JP6350010B2 - 接続機構部およびこれを用いた端子台 - Google Patents
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Description
すなわち、前記接続機構部は、屈曲したバネ部材の一端部を、その他端部に圧接させることにより、リード線を挟持して電気接続している。そして、前記接続機構部では、ドライバーをハウジング内に挿入して前記一端部を弾性変形させることにより、前記リード線を抜き取ることが開示されている。
本発明は、前記問題点に鑑み、内部構成部品の在庫管理に手間がかからず、メンテナンスが容易な接続機構部を提供することを課題とする。
本実施形態によれば、前記バネ部材の他端部と前記係止突起とでリード線を挟持することにより、前記リード線の脱落を効果的に防止できる。
本実施形態によれば、操作器具の位置決めを容易かつ迅速に行えるので、接続作業,メンテナンス作業をより一層効率的に行うことができる。
本実施形態によれば、操作器具の位置決めを容易かつ迅速に行えるので、接続作業,メンテナンス作業をより一層効率的に行うことができる端子台が得られる。
本実施形態によれば、内部構成部品の在庫管理が容易で、メンテナンスも容易なリレーを備えた端子台が得られるという効果がある。
第1実施形態に係るリレー付き端子台は、図1ないし図14に示すように、大略、ハウジング10と、第1接続機構部30と、第2接続機構部60と、第3接続機構部70と、補助接続機構部80と、解除ボタン90と、リレー100と、温度ヒューズ105と、底面カバー110と、文字シール120とで構成されている。
前記支持部64には、屈曲したバネ部材66の一端部を係合できる係合溝64aを形成してある。また、前記接続機構部本体61の上辺部62の内向面(上面)には、前記バネ部材66の他端部を係止できる係止突起62aを突き出し加工で設けてある。そして、前記接続機構部本体61の上辺部62のうち、前記係止突起62a近傍の角部に切り欠き部62cを形成してある。
一方、前記支持部65には、屈曲したバネ部材67の一端部を係合できる係合溝65aを形成してある。また、前記上辺部62の内向面(上面)には、前記バネ部材67の他端部を係止できる係止突起62bを突き出し加工で設けてある一方、前記下辺部63の一端部を切り曲げることにより、圧入舌片63aを形成してある。そして、接続機構部本体61は、その片側縁部を曲げ起こしてガイド舌片61aを形成してある。
本実施形態によれば、低いに位置に配置した係合爪部113であっても、弾性枠部112の支点間距離が長く、弾性領域が広いので、破損しにくい係合爪部113が得られるという利点がある。
まず、接続機構部本体61にバネ部材66,67の一端部を着脱可能に組み付けた第2接続機構部60、接続機構部本体71にバネ部材76,77の一端部を着脱可能に組み付けた第3接続機構部70、および、補助接続機構部本体81に補助バネ部材84を組み付けた補助接続機構部80を準備し、これらをハウジング10の嵌合孔16a,16bおよび補助嵌合孔16cにそれぞれ圧入する。
そして、前記ハウジング10の収納凹所12内にリレー100を位置決めし、その端子孔12aに信号端子101,102および電力端子103,104をそれぞれ挿入する。
また、電気接続は前述の第1実施形態にかぎらず、図13に示すように、温度ヒューズ105のリード線106,107をリレー100に接続せず、第2接続機構部60および補助接続機構部80に接続してもよい。
さらに、図14に示すように、前記温度ヒューズ105を外部回路(図示せず)に接続してもよい。
これらの回路図に従って配線すれば、用途に応じて電気回路上の温度ヒューズ105の配置を選択できるので、選択の範囲が広がるという利点がある。
接続前には、図10Aに示すように、バネ部材66,67の他端部は接続機構部本体61の上辺部62に圧接しているとともに、補助バネ部材84の他端部は補助接続機構部本体81の下辺部83に圧接している。そして、図示しない接続線をそれぞれ圧入し、前記バネ部材66,67および補助バネ部材84の他端部を弾性変形させて挟持することにより、抜け止めする。
同様に、図10Bに示すように、バネ部材44の他端部は接続機構部本体40の上辺部41に圧接している。また、バネ部材54の他端部は接続機構部本体50の下辺部52に圧接しているとともに、補助バネ部材57の他端部も接続機構部本体50の上辺部51に圧接している。そして、図示しない接続線をそれぞれ圧入し、前記バネ部材44,54および補助バネ部材57の他端部を弾性変形させて挟持し、抜け止めする。
本実施形態によれば、ワンタッチ操作で3本の接続線を引き抜けるので、作業性が高く、メンテナンスしやすい端子台が得られる。
また、操作凹部91はプラスドライバーおよびマイナスドライバーのいずれにも対応できる形状であり、特別な形状の操作器具を必要としないので、使い勝手が良く、より一層作業性の良い端子台が得られる。
このため、図18Aに示すように、リレー100を収納する収納凹所12の内周面には、前記リレー100を位置決めするための位置決めリブ11a,11bを設けてある。
また、リレー100の信号端子101,102は第1,第2バスバー31,32にそれぞれ電気接続されているとともに、電力端子103,104は第1接続機構部30の接続機構部本体40,50の端子部42a,52b(図17)にそれぞれ電気接続される。
他は前述の第1実施形態とほぼ同様であるので、同一部分に同一番号を付して説明を省略する。
また、背面側から接続した接続線を抜き取る場合には、図示しないドライバーをガイド舌片71aで位置決めして側方から圧入することにより、前記バネ部材77の他端部を弾性変形させた後、前記接続線を抜き取ることができる。
他は前述の第1実施形態とほぼ同様であるので、同一部分には同一番号を付して説明を省略する。
11 仕切り壁
12 収納凹所
13a 第1接続孔
13b 第2接続孔
13c 第3接続孔
13d テーパ面
14 貫通孔
15 圧入孔
15a 第1操作孔
15b 第2操作孔
15c 第3操作孔
16a 嵌合孔
16b 嵌合孔
16c 補助嵌合孔
16d 嵌合孔
17a ガイド孔
17b ガイド孔
26 位置決め突部
30 第1接続機構部
31 第1バスバー
32 第2バスバー
33 第3バスバー
40 接続機構部本体
41 上辺部
42 下辺部
43 支持部
44 バネ部材
45 切り欠き部
50 接続機構部本体
51 上辺部
52 下辺部
53 支持部
54 バネ部材
57 補助バネ部材
60 第2接続機構部
61 接続機構部本体
61a ガイド舌片
61b 圧入舌片
62 上辺部
63 下辺部
64 支持部
65 支持部
66 バネ部材
67 バネ部材
70 第3接続機構部
71 接続機構部本体
72 上辺部
73 下辺部
74 支持部
75 支持部
76 バネ部材
77 バネ部材
80 補助接続機構部
81 補助接続機構部本体
82 上辺部
83 下辺部
84 補助バネ部材
90 解除ボタン
91 操作凹部
92 弾性脚部
93 第1操作片
94 第2操作片
95 第3操作片
100 リレー
105 温度ヒューズ
110 底面カバー
112 弾性枠部
113 係合爪部
120 文字シール
121 ドライバー
122 ドライバー
Claims (6)
- 接続線を接続可能な接続機構部であって、
断面門型形状を有するとともに、相互に対向する上辺部および下辺部と、前記上辺部および前記下辺部に接続された側辺部と、前記上辺部および前記下辺部で挟まれるように前記側辺部に突設された支持部とを有する接続機構部本体と、
一端部が前記支持部に支持されかつ他端部が前記上辺部および前記下辺部のいずれにも圧接可能に構成されていると共に、前記上辺部および前記下辺部の間に挿入された前記接続線を前記上辺部または前記下辺部と共に挟持して接続可能に屈曲したバネ部材と、
を備える、接続機構部。 - 前記上辺部および前記下辺部の少なくともいずれか一方に、前記バネ部材の前記他端部を係止可能な係止突起が設けられている、請求項1の接続機構部。
- 前記バネ部材の他端部側に接触して前記接続線の接続を解除可能な操作器具を前記バネ部材の前記他端部側にガイドするガイド部をさらに備える、請求項1または2の接続機構部。
- 請求項1ないし3のいずれか1項の接続機構部を少なくとも1つ、ハウジング内に組み込んだ、端子台。
- 前記ハウジングに、前記バネ部材の他端部側に接触して前記接続線の接続を解除可能な操作器具を前記バネ部材の前記他端部側にガイドするガイド部が設けられている、請求項4の端子台。
- リレーを備える、請求項4または5の端子台。
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