JP2002100443A - 基板用コネクタ - Google Patents

基板用コネクタ

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JP2002100443A
JP2002100443A JP2000285331A JP2000285331A JP2002100443A JP 2002100443 A JP2002100443 A JP 2002100443A JP 2000285331 A JP2000285331 A JP 2000285331A JP 2000285331 A JP2000285331 A JP 2000285331A JP 2002100443 A JP2002100443 A JP 2002100443A
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connector
circuit board
terminal
board
insulating housing
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JP2000285331A
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Yoshito Sakai
義人 酒井
Hiroki Hirai
宏樹 平井
Noritomo Okamura
憲知 岡村
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Sumitomo Wiring Systems Ltd
AutoNetworks Technologies Ltd
Sumitomo Electric Industries Ltd
Original Assignee
Sumitomo Wiring Systems Ltd
AutoNetworks Technologies Ltd
Sumitomo Electric Industries Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 コンパクトな構造を維持しながら、コネクタ
同士の結合完了の確認を視覚に頼らず確実に行えるよう
にする。 【解決手段】 第1の回路基板に実装される第1のコネ
クタと、第2の回路基板P2に実装される第2のコネク
タC2とを備え、両コネクタの結合によって回路基板同
士を電気的に接続する。第2のコネクタC2の絶縁ハウ
ジング40における端子配列方向の両端部に撓み変形可
能なロックアーム44を形成し、前記第1のコネクタの
絶縁ハウジングに係合部を形成する。そして、両コネク
タの結合時に前記ロックアーム44と係合部とが係合
し、その感触によってコネクタ結合完了が確認できるよ
うにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、回路基板同士を電
気的に接続するための基板用コネクタに関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来、回路基板同士を直接接続するため
の基板用コネクタとして、例えば特開平10−3266
51号公報に示されるようなものが知られている。その
概略を図11及び図12に示す。
【0003】図示の第1のコネクタC1は、ハウジング
80と、これに保持される複数のコネクタ端子84とを
備えている。ハウジング80は、内側の可動ハウジング
81と、これを取り囲む固定ハウジング82とをそれぞ
れ別部材として備えている。各端子84は、全体が薄板
状をなし、その一端に接続撓み片85が、他端に実装脚
部86が形成されている。そして、この実装脚部86が
固定ハウジング82に保持され、かつ、第1の回路基板
P1上に半田付け等の手段で実装されるとともに、接続
撓み片85が可動ハウジング81に形成された端子収容
室81a内に保持されている。
【0004】さらに、各端子84の中間部分は、他の部
分よりも薄肉で、かつ、その肉厚方向と平行な垂直面上
で逆U字状に湾曲する湾曲部88を有し、この湾曲部8
8の弾性変形(撓み変形)により、前記可動ハウジング
81及び接続撓み片85が実装脚部86及び固定ハウジ
ング82に対して(すなわち回路基板P1に対して)図
12の左右方向(図11のY方向)に相対変位可能とな
っている。
【0005】一方、図11に示すように、前記第1の回
路基板P1と対向する第2の回路基板P2上には、第2
のコネクタC2が実装され、この第2のコネクタC2で
は、そのハウジング90に保持された複数のピン状端子
92が回路基板P2の回路と接続された状態で当該基板
の下面から下方に突出している。そして、その各ピン状
端子92が前記第1のコネクタC1の各端子収容室81
a内に挿入され、かつ、各端子84の接続撓み片85と
接触することにより、両回路基板P1,P2の回路同士
が電気的に接続されるようになっている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】前記従来構造におい
て、両コネクタC1,C2同士の結合は、端子84,9
2同士の嵌合によって行われるが、その嵌合が完全に行
われたか否かを視覚で確認することは難しい。特に回路
基板P1,P2同士の接続の際には、当該基板の死角に
なってコネクタそのものが見えにくく、コネクタ結合完
了の確認は非常に困難である。
【0007】その一方、前記基板用コネクタC1,C2
は回路基板P1,P2上の限られた面積内に実装される
ものであるため、コネクタ全体のコンパクト化が強く望
まれている。
【0008】本発明は、このような事情に鑑み、コンパ
クトな構造を維持しながら、コネクタ同士の結合完了の
確認を視覚に頼らずに確実に行うことができる基板用コ
ネクタを提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
の手段として、本発明は、複数の端子が所定方向に並べ
られた状態で絶縁ハウジングに保持され、第1の回路基
板上に実装される第1のコネクタと、複数の端子が前記
第1のコネクタにおける端子の配列に対応する配列に並
べられた状態で絶縁ハウジングに保持され、第2の回路
基板上に実装される第2のコネクタとを備え、これら第
1のコネクタと第2のコネクタとが結合されることによ
り前記第1の回路基板と第2の回路基板とが電気的に接
続されるように構成された基板用コネクタにおいて、前
記第2のコネクタにおける端子配列方向の両端部に撓み
変形可能なロックアームが当該第2のコネクタの絶縁ハ
ウジングと一体に形成され、前記第1のコネクタの絶縁
ハウジングに、前記第2のコネクタとの結合時に当該第
2のコネクタのロックアームと係合する係合部が設けら
れているものである。
【0010】この構造によれば、第1のコネクタと第2
のコネクタとの結合時に、これらのコネクタにそれぞれ
形成されているロックアームと係合部とが係合するた
め、その係合の感触によって両コネクタ同士の結合完了
を確認することができる。しかも、前記ロックアーム及
び係合部を各コネクタにおける端子配列方向の両端部に
形成するようにしているので、コネクタ全体の大きさは
ほとんど変えることなく前記ロックアーム及び係合部を
配することができる。
【0011】例えば、前記ロックアームの先端部に外向
きに突出する係合突起が形成され、前記第1のコネクタ
の絶縁ハウジングに、前記第2のコネクタとの結合時に
当該第2のコネクタの係合突起が嵌まり込む係合凹部が
形成されているものとすれば、前記ロックアームの係合
突起が前記係合凹部に嵌まり込むときの感触によって、
コネクタ同士の結合完了を確実に確認することができ
る。
【0012】より具体的に、前記第1のコネクタの絶縁
ハウジングは、一方向に延びかつ前記第2のコネクタと
の結合方向に開口する容器状部分を有し、この容器状部
分の内側にその長手方向に沿って複数の端子が所定方向
に配列される一方、前記第2のコネクタの絶縁ハウジン
グは前記容器状部分の内側に嵌入可能な形状を有し、こ
の絶縁ハウジングに前記第1のコネクタの端子の配列に
対応して端子が配列されるとともにその端子配列方向両
端部に前記ロックアームが形成され、前記容器状部分の
長手方向両端部の内側面に前記ロックアームの係合突起
が嵌まり込む係合凹部が形成されているものが好適であ
る。
【0013】この構成によれば、第1のコネクタの容器
状部分への第2のコネクタの絶縁ハウジングの嵌入時に
ロックアームが内側に押し込まれ、結合が完了した時点
で前記ロックアームの係合突起が容器状部分内側面の係
合凹部に到達してこれに嵌まり込む。従って、この時の
感触によってコネクタ同士の結合完了を把握できる。し
かも、前記ロックアームは、第2のコネクタの絶縁ハウ
ジングが第1のコネクタの容器状部分に嵌入される部分
に形成すればよく、係合凹部は前記容器状部分の内側面
に形成すればよいので、コネクタ全体の形状をほとんど
変更せずに前記ロックアーム及び係合凹部を付加するこ
とが可能である。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好ましい実施の形
態を図面に基づいて説明する。
【0015】この実施の形態では、図1に示す第1の回
路基板P1と、図8に示す第2の回路基板P2とが互い
に平行でかつ対向する状態で配置されるように、両回路
基板P1,P2の取付位置が決められており、そのうち
の第1の回路基板P1上にコネクタC1が実装され、第
2の回路基板P2上にコネクタC2が実装されている。
【0016】第1のコネクタC1は、図1に示すよう
に、左右二列に並べられた多数の端子10と、これらの
端子10を保持するハウジング20とを備えている。
【0017】各端子10は、単一の導電性板材を曲げ加
工することにより形成されたもので、図2に示すような
形状を有している。すなわち、端子10の下端部では、
短冊状の第1の接続部11が第1の回路基板P1と平行
なY方向(端子配列方向と直交する方向)に延び、上端
部では薄板状の第2の接続部12が立直しており、その
板厚方向は前記第1の回路基板P1と平行でかつ前記Y
方向と直交するX方向(端子配列方向と平行な方向)と
平行となっている。そして、これら第1の接続部11と
第2の接続部12とが中継部13を介して一体につなが
っている。
【0018】中継部13は、前記第2の接続部と同じく
板厚方向がX方向と平行な薄板状をなし、かつ、その中
間部に、板厚方向と直交する平面(Y方向と平行な垂直
面)上で略S字状に湾曲する湾曲部13aを有してい
る。従って、この中継部13は、その板厚方向(X方
向)に撓み変形できることは勿論、その湾曲部13aの
曲げ弾性変形によってY方向にも弾性変形可能となって
いる。換言すれば、この中継部13を介して第1の接続
部11とつながる第2の接続部12は、当該第1の製造
部11に対してX方向、Y方向のいずれにも相対変位可
能となっている。
【0019】また、この中継部13の下端部には、左右
一対の爪14AがX方向に突設され、中継部13の上端
部には、前記爪14AからY方向にずれた位置で左右一
対の爪14BがX方向に突設されている。
【0020】一方、ハウジング20は、合成樹脂等の絶
縁材料で成形され、図1及び図3〜図7に示すように、
第1の回路基板P1上に設置される第1の保持部21
と、その上方に配される第2の保持部22と、両保持部
21,22を連結する連結部24とを一体に有してい
る。
【0021】第1の保持部21は、端子配列方向(X方
向)に延びる矩形板状をなし、その下面には、前記各端
子10の第1の接続部11を受け入れる凹部21aが形
成され、この凹部21aから第1の保持部21の上面に
至るまで端子挿通溝21bが第1の保持部21を上下方
向に貫通している。これらの端子挿通溝21bは、端子
配列方向に並び、各端子挿通溝21b内に前記各端子1
0の第2の接続部12及び中継部13が挿通可能となっ
ている。
【0022】さらに、各端子挿通溝21bの下側部分に
おいて、前記端子10の下側爪14Aに対応する位置に
は、当該爪14Aの突出量よりも浅い溝21cが形成さ
れ、この溝21c内に当該爪14Aが圧入されることに
より(図4)、この爪14Aが形成された中継部13の
下端部分及びこれにつながる第1の接続部11が第1の
保持部21側に保持されるようになっている。これに対
し、各端子挿通溝21bにおいて前記端子10の上側爪
14Bに対応する位置には、当該爪14Aの突出量以上
の深さ(水平方向の深さ)をもつ溝21dが形成され、
この溝21dを通じて上側爪14Bが第1の保持部21
を下から上へ通過できるようになっている。
【0023】一方、第2の保持部22は、第1の保持部
21と同様に端子配列方向(X方向)に延び、かつ、上
方(第2のコネクタC2との結合方向)に開口する容器
状部分となっており、その開口縁部にはテーパー面22
tが形成されている。
【0024】この第2の保持部22の底壁には、これを
上下に貫通する端子挿通溝22aが形成され、第2の保
持部22の左右側壁内側面には、前記端子挿通溝22a
と連続する位置に、各端子10の第2の接続部12の外
側縁部が差し込まれる端子保持溝22bが形成されてい
る。これら端子挿通溝22a及び端子保持溝22bは、
前記各端子挿通溝21aの直上方に位置に形成され、当
該端子挿通溝21aに対して下から挿通された端子10
の上半部がそのまま前記各端子挿通溝22aに挿通さ
れ、また、端子保持溝22bに差し込まれるようになっ
ている。
【0025】さらに、各端子挿通溝22aの下側部分に
おいて、前記端子10の上側爪14Bに対応する位置に
は、当該爪14Bの突出量よりも浅い溝22cが形成さ
れ、この溝22c内に前記溝21bを通過した爪14B
が下から圧入されることにより(図4)、この爪14B
が形成された中継部13の上端部分及びこれにつながる
第2の接続部12が第2の保持部22側に保持されるよ
うになっている。
【0026】連結部24は、第1の保持部21の長手方
向両端部から上方に延びる第1の薄板部24aと、この
第1の薄板部24aから前記長手方向の内側に延びて第
2の保持部22の長手方向両端部とつながる第2の薄板
部24bとを一体に有している。すなわち、第1の薄板
部24aと第2の薄板部24bは第1の保持部21と第
2の保持部22との間で直列に配されている。
【0027】前記第1の薄板部24aは、その板厚方向
が前記X方向と平行であって、当該X方向に撓み変形
(弾性曲げ変形)可能となっている。これに対して第2
の薄板部24bは、その板厚方向が前記Y方向と平行で
あって、当該Y方向に撓み変形可能となっている。従っ
て、これら薄板部24a,24bの相互独立した撓み変
形により、第2の保持部22は第1の保持部21に対し
てX方向、Y方向のいずれにも相対変位可能となってい
る。
【0028】一方、図8に示す第2の回路基板P2は、
前記第1の回路基板P1の上方にこれと平行な状態で配
置されるようになっており、その下面(図8では便宜
上、基板下面を上に向けて描いてある)に前記第2のコ
ネクタC2が実装されている。この第2のコネクタC2
は、前記第1のコネクタC1の端子10にそれぞれ対応
して配列された多数の端子30と、これらの端子30を
保持するハウジング40とを備えている。
【0029】各端子30は、単一の導電性板材を曲げ加
工することにより形成されたもので、図10に示すよう
な形状を有している。すなわち、端子30は、前記Y方
向に延びる短冊状の基板接続部31と、この基板接続部
31の一端から立直する薄板状の端子嵌合部32とを有
している。この端子嵌合部32は、その基部から左右一
対の接続撓み片32aが分岐する二股状をなし、各接続
撓み片32aの先端部から内側に接触用突起32bが突
出している。そして、両接続撓み片32aの撓み変形に
伴って両接触用突起32bが外側に拡開されるようにな
っている。また、前記端子嵌合部32の基部には、左右
両外側に突出する爪32cが形成され、この爪32cが
前記ハウジング40側に形成された図略の溝内に圧入さ
れることにより、当該ハウジング40に端子30が固定
されるようになっている。
【0030】ハウジング40は、合成樹脂等の絶縁材料
で成形され、前記第1のコネクタC1の容器状部分(す
なわち第2の保持部22の内側に嵌入可能な形状を有し
ている。このハウジング40には、図8に示すような山
部41と谷部42とが交互に形成され、各谷部42の奥
には前記各端子10における薄板状の第2の接続部12
が挿入可能な挿入溝42aが形成されている。そして、
各挿入溝42aと前記端子嵌合部32の両接続撓み片3
2aで挟まれる空間とを合致させるようにして、各端子
30がハウジング40に組み込まれている。
【0031】すなわち、各挿入溝42aに挿入された端
子10の第2の接続部12がそのまま両接続撓み片32
aの接触用突起32bの間に割り込み(端子嵌合)、こ
れら接触用突起32bと第2の接続部12とが接続撓み
片32aの弾性復帰力によって圧接するようになってい
る(図7の状態)。
【0032】また、この実施の形態では、図9に示すよ
うに第2のコネクタC2の各端子30が千鳥状に配さ
れ、X方向についてのコネクタ寸法の削減が図られてい
る。
【0033】さらに、このコネクタの特徴として、ハウ
ジング40における端子30の配列方向(X方向)の両
端部に、その先端側(図8では上側)から左右一対のス
リット43が切り込まれ、これらスリット43の外側に
各々ロックアーム44が形成されている。各ロックアー
ム44は、その先端部(図8では上端部)が前記スリッ
ト43の幅分だけY方向内側に撓み変形可能であり、当
該先端部に外向きに突出する係合突起45が形成されて
いる。各係合突起45の裏側面及び先端側面は、図6に
示すようなテーパー面45a,45bとされている。
【0034】一方、前記第1のコネクタC1における第
2の保持部22の長手方向両端部においては、その内側
面に図5及び図6に示すような縦方向に延びる一対の係
合凹溝25が形成され、コネクタC1,C2の結合時に
当該係合凹溝25に前記ロックアーム44の係合突起4
5が嵌まり込むようになっている。
【0035】なお、図5及び図6に示す26は、前記係
合凹溝25を形成するために第1の保持部21に形成さ
れた金型の抜き孔である。
【0036】以上示したコネクタC1,C2を用いれ
ば、例えば次の要領で回路基板P1,P2同士の電気的
接続を行いながら、両基板P1,P2を所定箇所に設置
することができる。
【0037】 第1のコネクタC1における各端子1
0の第1の接続部11を回路基板P1上の適当な導体の
上に半田付け等で固定することにより、同回路基板P1
上に第1のコネクタC1を実装するとともに、第2のコ
ネクタC2における各端子30の基板接続部31を回路
基板P2上の適当な導体の上に半田付け等で固定するこ
とにより、同回路基板P2上に第2のコネクタC2を実
装する。各コネクタC1,C2の実装位置は、次のの
ように両コネクタC1,C2を結合した状態で両回路基
板P1,P2が正規の相対位置(次のに示す据え付け
位置)に相互位置するように設定する。
【0038】 第2のコネクタC2の各挿入溝42に
第1のコネクタC1における各端子10の第2の接続部
12を差し込むようにして当該第2の接続部12と第2
のコネクタC2における各端子30の端子嵌合部32と
を図8のように嵌合させる。すなわち、コネクタC1,
C2同士を結合する。
【0039】その結合の際、第2のコネクタC2の各ロ
ックアーム44においては、その先端部に形成されてい
る係合突起45が外向きに突出しているため、この係合
突起45が第2の保持部22の開口縁部に形成されたテ
ーパー面22tに案内されながら第2の保持部22の内
側に押し込まれ(すなわちロックアーム44が内側に撓
み変形し)、コネクタ結合が完了した時点で前記係合突
起45が外側の係合凹溝25に嵌まり込んでロックアー
ム44が元の形状に戻る。この係合時の感触により、操
作者はコネクタC1,C2同士の結合が完了したことを
容易に確認することができる。そして、このような結合
により、両回路基板P1,P2に組み込まれている回路
同士が電気的に接続される。
【0040】なお、図6に示す寸法aは、前記係合が完
了(すなわち結合が完了)してからさらに端子同士が嵌
合可能なストローク(嵌合余裕ストローク)である。
【0041】 前記コネクタC1,C2を結合した状
態のまま、両回路基板P1,P2を所定の据え付け箇所
(例えばキャビネットの内側面に形成された基板取付
部)に取付ける。この取付時において、各回路基板P
1,P2へのコネクタC1,C2の実装位置に誤差があ
る場合、または、前記据え付け箇所の設定に誤差がある
場合(例えばキャビネットの内側面に形成された基板取
付部の位置に誤差がある場合)でも、その誤差に応じて
第2の保持部22及び第2の接続部12が第1の回路基
板C1に対して相対変位するため、コネクタC1,C2
や回路基板P1,P2に大きな応力を生じさせることな
く、コネクタC1,C2を結合したまま回路基板P1,
P2を所定の据え付け位置に設置することができる。
【0042】以上のように、この基板用コネクタによれ
ば、ロックアーム44の係合突起45と係合凹溝25と
の係合により、コネクタC1,C2同士の結合完了を視
覚に頼らずにかつ確実に確認できる。しかも、ロックア
ーム44及び係合凹溝25は各コネクタC1,C2の端
子配列方向(X方向)の両端部に形成されているので、
コネクタC1,C2をコンパクトな構造に保ちながら、
前記効果を得ることができる。
【0043】例えば、前記ロックアーム44や係合凹溝
25を図8に示すY方向(端子配列方向と直交する方
向)の両外側に形成しようとすると、これらロックアー
ム44及び係合凹溝25の分だけ当該Y方向にコネクタ
を大型化しなければならないのに対し、ハウジング40
のX方向(端子配列方向)両端部には必ず肉厚が存在す
るため、その肉厚を利用して前記ロックアーム44を形
成することにより、X方向の寸法をほとんど変えること
なく、すなわちコネクタを大型化することなく、結合完
了の確認のためのロックアーム44や係合凹溝25を形
成することが可能となるのである。
【0044】なお、この実施の形態では、一対のロック
アーム44がY方向に並べて形成され、各ロックアーム
44がY方向に撓み変形できるものを示したが、例えば
端子配列方向両端部に単一のロックアーム44を形成
し、このロックアーム44がX方向(すなわち端子配列
方向)に撓み変形できる構成にしてもよい。
【0045】
【発明の効果】以上のように本発明は、第1の回路基板
に実装される第1のコネクタと、第2の回路基板に実装
される第2のコネクタとを備えた基板用コネクタにおい
て、第2のコネクタの絶縁ハウジングにおける端子配列
方向の両端部に撓み変形可能なロックアームを形成し、
前記第1のコネクタの絶縁ハウジングに係合部を形成
し、両コネクタの結合時に前記ロックアームと係合部と
が係合するようにしたものであるので、コンパクトな構
造を維持しながら、コネクタ同士の結合完了の確認を視
覚に頼らず確実に行うことができる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態において第1のコネクタが
第1の回路基板上に実装された状態を示す斜視図であ
る。
【図2】前記第1のコネクタに設けられる端子の斜視図
である。
【図3】前記端子をハウジングに組み込む前の状態を示
す断面正面図である。
【図4】前記端子をハウジングに組み込んだ状態を示す
断面正面図である。
【図5】前記第1のコネクタのハウジングに形成された
係合凹溝を示す一部断面斜視図である。
【図6】前記係合凹溝と第2のコネクタにおけるロック
アームとが係合された状態を示す断面正面図である。
【図7】前記第1のコネクタと第2のコネクタとが結合
された状態を示す断面斜視図である。
【図8】前記第2のコネクタが第2の回路基板上に実装
された状態を示す斜視図である。
【図9】前記第2のコネクタの平面図である。
【図10】前記第2のコネクタに設けられる端子の斜視
図である。
【図11】従来の基板用コネクタの一例を示す斜視図で
ある。
【図12】図11に示される基板用コネクタの断面側面
図である。
【符号の説明】
C1 第1のコネクタ C2 第2のコネクタ P1 第1の回路基板 P2 第2の回路基板 10 第1のコネクタの端子 20 第1のコネクタのハウジング(絶縁ハウジング) 22 第2の保持部(容器状部分) 25 係合凹溝(係合凹部) 30 第2のコネクタの端子 40 第2のコネクタのハウジング(絶縁ハウジング) 44 ロックアーム 45 係合突起
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 酒井 義人 愛知県名古屋市南区菊住1丁目7番10号 株式会社ハーネス総合技術研究所内 (72)発明者 平井 宏樹 愛知県名古屋市南区菊住1丁目7番10号 株式会社ハーネス総合技術研究所内 (72)発明者 岡村 憲知 愛知県名古屋市南区菊住1丁目7番10号 株式会社ハーネス総合技術研究所内 Fターム(参考) 5E021 FA05 FA09 FB02 FC33 FC36 FC38 HC09 KA03 5E023 AA04 AA16 BB02 BB22 BB29 CC02 CC22 CC26 DD22 EE03 EE11 EE12 EE29 FF01 GG10 HH01 HH06 HH07 HH27

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の端子が所定方向に並べられた状態
    で絶縁ハウジングに保持され、第1の回路基板上に実装
    される第1のコネクタと、複数の端子が前記第1のコネ
    クタにおける端子の配列に対応する配列に並べられた状
    態で絶縁ハウジングに保持され、第2の回路基板上に実
    装される第2のコネクタとを備え、これら第1のコネク
    タと第2のコネクタとが結合されることにより前記第1
    の回路基板と第2の回路基板とが電気的に接続されるよ
    うに構成された基板用コネクタにおいて、前記第2のコ
    ネクタにおける端子配列方向の両端部に撓み変形可能な
    ロックアームが当該第2のコネクタの絶縁ハウジングと
    一体に形成され、前記第1のコネクタの絶縁ハウジング
    に、前記第2のコネクタとの結合時に当該第2のコネク
    タのロックアームと係合する係合部が設けられているこ
    とを特徴とする基板用コネクタ。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の基板用コネクタにおい
    て、前記ロックアームの先端部に外向きに突出する係合
    突起が形成され、前記第1のコネクタの絶縁ハウジング
    に、前記第2のコネクタとの結合時に当該第2のコネク
    タの係合突起が嵌まり込む係合凹部が形成されているこ
    とを特徴とする基板用コネクタ。
  3. 【請求項3】 請求項2記載の基板用コネクタにおい
    て、前記第1のコネクタの絶縁ハウジングは、一方向に
    延びかつ前記第2のコネクタとの結合方向に開口する容
    器状部分を有し、この容器状部分の内側にその長手方向
    に沿って複数の端子が所定方向に配列される一方、前記
    第2のコネクタの絶縁ハウジングは前記容器状部分の内
    側に嵌入可能な形状を有し、この絶縁ハウジングに前記
    第1のコネクタの端子の配列に対応して端子が配列され
    るとともにその端子配列方向両端部に前記ロックアーム
    が形成され、前記容器状部分の長手方向両端部の内側面
    に前記ロックアームの係合突起が嵌まり込む係合凹部が
    形成されていることを特徴とする基板用コネクタ。
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