JP5854939B2 - 電線接続装置および換気扇 - Google Patents

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Description

本発明は、電線接続装置およびこの電線接続装置を備えた換気扇に関するものである。
換気扇の電線接続装置としては、例えば特許文献1に開示されたものがある。これは、ファンモーターに接続される電源接続端子を有する端子台を保護ケースに収納するとともに、この保護ケースを、ファンモーターを風洞に取り付けた本体のフランジ背面の凹部内で倒伏起立可能に構成したものである。
特開2006−250434号公報
しかし、上記の特許文献1は、ファンモーターに接続される電源接続端子と外部電源線(給電線)およびモーター側リード線との接続構造について具体的に開示していない。
従来の一般的な電線接続装置においては、電気工事を実施する者が外部電源線を挿入する側から簡便な方法で外部電源線の抜き差しを実施可能にしておく必要があるが、他方の内部電線(モーター側リード線)については、製造工場ないしアフターサービス時に製造者ないし製造に関係する者が抜き差しを実施することから、内部電線を抜くためだけに必要な部品などを手持ちの工具などでまかなえるようにしておけばよい。しかしながら、現状では他方の内部電線も簡便に抜き差しできる構造が一般的に採用されており、電線接続装置の部品増や組立性の悪化をきたし、電線接続装置自体のコスト増の要因となっている。
さらに、従来の電線接続装置は、両側の電線同士が導体先端を突き当てて接続する方式となっているため、電線接続装置自体の全長が長くなるといった問題点もある。
本発明は、上記のような問題点を解決するためになされたものであり、外部電源線と内部電線とを電気的に接続するものにおいて、内部電線の抜き取りを簡単な工具を用いて実施できるようにし、また、電線接続装置の全長を短くすることができる電線接続装置およびこの電線接続装置を備えた換気扇を提供することを目的としている。
本発明に係る電線接続装置は、電気絶縁材料からなるケース本体と、ケース本体内に収納され、凹状に形成された導電板と、導電板の内側に組み付けられ、両側の電線を電気的に接続するように各電線の導体部を導電板の立ち上がり部に対し個別に押し当てて把持する板バネと、ケース本体に設けられ、各電線の抜き取りを可能にする操作手段と、を少なくとも含み、操作手段は、板バネと導電板との間に挿入される軸部を有し、一方側の電線の抜き取りを行う操作ボタンと、反対側の電線の抜き取りを行う工具を、板バネと導電板との間に挿入するための工具挿入穴と、を有し、ケース本体は、導電板および板バネを収納するケースと、ケースを覆うカバーと、を有し、ケースは、複数の電線の接続すべきペア数に応じて、導電板および板バネの収納部が平行に形成されるとともに、隣接の収納部の間には底面を連結することにより凹部が形成され、カバーは、ケースの凹部に嵌合する凸部を有し、導電板の中央部に設けられた穴部、ケースの収納部に設けられたリブが貫しており、該リブが両側の電線の導体部の接触を防止する構成となっている、ものである。
本発明に係る電線接続装置は、各電線の抜き取りを可能にする操作手段が、板バネと導電板との間に挿入される軸部を有し、一方側の電線の抜き取りを行う操作ボタンと、反対側の電線の抜き取りを行う工具を、板バネと導電板との間に挿入するための工具挿入穴と、を有する構成となっているので、マイナスドライバー等の工具を用いて内部電線の抜き取りができるとともに、内部電線側の部品点数を減らすことができるため、電線接続装置のコスト低減が可能となる。
本発明の実施の形態に係る換気扇の断面図。 本発明の実施の形態に係る換気扇の背面図。 本発明の実施の形態に係る換気扇の端子台の分解斜視図。 本発明の実施の形態に係る端子台の動作を示す側面図。 本発明の実施の形態に係る電線接続装置を右斜め上方より見たときの分解斜視図。 本発明の実施の形態に係る電線接続装置を左斜め上方より見たときの分解斜視図。 本発明の実施の形態に係る電線接続装置を外部電源線挿入側から見たときの斜視図。 本発明の実施の形態に係る電線接続装置を内部電線挿入側から見たときの斜視図。 本発明の実施の形態に係る電線接続装置の内部の接続状態を示す上面図。 本発明の実施の形態に係る電線接続装置のカバー組込み時の正面図。 本発明の実施の形態に係る電線接続装置の操作ボタンを裏面より見たときの斜視図。 本発明の実施の形態に係る電線接続装置の内部の断面を示す断面上面図。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。なお、以下の説明では、換気扇に備え付けられる電線接続装置を例にとって説明するが、本発明の電線接続装置は図示のものに限られるものではない。
本発明の実施の形態に係る換気扇100について、図1および図2を参照して、概要を説明する。
図1は、本発明の実施の形態に係る換気扇100の断面図であり、図2は、その換気扇100の背面図である。
この実施の形態に係る換気扇100は、室内の空気を排気し、室外または外部の空気と入れ替えるために使用されるものである。そのため、換気扇100は、室内と室外とを連通する排気ダクト1の中に室内側から挿入して装着されている。この換気扇100は、送風機が組み付けられた本体6と、室内空気を吸い込むための化粧グリル7とから構成されいる。本体6は、排気ダクト1内に挿入する円筒状の風洞2を有する樹脂製の本体フレーム3と、プロペラ式の羽根車4と電動機5とからなる送風機と、を備えている。
本体フレーム3は、風洞2の前部に吸込口となるベルマウス形状の開口部8を備えており、開口部8の口縁部には前面構造部が一体に形成されている。前面構造部は、半径方向に張り出すように形成された略正方形(丸形でも良い)のフランジ部9と、フランジ部9の端縁に形成された、室内側の壁面に端面が当接するように背面側へ突出した立ち上がり部10とから構成されている。フランジ部9の背面には、図2に示すように、電源入・切スイッチ19や閉端接続子等の電気接続部品が収納されており、スイッチ導体部やリード線結線部への接触防止のため、結線部保護カバー18が備えられている。また、フランジ部9の背面には、回転式構造で容易に外部電源線を接続可能な端子台17を備えている。前記送風機は、本体フレーム3の風洞2の室外側に設けられた電動機取付構造部に取り付けられている。
電動機取付構造部は、周方向に間隔をおいて風洞2の中心線方向に沿って背後に延出する四本の脚部11と、各脚部11の端部から半径方向内側に延びる橋絡部12と、これらの脚部11及び橋絡部12により風洞2の中心に支持された電動機カバー13とから構成されている。四本の脚部11は、いずれも風洞2の外周より内側にあり、そのうちの一本の外側に反り付きの板バネ14が装着されており、板バネ14は半径方向へ拡開する弾力により本体6を排気ダクト1内に保持している。この板バネ14により送風機から伝わる振動を吸収している。
この電動機取付構造部において、電動機5の外殻のフランジに電動機カバー13がネジ締めされている。電動機5の回転軸15は電動機カバー13の先から風洞2の中心線上に突き出している。そして、この電動機5の風洞2内の中心線上に延出する回転軸15に、羽根車4が風洞2に内包される形態に装着されている。
化粧グリル7は、本体フレーム3の前面構造部であるフランジ部9及び立ち上がり部10を内側に覆う構造となっており、本体6と爪による係合により取り付けられる。
次に、換気扇100の端子台17について、図3および図4を参照して説明する。
図3は、本発明の実施の形態に係る換気扇100の端子台17の分解斜視図、図4は、本発明の実施の形態に係る端子台17の動作を示す側面図である。
換気扇100に備え付けられる端子台17は、単相2線式のものであって、図3に示すように、電線接続装置16が難燃性樹脂で成形された上保護カバー20と下保護カバー21との間に内包されて固定されている。上保護カバー20は下保護カバー21と爪による係合により取り付けられている。この上保護カバー20の両側面の下部にはそれぞれ回転軸20a、20bが設けられ、図4に示すように、端子台17がフランジ部9の背面の角部において、倒伏状態と起立状態の約90゜の範囲で回動可能に取り付けられている。そして、端子台17が起立状態の場合は、内部の電線接続装置16の外部電源線接続側が露出した状態となるため、外部電源線の結線ができるようになっている。一方、端子台17が倒伏状態の場合は、上保護カバー20がフランジ部9に設けられた難燃性樹脂製の下カバー22に嵌め込まれることにより外部電源線のみが挿通可能となるように電線接続装置16を密封する構造となっている。このように構成することで、電線接続装置16の延焼防止や塵埃浸入の抑制が可能となる。
次に、電線接続装置16について図5〜図12を参照して説明する。
図5は、本発明の実施の形態に係る電線接続装置16を右斜め上方より見たときの分解斜視図、図6は、本発明の実施の形態に係る電線接続装置16を左斜め上方より見たときの分解斜視図、図7は、本発明の実施の形態に係る電線接続装置16を外部電源線挿入側から見たときの斜視図、図8は、本発明の実施の形態に係る電線接続装置16を内部電線挿入側から見たときの斜視図、図9は、本発明の実施の形態に係る電線接続装置16の内部の接続状態を示す上面図、図10は、本発明の実施の形態に係る電線接続装置16のカバー組込み時の正面図、図11は、本発明の実施の形態に係る電線接続装置の操作ボタンを裏面より見たときの斜視図、図12は、本発明の実施の形態に係る電線接続装置の内部の断面を示す断面上面図である。
電線接続装置16は、例えば製品内部の電動機5などと外部の電源線を電気的に接続するため、外部電源線31(一方側の電線)と内部電線32(反対側の電線)をそれぞれケース23に設けられた外部電源線挿入穴28および内部電線挿入穴29に挿入して接続を行うものである。
電線接続装置16は、図5および図6に示すように、合成樹脂等の電気絶縁材料で形成されたケース23とこれに被着されるカバー27とからなるケース本体と、ケース本体内に収納された導電板24と、導電板24の内側に組み付けられた板バネ25と、電線の抜き差しを行うための操作手段である操作ボタン26と、を備えている。
ケース23は、本実施の形態では単相2線式であるため、電線接続部を構成する導電板24および板バネ25を一対ずつ2ペア備えている。3相3線式の場合は3ペアとなる。ケース23には導電板24を収納する凹形状の収納部23aが接続する電線のペア数だけ平行に形成されており、隣接の収納部23aとの間には異極間沿面距離を十分に確保するため、底面に連結部23f(図9参照)を形成することによって凹部が一体成形で形成されている。
また、ケース23には、一方側に外部電源線挿入穴28(図7参照)が形成され、他方側に内部電線挿入穴29(図8参照)が形成されている。さらに、外部電源線挿入穴28の上部には電線抜き取り用の操作ボタン26が装着される凹状の操作ボタン収納部23b(図6参照)が形成されている。内部電線挿入穴29の上部には電線抜き取り用の、例えばマイナスドライバー等の工具挿入穴30(図8参照)が形成されている。そして、ケース23の側面に設けた複数の突起23gとこの突起23gに対応するカバー27の穴部27aとをスライドさせて係合することにより、ケース本体が構成される。このとき、操作ボタン26装着用の操作ボタン収納部23bの上部開口部はカバー27の先端部に設けた蓋27bにより閉鎖される(図7参照)。
導電板24は、プレス加工で打ち抜いた金属板からなり、図5に示すように、凹形状に形成されており、両側に立ち上がり部24aを有する。板バネ25は導電板24の内側に密接して組み付けられている。そして、導電板24と板バネ25は、外部電源線31と内部電線32とをそれぞれ板バネ先端部25eにより導電板24の立ち上がり部24aに押し当てることにより電気的に接続させる部品である。すなわち、外部電源線31および内部電線32は、導電板24と板バネ25とで把持することによって電気的に接続される。
導電板24の底面中央部には角穴24bが設けられており、この角穴24bにケース23の収納部23aに設けられたリブ23cを嵌め込むことによって、導電板24を位置決めすることができる。また、導電板24の立ち上がり部24aには、電線の押し込みすぎによる内部部品の変形などを抑制するため、切り起こしによるストッパー24cが設けられている。また、導電板24には、後述する板バネ25の屈曲部25bが操作ボタン26により押し込まれた際、予期せぬ変形を抑制するためのストッパー24dが切り起こしにより設けられている。なお、導電板24は、その中心に対し点対称に形成することにより、取付方向の制約がなくなり、組立や加工において有利である。
板バネ25は、バネ材を折り曲げて、例えば略S字状に屈曲させたものであり、外部電源線31および内部電線32の各導体部を反対方向から受け入れるように屈曲させて形成されている(図9参照)。すなわち、板バネ25は、バネ本体が導電板24の立ち上がり部24aに密接する立ち上がり部25aと、立ち上がり部25aから円弧状の屈曲部25bを介して連続して曲げられた傾斜部25cと、傾斜部25cに形成された山形状の凸部25dと、外部電源線31および内部電線32の各導体部の電線把持部となる板バネ先端部25eと、両側の立ち上がり部25aを連結する連結部25fとから構成されている。そして、この山形状の凸部25dに、後述するように操作ボタン26の軸部先端またはマイナスドライバー等の工具先端を当接させることで、板バネ25を弾性変形させ、外部電源線31および内部電線32の抜き差しができるようになっている。また、導電板24に切り起こしにより設けられたストッパー24c、24dを電線挿入方向の前後にて板バネ25の連結部25fと屈曲部25bにそれぞれ係止させることにより、板バネ25が前後に動かないように導電板24内に固定されている。
なお、板バネ25は、略S字状に屈曲させたものに限られるものではなく、例えば円弧状の屈曲部25bから略V字状に屈曲させたものでもよい。但し、この場合でも、操作ボタン26の軸部26a先端または工具先端が当接する山形状の凸部25dを略V字状の傾斜部に曲げ形成する。山形状の凸部25dは、屈曲部25bから延設した傾斜部25cに部分的な幅でもって形成されているが、板幅の全幅にわたって形成してもよい。
ここで、電線接続装置16の動作を図9を参照して説明する。
外部電源線31および内部電線32は、いずれも予め被覆部が剥ぎ取られて所定の長さで導体部31a、32aが剥き出しとなっている。そして、外部電源線31は、ケース23に設けられた外部電源線挿入穴28から挿入される。内部電線32は、ケース23の反対側に設けられた内部電線挿入穴29から挿入される。外部電源線31の挿入時には、外部電源線31の押し込みにより板バネ25を容易に弾性変形させて導体部31aが導電板24の立ち上がり部24aと板バネ25の板バネ先端部25eとの間に挿入され、板バネ先端部25eが立ち上がり部24aに導体部31aを押し当てて把持する。外部電源線31の導体部31aは、先端が導電板24の立ち上がり部24aから内側に突出したストッパー24cに突き当たってそれ以上挿入できないようになっている。同様に、反対側の内部電線32の挿入時には、内部電線32の押し込みにより板バネ25を容易に弾性変形させて導体部32aが導電板24の立ち上がり部24aと板バネ25の板バネ先端部25eとの間に挿入され、板バネ先端部25eが立ち上がり部24aに導体部32aを押し当てて把持する。内部電線32の導体部32aは、先端が導電板24の立ち上がり部24aから内側に突出したストッパー24cに突き当たってそれ以上挿入できないようになっている。これによって、外部電源線31および内部電線32は電気的に接続される。また、電線接続時には、各々の板バネ先端部25eが外部電源線31および内部電線32の各導体部に食いつくため電線は抜けない構造となっている。さらに、両側の立ち上がり部24aに設けたストッパー24cの電線挿入方向の間隔により、外部電源線31および内部電線32の各導体部31aと32aとのラップ代が決められる。
そしてさらに、本実施の形態では、各導体部31a、32aが電線挿入方向でラップするように、両側の板バネ先端部25e(電線把持部)がバネ本体に対し対角状に配置されているので、このラップ分(導体ラップ代の長さ分)だけ電線接続装置16の全長を短くすることができる。したがって、電線接続装置16を安価にかつ小型に構成することができる。
外部電源線挿入穴28は、図12に示すように、電線被覆部が挿入される外側の電線被覆部挿入穴部28aと導体部31aが挿入される内側の導体部挿入穴部28bとの2段形状の穴となっており、その段付部28cを電線被覆部が当接するストッパーとすることで、外部電源線31の過度の押し込みを防止している。
同様に、内部電線挿入穴29は、電線被覆部が挿入される外側の電線被覆部挿入穴部29aと導体部32aが挿入される内側の導体部挿入穴部29bとの2段形状の穴となっており、その段付部29cを電線被覆部が当接するストッパーとすることで、内部電線32の過度の押し込みを防止している。
以上のように構成することにより、板バネ25やケース23等の内部部品の変形、破壊などを防止することができる。
操作ボタン26は、図11に示すように、軸部26aを有する略L字状の樹脂成形品であり、主に外部電源線31の抜き取りのために使用する部品である。操作ボタン26は、軸部26aの裏面に窪み部26bが形成されており、抜け止め面26cが、ケース23に形成されているストッパーリブ23d(図6参照)に引っ掛かり、電線接続装置16から抜け落ちない構造となっている。また、操作ボタン26の押し込み時には、窪み部26bの過押し込み防止面26dがストッパーリブ23dに当接するとともに、操作ボタン26のL型部裏面の過押し込み防止面26eがケース23に形成されているストッパー壁23eに当接することで、それ以上の押し込みが抑制され、操作ボタン26の板バネ25への引っ掛かりや、過度の押し込みによる板バネ25の塑性変形を防止するようになっている。さらに、操作ボタン26の押し込み時には、軸部26aの先端が板バネ25の山形状の凸部25dを乗り越えない形状としている。
次に、電線接続装置16の電線抜き取り動作について説明する。
外部電源線31および内部電線32は、上述のようにそれぞれ導電板24と板バネ25との間に把持されて電気的に接続されている。換気扇100のメンテナンスなどで外部電源線31を引き抜く場合には、電線接続装置16に装着されている操作ボタン26を押し込む。そうすると、操作ボタン26の軸部26a先端が板バネ25の山形状の凸部25dを乗り越えることなくその傾斜面に乗り上げ、導電板24と板バネ25との間に所要の隙間ができるように板バネ25を弾性変形させる。この隙間ができた状態になると、外部電源線31を容易に引き抜くことができる。その後、操作ボタン26に加えていた押し込み力を解放すれば、軸部26a先端が板バネ25の山形状の凸部25dを乗り越えない状態となっているため、板バネ25の復元力により操作ボタン26は軸心方向に押し戻され、元の位置に復帰する。また、板バネ25も元の位置に復帰する。
内部電線32を引き抜く場合には、マイナスドライバーなどの簡単な工具を工具挿入穴30から挿入する。そうすると、工具先端が板バネ25の山形状の凸部25dを押し下げまたは押し上げ、導電板24と板バネ25との間に所要の隙間ができるように板バネ25を弾性変形させる。この隙間ができた状態になると、上記と同様に内部電線32を容易に引き抜くことができる。その後、工具を引き抜けば、板バネ25は元の位置に復帰する。
したがって、本実施の形態によれば、電動機5側の電線(内部電線32)を簡単な工具を用いて引き抜くことができるため、部品点数を減らすことができ、電線接続装置16のコスト低減が可能となる。
なお、内部電線32についても、コスト削減のメリットは失われるが、外部電源線31と同様に操作ボタン26によって引き抜くようにしてもよい。
カバー27は、ケース23に設けられた複数の突起23gとカバー27の穴部27aとを係合させることによりケース23に被着され、ケース23内に導電板24、板バネ25、操作ボタン26を内包させる樹脂成形品である。本実施の形態では、単相2線式のため、図10に示すように、ケース23の底面の連結部23f上には凹部23hが形成されており、カバー27にはこの凹部23hに嵌合する凸部27cが形成されている。このため、カバー27をケース23に被着したとき、凸部27cが凹部23hに嵌り込むため、異極間沿面距離が十分確保可能な構造となっている。
以上のように本実施の形態に係る電線接続装置16によれば、以下に示すような効果が得られる。
(1)内部電線32の抜き取りをマイナスドライバー等の簡単な工具で行えるので、部品点数の削減ができ、コスト低減が可能である。
(2)外部電源線31と内部電線32は、接続時、各導体部が電線挿入方向でラップするように、板バネ25がバネ本体に対し対角状に配置されているので、電線接続装置16の全長を短くすることができる。
(3)板バネ25に操作ボタン26の軸部26a先端が当接する山形状の凸部25dを設け、操作ボタン26が押し込まれたときは、軸部26a先端が凸部25dを乗り越えることなく板バネ25を弾性変形させて外部電源線31の抜き取りを可能にし、操作ボタン26の押し込み力が解放されたときは、板バネ25の復元力により操作ボタン26を復帰させる構成とすることにより、外部電源線31の抜き取りが容易である。
また、操作ボタン26をケース23およびカバー27と色違いとすることにより視認が容易となる。
また、操作ボタン26、ケース23およびカバー27を難燃性、耐トラッキング性および耐熱性を有する材料で形成することにより、高電圧の印加が可能な電線接続装置16が得られる。
(4)導電板24および板バネ25をそれぞれの中心に対し点対称に形成することにより、取付方向の制約がなくなるため、製造コスト、組立工数の削減が可能となる。
(5)ケース23の底面の連結部23f上に設けた凹部23hとカバー27の凸部27cとを嵌合させることにより、異極間沿面距離を十分に確保することができる。
また、ケース23の底面の連結部23fのリブを格子状に形成することにより、ケース23の反りを抑制でき、かつ異極間縁面距離を十分に確保できる。
(6)外部電源線31および内部電線32の各電線挿入穴を、電線被覆部が挿入される外側の穴部と、電線被覆部を剥離した導体部が挿入される内側の穴部との2段形状の穴とし、段付部28c、29cを電線の押し込み過ぎによるストッパーとすることにより、内部部品の変形や破損などを防止することができる。
(7)導電板24は、ケース23の収納部23aに嵌め込んで固定され、板バネ25は、電線挿入方向の前後に動かないように導電板24に設けられたストッパー24c、24dにより係止しているので、電線挿入時の内部部品の変形や破損などを防止することができる。
(8)導電板24の中央部に設けられた穴部に、ケース23に設けられたリブ23cを貫通させることにより、外部電源線31および内部電線32の各導体部の接触を防止することができる。
本発明の電線接続装置は、換気扇に使用するものについて説明したが、これに限らず空気清浄機能や脱臭フィルターを有する換気扇や浴室乾燥機、空気調和装置、給湯装置等にも適用することができるものである。
1 排気ダクト、2 風洞、3 本体フレーム、4 羽根車、5 電動機、6 本体、7 化粧グリル、8 開口部、9 フランジ部、10 立ち上り部、11 脚部、12 橋絡部、13 電動機カバー、14 板バネ、15 回転軸、16 電線接続装置、17 端子台、18 結線部保護カバー、19 電源入・切スイッチ、20 上保護カバー、20a 回転軸、20b 回転軸、21 下保護カバー、22 下カバー、23 ケース、23a 収納部、23b 操作ボタン収納部、23c リブ、23d ストッパーリブ、23e ストッパー壁、23f 連結部、23g 突起、23h 凹部、24 導電板、24a 立ち上がり部、24b 角穴、24c ストッパー、24d ストッパー、25 板バネ、25a 立ち上がり部、25b 屈曲部、25c 傾斜部、25d 凸部、25e 板バネ先端部、25f 連結部、26 操作ボタン、26a 軸部、26b 窪み部、26c 抜け止め面、26d 過押し込み防止面、26e 過押し込み防止面、27 カバー、27a 穴部、27b 蓋、27c 凸部、28 外部電源線挿入穴、28a 電線被覆部挿入穴部、28b 導体部挿入穴部、28c 段付部、29 内部電線挿入穴、29a 電線被覆部挿入穴部、29b 導体部挿入穴部、29c 段付部、30 工具挿入穴、31 外部電源線(一方側の電線)、31a 導体部、32 内部電線(反対側の電線)、32a 導体部、100 換気扇。

Claims (15)

  1. 電気絶縁材料からなるケース本体と、
    前記ケース本体内に収納され、凹状に形成された導電板と、
    前記導電板の内側に組み付けられ、両側の電線を電気的に接続するように各電線の導体部を前記導電板の立ち上がり部に対し個別に押し当てて把持する板バネと、
    前記ケース本体に設けられ、各電線の抜き取りを可能にする操作手段と、
    を少なくとも含み、
    前記操作手段は、
    前記板バネと前記導電板との間に挿入される軸部を有し、一方側の電線の抜き取りを行う操作ボタンと、
    反対側の電線の抜き取りを行う工具を、前記板バネと前記導電板との間に挿入するための工具挿入穴と、
    を有し、
    前記ケース本体は、前記導電板および前記板バネを収納するケースと、前記ケースを覆うカバーと、を有し、
    前記ケースは、複数の電線の接続すべきペア数に応じて、前記導電板および前記板バネの収納部が平行に形成されるとともに、隣接の前記収納部の間には底面を連結することにより凹部が形成され、
    前記カバーは、前記ケースの凹部に嵌合する凸部を有し、
    前記導電板の中央部に設けられた穴部、前記ケースの収納部に設けられたリブが貫しており、該リブが両側の電線の導体部の接触を防止する構成となっている
    ことを特徴とする電線接続装置。
  2. 前記板バネは、電線の各導体部を反対方向から受け入れるように屈曲した電線把持部を有し、かつ、各電線把持部は、電線の各導体部が電線挿入方向でラップするように、バネ本体に対し対角状に配置されている
    ことを特徴とする請求項1記載の電線接続装置。
  3. 前記板バネは、前記操作ボタンの軸部先端が当接する山形状の凸部を有し、
    前記操作ボタンが押し込まれたときは、前記軸部先端が前記凸部を乗り越えることなく前記板バネを弾性変形させて電線の抜き取りを可能にし、
    前記操作ボタンの押し込み力が解放されたときは、前記板バネの復元力により前記操作ボタンを復帰させる
    ことを特徴とする請求項1または2記載の電線接続装置。
  4. 前記導電板および前記板バネは、それぞれの中心に対し点対称に形成されている
    ことを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の電線接続装置。
  5. 前記ケースの両側に電線挿入穴が設けられ、
    各電線挿入穴は、電線被覆部が挿入される外側の穴部と、電線被覆部を剥離した導体部が挿入される内側の穴部との2段形状の穴であり、
    前記外側の穴部と前記内側の穴部との段付部が電線の押し込みすぎを防止するストッパーとなっている
    ことを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載の電線接続装置。
  6. 前記ケースに前記操作ボタンの脱落を防止するリブが設けられている
    ことを特徴とする請求項1〜5のいずれか一項に記載の電線接続装置。
  7. 前記ケースの凹部を形成する底面の連結部には、ケースの反りの防止および異極間縁面距離の確保のためにリブが格子状に形成されている
    ことを特徴とする請求項1〜6のいずれか一項に記載の電線接続装置。
  8. 前記導電板は、前記ケースの収納部に嵌め込んだ状態で固定されており
    前記板バネは、電線挿入方向の前後に動かないように前記導電板に設けられたストッパーにより係止している
    ことを特徴とする請求項1〜7のいずれか一項に記載の電線接続装置。
  9. 前記ケースと前記カバーとは、複数の突起とこの突起に対応する穴部との係合により外れないようになっている
    ことを特徴とする請求項1〜8のいずれか一項に記載の電線接続装置。
  10. 前記ケース、前記カバーおよび前記操作ボタンは、難燃性、耐トラッキング性および耐熱性を有する材料で形成されている
    ことを特徴とする請求項1〜9のいずれか一項に記載の電線接続装置。
  11. 前記操作ボタンは、前記ケースおよび前記カバーと色違いとすることにより視認可能とした
    ことを特徴とする請求項1〜10のいずれか一項に記載の電線接続装置。
  12. 前記導電板の立ち上がり部に電線の過剰な押し込みを抑制するストッパーを設けた
    ことを特徴とする請求項1〜11のいずれか一項に記載の電線接続装置。
  13. 電気絶縁材料からなるケース本体と、
    前記ケース本体内に収納され、凹状に形成された導電板と、
    前記導電板の内側に組み付けられ、両側の電線を電気的に接続するように各電線の導体部を前記導電板の立ち上がり部に対し個別に押し当てて把持する板バネと、
    を少なくとも含み、
    前記ケース本体は、前記導電板および前記板バネを収納するケースと、前記ケースを覆うカバーと、を有し、
    前記板バネは、電線の各導体部を反対方向から受け入れるように屈曲した電線把持部を有し、かつ、各電線把持部は、電線の各導体部が電線挿入方向でラップするように、バネ本体に対し対角状に配置されており、
    前記導電板の中央部に設けられた穴部、前記ケースの収納部に設けられたリブが貫しており、該リブが両側の電線の導体部の接触を防止する構成となっている
    ことを特徴とする電線接続装置。
  14. 記導電板の立ち上がり部のそれぞれには、電線の過剰な押し込みを抑制するストッパーが設けられており、
    前記板バネは、該板バネの両側の立ち上がり部を連結する連結部を前記ストッパーの間に係止させて、前記導電板に固定された、
    ことを特徴とする請求項1〜13のいずれか一項に記載の電線接続装置。
  15. 請求項1〜14のいずれか一項に記載の電線接続装置を備えた
    ことを特徴とする換気扇。
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