JP4202125B2 - 電線接続器具 - Google Patents
電線接続器具 Download PDFInfo
- Publication number
- JP4202125B2 JP4202125B2 JP2002518570A JP2002518570A JP4202125B2 JP 4202125 B2 JP4202125 B2 JP 4202125B2 JP 2002518570 A JP2002518570 A JP 2002518570A JP 2002518570 A JP2002518570 A JP 2002518570A JP 4202125 B2 JP4202125 B2 JP 4202125B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- operation button
- rod
- housing
- leaf spring
- fitting
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
- 239000002184 metal Substances 0.000 claims abstract description 106
- 238000003780 insertion Methods 0.000 claims description 92
- 230000037431 insertion Effects 0.000 claims description 92
- 210000002105 tongue Anatomy 0.000 claims description 48
- 210000000078 claw Anatomy 0.000 claims description 46
- 238000003825 pressing Methods 0.000 claims description 39
- 230000000994 depressogenic effect Effects 0.000 claims description 5
- 238000005304 joining Methods 0.000 claims description 2
- 238000005452 bending Methods 0.000 description 21
- 238000001125 extrusion Methods 0.000 description 8
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 7
- 238000000034 method Methods 0.000 description 7
- 230000001105 regulatory effect Effects 0.000 description 7
- 239000004020 conductor Substances 0.000 description 3
- 238000003795 desorption Methods 0.000 description 3
- 230000005489 elastic deformation Effects 0.000 description 3
- 239000000463 material Substances 0.000 description 3
- 230000007423 decrease Effects 0.000 description 2
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 description 2
- 238000003860 storage Methods 0.000 description 2
- 239000012141 concentrate Substances 0.000 description 1
- 230000006378 damage Effects 0.000 description 1
- 230000000881 depressing effect Effects 0.000 description 1
- 238000012423 maintenance Methods 0.000 description 1
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 description 1
- 238000005549 size reduction Methods 0.000 description 1
Images
Classifications
-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01R—ELECTRICALLY-CONDUCTIVE CONNECTIONS; STRUCTURAL ASSOCIATIONS OF A PLURALITY OF MUTUALLY-INSULATED ELECTRICAL CONNECTING ELEMENTS; COUPLING DEVICES; CURRENT COLLECTORS
- H01R4/00—Electrically-conductive connections between two or more conductive members in direct contact, i.e. touching one another; Means for effecting or maintaining such contact; Electrically-conductive connections having two or more spaced connecting locations for conductors and using contact members penetrating insulation
- H01R4/28—Clamped connections, spring connections
- H01R4/48—Clamped connections, spring connections utilising a spring, clip, or other resilient member
- H01R4/4809—Clamped connections, spring connections utilising a spring, clip, or other resilient member using a leaf spring to bias the conductor toward the busbar
- H01R4/4828—Spring-activating arrangements mounted on or integrally formed with the spring housing
- H01R4/48365—Spring-activating arrangements mounted on or integrally formed with the spring housing with integral release means
-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01R—ELECTRICALLY-CONDUCTIVE CONNECTIONS; STRUCTURAL ASSOCIATIONS OF A PLURALITY OF MUTUALLY-INSULATED ELECTRICAL CONNECTING ELEMENTS; COUPLING DEVICES; CURRENT COLLECTORS
- H01R9/00—Structural associations of a plurality of mutually-insulated electrical connecting elements, e.g. terminal strips or terminal blocks; Terminals or binding posts mounted upon a base or in a case; Bases therefor
- H01R9/22—Bases, e.g. strip, block, panel
- H01R9/24—Terminal blocks
-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01R—ELECTRICALLY-CONDUCTIVE CONNECTIONS; STRUCTURAL ASSOCIATIONS OF A PLURALITY OF MUTUALLY-INSULATED ELECTRICAL CONNECTING ELEMENTS; COUPLING DEVICES; CURRENT COLLECTORS
- H01R9/00—Structural associations of a plurality of mutually-insulated electrical connecting elements, e.g. terminal strips or terminal blocks; Terminals or binding posts mounted upon a base or in a case; Bases therefor
- H01R9/22—Bases, e.g. strip, block, panel
- H01R9/24—Terminal blocks
- H01R9/2408—Modular blocks
Landscapes
- Details Of Connecting Devices For Male And Female Coupling (AREA)
- Connections Arranged To Contact A Plurality Of Conductors (AREA)
- Cable Accessories (AREA)
- Insulated Conductors (AREA)
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、中継コネクタ,自己鎖錠端子装置,電線接続コネクタ,中継ターミナルと呼ばれる電線接続器具に関する。
【0002】
【従来の技術】
(従来の技術と発明が解決しようとする第1の課題)
従来、電線接続器具としては、例えば、特開平10−12294号公報(特許文献1)に記載のプラグ等を備える中継コネクタがある。
すなわち、ベースハウジング5,19の外周面にリリースボタン11,25をそれぞれ係合させることにより、オープン状態を保持する構造の中継コネクタである。
【特許文献1】
特開平10−12294号公報
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、前述の従来例では、ベースハウジング5,19に係合受け部を形成する必要があるので、その構造が複雑になるだけでなく、装置の小型化が困難である。
【0004】
一方、実公平8−2924号公報(特許文献2)にも、電線接続器具の一種として自己鎖錠端子装置が開示されている。
すなわち、鎖錠バネ2の鎖錠部13が端子金具3の側面部17に圧接し、電線Yの一端部を挟持して保持するものである。
【0005】
しかしながら、前述の従来例によれば、装置の小型化に伴ってバネ力が小さくなり、所望の保持力が得られず、接触信頼性が低下する。逆に、前記鎖錠バネ2が一様に巾広であると、バネ部分の応力分散ができない。また、端子金具3の背面に大きく切り欠きを設けてあるので、切り欠き部分に応力が集中し、強度が著しく低下するという不具合がある。
【0006】
さらに、前述のいずれの従来例においても、端子金具(板バネ)と操作部品との位置関係が重要であるにもかかわらず、ハウジングを基準として端子金具(板バネ)および操作部品を組み付けている。このため、ハウジングに端子金具(板バネ)および操作部品を高い位置決め精度で組み付ける必要があり、組立てが容易でないという問題点がある。
【0007】
本発明の第1の目的は、前記課題に鑑み、構造が簡単で接触信頼性が高く、組立が容易な小型の電線接続器具を提供することにある。
【0008】
(従来の技術と発明が解決しようとする第2の課題)
また、前述の特公平8−2924号に記載の自己鎖錠端子装置では、平型ドライバーDで操作ボタン4を押し下げ、鎖錠バネ2を弾性変形させて電線Yを接続する。
【0009】
しかし、前述の自己鎖錠端子装置では、電線Yを接続する場合に操作ボタン4で鎖錠バネ2を押し続ける必要があり、作業性が悪かった。また、前記鎖錠バネ2は絶縁本体1に内蔵されているので、電線Yを接続できる状態であるか否かの明確な判別が困難であった。
【0010】
前述の問題点の一つを解決するものとしては、前述の特開平10−12294号公報に記載のロック機構を備えた中継コネクタが挙げられる。
すなわち、ベースハウジング5,19にリリースボタン11,25の一端部をそれぞれ押し込んで係合させることにより、ベースハウジング5,19に電線31を挿入できるオープン状態を保持する構造の中継コネクタである。
【0011】
しかしながら、前述の中継コネクタでは、ベースハウジング5,19に電線31を挿入して電気接続する場合、リリースボタン11,25の一端部を摘んでベースハウジング5,19から引き出す必要がある。このため、全ての操作を同一の工具で処理できず、リリースボタン11,25を引き出す場合には、別の工具に持ち替える必要があり、作業効率が悪かった。
【0012】
また、前記リリースボタン11,25を引き出す際における力の手加減が難しく、リリースボタン11,25を引き過ぎて誤って破壊するおそれがあった。
【0013】
本発明の第2の目的は、前記問題点に鑑み、電線脱着が可能な状態であるか否の判別が容易で、プッシュ操作だけで電線を脱着できて電線接続の作業効率が高く、構成部品の破壊のおそれがない電線接続器具を提供することにある。
【0014】
(従来の技術と発明が解決しようとする第3の課題)
さらに、別の電線接続器具、例えば、プログラマブルコントローラと多数の電気機器とを電線を介して接続する中継ターミナルとしては、実用新案登録第3076679号に開示されているインターフェース端子台の固定構造がある。このインターフェース端子台は、プログラマブルコントローラと、各種センサあるいは別のインターフェース端子台とを配線接続するために使用される。前記インターフェース端子台は、一方側に設けたコネクタを介してプログラマブルコントローラに接続されている一方、他方側に設けたねじ端子からなる接続部を介してセンサやモータなどの入出力機器に接続される。そして、前記プログラマブルコントローラなどの制御装置が小型化するにつれて、前記インターフェース端子台も同様に小形化が要求されている。
【0015】
前記インターフェース端子台である中継ターミナルは、ねじ端子と端子金具とで電線を挟持,固定して電気接続する構造となっている。しかし、前記ねじ端子のねじ頭部は電線の直径よりも大きいので、多数本の電線を接続する場合にねじ端子を用いると、接続部を前記ねじ頭部の直径よりも小さくすることが困難である。このため、前記接続部を高密度に密集させることができず、中継ターミナルの床面積を小さくできなかった。
【0016】
また、ねじ端子を同一平面上に複数列配置する場合、列数が3列、4列になってくると、中間に位置する列の電線を導出できず、実用上、採用できなかった。このため、ねじ端子を多数列設けようとすると、同一平面上に配置できず、接続部の列毎に段差を設ける必要があった。この結果、多数列の接続部、例えば、列数が3列、4列であれば、列数に比例してターミナルの高さ寸法が増加し、小型化できなかった。
【0017】
さらに、ハウジング内部の端子金具は、一端がプリント基板に直付けになっているとともに、他端がねじ端子と螺合するようになっている。このため、前述したように列毎に段差があれば、高さ寸法の異なる端子金具を揃えておく必要がある。この結果、複数列の接続部、例えば、3列、4列の接続部を形成しようとすると、高さ寸法の異なる端子金具を準備する必要があり、生産,管理すべき部品の種類が増え、コストアップの原因となっていた。
【0018】
本発明の第3の目的は、前記問題点に鑑み、部品点数が少なく低コストで多数本の電線を接続できる小型の電線接続器具を提供することにある。
【0019】
【課題を解決するための手段】
(第1の課題を解決するための手段)
本発明にかかる電線接続器具は、前述の第1の課題に鑑み、ハウジングと、このハウジング内に収納された導通金具と、略V字形状に屈曲され、かつ、片側端部が前記導通金具に圧接する板バネと、前記ハウジングに軸心方向にスライド可能に挿入した棒状操作ボタンとからなり、前記棒状操作ボタンの一端部をハウジング側に押し込むことにより、前記棒状操作ボタンの他端部に位置する操作部が前記板バネの片側端部を押し下げて弾性変形させるとともに、前記棒状操作ボタンの操作部が前記板バネの片側の傾斜面を乗り越え、前記傾斜面に連続し、かつ、前記棒状操作ボタンの挿入方向に対して傾斜する係合面に落ち込んで係合し、前記板バネの反力で前記棒状操作ボタンの軸部上面を固定部品に押し付けてロックする一方、前記棒状操作ボタンを前記ハウジングから引き出すことにより、前記板バネの一端部が弾性復帰し、前記板バネの片側端部と前記導通金具とで前記ハウジング内に挿入した電線を挟持する構成としてある。
【0020】
また、本発明にかかる別の電線接続器具は、隅部に角部を設けて形成した略L字形の凹所を有する箱形ケースと、このケースの凹所に収納可能な正面部を有し、その上端縁部に折り曲げ片を形成した導通金具と、略V字形状に屈曲され、かつ、片側端部が前記導通金具の折り曲げ片の下面に圧接する板バネと、前記ケースに軸部を側方にスライド可能に挿入され、前記軸部の下面先端部が操作部として前記板バネの片側上面を押圧可能な棒状操作ボタンとからなり、前記棒状操作ボタンをケース内に押し込むと、その操作部が前記板バネの片側を押し下げて弾性変形させるとともに、前記棒状操作ボタンの操作部が前記板バネの片側の傾斜面を乗り越え、前記傾斜面に連続し、かつ、前記棒状操作ボタンの挿入方向に対して傾斜する係合面に落ち込んで係合する一方、前記板バネの反力で前記棒状操作ボタンの軸部上面が前記ケースの角部に押し付けられてロックされる構成としてもよい。
【0021】
前述のいずれの発明によっても、従来例のようにケースの外側面に係合部を形成する必要がなく、構造が簡単になるとともに、装置の小型化が容易になる。
【0022】
本発明にかかる他の電線接続器具としては、隅部に角部を設けて形成した略L字形の凹所を有する箱形ケースと、このケースの凹所に収納可能な正面部を有し、その上端縁部に折り曲げ片を形成した導通金具と、略V字形状に屈曲され、かつ、片側端部が前記導通金具の折り曲げ片の下面に圧接する板バネと、前記ケースに軸部を側方にスライド可能に挿入され、前記軸部の下面先端部が操作部として前記板バネの片側上面を押圧可能であるとともに、前記操作部が前記板バネの片側上面の傾斜面を乗り越え、前記傾斜面に連続し、かつ、前記棒状操作ボタンの挿入方向に対して傾斜する係合面に落ち込んで係合する棒状操作ボタンとからなり、前記板バネの屈曲部を巾広とするとともに、前記導通金具の正面部に前記屈曲部を嵌合可能な嵌合口を設けた構成であってもよい。
【0023】
したがって、本発明によれば、屈曲部だけが巾広となっているので、導通金具を変形させずに所望の接触信頼性を確保できるバネ力を確保できる。特に、巾広の前記屈曲部が導通金具の嵌合口に嵌合しているので、板バネの収納スペースを節約でき、装置の小型化が可能になる。
【0024】
また、本発明にかかる別の電線接続器具としては、両側隅部に角部をそれぞれ設けて形成した逆T字形の凹所を有する箱形ケースと、このケースの凹所に収納可能な正面部を有し、その上端中央縁部に折り曲げ片を形成した導通金具と、略V字形状に屈曲され、かつ、片側端部が前記導通金具の折り曲げ片の下面に圧接する一対の板バネと、前記ケースに軸部を側方にスライド可能に挿入され、前記軸部の下面先端部が操作部として前記板バネの片側上面を押圧可能な一対の棒状操作ボタンとからなり、前記棒状操作ボタンをケース内に押し込むと、その操作部が前記板バネの片側を押し下げて弾性変形させるとともに、前記棒状操作ボタンの操作部が前記板バネの片側の傾斜面を乗り越え、前記傾斜面に連続し、かつ、前記棒状操作ボタンの挿入方向に対して傾斜する係合面に落ち込んで係合する一方、前記板バネの反力で前記棒状操作ボタンの軸部上面が前記ケースの角部に押し付けられてロックされる構成としてある。
【0025】
本発明によれば、従来例のようにケースの外側面に係合部を形成する必要がなく、構造が簡単になるとともに、装置の小型化が容易になる。さらに、ケースに挿入した2本の電線を相互に接続でき、異なる接続形態を選択できて便利になる。
【0026】
さらに、本発明にかかる電線接続器具は、両側隅部に角部をそれぞれ設けて形成した逆T字形の凹所を有する箱形ケースと、このケースの凹所に収納可能な正面部を有し、その上端中央縁部に折り曲げ片を形成した導通金具と、略V字形状に屈曲され、かつ、片側端部が前記導通金具の折り曲げ片の下面に圧接する一対の板バネと、前記ケースに軸部を側方にスライド可能に挿入され、前記軸部の下面先端部が操作部として前記板バネの片側上面を押圧可能であるとともに、前記操作部が前記板バネの片側上面の傾斜面を乗り越え、前記傾斜面に連続し、かつ、前記棒状操作ボタンの挿入方向に対して傾斜する係合面に落ち込んで係合する一対の棒状操作ボタンとからなり、前記板バネの屈曲部を巾広とするとともに、前記導通金具の正面部に前記屈曲部を嵌合可能な嵌合口を設けた構成としてもよい。
【0027】
本発明によれば、前述の効果に加え、屈曲部だけが巾広となっているので、導通金具を変形させずに所望の接触信頼性を確保できるバネ力を確保できる。特に、巾広の前記屈曲部が導通金具の嵌合口に嵌合しているので、板バネの収納スペースを節約でき、装置の小型化が可能になる。
【0028】
また、本発明にかかる前記電線接続器具の実施形態は、導通金具に係止爪部を形成する一方、棒状操作ボタンの軸部に前記係止爪部に係止可能な溝部をスライド方向に設けた構成であってもよい。
【0029】
したがって、本実施形態によれば、棒状操作ボタンが板バネに圧接していない場合であっても、棒状操作ボタンがケースから脱落することがない。
【0030】
さらに、本発明にかかる電線接続器具の実施形態では、複数のケースを接合一体化して端子台を構成してもよい。また、ケースから突出する導通金具の端子を囲む接続用嵌合受け部に、他のケースから突出する導通金具の端子受け部を覆う接続用嵌合突部を、嵌合して電気接続してもよい。そして、プリント基板に実装した端子を囲む接続用嵌合受け部に、ケースから突出する導通金具の端子受け部を覆う接続用嵌合突部を、嵌合して電気接続してもよい。
【0031】
前述のいずれの実施形態であっても、電線同士は勿論のこと、電線をプリント基板に接続する場合にも適用できて便利になる。
【0032】
(第2の課題を解決するための手段)
本発明にかかる電線接続器具は、前述の第2の課題に鑑み、ハウジングに軸心方向にスライド可能に挿入した棒状操作ボタンの一端部をハウジング側に押し込むことにより、前記棒状操作ボタンの他端部に位置する操作部が前記ハウジングに内蔵する板バネの一端部を弾性変形させるとともに、前記棒状操作ボタンの操作部が前記板バネの一端部の傾斜面を乗り越え、前記傾斜面に連続し、かつ、前記棒状操作ボタンの挿入方向に対して傾斜する係合面に落ち込んで係合してロックされる一方、前記棒状操作ボタンを前記ハウジングから引き出すことにより、前記板バネの一端部が弾性復帰し、前記板バネの一端部と前記ハウジングに内蔵する導通金具とで前記ハウジング内に挿入した電線を挟持する電線接続器具において、前記棒状操作ボタンの一端部近傍にレバーの一端部を回動可能に支持し、前記レバーの他端部をハウジング側に押し下げることにより、てこの原理で前記棒状操作ボタンを引き出す構成としてある。
【0033】
また、本発明にかかる他の電線接続器具は、ハウジングに軸心方向にスライド可能に挿入した棒状操作ボタンの一端部を前記ハウジングから引き出すことにより、前記棒状操作ボタンの他端部に位置する操作部が前記ハウジングに内蔵する板バネの一端部を弾性変形させるとともに、前記棒状操作ボタンの操作部が前記板バネの一端部の傾斜面を乗り越え、前記傾斜面に連続し、かつ、前記棒状操作ボタンの挿入方向に対して傾斜する係合面に落ち込んで係合してロックされる一方、前記棒状操作ボタンを前記ハウジング側に押し込むことにより、前記板バネの一端部が弾性復帰し、前記板バネの一端部と前記ハウジングに内蔵する導通金具とで前記ハウジング内に挿入した電線を挟持する電線接続器具において、
前記棒状操作ボタンの一端部近傍にレバーの一端部を回動可能に支持し、前記レバーの他端部をハウジング側に押し下げることにより、てこの原理で前記棒状操作ボタンを引き出す構成であってもよい。
【0034】
前述のいずれの発明であっても、棒状操作ボタンおよびレバーを押し下げるという同一操作で電線を脱着できる。このため、電線の脱着を同一の工具で処理でき、持ち替える必要がないので、使い勝手がよく、作業効率が高い電線接続器具が得られる。
また、棒状操作ボタンの引き出しは、一端を棒状操作ボタンの回動可能に支持したレバーの他端部を押し下げることにより、てこの原理を利用して行う。このため、棒状操作ボタンの引き出し量には限界があり、従来例のように操作ボタンを誤って破壊するというおそれはない。
さらに、本発明にかかる電線接続器具の実施形態によれば、棒状操作ボタンの位置に対応してレバーの位置が異なる。このため、電線を挿入できるか否かなどの状態をレバーの位置によって判別でき、より一層作業性の良い電線接続器具が得られる。
【0035】
本発明の実施形態として、前記棒状操作ボタンの一端部の端面に略十文字形の操作用凹部を設けておいてもよく、また、前記レバーの他端部に操作用凹部を設けておいてもよい。
【0036】
本実施形態によれば、棒状操作ボタンおよびレバーの一端部に操作用凹部を形成してあるので、操作工具の位置決めを迅速、かつ、正確に行うことができ、作業性がより一層向上した電線接続器具が得られるという効果がある。
【0037】
また、本発明にかかる他の電線接続器具は、ハウジング内に収納可能な正面部を有し、上端左側縁部に折り曲げ片を水平に形成するとともに、前記折り曲げ片よりも一段低い隣接する位置に位置規制舌片を水平方向に形成した導通金具と、略V字形状に屈曲されるとともに、前記導通金具に取り付けられて片側端部が前記導通金具の折り曲げ片の下面に圧接する板バネと、前記ハウジングに軸心方向にスライド可能に挿入した棒状操作ボタンとからなり、前記棒状操作ボタンの一端部を軸心方向に押し込むことにより、その他端部に位置する操作部が前記板バネの片側を押し下げて弾性変形させるとともに、前記棒状操作ボタンの操作部が前記板バネの片側の傾斜面を乗り越え、前記傾斜面に連続し、かつ、前記棒状操作ボタンの挿入方向に対して傾斜する係合面に落ち込んで係合する反面、前記板バネの反力で前記棒状操作ボタンの軸部上面が前記導通金具の位置規制舌片に押し付けられてロックされる一方、前記棒状操作ボタンを軸心方向に引き出すことにより、前記板バネの一端部が弾性復帰し、前記板バネの一端部と前記導通金具の前記折り曲げ片とで前記ハウジング内に挿入した電線を挟持する構成であってもよい。
【0038】
本発明よれば、従来例のようにケースの外側面に係合部を形成する必要がなく、ハウジングの構造が簡単になるとともに、装置の小型化が容易になる。特に、導通金具単体で棒状操作ボタンを支持するので、ケースの材料選択が容易となり、設計の自由度が広がる。また、金属製導通金具と棒状操作ボタンとで両者の位置関係が決まるので、組立精度が向上するという利点がある。
【0039】
さらに、本発明にかかる別の電線接続器具は、ハウジング内に収納可能な正面部を有し、上端中央縁部に折り曲げ片を水平に形成するとともに、前記折り曲げ片よりも一段低い隣接する両側に位置規制舌片を水平方向にそれぞれ形成した導通金具と、略V字形状に屈曲されるとともに、前記導通金具に取り付けられて片側端部が前記導通金具の折り曲げ片の下面に圧接する一対の板バネと、前記ハウジングに軸心方向にスライド可能に挿入した一対の棒状操作ボタンとからなり、前記棒状操作ボタンの一端部を軸心方向に押し込むことにより、その他端部に位置する操作部が前記板バネの片側を押し下げて弾性変形させるとともに、前記棒状操作ボタンの操作部が前記板バネの片側の傾斜面を乗り越え、前記傾斜面に連続し、かつ、前記棒状操作ボタンの挿入方向に対して傾斜する係合面に落ち込んで係合する反面、前記板バネの反力で前記棒状操作ボタンの軸部上面が前記導通金具の位置規制舌片に押し付けられてロックされる一方、前記棒状操作ボタンを軸心方向に引き出すことにより、前記板バネの一端部が弾性復帰し、前記板バネの一端部と前記導通金具の前記折り曲げ片とで前記ハウジング内に挿入した電線を挟持する構成としてある。
【0040】
本発明によれば、前述の効果に加え、ケースに挿入した2本の電線を相互に接続でき、異なる接続形態を選択できて便利になる。
【0041】
そして、本発明の実施形態としては、導通金具に係止爪部を形成する一方、棒状操作ボタンの軸部に前記係止爪部に係止可能な溝部をスライド方向に設けた構成としてもよい。
【0042】
本実施形態によれば、本実施形態によれば、棒状操作ボタンが板バネに圧接していない場合であっても、棒状操作ボタンがケースから脱落することがない。
【0043】
(第3の課題を解決するための手段)
本発明にかかる電線接器具は、前述の第3の目的を達成すべく、ハウジングと、前記ハウジングに取り付けられ、かつ、外部機器に接続された入出力線を接続できるコネクタと、前記ハウジングの接続面と略平行に配置され、かつ、前記コネクタの端子に電気接続されたプリント基板と、前記ハウジングの接続面に配置されるとともに、前記プリント基板を介して前記コネクタに電気接続され、多数の電気機器の入出力線にそれぞれ接続される多数の接続ユニットと、を備えた電線接続器具において、前記接続ユニットが、前記ハウジングの同一平面からなる接続面に所定のピッチで左右に並設して列を形成し、かつ、前記列の前後にも列を形成する多数の電線挿入孔の下方にそれぞれ配置されるとともに、前記プリント基板に接続された導通金具と、前記電線挿入孔の下方にそれぞれ配置され、かつ、前記導通金具に取り付けられた略V字形状の保持バネ部と、前記電線挿入孔に隣接する位置にそれぞれ並設した棒状操作ボタン用挿入孔に軸心方向に移動可能に挿入された棒状操作ボタンとからなり、前記ハウジングの接続面から上端部を突出する前記棒状操作ボタンを軸心方向に押し下げ、前記棒状操作ボタンの下端部に位置する操作部が前記保持バネ部の片側を弾性変形させるとともに、前記棒状操作ボタンの操作部が前記保持バネ部の片側の傾斜面を乗り越え、前記傾斜面に連続し、かつ、前記棒状操作ボタンの挿入方向に対して傾斜する係合面に落ち込んで係合し、前記板バネの反力で前記棒状操作ボタンを固定部品に押し付けてロックする一方、前記棒状操作ボタンを前記ハウジングから引き出して前記保持バネ部の片側を復帰させることにより、前記電線挿入孔から挿入した電線の保持および解除を行う構成としてある。
【0044】
本発明によれば、ねじ端子を使用しておらず、棒状操作ボタンを軸心方向にスライド移動させて電線を接続するので、電線を密集させて接続でき、床面積の小さい中継ターミナルが得られる。また、接続ユニットが全て同一平面上に配置されているので、高さの低い中継ターミナルが得られる。さらに、前記ケースの接続面とプリント基板との間に配置される導通金具は同一高さ寸法を有していればよい。このため、従来例のように高さの異なる導通金具を多種類揃えておく必要がなく、部品管理が容易になるので、生産コストを低減できる。
したがって、本発明によれば、床面積および高さ寸法の小さい小型で安価な電線接続器具が得られる。
【0045】
また、本発明にかかる他の電線接続器具は、ハウジングと、前記ハウジングに取り付けられ、かつ、外部機器に接続された入出力線を接続できるコネクタと、前記ハウジングの接続面と略平行に配置され、かつ、前記コネクタの端子に電気接続されたプリント基板と、前記ハウジングの接続面に配置されるとともに、前記プリント基板を介して前記コネクタに電気接続され、多数の電気機器の入出力線にそれぞれ接続される多数の接続ユニットと、を備えた電線接続器具において、前記接続ユニットが、前記ハウジングの同一平面からなる接続面に所定のピッチで左右に並設して列を形成し、かつ、横方向に所定寸法をずらして前記列の前後に別の列を形成する多数の電線挿入孔の下方にそれぞれ配置されるとともに、前記プリント基板に接続された導通金具と、前記電線挿入孔の下方にそれぞれ配置され、かつ、前記導通金具に取り付けられた略V字形状の保持バネ部と、前記電線挿入孔に隣接する位置にそれぞれ並設した棒状操作ボタン用挿入孔に軸心方向に移動可能に挿入された棒状操作ボタンとからなり、前記ハウジングの接続面から上端部を突出する前記棒状操作ボタンを軸心方向に押し下げ、前記棒状操作ボタンの下端部に位置する操作部が前記保持バネ部の片側を弾性変形させるとともに、前記棒状操作ボタンの操作部が前記保持バネ部の片側の傾斜面を乗り越え、前記傾斜面に連続し、かつ、前記棒状操作ボタンの挿入方向に対して傾斜する係合面に落ち込んで係合し、前記板バネの反力で前記棒状操作ボタンを固定部品に押し付けてロックする一方、前記棒状操作ボタンを前記ハウジングから引き出して前記保持バネ部の片側を復帰させることにより、前記電線挿入孔から挿入した電線の保持および解除を行う構成としてある。
【0046】
本発明によれば、前述の効果に加え、電線挿入孔が所定のピッチだけずれている。このため、保持した電線が棒状操作ボタンに重なり合うことがなく、作業の邪魔にならないので、作業性がより一層改善された電線接続器具が得られる。
【0047】
本発明の実施形態としては、棒状操作ボタンの上端部に、その軸部を軸心方向に引き出すように動作するレバーを回動可能に装着しておいてもよい。
【0048】
本実施形態によれば、棒状操作ボタンおよびレバーを押し込むという同一操作で電線を脱着できる。このため、電線の脱着を同一の工具で処理でき、持ち替える必要がないので、使い勝手がよく、作業効率が高い電線接続器具が得られるという効果がある。
【0049】
【発明の実施の形態】
本発明にかかる電線接続器具の第1実施形態は、図1ないし図13に示すように、大略、ケース10と、導通金具20と、板バネ30と、操作ボタン40と、カバー50とから構成されている電線接続コネクタ1である。
【0050】
ケース10は直方体形状の箱体であり、その内部に位置規制用角部11を形成することにより、略L字形状の凹所12を構成してある。そして、対向する側端面の一方に後述する端子を嵌合する切欠き部13を有する一方、対向する側端面の他方に電線用挿入孔14および操作ボタン用挿入孔15を設けてある。さらに、ケース10は、開放側正面の隅部に位置決め用突部16を突設してある一方、その背面隅部に前記突部16に嵌合可能な凹部17が形成されている。
【0051】
なお、必要に応じ、ケース10の背面隅部に圧入孔(図示せず)をそれぞれ設け、前記圧入孔に前記突部16を圧入することにより、複数のケース10を接合一体化してもよい。
【0052】
導通金具20は、前記ケース10の凹所12に嵌合可能な形状を有する正面部21からなるものである。この正面部21の左端縁部から端子22が側方に延在しているとともに、片側右半分に嵌合口23が形成されている。さらに、前記正面部21の上端縁部のうち、左側縁部には上折り曲げ片24を形成してあるとともに、右側縁部には係止爪25が切り起こされている。前記上折り曲げ片24には、後述する電線2を抜け止めする係止突起26が突き出し加工で形成されている。一方、正面部21の下端縁部には下折り曲げ片27が形成されている。この下折り曲げ片27には位置決め孔28が形成されている。
【0053】
板バネ30は略V字形に屈曲されたものであり、その屈曲部31は巾広であり、かつ、前記導通金具20の嵌合口23に嵌合可能である。そして、板バネ30の底面部32には前記導通金具20の位置決め孔28に係合する位置決め突起33が突き出し加工で形成されている。さらに、前記屈曲部31から延在する中継部34には、第1曲げ部35、第2曲げ部36、および、押圧舌部37が順次、形成されている。
【0054】
したがって、下折り曲げ片27の位置決め孔28に板バネ30の位置決め突起33を嵌め込むと、板ばね30のバネ力で押圧舌部37が上折り曲げ片24の下面に圧接するので、板バネ30の両端が導通金具20に圧接して保持される。そして、前記導通金具20は前記ケース10の凹所12に嵌合して組み付けられる。
【0055】
操作ボタン40は、前記ケース10の挿入孔15に挿入可能な軸部41と、この軸部41の一端に一体形成され、かつ、前記軸部41の挿入位置を規制する頭部42とから構成されている。そして、操作ボタン40は、前記軸部41の下面先端を操作部43とするとともに、内向面の上端縁部に抜け止め用段部44がスライド方向に形成されている。
【0056】
したがって、前記ケース10の挿入口15から操作ボタン40の軸部41を圧入すると、その段部44が導通金具20の係止爪25に係合するとともに(図4)、板バネ30の中継部34に達した後、第1曲げ部35に当接する。このとき、係止爪25によって操作ボタンが脱落することはない。
【0057】
さらに、図5に示すように、操作ボタン40を押し込むと、屈曲部31のバネ力に抗し、操作部43が第1曲げ部35を乗り越えて第2曲げ部36に達するとともに、頭部42がケース10の外側面に当接して位置規制される。このため、押圧舌部37が押し下げられ、押圧舌部37と導通金具20の上折り曲げ片24との間に間隙が生じる。このとき、板バネ30のバネ力で操作部43が押し上げられ、ケース10の角部11に軸部41の上面が圧接してロックされる(図6)。このため、操作ボタン40が自由に復帰することはない。ついで、ケース10の挿入孔14から電線2を挿入した後、操作ボタン40を引き戻すと、板バネ30は自己のバネ力で復帰する。このため、導通金具20の上折り曲げ片24と板バネ27の押圧舌部37とが導線2aを挟持して電気接続する(図7)。なお、操作ボタン40の段部44が導通金具20の係止爪25に係止するので、操作ボタン40が脱落することはない。
【0058】
また、例えば、4本の電線を相互に接続する場合には、図8に示すように、ケース10の突部16を、他のケース1の背面に形成した凹部17に嵌合して4個のケース10を接合一体化する。そして、ケース10の開放面をカバー50で被覆することにより、端子台を形成してもよい。
【0059】
さらに、図9に示すように、図8の端子台に嵌合受け部3を取り付ける。一方、前記端子22を挟持する端子受け部(図示せず)を備えた導通金具を内蔵する電線接続コネクタ4を前述と同様に接合一体化するとともに、嵌合突部5を組み付ける。そして、図10に示す前記嵌合受け部3に嵌合突部5を嵌め込んで接続してもよい。なお、説明の便宜上、電線は図示していない。
【0060】
本発明は複数本の電線同士を相互に接続する場合に限らず、図11および図12に示すように、電線をプリント基板に接続する場合に適用してもよい。
すなわち、接合一体化した4個の電線接続コネクタ4に嵌合突部5を取り付ける。一方、嵌合受け部3で支持した4本の端子6を図示しないプリント基板に実装する。そして、前記嵌合受け部3に前記嵌合突部5を嵌め込んで接続一体化してもよい。
【0061】
なお、前記板バネ30は前述の形状のものに限らず、例えば、図13(A)に示すように、中継部、第1曲げ部、および第2曲げ部を同一傾斜面の中継部38としてもよい。また、図13(B)に示すように、前記中継部38から押圧舌部37だけを曲げ起こした形状としてもよい。さらに、図13(C)に示すように、前記中継部38に第2曲げ部の代わりに位置決め孔38aを設けてもよい。
【0062】
本発明の第2実施形態にかかる電線接続コネクタ1は、図14ないし図16に示すように、2本の電線を略同一軸心に接続する場合に使用するものである。そして、本実施形態にかかる電線コネクタ1は、大略、ケース10と、導通金具20と、板バネ30,30と、操作ボタン40,40と、カバー50とで構成されている。
【0063】
ケース10は直方体形状の箱体であり、その内部に一対の位置規制用角部11,11を形成することにより、逆T字形状の凹所12を構成してある。そして、対向する両側端面に電線用挿入孔14および操作ボタン用挿入孔15を同一軸心上にそれぞれ設けてある。さらに、ケース10は、開放側正面の隅部に位置決め用突部16を突設してある一方、その背面隅部に前記突部16に嵌合可能な凹部17が形成されている。
【0064】
なお、必要に応じ、ケース10の背面隅部に圧入孔(図示せず)をそれぞれ設け、前記圧入孔に前記突部16を圧入することにより、複数のケース10を接合一体化してもよい。
【0065】
導通金具20は、前記ケース10の凹所12に嵌合可能な形状を有する正面部21からなるものである。この正面部21の両側に一対の嵌合口23がそれぞれ形成されている。さらに、前記正面部21の上端縁部のうち、中央縁部には上折り曲げ片24を形成してあるとともに、両側縁部には係止爪25がそれぞれ切り起こされている。前記上折り曲げ片24には、後述する電線2を抜け止めする一対の係止突起26,26が突き出し加工で形成されている。一方、正面部21の下端縁部には下折り曲げ片27が形成されている。この下折り曲げ片27には一対の位置決め孔28,28が形成されている。
【0066】
板バネ30は略V字形に屈曲されたものであり、その屈曲部31は巾広であり、かつ、前記導通金具20の嵌合口23に嵌合可能である。そして、板バネ30の底面部32には前記導通金具20の位置決め孔28に係合する位置決め突起33が突き出し加工で形成されている。さらに、前記屈曲部31から延在する中継部34には、第1曲げ部35、第2曲げ部36、および、押圧舌部37が順次、形成されている。
【0067】
したがって、下折り曲げ片27の位置決め孔28に板バネ30の位置決め突起33を嵌め込むと、板ばね30のバネ力で押圧舌部37が上折り曲げ片24の下面に圧接するので、板バネ30の両端が導通金具20に圧接して保持される。そして、前記導通金具20は前記ケース10の凹所12に嵌合して組み付けられる。
【0068】
操作ボタン40は、前記ケース10の挿入孔15に挿入可能な軸部41と、この軸部41の一端に一体形成され、かつ、前記軸部41の挿入位置を規制する頭部42とから構成されている。そして、操作ボタン40は、前記軸部41の下面先端を操作部43とするとともに、内向面の上端縁部に抜け止め用段部44がスライド方向に形成されている。
【0069】
したがって、図15Aに示すように、前記ケース10の挿入口15から操作ボタン40の軸部41を圧入すると、その段部44が導通金具20の係止爪25に係合するとともに、板バネ30の中継部34に達した後、第1曲げ部35に当接する。このとき、係止爪25によって操作ボタンが脱落することはない。
【0070】
さらに、図15Bに示すように、操作ボタン40を押し込むと、屈曲部31のバネ力に抗し、操作部43が第1曲げ部35を乗り越えて第2曲げ部36に達するとともに、頭部42がケース10の外側面に当接して位置規制される。このため、押圧舌部37が押し下げられ、押圧舌部37と導通金具20の上折り曲げ片24との間に間隙が生じる。このとき、板バネ30のバネ力で操作部43が押し上げられ、ケース10の角部11に軸部41の上面が圧接してロックされる。このため、操作ボタン40が自由に復帰することはない。ついで、ケース10の挿入孔14から電線(図示せず)を挿入した後、操作ボタン40を引き戻すと、板バネ30は自己のバネ力で復帰する。このため、導通金具20の上折り曲げ片24と板バネ27の押圧舌部37とが図示しない導線を挟持して電気接続する(図15A)。なお、操作ボタン40の段部44が導通金具20の係止爪25に係止するので、操作ボタン40が脱落することはない。
【0071】
また、例えば、4本の電線を相互に接続する場合には、図16に示すように、ケース10の突部16を、他のケース1の背面に形成した凹部17に嵌合して4個のケース10を接合一体化する。そして、ケース10の開放面をカバー50で被覆することにより、端子台を形成してもよい。
【0072】
第2実施形態によれば、一対の電線を略同一軸心上で接続できるので、第1実施形態と異なる接続が可能となり、用途が広がるという利点がある。
【0073】
第3実施形態は、図17ないし図22に示すように、大略、ケース10と、導通金具20と、板バネ30と、操作ボタン40と、カバー50と、レバー60とから構成されている電線接続コネクタ1に適用した場合である。
【0074】
ケース10は直方体形状の箱体であり、その内部に位置規制用角部11を形成することにより、略L字形状の凹所12を構成してある。そして、対向する側端面の一方に端子を嵌合する切欠き部13を有する一方、対向する側端面の他方に電線用挿入孔14および操作ボタン用挿入孔15を設けてある。さらに、ケース10は、開放側正面の隅部に位置決め用突部16を突設してある一方、その背面隅部に前記突部16に嵌合可能な凹部17が形成されている。
【0075】
導通金具20は、前記ケース10の凹所12に嵌合可能な形状を有する正面部21からなるものである。この正面部21の左端縁部から端子22が側方に延在しているとともに、片側右半分に嵌合口23が形成されている。さらに、前記正面部21の上端縁部のうち、左側縁部には上折り曲げ片24を形成してあるとともに、右側縁部には係止爪25が切り起こされている。前記上折り曲げ片24には、後述する電線を抜け止めする係止突起26が形成されている。一方、正面部21の下端縁部には下折り曲げ片27が形成されている。この下折り曲げ片27には位置決め孔28が形成されている。
【0076】
板バネ30は略V字形に屈曲されたものであり、その屈曲部31は巾広であり、かつ、前記導通金具20の嵌合口23に嵌合可能である。そして、板バネ30の底面部32には前記導通金具20の位置決め孔28に係合する位置決め突起33が突き出し加工で形成されている。さらに、前記屈曲部31から延在する中継部34には、第1曲げ部35、第2曲げ部36、および、押圧舌部37が順次、形成されている。
【0077】
したがって、下折り曲げ片27の位置決め孔28に板バネ30の位置決め突起33を嵌め込むと、板ばね30のバネ力で押圧舌部37が上折り曲げ片24の下面に圧接するので、板バネ30の両端が導通金具20に圧接して保持される。そして、前記導通金具20は前記ケース10の凹所12に嵌合して組み付けられる。
【0078】
操作ボタン40は、前記ケース10の挿入孔15に挿入可能な軸部41と、この軸部41の一端に一体形成され、かつ、前記軸部41の挿入位置を規制する頭部42とから構成されている。そして、操作ボタン40は、前記軸部41の下面先端を操作部43とするとともに、内向面の上端縁部に抜け止め用段部44がスライド方向に形成されている。さらに、前記軸部41は、前記頭部42近傍の対向面に後述するレバー60を回動可能に支持する一対の支持突起45,45を形成してある。また、前記頭部42の先端面には十文字形状の操作用凹部46が形成されている。なお、前記操作用凹部46は前述の形状に限らず、単なる真直な溝であってもよく、単なる円形凹部であってもよい。
【0079】
したがって、前記ケース10の挿入口15から操作ボタン40の軸部41を圧入すると、その段部44が導通金具20の係止爪25に係合するとともに、板バネ30の中継部34に達した後、第1曲げ部35に当接する。このとき、導通金具20の係止爪25が段部44に係止しているので、操作ボタン40が脱落することはない。
【0080】
カバー50は、図22A,22Bに示すように、前記ケース10の開放面を被覆可能な平面形状を有する板状体であり、その隅部に前記ケース10の位置決め用突部16に嵌合可能な嵌合孔51が形成されている。
【0081】
レバー60は、図18A,図19Aおよび図19Bに示すように、前記操作ボタンを引き上げるための部材であり、一対の延在した腕部61,61に前記操作ボタン40の支持突起45に係合する軸孔62を設けてある。したがって、操作ボタン40の支持突起45,45にレバー60の軸孔62を係合することにより、レバー60が回動可能に支持される。さらに、前記レバー60は、前記腕部61の基部から操作溝63を延在するとともに、その対向面に回動支点64を配置してある。前記回動支点64の両側には位置規制用テーパ面65,66が所定の角度で形成されている。
【0082】
次に、前記電気接続コネクタ1の使用方法について説明する。
まず、図20A,20Bおよび図21A,21Bに示すように、操作ボタン40の頭部42を押圧すると、板バネ30の屈曲部31のバネ力に抗し、操作部43が第1曲げ部35を乗り越えて第2曲げ部36に達する。一方、レバー60が突起45を支点として回動するとともに、そのテーパ面65がケース10の外側面に圧接し、操作ボタン40を位置規制する。このため、押圧舌部37が押し下げられ、押圧舌部37と導通金具20の係止突起26との間に間隙が生じる。このとき、板バネ30のバネ力で操作部43が押し上げられ、ケース10の角部11に軸部41の上面が圧接してロックされる(図20B)。このため、操作ボタン40が自然に復帰することはない。
【0083】
ついで、ケース10の挿入孔14から図示しない電線を挿入した後、レバー60の操作溝63に工具(図示せず)を位置決めして押し込むと、てこの原理に基づき、回動支点64を支点としてレバー60が回転する。このため、操作ボタン40が引き上げられ、板バネ30は自己のバネ力で復帰する。この結果、導通金具20の係止突起26と板バネ27の押圧舌部37とが電線を挟持して電気接続する。なお、操作ボタン40の段部44が導通金具20の係止爪25に係止するので、操作ボタン40が脱落することはない。
【0084】
また、例えば、4本の電線を相互に接続する場合には、図22A,22Bに示すように、ケース10の突部16を、他のケース1の背面に形成した凹部17に嵌合して4個のケース10を接合一体化する。そして、ケース10の開放面をカバー50で被覆することにより、端子台を形成してもよい。なお、説明の便宜上、電線は図示していない。
【0085】
本発明の第4実施形態にかかる電線接続コネクタ1は、図23ないし図25に示すように、導通金具20単体で操作ボタン40を支持する場合である。
【0086】
すなわち、本実施形態にかかる電線接続コネクタ1は、大略、図示しないケースと、導通金具20と、板バネ30と、操作ボタン40と、図示しないカバーとで構成されている。
【0087】
導通金具20は、図示しないケースの凹所に嵌合可能な形状を有する正面部21からなるものである。この正面部21の右片側に嵌合口23が形成されている。さらに、前記正面部21の上端縁部のうち、左側縁部には上折り曲げ片24を形成してあるとともに、両側縁部には係止爪25がそれぞれ切り起こされている。前記上折り曲げ片24には、図示しない電線を抜け止めする係止突起26が突き出し加工で形成されている。一方、正面部21の下端縁部には下折り曲げ片27が形成されている。この下折り曲げ片27には位置決め孔28が形成されている。さらに、前記下折り曲げ片7の右側縁部には起立片29が形成され、その上端縁部から高低差のある位置規制舌片29a,29bが水平方向にそれぞれ延在している。
【0088】
板バネ30は略V字形に屈曲されたものであり、その屈曲部31は巾広であり、かつ、前記導通金具20の嵌合口23に嵌合可能である。そして、板バネ30の底面部32には前記導通金具20の位置決め孔28に係合する位置決め突起33が突き出し加工で形成されている。さらに、前記屈曲部31から延在する中継部34には、第1曲げ部35、第2曲げ部36、および、押圧舌部37が順次、形成されている。
【0089】
したがって、下折り曲げ片27の位置決め孔28に板バネ30の位置決め突起33を嵌め込むと、板ばね30のバネ力で押圧舌部37が上折り曲げ片24の下面に圧接するので、板バネ30の両端が導通金具20に圧接して保持される。そして、前記導通金具20は図示しないケースの凹所に嵌合して組み付けられる。
【0090】
操作ボタン40は、前記ケース10の挿入孔15に挿入可能な軸部41と、この軸部41の一端に一体形成され、かつ、前記軸部41の挿入位置を規制する頭部42とから構成されている。そして、操作ボタン40は、前記軸部41の下面先端を操作部43とするとともに、内向面の上端縁部に抜け止め用段部44がスライド方向に形成されている。
【0091】
したがって、前記位置規制舌片29a,29bの間から操作ボタン40の軸部41を圧入すると、その段部44が導通金具20の係止爪25に係合するとともに、板バネ30の中継部34に達した後、第1曲げ部35に当接する。このとき、係止爪25によって操作ボタン40が脱落することはない(25A)。
【0092】
さらに、図25Bに示すように、操作ボタン40を押し込むと、屈曲部31のバネ力に抗し、操作部43が第1曲げ部35を乗り越えて第2曲げ部36に達するとともに、頭部42がケース10の外側面に当接して位置規制される。このため、押圧舌部37が押し下げられ、押圧舌部37と導通金具20の上折り曲げ片24との間に間隙が生じる。このとき、板バネ30のバネ力で操作部43が押し上げられ、位置規制舌片29aの縁部に軸部41の上面が圧接してロックされる。このため、操作ボタン40が自由に復帰することはない。ついで、係止突起26と押圧舌部37との間に図示しない電線を挿入した後、操作ボタン40を引き戻すと、板バネ30は自己のバネ力で復帰する。このため、導通金具20の上折り曲げ片24と板バネ27の押圧舌部37とが図示しない電線を挟持して電気接続する。なお、操作ボタン40の段部44が導通金具20の係止爪25に係止するので、操作ボタン40が脱落することはない。
【0093】
第4実施形態によれば、導通金具20単体で操作ボタン40を支持するので、ケースの形状が簡単になるとともに、ケースの材料選択が容易となり、設計の自由度が広がる。また、金属製導通金具と操作ボタンとで両者の位置関係が決まるので、組立精度が向上するという利点がある。
【0094】
本発明の第5実施形態は、図26ないし図30に示すように、2本の電線を略同一軸心に接続する場合に使用する電線接続コネクタであり、導通金具20単体で操作ボタン40を支持する場合である。
【0095】
すなわち、本実施形態にかかる電線接続コネクタは、大略、図示しないケースと、導通金具20と、一対の板バネ30,30と、一対の操作ボタン40,40と、図示しないカバーとで構成されている。
【0096】
導通金具20は、図示しない前記ケースの凹所に嵌合可能な形状を有する正面部21からなるものである。この正面部21の両側に一対の嵌合口23がそれぞれ形成されている。さらに、前記正面部21の上端縁部のうち、中央縁部には上折り曲げ片24を形成してあるとともに、両側縁部には係止爪25がそれぞれ切り起こされている。前記上折り曲げ片24には、図示しない電線を抜け止めする一対の係止突起26,26が突き出し加工で形成されている。一方、正面部21の下端縁部には下折り曲げ片27が形成されている。この下折り曲げ片27には位置決め孔28が形成されている。さらに、前記下折り曲げ片7の両側縁部には起立片29が形成され、その上端縁部から高低差のある位置規制舌片29a,29bが水平方向にそれぞれ延在している。
【0097】
板バネ30は略V字形に屈曲されたものであり、その屈曲部31は巾広であり、かつ、前記導通金具20の嵌合口23に嵌合可能である。そして、板バネ30の底面部32には前記導通金具20の位置決め孔28に係合する位置決め突起33が突き出し加工で形成されている。さらに、前記屈曲部31から延在する中継部34には、第1曲げ部35、第2曲げ部36、および、押圧舌部37が順次、形成されている。
【0098】
したがって、下折り曲げ片27の位置決め孔28に板バネ30の位置決め突起33を嵌め込むと、板ばね30のバネ力で押圧舌部37が上折り曲げ片24の下面に圧接するので、板バネ30の両端が導通金具20に圧接して保持される。そして、前記導通金具20は図示しないケースの凹所に嵌合して組み付けられる。
【0099】
操作ボタン40は、前記ケース10の挿入孔15に挿入可能な軸部41と、この軸部41の一端に一体形成され、かつ、前記軸部41の挿入位置を規制する頭部42とから構成されている。そして、操作ボタン40は、前記軸部41の下面先端を操作部43とするとともに、内向面の上端縁部に抜け止め用段部44がスライド方向に形成されている。
【0100】
したがって、前記位置規制舌片29a,29bの間から操作ボタン40の軸部41を圧入すると、その段部44が導通金具20の係止爪25に係合するとともに、板バネ30の中継部34に達した後、第1曲げ部35に当接する。このとき、係止爪25によって操作ボタン40が脱落することはない(図29)。
【0101】
さらに、図30に示すように、操作ボタン40を押し込むと、屈曲部31のバネ力に抗し、操作部43が第1曲げ部35を乗り越えて第2曲げ部36に達するとともに、頭部42がケース10の外側面に当接して位置規制される。このため、押圧舌部37が押し下げられ、押圧舌部37と導通金具20の上折り曲げ片24との間に間隙が生じる。このとき、板バネ30のバネ力で操作部43が押し上げられ、位置規制舌片29aの縁部に軸部41の上面が圧接してロックされる。このため、操作ボタン40が自由に復帰することはない。ついで、係止突起26と押圧舌部37との間に図示しない電線を挿入した後、操作ボタン40を引き戻すと、板バネ30は自己のバネ力で復帰する。このため、導通金具20の上折り曲げ片24と板バネ27の押圧舌部37とが図示しない電線を挟持して電気接続する。なお、操作ボタン40の段部44が導通金具20の係止爪25に係止するので、操作ボタン40が脱落することはない。
【0102】
第5実施形態によれば、一対の電線を略同一軸心上で接続できるので、第4実施形態と異なる接続形態となり、用途が広がる。また、第5実施形態によれば、導通金具20単体で操作ボタン40を支持するので、ケースの形状が簡単になるとともに、ケースの材料選択が容易となり、設計の自由度が広がる。また、金属製導通金具と操作ボタンとで両者の位置関係が決まるので、組立精度が向上するという利点がある。
【0103】
本発明にかかる電線接続器具の第6実施形態は、図31ないし図44に示すように、ハウジング100に、導通金具20、板バネ30および操作ボタン40からなる接続ユニットを多数組み込んだ中継ターミナルに適用した場合である。
【0104】
なお、前記導通金具20、板バネ30および操作ボタン40は、図36,図37および図38に示すように、その形状および使用方法は前述の第1実施形態とほぼ同様であるので、詳細な説明は省略する。
【0105】
前記ハウジング100はケース101およびベース110からなり、その内部にプリント基板120を収納するとともに、コネクタ受け具130および透明カバー140を装着したものである。
【0106】
前記ケース101は、その上面片側に一段高い接続面102を有するとともに、残る片側に後述するコネクタ受け具130を挿通する長孔103を有している。さらに、前記ケース101は、その両側に形成した側壁104,104に後述する透明カバー140を支持するための略L字形状のガイド溝105および係止孔106を形成してある。
【0107】
前記接続面102には、図32に示すように、接続ユニットを配置するため、1組の電線用挿入孔107、操作ボタン用挿入孔108(図35)および凹部109が、所定のピッチで横方向に並設されている。さらに、前記電線用挿入孔107、操作ボタン用挿入孔108および凹部109が、所定寸法だけずれて右下がりとなるように前後に5列配置されている。
【0108】
本実施形態によれば、前記電線用挿入孔107に電線(図示せず)を挿入して電気接続しても、引き出した電線がいずれの操作ボタン40に重なり合うことがない。このため、電線を接続する場合は勿論、取り外す場合であっても作業性は低下しない。
【0109】
なお、前記電線用挿入孔107を右下がりとするだけでなく、左下がりとしてもよい。前記電線用挿入孔107を左下がりとする場合には、操作ボタン用挿入孔108および凹部109を電線用挿入孔107の左側に配置しておけば、前述と同様、作業性の高い中継ターミナルが得られる。
【0110】
前記電線用挿入孔107は、図35に示すように、断面略V字形状であり、その下方開口部は前記操作ボタン用挿入孔108側に偏心しているとともに、操作ボタン用挿入孔108に連通している。
【0111】
前記操作ボタン用挿入孔108は、その接続面102側の開口部が操作ボタン40を挿入可能な形状を有する一方、その裏面側開口部108aが前記導通金具20を挿入可能な形状を有している。
【0112】
前記凹部109は、端子番号を明示するスペースとして使用できるだけでなく、後述する第7実施形態では押し下げたレバー60を位置決めするためにも使用できる。
【0113】
次に、前記ケース101に、導通金具20、板バネ30および操作ボタン40を組み付ける方法について説明する。
図43に示すように、リードフレーム150に連結部151を介して所定のピッチで接続した導通金具20を位置決めするとともに、前記導通金具20に略V字形状の板バネ30を、それ自身のバネ力を介して予めそれぞれ組み付けておく。そして、図41および図42に示すように、ケース101の底面に所定のピッチで横一列に並設した操作ボタン用挿入孔108の裏面側開口部108aに、圧入する。さらに、前記リードフレーム150を上下に往復移動させ、連結部151を疲労破壊させて切断する。以後、同様な操作を繰り返して複数の導通金具20をケース101に同時に装着する。
【0114】
ついで、前記ケース101の底面から突出する導通金具20の端子22をプリント基板120の端子孔に挿入する。同様に、前記ケース101の長孔103に組み付けたコネクタ受け具130の端子を前記プリント基板120の端子孔に挿入する。そして、前記導通金具20の端子22およびコネクタ受け具130の端子をプリント基板120にハンダ付けする。
【0115】
前記ベース110は、前記ケース101の底面に組み付け可能な平面形状を有している。さらに、前記ベース110は、図34に示すように、その底面の片側縁部に爪部111を形成してあるとともに、その対向する縁部中央に係止爪具115をスライド嵌合するためのガイド溝112(図33,図35)を形成してある。さらに、前記ガイド溝112の底面には一対の略V字形状のカム溝113,114が平行に並設されている(図33)。
【0116】
前記係止爪具115は、図32および図33に示すように、前記ベース110のガイド溝112にスライド可能に嵌合できる外周形状を有する枠体である。そして、前記係止爪具115は、その内部に一対の弾性爪部116,117が点対称となるように配置してあるとともに、図示しないガイドレールに係止する爪部118を有している。そして、前記ガイド溝112に前記係止爪具115をスライドさせて嵌合することにより、前記弾性爪部113,114の先端部が前記ガイド溝112のカム溝113,114にそれぞれ係止する。
【0117】
したがって、前記ベース110を一体化したハウジング100をガイドレールに装着する場合には、前記係止爪具115を引き出してロック状態を解除した後、前記ガイドレールに前記ベース110の爪部111を係合する。ついで、前記係止爪具115を押し込んで爪部118をガイドレールに係合してロックすることにより、スライド可能に抜け止めできる。
【0118】
そして、前記ケース101にベース110を嵌合,固定する一方、前記ケース101の接続面102に設けた操作ボタン用挿入孔108に、操作ボタン40を圧入して組み付ける。さらに、前記ケース101の両側壁に形成したガイド溝105に、透明カバー140の両側端面に形成した一対の支持突部141を係合することにより、前記透明カバー140がスライド可能に支持する。なお、前記カバー140の両側端面には、ケース101の係止孔106に係止する突起142が形成されている。
【0119】
第6実施形態によれば、接続ユニットの構成部品を配置する電線用挿入孔107および操作ボタン用挿入孔108が、ケース101の同一平面上の接続面102に所定ピッチで前後左右に多数配置されている。特に、前列の挿入孔107と後列の挿入孔108とが所定のピッチで横方向にずれているので、前列の挿入孔107に挿入した電線が後列の操作ボタン40に重なり合うことがない。このため、接続した電線がメンテナンス時に邪魔にならず、装置を小型化しても、作業性が高い中継ターミナルを得られるという利点がある。
【0120】
第7実施形態は、図44ないし図49に示すように、前述の第6実施形態とほぼ同一構造の中継ターミナルである。そして、第7実施形態が第6実施形態と異なる点は、導通金具20,板バネ30および操作ボタン40からなる接続ユニットの構成部品のうち、操作ボタン40がレバー60を有し、かつ、その端面に十文字形状の操作用凹部46を形成した点である。
【0121】
特に、第7実施形態は装置が小型になり、配線の密集度が高い場合に、操作ボタン40が操作しにくいという課題を解決するためのものである。また、一つのハウジングに多数の操作ボタン40を配置する場合であっても、レバー60が配線作業を妨げない構造となっている。
【0122】
導通金具20は、図46および図49に示すように、前記ケース101の開口部108aから挿入可能な形状を有する正面部21からなるものである。この正面部21の左端縁部から端子22が側方に延在しているとともに、片側右半分に嵌合口23が形成されている。さらに、前記正面部21の上端縁部のうち、左側縁部には上折り曲げ片24を形成してあるとともに、右側縁部には係止爪25が切り起こされている。前記上折り曲げ片24には、後述する電線を抜け止めする係止突起26が形成されている。一方、正面部21の下端縁部には下折り曲げ片27が形成されている。この下折り曲げ片27には位置決め孔28が形成されている。
【0123】
板バネ30は略V字形に屈曲されたものであり、その屈曲部31は巾広であり、かつ、前記導通金具20の嵌合口23に嵌合可能である。そして、板バネ30の底面部32には前記導通金具20の位置決め孔28に係合する位置決め突起33が突き出し加工で形成されている。さらに、前記屈曲部31から延在する中継部34には、第1曲げ部35、第2曲げ部36、および、押圧舌部37が順次、形成されている。
【0124】
そして、下折り曲げ片27の位置決め孔28に板バネ30の位置決め突起33を嵌め込むと、板ばね30のバネ力で押圧舌部37が上折り曲げ片24の係止突起26に圧接するので、板バネ30の両端が導通金具20に圧接して保持される。
【0125】
操作ボタン40は、図46および図47に示すように、軸部41と頭部42とからなものである。前記軸部41は、前記操作ボタン用挿入孔108の接続面102側の開口部に挿入可能な断面形状を有している。また、前記頭部42は、前記軸部41の挿入位置を規制するため、前記軸部41の一端に一体形成されている。そして、操作ボタン40は、前記軸部41の下面先端を操作部43とするとともに、一側面の上端縁部に抜け止め用段部44がスライド方向に形成されている。さらに、前記軸部41は、前記頭部42近傍の対向する側面に後述するレバー60を回動可能に支持する一対の支持突起45,45をそれぞれ形成してある。また、前記頭部42の先端面には十文字形状の操作用凹部46が形成されている。なお、前記操作用凹部46は前述の形状に限らず、単なる真直な溝であってもよく、単なる円形凹部であってもよい。
【0126】
したがって、図49に示すように、前記ケース101の挿入口108から操作ボタン40の軸部41を圧入すると、その段部44が導通金具20の係止爪25に係合するとともに、板バネ30の中継部34に達した後、第1曲げ部35に当接する。このとき、導通金具20の係止爪25が操作ボタン40の段部44に係止しているので、操作ボタン40が脱落することはない。
【0127】
レバー60は、図46ないし図49に示すように、前記操作ボタン40を引き上げるための部材であり、一対の延在した腕部61,61に前記操作ボタン40の支持突起45に係合する軸孔62を設けてある。したがって、操作ボタン40の支持突起45,45にレバー60の軸孔62を係合することにより、レバー60が回動可能に支持される。さらに、前記レバー60は、前記腕部61の基部から操作溝63を延在するとともに、前記操作溝63の対向面に回動支点64を配置してある。前記回動支点64の両側には位置規制用テーパ面65,66が所定の角度で形成されている(図48B)。
【0128】
次に、前記中継ターミナルの使用方法について説明する。ただし、説明の便宜上、電線は図示していない。
【0129】
まず、図49Aに示す操作ボタン40の頭部42を押圧すると、板バネ30のバネ力に抗し、操作部43が第1曲げ部35を乗り越えて第2曲げ部36に達する(図49B)。これと同時に、レバー60が突起45を回動支点として回動するとともに、そのテーパ面65がケース10の外側面に圧接し、操作ボタン40を位置規制する。このため、押圧舌部37が押し下げられ、押圧舌部37と導通金具20の係止突起26との間に間隙が生じる。このとき、板バネ30のバネ力で操作部43が押し上げられ、ケース101の角部101aに軸部41の上面が圧接してロックされる。このため、操作ボタン40が自然に復帰することはない。
【0130】
ついで、ケース101の挿入孔107から図示しない電線を挿入した後、レバー60の操作溝63に工具(図示せず)を位置決めして押し込むと、てこの原理に基づき、回動支点64を支点としてレバー60が回転する。このため、操作ボタン40が引き上げられ、板バネ30は自己のバネ力で復帰する。この結果、導通金具20の係止突起26と板バネ30の押圧舌部37とが電線を挟持して電気接続する。なお、操作ボタン40の段部44が導通金具20の係止爪25に係止するので、操作ボタン40が脱落することはない。
【0131】
本実施形態によれば、操作ボタン40およびレバー60を交互に押し下げるという同一作業を行うだけで電線を脱着できる。このため、電線の脱着を同一の工具で処理でき、持ち替える必要がないので、使い勝手がよく、作業効率が高い中継ターミナルが得られる。
【0132】
また、操作ボタン40の引き出しは、操作ボタン40に回動可能に支持したレバー60の一端部を押し下げることにより、てこの原理を利用して行う。このため、操作ボタン40の引き出し量に限界があり、操作ボタン40を引き出しすぎて誤って破壊するという事故は生じない。
【0133】
さらに、本実施形態によれば、操作ボタン40の位置に対応してレバー60の位置が異なる。このため、電線を挿入できるか否かなどの状態をレバー60の位置によって判別でき、使い勝手の良い中継ターミナルが得られる。
【0134】
そして、本実施形態によれば、操作ボタン40およびレバー60の一端部に操作用凹部46を形成してある。このため、操作工具の位置決めを迅速、かつ、正確に行うことができ、作業性がより一層高い中継ターミナルを得られるという利点がある。
【0135】
(産業上の利用可能性)
本発明にかかる電線接続器具は、前述の実施形態に限らず、他の中継コネクタ,電線接続コネクタ,中継ターミナル等にも適用できる。
【0136】
【発明の効果】
本発明によれば、従来例のようにケースの外側面に係合部を形成する必要がなく、構造が簡単になるとともに、装置の小型化が容易になるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明にかかる電線接続器具の第1実施形態である電線接続コネクタを示す分解斜視図である。
【図2】 図1で示した構成部品の拡大斜視図である。
【図3】 図1で示した構成部品を組み付けた状態を示す斜視図である。
【図4】 図3と異なる角度から見た斜視図である。
【図5】 図1の構成部品を全て組み付けた状態を示す斜視図である。
【図6】 図5の作動状況を示す斜視図である。
【図7】 図6の第1実施形態に電線を組み付けた状態を示す斜視図である。
【図8】 本発明にかかる第1実施形態の電線接続コネクタを複数個組み付けた状態を示す斜視図である。
【図9】 他の電線接続コネクタとの接続方法を説明するための斜視図である。
【図10】 図9と異なる角度から見た斜視図である。
【図11】 プリント基板との接続方法を説明するための斜視図である。
【図12】 図11と異なる角度から見た斜視図である。
【図13】 屈曲した板バネの参考例を示す斜視図である。
【図14】 本発明にかかる電線接続器具の第2実施形態である電線接続コネクタを示す分解斜視図である。
【図15】 図14で示した電線接続コネクタの操作状態を示し、図15Aは操作前の正面図、および、図15Bは操作後の正面図である。
【図16】 組立状態を示す斜視図であり、図16Aは1個の電線接続コネクタにかかる組立状態を示し、図16Bは複数個組み付けた状態を示す斜視図である。
【図17】 本発明にかかる電線接続器具の第3実施形態である電線接続コネクタを示す分解斜視図である。
【図18】 図17で示した構成部品の拡大斜視図であり、図18Aはレバー、図18Bは操作ボタンの拡大斜視図である。
【図19】 図18で示した操作ボタンおよびレバーを組み付けた状態を示し、図19Aは斜視図、および、図19Bは正面図である。
【図20】 図17で示した電線接続コネクタの操作状態を示し、図20Aは操作前の正面図、および、図20Bは操作後の正面図である。
【図21】 図20で示した電線接続コネクタを示し、図21Aは操作前の斜視図、および、図21Bは操作後の斜視図である。
【図22】 第3実施形態にかかる電線接続器具である電線接続コネクタを複数個組み付けた状態を示し、図22Aは操作前の斜視図、および、図22Bは操作後の斜視図である。
【図23】 本発明にかかる電線接続器具の第4実施形態である電線接続コネクタを示す分解斜視図である。
【図24】 図23で示した電線接続コネクタの操作状態を示し、図24Aは操作前の斜視図、および、図24Bは操作後の斜視図である。
【図25】 図23で示した電線接続コネクタの操作状態を示し、図25Aは操作前の正面図、および、図25Bは操作後の正面図である。
【図26】 本発明にかかる電線接続器具の第5実施形態である電線接続コネクタを示す分解斜視図である。
【図27】 図26で示した電線接続コネクタの操作前の斜視図である。
【図28】 図26で示した電線接続コネクタの操作後の斜視図である。
【図29】 図26で示した電線接続コネクタの操作前の正面図である。
【図30】 図26で示した電線接続コネクタの操作後の正面図である。
【図31】 本発明にかかる電線接続器具の第6実施形態である中継ターミナルを示す分解斜視図である。
【図32】 本発明にかかる第6実施形態の中継ターミナルを示す平面図である。
【図33】 本発明にかかる第6実施形態の中継ターミナルを示す底面図であり、図33Aは取付前の底面図であり、図33Bは取付後の底面図である。
【図34】 本発明にかかる第6実施形態の中継ターミナルを示す右側面図である。
【図35】 図32のV−V線断面図である。
【図36】 第6実施形態の接点ユニットを示す分解斜視図である。
【図37】 図36の構成部品を組み付けた動作状態を示す斜視図である。
【図38】 図36の構成部品を組み付けた状態を異なる角度から見た斜視図である。
【図39】 本発明にかかる第6実施形態を示す斜視図である。
【図40】 図39と異なる角度から見た斜視図である。
【図41】 導通金具の組付方法を説明するための斜視図である。
【図42】 導通金具の組付方法を説明するための斜視図である。
【図43】 導通金具を一体化したリードフレームの斜視図である。
【図44】 本発明にかかる電線接続器具の第7実施形態である中継ターミナルを示す平面図である。
【図45】 図44で示した中継ターミナルの斜視図である。
【図46】 本発明の第7実施形態にかかる接続ユニットを構成する部品の拡大分解斜視図である。
【図47】 第7実施形態にかかる接続ユニットを構成する部品の拡大斜視図であり、図47Aはレバー、図47Bは操作ボタンの拡大斜視図である。
【図48】 図47で示した操作ボタンおよびレバーを組み付けた状態を示し、図48Aは斜視図、および、図48Bは正面図である。
【図49】 図46で示した中継ターミナルの操作状態を示し、図49Aは操作前の正面図、および、図49Bは操作後の正面図である。
【符号の説明】
1,4…電線接続コネクタ、2…電線、2a…導線、3…嵌合受け部、4…嵌合突部、
10…ケース、11…角部、12…凹所、14…挿入孔、15…挿入孔、
20…導通金具、21…正面部、22…端子、23…嵌合口、24…上折り曲げ部、25…係止爪、27…下折り曲げ片、
30…板バネ、31…屈曲部、37…押圧舌部、
40…操作ボタン、41…軸部、42…頭部、43…操作部、44…段部、
50…カバー、
60…レバー、
100…ハウジング、101…ケース、102…接続面、107…電線用挿入孔、108…操作ボタン用挿入孔、108a…裏面側開口部、109…レバー用凹部、
110…ベース、115…係止爪具、
120…カバー、
130…コネクタ受け具、
150…リードフレーム、151…連結部。
Claims (19)
- ハウジングと、このハウジング内に収納された導通金具と、略V字形状に屈曲され、かつ、片側端部が前記導通金具に圧接する板バネと、前記ハウジングに軸心方向にスライド可能に挿入した棒状操作ボタンとからなり、前記棒状操作ボタンの一端部をハウジング側に押し込むことにより、前記棒状操作ボタンの他端部に位置する操作部が前記板バネの片側端部を押し下げて弾性変形させるとともに、前記棒状操作ボタンの操作部が前記板バネの片側の傾斜面を乗り越え、前記傾斜面に連続し、かつ、前記棒状操作ボタンの挿入方向に対して傾斜する係合面に落ち込んで係合し、前記板バネの反力で前記棒状操作ボタンの軸部上面を固定部品に押し付けてロックする一方、前記棒状操作ボタンを前記ハウジングから引き出すことにより、前記板バネの一端部が弾性復帰し、前記板バネの片側端部と前記導通金具とで前記ハウジング内に挿入した電線を挟持する電線接続器具。
- 隅部に角部を設けて形成した略L字形の凹所を有する箱形ケースと、このケースの凹所に収納可能な正面部を有し、その上端縁部に折り曲げ片を形成した導通金具と、略V字形状に屈曲され、かつ、片側端部が前記導通金具の折り曲げ片の下面に圧接する板バネと、前記ケースに軸部を側方にスライド可能に挿入され、前記軸部の下面先端部が操作部として前記板バネの片側上面を押圧可能な棒状操作ボタンとからなり、
前記棒状操作ボタンをケース内に押し込むと、その操作部が前記板バネの片側を押し下げて弾性変形させるとともに、前記棒状操作ボタンの操作部が前記板バネの片側の傾斜面を乗り越え、前記傾斜面に連続し、かつ、前記棒状操作ボタンの挿入方向に対して傾斜する係合面に落ち込んで係合する一方、前記板バネの反力で前記棒状操作ボタンの軸部上面が前記ケースの角部に押し付けられてロックされることを特徴とする電線接続器具。 - 隅部に角部を設けて形成した略L字形の凹所を有する箱形ケースと、このケースの凹所に収納可能な正面部を有し、その上端縁部に折り曲げ片を形成した導通金具と、略V字形状に屈曲され、かつ、片側端部が前記導通金具の折り曲げ片の下面に圧接する板バネと、前記ケースに軸部を側方にスライド可能に挿入され、前記軸部の下面先端部が操作部として前記板バネの片側上面を押圧可能であるとともに、前記操作部が前記板バネの片側上面の傾斜面を乗り越え、前記傾斜面に連続し、かつ、前記棒状操作ボタンの挿入方向に対して傾斜する係合面に落ち込んで係合する棒状操作ボタンとからなり、
前記板バネの屈曲部を巾広とするとともに、前記導通金具の正面部に前記屈曲部を嵌合可能な嵌合口を設けたことを特徴とする電線接続器具。 - 両側隅部に角部をそれぞれ設けて形成した逆T字形の凹所を有する箱形ケースと、このケースの凹所に収納可能な正面部を有し、その上端中央縁部に折り曲げ片を形成した導通金具と、略V字形状に屈曲され、かつ、片側端部が前記導通金具の折り曲げ片の下面に圧接する一対の板バネと、前記ケースに軸部を側方にスライド可能に挿入され、前記軸部の下面先端部が操作部として前記板バネの片側上面を押圧可能な一対の棒状操作ボタンとからなり、
前記棒状操作ボタンをケース内に押し込むと、その操作部が前記板バネの片側を押し下げて弾性変形させるとともに、前記棒状操作ボタンの操作部が前記板バネの片側の傾斜面を乗り越え、前記傾斜面に連続し、かつ、前記棒状操作ボタンの挿入方向に対して傾斜する係合面に落ち込んで係合する一方、前記板バネの反力で前記棒状操作ボタンの軸部上面が前記ケースの角部に押し付けられてロックされることを特徴とする電線接続器具。 - 両側隅部に角部をそれぞれ設けて形成した逆T字形の凹所を有する箱形ケースと、このケースの凹所に収納可能な正面部を有し、その上端中央縁部に折り曲げ片を形成した導通金具と、略V字形状に屈曲され、かつ、片側端部が前記導通金具の折り曲げ片の下面に圧接する一対の板バネと、前記ケースに軸部を側方にスライド可能に挿入され、前記軸部の下面先端部が操作部として前記板バネの片側上面を押圧可能であるとともに、前記操作部が前記板バネの片側上面の傾斜面を乗り越え、前記傾斜面に連続し、かつ、前記棒状操作ボタンの挿入方向に対して傾斜する係合面に落ち込んで係合する一対の棒状操作ボタンとからなり、
前記板バネの屈曲部を巾広とするとともに、前記導通金具の正面部に前記屈曲部を嵌合可能な嵌合口を設けたことを特徴とする電線接続器具。 - 導通金具に係止爪部を形成する一方、棒状操作ボタンの軸部に前記係止爪部に係止可能な溝部をスライド方向に設けたことを特徴とする請求項2ないし5のいずれか1項に記載の電線接続器具。
- 複数のケースを接合一体化して端子台を構成することを特徴とする請求項2ないし6のいずれか1項に記載の電線接続器具。
- ケースから突出する導通金具の端子を囲む接続用嵌合受け部に、他のケースから突出する導通金具の端子受け部を覆う接続用嵌合突部を、嵌合して電気接続できることを特徴とする請求項2ないし7のいずれか1項に記載の電線接続器具。
- プリント基板に実装した端子を囲む接続用嵌合受け部に、ケースから突出する導通金具の端子受け部を覆う接続用嵌合突部を、嵌合して電気接続できることを特徴とする請求項2ないし8のいずれか1項に記載の電線接続器具。
- ハウジングに軸心方向にスライド可能に挿入した棒状操作ボタンの一端部をハウジング側に押し込むことにより、前記棒状操作ボタンの他端部に位置する操作部が前記ハウジングに内蔵する板バネの一端部を弾性変形させるとともに、前記棒状操作ボタンの操作部が前記板バネの一端部の傾斜面を乗り越え、前記傾斜面に連続し、かつ、前記棒状操作ボタンの挿入方向に対して傾斜する係合面に落ち込んで係合してロックされる一方、前記棒状操作ボタンを前記ハウジングから引き出すことにより、前記板バネの一端部が弾性復帰し、前記板バネの一端部と前記ハウジングに内蔵する導通金具とで前記ハウジング内に挿入した電線を挟持する電線接続器具において、
前記棒状操作ボタンの一端部近傍にレバーの一端部を回動可能に支持し、前記レバーの他端部をハウジング側に押し下げることにより、てこの原理で前記棒状操作ボタンを引き出すことを特徴とする電線接続器具。 - ハウジングに軸心方向にスライド可能に挿入した棒状操作ボタンの一端部を前記ハウジングから引き出すことにより、前記棒状操作ボタンの他端部に位置する操作部が前記ハウジングに内蔵する板バネの一端部を弾性変形させるとともに、前記棒状操作ボタンの操作部が前記板バネの一端部の傾斜面を乗り越え、前記傾斜面に連続し、かつ、前記棒状操作ボタンの挿入方向に対して傾斜する係合面に落ち込んで係合してロックされる一方、前記棒状操作ボタンを前記ハウジング側に押し込むことにより、前記板バネの一端部が弾性復帰し、前記板バネの一端部と前記ハウジングに内蔵する導通金具とで前記ハウジング内に挿入した電線を挟持する電線接続器具において、
前記棒状操作ボタンの一端部近傍にレバーの一端部を回動可能に支持し、前記レバーの他端部をハウジング側に押し下げることにより、てこの原理で前記棒状操作ボタンを引き出すことを特徴とする電線接続器具。 - 棒状操作ボタンの一端部の端面に略十文字形の操作用凹部を設けたことを特徴とする請求項10または11に記載の電線接続器具。
- レバーの他端部に操作用凹部を設けたことを特徴とする請求項10ないし12のいずれか1項に記載の電線接続器具。
- ハウジング内に収納可能な正面部を有し、上端左側縁部に折り曲げ片を水平に形成するとともに、前記折り曲げ片よりも一段低い隣接する位置に位置規制舌片を水平方向に形成した導通金具と、略V字形状に屈曲されるとともに、前記導通金具に取り付けられて片側端部が前記導通金具の折り曲げ片の下面に圧接する板バネと、前記ハウジングに軸心方向にスライド可能に挿入した棒状操作ボタンとからなり、
前記棒状操作ボタンの一端部を軸心方向に押し込むことにより、その他端部に位置する操作部が前記板バネの片側を押し下げて弾性変形させるとともに、前記棒状操作ボタンの操作部が前記板バネの片側の傾斜面を乗り越え、前記傾斜面に連続し、かつ、前記棒状操作ボタンの挿入方向に対して傾斜する係合面に落ち込んで係合する反面、前記板バネの反力で前記棒状操作ボタンの軸部上面が前記導通金具の位置規制舌片に押し付けられてロックされる一方、前記棒状操作ボタンを軸心方向に引き出すことにより、前記板バネの一端部が弾性復帰し、前記板バネの一端部と前記導通金具の前記折り曲げ片とで前記ハウジング内に挿入した電線を挟持する電線接続器具。 - ハウジング内に収納可能な正面部を有し、上端中央縁部に折り曲げ片を水平に形成するとともに、前記折り曲げ片よりも一段低い隣接する両側に位置規制舌片を水平方向にそれぞれ形成した導通金具と、略V字形状に屈曲されるとともに、前記導通金具に取り付けられて片側端部が前記導通金具の折り曲げ片の下面に圧接する一対の板バネと、前記ハウジングに軸心方向にスライド可能に挿入した一対の棒状操作ボタンとからなり、
前記棒状操作ボタンの一端部を軸心方向に押し込むことにより、その他端部に位置する操作部が前記板バネの片側を押し下げて弾性変形させるとともに、前記棒状操作ボタンの操作部が前記板バネの片側の傾斜面を乗り越え、前記傾斜面に連続し、かつ、前記棒状操作ボタンの挿入方向に対して傾斜する係合面に落ち込んで係合する反面、前記板バネの反力で前記棒状操作ボタンの軸部上面が前記導通金具の位置規制舌片に押し付けられてロックされる一方、前記棒状操作ボタンを軸心方向に引き出すことにより、前記板バネの一端部が弾性復帰し、前記板バネの一端部と前記導通金具の前記折り曲げ片とで前記ハウジング内に挿入した電線を挟持する電線接続器具。 - 導通金具に係止爪部を形成する一方、棒状操作ボタンの軸部に前記係止爪部に係止可能な溝部をスライド方向に設けたことを特徴とする請求項14または15に記載の電線接続器具。
- ハウジングと、前記ハウジングに取り付けられ、かつ、外部機器に接続された入出力線を接続できるコネクタと、前記ハウジングの接続面と略平行に配置され、かつ、前記コネクタの端子に電気接続されたプリント基板と、前記ハウジングの接続面に配置されるとともに、前記プリント基板を介して前記コネクタに電気接続され、多数の電気機器の入出力線にそれぞれ接続される多数の接続ユニットと、を備えた電線接続器具において、
前記接続ユニットが、
前記ハウジングの同一平面からなる接続面に所定のピッチで左右に並設して列を形成し、かつ、前記列の前後にも列を形成する多数の電線挿入孔の下方にそれぞれ配置されるとともに、前記プリント基板に接続された導通金具と、
前記電線挿入孔の下方にそれぞれ配置され、かつ、前記導通金具に取り付けられた略V字形状の保持バネ部と、
前記電線挿入孔に隣接する位置にそれぞれ並設した棒状操作ボタン用挿入孔に軸心方向に移動可能に挿入された棒状操作ボタンとからなり、
前記ハウジングの接続面から上端部を突出する前記棒状操作ボタンを軸心方向に押し下げ、前記棒状操作ボタンの下端部に位置する操作部が前記保持バネ部の片側を弾性変形させるとともに、前記棒状操作ボタンの操作部が前記保持バネ部の片側の傾斜面を乗り越え、前記傾斜面に連続し、かつ、前記棒状操作ボタンの挿入方向に対して傾斜する係合面に落ち込んで係合し、前記板バネの反力で前記棒状操作ボタンを固定部品に押し付けてロックする一方、前記棒状操作ボタンを前記ハウジングから引き出して前記保持バネ部の片側を復帰させることにより、前記電線挿入孔から挿入した電線の保持および解除を行うことを特徴とする電線接続器具。 - ハウジングと、前記ハウジングに取り付けられ、かつ、外部機器に接続された入出力線を接続できるコネクタと、前記ハウジングの接続面と略平行に配置され、かつ、前記コネクタの端子に電気接続されたプリント基板と、前記ハウジングの接続面に配置されるとともに、前記プリント基板を介して前記コネクタに電気接続され、多数の電気機器の入出力線にそれぞれ接続される多数の接続ユニットと、を備えた電線接続器具において、
前記接続ユニットが、
前記ハウジングの同一平面からなる接続面に所定のピッチで左右に並設して列を形成し、かつ、横方向に所定寸法をずらして前記列の前後に別の列を形成する多数の電線挿入孔の下方にそれぞれ配置されるとともに、前記プリント基板に接続された導通金具と、
前記電線挿入孔の下方にそれぞれ配置され、かつ、前記導通金具に取り付けられた略V字形状の保持バネ部と、
前記電線挿入孔に隣接する位置にそれぞれ並設した棒状操作ボタン用挿入孔に軸心方向に移動可能に挿入された棒状操作ボタンとからなり、
前記ハウジングの接続面から上端部を突出する前記棒状操作ボタンを軸心方向に押し下げ、前記棒状操作ボタンの下端部に位置する操作部が前記保持バネ部の片側を弾性変形させるとともに、前記棒状操作ボタンの操作部が前記保持バネ部の片側の傾斜面を乗り越え、前記傾斜面に連続し、かつ、前記棒状操作ボタンの挿入方向に対して傾斜する係合面に落ち込んで係合し、前記板バネの反力で前記棒状操作ボタンを固定部品に押し付けてロックする一方、前記棒状操作ボタンを前記ハウジングから引き出して前記保持バネ部の片側を復帰させることにより、前記電線挿入孔から挿入した電線の保持および解除を行うことを特徴とする電線接続器具。 - 棒状操作ボタンの上端部に、その軸部を軸心方向に引き出すように動作するレバーを回動可能に装着したことを特徴とする請求項16または17に記載の電線接続器具。
Applications Claiming Priority (4)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000236910 | 2000-08-04 | ||
JP2001184355 | 2001-06-19 | ||
JP2001216632 | 2001-07-17 | ||
PCT/JP2001/006685 WO2002013319A1 (fr) | 2000-08-04 | 2001-08-03 | Connecteur de fils |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP4202125B2 true JP4202125B2 (ja) | 2008-12-24 |
Family
ID=27344261
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002518570A Expired - Fee Related JP4202125B2 (ja) | 2000-08-04 | 2001-08-03 | 電線接続器具 |
Country Status (8)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US6851967B2 (ja) |
EP (1) | EP1309036B1 (ja) |
JP (1) | JP4202125B2 (ja) |
KR (1) | KR100480196B1 (ja) |
CN (1) | CN1205697C (ja) |
AT (1) | ATE361557T1 (ja) |
DE (1) | DE60128235T2 (ja) |
WO (1) | WO2002013319A1 (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013520777A (ja) * | 2010-03-01 | 2013-06-06 | フェニックス コンタクト ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング ウント コンパニー コマンディートゲゼルシャフト | 電気端子 |
WO2018221312A1 (ja) | 2017-05-29 | 2018-12-06 | Idec株式会社 | 接続機器 |
JP2019169332A (ja) * | 2018-03-23 | 2019-10-03 | 富士電機機器制御株式会社 | 電気機器の接続構造 |
WO2022014526A1 (ja) | 2020-07-17 | 2022-01-20 | Idec株式会社 | 接続機器 |
TWI824844B (zh) * | 2021-11-29 | 2023-12-01 | 日商Idec股份有限公司 | 連接裝置及電子裝置 |
Families Citing this family (123)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE20205821U1 (de) * | 2002-04-12 | 2003-08-21 | Weidmueller Interface | Anschlußvorrichtung für Leiter |
DE50313417D1 (de) | 2002-04-12 | 2011-03-03 | Weidmueller Interface | Anschlussvorrichtung für Leiter |
DE10232256B4 (de) * | 2002-07-17 | 2009-07-16 | Phoenix Contact Gmbh & Co. Kg | Klemmfedervorichtung für eine Federkraftklemme |
DE10239273A1 (de) * | 2002-08-22 | 2004-03-04 | Wago Verwaltungsgesellschaft Mbh | Federkraftklemmanschluß für einen elektrischen Leiter |
DE20308863U1 (de) * | 2003-06-06 | 2003-08-21 | Ria Btr Prod Gmbh | Anschlussklemme |
US6935765B2 (en) * | 2003-10-27 | 2005-08-30 | Dong Guan Bright Yinhuey Lighting Co., Ltd. China | Suspension lamp having quick connection function |
ES2247929B1 (es) * | 2004-06-10 | 2007-04-01 | Simon, S.A. | Mecanismo de embornado y desembornado rapido par dispositivos electricos. |
ES2246169B2 (es) * | 2004-07-28 | 2006-08-01 | I Division Electrica, S.A. | Borne de conexion bidireccional sin tornillos. |
US8033479B2 (en) | 2004-10-06 | 2011-10-11 | Lawrence Kates | Electronically-controlled register vent for zone heating and cooling |
DE202004018757U1 (de) * | 2004-12-04 | 2006-04-13 | Weidmüller Interface GmbH & Co. KG | Vorrichtung zur elektrischen Überbrückung zweier Stromschienen |
DE102004059017B4 (de) * | 2004-12-08 | 2006-12-14 | Phoenix Contact Gmbh & Co. Kg | Kastenfederklemme mit einem an einer ersten Kastenwand angeordneten Klemmschenkel |
DE102004062850B3 (de) * | 2004-12-27 | 2006-06-14 | Siemens Ag | Anschlussvorrichtung |
CA2542570A1 (en) * | 2005-04-13 | 2006-10-13 | Black & Decker Inc. | Chop saw |
JP4530282B2 (ja) * | 2005-08-17 | 2010-08-25 | Smk株式会社 | ケーブル接続方法 |
JP4248537B2 (ja) * | 2005-09-29 | 2009-04-02 | 日本航空電子工業株式会社 | コネクタ |
ITMI20060373A1 (it) * | 2006-03-02 | 2007-09-03 | Ilme Spa | Connettore elettrico multipolare con contatti a molla |
DE102006014646B4 (de) | 2006-03-28 | 2008-06-26 | Phoenix Contact Gmbh & Co. Kg | Anschlussklemme für Leiterplatten |
US7431603B1 (en) | 2006-12-01 | 2008-10-07 | Ryan Joseph Szmidt | Electrical wire connector |
KR100726367B1 (ko) * | 2006-12-22 | 2007-06-08 | 민웅기 | 전선 연결용 커넥터 |
KR100823341B1 (ko) * | 2007-02-28 | 2008-04-28 | 한국단자공업 주식회사 | 커넥터하우징 및 이를 구비한 커넥터어셈블리 |
DE102007036295B4 (de) * | 2007-07-31 | 2009-10-08 | Phoenix Contact Gmbh & Co. Kg | Steckbare Printklemme |
US7491098B1 (en) * | 2007-10-10 | 2009-02-17 | General Electric Company | Screwless terminal for electrical leads |
FR2929455B1 (fr) * | 2008-03-28 | 2015-04-10 | Schneider Electric Ind Sas | Appareillage electrique avec dispositif amovible anti-deconnexion |
JP5324123B2 (ja) * | 2008-04-25 | 2013-10-23 | スリーエム イノベイティブ プロパティズ カンパニー | プッシュ式コネクタ |
CN102132460B (zh) * | 2008-08-27 | 2013-09-18 | 菲尼克斯电气公司 | 电接线端子 |
DE202008014469U1 (de) * | 2008-10-31 | 2010-03-18 | Weidmüller Interface GmbH & Co. KG | Anschlussklemme zum Anschluss von Leiterenden |
US7785134B2 (en) * | 2008-12-30 | 2010-08-31 | General Electric Company | Contact terminal for conductors |
DE102009004513A1 (de) * | 2009-01-09 | 2010-07-22 | Phoenix Contact Gmbh & Co. Kg | Klemmfeder für eine Federkraftklemme |
FR2943467A1 (fr) * | 2009-03-23 | 2010-09-24 | Bruno Paul Claude Marcoz | Connecteur electrique |
CN101562282B (zh) * | 2009-05-19 | 2011-01-19 | 宁波高正电子有限公司 | 一种电连接器 |
DE202010008028U1 (de) * | 2009-07-18 | 2010-12-30 | Weidmüller Interface GmbH & Co. KG | Anschlussvorrichtung für Leiter |
US8727611B2 (en) | 2010-11-19 | 2014-05-20 | Nest Labs, Inc. | System and method for integrating sensors in thermostats |
US9104211B2 (en) | 2010-11-19 | 2015-08-11 | Google Inc. | Temperature controller with model-based time to target calculation and display |
US9092039B2 (en) | 2010-11-19 | 2015-07-28 | Google Inc. | HVAC controller with user-friendly installation features with wire insertion detection |
US9046898B2 (en) | 2011-02-24 | 2015-06-02 | Google Inc. | Power-preserving communications architecture with long-polling persistent cloud channel for wireless network-connected thermostat |
US9003816B2 (en) | 2010-11-19 | 2015-04-14 | Google Inc. | HVAC controller with user-friendly installation features facilitating both do-it-yourself and professional installation scenarios |
US9448567B2 (en) | 2010-11-19 | 2016-09-20 | Google Inc. | Power management in single circuit HVAC systems and in multiple circuit HVAC systems |
US8944338B2 (en) | 2011-02-24 | 2015-02-03 | Google Inc. | Thermostat with self-configuring connections to facilitate do-it-yourself installation |
US8262405B1 (en) | 2011-03-15 | 2012-09-11 | Avx Corporation | Wire-to-wire connector |
KR101241561B1 (ko) * | 2011-07-06 | 2013-03-11 | 윤흥식 | 단자대 |
US8262422B1 (en) * | 2011-07-28 | 2012-09-11 | Cheng Uei Precision Industry Co., Ltd. | Electrical connector |
JP5942367B2 (ja) * | 2011-09-08 | 2016-06-29 | オムロン株式会社 | 導体接続器具およびこれを用いた中継ユニット |
CA2853033C (en) * | 2011-10-21 | 2019-07-16 | Nest Labs, Inc. | User-friendly, network connected learning thermostat and related systems and methods |
CN202474257U (zh) * | 2011-12-22 | 2012-10-03 | 泰科电子(上海)有限公司 | 弹性夹持件、接触轨组件及具有该组件的光伏组件接线盒 |
CN102832465B (zh) * | 2012-08-21 | 2016-04-20 | 江门市创艺电器有限公司 | 一种led用一体式连接器 |
DE202012103314U1 (de) * | 2012-08-30 | 2013-12-02 | Weidmüller Interface GmbH & Co. KG | Anschlussvorrichtung für einen Leiter |
US9208676B2 (en) | 2013-03-14 | 2015-12-08 | Google Inc. | Devices, methods, and associated information processing for security in a smart-sensored home |
US8708242B2 (en) | 2012-09-21 | 2014-04-29 | Nest Labs, Inc. | Thermostat system with software-repurposable wiring terminals adaptable for HVAC systems of different ranges of complexity |
US9520252B2 (en) | 2012-09-21 | 2016-12-13 | Google Inc. | Adaptable hazard detector mounting plate |
US20140113502A1 (en) | 2012-09-28 | 2014-04-24 | Phoenix Contact Development & Manufacturing, Inc. | Connector Block with Spring-Loaded Electrical Terminal Assemblies |
US8594850B1 (en) | 2012-09-30 | 2013-11-26 | Nest Labs, Inc. | Updating control software on a network-connected HVAC controller |
ITMI20121974A1 (it) * | 2012-11-20 | 2014-05-21 | Ilme Spa | Connettore elettrico multipolare perfezionato con contatti a molla |
KR101389217B1 (ko) | 2013-01-17 | 2014-04-29 | 심윤국 | 전기 접속컨넥터 및 이를 구비하는 전력 분배용 전기 접속장치 |
DE102013101410A1 (de) * | 2013-02-13 | 2014-08-14 | Wago Verwaltungsgesellschaft Mbh | Federkraftklemmanschluss und Leiteranschlussklemme |
DE102013004666A1 (de) * | 2013-03-19 | 2014-09-25 | Phoenix Contact Gmbh & Co. Kg | Klemmenblockanordnung |
DE102013103446A1 (de) | 2013-04-05 | 2014-10-09 | Phoenix Contact Gmbh & Co. Kg | Steckverbindungsvorrichtung |
DE102013103658B4 (de) * | 2013-04-11 | 2014-10-23 | Wago Verwaltungsgesellschaft Mbh | Leiteranschlussklemme |
DE102013215143B4 (de) * | 2013-07-04 | 2015-04-16 | Robert Bosch Gmbh | Klemmkontakt zur elektrischen Kontaktierung elektrischer Bauelemente |
ITMI20131303A1 (it) * | 2013-08-01 | 2015-02-02 | Stelvio Kontek S P A | Connettore elettrico e relativo dispositivo di azionamento |
DE102013216472A1 (de) * | 2013-08-20 | 2015-02-26 | Brose Fahrzeugteile GmbH & Co. Kommanditgesellschaft, Würzburg | Elektrische Kontaktanordnung für einen Elektromotor und Verfahren zur Herstellung |
FR3010839B1 (fr) * | 2013-09-17 | 2017-04-21 | Schneider Electric Ind Sas | Dispositif de raccordement electrique d'au moins un conducteur dans une borne appartenant a un appareil electrique |
DE102013110789B3 (de) * | 2013-09-30 | 2014-12-04 | Klaus Bruchmann Gmbh | Adapter zum Kontaktieren von Sammelschienen |
DE102013111574B4 (de) * | 2013-10-21 | 2017-01-12 | Wago Verwaltungsgesellschaft Mbh | Federkraftklemmanschluss und Steckverbinder |
US9343828B2 (en) * | 2014-03-21 | 2016-05-17 | Avx Corporation | Push button power poke home connector |
US9581342B2 (en) | 2014-03-28 | 2017-02-28 | Google Inc. | Mounting stand for multi-sensing environmental control device |
US9568201B2 (en) | 2014-03-28 | 2017-02-14 | Google Inc. | Environmental control system retrofittable with multiple types of boiler-based heating systems |
US9791839B2 (en) | 2014-03-28 | 2017-10-17 | Google Inc. | User-relocatable self-learning environmental control device capable of adapting previous learnings to current location in controlled environment |
JP6350010B2 (ja) * | 2014-06-20 | 2018-07-04 | オムロン株式会社 | 接続機構部およびこれを用いた端子台 |
US9397416B2 (en) * | 2014-08-22 | 2016-07-19 | Tyco Electronics Corporation | Electrical connector having poke-in wire contacts |
TWI544705B (zh) * | 2014-09-05 | 2016-08-01 | 町洋企業股份有限公司 | 蝶形彈簧連接器 |
CN105811131B (zh) * | 2014-12-29 | 2019-03-22 | 惠阳晋煜工业有限公司 | 电路连接器及其插接体 |
DE102015104268A1 (de) * | 2015-03-23 | 2016-09-29 | Eaton Electrical Ip Gmbh & Co. Kg | Elektrisches Schaltgerät mit elektrischen Klemmanschlüssen |
EP3116065B1 (en) * | 2015-07-07 | 2019-08-28 | TE Connectivity Germany GmbH | Push-in clamp retainer, push-in clamp assembly and electric connector element |
CN204966753U (zh) * | 2015-07-31 | 2016-01-13 | 泰科电子(上海)有限公司 | 连接器和连接器组件 |
CN106486792B (zh) * | 2015-08-25 | 2019-05-14 | 町洋企业股份有限公司 | 具扣合结构的端子座 |
US9466911B1 (en) * | 2015-10-16 | 2016-10-11 | Dinkle Enterprise Co., Ltd. | Terminal base having fastening structure |
CN105322310A (zh) * | 2015-11-09 | 2016-02-10 | 上海友邦工业控制系统有限公司 | 一种触点弹簧片 |
DE102016101713A1 (de) * | 2016-01-15 | 2017-07-20 | Epcos Ag | Halte- und Kontaktierungsvorrichtung |
TWI589079B (zh) * | 2016-02-05 | 2017-06-21 | Terminal structure improved | |
DE102016004308A1 (de) * | 2016-04-12 | 2017-10-12 | E. Dold & Söhne KG | Elektronikbaugruppen-Gehäuseset |
KR101716635B1 (ko) * | 2016-04-19 | 2017-03-15 | 최종하 | 전선 연결단자 |
DE102016111627A1 (de) * | 2016-06-24 | 2017-12-28 | Wago Verwaltungsgesellschaft Mbh | Leiteranschlussklemme |
LU93148B1 (de) * | 2016-07-13 | 2018-01-23 | Phoenix Contact Gmbh & Co Kg Intellectual Property Licenses & Standards | Anschlussklemme |
CN107768900B (zh) * | 2016-08-23 | 2023-12-22 | 泰科电子(上海)有限公司 | 电连接器 |
JP2018056076A (ja) * | 2016-09-30 | 2018-04-05 | オムロン株式会社 | 端子台 |
CN106486823B (zh) * | 2016-11-17 | 2018-12-14 | 町洋机电(中国)有限公司 | 嵌入型插拔式端子台 |
DE202017101148U1 (de) * | 2017-03-01 | 2018-06-04 | Wago Verwaltungsgesellschaft Mbh | Leiteranschlusskontaktelement |
GB201704781D0 (en) * | 2017-03-26 | 2017-05-10 | Dhanjal Avtarjeet | Cable and multiwire connector |
CN106816347B (zh) * | 2017-03-27 | 2018-10-12 | 浙江中亿豪科技有限公司 | 一种组合式的断路器 |
DE102017109694B4 (de) | 2017-05-05 | 2022-10-06 | Wago Verwaltungsgesellschaft Mbh | Anschlussklemme |
CN107171114A (zh) * | 2017-06-27 | 2017-09-15 | 四川华丰企业集团有限公司 | 矩形连接器后基座 |
KR101803796B1 (ko) * | 2017-07-28 | 2017-12-04 | 주식회사 위즈토리 | 전원전선 연결용 커넥터 |
KR102111746B1 (ko) * | 2017-08-17 | 2020-06-08 | (주)두남 | 접속 안정성이 우수한 접속유닛을 갖는 콘센트 |
US10014594B1 (en) | 2017-09-07 | 2018-07-03 | Dinkle Enterprise Co., Ltd. | Terminal block assembly and wiring wrench thereof |
DE102017121543A1 (de) * | 2017-09-18 | 2019-03-21 | Phoenix Contact Gmbh & Co. Kg | Anschlusseinrichtung zum Anschließen einer elektrischen Leitung |
EP3457498B1 (en) * | 2017-09-18 | 2019-08-28 | Dinkle Enterprise Co., Ltd. | Terminal block assembly and wiring wrench thereof |
EP3460917A1 (en) | 2017-09-20 | 2019-03-27 | Delphi Technologies, Inc. | Electrical connector |
CN109560436B (zh) * | 2017-09-26 | 2024-02-02 | 安波福中央电气(上海)有限公司 | 电连接器 |
CN107799914B (zh) * | 2017-10-12 | 2023-11-07 | 东莞市美金兴能源有限公司 | 一种线夹 |
KR101828818B1 (ko) * | 2017-11-06 | 2018-02-14 | 주식회사 위즈토리 | 전선 연결용 커넥터 |
TWM567986U (zh) * | 2018-04-27 | 2018-10-01 | 禾昌興業股份有限公司 | Terminal block |
US10992175B2 (en) | 2018-06-15 | 2021-04-27 | Google Llc | Communication circuit for 2-wire protocols between HVAC systems and smart-home devices |
CN110391508A (zh) * | 2018-06-21 | 2019-10-29 | 中航光电科技股份有限公司 | 一种现场做线连接器 |
CN110797815B (zh) * | 2018-08-03 | 2024-05-10 | 杭州鸿世电器股份有限公司 | 一种电路接通耦合器 |
TWI677149B (zh) * | 2018-09-13 | 2019-11-11 | 進聯工業股份有限公司 | 連接器之改良結構 |
CN111048915A (zh) * | 2018-10-15 | 2020-04-21 | 北京康斯特仪表科技股份有限公司 | 压接端子、压接端子模块、接线盒及测试仪 |
WO2020077933A1 (zh) * | 2018-10-15 | 2020-04-23 | 北京康斯特仪表科技股份有限公司 | 压接端子、压接端子模块、接线盒及测试仪 |
DE102018126144A1 (de) | 2018-10-22 | 2020-04-23 | Weidmüller Interface GmbH & Co. KG | Elektrischer Verbinder zum Anschluss elektrischer Leiter an eine Leiterplatte |
JP6843973B2 (ja) * | 2018-11-07 | 2021-03-17 | 蘇州華旃航天電器有限公司 | ケーブル迅速係止用の電気コネクタ |
CN111193118B (zh) * | 2018-11-15 | 2021-05-07 | 町洋企业股份有限公司 | 双接线连接器 |
CN109378598A (zh) * | 2018-12-11 | 2019-02-22 | 朱品优 | 一种接线端子 |
NL2022303B1 (nl) * | 2018-12-24 | 2020-07-21 | Dilar B V | Kabeldoos voor het elektrisch verbinden van elektriciteitskabels met elkaar |
US10511108B1 (en) * | 2019-01-07 | 2019-12-17 | Dinkle Enterprise Co., Ltd. | Dual-wire connector |
DE102019103772B4 (de) * | 2019-02-13 | 2024-05-23 | Harting Electric Stiftung & Co. Kg | Schutzleiteranschluss |
DE102019104298A1 (de) * | 2019-02-20 | 2020-08-20 | Phoenix Contact Gmbh & Co. Kg | Klemmanordnung sowie Anschlussklemme |
US10658770B1 (en) * | 2019-08-13 | 2020-05-19 | Dinkle Enterprise Co., Ltd. | Press and spring-back type terminal block |
US11336037B1 (en) * | 2020-12-29 | 2022-05-17 | Dinkle Enterprise Co., Ltd. | Terminal block structure |
DE102021103855A1 (de) * | 2021-02-18 | 2022-08-18 | Phoenix Contact Gmbh & Co. Kg | Klemmfeder, Anschlussanordnung und Anschlussklemme |
CN113054451A (zh) * | 2021-03-18 | 2021-06-29 | 苏州新亚电通有限公司 | 一种具有锁线功能的小型接插式连接器 |
DE102021117060A1 (de) * | 2021-07-02 | 2023-01-05 | Harting Electric Stiftung & Co. Kg | Elektrisches Kabelanschlusssystem |
DE102021132926A1 (de) * | 2021-12-14 | 2023-06-15 | Harting Electric Stiftung & Co. Kg | Kontaktfederanordnung zur selbstverriegelnden Kontaktierung eines elektrischen Leiters |
US11757214B2 (en) * | 2022-01-28 | 2023-09-12 | Dinkle Enterprise Co., Ltd. | Terminal block with handle structure |
US11749927B1 (en) * | 2022-03-03 | 2023-09-05 | Richard Goren Enterprises, Llc | Quick install banana plug |
Family Cites Families (32)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE2062158B2 (de) * | 1970-12-17 | 1979-04-05 | Wago-Kontakttechnik Gmbh, 4950 Minden | Schraubenlose Anschluß- oder Verbindungsklemme für elektrische Leiter |
DE3514099C2 (de) * | 1985-04-16 | 1994-11-17 | Wago Verwaltungs Gmbh | Verbindungsklemme für elektrische Leiter |
US4759726A (en) * | 1985-08-13 | 1988-07-26 | Reed Devices, Inc. | Screwless type electrical terminal block |
JPH0747805Y2 (ja) * | 1989-03-17 | 1995-11-01 | 株式会社新光製作所 | プリント配線基板用端子装置 |
JPH0469871U (ja) * | 1990-10-26 | 1992-06-19 | ||
JP2532977Y2 (ja) * | 1991-08-01 | 1997-04-16 | 株式会社八光電機製作所 | 電線接続装置 |
JPH0743963Y2 (ja) * | 1992-12-28 | 1995-10-09 | 株式会社八光電機製作所 | モジュラージャック端子台 |
DE4323440A1 (de) * | 1993-05-14 | 1995-02-02 | Siemens Ag | Elektronisches Gerät, insbesondere Automatisierungsgerät |
GB9311559D0 (en) * | 1993-06-04 | 1993-07-21 | Amp Gmbh | Spring clamp actuator |
DE4413457C2 (de) * | 1994-04-18 | 1996-03-28 | Siemens Ag | Anschlußeinheit eines Automatisierungssystems und hierzu korrespondierender Klemmenblock |
JP3406381B2 (ja) | 1994-06-20 | 2003-05-12 | 関東電化工業株式会社 | フェライト系磁性粉末原料酸化物及びフェライト系磁性粉末の製造方法 |
DE29500614U1 (de) * | 1995-01-04 | 1995-03-16 | Wago Verwaltungsgesellschaft Mbh, 32423 Minden | Elektrische Klemme mit Betätigungsdrücker |
JP3017433B2 (ja) * | 1995-09-05 | 2000-03-06 | 株式会社八光電機製作所 | 端子装置 |
DE19541137A1 (de) * | 1995-10-30 | 1997-05-07 | Wago Verwaltungs Gmbh | Elektr. Frontverdrahtungsklemme |
JPH09245862A (ja) * | 1996-03-12 | 1997-09-19 | Sharp Corp | 端子台 |
JP3357245B2 (ja) | 1996-06-24 | 2002-12-16 | サトーパーツ株式会社 | プラグ、レセプタクル及びそれらを備える中継コネクタ |
IT1283503B1 (it) * | 1996-07-25 | 1998-04-21 | Claber Spa | Morsetto a leva per connettori elettrici |
US6033268A (en) * | 1997-04-30 | 2000-03-07 | Westinghouse Electric Corporation | Modular I/O system with two-way connectors between units and a common lock for multiple plug-in modules |
DE59711449D1 (de) * | 1997-08-14 | 2004-04-29 | Phoenix Contact Gmbh & Co | Elektrische Federkraftklemme |
DE19753078C2 (de) * | 1997-11-29 | 1999-09-30 | Lumberg Karl Gmbh & Co | Elektrische Anschlußklemme, insbesondere Anreihklemme |
DE29807956U1 (de) * | 1998-05-04 | 1999-07-08 | WECO Wester, Ebbinghaus GmbH & Co KG, 63452 Hanau | Anschlußklemme mit Kniehebelbetätigung |
JP2000048874A (ja) * | 1998-07-30 | 2000-02-18 | Osada:Kk | 端子台 |
US6146187A (en) * | 1998-11-25 | 2000-11-14 | Supplie & Co. Import/Export, Inc. | Screwless terminal block |
FR2792778B1 (fr) * | 1999-04-22 | 2001-05-18 | Schneider Electric Sa | Borne elastique d'appareil electrique |
DE29915515U1 (de) * | 1999-09-03 | 2001-02-01 | Weidmueller Interface | Federklemme zum Anschließen elektricher Leiter |
DE29915512U1 (de) * | 1999-09-03 | 2001-01-18 | Weidmueller Interface | Federklemme zum Anschließen elektrischer Leiter |
DE29920231U1 (de) * | 1999-11-17 | 2001-04-05 | Weidmueller Interface | Schraubenlose Anschlußklemme |
JP4527242B2 (ja) * | 2000-05-26 | 2010-08-18 | Idec株式会社 | 接続装置 |
JP3435132B2 (ja) * | 2000-08-23 | 2003-08-11 | Smk株式会社 | プラグ |
US6257580B1 (en) * | 2000-09-15 | 2001-07-10 | Ben Brown | Casino table game including cards and dice |
FR2824960B1 (fr) * | 2001-05-15 | 2003-08-15 | Entrelec | Dispositif de raccordement a poussoir |
US6832938B2 (en) * | 2002-12-13 | 2004-12-21 | Tyco Electronics Corporation | Electrical connector with integral wire release member |
-
2001
- 2001-08-03 DE DE60128235T patent/DE60128235T2/de not_active Expired - Lifetime
- 2001-08-03 US US10/343,812 patent/US6851967B2/en not_active Expired - Lifetime
- 2001-08-03 AT AT01954426T patent/ATE361557T1/de not_active IP Right Cessation
- 2001-08-03 EP EP01954426A patent/EP1309036B1/en not_active Expired - Lifetime
- 2001-08-03 CN CNB018135633A patent/CN1205697C/zh not_active Expired - Lifetime
- 2001-08-03 JP JP2002518570A patent/JP4202125B2/ja not_active Expired - Fee Related
- 2001-08-03 WO PCT/JP2001/006685 patent/WO2002013319A1/ja active IP Right Grant
- 2001-08-03 KR KR10-2003-7000708A patent/KR100480196B1/ko active IP Right Grant
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013520777A (ja) * | 2010-03-01 | 2013-06-06 | フェニックス コンタクト ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング ウント コンパニー コマンディートゲゼルシャフト | 電気端子 |
WO2018221312A1 (ja) | 2017-05-29 | 2018-12-06 | Idec株式会社 | 接続機器 |
JP2019169332A (ja) * | 2018-03-23 | 2019-10-03 | 富士電機機器制御株式会社 | 電気機器の接続構造 |
WO2022014526A1 (ja) | 2020-07-17 | 2022-01-20 | Idec株式会社 | 接続機器 |
TWI824844B (zh) * | 2021-11-29 | 2023-12-01 | 日商Idec股份有限公司 | 連接裝置及電子裝置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
EP1309036A4 (en) | 2005-05-04 |
KR100480196B1 (ko) | 2005-04-06 |
DE60128235T2 (de) | 2007-12-27 |
CN1444785A (zh) | 2003-09-24 |
US20040102078A1 (en) | 2004-05-27 |
US6851967B2 (en) | 2005-02-08 |
WO2002013319A1 (fr) | 2002-02-14 |
ATE361557T1 (de) | 2007-05-15 |
CN1205697C (zh) | 2005-06-08 |
DE60128235D1 (de) | 2007-06-14 |
KR20030020384A (ko) | 2003-03-08 |
EP1309036A1 (en) | 2003-05-07 |
EP1309036B1 (en) | 2007-05-02 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP4202125B2 (ja) | 電線接続器具 | |
EP1760836B1 (en) | Flat cable electrical connector | |
US8267698B2 (en) | Connector unit with a clicking feeling | |
JP4028525B2 (ja) | コネクタ | |
US20060035526A1 (en) | Electrical connector | |
JP5682997B2 (ja) | 電気コネクタ | |
JP3136252U (ja) | コネクタ | |
US9876297B2 (en) | Connector | |
JP7076265B2 (ja) | コネクタ | |
EP3389149A1 (en) | Electrical connector | |
JP4891835B2 (ja) | コネクタ | |
JP2007258028A (ja) | コネクタ | |
WO2011047539A1 (zh) | 电连接器 | |
JP5881891B2 (ja) | 電子部品の組付構造及び電気接続箱 | |
US20010029117A1 (en) | Plug socket | |
JP5256842B2 (ja) | メモリカード用複合コネクタ | |
JP3136253U (ja) | コネクタ | |
US11051420B1 (en) | Electronic device | |
CN110364893B (zh) | 具有端子按压构造的连接器装置 | |
JPH0747805Y2 (ja) | プリント配線基板用端子装置 | |
JP3126066U (ja) | レセプタクル型コネクタプラグ | |
JP2019003833A (ja) | 電気コネクタ | |
JP2008016419A (ja) | ソケット | |
JPH044371Y2 (ja) | ||
JP3333932B2 (ja) | コネクタ整列筐体 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20050419 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20050620 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20050726 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20050926 |
|
A911 | Transfer to examiner for re-examination before appeal (zenchi) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911 Effective date: 20051007 |
|
A912 | Re-examination (zenchi) completed and case transferred to appeal board |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A912 Effective date: 20051118 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20080822 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20081008 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 4202125 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111017 Year of fee payment: 3 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111017 Year of fee payment: 3 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121017 Year of fee payment: 4 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121017 Year of fee payment: 4 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131017 Year of fee payment: 5 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |