JP3050559B2 - 多極型モジュラジャック - Google Patents

多極型モジュラジャック

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JP3050559B2
JP3050559B2 JP1121110A JP12111089A JP3050559B2 JP 3050559 B2 JP3050559 B2 JP 3050559B2 JP 1121110 A JP1121110 A JP 1121110A JP 12111089 A JP12111089 A JP 12111089A JP 3050559 B2 JP3050559 B2 JP 3050559B2
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秀郎 桑原
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Matsushita Electric Works Ltd
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    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01RELECTRICALLY-CONDUCTIVE CONNECTIONS; STRUCTURAL ASSOCIATIONS OF A PLURALITY OF MUTUALLY-INSULATED ELECTRICAL CONNECTING ELEMENTS; COUPLING DEVICES; CURRENT COLLECTORS
    • H01R13/00Details of coupling devices of the kinds covered by groups H01R12/70 or H01R24/00 - H01R33/00
    • H01R13/46Bases; Cases
    • H01R13/514Bases; Cases composed as a modular blocks or assembly, i.e. composed of co-operating parts provided with contact members or holding contact members between them
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01RELECTRICALLY-CONDUCTIVE CONNECTIONS; STRUCTURAL ASSOCIATIONS OF A PLURALITY OF MUTUALLY-INSULATED ELECTRICAL CONNECTING ELEMENTS; COUPLING DEVICES; CURRENT COLLECTORS
    • H01R24/00Two-part coupling devices, or either of their cooperating parts, characterised by their overall structure
    • H01R24/60Contacts spaced along planar side wall transverse to longitudinal axis of engagement
    • H01R24/62Sliding engagements with one side only, e.g. modular jack coupling devices
    • H01R24/64Sliding engagements with one side only, e.g. modular jack coupling devices for high frequency, e.g. RJ 45

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  • Connector Housings Or Holding Contact Members (AREA)
  • Coupling Device And Connection With Printed Circuit (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 【産業上の利用分野】
本発明は、モジュラプラグの接触子に接触する多数の
接触ばねを備えた多極型モジュラジャックに関するもの
である。
【従来の技術】
従来より提供されている多極型モジュラジャックは、
各接触ばねに対してケースの外部に露出したねじ付の端
子を介して外部電線を接続するように構成されている。
【発明が解決しようとする課題】
上記従来構成では端子がケースの外部に露出している
ものであるから、端子にほこりなどが付着しやすいとい
う問題がある。 本発明は上記問題点の解決を目的とするものであり、
端子をケース内に納装することによって端子へのほこり
などの付着を抑制し、さらには組立の作業性を向上さ
せ、しかも多数の端子を小形のケースに収納することが
できるようにした多極型モジュラジャックを提供しよう
とするものである。
【課題を解決するための手段】
本発明では上記目的を達成するために、モジュラプラ
グが着脱自在に挿入されるプラグ挿入口が開口したケー
スと、ケース内に納装されモジュラプラグの接触子に接
触する8本の接触ばねを備えるモジュラインサートと各
接触ばねにそれぞれ電気的に接続された接続手段を設け
た中基台とを具備するモジュラブロックと、ケースの底
部内に納装され各接触ばねにそれぞれ外部電線を電気的
に接続する8個の端子ブロックとを備え、上記ケース
は、配線器具用に規格化され単位寸法の配線器具を最大
3個まで取り付けることができる取付枠に取付可能な取
付部をケースの両側に有するとともに、上記取付枠に最
大3個まで取付可能となるように単位寸法の配線器具の
1個分に相当する寸法に設定され、上記端子ブロックが
上記ケースの両側の取付部を結ぶ長手方向に1列4個ず
つで2列並設され、これらの端子ブロックとプラグ挿入
口の開口面との間に上記モジュラブロックが配設されて
いるのである。 モジュラブロックは、8本の接触ばねを有し各接触ば
ねにそれぞれ電気的に接続されたリード線が引き出され
たモジュラインサートを備えるのが望ましい。 また、各リード線が圧入される第1の圧接スリットを
有した上記接続手段としての接続板を設け、接続板に第
2の圧接スリットを形成して端子ブロックに突設された
圧接突片を第2の圧接スリット内に圧入し、上記圧接突
片をケース内で圧接突片の突出方向に直交する面内で形
成された切欠溝に挿入し、切欠溝に沿って接続板を導入
するとともに、切欠溝の周部に接続板を導入するにした
がって圧接突片の突出方向における基部側に近付くよう
に傾斜した傾斜面を形成するのが望ましい。 さらに、モジュラブロックに、ケースのプラグ挿入口
に合致してモジュラプラグが挿入されるガイド孔を備え
ガイド孔の内部に上記接触ばねが臨むようにモジュライ
ンサートを保持するとともに上記中基台に結合された中
枠を設けるのが望ましい。 また、中枠の互いに反対側の側面にそれぞれ保持突起
を突設し、中基台に保持突起に係合して中枠を保持する
係合フックを設けてもよい。
【作用】
上記構成によれば、ケース内にモジュラブロックと端
子ブロックとを納装しているから、端子ブロックがケー
スの外部に露出せず端子ブロックへのほこりなどの付着
を抑制することができる。 しかも、ケースとして配線器具用に規格化され単位寸
法の配線器具を最大3個まで取り付けることができる取
付枠に取付可能な取付部をケースの両側に有するととも
に、取付枠に最大3個まで取付可能となるように単位寸
法の配線器具の1個分に相当する寸法に設定されたもの
を用いており、プラグ挿入口の開口面と端子ブロックと
の間に、中基台を備えたモジュラブロックを配置してい
ることによって、端子ブロックを中基台の一面に隙間な
く配列することが可能になり、このケースの両側の取付
部を結ぶ長手方向に1列4個ずつ並ぶ端子ブロックを2
列並設できるから、一般に6極以下でしか用いられてい
ない単位寸法の配線器具の1個分に相当する小形のケー
スを用いながらも、このケースの限られたスペース内に
8個の端子ブロックを配列することが可能になり、外部
電線を接続するための端子ブロックをケース内に備えな
がらも8極のモジュラジャックを構成することができ
る。 さらに、ケースが単位寸法の配線器具の1個分に相当
する寸法に形成されていることにより、配線器具と同じ
取付部材を用いることができて部材の共用化が図れると
ともに、施工方法も配線器具と同様にすることができて
施工性が向上するのである。その上、同じ取付枠に対し
て配線器具とともに取り付けることもでき、使用形態の
多様化が図れるのである。 また、接触ばねとリード線とを備えたモジュラインサ
ートをモジュラブロックに設けたものでは、モジュライ
ンサートから引き出されたリード線を端子ブロックに接
続するだけで、ケース内でのモジュラブロックと端子ブ
ロックとの結線作業が完了するのであって組立時の結線
作業が容易である。 モジュラインサートから引き出されたリード線を接続
板の第1の圧接スリットに圧入し、端子ブロックに突設
された圧接突片を接続板の第2の圧接スリットに圧入す
る構成を採用したものでは、モジュラインサートと端子
ブロックとの電気的に接続にあたって半田による接続が
不要になり、リード線や圧接突片を接続板の各圧接スリ
ット内に圧入するだけの作業になるのであって、組立時
の結線作業が容易になるのである。 また、圧接突片をケース内で圧接突片の突出方向に直
交する面内で形成された切欠溝に挿入し、切欠溝に沿っ
て接続板を導入するとともに、切欠溝の周部に接続板を
導入するにしたがって圧接突片の突出方向における基部
側に近付くように傾斜した傾斜面を形成しておけば、圧
接突片を接続板の第2の圧接スリットに導入する際に、
接続板が傾斜面を滑るにしたがって、圧接突片が第2の
圧接スリットにしだいに深く導入されることになり、接
続板と端子ブロックとの接続が一層容易になるのであ
る。 モジュラインサートから引き出されたリード線を中基
台に保持した接続板に接続すれば、中基台を端子ブロッ
クに押し付けるだけで接続板に設けた圧接スリットに、
端子ブロックに突設した圧接突片を圧入することができ
るのであり、組立作業が一層容易になる。
【実施例】
第1図および第2図に示すように、基本的には、ケー
ス1内にモジュラブロック2、端子ブロック3、扉ブロ
ック4を納装して構成される。 ケース1は、JIS規格や日本配線器具工業会規格で規
格化されている大角形3個用の取付枠に最大3個まで取
り付けることができる寸法に合成樹脂により形成され
る。すなわち、規格化された取付枠に取着できるように
規格化されている配線器具と同等の取付寸法を有してい
るのである。このケース1は、一面が開口したボディ10
と、ボディ10の開口面に被嵌されるカバー20とを結合し
て形成される。すなわち、ボディ10の両側縁に突設され
たフランジ11に設けた組立孔12に、カバー20の両側部か
らボディ10に向かって突設された組立脚21を挿入し、組
立脚21の先端部に設けたフック22を組立孔12の周縁に係
止することにより、ボディ10とカバー20とが結合される
のである。ボディ10の内部は、第1図中の下半部が仕切
壁13に仕切られており、4区画ずつ2列で合計8区画の
端子収納室14が形成されている。 カバー20はボディ10との結合方向における外側面の中
央部に突台23を有し、突台23の両側面にはそれぞれ結合
孔24が穿設され、また、カバー20の両側縁には各一対の
結合爪片25が突設される。結合孔24および結合爪片25
は、上述した取付枠に結合されるのであって、結合孔24
は金属製の取付枠に対応し、結合爪片25は合成樹脂製の
取付枠に対応するように寸法が設定されている。突台23
の中央部にはモジュラプラグを挿入するプラグ挿入口26
が開口する。 プラグ挿入口26より挿入されるモジュラプラグは、モ
ジュラブロック2に結合される。モジュラブロック2
は、モジュラインサート30、中枠40、中基台50、接続板
60により構成される。すなわち、モジュラインサート30
は、ばね材料よりなる8本の導体線を合成樹脂の保持枠
31と同時一体に成形したものであり、導体線の両端部は
保持枠31から突出する。各導体線の一端部は保持枠31か
らの突出部位で折り返され、モジュラプラグに設けた複
数の接触子にそれぞれ個別に接触する接触ばね32とな
る。接触ばね32は、保持枠31からの突出面とは隣合う面
に対して先端ほど距離が大きくなるように傾斜する。ま
た、導体線の他端部は各接触ばね32にそれぞれ電気的に
接続されたリード線33として機能する。保持枠31におい
て接触ばね32が設けられている面の反対面には係止突起
34が突設される。 モジュラインサート30は中枠40内に納装される。中枠
40は合成樹脂により形成され、第1図中下面が開口し、
第1図中上面の一部にガイド孔41が形成される。モジュ
ラインサート30の保持枠31は、中枠40においてガイド孔
41が形成されていない部位に装着され、接触ばね32はガ
イド孔41内に配置される。ガイド孔41内には、各接触ば
ね32が互いに接触しないように、各接触ばね32の先端部
を分離する櫛歯部42が形成される。また、中枠40の周壁
には保持枠31に突設された係止突起34が嵌合する係止孔
43が形成されている。したがって、中枠40内にモジュラ
インサート30を装着すれば、モジュラインサート30の先
端面が中枠40の内周面に当接するとともに、係止突起34
が係止孔43に嵌合し、モジュラインサート30の第1図中
上下方向への移動規制がなされるのである。また、接触
ばね32が櫛歯部42に弾接することにより、保持枠31が中
枠40の内周面に当接し、係止突起34の係止孔43からの抜
け止めがなされるのである。すなわち、モジュラインサ
ート30を中枠40に装着するときには、接触ばね32の先端
部を保持枠31に近付けるように撓ませた状態で保持枠31
を中枠40内に挿入し、接触ばね32を櫛歯部42に嵌めた
後、接触ばね32を撓ませている力を除去すれば、係止突
起34が係止孔43に嵌合するのである。中枠40の側壁外周
面には各側壁に一対ずつ合計4個の位置決め突条44が突
設され、各側壁に設けた各一対の位置決め突条44の間に
は保持突起45が突設される。 中基台50には、中枠40の上記保持突起45に係合する一
対の係合フック51が突設される。また、中枠40の外周面
に当接して中基台50に対する中枠40の位置決めをする4
個の位置決めダボ52が突設されている。したがって、モ
ジュラインサート30を中枠40に装着した状態で、保持突
起45に係合フック51を係合させることによって中枠40を
中基台50に結合するのであり、このとき、第3図に示す
ように、位置決めダボ52が中枠40の外周面に当接するこ
とにより、中枠40の位置ずれが防止される。中基台50に
おいて中枠40に覆われる部位の中央部には、表裏に貫通
する透孔53が穿設され、透孔53の周部にはモジュライン
サート30の保持枠31との間にリード線33が通る隙間を形
成する凹所54が形成される。また、凹所54から透孔53に
至る部位は透孔53の内側ほど透孔53の幅を狭めるように
傾斜した傾斜面55を形成している。したがって、中枠40
に保持されたモジュラインサート30から引き出されたリ
ード線33は、保持枠31と凹所54との間を通り傾斜面55に
沿って透孔53内に導入され、透孔53を通して中基台50の
裏面に引き出されるのである。中基台50にはモジュライ
ンサート30の接触ばね32が並ぶ方向に各列4個ずつ2列
で合計8個の保持孔56が形成されており、第2図(a)
のように、各保持孔56の内部には上部が下部よりも狭く
なるように段部57が形成されている。保持孔56は中基台
50の表裏に貫通している。中基台50の下面には保持孔56
の配列方向に直交する方向に走る保持溝58が形成され
る。保持溝58は、保持孔56の配列方向において保持孔56
の中心を通り、モジュラインサート30のリード線33の直
径に略等しい幅を有するように形成されている。また、
保持孔56の上端は段部57よりもやや上方に位置するよう
に形成される。中基台50の下面には保持孔56とは異なる
部位で保持溝58に対応して押え突起59が突設される。中
基台50の側縁には第1図中上下方向に走る位置決め溝18
が形成され、ボディ10の内周面に形成された位置決め突
条19に係合することにより、中基台50のボディ10に対す
る位置決めがなされるのである。 中基台50の保持孔56には接続板60が装着される。接続
板60は、第1図中上下方向の中間部の両側縁に抜止片61
を有し、上下両端部にそれぞれ圧接スリット62,63を有
する形状に導電性の板金により形成され、第2図(a)
のように、上端部が保持孔56に圧入される。ここに、抜
止片61が段部57に当接することにより、接続板60の中基
台50に対する位置規制がなされるのである。 以上のように構成されているから、モジュラインサー
ト30のリード線33を保持溝58に導入した状態で接続板60
を保持孔56に圧入すると、リード線33が圧接スリット62
内に導入されるとともに、接続板60の上端部が保持孔56
の内周面に圧接して圧接スリット62の幅が狭められ、接
続板60が中基台50に固定されるとともに、リード線33が
接続板60に電気的に接続されるのである。 端子ブロック3は、ボディ10の各端子収納室14にそれ
ぞれ納装されるように8個設けられ、各端子ブロック3
は、それぞれ下方に開口した略コ形の端子枠71と、端子
枠71内に装着された鎖錠ばね72とにより構成される。端
子枠71の一方の脚片は脚片の突出方向に走るスリット73
により分割されて一対の接続片74を形成している。ま
た、スリット73に対応する部位では端子枠71の中央片か
ら圧接突片75が突設されている。一方、鎖錠ばね72は、
各接続片74に対向する各一対のばね片76a,76bを有し、
接続片74とばね片76a,76bとの間に電線を挟持するよう
になっている。ボディ10の底壁には、第2図(b)のよ
うに、各端子収納室14に対応して電線挿入孔15が穿孔さ
れており、各電線挿入孔15の周部には一対の切込溝16に
よりボディ10に対して可撓となった解除片17が形成され
る。解除片17の先端部は、ばね片76bの下面に当接し、
一部は鎖錠ばね72に設けた一対のばね片76bの間に挿入
される。したがって、解除片17をボディ10の下面側から
押圧すると、ばね片76bに押圧力を作用させてばね片76b
の先端部を接続片74から離れる向きに撓ませることがで
きるのである。すなわち、端子ブロック3はボディ10と
ともに、速結端子を構成しているのであって、電線挿入
孔15を通して電線を挿入すると、接続片74とばね片76a,
76bとの間に電線が挟持されるとともに、電線にばね片7
6bの先端縁が食い込んで電線の抜け止めがなされるので
ある。電線を外すときには、解除片17に押圧力を作用さ
せてばね片76bから電線に作用している押圧力を解除す
れば、電線を容易に抜くことができる。 ところで、ボディ10の仕切壁13には各端子収納室14に
対応して、第4図に示すような切欠溝77が形成される。
切欠溝77の周部では、仕切壁13の厚み方向において端子
収納室14の内側面が凹没した保持凹部78が形成される。
保持凹部78は、上部が下部よりも広幅に形成されて上下
の中間部に段部79を有しており、接続板60の抜止片61が
段部79に当接する。また、段部79よりも下方には接続板
60の下部が圧入される。切欠溝77の下端は段部79よりも
下方に位置し、保持凹部78の周壁は切欠溝77の下端より
も上方において傾斜面78aとなっている。すなわち、傾
斜面78aは下部ほど仕切壁13の厚みを大きくするように
傾斜している。切欠溝77には、端子ブロック70の圧接突
片75が挿入されるのであり、圧接突片75に対して直交す
る方向から接続板60を保持凹部78に挿入することによ
り、圧接スリット63に圧接突片75を圧入することができ
るのである。したがって、保持凹部78に接続板60を上方
から導入すれば、傾斜面78aに沿って接続板60が端子ブ
ロック3に近付くようにスライドし、圧接スリット63内
に圧接突片75がしだいに深く導入されるのである。 扉ブロック4は、一対の扉体81,82を組み合わせて形
成される。各扉体81,82は、第2図(a)のように、カ
バー20の内側面でプラグ挿入口26の周部に突設された左
右一対のガイド突条83の間に配設される。両ガイド突条
83の対向面には係止爪84が突設されており、この係止爪
84によって扉体81,82を仮保持できるようになってい
る。一方の扉体81にはカバー20から突出する操作片85が
設けられ、扉ブロック4がプラグ挿入口26を閉じている
状態で、この操作片85を持って扉体81をプラグ挿入口26
の開口面に沿ってスライドさせると、他方の扉体82の端
面に操作片85が当接し、両扉体81,82を移動させてプラ
グ挿入口26を開くことができるのである。扉体81の表面
と扉体82の裏面とにはそれぞれ突起86,87が突設され、
プラグ挿入口26が開いている状態で操作片85を持って扉
体81をスライドさせると、突起86,87が係合して両扉体8
1,82が同時にスライドするようになっているのである。
第2図(b)のように、扉体82の裏面には抜止突起88が
突設され、カバー20の内側面でプラグ挿入口26の周部に
突設された押えリブ89の一端部に抜止突起88が当接する
ことにより、扉体82の移動量が規制される。押えリブ89
は、第2図(a)のように、扉体81を中枠40との間に挟
持することにより、扉体81のがたつきを防止する。 以上の構成を有するモジュラジャックは以下のように
して組み立てられる。まず、端子ブロック3をボディ10
の端子収納室14に納装する。このとき、切欠溝77に圧接
突片75を挿入することにより、各端子ブロック3のボデ
ィ10に対する位置決めがなされる。次に、第3図に示す
ように、モジュラインサート30と中枠40と中基台50と接
続板60とを結合した組立体であるモジュラブロック2を
ボディ10内に納装する。このときに、接続板60は仕切壁
13に設けた傾斜面78aに沿って保持凹部78に導入される
から、上述したように接続板60を圧接突片75に容易に結
合することができるのである。このとき、中基台50の位
置決め溝18がボディ10の位置決め突条19に係合すること
により、中基台50のボディ10に対して位置決めされるの
である。また、中基台50の下面に突設された押え突起59
が端子ブロック3の端子枠71に当接して下方に押し付け
るから、端子ブロック3の位置固定もなされる。最後
に、扉ブロック4をカバー20に仮保持した状態でカバー
20をボディ10に結合すれば、ガイド突条83の下端で中枠
40の位置決め突起44の上端が押圧されることにより、中
枠40のがたつきが防止され、さらにカバー20の内周面と
中枠40との間に扉ブロック4が挟持され、扉ブロック4
ががたつきなくスライドできるようになる。 上述のようにして形成されたモジュラジャックは、第
5図に示すように、JIS規格や日本配線器具工業会規格
においてスイッチやコンセントの規格である大角形3個
用として規格化された取付枠90に結合される。すなわ
ち、上述したように、ケース1は一般の配線器具の単位
寸法と同じ取付寸法に形成されているから、取付枠90に
最大3個まで取り付けることができる。取付枠90は、開
口窓91を囲む両側片92a,92bに、それぞれケース1の側
縁に突設された結合爪片25が係合する保持孔93a,93bを
有し、一方の側片92aには側片92aとの距離を変えるよう
に撓むことができる操作片94が形成される。取付枠90に
ケース1を取り付けるときには、第5図のように、取付
枠90の背方からケース1を取付枠90に押し付けるように
すれば、操作片94が撓んでケース1を取付枠90に嵌着で
き、このとき、突台23が開口窓91から突出する。一方、
取付枠90からケース1を外すには、操作片94をドライバ
等でこじればよい。開口窓91を囲み側片92a,92bに直交
する連結片95a,95bには、スイッチボックスに取付枠90
を結合するためのボックスねじを挿入する長孔96や取付
枠90の前面を覆う化粧プレートを取り付けるプレートね
じが螺合するねじ孔97などが設けられる。 図示した取付枠は合成樹脂製の取付枠90であるが、金
属製の取付枠の場合には、結合孔4を用いて取付枠に結
合すればよい。なお参考までに示すと、ケース1を単位
寸法とせず、第6図のように、単位寸法の1.5倍の寸法
などに設定するときには、接触ばね32の配列方向とは直
交する方向に端子ブロック3を配列することが可能であ
る。
【発明の効果】
本発明は上述のように、ケース内にモジュラブロック
と端子ブロックとを納装しているから、端子ブロックが
ケースの外部に露出せず端子ブロックへのほこりなどの
付着を抑制することができるという利点がある。 しかも、ケースとして配線器具用に規格化され単位寸
法の配線器具を最大3個まで取り付けることができる取
付枠に取付可能な取付部をケースの両側に有するととも
に、取付枠に最大3個まで取付可能となるように単位寸
法の配線器具の1個分に相当する寸法に設定されたもの
を用いており、プラグ挿入口の開口面と端子ブロックと
の間に、中基台を備えたモジュラブロックを配置してい
ることによって、端子ブロックを中基台の一面に隙間な
く配列することが可能になり、このケースの両側の取付
部を結ぶ長手方向に1列4個ずつ並ぶ端子ブロックを2
列並設できるから、一般に6極以下でしか用いられてい
ない単位寸法の配線器具の1個分に相当する小形のケー
スを用いながらも、このケースの限られたスペース内に
8個の端子ブロックを配列することが可能になり、外部
電線を接続するための端子ブロックをケース内に備えな
がらも8極のモジュラジャックを構成することができる
という利点がある。 さらに、ケースが単位寸法の配線器具の1個分に相当
する寸法に形成されていることにより、配線器具と同じ
取付部材を用いることができて部材の共用化が図れると
ともに、施工方法も配線器具と同様にすることができて
施工性が向上するという効果があり、その上、同じ取付
枠に対して配線器具とともに取り付けることもでき、使
用形態の多様化が図れるという利点がある。 また、接触ばねとリード線とを備えたモジュラインサ
ートをモジュラブロックに設けたものでは、モジュライ
ンサートから引き出されたリード線を端子ブロックに接
続するだけで、ケース内でのモジュラブロックと端子ブ
ロックとの結線作業が完了するのであって組立時の結線
作業が容易であるという利点を有する。 モジュラインサートから引き出されたリード線を接続
板の第1の圧接スリットに圧入し、端子ブロックに突設
された圧接突片を接続板の第2の圧接スリットに圧入す
る構成を採用したものでは、モジュラインサートと端子
ブロックとの電気的に接続するにあたって半田による接
続が不要になり、リード線や圧接突片を接続板の各圧接
スリット内に圧入するだけの作業になるのであって、組
立時の結線作業が容易になるという利点がある。 また、圧接突片をケース内で圧接突片の突出方向に直
交する面内で形成された切欠溝に挿入し、切欠溝に沿っ
て接続板を導入するとともに、切欠溝の周部に接続板を
導入するにしたがって圧接突片の突出方向における基部
側に近付くように傾斜した傾斜面を形成しておけば、圧
接突片を接続板の第2の圧接スリットに導入する際に、
接続板が傾斜面を滑るにしたがって、圧接突片が第2の
圧接スリットにしだいに深く導入されることになり、接
続板と端子ブロックとの接続が一層容易になるという効
果がある。 さらに、モジュラインサートから引き出されたリード
線を中基台に保持した接続板に接続すれば、中基台を端
子ブロックに押し付けるだけで接続板に設けた圧接スリ
ットに、端子ブロックに突設した圧接突片を圧入するこ
とができるのであり、組立作業が一層容易になるのであ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例を示す分解斜視図、第2図
(a)は同上の一部切欠側面図、第2図(b)は同上の
縦断面図、第2図(c)は同上の正面図、第2図(d)
は同上のカバーを外した状態の正面図、第3図は同上の
要部分解斜視図、第4図は同上の要部分解斜視図、第5
図は同上の取付枠との関係を示す斜視図、第6図は参考
例を示す斜視図である。 1……ケース、2……モジュラブロック、4……端子ブ
ロック、15……電線挿通孔、24……結合孔、25……結合
爪片、26……プラグ挿入口、30……モジュラインサー
ト、32……接触ばね、33……リード線、40……中枠、41
……ガイド孔、45……保持突起、50……中基台、51……
係合フック、60……接続板、62,63……圧接スリット、7
1……端子枠、72……鎖錠ばね、75……圧接突片、77…
…切欠溝、78a……傾斜面、90……取付枠。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭63−292583(JP,A) 特開 昭63−200474(JP,A) 特開 昭55−37800(JP,A) 実開 昭59−156373(JP,U) 実開 昭61−99969(JP,U)

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】モジュラプラグが着脱自在に挿入されるプ
    ラグ挿入口が開口したケースと、ケース内に納装されモ
    ジュラプラグの接触子に接触する8本の接触ばねを備え
    るモジュラインサートと各接触ばねにそれぞれ電気的に
    接続された接続手段を設けた中基台とを具備するモジュ
    ラブロックと、ケースの底部内に納装され各接触ばねに
    それぞれ外部電線を電気的に接続する8個の端子ブロッ
    クとを備え、上記ケースは、配線器具用に規格化され単
    位寸法の配線器具を最大3個まで取り付けることができ
    る取付枠に取付可能な取付部をケースの両側に有すると
    ともに、上記取付枠に最大3個まで取付可能となるよう
    に単位寸法の配線器具の1個分に相当する寸法に設定さ
    れ、上記端子ブロックが上記ケースの両側の取付部を結
    ぶ長手方向に1列4個ずつで2列並設され、これらの端
    子ブロックとプラグ挿入口の開口面との間に上記モジュ
    ラブロックが配設されていることを特徴とする多極型モ
    ジュラジャック。
  2. 【請求項2】モジュラブロックは、8本の接触ばねを有
    し各接触ばねにそれぞれ電気的に接続されたリード線が
    引き出されたモジュラインサートを備えて成ることを特
    徴とする請求項1記載の多極型モジュラジャック。
  3. 【請求項3】各リード線が圧入される第1の圧接スリッ
    トを有した上記接続手段としての接続板を備え、接続板
    には第2の圧接スリットが形成されていて端子ブロック
    に突設された圧接突片が第2の圧接スリット内に圧入さ
    れ、上記圧接突片はケース内で圧接突片の突出方向に直
    交する面内で形成された切欠溝に挿入され、上記切欠溝
    に沿って接続板が導入されるとともに、切欠溝の周部に
    は接続板を導入するにしたがって圧接突片の突出方向に
    おける基部側に近付くように傾斜した傾斜面が形成され
    て成ることを特徴とする請求項2記載の多極型モジュラ
    ジャック。
  4. 【請求項4】上記モジュラブロックは、ケースのプラグ
    挿入口に合致してモジュラプラグが挿入されるガイド孔
    を備えガイド孔の内部に上記接触ばねが臨むようにモジ
    ュラインサートを保持するとともに上記中基台に結合さ
    れた中枠を備えて成ることを特徴とする請求項1記載の
    多極型モジュラジャック。
  5. 【請求項5】上記中枠における互いに反対側の側面にそ
    れぞれ保持突起が突設され、上記中基台には保持突起に
    係合して中枠を保持する係合フックが設けられて成るこ
    とを特徴とする請求項4記載の多極型モジュラジャッ
    ク。
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