JPH09147931A - 電線接続装置 - Google Patents
電線接続装置Info
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- JPH09147931A JPH09147931A JP29997395A JP29997395A JPH09147931A JP H09147931 A JPH09147931 A JP H09147931A JP 29997395 A JP29997395 A JP 29997395A JP 29997395 A JP29997395 A JP 29997395A JP H09147931 A JPH09147931 A JP H09147931A
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- wire
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- holding
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Abstract
(57)【要約】
【課題】電線挟持面と弾性変形可能な電線挟持部との間
に挿入して挟持される電線の挿入完了時期を知ることが
できるとともに、挿入される電線の太さが違っても挿入
力を一定にできる電線接続装置を提供することにある。 【解決手段】側板(電線挟持面)12を有した端子金具
(電線挟持部材)11と、側板12と対向する電線挟持部24
を有して端子金具11に組合わされる板ばね製の電線押さ
え21とを具備して、側板12と挟持部24とでこれらの間に
電線26を挟持する電線接続装置を前提とする。挟持面12
と連続する係止部12a を端子金具11に設ける。挟持部24
から挟持面24方向に折曲げられて挿入される電線26の先
端を受ける電線受け部25を電線押さえに設ける。電線26
の挿入に伴い受け部25の先端部が、側板12を摺動すると
共に電線26の挿入完了時に係止部12a に落込んで係止さ
れるようにして、挿入完了の節度感と音を発生させるこ
とを特徴としている。
に挿入して挟持される電線の挿入完了時期を知ることが
できるとともに、挿入される電線の太さが違っても挿入
力を一定にできる電線接続装置を提供することにある。 【解決手段】側板(電線挟持面)12を有した端子金具
(電線挟持部材)11と、側板12と対向する電線挟持部24
を有して端子金具11に組合わされる板ばね製の電線押さ
え21とを具備して、側板12と挟持部24とでこれらの間に
電線26を挟持する電線接続装置を前提とする。挟持面12
と連続する係止部12a を端子金具11に設ける。挟持部24
から挟持面24方向に折曲げられて挿入される電線26の先
端を受ける電線受け部25を電線押さえに設ける。電線26
の挿入に伴い受け部25の先端部が、側板12を摺動すると
共に電線26の挿入完了時に係止部12a に落込んで係止さ
れるようにして、挿入完了の節度感と音を発生させるこ
とを特徴としている。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば照明器具な
どの電気機器における配線器具として使用される端子台
や蛍光ランプソケット等の電線接続装置に係り、特に、
電線を挿入するだけで接続を完了できる、いわゆるねじ
なし形の電線接続装置に関する。
どの電気機器における配線器具として使用される端子台
や蛍光ランプソケット等の電線接続装置に係り、特に、
電線を挿入するだけで接続を完了できる、いわゆるねじ
なし形の電線接続装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の電線接続装置は、実公昭59−1
5418号公報に例示されるように、電線挿入孔を有し
た合成樹脂製の端子台本体に内蔵された端子金具と板ば
ね製の電線押さえ(電線押さえ板)とを備えている。端
子金具は電線の挿入方向に延びる電線挟持面(側片)を
有しており、また、電線押さえは、電線挟持面と対向し
て設けられる電線挟持部(翼片またはクリップ片)を有
している。電線挟持部は斜め状であり、その先端は電線
挟持面に接触もしくは近接している。なお、電線挟持部
は前記公告公報では電線の挿入方向に2段に並設されて
いるが、一つのものの従来知られている。
5418号公報に例示されるように、電線挿入孔を有し
た合成樹脂製の端子台本体に内蔵された端子金具と板ば
ね製の電線押さえ(電線押さえ板)とを備えている。端
子金具は電線の挿入方向に延びる電線挟持面(側片)を
有しており、また、電線押さえは、電線挟持面と対向し
て設けられる電線挟持部(翼片またはクリップ片)を有
している。電線挟持部は斜め状であり、その先端は電線
挟持面に接触もしくは近接している。なお、電線挟持部
は前記公告公報では電線の挿入方向に2段に並設されて
いるが、一つのものの従来知られている。
【0003】前記構成の電線接続装置に対しては、その
電線挿入孔に電線を挿入することにより、この電線がね
じ止めによることなく接続される。すなわち、挿入され
た電線は、斜めの電線挟持部をその弾性に抗して押し退
けながら、この挟持部と電線挟持面との間に挿入される
から、それと同時に電線挟持部の先端が、この挟持部の
ばね力により電線に斜めに食い込むものである。したが
って、電線の挿入を完了した時点で、挿入された電線が
電線挟持部のばね力でこの挟持部と電線挟持面との間に
挟持され、しかも、電線挟持部のストッパ作用により電
線の引き抜けが防止される。こうして電線を挿入するだ
けで、このように電線が電気的かつ機械的に接続される
から、この端子台を介して他の電線との電気的接続をは
かることができる。
電線挿入孔に電線を挿入することにより、この電線がね
じ止めによることなく接続される。すなわち、挿入され
た電線は、斜めの電線挟持部をその弾性に抗して押し退
けながら、この挟持部と電線挟持面との間に挿入される
から、それと同時に電線挟持部の先端が、この挟持部の
ばね力により電線に斜めに食い込むものである。したが
って、電線の挿入を完了した時点で、挿入された電線が
電線挟持部のばね力でこの挟持部と電線挟持面との間に
挟持され、しかも、電線挟持部のストッパ作用により電
線の引き抜けが防止される。こうして電線を挿入するだ
けで、このように電線が電気的かつ機械的に接続される
から、この端子台を介して他の電線との電気的接続をは
かることができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、以上の電線の
挿入は、斜めの電線挟持部の弾性に抗してその先端が電
線挟持面から離れるように電線挟持部を押し動かしなが
ら行われるため、電線挿入作業者が感知し得る挿入感
は、挿入に従い次第に抵抗が強くなる感覚である。この
ように従来のものでは、電線をどこまで挿入すればよい
のかを知る手掛かりがないため、電線接続の完了時期が
分かりにくいという問題がある。
挿入は、斜めの電線挟持部の弾性に抗してその先端が電
線挟持面から離れるように電線挟持部を押し動かしなが
ら行われるため、電線挿入作業者が感知し得る挿入感
は、挿入に従い次第に抵抗が強くなる感覚である。この
ように従来のものでは、電線をどこまで挿入すればよい
のかを知る手掛かりがないため、電線接続の完了時期が
分かりにくいという問題がある。
【0005】そのため、前記公告公報に記載のように電
線挟持部が電線の挿入方向に2段に並設されていて、こ
れら双方と電線挟持面との間の電線を夫々挟持してはじ
めて所定の電線接続状態を得られる構成にあっては、正
規の接続状態に至る前、言い換えれば電線挿入孔より遠
い方の電線挟持部による電線接続がなされない半挿入状
態で、電線の挿入が終了してしまうことがある。こうし
た不完全な接続状態では電気的な接続不良を生じ易く、
スパークの発生を招く恐れがある。
線挟持部が電線の挿入方向に2段に並設されていて、こ
れら双方と電線挟持面との間の電線を夫々挟持してはじ
めて所定の電線接続状態を得られる構成にあっては、正
規の接続状態に至る前、言い換えれば電線挿入孔より遠
い方の電線挟持部による電線接続がなされない半挿入状
態で、電線の挿入が終了してしまうことがある。こうし
た不完全な接続状態では電気的な接続不良を生じ易く、
スパークの発生を招く恐れがある。
【0006】また、従来の構成では挿入される電線の太
さによって、それが押し動かす電線挟持部の弾性変形の
程度が異なるから、電線の太さに応じて挿入力がばらつ
くという問題もある。
さによって、それが押し動かす電線挟持部の弾性変形の
程度が異なるから、電線の太さに応じて挿入力がばらつ
くという問題もある。
【0007】したがって、本発明が解決しようとする第
1の課題は、電線挟持面と弾性変形可能な電線挟持部と
の間に挿入して挟持される電線の挿入完了時期を知るこ
とができるとともに、挿入される電線の太さが違っても
挿入力を一定にできる電線接続装置を提供することにあ
る。
1の課題は、電線挟持面と弾性変形可能な電線挟持部と
の間に挿入して挟持される電線の挿入完了時期を知るこ
とができるとともに、挿入される電線の太さが違っても
挿入力を一定にできる電線接続装置を提供することにあ
る。
【0008】また、本発明が解決しようとする第2の課
題は、前記第1の課題を解決するにあたり、挿入された
電線の保持性能を向上できるようにした電線接続装置を
提供することにある。
題は、前記第1の課題を解決するにあたり、挿入された
電線の保持性能を向上できるようにした電線接続装置を
提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、電線挟持面を
有した電線挟持部材と、前記電線挟持面と対向する電線
挟持部を有して前記電線挟持部材に組合わされる板ばね
製の電線押さえとを具備して、前記電線挟持面と電線挟
持部とでこれらの間に挿入された電線を挟持する電線接
続装置を前提とする。
有した電線挟持部材と、前記電線挟持面と対向する電線
挟持部を有して前記電線挟持部材に組合わされる板ばね
製の電線押さえとを具備して、前記電線挟持面と電線挟
持部とでこれらの間に挿入された電線を挟持する電線接
続装置を前提とする。
【0010】そして、前記第1の課題を解決するために
請求項1の発明は、前記電線挟持面と連続する、又は前
記電線挟持面に位置される係止部を前記電線挟持部材に
設け、前記電線挟持部から前記電線挟持面方向に折り曲
げられて前記挿入される電線の先端を受ける電線受け部
を前記電線押さえに設けて、前記電線の挿入に伴い前記
電線受け部の先端部が、前記電線挟持面を摺動するとと
もに前記電線の挿入完了時に前記係止部に落ち込むよう
に移動されることを特徴とするものである。
請求項1の発明は、前記電線挟持面と連続する、又は前
記電線挟持面に位置される係止部を前記電線挟持部材に
設け、前記電線挟持部から前記電線挟持面方向に折り曲
げられて前記挿入される電線の先端を受ける電線受け部
を前記電線押さえに設けて、前記電線の挿入に伴い前記
電線受け部の先端部が、前記電線挟持面を摺動するとと
もに前記電線の挿入完了時に前記係止部に落ち込むよう
に移動されることを特徴とするものである。
【0011】前記電線挟持部材には電線押さえと組み合
わされる端子金具または電線押さえを収納する器体等を
用いるとよく、また、係止部は、電線挟持面の端面、同
挟持面とに連続する角部、または電線挟持面に設けた切
欠溝、孔、凹み、段差等で形成するとよい。
わされる端子金具または電線押さえを収納する器体等を
用いるとよく、また、係止部は、電線挟持面の端面、同
挟持面とに連続する角部、または電線挟持面に設けた切
欠溝、孔、凹み、段差等で形成するとよい。
【0012】この構成において、電線接続前の状態で
は、板ばね製の電線押さえは、その電線受け部の先端部
を電線挟持面に当接させて撓ませた状態に保持されてお
り、そのため、電線挟持面と電線挟持部とは離間対向し
ている。そして、これら電線挟持面と電線挟持部との間
に電線が挿入されると、まず、電線の先端が電線受け部
に受け止められる。この後、電線の挿入が進行するに伴
い、電線受け部の先端を電線挟持面に摺動させながら電
線受け部が押し動かされる。それにより、電線受け部の
先端の位置が係止部に達すると、その時点で電線押さえ
の撓みが一部解放されて、電線受け部の先端部が係止部
に急激に落ち込むように移動される。そのため、同時に
電線挟持部が電線挟持面側に急速に移動して、この電線
挟持部と電線挟持面とでこれらの間に既に入り込んでい
る電線を挟持する。また、以上の電線接続において電線
受け部は挿入される電線の挿入方向に押し動かされるか
ら、この電線受け部が係止部に落ち込むのに必要な変位
量は、挿入される電線の太さに拘りなく一定である。
は、板ばね製の電線押さえは、その電線受け部の先端部
を電線挟持面に当接させて撓ませた状態に保持されてお
り、そのため、電線挟持面と電線挟持部とは離間対向し
ている。そして、これら電線挟持面と電線挟持部との間
に電線が挿入されると、まず、電線の先端が電線受け部
に受け止められる。この後、電線の挿入が進行するに伴
い、電線受け部の先端を電線挟持面に摺動させながら電
線受け部が押し動かされる。それにより、電線受け部の
先端の位置が係止部に達すると、その時点で電線押さえ
の撓みが一部解放されて、電線受け部の先端部が係止部
に急激に落ち込むように移動される。そのため、同時に
電線挟持部が電線挟持面側に急速に移動して、この電線
挟持部と電線挟持面とでこれらの間に既に入り込んでい
る電線を挟持する。また、以上の電線接続において電線
受け部は挿入される電線の挿入方向に押し動かされるか
ら、この電線受け部が係止部に落ち込むのに必要な変位
量は、挿入される電線の太さに拘りなく一定である。
【0013】また、第2の課題を解決するために請求項
2の発明は、前記電線受け部の前方に位置して前記電線
挟持面方向に斜めに突出する鎖錠片を前記電線押さえが
備えていることを特徴とするものである。
2の発明は、前記電線受け部の前方に位置して前記電線
挟持面方向に斜めに突出する鎖錠片を前記電線押さえが
備えていることを特徴とするものである。
【0014】この構成において、電線押さえの鎖錠片
は、電線挟持面と電線挟持部との間に挟持される電線
に、電線押さえのばね力で食い込むように押し付けられ
て、電線が引き抜き力を受けた際に前記食い込みをより
強くするストッパ作用により電線が引き抜かれることを
防止する。
は、電線挟持面と電線挟持部との間に挟持される電線
に、電線押さえのばね力で食い込むように押し付けられ
て、電線が引き抜き力を受けた際に前記食い込みをより
強くするストッパ作用により電線が引き抜かれることを
防止する。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、図1および図2を参照して
本発明の第1の実施の形態を説明する。この第1の実施
の形態に係る電線接続装置は例えば照明器具内に設けら
れる端子台として利用されるものである。
本発明の第1の実施の形態を説明する。この第1の実施
の形態に係る電線接続装置は例えば照明器具内に設けら
れる端子台として利用されるものである。
【0016】図1および図2中1はABS等の電気絶縁
性合成樹脂製のボディ、2はアクリル等の電気絶縁性合
成樹脂製のカバーであり、これらはねじ3により連結さ
れて配線器具本体としての端子台本体を形成する。な
お、カバー2を透明な合成樹脂製とすれば、端子台本体
の内部を透かし見ることができるので、電線挿入後の接
続状態の確認ができる点で優れている。
性合成樹脂製のボディ、2はアクリル等の電気絶縁性合
成樹脂製のカバーであり、これらはねじ3により連結さ
れて配線器具本体としての端子台本体を形成する。な
お、カバー2を透明な合成樹脂製とすれば、端子台本体
の内部を透かし見ることができるので、電線挿入後の接
続状態の確認ができる点で優れている。
【0017】平面視長方形状をなすボディ1には、その
上面に開口する金具収納凹部4が設けられているととも
に、この凹部4にその前側から連通する複数例えば一対
の電線挿入孔5が設けられ、かつ、電線挿入孔5間に位
置されて金具収納凹部4内に突出されるストッパ凸部6
が設けられている。
上面に開口する金具収納凹部4が設けられているととも
に、この凹部4にその前側から連通する複数例えば一対
の電線挿入孔5が設けられ、かつ、電線挿入孔5間に位
置されて金具収納凹部4内に突出されるストッパ凸部6
が設けられている。
【0018】電線挿入孔5はボディ1の前面に開口され
ている。金具収納凹部4は一対の逃げ溝4aを有してい
る。これら逃げ溝4aはボディ1の後部において互いに
反対方向に張り出すように設けられている。なお、図1
および図2中7はねじ3が螺合されるねじ孔である。カ
バー2は金具収納凹部4の上面開口を塞いでねじ止めさ
れている。なお、図1中2aはねじ通し孔である。
ている。金具収納凹部4は一対の逃げ溝4aを有してい
る。これら逃げ溝4aはボディ1の後部において互いに
反対方向に張り出すように設けられている。なお、図1
および図2中7はねじ3が螺合されるねじ孔である。カ
バー2は金具収納凹部4の上面開口を塞いでねじ止めさ
れている。なお、図1中2aはねじ通し孔である。
【0019】金具収納凹部4には、端子金具11と、こ
れに組み合わされる電線押さえ21とが収納されてい
る。これらにより電線接続装置が構成される。
れに組み合わされる電線押さえ21とが収納されてい
る。これらにより電線接続装置が構成される。
【0020】端子金具11は、りん青銅の板を折り曲げ
てなり、長手方向両端部に夫々上向きに折り曲げられた
電線挟持面としての側板12を有しているとともに、こ
れらの間に複数例えば一対の上向きの切り起こし片13
を有して形成されている。各切り起こし片13にはその
上端に開放されるばね係合用のスリット14が夫々設け
られている。
てなり、長手方向両端部に夫々上向きに折り曲げられた
電線挟持面としての側板12を有しているとともに、こ
れらの間に複数例えば一対の上向きの切り起こし片13
を有して形成されている。各切り起こし片13にはその
上端に開放されるばね係合用のスリット14が夫々設け
られている。
【0021】この端子金具11は、その側板12を金具
収納凹部4の長手方向に対向する左右の凹部側面に形成
された段差4bに係合させて、金具収納凹部4に収納さ
れている。こうした収納により、端子金具11は段差4
b間に挟持されるように左右方向方向に位置決めされる
とともに、前記ストッパ凸部6とこれに対向する金具収
納凹部4の後部内面4cとにより、前後方向に位置決め
されている。この収納状態において端子金具11の側板
12における後端部は、図2に示されるように逃げ溝4
aの入り口部に突出されている。
収納凹部4の長手方向に対向する左右の凹部側面に形成
された段差4bに係合させて、金具収納凹部4に収納さ
れている。こうした収納により、端子金具11は段差4
b間に挟持されるように左右方向方向に位置決めされる
とともに、前記ストッパ凸部6とこれに対向する金具収
納凹部4の後部内面4cとにより、前後方向に位置決め
されている。この収納状態において端子金具11の側板
12における後端部は、図2に示されるように逃げ溝4
aの入り口部に突出されている。
【0022】電線押さえ21はステンレス等の板ばねを
折り曲げて形成したものであって、図1等に示されるよ
うに前記スリット14に係合する一対のスリット22を
有した中央部21aの両側に略L字状のばね部23を夫
々を折り曲げて設けるとともに、これらばね部23の先
端から電線挟持部24を夫々折り曲げ、さらに、各電線
挟持部24の先端から電線受け部25を折り曲げて形成
されている。
折り曲げて形成したものであって、図1等に示されるよ
うに前記スリット14に係合する一対のスリット22を
有した中央部21aの両側に略L字状のばね部23を夫
々を折り曲げて設けるとともに、これらばね部23の先
端から電線挟持部24を夫々折り曲げ、さらに、各電線
挟持部24の先端から電線受け部25を折り曲げて形成
されている。
【0023】各電線挟持部24はばね部23とともに略
コ字状をなすように折り曲げられているとともに、その
中間部、特に電線受け部側に挟持凸部24aを有してい
る。この挟持凸部24aは前記側板12に向けて突出す
るように折り曲げて設けられている。電線受け部25は
電線挟持部24とともに略L字状をなすように外側に張
り出して設けられている。
コ字状をなすように折り曲げられているとともに、その
中間部、特に電線受け部側に挟持凸部24aを有してい
る。この挟持凸部24aは前記側板12に向けて突出す
るように折り曲げて設けられている。電線受け部25は
電線挟持部24とともに略L字状をなすように外側に張
り出して設けられている。
【0024】この電線押さえ21は、そのスリット22
を前記スリット14に係合することにより端子金具11
に位置決めして取付けられている。この取付け状態にお
いて電線押さえ21は、図2(A)に示されるようにば
ね部23および電線挟持部24等を撓ませるとともに、
電線受け部25の先端を前記側板12に接触させて端子
金具11と組み合わされている。そして、この組み合わ
せ状態では、電線受け部25の先端部は前記電線挿入孔
5に対向されているとともに、この電線受け部25をス
ペーサとして電線挟持部24は前記側板12に離間対向
されている。なお、側板12と電線挟持部24との間の
最小離間寸法は電線挿入孔5に挿入される電線26の単
線(芯線)26aの直径よりも大きく設定されている。
を前記スリット14に係合することにより端子金具11
に位置決めして取付けられている。この取付け状態にお
いて電線押さえ21は、図2(A)に示されるようにば
ね部23および電線挟持部24等を撓ませるとともに、
電線受け部25の先端を前記側板12に接触させて端子
金具11と組み合わされている。そして、この組み合わ
せ状態では、電線受け部25の先端部は前記電線挿入孔
5に対向されているとともに、この電線受け部25をス
ペーサとして電線挟持部24は前記側板12に離間対向
されている。なお、側板12と電線挟持部24との間の
最小離間寸法は電線挿入孔5に挿入される電線26の単
線(芯線)26aの直径よりも大きく設定されている。
【0025】このように前記構成の端子台は、電線接続
前の状態では、板ばね製の電線押さえ21がその電線受
け部25の先端部を電線挟持面としての端子金具11の
側板12に当接させて撓ませた状態に保持されている。
前の状態では、板ばね製の電線押さえ21がその電線受
け部25の先端部を電線挟持面としての端子金具11の
側板12に当接させて撓ませた状態に保持されている。
【0026】次に、電線26をボディ1に挿入して接続
する場合を説明する。電線26の単線26aが電線挿入
孔5に挿入されると、図2(A)に示されるように単線
26aは側板12と電線受け部25との間に挿入され
て、その先端が電線受け部25に受け止められる。
する場合を説明する。電線26の単線26aが電線挿入
孔5に挿入されると、図2(A)に示されるように単線
26aは側板12と電線受け部25との間に挿入され
て、その先端が電線受け部25に受け止められる。
【0027】この後、電線26の挿入が進行するに伴
い、電線押さえ21を弾性変形させながら電線受け部2
5の先端が側面12に沿って摺動される。言い換えれ
ば、挿入電線26により電線受け部25が後方に押し動
かされる。この際の移動方向を図2(A)中実線矢印で
示す。
い、電線押さえ21を弾性変形させながら電線受け部2
5の先端が側面12に沿って摺動される。言い換えれ
ば、挿入電線26により電線受け部25が後方に押し動
かされる。この際の移動方向を図2(A)中実線矢印で
示す。
【0028】やがて、電線受け部25の先端の位置が側
板12の後端面、すなわち、係止部12aに達すると、
その時点で電線押さえ21の撓みが一部解放されて、電
線受け部25の先端部が係止部12aを乗り越えて急激
に落ち込むように動いて(その動作方向を図2A中点線
矢印で示す。)、この係止部12aに係止される。
板12の後端面、すなわち、係止部12aに達すると、
その時点で電線押さえ21の撓みが一部解放されて、電
線受け部25の先端部が係止部12aを乗り越えて急激
に落ち込むように動いて(その動作方向を図2A中点線
矢印で示す。)、この係止部12aに係止される。
【0029】そのため、同時に電線挟持部24が側板1
2側に急速かつ瞬間的に移動して、この電線挟持部24
と側板12とでこれらの間に既に入り込んでいる電線2
6の単線26aを挟持する。この挟持状態は図2(B)
に示されている。
2側に急速かつ瞬間的に移動して、この電線挟持部24
と側板12とでこれらの間に既に入り込んでいる電線2
6の単線26aを挟持する。この挟持状態は図2(B)
に示されている。
【0030】以上のようにして一対の電線挿入孔5に挿
入された電線26が端子金具11と電線押さえ21とに
挟持されて電気的および機械的に接続されるから、これ
ら端子金具11等を介して2本の電線26を電気的に接
続することができる。
入された電線26が端子金具11と電線押さえ21とに
挟持されて電気的および機械的に接続されるから、これ
ら端子金具11等を介して2本の電線26を電気的に接
続することができる。
【0031】こうした電線接続によれば、電線挟持部2
4が単線26aを側板12との間に挟持するときの一瞬
の急激な挙動による節度を得ることができるため、挿入
作業者においては電線26の挿入完了の感触を明確に得
ることができる。しかも、その際における電線挟持部2
4の単線26aへの衝突に伴う音が発生し、もしくは、
電線受け部25が係止部12aに当たって係止すること
に伴う音が発生するから、この音の確認により電線26
の挿入完了時期を知ることができる。したがって、電線
26を所定の挿入深さまで確実に挿入させて、接続され
る電線26の接触不良を防止できるとともに、接触不良
に起因するスパークの発生等各種の不都合をなくすこと
ができる。
4が単線26aを側板12との間に挟持するときの一瞬
の急激な挙動による節度を得ることができるため、挿入
作業者においては電線26の挿入完了の感触を明確に得
ることができる。しかも、その際における電線挟持部2
4の単線26aへの衝突に伴う音が発生し、もしくは、
電線受け部25が係止部12aに当たって係止すること
に伴う音が発生するから、この音の確認により電線26
の挿入完了時期を知ることができる。したがって、電線
26を所定の挿入深さまで確実に挿入させて、接続され
る電線26の接触不良を防止できるとともに、接触不良
に起因するスパークの発生等各種の不都合をなくすこと
ができる。
【0032】しかも、前記単線26aの挟持において、
電線挟持部24はその挟持凸部24aを単線26aに当
接させるから、電線押さえ21が復元しようとするばね
力を挟持凸部24aに集中させて電気的および機械的接
続を実現できる。そのため、挟持力が分散されることが
なく、前記接続をより確実にできる点で優れている。
電線挟持部24はその挟持凸部24aを単線26aに当
接させるから、電線押さえ21が復元しようとするばね
力を挟持凸部24aに集中させて電気的および機械的接
続を実現できる。そのため、挟持力が分散されることが
なく、前記接続をより確実にできる点で優れている。
【0033】また、以上の電線接続において電線受け部
25は挿入される電線26の挿入方向に押し動かされる
から、この電線受け部25が係止部12aに係止するの
に必要な変位量は、挿入される電線26の太さに拘りな
く一定である。そのため、挿入される電線26の太さが
違っても挿入力を一定にできる。
25は挿入される電線26の挿入方向に押し動かされる
から、この電線受け部25が係止部12aに係止するの
に必要な変位量は、挿入される電線26の太さに拘りな
く一定である。そのため、挿入される電線26の太さが
違っても挿入力を一定にできる。
【0034】図3および図4は本発明の第2の実施の形
態を示している。この第2の実施の形態は、電線押さえ
の電線挟持部が有した挟持凸部の構成のみが前記第1の
実施の形態とは異なり、それ以外の構成は図3および図
4に図示されない部分を含めて図1および図2に示され
た前記第1の実施の形態の端子台と同一ないしは同様な
構成である。そのため、図示されない構成については図
1および図2をもって代用するとともに、図示される同
一ないしは同様な構成部分には第1の実施の形態と同一
の符号を付して、それらの構成の説明およびそれに基づ
く作用効果の説明については省略するが、これら同一な
いしは同様な構成部分についても第2の実施の形態に係
る端子台の構成の一部をなすものである。
態を示している。この第2の実施の形態は、電線押さえ
の電線挟持部が有した挟持凸部の構成のみが前記第1の
実施の形態とは異なり、それ以外の構成は図3および図
4に図示されない部分を含めて図1および図2に示され
た前記第1の実施の形態の端子台と同一ないしは同様な
構成である。そのため、図示されない構成については図
1および図2をもって代用するとともに、図示される同
一ないしは同様な構成部分には第1の実施の形態と同一
の符号を付して、それらの構成の説明およびそれに基づ
く作用効果の説明については省略するが、これら同一な
いしは同様な構成部分についても第2の実施の形態に係
る端子台の構成の一部をなすものである。
【0035】この第2の実施の形態において電線挟持部
24が有する挟持凸部は、電線挟持部24から切り起こ
された鎖錠片24bで形成されている。この鎖錠片24
bは電線26の挿入方向を基準とした場合に電線受け部
25の前方に位置して電線26の挿入方向に順方向とな
るように斜めに設けられている。なお、この点以外の構
成は前記第1の実施の形態と同じである。
24が有する挟持凸部は、電線挟持部24から切り起こ
された鎖錠片24bで形成されている。この鎖錠片24
bは電線26の挿入方向を基準とした場合に電線受け部
25の前方に位置して電線26の挿入方向に順方向とな
るように斜めに設けられている。なお、この点以外の構
成は前記第1の実施の形態と同じである。
【0036】したがって、第2の実施の形態に係る端子
台においても、前記第1の実施の形態と同じ作用を得
て、第1の課題を解決できる。しかも、電線挟持部24
の挟持凸部を鎖錠片24bとしたから、この鎖錠片24
bは、側板12と電線挟持部24との間に挟持される電
線26の単線26aに、図4(B)に示されるように電
線押さえ21のばね力で食い込むように押し付けられ
て、側板12との間に単線26aを挟持する。したがっ
て、電線26が引き抜き力を受けた際には、鎖錠片24
bは起き上がるようになって前記食い込みをより強くす
るから、そのストッパ作用により電線26の引き抜けが
防止されて、挿入された電線26の保持性能を向上でき
る。
台においても、前記第1の実施の形態と同じ作用を得
て、第1の課題を解決できる。しかも、電線挟持部24
の挟持凸部を鎖錠片24bとしたから、この鎖錠片24
bは、側板12と電線挟持部24との間に挟持される電
線26の単線26aに、図4(B)に示されるように電
線押さえ21のばね力で食い込むように押し付けられ
て、側板12との間に単線26aを挟持する。したがっ
て、電線26が引き抜き力を受けた際には、鎖錠片24
bは起き上がるようになって前記食い込みをより強くす
るから、そのストッパ作用により電線26の引き抜けが
防止されて、挿入された電線26の保持性能を向上でき
る。
【0037】図5および図6は本発明の第3の実施の形
態を示している。図5中31はボディ、32はカバーで
あり、これらはABS等の電気絶縁性合成樹脂製であっ
て、図示しないねじにより連結されて配線器具本体とし
ての端子台本体を形成している。
態を示している。図5中31はボディ、32はカバーで
あり、これらはABS等の電気絶縁性合成樹脂製であっ
て、図示しないねじにより連結されて配線器具本体とし
ての端子台本体を形成している。
【0038】ボディ31には、その後面に開口する金具
収納凹部33が設けられているとともに、この凹部33
にその前側から連通する複数例えば一対の電線挿入孔3
4が設けられている。電線挿入孔34はボディ31の前
面に開口されている。金具収納凹部33は一対の逃げ溝
33aを有している。これら逃げ溝33aはボディ31
cの後部において互いに反対方向に張り出すように設け
られている。なお、31は金具収納凹部33の底面中央
部から一体に突設された中央凸部で、前後方向に延びて
いる。しかし、この中央凸部31cは省略してもよい。
収納凹部33が設けられているとともに、この凹部33
にその前側から連通する複数例えば一対の電線挿入孔3
4が設けられている。電線挿入孔34はボディ31の前
面に開口されている。金具収納凹部33は一対の逃げ溝
33aを有している。これら逃げ溝33aはボディ31
cの後部において互いに反対方向に張り出すように設け
られている。なお、31は金具収納凹部33の底面中央
部から一体に突設された中央凸部で、前後方向に延びて
いる。しかし、この中央凸部31cは省略してもよい。
【0039】金具収納凹部33には、端子金具35と、
これに組み合わされる一対の電線押さえ41とが収納さ
れている。これらにより電線接続装置が構成される。
これに組み合わされる一対の電線押さえ41とが収納さ
れている。これらにより電線接続装置が構成される。
【0040】図5および図6に示されるように端子金具
35は、りん青銅の板を折り曲げてなり、長手方向両端
部に夫々折り曲げられた電線挟持面としての側板36を
有しているとともに、長手方向中央部に端面形状がコ字
状をなす中央仕切り部37を折り曲げ、かつ、この仕切
り部37の両側に夫々切り起こし片38を設けて形成さ
れている。各切り起こし片38は端子金具35の後部側
に寄った位置においてボディ31の後面開口と平行とな
るように切り起こされている。
35は、りん青銅の板を折り曲げてなり、長手方向両端
部に夫々折り曲げられた電線挟持面としての側板36を
有しているとともに、長手方向中央部に端面形状がコ字
状をなす中央仕切り部37を折り曲げ、かつ、この仕切
り部37の両側に夫々切り起こし片38を設けて形成さ
れている。各切り起こし片38は端子金具35の後部側
に寄った位置においてボディ31の後面開口と平行とな
るように切り起こされている。
【0041】この端子金具35はボディ31の後面開口
を通して金具収納凹部33に収納されている。この収納
状態において、端子金具35の挿入方向前端はボディ3
1の前壁内面31aに当接され、端子金具35の底面は
ボディ31の底壁内面(図示しない)に接触され、端子
金具35の側板36はボディ31の左右両側壁内面31
bに接触され、かつ、側板36および中央仕切り部37
の上端面はボディ31の上壁内面(図示しない)に接触
されており、こうして端子金具35は位置決めされてい
る。また、端子金具35の中央仕切り部37はこれを裏
側から支持する前記中央凸部31cに嵌合されている。
を通して金具収納凹部33に収納されている。この収納
状態において、端子金具35の挿入方向前端はボディ3
1の前壁内面31aに当接され、端子金具35の底面は
ボディ31の底壁内面(図示しない)に接触され、端子
金具35の側板36はボディ31の左右両側壁内面31
bに接触され、かつ、側板36および中央仕切り部37
の上端面はボディ31の上壁内面(図示しない)に接触
されており、こうして端子金具35は位置決めされてい
る。また、端子金具35の中央仕切り部37はこれを裏
側から支持する前記中央凸部31cに嵌合されている。
【0042】前記カバー32は金具収納凹部33の後面
開口を塞いでねじ止めされている。図5に示されるよう
にカバー32の幅方向中央部内面には、切り起こし片3
8と対応して一対の金具押さえ凸部39が突設されてい
るとともに、これらの間に嵌合溝40が形成されてい
る。嵌合溝40は前記中央仕切り部37と同幅であっ
て、この仕切り部37のカバー32側の端部に嵌合し
て、端子金具35を位置決めするようになっている。
開口を塞いでねじ止めされている。図5に示されるよう
にカバー32の幅方向中央部内面には、切り起こし片3
8と対応して一対の金具押さえ凸部39が突設されてい
るとともに、これらの間に嵌合溝40が形成されてい
る。嵌合溝40は前記中央仕切り部37と同幅であっ
て、この仕切り部37のカバー32側の端部に嵌合し
て、端子金具35を位置決めするようになっている。
【0043】前記電線押さえ41はステンレス等の板ば
ねを折り曲げて形成したものであって、図5および図6
に示されるようにL字状に折り曲げられた中央ベース部
41aの一端に略L字状のばね部42を折り曲げて設け
るとともに、このばね部42の先端から電線挟持部43
を折り曲げ、さらに、この電線挟持部43の先端から電
線受け部44を折り曲げて、また、中央ベース部41a
の他端に斜め状の鎖錠片45を折り曲げて形成されてい
る。
ねを折り曲げて形成したものであって、図5および図6
に示されるようにL字状に折り曲げられた中央ベース部
41aの一端に略L字状のばね部42を折り曲げて設け
るとともに、このばね部42の先端から電線挟持部43
を折り曲げ、さらに、この電線挟持部43の先端から電
線受け部44を折り曲げて、また、中央ベース部41a
の他端に斜め状の鎖錠片45を折り曲げて形成されてい
る。
【0044】電線挟持部43は、平坦状であって、ばね
部42とともに略コ字状をなすように折り曲げられてい
る。電線受け部44は電線挟持部43とともに略L字状
をなすように外側に張り出して設けられている。鎖錠片
45は電線46の挿入方向を基準とした場合に電線受け
部44の前方に位置して電線46の挿入方向に順方向と
なるように斜めに設けられている。
部42とともに略コ字状をなすように折り曲げられてい
る。電線受け部44は電線挟持部43とともに略L字状
をなすように外側に張り出して設けられている。鎖錠片
45は電線46の挿入方向を基準とした場合に電線受け
部44の前方に位置して電線46の挿入方向に順方向と
なるように斜めに設けられている。
【0045】この電線押さえ41は、端子金具35の側
板36と中央仕切り部37との間に配置されている。電
線押さえ41の中央ベース部41aは、中央仕切り部3
7と切り起こし片38とに夫々係合されるとともに、こ
のベース部41aは切り起こし片38とカバー32の金
具押さえ凸部39とで挟まれて、端子金具35に位置決
めして取付けられている。
板36と中央仕切り部37との間に配置されている。電
線押さえ41の中央ベース部41aは、中央仕切り部3
7と切り起こし片38とに夫々係合されるとともに、こ
のベース部41aは切り起こし片38とカバー32の金
具押さえ凸部39とで挟まれて、端子金具35に位置決
めして取付けられている。
【0046】この取付け状態において電線押さえ41
は、図5(A)に示されるようにばね部42および電線
挟持部43等を撓ませるとともに、電線受け部44の先
端を側板36に接触させて端子金具35と組み合わされ
ている。この組み合わせ状態では、電線受け部44をス
ペーサとして電線挟持部43は側板36に離間対向され
ている。この側板36と電線挟持部43との間の最小離
間寸法は電線挿入孔34に挿入される電線46の単線4
6aの直径よりも大きく設定されている。さらに、前記
組み合わせ状態において、図5(A)に示されるように
電線押さえ41の斜状の鎖錠片45は、電線受け部44
の前方に位置して電線挿入孔34と対向して設けられ、
かつ、その先端は側板36に接触もしくは近接してい
る。
は、図5(A)に示されるようにばね部42および電線
挟持部43等を撓ませるとともに、電線受け部44の先
端を側板36に接触させて端子金具35と組み合わされ
ている。この組み合わせ状態では、電線受け部44をス
ペーサとして電線挟持部43は側板36に離間対向され
ている。この側板36と電線挟持部43との間の最小離
間寸法は電線挿入孔34に挿入される電線46の単線4
6aの直径よりも大きく設定されている。さらに、前記
組み合わせ状態において、図5(A)に示されるように
電線押さえ41の斜状の鎖錠片45は、電線受け部44
の前方に位置して電線挿入孔34と対向して設けられ、
かつ、その先端は側板36に接触もしくは近接してい
る。
【0047】このように前記構成の端子台は、電線接続
前の状態では、板ばね製の電線押さえ41がその電線受
け部44の先端部を電線挟持面としての端子金具41の
側板36に当接させて撓ませた状態に保持されている。
前の状態では、板ばね製の電線押さえ41がその電線受
け部44の先端部を電線挟持面としての端子金具41の
側板36に当接させて撓ませた状態に保持されている。
【0048】次に、電線46をボディ31に挿入して接
続する場合を説明する。電線46の単線46aが電線挿
入孔34に挿入されると、単線46aは鎖錠片45をそ
の先端が側板36から離れるように弾性変形させて押し
退けながら、これを通り抜けた後、側板36と電線挟持
部43との間に挿入されて、その先端が電線受け部44
に受け止められる。
続する場合を説明する。電線46の単線46aが電線挿
入孔34に挿入されると、単線46aは鎖錠片45をそ
の先端が側板36から離れるように弾性変形させて押し
退けながら、これを通り抜けた後、側板36と電線挟持
部43との間に挿入されて、その先端が電線受け部44
に受け止められる。
【0049】この後、電線46の挿入が進行するに伴
い、電線押さえ41を弾性変形させながら電線受け部4
4の先端が側板36に沿って摺動される。言い換えれ
ば、挿入電線46により電線受け部44が後方に押し動
かされる。
い、電線押さえ41を弾性変形させながら電線受け部4
4の先端が側板36に沿って摺動される。言い換えれ
ば、挿入電線46により電線受け部44が後方に押し動
かされる。
【0050】やがて、電線受け部44の先端の位置が側
板36の後端面、すなわち、係止部36aに達すると、
その時点で電線押さえ41の撓みが一部解放されて、電
線受け部44の先端部が係止部36aを乗り越えて急激
に落ち込むように動いて、この係止部36aに係止され
る。
板36の後端面、すなわち、係止部36aに達すると、
その時点で電線押さえ41の撓みが一部解放されて、電
線受け部44の先端部が係止部36aを乗り越えて急激
に落ち込むように動いて、この係止部36aに係止され
る。
【0051】そのため、同時に電線挟持部43が側板3
6側に急速かつ瞬間的に移動して、この電線挟持部43
と側板36とでこれらの間に既に入り込んでいる電線4
6の単線46aを挟持する。この挟持状態は図5(B)
に示されている。
6側に急速かつ瞬間的に移動して、この電線挟持部43
と側板36とでこれらの間に既に入り込んでいる電線4
6の単線46aを挟持する。この挟持状態は図5(B)
に示されている。
【0052】以上のようにして一対の電線挿入孔34に
挿入された電線46が端子金具41と電線押さえ41と
に挟持されて電気的および機械的に接続されるから、こ
れら端子金具41等を介して2本の電線46を電気的に
接続することができる。
挿入された電線46が端子金具41と電線押さえ41と
に挟持されて電気的および機械的に接続されるから、こ
れら端子金具41等を介して2本の電線46を電気的に
接続することができる。
【0053】こうした電線接続によれば、電線挟持部4
3が単線46aを側板36との間に挟持するときの一瞬
の急激な挙動による節度を得ることができるため、挿入
作業者においては電線46の挿入完了の感触を明確に得
ることができる。しかも、その際における電線挟持部4
3の単線46aへの衝突に伴う音が発生し、もしくは、
電線受け部44が係止部36aに当たって係止すること
に伴う音が発生するから、この音の確認により電線46
の挿入完了時期を知ることができる。したがって、電線
46を所定の挿入深さまで確実に挿入させて、接続され
る電線46の接触不良を防止できるとともに、接触不良
に起因するスパークの発生等各種の不都合をなくすこと
ができる。
3が単線46aを側板36との間に挟持するときの一瞬
の急激な挙動による節度を得ることができるため、挿入
作業者においては電線46の挿入完了の感触を明確に得
ることができる。しかも、その際における電線挟持部4
3の単線46aへの衝突に伴う音が発生し、もしくは、
電線受け部44が係止部36aに当たって係止すること
に伴う音が発生するから、この音の確認により電線46
の挿入完了時期を知ることができる。したがって、電線
46を所定の挿入深さまで確実に挿入させて、接続され
る電線46の接触不良を防止できるとともに、接触不良
に起因するスパークの発生等各種の不都合をなくすこと
ができる。
【0054】しかも、電線押さえ41には鎖錠片45を
設けたから、前記接続動作の完了に伴い鎖錠片45の先
端が単線46aに、図5(B)に示されるように鎖錠片
45のばね力で食い込むように押し付けられて、側板3
6との間に単線46aを挟持する。したがって、電線4
6が引き抜き力を受けた際には、鎖錠片45は起き上が
るようになって前記食い込みをより強くするから、その
ストッパ作用により電線46の引き抜けが防止されて、
挿入された電線46の保持性能を向上できる。
設けたから、前記接続動作の完了に伴い鎖錠片45の先
端が単線46aに、図5(B)に示されるように鎖錠片
45のばね力で食い込むように押し付けられて、側板3
6との間に単線46aを挟持する。したがって、電線4
6が引き抜き力を受けた際には、鎖錠片45は起き上が
るようになって前記食い込みをより強くするから、その
ストッパ作用により電線46の引き抜けが防止されて、
挿入された電線46の保持性能を向上できる。
【0055】また、以上の電線接続において電線受け部
44は挿入される電線46の挿入方向に押し動かされる
から、電線46が鎖錠片45を通過した後において、電
線受け部44を係止部36aに係止させるのに必要な変
位量は、挿入される電線46の太さに拘りなく一定であ
る。そのため、挿入される電線46の太さが違っても、
電線46が鎖錠片45を通過した後の挿入力を一定にで
きる。
44は挿入される電線46の挿入方向に押し動かされる
から、電線46が鎖錠片45を通過した後において、電
線受け部44を係止部36aに係止させるのに必要な変
位量は、挿入される電線46の太さに拘りなく一定であ
る。そのため、挿入される電線46の太さが違っても、
電線46が鎖錠片45を通過した後の挿入力を一定にで
きる。
【0056】図7および図8は本発明の第4の実施の形
態を示している。
態を示している。
【0057】図7および図8中51はABS等の電気絶
縁性合成樹脂製のボディ、52はアクリル等の電気絶縁
性合成樹脂製のカバーであり、これらはねじ53により
連結されて配線器具本体としての端子台本体を形成す
る。
縁性合成樹脂製のボディ、52はアクリル等の電気絶縁
性合成樹脂製のカバーであり、これらはねじ53により
連結されて配線器具本体としての端子台本体を形成す
る。
【0058】平面視長方形状をなすボディ51には、そ
の上面に開口する金具収納凹部54が設けられていると
ともに、この凹部54にその前側から連通する複数例え
ば一対の電線挿入孔55が設けられ、かつ、電線挿入孔
55間に位置されて金具収納凹部54内に突出される支
持部56が設けられている。
の上面に開口する金具収納凹部54が設けられていると
ともに、この凹部54にその前側から連通する複数例え
ば一対の電線挿入孔55が設けられ、かつ、電線挿入孔
55間に位置されて金具収納凹部54内に突出される支
持部56が設けられている。
【0059】電線挿入孔55はボディ51の前面に開口
されている。金具収納凹部54は一対の逃げ溝54aを
有している。これら逃げ溝54aはボディ51の後部に
おいて互いに反対方向に張り出すように設けられてい
る。ボディ51は電線挟持部材としても使用されるもの
であって、逃げ溝54aに連続した金具収納凹部54の
一対の内側面54bは電線挟持面として用いられてい
る。支持部56にはスリット56aが設けられている。
なお、図7および図8中57はねじ53が螺合されるね
じ孔である。カバー52は金具収納凹部54の上面開口
を塞いでねじ止めされている。なお、図7中52aはね
じ通し孔である。
されている。金具収納凹部54は一対の逃げ溝54aを
有している。これら逃げ溝54aはボディ51の後部に
おいて互いに反対方向に張り出すように設けられてい
る。ボディ51は電線挟持部材としても使用されるもの
であって、逃げ溝54aに連続した金具収納凹部54の
一対の内側面54bは電線挟持面として用いられてい
る。支持部56にはスリット56aが設けられている。
なお、図7および図8中57はねじ53が螺合されるね
じ孔である。カバー52は金具収納凹部54の上面開口
を塞いでねじ止めされている。なお、図7中52aはね
じ通し孔である。
【0060】金具収納凹部54には、ボディ51と組み
合わされる電線押さえ61が収納されている。これらに
より電線接続装置が構成される。
合わされる電線押さえ61が収納されている。これらに
より電線接続装置が構成される。
【0061】電線押さえ61は、ばね性を担う母材層
(例えばステンレス、BuーCu合金、りん青銅、Cu
ーZn合金等からなる。)の一面に導体層(例えばC
u、Ag等からなる。)を被着してなるクラッド材を折
り曲げて形成したものである。このようにクラッド材か
らなる電線押さえ61は、その母材層により、後述の電
線の挟持をするのに必要十分な弾性を得ているととも
に、導体層により必要十分な電気的導通性を得ており、
それにより、端子金具を兼ねるものである。
(例えばステンレス、BuーCu合金、りん青銅、Cu
ーZn合金等からなる。)の一面に導体層(例えばC
u、Ag等からなる。)を被着してなるクラッド材を折
り曲げて形成したものである。このようにクラッド材か
らなる電線押さえ61は、その母材層により、後述の電
線の挟持をするのに必要十分な弾性を得ているととも
に、導体層により必要十分な電気的導通性を得ており、
それにより、端子金具を兼ねるものである。
【0062】この電線押さえ61は、図7等に示される
ように前記スリット56aに係合する切欠溝62を有し
た中央部61aの両側に略L字状のばね部63を夫々を
折り曲げて設けるとともに、これらばね部63の先端か
ら電線挟持部64を夫々折り曲げ、さらに、各電線挟持
部64の先端から電線受け部65を折り曲げて形成され
ている。
ように前記スリット56aに係合する切欠溝62を有し
た中央部61aの両側に略L字状のばね部63を夫々を
折り曲げて設けるとともに、これらばね部63の先端か
ら電線挟持部64を夫々折り曲げ、さらに、各電線挟持
部64の先端から電線受け部65を折り曲げて形成され
ている。
【0063】各電線挟持部64はばね部63とともに略
コ字状をなすように折り曲げられているとともに、その
中間部に挟持凸部64aを有している。この挟持凸部6
4aは前記内側面54bに向けて突出するように折り曲
げて設けられている。電線受け部65は電線挟持部64
とともに略L字状をなすように外側に張り出して設けら
れている。
コ字状をなすように折り曲げられているとともに、その
中間部に挟持凸部64aを有している。この挟持凸部6
4aは前記内側面54bに向けて突出するように折り曲
げて設けられている。電線受け部65は電線挟持部64
とともに略L字状をなすように外側に張り出して設けら
れている。
【0064】この電線押さえ61は、その切欠溝62を
前記スリット56aに係合することにより金具収納凹部
54内に位置決めして取付けられている。この取付け状
態において電線押さえ61は、図8(A)に示されるよ
うにばね部63および電線挟持部64等を撓ませるとと
もに、電線受け部65の先端を前記内側面54bに接触
させてボディ51と組み合わされている。そして、この
組み合わせ状態では、電線受け部65の先端部は前記電
線挿入孔55に対向されているとともに、この電線受け
部65をスペーサとして電線挟持部64は前記内側面5
4bに離間対向されている。なお、内側面54bと電線
挟持部64との間の最小離間寸法は電線挿入孔55に挿
入される電線(図2参照)66の単線66aの直径より
も大きく設定されている。
前記スリット56aに係合することにより金具収納凹部
54内に位置決めして取付けられている。この取付け状
態において電線押さえ61は、図8(A)に示されるよ
うにばね部63および電線挟持部64等を撓ませるとと
もに、電線受け部65の先端を前記内側面54bに接触
させてボディ51と組み合わされている。そして、この
組み合わせ状態では、電線受け部65の先端部は前記電
線挿入孔55に対向されているとともに、この電線受け
部65をスペーサとして電線挟持部64は前記内側面5
4bに離間対向されている。なお、内側面54bと電線
挟持部64との間の最小離間寸法は電線挿入孔55に挿
入される電線(図2参照)66の単線66aの直径より
も大きく設定されている。
【0065】このように前記構成の端子台は、電線接続
前の状態では、板ばね製の電線押さえ61がその電線受
け部65の先端部を電線挟持面としての金具収納凹部5
4の内側面54bに当接させて撓ませた状態に保持され
ている。
前の状態では、板ばね製の電線押さえ61がその電線受
け部65の先端部を電線挟持面としての金具収納凹部5
4の内側面54bに当接させて撓ませた状態に保持され
ている。
【0066】次に、電線66をボディ51に挿入して接
続する場合を説明する。電線66の単線66aが電線挿
入孔55に挿入されると、図8(A)に示されるように
単線66aは金具収納凹部54の内側面54bと電線受
け部64との間に挿入されて、その先端が電線受け部6
5に受け止められる。
続する場合を説明する。電線66の単線66aが電線挿
入孔55に挿入されると、図8(A)に示されるように
単線66aは金具収納凹部54の内側面54bと電線受
け部64との間に挿入されて、その先端が電線受け部6
5に受け止められる。
【0067】この後、電線66の挿入が進行するに伴
い、電線押さえ61を弾性変形させながら電線受け部6
5の先端が前記内側面54bに沿って摺動される。言い
換えれば、挿入電線66により電線受け部65が後方に
押し動かされる。この際の移動方向を図8(A)中実線
矢印で示す。
い、電線押さえ61を弾性変形させながら電線受け部6
5の先端が前記内側面54bに沿って摺動される。言い
換えれば、挿入電線66により電線受け部65が後方に
押し動かされる。この際の移動方向を図8(A)中実線
矢印で示す。
【0068】やがて、電線受け部65の先端の位置が前
記内側面54bと前記逃げ溝54aとがなす角部、すな
わち、係止部54cに達すると、その時点で電線押さえ
61の撓みが一部解放されて、電線受け部65の先端部
が係止部54cを乗り越えて急激に落ち込むように動い
て(その動作方向を図8A中点線矢印で示す。)、この
係止部54cに係止される。
記内側面54bと前記逃げ溝54aとがなす角部、すな
わち、係止部54cに達すると、その時点で電線押さえ
61の撓みが一部解放されて、電線受け部65の先端部
が係止部54cを乗り越えて急激に落ち込むように動い
て(その動作方向を図8A中点線矢印で示す。)、この
係止部54cに係止される。
【0069】そのため、同時に電線挟持部64が前記内
側面45b側に急速かつ瞬間的に移動して、この電線挟
持部64と前記内側面45bとでこれらの間に既に入り
込んでいる電線66の単線66aを挟持する。この挟持
状態は図8(B)に示されている。
側面45b側に急速かつ瞬間的に移動して、この電線挟
持部64と前記内側面45bとでこれらの間に既に入り
込んでいる電線66の単線66aを挟持する。この挟持
状態は図8(B)に示されている。
【0070】以上のようにして一対の電線挿入孔55に
挿入された電線66がボディ51の電線挟持面すなわち
内側面54bと電線押さえ61とに挟持されて電気的お
よび機械的に接続されるから、この電線押さえ61を介
して2本の電線66を電気的に接続することができる。
挿入された電線66がボディ51の電線挟持面すなわち
内側面54bと電線押さえ61とに挟持されて電気的お
よび機械的に接続されるから、この電線押さえ61を介
して2本の電線66を電気的に接続することができる。
【0071】こうした電線接続によれば、電線挟持部6
4が単線66aを前記内側面54bとの間に挟持すると
きの一瞬の急激な挙動による節度を得ることができるた
め、挿入作業者においては電線66の挿入完了の感触を
明確に得ることができる。しかも、その際における電線
挟持部64の単線66aへの衝突に伴う音が発生し、も
しくは、電線受け部65が係止部45cに当たって係止
することに伴う音が発生するから、この音の確認により
電線66の挿入完了時期を知ることができる。したがっ
て、電線66を所定の挿入深さまで確実に挿入させて、
接続される電線66の接触不良を防止できるとともに、
接触不良に起因するスパークの発生等各種の不都合をな
くすことができる。
4が単線66aを前記内側面54bとの間に挟持すると
きの一瞬の急激な挙動による節度を得ることができるた
め、挿入作業者においては電線66の挿入完了の感触を
明確に得ることができる。しかも、その際における電線
挟持部64の単線66aへの衝突に伴う音が発生し、も
しくは、電線受け部65が係止部45cに当たって係止
することに伴う音が発生するから、この音の確認により
電線66の挿入完了時期を知ることができる。したがっ
て、電線66を所定の挿入深さまで確実に挿入させて、
接続される電線66の接触不良を防止できるとともに、
接触不良に起因するスパークの発生等各種の不都合をな
くすことができる。
【0072】しかも、以上の電線接続において電線受け
部65は挿入される電線66の挿入方向に押し動かされ
るから、この電線受け部65が係止部45cに係止する
のに必要な変位量は、挿入される電線66の太さに拘り
なく一定である。そのため、挿入される電線66の太さ
が違っても挿入力を一定にできる。
部65は挿入される電線66の挿入方向に押し動かされ
るから、この電線受け部65が係止部45cに係止する
のに必要な変位量は、挿入される電線66の太さに拘り
なく一定である。そのため、挿入される電線66の太さ
が違っても挿入力を一定にできる。
【0073】また、この第4の実施の形態では、電線挟
持面にボディ51の一部を利用するとともに、電線押さ
え61が端子金具を兼ねているから、部品点数が少な
く、構造および組み立てが簡単であるという利点があ
る。
持面にボディ51の一部を利用するとともに、電線押さ
え61が端子金具を兼ねているから、部品点数が少な
く、構造および組み立てが簡単であるという利点があ
る。
【0074】なお、本発明は前記第1〜第4の実施の形
態には制約されない。例えば、電線挟持部材として端子
金具を使用する例において、その係止部は図9に示す構
成としてもよい。図9(A)は、端子金具11の側板1
2(電線挟持面)に切欠溝を12bを設けて、それを係
止部とした例である。図9(B)は、端子金具11の側
板12(電線挟持面)を段部12cを有するように折り
曲げて、この段部12cを係止部とした例である。図9
(C)は、端子金具11の側板12(電線挟持面)に角
孔12dを設けて、それを係止部とした例である。
態には制約されない。例えば、電線挟持部材として端子
金具を使用する例において、その係止部は図9に示す構
成としてもよい。図9(A)は、端子金具11の側板1
2(電線挟持面)に切欠溝を12bを設けて、それを係
止部とした例である。図9(B)は、端子金具11の側
板12(電線挟持面)を段部12cを有するように折り
曲げて、この段部12cを係止部とした例である。図9
(C)は、端子金具11の側板12(電線挟持面)に角
孔12dを設けて、それを係止部とした例である。
【0075】
【発明の効果】以上詳記したように本発明によれば、以
下の効果がある。
下の効果がある。
【0076】請求項1の発明に係る電線接続装置によれ
ば、挿入された電線により押し動かされる電線受け部の
先端の位置が係止部に達した時点で、電線受け部の先端
部が係止部に急激に落ち込むように一挙に移動されるこ
とにより、挿入された電線を電線挟持部と電線挟持面と
で瞬間的に挟持して接続するから、前記急激な係止動作
に伴う感触が明確であるとともに音が発生するため、電
線の挿入完了時期を知ることができ、それにより、接続
される電線の接触不良を防止でき、しかも、電線の挿入
方向に押し動かされる電線受け部が係止部に落ち込むの
に必要な変位量が、挿入される電線の太さに拘りなく一
定であるから、挿入される電線の太さが違っても挿入力
を一定にできる。
ば、挿入された電線により押し動かされる電線受け部の
先端の位置が係止部に達した時点で、電線受け部の先端
部が係止部に急激に落ち込むように一挙に移動されるこ
とにより、挿入された電線を電線挟持部と電線挟持面と
で瞬間的に挟持して接続するから、前記急激な係止動作
に伴う感触が明確であるとともに音が発生するため、電
線の挿入完了時期を知ることができ、それにより、接続
される電線の接触不良を防止でき、しかも、電線の挿入
方向に押し動かされる電線受け部が係止部に落ち込むの
に必要な変位量が、挿入される電線の太さに拘りなく一
定であるから、挿入される電線の太さが違っても挿入力
を一定にできる。
【0077】請求項2の発明に係る電線接続装置によれ
ば、電線受け部の前方に位置して電線挟持面方向に斜め
に突出する鎖錠片により、電線挟持面と電線挟持部との
間に挟持された電線が引き抜きかれることを防止したか
ら、挿入された電線の保持性能を向上できる。
ば、電線受け部の前方に位置して電線挟持面方向に斜め
に突出する鎖錠片により、電線挟持面と電線挟持部との
間に挟持された電線が引き抜きかれることを防止したか
ら、挿入された電線の保持性能を向上できる。
【図1】本発明の第1の実施の形態に係る端子台の構成
を分解して示す斜視図。
を分解して示す斜視図。
【図2】(A)は図1に示された端子台の構成を電線が
接続される前の状態で示す断面図。(B)は図1に示さ
れた端子台の構成を電線が接続された後の状態で示す断
面図。
接続される前の状態で示す断面図。(B)は図1に示さ
れた端子台の構成を電線が接続された後の状態で示す断
面図。
【図3】本発明の第2の実施の形態に係る端子台の構成
を分解して示す斜視図。
を分解して示す斜視図。
【図4】(A)は図3に示された端子台の構成を電線が
接続される前の状態で示す部分断面図。(B)は図3に
示された端子台の構成を電線が接続された後の状態で示
す部分断面図。
接続される前の状態で示す部分断面図。(B)は図3に
示された端子台の構成を電線が接続された後の状態で示
す部分断面図。
【図5】(A)は本発明の第3の実施の形態に係る端子
台の構成を電線が接続される前の状態で示す断面図。
(B)は本発明の第3の実施の形態に係る端子台の構成
を電線が接続された後の状態で示す断面図。
台の構成を電線が接続される前の状態で示す断面図。
(B)は本発明の第3の実施の形態に係る端子台の構成
を電線が接続された後の状態で示す断面図。
【図6】第3の実施の形態に係る端子台が備える端子金
具と一対の電線押さえとを分解して示す斜視図。
具と一対の電線押さえとを分解して示す斜視図。
【図7】本発明の第4の実施の形態に係る端子台の構成
を分解して示す斜視図。
を分解して示す斜視図。
【図8】(A)は図7に示された端子台の構成を電線が
接続される前の状態で示す部分断面図。(B)は図7に
示された端子台の構成を電線が接続された後の状態で示
す部分断面図。
接続される前の状態で示す部分断面図。(B)は図7に
示された端子台の構成を電線が接続された後の状態で示
す部分断面図。
【図9】(A)は本発明における係止部の第1変形例を
示す斜視図。(B)は本発明における係止部の第1変形
例を示す斜視図。(C)は本発明における係止部の第1
変形例を示す斜視図。
示す斜視図。(B)は本発明における係止部の第1変形
例を示す斜視図。(C)は本発明における係止部の第1
変形例を示す斜視図。
11…端子金具(電線挟持部材)、 12…端子金具の側板(電線挟持面)、 12a…側板の後端面(係止部)、 12b…切欠溝(係止部)、 12c…段部(係止部)、 12d…角孔(係止部)、 21…電線押さえ、 23…ばね部、 24…電線挟持部、 24b…鎖錠片、 25、44…電線受け部、 26…電線、 33b…金具収納凹部の内側面(電線挟持面)、 35…端子金具、 36…端子金具の側板(電線挟持面)、 36a…側板の後端面(係止部)、 41…電線押さえ、 42…ばね部、 43…電線挟持部、 45…鎖錠片、 46…電線、 51…ボディ(電線挟持部材)、 54b…金具収納凹部の内側面(電線挟持面)、 54c…係止部、 61…電線押さえ、 63…ばね部、 64…電線挟持部、 65…電線受け部。
Claims (2)
- 【請求項1】電線挟持面を有した電線挟持部材と、前記
電線挟持面と対向する電線挟持部を有して前記電線挟持
部材に組合わされる板ばね製の電線押さえとを具備し
て、前記電線挟持面と電線挟持部とでこれらの間に挿入
された電線を挟持する電線接続装置において、 前記電線挟持面と連続する、又は前記電線挟持面に位置
される係止部を前記電線挟持部材に設け、 前記電線挟持部から前記電線挟持面方向に折り曲げられ
て前記挿入される電線の先端を受ける電線受け部を前記
電線押さえに設け、 前記電線の挿入に伴い前記電線受け部の先端部が、前記
電線挟持面を摺動するとともに前記電線の挿入完了時に
前記係止部に落ち込むように移動されることを特徴とす
る電線接続装置。 - 【請求項2】前記電線受け部の前方に位置して前記電線
挟持面方向に斜めに突出する鎖錠片を前記電線押さえが
備えていることを特徴とする前記請求項1記載の電線接
続装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP29997395A JPH09147931A (ja) | 1995-11-17 | 1995-11-17 | 電線接続装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP29997395A JPH09147931A (ja) | 1995-11-17 | 1995-11-17 | 電線接続装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09147931A true JPH09147931A (ja) | 1997-06-06 |
Family
ID=17879217
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP29997395A Pending JPH09147931A (ja) | 1995-11-17 | 1995-11-17 | 電線接続装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH09147931A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2016009519A (ja) * | 2014-06-20 | 2016-01-18 | オムロン株式会社 | 接続機構部およびこれを用いた端子台 |
CN110854555A (zh) * | 2015-11-09 | 2020-02-28 | Wago管理有限责任公司 | 连接夹 |
EP3849018A1 (de) * | 2020-01-09 | 2021-07-14 | Wago Verwaltungsgesellschaft mbH | Leiteranschlussklemme |
-
1995
- 1995-11-17 JP JP29997395A patent/JPH09147931A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2016009519A (ja) * | 2014-06-20 | 2016-01-18 | オムロン株式会社 | 接続機構部およびこれを用いた端子台 |
CN110854555A (zh) * | 2015-11-09 | 2020-02-28 | Wago管理有限责任公司 | 连接夹 |
CN110854555B (zh) * | 2015-11-09 | 2021-04-27 | Wago管理有限责任公司 | 连接夹 |
EP3849018A1 (de) * | 2020-01-09 | 2021-07-14 | Wago Verwaltungsgesellschaft mbH | Leiteranschlussklemme |
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