JPH0765895A - 高電圧用配線部品 - Google Patents

高電圧用配線部品

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JPH0765895A
JPH0765895A JP21012393A JP21012393A JPH0765895A JP H0765895 A JPH0765895 A JP H0765895A JP 21012393 A JP21012393 A JP 21012393A JP 21012393 A JP21012393 A JP 21012393A JP H0765895 A JPH0765895 A JP H0765895A
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JP
Japan
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charging metal
insulator
partial discharge
case
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JP21012393A
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English (en)
Inventor
Nobumichi Nishihama
伸通 西浜
Hayao Nishimura
速雄 西村
Masaaki Isoda
雅章 磯田
Tokuji Sato
篤司 佐藤
Masaaki Ichikawa
正明 市川
Osamu Kuramitsu
修 倉光
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Panasonic Electric Works Co Ltd
Original Assignee
Matsushita Electric Works Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】硬化する絶縁物にリード線および充電金属部材
を埋設することなく、充電金属部材とケースとの微小隙
間をなくすことができる高電圧用配線部品を提供する。 【構成】高電圧が印加される充電金属部材1と、この充
電金属部材1の部分放電が発生する可能性のある角部8
の表面に密着して角部8を被覆した絶縁体2と、充電金
属部材1を収納する収納部4を有するケース3とを備え
ている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、HID用照明器具の
ランプソケット、端子やコネクタ等に適用される高電圧
用配線部品に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来例の高電圧配線用部品であるHID
ランプ用安定器の2次側に接続される端子装置を図15
に示す。すなわち、この高電圧配線用部品は、有機絶縁
材料で形成されたケース70内に充電金属部材である端
子金具71を装着し、接地された取付板72に取付けた
ものである。
【0003】この端子装置に始動パルス等の高電圧が印
加されると、つぎに説明するような理由で部分放電を生
じる。すなわち、ケース70の有機絶縁材料や端子金具
71とケース70の隙間の空気は誘電体であり、高電圧
Vを印加すると誘電分極を生じ、コンデンサと同様に静
電エネルギを蓄えることになる。したがって図15は図
16のような等価モデルに置き換えることができる。こ
こで、C1 は端子金具71とケース70との隙間73の
容量、C2 はケース70の取付板72の間の部分74の
容量である。図16の各コンデンサC1 ,C2 に蓄えら
れる電荷量Qは等しく、Q=C1 1 =C2 2 とな
る。V1 は容量C1 の印加する電圧、V2 は容量C2
印加する電圧である。またV=V1 +V2 であり、これ
らの関係より、 V1 /Δd1 =ε2 V/(ε1 2 +ε2 Δd1 ) が得られる。このV1 /Δd1 は微小隙間Δd1 におけ
る電界傾度である。いま仮にV=5kV,有機絶縁材料
をガラス強化PBT(ε2 =4程度)とし,Δd 1
0.1mm,d2 =1mmとして計算してみると、 V1 /Δd1 =4×5/(1×1+4×0.1)=20
/1.4=14.3kV/mm となる。
【0004】一方、空気の絶縁耐力は3kV/mm程度
であり、V1 /Δd1 はこの値を上回っているので、空
気が絶縁破壊するため部分放電が生じることになる。こ
の部分放電によりO3 (オゾン)やNOx(窒素酸化物
NO,NO2 ,NO 3 等)が生成されるが、O3 はその
酸化作用により有機絶縁材料を劣化させ、NOxは金属
材料を腐食させることが知られており、絶縁破壊や導通
不良に至るおそれがある。したがって従来の構造では高
電圧の下での使用には適さないことがわかる。
【0005】なお、この従来例において部分放電をなく
す方法として有機絶縁材料の厚さを増すことも考えられ
る。V1 /Δd1 =3,d2 を変数として式を解くとd
2 ≒6.3mmとなり、サイズおよびコスト的にも非実
用的な肉厚を確保しなければならない。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】前記したように、部分
放電の発生は、空気の絶縁破壊に起因するものであるか
ら、部分放電の防止手段として微小隙間Δd1 をなすく
ことが考えられる。図2のモデルをΔd1 =0で考える
と、厚みd2 の有機絶縁材料で電圧Vを受けることにな
り、有機材料の絶縁耐力がV/d2 以上あれば、材料の
絶縁破壊も部分放電を生じないことになる。この場合、
V/d2 =5kV/mmとなるが、ガラス強化PBTは
20〜25kV/mm程度の絶縁耐力があるので、絶縁
破壊のおそれは無いと考えられる。この結果、端子金具
の周囲に微小隙間を生じさせない構造を実現すればよい
こととなる。
【0007】一方、端子金具にリード線を接続したもの
の全体を注型樹脂等の硬化する絶縁物に埋め込んで空間
部分をなくすことにより気中放電を防止することができ
るが、硬化させる処理時間がかかり、またリード線の仕
様が製造段階で決まってしまい多様化しにくいという問
題があった。したがって、この発明の目的は、硬化する
絶縁物にリード線および充電金属部材を埋設することな
く、充電金属部材とケースとの微小隙間をなくすことが
できる高電圧用配線部品を提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1の高電圧用配線
部品は、高電圧が印加される充電金属部材と、この充電
金属部材の部分放電が発生する可能性のある角部の表面
に密着して前記角部を被覆した絶縁体と、前記充電金属
部材を収納する収納部を有するケースとを備えたもので
ある。
【0009】請求項2の高電圧用配線部品は、高電圧が
印加されるものであって表面に絶縁性の酸化被膜を形成
した充電金属部材と、この充電金属部材を収納する収納
部を有するケースとを備えたものである。請求項3の高
電圧用配線部品は、高電圧が印加される充電金属部材
と、この充電金属部材を収納する収納部を有するケース
と、前記収納部に充填されて前記充電金属部材の部分放
電が発生する可能性のある部分を覆った導電粘性体とを
備えたものである。
【0010】
【作用】請求項1の高電圧用配線部品によれば、充電金
属部材の表面の部分放電が発生する可能性のある角部
を、この角部に密着する絶縁体で覆ったため、硬化する
絶縁物にリード線および充電金属部材を埋設することな
く、充電金属部材の表面の空気層をなくすることができ
ので、部分放電を防止することができる。また大型化す
ることがなく、結線作業が容易にできる。
【0011】請求項2の高電圧用配線部品によれば、充
電金属部材の表面に絶縁性の酸化被膜を形成したため、
部分放電が発生する可能性のある角部が酸化被膜により
絶縁されるので、充電金属部材の表面の空気層をなくす
ることができ、硬化する絶縁物にリード線および充電金
属部材を埋設することなく、部分放電を防止することが
できる。また大型化することがなく、結線作業が容易に
できる。
【0012】請求項3の高電圧用配線部品によれば、充
電金属部材の部分放電が発生する可能性のある角部が導
電粘性体により被覆されたため、充電金属部材とケース
との微小隙間をなくすことができるとともに、導電粘性
体は表面が滑らかであるので、硬化する絶縁物にリード
線および充電金属部材を埋設することなく、部分放電が
防止される。また大型化することがなく、結線作業が容
易にできる。
【0013】
【実施例】この発明の第1の実施例を図1ないし図3に
より説明する。すなわち、この高電圧用配線部品は端子
装置であり、充電金属部材1と、絶縁体2と、ケース3
とを有する。充電金属部材1は高電圧が印加されるもの
で、速結端子を実施例としている。この速結端子はコ字
形板6と、このコ字形板6の内部に挿入された鎖錠ばね
7からなる。
【0014】絶縁体2は、充電金属部材1の部分放電が
発生する可能性のある角部8の表面のに密着して角部8
を被覆する。この実施例の場合、充電金属部材1がケー
ス3に収納され、高電圧が印加されて実際に部分放電が
生じる可能性があるのは取付板9に近い角部8である。
また実施例では筒状のシリコンゴム等の熱収縮チューブ
を適用し、これを充電金属部材1に被せてドライヤやオ
ーブンにより熱収縮させてコ字形板6の電線接続部とな
る両端を除く外周に密着している。
【0015】ケース3は端子台であり、充電金属部材1
を収納する収納部4を有し、両端部に充電金属部材1の
両端の接続部に連通する電線挿入穴5を形成している。
このケース3は開口10を有する熱可塑性のボディ11
と、開口10を塞ぐカバー12からなり、接地された取
付板9に取付けられる。充電金属部材1を収納しカバー
12で閉じることにより、充電金属部材1と絶縁体2お
よび絶縁体2とケース3とが密着し、空気の微小隙間が
生じないので部分放電の発生を防止できる。また角部8
の表面を絶縁体2で密着して覆ってしまうので、電界強
度も緩和でき、部分放電の発生を防止できる。
【0016】この実施例によれば、充電金属部材1の表
面の部分放電が発生する可能性のある角部8を、この角
部8に密着する絶縁体2で覆ったため、充電金属部材1
の表面の空気層をなくすることができので、硬化する絶
縁物にリード線および充電金属部材を埋設することな
く、充電金属部材1とケース3との微小隙間をなくすこ
とができ、部分放電を防止することができる。また大型
化することがなく、結線作業が容易にできる。
【0017】また絶縁体2を熱収縮チューブとしたた
め、角部8が熱収縮チューブにより曲面になるので放電
が生じにくく、しかもケース3の収納部4に収納する際
に熱収縮チューブが収納部4の内面に弾力により密着状
態で収納されるので絶縁体2と収納部4の内面との間に
空気部がなくなるのでこの部分の部分放電が生じにくい
とともに、絶縁体2が収納部4に密着するので充電金属
部材1の位置決めが容易になり、絶縁距離の確保にも有
利になる。
【0018】また市販の熱収縮チューブおよび収縮用の
オーブンが使用できるので、材料の入手性に優れるとと
もに簡単な作業の追加だけで実現できる。さらに組立不
良等により空気だまり等の微小ギャップが発生し部分放
電が生じても絶縁体2で絶縁しているので、部分放電に
よる劣化が少なくてすむ。なお、充電金属部材1は前記
実施例に限らず、たとえば図4に示すように鎖錠ばねを
コ字形板に切起したものでもよい。
【0019】この発明の第2の実施例を図4に示す。す
なわち、この高電圧用配線部品は、第1の実施例におい
て、絶縁体2が熱収縮チューブに代えて、収納部4の底
部にシリコンゴムシート等の弾性絶縁シートを敷設し、
その絶縁体2の上に充電金属部材1を載せて収納したも
のである。したがって、カバー10により圧力をくわえ
て収納部4内に密着収納することにより、少なくとも前
記した角部8を密着状態に被覆することができるととも
に、絶縁体2と収納部4の内面との間に隙間ををなくす
ことができ、たとえ部分放電しても絶縁体2のシリコン
ゴムシートにより絶縁性が確保でき、また充電金属部材
1のがたつきを防止でき位置決め精度がよい。さらにシ
リコンゴムシートの絶縁体2を追加するだけでよいので
組立性を複雑にすることがなく、コストも大きくならず
実現容易である。その他、第1の実施例と同様な作用効
果がある。
【0020】なお、充電金属部材1とカバー10との間
にも前記した絶縁体2の弾性絶縁シートを密着介在して
もよい。また充電金属部材1は前記実施例の構造に限ら
ず、たとえば図1に示す速結端子等でもよい。この発明
の第3の実施例を図5および図6に示す。すなわち、こ
の高電圧用配線部品はランプソケットであり、充電金属
部材1であるランプピン受金用端子と、その収納部4を
有するケース3からなり、充電金属部材1の底部1aは
収納部4の底部にインサート成形によりその一部を埋設
して、絶縁体2をケース3で兼用したものである。充電
金属部材1はランプピン(図示せず)を挟持する逆Ω形
であり、その底部1aの板厚の約半分をケース3の収納
部4の底面に埋設している。
【0021】この実施例によれば、取付板9に対して部
分放電の可能性がある角部8がケース3に埋設されてい
るため、角部8の表面に空気の隙間が形成されないので
部分放電を防止することができる。またランプピン(図
示せず)の挿入時に充電金属部材1のずれがなく充電金
属部材1が確実に所定位置に位置決めされているのでラ
ンプピンの挿入の際のつっかかりがなく、しかもランプ
ピンが挿入しやすいのでランプの挿入性が向上する。ま
た絶縁体2をケース3で兼用するため、組立の際に充電
金属部材1の挿入工程が不要になるので組立容易になる
とともに、組立費用を削減することができる。
【0022】この発明の第4の実施例を図7ないし図1
0に示す。すなわち、この高電圧用配線部品は端子装置
であり、高電圧が印加されるものであって表面に絶縁性
の酸化被膜15を形成した充電金属部材1と、この充電
金属部材1を収納する収納部4を有するケース3とを備
えている。充電金属部材1は銅合金製の矩形板の両端に
立上り片16を折曲し、その上端部を内向きに折返して
鎖錠片17を形成し、立上り片16に電線挿通孔18を
形成している。なお矩形板の中央部に位置決め用の凹部
19を形成している。
【0023】ケース3はボディ11とカバー12からな
るが、ボディ11の中央部に位置決め片20を立設し、
その両側部に一対の充電金属部材1の凹部19を係止し
ている。21は電線挿入孔5に連続した電線解除用孔、
22はカバー12の突起(図示せず)を嵌合する嵌合孔
である。充電金属部材1の酸化被膜15の形成は、たと
えば銅合金製の充電金属部材1を高温槽中に放置して加
熱処理することにより行われる。また電線を充電金属部
材1に接続するためには電線の接触部分の酸化被膜15
を剥がす必要があるが、導通の確実のために通電検査兼
酸化被膜除去用のピン25を実際に電線挿入孔5より挿
入して接続状態にすることにより図9に示すようにその
ときの摺動により酸化被膜15の剥離部分15aを形成
する。
【0024】このピン25は心線に嵌合する剛性の短い
筒状のキャップのほか、図10の(a)〜(d)のよう
に心線と略同径の棒状(a)、波打ち状(b)、断面半
円状(c)、断面4角形状(d)などがある。なお、電
線を直接電線挿入孔5に挿入して充電金属部材1に接続
することにより酸化被膜15を剥がしてもよい。
【0025】この実施例によれば、充電金属部材1の表
面に絶縁性の酸化被膜15を形成したため、部分放電が
発生する可能性のある角部が酸化被膜15により絶縁さ
れるので、硬化する絶縁物にリード線および充電金属部
材を埋設することなく、部分放電を防止することができ
る。また大型化することがなく、結線作業が容易にでき
る。
【0026】また、実施例では、充電金属部材1の剥離
部分15aである電線接続部分の以外の全体を酸化被膜
15で覆うので、部分放電の発生場所を最小限に抑える
とともに、全体的に部分放電が生じにくくなるので、小
形の端子等を実現できる。またピン25を使用するとき
通電検査と酸化被膜削り工程が同時に行えるので製造・
組立が容易になり、安価にすることができる。また電線
を接続するときに電線の接触部分だけの酸化被膜15を
取り除くようにすると、商品保管時などで進行した酸化
被膜も除去できるので、先に酸化被膜15を除去するよ
りも高い接触信頼性が得られる。
【0027】他の実施例として、充電金属部材1はアル
ミニウム合金より形成し、これを電解処理して酸化絶縁
被膜であるアルマイト被膜の酸化被膜を表面に生成させ
てもよい。酸化被膜15を形成した充電金属部材1は前
記と同様にケース3に組込み、その後ピン25で電線接
触部分の酸化被膜15を削り取るようにしている。この
発明の第5の実施例を図11ないし図14に示す。すな
わち、この高電圧用配線部品は端子装置であり、高電圧
が印加される充電金属部材1と、この充電金属部材1を
収納する収納部4を有するケース3と、収納部4に充填
されて充電金属部材1の部分放電が発生する可能性のあ
る部分を覆った導電粘性体27とを備えている。
【0028】実施例の充電金属部材1の速結端子の構造
は、酸化被膜の形成を除き第4の実施例と同様である。
ケース3のボディ11も第4の実施例とほぼ同様の構造
であるが、位置決め片20に十字に交差する仕切り板2
8を設けている。またこの実施例の導電粘性体27は導
電性グリス(たとえば特公昭47-34907号, 同34908 号
等) を用いている。さらに導電粘性体27が収納部4か
ら外部に漏れるのを防止するため、カバー12とボディ
11との間にパッキン28を介在するとともに、電線挿
入孔5の内端側の壁面に電線を通すことができる十字の
切筋29を付けたパッキン30を介在している。32は
接続される電線であり高電圧発生源31に接続されてい
る。
【0029】この実施例によれば、充電金属部材1の部
分放電が発生する可能性のある角部が導電粘性体27に
より被覆されたため、充電金属部材1とケース3との微
小隙間をなくすことができるとともに、導電粘性体27
は表面が滑らかであるので、硬化する絶縁物にリード線
および充電金属部材を埋設することなく、部分放電が防
止される。また大型化することがなく、結線作業が容易
にできる。
【0030】なお、導電粘性体27はグリスのほかペー
ストなどゼリー状のものが好ましい。
【0031】
【発明の効果】請求項1の高電圧用配線部品によれば、
充電金属部材の表面の部分放電が発生する可能性のある
角部を、この角部に密着する絶縁体で覆ったため、硬化
する絶縁物にリード線および充電金属部材を埋設するこ
となく、充電金属部材の表面の空気層をなくすることが
できので、部分放電を防止することができる。また大型
化することがなく、結線作業が容易にできるという効果
がある。
【0032】請求項2の高電圧用配線部品によれば、充
電金属部材の表面に絶縁性の酸化被膜を形成したため、
部分放電が発生する可能性のある角部が酸化被膜により
絶縁されるので、充電金属部材の表面の空気層をなくす
ることができ、硬化する絶縁物にリード線および充電金
属部材を埋設することなく、部分放電を防止することが
できる。また大型化することがなく、結線作業が容易に
できる。
【0033】請求項3の高電圧用配線部品によれば、充
電金属部材の部分放電が発生する可能性のある角部が導
電粘性体により被覆されたため、充電金属部材とケース
との微小隙間をなくすことができるとともに、導電粘性
体は表面が滑らかであるので、硬化する絶縁物にリード
線および充電金属部材を埋設することなく、部分放電が
防止される。また大型化することがなく、結線作業が容
易にできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1の実施例の断面図である。
【図2】その分解斜視図である。
【図3】熱収縮チューブで充電金属部材を被せる前の斜
視図である。
【図4】第2の実施例の分解斜視図である。
【図5】第3の実施例の破断斜視図である。
【図6】その断面図である。
【図7】第4の実施例の分解斜視図である。
【図8】その電線を接続する前の状態の斜視図である。
【図9】ピンを接続して外した後の酸化被膜を除去した
状態の充電金属部材の斜視図である。
【図10】ピンの種々の実施例の部分斜視図である。
【図11】第4の実施例の分解斜視図である。
【図12】蓋を開いた状態の電線接続前の状態の斜視図
である。
【図13】部分断面図である。
【図14】電線をパッキンに通す前の状態の斜視図であ
る。
【図15】従来例の説明図である。
【図16】等価回路の回路図である。
【符号の説明】
1 充電金属部材 2 絶縁体 3 ケース 4 収納部 8 角部 15 酸化被膜 27 導電粘性体
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 佐藤 篤司 大阪府門真市大字門真1048番地 松下電工 株式会社内 (72)発明者 市川 正明 大阪府門真市大字門真1048番地 松下電工 株式会社内 (72)発明者 倉光 修 大阪府門真市大字門真1048番地 松下電工 株式会社内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 高電圧が印加される充電金属部材と、こ
    の充電金属部材の部分放電が発生する可能性のある角部
    の表面に密着して前記角部を被覆した絶縁体と、前記充
    電金属部材を収納する収納部を有するケースとを備えた
    高電圧用配線部品。
  2. 【請求項2】 高電圧が印加されるものであって表面に
    絶縁性の酸化被膜を形成した充電金属部材と、この充電
    金属部材を収納する収納部を有するケースとを備えた高
    電圧用配線部品。
  3. 【請求項3】 高電圧が印加される充電金属部材と、こ
    の充電金属部材を収納する収納部を有するケースと、前
    記収納部に充填されて前記充電金属部材の部分放電が発
    生する可能性のある部分を覆った導電粘性体とを備えた
    高電圧用配線部品。
JP21012393A 1993-08-25 1993-08-25 高電圧用配線部品 Pending JPH0765895A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012147037A (ja) * 2005-05-11 2012-08-02 Sonceboz Societe Anonym 電気式駆動装置のハンダ付けを用いないプリント回路への接続方法
JP2016009519A (ja) * 2014-06-20 2016-01-18 オムロン株式会社 接続機構部およびこれを用いた端子台

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