JP3126066U - レセプタクル型コネクタプラグ - Google Patents

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好紀 太田
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Abstract

【課題】 薄型小型化を維持して機能を異にする少なくとも2種類の接続端子部材が簡易な組立作業によって歩留りの向上を図ってハウジング体に精密に組み付けられる。
【解決手段】 プラグ基体部7に形成した給電端子組付孔16と信号端子組付孔17とに端子識別部18を設けるとともに、形状を異にした給電端子部材23と信号端子部材24にも端子識別部25を形成し、上記端子識別部18、25が合致された場合に各端子組付孔に所定の端子部材が組み付けられるようにして誤挿入を防止する。
【選択図】 図5

Description

本考案は、例えば配線基板等に実装されるレセプタクルコネクタに着脱されて電子機器間の電気的接続を行うレセプタクル型コネクタプラグに関する。
コネクタプラグとレセプタクルコネクタとを組み合わせるレセプタクル型コネクタは、一般にそれぞれがシールドケース内に相対して接続される多数個のコネクタピンを設けた高周波特性を有する小型薄型に構成される。レセプタクル型コネクタは、例えばレセプタクルコネクタが一方の電子機器に備えられた制御基板等に実装され、他方の電子機器から引き出したケーブルに設けたコネクタプラグを結合することにより電子機器間を接続して制御信号やデータ信号の授受或いは電源の供給等を行うようにする(例えば、特許文献1又は特許文献2を参照)。
レセプタクル型コネクタプラグは、絶縁樹脂材を素材としてブロック状に形成されたプラグ基体部にレセプタクルコネクタに嵌合されるレセプタクル嵌合部を一体に形成したハウジング体を備える。レセプタクル型コネクタプラグは、ハウジング体にプラグ基体部を貫通してレセプタクル嵌合部の内部空間に連通する多数の端子組付孔を長手方向に並んだ状態で形成し、各端子組付孔にそれぞれ接続端子部材を嵌挿して組み付ける。
レセプタクル型コネクタプラグは、上述したようにレセプタクルコネクタとの間において信号授受と給電とを行う機能を有することから、多数個の接続端子部材として信号用端子部材と給電用端子部材とが混在する。レセプタクル型コネクタプラグにおいては、レセプタクルコネクタと結合する際に給電回路を接続した状態で信号回路の接続が行われるようにして、誤動作の発生や過電流による電子部品の破損の発生等が防止されるように構成することが好ましい。
したがって、レセプタクル型コネクタプラグは、信号用端子部材に対して給電用端子部材を長軸に形成し、この給電用端子部材がレセプタクルコネクタ側のピン端子と先行して接続されるように構成される。レセプタクル型コネクタプラグにおいては、比較的小型の部材からなり、わずかに形状を異にする多数個の信号用端子部材と給電用端子部材とを、所定の端子組付孔に誤り無く組み付けなければならない。
一般的なコネクタにおいても、多数個の接続端子部材を備える場合に、端子組付孔に対する各接続端子部材の誤挿入防止が図られている(例えば特許文献3及び特許文献4を参照)。
特開平11−111389号公報 特開2005−243471号公報 実開平6−45269号公報 特開2006−73271号公報
レセプタクル型コネクタプラグにおいては、上述したように信号用端子部材と給電用端子部材が、それぞれ長手方向に並んで形成された所定の端子組付孔に嵌挿して組み付けられる。レセプタクル型コネクタプラグにおいては、これら信号用端子部材と給電用端子部材が比較的小型であり長さをやや異にするもののほぼ同形に形成されることから、作業者が異なる端子組付孔に誤って組み付けてしまうといったことがしばしば生じていた。
レセプタクル型コネクタプラグにおいても、上述した特許文献3や特許文献4に開示された一般的なコネクタにおける接続端子部材の誤挿入防止構造を採用することが考慮される。しかしながら、レセプタクル型コネクタプラグは、小型かつ薄型に構成されるとともに各接続端子部材も薄厚の金属材料から形成されるために、厚み方向の力に対して変形が生じやすく、上述した特許文献に開示される誤挿入防止構造の採用が困難である。
したがって、本考案は、薄型小型化を維持して機能を異にする少なくとも2種類の接続端子部材が簡易な組立作業によって歩留りの向上を図ってハウジング体に精密に組み付けられることにより、低コスト化と信頼性の向上を図るレセプタクル型コネクタプラグを提供することを目的に提案されたものである。
上述した目的を達成する本考案にかかるレセプタクル型コネクタプラグは、絶縁樹脂材を素材として形成されたハウジング体と、このハウジング体に組み付けられる少なくとも2種類の第1接続端子部材と第2接続端子部材が混在する多数個の接続端子部材と、金属薄板材を素材として形成されたシールドケースを備え、電子機器に搭載された配線基板等に実装されるレセプタクルコネクタに結合される。レセプタクル型コネクタプラグは、ハウジング体が、ブロック状のプラグ基体部と、このプラグ基体部の第1側面から一体に突出形成された薄形略矩形筒状のレセプタクル嵌合部とから構成され、プラグ基体部の第2側面にそれぞれ開口してプラグ基体部を貫通してレセプタクル嵌合部の内部空間に連通する多数の端子組付孔が長手方向に並んだ状態で形成される。
レセプタクル型コネクタプラグは、各接続端子部材が、プラグ基体部の第2側面側の各開口から各端子組付孔内にそれぞれ嵌挿されてハウジング体に組み付けられる。レセプタクル型コネクタプラグは、各接続端子部材が、プラグ基体部の第2側面から突出される基端部が外部接続端子部を構成するとともに、レセプタクル嵌合部の内部空間内を挿通されてその開口部から突出される先端部がレセプタクル接続端子部を構成する。
レセプタクル型コネクタプラグは、シールドケースが、ハウジング体のレセプタクル嵌合部を略全域に亘り外装する全体薄形略矩形筒状に形成され、天井部に各接続端子部材のレセプタクル接続端子部を外方に臨ませる端子ガイド開口部が形成される。レセプタクル型コネクタプラグは、ハウジング体のプラグ基体部に、各端子組付孔に対して第1接続端子部材と第2接続端子部材を選択して嵌挿させる接続端子識別部が形成される。レセプタクル型コネクタプラグにおいては、形状をわずかに異にする小型の第1接続端子部材と第2接続端子部材とが接続端子識別部により所定の端子組付孔のみに嵌挿されることで、組立作業の簡易化と歩留りの向上が図られてハウジング体に精密に組み付けられ、低コスト化と信頼性の向上が図られる。
レセプタクル型コネクタプラグは、プラグ基体部に形成した接続端子識別部が、第1接続端子部材を嵌挿する端子組付孔と第2接続端子部材を嵌挿する各端子組付孔とに対応して異なる形状とされた第1端子識別凹部と第2端子識別凹部とから構成される。レセプタクル型コネクタプラグは、第1接続端子部材に第1端子識別凹部に嵌合可能な第1端子識別凸部が形成されるとともに、第2接続端子部材に第2端子識別凹部に嵌合可能な第2端子識別凸部が形成される。レセプタクル型コネクタプラグにおいては、第1端子識別凹部と第1端子識別凸部及び第2端子識別凹部と第2端子識別凸部とが合致することにより、第1接続端子部材と第2接続端子部材が所定の端子組付孔に選択されて嵌挿される。
レセプタクル型コネクタプラグは、第1端子識別凹部と第2端子識別凹部が、各端子組付孔の上方位置においてプラグ基体部の第2側面にそれぞれ形状を異にして形成される。
レセプタクル型コネクタプラグは、第1接続端子部材と第2接続端子部材が、それぞれの外部接続端子部を上方へと折曲した略L字状に形成し、プラグ基体部の第2側面と対向する内側縁に第1端子識別凹部と第2端子識別凹部に選択して嵌合される第1端子識別凸部又は第2端子識別凸部が一体に突設される。レセプタクル型コネクタプラグにおいては、第1接続端子部材や第2接続端子部材が誤った端子組付孔への誤嵌挿を防止されるとともに、誤った状態でなおも嵌挿しようと強く押し込んだ場合でも各接続端子部材に側縁方向からの力が作用されることで変形等の発生が抑制される。
レセプタクル型コネクタプラグは、第1接続端子部材が第2接続端子部材に対してやや長軸に形成され、ハウジング体に組み付けられた状態でそのレセプタクル接続端子部がレセプタクル嵌合部内において開口側に位置される。レセプタクル型コネクタプラグは、少なくとも一対の第1接続端子部材を備え、これら第1接続端子部材が多数個の第2接続端子部材の両側に位置してハウジング体に組み付けられる。レセプタクル型コネクタプラグにおいては、例えば第1接続端子部材を給電用接続端子部材とするとともに、第2接続端子部材を信号用接続端子部材として構成する。レセプタクル型コネクタプラグにおいては、レセプタクルコネクタに結合する際に、給電回路を接続した状態で信号回路の接続が行われることから誤動作の発生や過電流による電子部品の破損の発生等を防止する。
以上のように構成された本考案にかかるレセプタクル型コネクタプラグによれば、ハウジング体のプラグ基体部に、各端子組付孔に対して形状を異にする第1接続端子部材と第2接続端子部材を選択して嵌挿させる接続端子識別部を形成したことから、第1接続端子部材と第2接続端子部材を組立作業の簡易化と歩留りの向上を図ってハウジング体に組み付けることが可能となる。レセプタクル型コネクタプラグによれば、小型薄型の基本的構成を保持して低コスト化と信頼性の向上が図られる。
以下、本考案の実施の形態として示すレセプタクル型コネクタプラグ(以下、単にコネクタプラグと略称する。)1について図面を参照して詳細に説明する。コネクタプラグ1は、従来のプラグと基本的な構成をほぼ同等とする小型薄型のプラグであり、図1乃至図4に示すように、ハウジング体2と、多数個の接続端子部材3と、シールドケース4とを備える。なお、コネクタプラグ1は、ハウジング体2が、例えば基体部と、接続端子部材3を組み付けた端子ブロック体とに分割して構成するようにしてもよい。
コネクタプラグ1は、例えば電子機器等から引き出された図示しないケーブルの先端に取り付けられ、図6及び図7に示すように相手側の電子機器等に搭載された配線基板5に実装されるレセプタクルコネクタ6に結合される。コネクタプラグ1は、後述するようにレセプタクルコネクタ6との間において制御信号やデータ信号等の信号授受機能及び電源を供給する給電機能を奏し、電子機器間において信号授受や電源供給を行う。
コネクタプラグ1は、ハウジング体2が、図1乃至図4に示すように絶縁樹脂材を素材としてプラグ基体部7とレセプタクル嵌合部8を一体に形成して構成する。ハウジング体2は、詳細を後述するように、プラグ基体部7が各接続端子部材3を片持ち状態で支持する端子支持部材とケーブルを接続するケーブル接続部材の機能を奏するとともに、レセプタクル嵌合部8がレセプタクルコネクタ6と結合するコネクタ結合部材の機能を奏する。
ハウジング体2は、図1乃至図4に示すように、プラグ基体部7が、略横長矩形の略ブロック状の本体部9と、この本体部9の長手方向の両側にやや大きな高さと厚みを有して一体に形成された取付部位10A、10Bとから構成される。プラグ基体部7には、各取付部位10の側面に位置決め用の位置決め凸部11を一体に突設するとともに、詳細を省
略するがシールドケース4に一体に形成したアース端子片12の先端部を突出させる。なお、ハウジング体2は、プラグ基体部7を、本体部9と、この本体部9を保持するホルダ部材として取付部位10を別部材により形成するようにしてもよい。
プラグ基体部7は、図3及び図4に示すように本体部9の厚み方向の一方側面である第1側面13側にレセプタクル嵌合部8を一体に突出形成するとともに、第1側面13と対向する第2側面14側に各接続端子部材3の基端部を突出させる。プラグ基体部7には、第1側面13と第2側面14とに貫通して本体部9に多数個の端子組付孔15が形成される。端子組付孔15は、それぞれが縦長矩形とされるとともに互いに隔離された状態で本体部9に長手方向に並んで形成され、後述するように接続端子部材3がそれぞれ嵌挿される。端子組付孔15は、両側に位置して形成された一対の第1端子組付孔が後述するように給電端子組付孔16A、16B(以下、個別に説明する場合を除いて給電端子組付孔16と総称する。)を構成するとともに、これら給電端子組付孔16に挟まれた多数個の第2端子組付孔が信号端子組付孔17を構成する。
プラグ基体部7には、本体部9の第2側面14に、各端子組付孔15にそれぞれ対応する上方に位置して、端子識別部18が形成される。端子識別部18は、各給電端子組付孔16に対応する一対の第1端子識別凹部19A、19B(以下、個別に説明する場合を除いて第1端子識別凹部19と総称する。)と、各信号端子組付孔17に対応する多数個の第2端子識別凹部20とからなる。端子識別部18は、図3に示すように第1端子識別凹部19が大きな開口形状と深さを以って形成されるとともに、各第2端子識別凹部20が図4に示すようにこれら第1端子識別凹部19よりも小さな開口形状と浅い深さを以って形成される。
レセプタクル嵌合部8は、プラグ基体部7の第1側面13に、本体部9の幅寸法とほぼ等しい幅寸法を有しかつやや小さな高さ寸法を有する薄形の略矩形筒状部として一体に突設される。レセプタクル嵌合部8は、図3及び図4に示すように後述するシールドケース4やレセプタクルコネクタ6の軸長よりもやや短い長さに形成されている。レセプタクル嵌合部8には、その内部を貫通して上述した各端子組付孔15にそれぞれ連通する端子ガイド孔21が形成されている。各端子ガイド孔21には、詳細を省略するがその内壁に嵌挿された接続端子部材3を保持する小さな保持凸部が適宜形成されている。レセプタクル嵌合部8は、天井部22の先端部位が切り欠かれており、この切欠き部22を介して各端子ガイド孔21に嵌挿された各接続端子部材3の先端側を外方へと臨ませるようにする。
コネクタプラグ1は、上述したハウジング体2のプラグ基体部7に形成した端子組付孔15に組み付けられる多数個の接続端子部材3を備える。コネクタプラグ1は、図2に示すように多数個の接続端子部材3がハウジング体2に対して、長手方向に並んで互いに絶縁を保持した状態で組み付けられる。接続端子部材3は、上述した給電端子組付孔16にそれぞれ嵌挿されるプラス・マイナス一対の給電端子部材23A、23B(以下、個別に説明する場合を除いて給電端子部材23と総称する。)と、各信号端子組付孔17にそれぞれ嵌挿される多数個の信号端子部材24とが混在する。接続端子部材3は、これら給電端子部材23と給電端子部材24とが基本的な形状をほぼ同等とし、図3及び図4に示すように長さ寸法と上述した端子識別部18に対応して形成された後述する端子識別部25のみを異にして形成される。
給電端子部材23は、図3に示すように上述した給電端子組付孔16の開口形状とほぼ等しい断面形状を有しており、基端部が略L字状に折曲されてケーブルと接続される外部接続端子部、すなわち外部接続給電端子部26を構成する。給電端子部材23は、外部接続給電端子部26の先端が本体部9の上面より突出する長さに形成されて電子機器等の電源回路と接続される。給電端子部材23は、コネクタプラグ1がレセプタクルコネクタ6
に結合されることにより、電子機器間で電源の授受が行われるようにする。
給電端子部材23には、プラグ基体部7に組み付けられた状態において第2側面14と対向する外部接続給電端子部26の内側縁に突設されて、端子識別部25を構成する第1端子識別凸部27が形成されている。第1端子識別凸部27は、上述したプラグ基体部7側に形成した第1端子識別凹部19に対応して形成され、その凹部形状とほぼ等しい外形を有する凸部形状に形成される。第1端子識別凸部27は、給電端子部材23をプラグ基体部7に組み付けた状態で、相対する第1端子識別凹部19に嵌合することにより当該給電端子部材23が正しい給電端子組付孔16に組み付けられたことが識別されるようにする。
給電端子部材23は、上述したプラグ基体部7の厚みとレセプタクル嵌合部8の長さよりも長軸に形成され、図3に示すようにプラグ基体部7に組み付けられた状態においてその先端部がレセプタクル嵌合部8の開口端から突出する。給電端子部材23は、先端部がレセプタクルコネクタ6側の相対する給電コネクタ端子部材54と接続されるレセプタクル接続端子部、すなわちレセプタクル接続給電端子部28を構成する。
以上のように構成された給電端子部材23は、レセプタクル接続給電端子部28側を嵌挿端としてプラグ基体部7の第2側面14側から相対する給電端子組付孔16に嵌挿される。給電端子部材23は、給電端子組付孔16内に押し込まれてプラグ基体部7の本体部9を貫通し、さらに端子ガイド孔21内を押し込まれてレセプタクル嵌合部8を貫通してその開口部からレセプタクル接続給電端子部28が突出する。
給電端子部材23は、給電端子組付孔16に対して所定位置まで嵌挿されると、折曲された外部接続給電端子部26がプラグ基体部7の第2側面14に突き当たる。給電端子部材23は、図3に示すように外部接続給電端子部26に形成した第1端子識別凸部27がプラグ基体部7側に形成した第1端子識別凹部19に相対係合することにより、外部接続給電端子部26がプラグ基体部7の第2側面14に突き当たるまで嵌挿することが可能とされる。
給電端子部材23は、誤って信号端子組付孔17に嵌挿した場合に、外部接続給電端子部26がプラグ基体部7の第2側面14に突き当たる所定位置まで嵌挿されないことにより誤嵌挿が防止される。すなわち、給電端子部材23は、図5(A)に示すように信号端子組付孔17に嵌挿されると、第1端子識別凸部27がプラグ基体部7側に形成した第2端子識別凹部20と相対することになる。
給電端子部材23は、上述したように第1端子識別凸部27と第2端子識別凹部20とが形状を異にして形成されることにより、図5(A)に示すように第1端子識別凸部27が第2側面14に乗り上がった状態となって外部接続給電端子部26と第2側面14との間に隙間が生じるようになる。給電端子部材23においては、これにより嵌挿した端子組付孔15が正規の給電端子組付孔16ではないことを作業者に対して識別させるようにする。
信号端子部材24も、給電端子部材23と同様に、図4に示すように上述した信号端子組付孔17の開口形状とほぼ等しい断面形状を有しており、基端部が略L字状に折曲されてケーブルと接続される外部接続端子部、すなわち外部接続信号端子部29を構成する。信号端子部材24も、外部接続信号端子部29の先端が本体部9の上面より突出して、給電端子部材23の外部接続給電端子部26の先端とほぼ同一の高さ位置となる長さに形成されて電子機器等の信号回路と接続される。信号端子部材24は、コネクタプラグ1がレセプタクルコネクタ6に結合されることにより、電子機器間で信号の授受が行われるよう
にする。
信号端子部材24にも、プラグ基体部7に組み付けられた状態において第2側面14と対向する外部接続信号端子部29の内側縁に突設されて、端子識別部25を構成する第2端子識別凸部30が形成されている。第2端子識別凸部30は、上述したプラグ基体部7側に形成した第2端子識別凹部20に対応して形成され、その凹部形状とほぼ等しい外形を有する凸部形状に形成される。第2端子識別凸部30は、信号端子部材24をプラグ基体部7に組み付けた状態で、相対する第2端子識別凹部20に嵌合することにより当該給電端子部材23が正しい給電端子組付孔16に組み付けられたことが識別されるようにする。
信号端子部材24は、プラグ基体部7の厚みとレセプタクル嵌合部8の長さよりも長軸でありかつ図3に示すように給電端子部材23よりもやや短く形成される。信号端子部材24も、図4に示すようにプラグ基体部7に組み付けられた状態においてその先端部がレセプタクル嵌合部8の開口端から突出する。信号端子部材24は、先端部がレセプタクルコネクタ6側の信号コネクタ端子部材55と接続されるレセプタクル接続端子部、すなわちレセプタクル接続信号端子部31を構成する。
以上のように構成された信号端子部材24は、レセプタクル接続信号端子部31側を嵌挿端としてプラグ基体部7の第2側面14側から相対する信号端子組付孔17に嵌挿される。信号端子部材24も、信号端子組付孔17内に押し込まれてプラグ基体部7の本体部9を貫通し、さらに端子ガイド孔21内を押し込まれてレセプタクル嵌合部8を貫通してその開口部からレセプタクル接続信号端子部31が突出する。
信号端子部材24も、信号端子組付孔17に対して所定位置まで嵌挿されると、折曲された外部接続信号端子部29がプラグ基体部7の第2側面14に突き当たる。信号端子部材24は、図4に示すように外部接続信号端子部29に形成した第2端子識別凸部30がプラグ基体部7側に形成した第2端子識別凹部20に相対係合することにより、外部接続信号端子部29がプラグ基体部7の第2側面14に突き当たるまで嵌挿することが可能とされる。
信号端子部材24も、誤って給電端子組付孔16に嵌挿した場合に、外部接続信号端子部29がプラグ基体部7の第2側面14に突き当たる所定位置まで嵌挿されないことにより誤嵌挿が防止される。すなわち、信号端子部材24は、図5(B)に示すように給電端子組付孔16に嵌挿されると、第2端子識別凸部30がプラグ基体部7側に形成した第1端子識別凹部19と相対することになる。
信号端子部材24は、上述したように第1端子識別凹部19が第2端子識別凹部20とその形状と位置を異にして形成されることにより、図5(B)に示すように第2端子識別凸部30が第2側面14に乗り上がった状態となって外部接続信号端子部29と第2側面14との間に隙間が生じるようになる。信号端子部材24においても、これにより嵌挿した端子組付孔15が正規の信号端子組付孔17ではないことを作業者に対して識別させるようにする。
各接続端子部材3は、上述したようにそれぞれの基端側をプラグ基体部7とレセプタクル嵌合部8とにより片持ち状態に支持されるとともに先端側がレセプタクル嵌合部8の開口端から突出されてハウジング体2に組み付けられる。各接続端子部材3は、コネクタプラグ1がレセプタクルコネクタ6と結合されることにより高さ方向にやや弾性変位しながらレセプタクルコネクタ6側のコネクタ端子部材41との接続が行われる。各接続端子部材3は、弾性力によりコネクタ部材端子41との接続状態が確実に保持されるとともに、
いわゆるセルフクリーニング作用を奏して接続部位を清浄な状態とする。
各接続端子部材3は、上述したように外部接続給電端子部26と外部接続信号端子部26のそれぞれの側縁部に第1端子識別凸部27と第2端子識別凸部29が形成される。各接続端子部材3には、誤った端子組付孔15に嵌挿しようと強く押し込んだ場合に、外部接続給電端子部26と外部接続信号端子部26に対して作用される大きな反力に対する機械的剛性が確保されて変形等の発生が防止される。
シールドケース4は、金属薄板材を素材として、図1及び図3に示すように上述したハウジング体2のレセプタクル嵌合部8を略全域に亘って外装する全体が薄形略矩形筒状に形成される。シールドケース4は、レセプタクル嵌合部8の開口端から大きく突出する軸長を有しており、その基端部位がレセプタクル嵌合部8の外周部に対して例えばかしめ止め構造により固定されることによりハウジング体2と一体化される。
シールドケース4は、その内部空間がレセプタクル嵌合空間部32として構成され、レセプタクル嵌合部8を外装した状態において上述した給電端子部材23のレセプタクル接続給電端子部28と信号端子部材24のレセプタクル接続信号端子部31を開口端の近傍に位置させるようにしてレセプタクル嵌合空間部32内に長手方向に並んだ状態で収納する。シールドケース4には、その天井部33に、図1に示すようにレセプタクル接続給電端子部28とレセプタクル接続信号端子部31を外方に臨ませる横長矩形の端子ガイド開口部34が形成されている。シールドケース4は、後述するようにコネクタプラグ1がレセプタクルコネクタ6に結合された状態で、端子ガイド開口部34を介してコネクタ端子部材41をレセプタクル嵌合空間部32内に進入させて接続端子部材3との接続が行われるようにする。
シールドケース4には、天井部33に、端子ガイド開口部34よりも基端側でかつ長手方向の両側に位置して一対の第1ロック開口部35A、35B(以下、個別に説明する場合を除いて第1ロック開口部35と総称する。)が形成される。第1ロック開口部35は、詳細を省略するが、レセプタクル嵌合空間部32内に長手方向に並んだ状態でレセプタクル嵌合部8に収納された接続端子部材3と対向されない側方に位置してそれぞれ形成された矩形の開口部からなる。
シールドケース4には、天井部33に、各第1ロック開口部35に対してそれぞれ内側でかつ端子ガイド開口部34側、すなわち開口部側に先行した位置に一対の第2ロック開口部36A、36B(以下、個別に説明する場合を除いて第2ロック開口部36と総称する。)が形成されている。第2ロック開口部36は、第1ロック開口部35よりもやや小口径の矩形開口部からなる。
シールドケース4には、後述するようにコネクタプラグ1がレセプタクルコネクタ6に結合された状態で、上述した第1ロック開口部35と第2ロック開口部36にレセプタクルコネクタ6側に形成した第1プラグロック部50及び第2プラグロック部52がそれぞれ係合する。シールドケース4は、これによりコネクタプラグ1とレセプタクルコネクタ6が結合状態を確実に保持されるようにする。
コネクタプラグ1は、ハウジング体2のプラグ基体部7に多数個の接続端子部材3を組み付けるとともに、レセプタクル嵌合部8にシールドケース4が組み付けられる。コネクタプラグ1においては、プラグ基体部7に対して第2側面14側から、給電端子部材23が給電端子組付孔16に嵌挿されるとともに信号端子部材24が信号端子組付孔17に嵌挿される。
コネクタプラグ1においては、上述したように第1端子識別凹部19と第1端子識別凸部27とが対応位置された状態においてのみ給電端子組付孔16に給電端子部材23を嵌挿することが可能であるとともに、第2端子識別凹部20と第2端子識別凸部30とが対応位置された状態においてのみ信号端子組付孔17に信号端子部材24を嵌挿することが可能である。したがって、コネクタプラグ1においては、形状をわずかに異にする給電端子部材23と信号端子部材24とが、誤嵌挿することなく所定の端子組付孔15に嵌挿してハウジング体2に正確に組み付けられる。
コネクタプラグ1においては、各端子組付孔15に嵌挿されることにより各接続端子部材3がプラグ基体部7に片持ち状態で支持され、それぞれの先端部をレセプタクル嵌合部8の先端開口部から突出させる。コネクタプラグ1においては、レセプタクル嵌合部8の先端側からシールドケース4を組み付けることにより、レセプタクル嵌合空間部32内において各接続端子部材3がその開口部近傍において長手方向に並んだ状態に保持される。コネクタプラグ1においては、レセプタクル嵌合空間部32内においてその開口部に対して、給電端子部材23のレセプタクル接続給電端子部28が信号端子部材24のレセプタクル接続信号接続部31に先行位置する。
以上のように構成されたコネクタプラグ1は、配線基板5に実装されたレセプタクルコネクタ6に結合される。レセプタクルコネクタ6は、基本的な構成を従来のレセプタクルコネクタと同様とし、図6及び図7に示すように、コネクタブロック体40と、このコネクタブロック体40に組み付けられた多数個のコネクタ端子部材41と、コネクタブロック体40を収納するシールドケース42を備える。
レセプタクルコネクタ6は、コネクタブロック体40が、絶縁樹脂材を素材として横長矩形で上述したコネクタプラグ1側のシールドケース4とほぼ同等の断面寸法を有するブロック状に形成された基部43と、この基部43の一方側面に一体に突設された水平方向のコネクタ端子保持壁部44とから構成される。コネクタブロック体40は、コネクタ端子保持壁部44が、基部43の上面から所定の高さ位置に段落ちされて突設されるとともに、その横幅(長手方向の幅)が、基部43の横幅よりも小幅とされて形成される。
コネクタブロック体40には、基部43の底面に、長手方向に離間して一対の位置決め凸部45が一体に突設され、これら位置決め凸部45を配線基板5に形成した相対する位置決め孔に嵌合することによりレセプタクルコネクタ6が配線基板5に位置決めされて組み付けられるようにする。コネクタブロック体40には、多数本のコネクタ端子部材41が一体化されて設けられている。
各コネクタ端子部材41は、コネクタブロック体40のコネクタ端子保持壁部44に、互いに軸線方向に平行な状態でありかつ相互の絶縁を保持して長さ方向に並べた状態で埋設されることにより一体化される。各コネクタ端子部材41は、それぞれの底面側がコネクタ端子保持壁部44から露出されることにより、コネクタプラグ1側の相対する接続端子部材3との接触部を構成する。各コネクタ端子部材41は、基端側がコネクタブロック体40の基部43を厚み方向に貫通されるとともに、この基部43の側面に沿って略L字状に折曲されることにより接続端子部46を構成する。各コネクタ端子部材41は、レセプタクルコネクタ6を配線基板5に実装した状態で、各接続端子部46が配線基板5に相対して形成した端子パターンと半田付けされる。
シールドケース42は、金属薄板材を素材として上述したコネクタブロック体40の全体を覆うようにして内部に収納する全体略矩形の半筒状に形成される。シールドケース42は、コネクタブロック体40の基部43の断面寸法とほぼ同等の開口寸法を有する半筒状に形成される。なお、シールドケース42は、半矩形筒状の形状に限定されず、例えば
コネクタブロック体40の基部43の断面形状とほぼ同形の矩形筒状に形成するようにしてもよい。
シールドケース42は、コネクタブロック体40のコネクタ端子保持壁部44の軸長よりも大きな軸長の内部空間を有し、この内部空間が後述するようにコネクタプラグ1が嵌合されるプラグ嵌合空間部47を構成する。シールドケース42は、その一方開口部が、プラグ嵌合開口部48を構成してプラグ嵌合空間部47内にコネクタプラグ1が嵌合されるようにする。シールドケース42は、プラグ嵌合開口部48を介してコネクタ端子保持壁部44に一体化した各コネクタ端子部材41の先端部を外方に臨ませるようにする。
シールドケース42は、その他方開口部が基部43により閉塞されるようにして上述したコネクタブロック体40をプラグ嵌合空間部47内に収納する。シールドケース42は、この開口部から各コネクタ端子部材41の接続端子部46をそれぞれ外方へと突出させることにより、この開口部をコネクタピン突出開口部として構成する。
シールドケース42は、上述したようにコネクタブロック体40が基部43に対してコネクタ端子保持壁部44を小幅に形成したことにより、このコネクタブロック体40をプラグ嵌合空間部47内に収納した状態においてコネクタ端子保持壁部44の両側縁部に沿ってコネクタブロック体40との非対向部位を構成する。また、シールドケース42は、上述したようにコンタクトブロック体40が基部43の側面に天井面から段落ちした状態でコネクタ端子保持壁部44を一体に形成したことから、コンタクトブロック体40をプラグ嵌合空間部47内に収納した状態において天井部49とコネクタ端子保持壁部44との間に軸方向の水平なプラグガイド空間部を構成する。
シールドケース42には、天井部49の上述した非対向部位と対向する位置に、長手方向に離間してプラグ嵌合空間部47内に嵌合されたコネクタプラグ1をロック状態に保持する一対の第1プラグロック部50A、50B(以下、個別に説明する場合を除いて第1プラグロック部50と総称する。)が一体に形成される。第1プラグロック部50は、上述したようにコネクタプラグ1側のシールドケース4に形成した第1ロック開口部35に対応して形成される。
第1プラグロック部50は、図6及び図7に示すように天井部49に、プラグ嵌合開口部48側からコネクタピン突出開口部側に向かう向きの略コ字状の切欠きを形成し、この切欠きによってコネクタピン突出開口部側を基端とする軸線方向の切り残し舌片部からなる一対の第1プラグロック片51A、51B(以下、個別に説明する場合を除いて第1プラグロック片51と総称する。)を構成する。第1プラグロック部50は、第1プラグロック片51がその先端部位を上述したプラグ嵌合空間部47のコネクタブロック体40が存在しない非対向部位内に突出するように略へ字状に折曲することにより、ロック凸部を形成する。
第1プラグロック部50は、シールドケース42の天井部49のコネクタブロック体40と対向しない非対向部位14に対応位置して形成されることから、大きな曲げ量のロック凸部を形成することが可能である。第1プラグロック部50は、プラグ嵌合空間部47内にコネクタプラグ1が嵌合された状態でロック凸部が第1ロック開口部35に係合することにより、コネクタプラグ1を保持する。
シールドケース42には、天井部49に、上述した第1プラグロック部50の内側に位置し、上述したようにコネクタプラグ1側のシールドケース4に形成した第2ロック開口部36に対応して一対の第2プラグロック部第2プラグロック部52A、52B(以下、個別に説明する場合を除いて第2プラグロック部52と総称する。)が形成される。第2
プラグロック部52も、天井部49に、プラグ嵌合開口部48側からコネクタピン突出開口部側に向かう向きの略コ字状の切欠きを形成し、この切欠きによってコネクタピン突出開口部側を基端とする軸線方向の切り残し舌片部からなる一対の第2プラグロック片53A、53B(以下、個別に説明する場合を除いて第2プラグロック片53と総称する。)を構成する。
第2プラグロック部52は、第2プラグロック片53の先端部が、第1プラグロック部50の第1プラグロック片51に対して、プラグ嵌合開口部48側に先行した位置とされるようにしてシールドケース42の天井部49に形成される。第2プラグロック部52は、第2プラグロック片53が第1プラグロック片51に対して小幅に形成されるとともに、これら第2プラグロック片53がプラグ嵌合空間部47のコネクタブロック体40が存在する領域に形成されるために曲げ量も小さく、コネクタプラグ1が軽微な力で接触されるようにする。第2プラグロック部52は、プラグ嵌合空間部47内にコネクタプラグ1が結合される際に、このコネクタプラグ1に対して第1プラグロック片51に先行して接触する。
レセプタクルコネクタ6は、上述したようにコネクタブロック体40に組み付けられ、結合されるコネクタプラグ1の接続端子部材3とそれぞれ対応する多数個のコネクタ端子部材41を備える。各コネクタ端子部材41は、コネクタ端子保持壁部44に長手方向に並んで互いに絶縁を保持されて組み付けられ、両側に配置された一対のコネクタ端子がそれぞれ給電コネクタ端子部材54A、54B(以下、個別に説明する場合を除いて給電コネクタ端子部材54と総称する。)を構成する。給電コネクタ端子部材54は、レセプタクルコネクタ6に結合されるコネクタプラグ1側の給電端子部材23とそれぞれ接続される。
レセプタクルコネクタ6は、給電コネクタ端子部材54に挟まれた多数個のコネクタ端子部材がそれぞれ信号コネクタ端子部材55を構成する。信号コネクタ端子部材55は、レセプタクルコネクタ6に結合されるコネクタプラグ1側の相対する信号端子部材24とそれぞれ接続される。
以上のように構成されたレセプタクルコネクタ6は、上述したように位置決め凸部45を位置決め孔に嵌合して配線基板5上に搭載される。レセプタクルコネクタ6は、各コネクタ端子部材41の接続端子部46が配線基板5に形成した相対する端子パターンと半田付けされる。レセプタクルコネクタ6には、プラグ嵌合開口部48からプラグ嵌合空間部47内にコネクタプラグ1が嵌合される。
コネクタプラグ1は、シールドケース4を外装したハウジング体2のレセプタクル嵌合部8を嵌合側として、このレセプタクル嵌合部8をプラグ嵌合開口部48に嵌合してプラグ嵌合空間部47内に押し込むことにより図6及び図7に示すようにレセプタクルコネクタ6に結合される。コネクタプラグ1は、結合状態において、ハウジング体2のプラグ基体部7とレセプタクル嵌合部8の基端側がプラグ嵌合開口部48から突出する。
コネクタプラグ1は、レセプタクルコネクタ6のプラグ嵌合空間部47内にレセプタクル嵌合部8を押込み操作されることにより、上述したようにシールドケース42とコンタクト端子保持壁部44との間に構成したプラグガイド空間部内にシールドケース4の天井部22を嵌合させて押し込ませる。コネクタプラグ1は、レセプタクルコネクタ6側のプラグ嵌合空間部47内に突出する第1プラグロック部50の第1プラグロック片51が、押込み操作にしたがって天井部22の上面へと乗り上がって弾性力を蓄勢するとともに所定位置まで押し込まれると蓄勢した弾性力により相対する第1ロック開口部35に係合される。
コネクタプラグ1は、レセプタクルコネクタ6側に設けられた長手方向の両側に位置してプラグ嵌合空間部47内に大きな突出量を以って突出する第1プラグロック片51を有する第1プラグロック部50により、シールドケース4の天井部22を押圧されながら押し込み操作される。したがって、コネクタプラグ1は、安定した姿勢でレセプタクルコネクタ6に嵌挿されることから、接続端子部材3やコネクタ端子部材41にねじれ等を生じさせることなく結合される。
レセプタクルコネクタ6においては、シールドケース42のコネクタブロック体40と対向しない非対向部位に位置して第1プラグロック部50を設けたことにより、全体を薄型に構成した場合でもこの第1プラグロック部50に大きな曲げ量のロック凸部を有する第1プラグロック片51を形成することが可能となる。したがって、レセプタクルコネクタ6においては、薄型化を図りながら第1プラグロック部50からコネクタプラグ1に対して大きなロック力を作用させ、プラグ嵌合空間部47内に嵌挿されたコネクタプラグ1を確実に保持することが可能であるとともに嵌合姿勢を安定した状態で保持し、信頼性の向上が図られる。
レセプタクルコネクタ6においては、上述したように第1プラグロック部50に対してプラグ嵌合開口部48側に位置して第2プラグロック部52が形成される。レセプタクルコネクタ6においては、嵌挿されるコネクタプラグ1に対して、上述した第1プラグロック部50の第1ロック開口部35との係合動作に先行して第2プラグロック部52の第2ロック開口部36の係合動作が行われる。レセプタクルコネクタ6においては、第2ロック開口部36内に係合した第2プラグロック片53がコネクタプラグ1側のシールドケース4と適宜接触する。
したがって、レセプタクルコネクタ6及びコネクタプラグ1には、高圧の静電気が帯電していることがあり、この静電気がコネクタ端子部材41と接続端子部材3との接続により配線基板5等の回路に流れて搭載した電子部品等を破壊させてしまうことがある。レセプタクルコネクタ6においては、上述したように第1プラグロック部50の係合動作に先行して第2プラグロック部52の係合動作が行われることで、帯電した高圧の静電気がシールドケース4のアース端子片12を介して除電されることで、電子部品等の破壊が防止される。
なお、コネクタプラグ1においては、上述したようにレセプタクルコネクタ6との間において制御信号やデータ信号等の信号授受機能と電源を供給する給電機能を奏するようにしたが、かかる2つの機能ばかりでなく例えばグランド接続を行うグランド端子部材或いは他の異なる機能の接続端子部材を設けるようにしてもよい。コネクタプラグ1においては、これら各接続端子部材がレセプタクルコネクタ6との間で互いに異なる状態で接続が行われる場合に、ハウジング体2や接続端子部材3にそれぞれ異なる端子識別部が形成される。
本考案の実施の形態として示すコネクタプラグの要部斜視図である。 同コネクタプラグの正面図である。 同コネクタプラグの図2におけるa−a線の断面図である。 同コネクタプラグの図2におけるb−b線の断面図である。 同図(A)は給電端子部材を信号端子組付孔に誤嵌挿した際の識別動作の説明図であり、同図(B)は信号端子部材を給電端子組付孔に誤嵌挿した際の識別動作の説明図である。 コネクタプラグをレセプタクルコネクタに結合した状態の斜視図である。 同断面図である。
符号の説明
1 コネクタプラグ
2 ハウジング体
3 接続端子部材
4 シールドケース
5 配線基板
6 レセプタクルコネクタ
7 プラグ基体部
8 レセプタクル嵌合部
9 本体部
10 取付部
11 位置決め凸部
13 第1側面
14 第2側面
15 端子組付孔
16 給電端子組付孔
17 信号端子組付孔
18 端子識別部
19 第1端子識別凹部
20 第2端子識別凹部
21 端子ガイド孔
22 天井部
23 給電端子部材
24 信号端子部材
25 端子識別部
26 外部接続給電端子部
27 第1端子識別凸部
28 レセプタクル接続給電端子部
29 外部接続信号端子部
30 第2端子識別凸部
31 レセプタクル接続信号端子部
32 レセプタクル嵌合空間部
33 天井部
34 端子ガイド開口部
35 第1ロック開口部
36 第2ロック開口部
40 コネクタブロック体
41 コネクタ端子部材
42 シールドケース
44 コネクタ端子保持壁部
46 接続端子部
47 プラグ嵌合空間部
48 プラグ嵌合開口部
50 第1プラグロック部
51 第1プラグロック片
52 第2プラグロック部
53 第2プラグロック片
54 給電コネクタ端子部材
55 信号コネクタ端子部材

Claims (5)

  1. 絶縁樹脂材を素材として、略ブロック状のプラグ基体部の第1側面に薄形略矩形筒状のレセプタクル嵌合部が一体に突出形成され、前記第1側面と対向する第2側面にそれぞれ開口して前記プラグ基体部を貫通して前記レセプタクル嵌合部の内部空間に連通する多数の端子組付孔を長手方向に並んだ状態で形成したハウジング体と、
    前記プラグ基体部の前記第2側面側の各開口から前記各端子組付孔内にそれぞれ嵌挿されて前記ハウジング体に組み付けられ、前記プラグ基体部の前記第2側面から突出される基端部が外部接続端子部を構成するとともに、前記レセプタクル嵌合部の前記内部空間内を挿通されてその開口部から突出される先端部がレセプタクル接続端子部を構成する、少なくとも2種類の第1接続端子部材と第2接続端子部材が混在する多数個の接続端子部材と、
    金属薄板材を素材として、前記ハウジング体の前記レセプタクル嵌合部を略全域に亘り外装する全体薄形略矩形筒状に形成され、天井部に前記各接続端子部材の前記レセプタクル接続端子部を外方に臨ませる端子ガイド開口部が形成されたシールドケースとを備え、
    前記ハウジング体の前記プラグ基体部に、前記各端子組付孔に対して前記第1接続端子部材と前記第2接続端子部材を選択して嵌挿させる接続端子識別部を形成したことを特徴とするレセプタクル型コネクタプラグ。
  2. 前記プラグ基体部に形成した前記接続端子識別部が、前記第1接続端子部材を嵌挿する端子組付孔と前記第2接続端子部材を嵌挿する前記各端子組付孔とに対応して異なる形状とされた第1端子識別凹部と第2端子識別凹部とから構成され、
    前記第1端子識別凹部に嵌合可能な第1端子識別凸部が形成された前記第1接続端子部材と、前記第2端子識別凹部に嵌合可能な第2端子識別凸部が形成された前記第2接続端子部材が、所定の端子組付孔に選択されて嵌挿されることを特徴とする請求項1記載のレセプタクル型コネクタプラグ。
  3. 前記第1端子識別凹部と前記第2端子識別凹部が、前記各端子組付孔にそれぞれ対応する上方に位置して前記プラグ基体部の前記第2側面にそれぞれ形状を異にして形成され、
    前記第1接続端子部材と前記第2接続端子部材が、それぞれの外部接続端子部を上方へと折曲した略L字状に形成し、前記プラグ基体部の前記第2側面と対向する内側縁に前記第1端子識別凹部と前記第2端子識別凹部に選択して嵌合される前記第1端子識別凸部又は前記第2端子識別凸部が一体に突設されることを特徴とする請求項2記載のレセプタクル型コネクタプラグ。
  4. 前記第1接続端子部材が前記第2接続端子部材に対してやや長軸に形成され、前記ハウジング体に組み付けられた状態で前記レセプタクル接続端子部が前記レセプタクル嵌合部内において開口側に位置されることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載のレセプタクル型コネクタプラグ。
  5. 少なくとも一対の前記第1接続端子部材を備え、これら第1接続端子部材が多数個の前記第2接続端子部材の両側に位置して前記ハウジング体に組み付けられることを特徴とする請求項4記載のレセプタクル型コネクタプラグ。

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