定具11では、ベー
ス片13と第1折り重ね片17との重ね合わせにより、
リード線部1eのカーブ部分1gをベース片13と第1
折り重ね片17とで挟持した後、第2折り重ね片21を
第1折り重ね片17に重ね合わせて、これらにより、折
り曲げ線Xに沿って折り曲げたリード線部1e部分より
も若干先端寄りのリード線部1e部分を挟持する構成と
した。
ス片13と第1折り重ね片17との重ね合わせにより、
リード線部1eのカーブ部分1gをベース片13と第1
折り重ね片17とで挟持した後、第2折り重ね片21を
第1折り重ね片17に重ね合わせて、これらにより、折
り曲げ線Xに沿って折り曲げたリード線部1e部分より
も若干先端寄りのリード線部1e部分を挟持する構成と
した。
【0077】しかし、リード線部1eのカーブ部分1g
をベース片13と第1折り重ね片17とで挟持した後、
第2折り重ね片21の外面をベース片13の外面13a
に重ね合わせて、これらベース片13と折り重ね片21
とにより、折り曲げ線Xに沿って折り曲げたリード線部
1e部分よりも若干先端寄りのリード線部1e部分を挟
持する構成としてもよく、その場合には、ベース片13
の外面13aに突設したクランプ13bを他の位置に変
えることになる。
をベース片13と第1折り重ね片17とで挟持した後、
第2折り重ね片21の外面をベース片13の外面13a
に重ね合わせて、これらベース片13と折り重ね片21
とにより、折り曲げ線Xに沿って折り曲げたリード線部
1e部分よりも若干先端寄りのリード線部1e部分を挟
持する構成としてもよく、その場合には、ベース片13
の外面13aに突設したクランプ13bを他の位置に変
えることになる。
【0078】さらに、本実施形態では、自動車のドアト
リムのアームレストに設けられるパワーウィンドスイッ
チに関わるFPC1に適用する場合を例に取って説明し
たが、本発明は、スイッチ用のFPC1に限らず、自動
車用ワイヤハーネスや、自動車以外の分野において用い
られるものを含む、フラットワイヤやその他の可撓性を
有する各種フラット導体を、折り曲げて重ね合わせた状
態に固定するのに用いられる、フラット導体用折り曲げ
固定具の全般に、広く適用可能であることは言うまでも
ない。
リムのアームレストに設けられるパワーウィンドスイッ
チに関わるFPC1に適用する場合を例に取って説明し
たが、本発明は、スイッチ用のFPC1に限らず、自動
車用ワイヤハーネスや、自動車以外の分野において用い
られるものを含む、フラットワイヤやその他の可撓性を
有する各種フラット導体を、折り曲げて重ね合わせた状
態に固定するのに用いられる、フラット導体用折り曲げ
固定具の全般に、広く適用可能であることは言うまでも
ない。
【0079】
【発明の効果】以上説明したように請求項1に記載した
本発明のフラット導体用折り曲げ固定具によれば、扁平
な帯状を呈する可撓性のフラット導体を該フラット導体
の延在方向と交わる折り曲げ線に沿って折り曲げて、該
折り曲げ線を挟んだ両側のフラット導体部分どうしを重
ね合わせた状態に固定するフラット導体用折り曲げ固定
具において、前記折り曲げ線の一方側のフラット導体部
分が載置されるベース片と、前記ベース片に連設され、
該ベース片に対して折り重ね及び展開可能に構成された
第1折り重ね片と、前記ベース片に連設され、前記ベー
ス片に折り重ねた状態の前記第1折り重ね片及び前記ベ
ース片のうちいずれか一方の片に対して折り重ね及び展
開可能に構成された第2折り重ね片とを備え、前記第1
折り重ね片が、前記ベース片に折り重ねた状態で、該ベ
ース片に載置された前記一方側のフラット導体部分を挟
持するように構成されており、前記第2折り重ね片が、
前記一方の片に折り重ねた状態で、前記ベース片に折り
重ねた状態の前記第1折り重ね片と前記ベース片とによ
り前記一方側のフラット導体部分を挟持されて前記折り
曲げ線に沿って折り曲げられた前記フラット導体の他方
側のフラット導体部分を、前記一方の片との間に位置す
る状態に保持するように構成されているものとした。
本発明のフラット導体用折り曲げ固定具によれば、扁平
な帯状を呈する可撓性のフラット導体を該フラット導体
の延在方向と交わる折り曲げ線に沿って折り曲げて、該
折り曲げ線を挟んだ両側のフラット導体部分どうしを重
ね合わせた状態に固定するフラット導体用折り曲げ固定
具において、前記折り曲げ線の一方側のフラット導体部
分が載置されるベース片と、前記ベース片に連設され、
該ベース片に対して折り重ね及び展開可能に構成された
第1折り重ね片と、前記ベース片に連設され、前記ベー
ス片に折り重ねた状態の前記第1折り重ね片及び前記ベ
ース片のうちいずれか一方の片に対して折り重ね及び展
開可能に構成された第2折り重ね片とを備え、前記第1
折り重ね片が、前記ベース片に折り重ねた状態で、該ベ
ース片に載置された前記一方側のフラット導体部分を挟
持するように構成されており、前記第2折り重ね片が、
前記一方の片に折り重ねた状態で、前記ベース片に折り
重ねた状態の前記第1折り重ね片と前記ベース片とによ
り前記一方側のフラット導体部分を挟持されて前記折り
曲げ線に沿って折り曲げられた前記フラット導体の他方
側のフラット導体部分を、前記一方の片との間に位置す
る状態に保持するように構成されているものとした。
【0080】このため、折り曲げ線に沿って折り曲げた
フラット導体部分を直接挟持して過度の折り曲げ力がか
かったり、フラット導体に加わる引張力が、折り曲げ線
に沿って折り曲げたフラット導体部分に集中してかかっ
て、フラット導体に断線が生じることのないようにしつ
つ、非開放形状である筒状体にフラット導体を挿通する
といった煩わしい作業を伴わずに、フラット導体を折り
曲げ線に沿って折り曲げる作業の他に、第1折り重ね片
や第2折り重ね片を折り重ねる作業を行うだけで、フラ
ット導体を折り曲げ線に沿って折り曲げた状態に容易に
固定することができる。
フラット導体部分を直接挟持して過度の折り曲げ力がか
かったり、フラット導体に加わる引張力が、折り曲げ線
に沿って折り曲げたフラット導体部分に集中してかかっ
て、フラット導体に断線が生じることのないようにしつ
つ、非開放形状である筒状体にフラット導体を挿通する
といった煩わしい作業を伴わずに、フラット導体を折り
曲げ線に沿って折り曲げる作業の他に、第1折り重ね片
や第2折り重ね片を折り重ねる作業を行うだけで、フラ
ット導体を折り曲げ線に沿って折り曲げた状態に容易に
固定することができる。
【0081】また、請求項2に記載した本発明のフラッ
ト導体用折り曲げ固定具によれば、請求項1に記載した
本発明のフラット導体用折り曲げ固定具において、前記
一方の片に突設されたストッパ片をさらに備え、該スト
ッパ片が、前記ベース片に折り重ねた状態の前記第1折
り重ね片と前記ベース片とにより前記一方側のフラット
導体部分を挟持されて、前記折り曲げ線に沿って折り曲
げられた前記フラット導体のうち前記折り曲げ線の他方
側のフラット導体部分を、前記一方の片に折り重ねた状
態の前記第2折り重ね片と前記一方の片との間に位置す
る状態に保持した状態で、該他方側のフラット導体部分
における前記延在方向と交わる幅方向の一側縁に当接す
るように構成されているものとした。
ト導体用折り曲げ固定具によれば、請求項1に記載した
本発明のフラット導体用折り曲げ固定具において、前記
一方の片に突設されたストッパ片をさらに備え、該スト
ッパ片が、前記ベース片に折り重ねた状態の前記第1折
り重ね片と前記ベース片とにより前記一方側のフラット
導体部分を挟持されて、前記折り曲げ線に沿って折り曲
げられた前記フラット導体のうち前記折り曲げ線の他方
側のフラット導体部分を、前記一方の片に折り重ねた状
態の前記第2折り重ね片と前記一方の片との間に位置す
る状態に保持した状態で、該他方側のフラット導体部分
における前記延在方向と交わる幅方向の一側縁に当接す
るように構成されているものとした。
【0082】このため、ベース片及び第1折り重ね片の
うちいずれか一方の片と第2折り重ね片との間に位置さ
せた他方側のフラット導体部分を、その幅方向における
一側縁寄りへの移動がストッパ片により規制された状態
として、ベース片及び第1折り重ね片のうちいずれか一
方の片や第2折り重ね片との摩擦や衝突により、他方側
のフラット導体部分に断線が生じるのを抑制することが
できる。
うちいずれか一方の片と第2折り重ね片との間に位置さ
せた他方側のフラット導体部分を、その幅方向における
一側縁寄りへの移動がストッパ片により規制された状態
として、ベース片及び第1折り重ね片のうちいずれか一
方の片や第2折り重ね片との摩擦や衝突により、他方側
のフラット導体部分に断線が生じるのを抑制することが
できる。
【0083】さらに、請求項3に記載した本発明のフラ
ット導体用折り曲げ固定具によれば、請求項2に記載し
た本発明のフラット導体用折り曲げ固定具において、前
記ベース片が被係止部を有しており、前記第2折り重ね
片が、該第2折り重ね片を前記一方の片に折り重ねた状
態で前記被係止部に係止される係止部を有しており、該
係止部が、前記被係止部に係止された状態で、前記他方
側のフラット導体部分における前記幅方向の他側縁に当
接するように構成されているものとした。
ット導体用折り曲げ固定具によれば、請求項2に記載し
た本発明のフラット導体用折り曲げ固定具において、前
記ベース片が被係止部を有しており、前記第2折り重ね
片が、該第2折り重ね片を前記一方の片に折り重ねた状
態で前記被係止部に係止される係止部を有しており、該
係止部が、前記被係止部に係止された状態で、前記他方
側のフラット導体部分における前記幅方向の他側縁に当
接するように構成されているものとした。
【0084】このため、第2折り重ね片の係止部によ
り、ベース片及び第1折り重ね片のうちいずれか一方の
片に突設したストッパ片と協働して、ベース片及び第1
折り重ね片のうちいずれか一方の片と第2折り重ね片と
の間に位置させた他方側のフラット導体部分を、その幅
方向のどちらの向きにも移動不能とされた状態として、
ベース片及び第1折り重ね片のうちいずれか一方の片や
第2折り重ね片との摩擦や衝突により、他方側のフラッ
ト導体部分に断線が生じるのを、より一層効果的に抑制
することができる。
り、ベース片及び第1折り重ね片のうちいずれか一方の
片に突設したストッパ片と協働して、ベース片及び第1
折り重ね片のうちいずれか一方の片と第2折り重ね片と
の間に位置させた他方側のフラット導体部分を、その幅
方向のどちらの向きにも移動不能とされた状態として、
ベース片及び第1折り重ね片のうちいずれか一方の片や
第2折り重ね片との摩擦や衝突により、他方側のフラッ
ト導体部分に断線が生じるのを、より一層効果的に抑制
することができる。
【0085】また、請求項4に記載した本発明のフラッ
ト導体用折り曲げ固定具によれば、請求項1、2又は3
に記載した本発明のフラット導体用折り曲げ固定具にお
いて、前記一方の片が有する複数の端面のうち、前記第
2折り重ね片を前記一方の片に折り重ねた状態で前記折
り曲げ線に沿って延在し前記フラット導体に臨む端面
が、曲面状のガイド面に形成されており、該ガイド面
が、前記ベース片に折り重ねた状態の前記第1折り重ね
片と前記ベース片とにより前記一方側のフラット導体部
分を挟持された前記フラット導体の、前記折り曲げ線に
沿って折り曲げられる折り曲げ部分に当接するように構
成されているものとした。
ト導体用折り曲げ固定具によれば、請求項1、2又は3
に記載した本発明のフラット導体用折り曲げ固定具にお
いて、前記一方の片が有する複数の端面のうち、前記第
2折り重ね片を前記一方の片に折り重ねた状態で前記折
り曲げ線に沿って延在し前記フラット導体に臨む端面
が、曲面状のガイド面に形成されており、該ガイド面
が、前記ベース片に折り重ねた状態の前記第1折り重ね
片と前記ベース片とにより前記一方側のフラット導体部
分を挟持された前記フラット導体の、前記折り曲げ線に
沿って折り曲げられる折り曲げ部分に当接するように構
成されているものとした。
【0086】このため、折り曲げ線に沿って折り曲げら
れる折り曲げ部分に当接されるガイド面による、このガ
イド面よりも鋭角となる折り曲げ部分の屈曲の規制によ
って、フラット導体の折り曲げ部分が断線を生じるほど
過度に折り曲げられることを抑制することができる。
れる折り曲げ部分に当接されるガイド面による、このガ
イド面よりも鋭角となる折り曲げ部分の屈曲の規制によ
って、フラット導体の折り曲げ部分が断線を生じるほど
過度に折り曲げられることを抑制することができる。
【0087】さらに、請求項5に記載した本発明のフラ
ット導体用折り曲げ固定具によれば、請求項1、2、3
又は4に記載した本発明のフラット導体用折り曲げ固定
具において、前記一方の片が、前記ベース片に折り重ね
た状態の前記第1折り重ね片であり、前記第2折り重ね
片がヒンジ片を介して前記ベース片に連設されており、
前記ヒンジ片が、前記ベース片に折り重ねた状態の前記
第1折り重ね片に対して前記第2折り重ね片をさらに折
り重ねた状態で、前記折り曲げ線に沿った前記フラット
導体の折り曲げ部分の外側に配置されるように構成され
ているものとした。
ット導体用折り曲げ固定具によれば、請求項1、2、3
又は4に記載した本発明のフラット導体用折り曲げ固定
具において、前記一方の片が、前記ベース片に折り重ね
た状態の前記第1折り重ね片であり、前記第2折り重ね
片がヒンジ片を介して前記ベース片に連設されており、
前記ヒンジ片が、前記ベース片に折り重ねた状態の前記
第1折り重ね片に対して前記第2折り重ね片をさらに折
り重ねた状態で、前記折り曲げ線に沿った前記フラット
導体の折り曲げ部分の外側に配置されるように構成され
ているものとした。
【0088】このため、ベース片に折り重ねた状態の第
1折り重ね片に対して第2折り重ね片をさらに折り重ね
ることで、折り曲げ線に沿ってフラット導体の折り曲げ
部分を折り曲げることができ、かつ、折り曲げ線に沿っ
て折り曲げられたフラット導体の折り曲げ部分を外部の
障害物等から保護することができる。
1折り重ね片に対して第2折り重ね片をさらに折り重ね
ることで、折り曲げ線に沿ってフラット導体の折り曲げ
部分を折り曲げることができ、かつ、折り曲げ線に沿っ
て折り曲げられたフラット導体の折り曲げ部分を外部の
障害物等から保護することができる。
【0089】また、請求項6に記載した本発明のフラッ
ト導体用折り曲げ固定具によれば、請求項1、2、3、
4又は5に記載した本発明のフラット導体用折り曲げ固
定具において、前記一方の片が、前記ベース片に折り重
ねた状態の前記第1折り重ね片であり、前記第2折り重
ね片が、前記ベース片に折り重ねた状態の前記第1折り
重ね片に対してさらに折り重ねた状態で、該第1折り重
ね片との間に前記他方側のフラット導体部分を挟持する
ように構成されているものとした。
ト導体用折り曲げ固定具によれば、請求項1、2、3、
4又は5に記載した本発明のフラット導体用折り曲げ固
定具において、前記一方の片が、前記ベース片に折り重
ねた状態の前記第1折り重ね片であり、前記第2折り重
ね片が、前記ベース片に折り重ねた状態の前記第1折り
重ね片に対してさらに折り重ねた状態で、該第1折り重
ね片との間に前記他方側のフラット導体部分を挟持する
ように構成されているものとした。
【0090】このため、ベース片に折り重ねた状態の第
1折り重ね片とベース片とによる折り曲げ線の一方側の
フラット導体部分の挟持だけでなく、他方側のフラット
導体部分も、ベース片に折り重ねた状態の第1折り重ね
片に対してさらに折り重ねた第2折り重ね片と第1折り
重ね片とにより挟持させて、折り曲げ線を挟んだ両側の
フラット導体部分において、折り曲げ線を挟んだ両側の
どちらからの引張力等の外力からも対抗して、折り曲げ
線に沿って折り曲げられたフラット導体の折り曲げ部分
に断線を生じるような外力が直接かかるのを防止するこ
とができる。
1折り重ね片とベース片とによる折り曲げ線の一方側の
フラット導体部分の挟持だけでなく、他方側のフラット
導体部分も、ベース片に折り重ねた状態の第1折り重ね
片に対してさらに折り重ねた第2折り重ね片と第1折り
重ね片とにより挟持させて、折り曲げ線を挟んだ両側の
フラット導体部分において、折り曲げ線を挟んだ両側の
どちらからの引張力等の外力からも対抗して、折り曲げ
線に沿って折り曲げられたフラット導体の折り曲げ部分
に断線を生じるような外力が直接かかるのを防止するこ
とができる。
【図1】本発明の一実施形態に係るフラット導体用折り
曲げ固定具の展開状態を、この固定具を用いて折り曲げ
状態に固定するフレキシブルプリント配線基板と共に示
す斜視図である。
曲げ固定具の展開状態を、この固定具を用いて折り曲げ
状態に固定するフレキシブルプリント配線基板と共に示
す斜視図である。
【図2】図1に示すフレキシブルプリント配線基板の固
定作業の第1段階の斜視図である。
定作業の第1段階の斜視図である。
【図3】図1に示すフレキシブルプリント配線基板の固
定作業の第2段階の斜視図である。
定作業の第2段階の斜視図である。
【図4】図1に示すフレキシブルプリント配線基板の固
定作業の第3段階の斜視図である。
定作業の第3段階の斜視図である。
【図5】図1に示すフレキシブルプリント配線基板の固
定作業の第4段階の斜視図である。
定作業の第4段階の斜視図である。
1 フレキシブルプリント配線基板(フラット導体) 1g カーブ部分(折り曲げ線の一方側のフラット導体
部分) 13 ベース片 13h 係止孔(被係止部) 17 第1折り重ね片(第1折り重ね片及びベース片の
うちいずれか一方の片) 17f 位置決め突起(ストッパ片) 17h ガイド面 19 ヒンジ片 21 第2折り重ね片 21b 係止突起(係止部) X 折り曲げ線
部分) 13 ベース片 13h 係止孔(被係止部) 17 第1折り重ね片(第1折り重ね片及びベース片の
うちいずれか一方の片) 17f 位置決め突起(ストッパ片) 17h ガイド面 19 ヒンジ片 21 第2折り重ね片 21b 係止突起(係止部) X 折り曲げ線
Claims (6)
- 【請求項1】 扁平な帯状を呈する可撓性のフラット導
体を該フラット導体の延在方向と交わる折り曲げ線に沿
って折り曲げて、該折り曲げ線を挟んだ両側のフラット
導体部分どうしを重ね合わせた状態に固定するフラット
導体用折り曲げ固定具において、 前記折り曲げ線の一方側のフラット導体部分が載置され
るベース片と、 前記ベース片に連設され、該ベース片に対して折り重ね
及び展開可能に構成された第1折り重ね片と、 前記ベース片に連設され、前記ベース片に折り重ねた状
態の前記第1折り重ね片及び前記ベース片のうちいずれ
か一方の片に対して折り重ね及び展開可能に構成された
第2折り重ね片とを備え、 前記第1折り重ね片は、前記ベース片に折り重ねた状態
で、該ベース片に載置された前記一方側のフラット導体
部分を挟持するように構成されており、 前記第2折り重ね片は、前記一方の片に折り重ねた状態
で、前記ベース片に折り重ねた状態の前記第1折り重ね
片と前記ベース片とにより前記一方側のフラット導体部
分を挟持されて前記折り曲げ線に沿って折り曲げられた
前記フラット導体の他方側のフラット導体部分を、前記
一方の片との間に位置する状態に保持するように構成さ
れている、 ことを特徴とするフラット導体用折り曲げ固定具。 - 【請求項2】 前記一方の片に突設されたストッパ片を
さらに備え、該ストッパ片は、前記ベース片に折り重ね
た状態の前記第1折り重ね片と前記ベース片とにより前
記一方側のフラット導体部分を挟持されて、前記折り曲
げ線に沿って折り曲げられた前記フラット導体のうち前
記折り曲げ線の他方側のフラット導体部分を、前記一方
の片に折り重ねた状態の前記第2折り重ね片と前記一方
の片との間に位置する状態に保持した状態で、該他方側
のフラット導体部分における前記延在方向と交わる幅方
向の一側縁に当接するように構成されている請求項1記
載のフラット導体用折り曲げ固定具。 - 【請求項3】 前記ベース片は被係止部を有しており、
前記第2折り重ね片は、該第2折り重ね片を前記一方の
片に折り重ねた状態で前記被係止部に係止される係止部
を有しており、該係止部は、前記被係止部に係止された
状態で、前記他方側のフラット導体部分における前記幅
方向の他側縁に当接するように構成されている請求項2
記載のフラット導体用折り曲げ固定具。 - 【請求項4】 前記一方の片が有する複数の端面のう
ち、前記第2折り重ね片を前記一方の片に折り重ねた状
態で前記折り曲げ線に沿って延在し前記フラット導体に
臨む端面は、曲面状のガイド面に形成されており、該ガ
イド面は、前記ベース片に折り重ねた状態の前記第1折
り重ね片と前記ベース片とにより前記一方側のフラット
導体部分を挟持された前記フラット導体の、前記折り曲
げ線に沿って折り曲げられる折り曲げ部分に当接するよ
うに構成されている請求項1、2又は3記載のフラット
導体用折り曲げ固定具。 - 【請求項5】 前記一方の片は、前記ベース片に折り重
ねた状態の前記第1折り重ね片であり、前記第2折り重
ね片はヒンジ片を介して前記ベース片に連設されてお
り、前記ヒンジ片は、前記ベース片に折り重ねた状態の
前記第1折り重ね片に対して前記第2折り重ね片をさら
に折り重ねた状態で、前記折り曲げ線に沿った前記フラ
ット導体の折り曲げ部分の外側に配置されるように構成
されている請求項1、2、3又は4記載のフラット導体
用折り曲げ固定具。 - 【請求項6】 前記一方の片は、前記ベース片に折り重
ねた状態の前記第1折り重ね片であり、前記第2折り重
ね片は、前記ベース片に折り重ねた状態の前記第1折り
重ね片に対してさらに折り重ねた状態で、該第1折り重
ね片との間に前記他方側のフラット導体部分を挟持する
ように構成されている請求項1、2、3、4又は5記載
のフラット導体用折り曲げ固定具。
Priority Applications (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP29369499A JP2001118443A (ja) | 1999-10-15 | 1999-10-15 | フラット導体用折り曲げ固定具 |
US09/688,218 US6575411B1 (en) | 1999-10-15 | 2000-10-16 | Flat conductor folding and fixing device |
DE10051269A DE10051269B4 (de) | 1999-10-15 | 2000-10-16 | Vorrichtung zum Falten und Befestigen eines Leitersatzes einer flexiblen Leiterplatte |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP29369499A JP2001118443A (ja) | 1999-10-15 | 1999-10-15 | フラット導体用折り曲げ固定具 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001118443A true JP2001118443A (ja) | 2001-04-27 |
Family
ID=17798038
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP29369499A Abandoned JP2001118443A (ja) | 1999-10-15 | 1999-10-15 | フラット導体用折り曲げ固定具 |
Country Status (3)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US6575411B1 (ja) |
JP (1) | JP2001118443A (ja) |
DE (1) | DE10051269B4 (ja) |
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