JPS6038276Y2 - 筒状コンデンサ - Google Patents
筒状コンデンサInfo
- Publication number
- JPS6038276Y2 JPS6038276Y2 JP3513477U JP3513477U JPS6038276Y2 JP S6038276 Y2 JPS6038276 Y2 JP S6038276Y2 JP 3513477 U JP3513477 U JP 3513477U JP 3513477 U JP3513477 U JP 3513477U JP S6038276 Y2 JPS6038276 Y2 JP S6038276Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- dielectric
- lead wire
- electrode
- cylindrical
- dielectric body
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
Landscapes
- Ceramic Capacitors (AREA)
- Fixed Capacitors And Capacitor Manufacturing Machines (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は小型大容量で製作容易かつ熱歪等によるワレ等
の生じることのない特性の安定な筒状コンデンサに関す
るものである。
の生じることのない特性の安定な筒状コンデンサに関す
るものである。
従来この種のコンデンサは第1図に示すように、両端開
口状の筒状誘電体1の内外両面に電極2.3を設け、こ
の内面電極2の一方端を誘電体1の一関目端を経て外事
面に導出させ、この導出させた内面電極2と前記外面電
極3に、誘電体1の両開口端を封止するようなキャップ
端子4,5を取着したものであった。
口状の筒状誘電体1の内外両面に電極2.3を設け、こ
の内面電極2の一方端を誘電体1の一関目端を経て外事
面に導出させ、この導出させた内面電極2と前記外面電
極3に、誘電体1の両開口端を封止するようなキャップ
端子4,5を取着したものであった。
6,7はこのキャップ端子4,5に取り付けられている
リード線である。
リード線である。
しかしながらこの従来のものによれば、内面電極2を誘
電体1の外事面に導出させねばならなず、その電極の付
与が極めて煩雑であり、製作に多大の手数を要するとい
う欠点を有していた。
電体1の外事面に導出させねばならなず、その電極の付
与が極めて煩雑であり、製作に多大の手数を要するとい
う欠点を有していた。
またこの従来のものに、容量を取得するための電極2.
3の有効対向面積が誘電体1の内外側面の対向面積の大
きさにくらべて小さく、容量の大きいものが得られない
という欠点も有していた。
3の有効対向面積が誘電体1の内外側面の対向面積の大
きさにくらべて小さく、容量の大きいものが得られない
という欠点も有していた。
さらにこの従来のものでは、より大容量が望まれて誘電
体1の厚みを薄くすると、取り扱い時に割れたりして機
械的強度に問題を有していた。
体1の厚みを薄くすると、取り扱い時に割れたりして機
械的強度に問題を有していた。
またこれまで第2図に示すような、内面電極2とリード
線6との導電接続を、キャップ端子によることなく、誘
電体1内孔に装填し得る端子8を内面電極2に半田付け
して行なうというものが考えられているが、これによる
と、半田付は作業が難かしいのみならず、半田の熱収縮
により内面電極2が剥離したり、半田取着後の冷熱サイ
クルによる熱歪が、半田や端子と誘電体1との熱膨張係
数の違いにより大きく、これによって誘電体1が割れた
りするという欠点を有していた。
線6との導電接続を、キャップ端子によることなく、誘
電体1内孔に装填し得る端子8を内面電極2に半田付け
して行なうというものが考えられているが、これによる
と、半田付は作業が難かしいのみならず、半田の熱収縮
により内面電極2が剥離したり、半田取着後の冷熱サイ
クルによる熱歪が、半田や端子と誘電体1との熱膨張係
数の違いにより大きく、これによって誘電体1が割れた
りするという欠点を有していた。
本考案はこれら従来の諸欠点に鑑みてなされたものであ
って、誘電体を筒状とし、開口端面を除く全表面に内外
両面電極を付与し、この内面電極とリード線とを、この
リード線の先端部に被着されてなる導電性を有する弾性
材を介して導電接続させることを、その主な要旨とする
筒状コンデンサを提供せんとするものである。
って、誘電体を筒状とし、開口端面を除く全表面に内外
両面電極を付与し、この内面電極とリード線とを、この
リード線の先端部に被着されてなる導電性を有する弾性
材を介して導電接続させることを、その主な要旨とする
筒状コンデンサを提供せんとするものである。
以下本考案の一実施例を図面とともに説明する。
第3図において、11は一端開口状の有底筒状の誘電体
、12.13はこの誘電体11の開口端面を除く全表面
に付与された内外両面電極である。
、12.13はこの誘電体11の開口端面を除く全表面
に付与された内外両面電極である。
つまりこの電極12.13は、前記開口端面によって分
離され、コンデンサの容量取得電極を構成している。
離され、コンデンサの容量取得電極を構成している。
14は一端が前記誘電体11の内孔に装填され、かつそ
の装填された部分に導電性を有する弾性体15が被着さ
れてなる第1のリード線であり、その弾性体15を内面
電極12に圧接させて、内面電極12と第1のリード線
14とを導電的に接続させている。
の装填された部分に導電性を有する弾性体15が被着さ
れてなる第1のリード線であり、その弾性体15を内面
電極12に圧接させて、内面電極12と第1のリード線
14とを導電的に接続させている。
この場合前記導電性を有する弾性体15は、例えば天然
ゴム、合皮ゴム、シリコン系ゴムや弾性樹脂等に、カー
ボン、グラファイト、あるいは金属粉末等の導電物質が
混在されたものが用いられ、第1のリード線14を保持
、固着させるものである。
ゴム、合皮ゴム、シリコン系ゴムや弾性樹脂等に、カー
ボン、グラファイト、あるいは金属粉末等の導電物質が
混在されたものが用いられ、第1のリード線14を保持
、固着させるものである。
16は前記誘電体11の外面電極13に導電接続される
第2のリード線である。
第2のリード線である。
第4図は本考案の他の実施例を示したものであり、両端
開口状の筒状の誘電体11の内外両面に、開口端を除い
て内面電極12、外面電極13を付与し、外面電極13
には、誘電体11に冠着されるキャップ端子17を介し
て第2のリード線16が導電接続され、内面電極12に
は、一端に導電性を有する弾性体15を被着されてなる
第1のリード線14が、前記弾性体15を介して導電接
続されている。
開口状の筒状の誘電体11の内外両面に、開口端を除い
て内面電極12、外面電極13を付与し、外面電極13
には、誘電体11に冠着されるキャップ端子17を介し
て第2のリード線16が導電接続され、内面電極12に
は、一端に導電性を有する弾性体15を被着されてなる
第1のリード線14が、前記弾性体15を介して導電接
続されている。
第5図は本考案のさらに他の実施例を示したものであっ
て、第4図におけるキャップ端子17のスリーブを長く
腰誘電体11全体を被覆するように構成したものである
。
て、第4図におけるキャップ端子17のスリーブを長く
腰誘電体11全体を被覆するように構成したものである
。
18は誘電体11の露出している端面に嵌合、当接され
、内外両面電極間の絶縁性を高めるとともに、誘電体1
1を封止するような絶縁ブッシングであり、前記キャッ
プ端子17の開口端部を折り曲げて、このブッシング1
8に押圧することにより、全体が一体に固着されている
。
、内外両面電極間の絶縁性を高めるとともに、誘電体1
1を封止するような絶縁ブッシングであり、前記キャッ
プ端子17の開口端部を折り曲げて、このブッシング1
8に押圧することにより、全体が一体に固着されている
。
19は絶縁樹脂であり、誘電体11の封止をより確実に
している。
している。
この実施例において、前記キャップ端子17の内面にも
導電性を有する弾性体膜20を設けておけば、第1のリ
ード線14の被着されている弾性体15の効果がより一
層助長される。
導電性を有する弾性体膜20を設けておけば、第1のリ
ード線14の被着されている弾性体15の効果がより一
層助長される。
なお図面は本考案の一実施例を示したものにすぎず、何
らこれらに限定されることはない。
らこれらに限定されることはない。
特に誘電体やリード線の形状を本考案の趣旨から逸脱し
ない程度に変更することは任意である。
ない程度に変更することは任意である。
例えば誘電体は筒状であればよ(、円筒、角筒等いかな
るものでもよい。
るものでもよい。
また第2のリード線と外面電極との導電接続手段も、実
施例のものに限定されない。
施例のものに限定されない。
さらに第1のリード線に被着される導電性を有する弾性
体の被着状態も、誘電体の内孔に装填される第1のリー
ド線が容易に脱落しないような大きさ、形状であればよ
いのである。
体の被着状態も、誘電体の内孔に装填される第1のリー
ド線が容易に脱落しないような大きさ、形状であればよ
いのである。
°また全体に絶縁外装を施して、外部との電気絶縁等を
図ること、あるいは第5図示のように誘電体の開口端に
ブッシング等を嵌合させて、電極間の絶縁性を高めたり
するようなことも、必要に応じて行ない得ることである
。
図ること、あるいは第5図示のように誘電体の開口端に
ブッシング等を嵌合させて、電極間の絶縁性を高めたり
するようなことも、必要に応じて行ない得ることである
。
以上のように本考案によれば、誘電体の開口端面を除く
内外両面に電極が付与できるから、大きな容量が得られ
、従来のように誘電体の大きさに応じた容量が得られな
いといった欠点がなくなり、小型化に適する。
内外両面に電極が付与できるから、大きな容量が得られ
、従来のように誘電体の大きさに応じた容量が得られな
いといった欠点がなくなり、小型化に適する。
また本考案は、第1のリード線に導電物質が混在された
弾性樹脂からなる弾性材を被着し、これを誘電体の内孔
中に圧入等して固着できるので、その製作が極めて容易
になるとともに、圧入時に内面電極が摩擦によって損傷
したり誘電体が破壊したりするという懸念もなく、それ
だけ誘電体を薄くできて小型、高容量化に通し、完成品
として、耐クラツク性にすぐれて信頼性を向上でき、ま
た冷熱サイクルが加わっても、誘電体の膨張、収縮が前
記弾性体で吸収でき、熱歪による誘電体のワレ等の問題
が全く生じないのみならず、この弾性体が誘電体の補強
材としての作用をもなすので、外部衝撃に対しても強固
なものになるという効果を有する。
弾性樹脂からなる弾性材を被着し、これを誘電体の内孔
中に圧入等して固着できるので、その製作が極めて容易
になるとともに、圧入時に内面電極が摩擦によって損傷
したり誘電体が破壊したりするという懸念もなく、それ
だけ誘電体を薄くできて小型、高容量化に通し、完成品
として、耐クラツク性にすぐれて信頼性を向上でき、ま
た冷熱サイクルが加わっても、誘電体の膨張、収縮が前
記弾性体で吸収でき、熱歪による誘電体のワレ等の問題
が全く生じないのみならず、この弾性体が誘電体の補強
材としての作用をもなすので、外部衝撃に対しても強固
なものになるという効果を有する。
さらに本考案では第1のリード線を半田を用いずに固着
できるから、内面電極が半田収縮により剥離するという
懸念もなく、永年使用に対しても特性の安定なものにな
るという効果をも併せもつ等、実用的効果多大なる考案
である。
できるから、内面電極が半田収縮により剥離するという
懸念もなく、永年使用に対しても特性の安定なものにな
るという効果をも併せもつ等、実用的効果多大なる考案
である。
第1図、第2図はいずれも従来の筒状コンデンサを示す
側断面図、第3図〜第5図はいずれも本考案筒状コンデ
ンサの実施例を示す側断面図である。 11・・・・・・誘電体、12・・・・・・内面電極、
13・・・・・・外面電極、14・・・・・・第1のリ
ード線、15・・・・・・導電性を有する弾性体、16
・・・・・・第2のリード線。
側断面図、第3図〜第5図はいずれも本考案筒状コンデ
ンサの実施例を示す側断面図である。 11・・・・・・誘電体、12・・・・・・内面電極、
13・・・・・・外面電極、14・・・・・・第1のリ
ード線、15・・・・・・導電性を有する弾性体、16
・・・・・・第2のリード線。
Claims (1)
- 両端開口または一端開口で一端有底の筒状誘電体と、こ
の誘電体の開口端面を除く全表面に付与された内外両面
電極と、一端が前記誘電体の内孔に装填され、かつこの
装填部に、導電物質が混在された弾性樹脂からなる弾性
材が被着されてなる第1のリード線と前記外面電極に取
着されてなる第2のリード線とよりなり、前記弾性材を
内面電極に圧接させることにより、この内面電極と第1
のリード線とを導電接続させたことを特徴とする筒状コ
ンデンサ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3513477U JPS6038276Y2 (ja) | 1977-03-22 | 1977-03-22 | 筒状コンデンサ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3513477U JPS6038276Y2 (ja) | 1977-03-22 | 1977-03-22 | 筒状コンデンサ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS53128843U JPS53128843U (ja) | 1978-10-13 |
JPS6038276Y2 true JPS6038276Y2 (ja) | 1985-11-15 |
Family
ID=28893821
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3513477U Expired JPS6038276Y2 (ja) | 1977-03-22 | 1977-03-22 | 筒状コンデンサ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6038276Y2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS60137788A (ja) * | 1983-12-26 | 1985-07-22 | 三菱電機株式会社 | 交流エレベ−タの制御装置 |
JPH0625954Y2 (ja) * | 1985-02-01 | 1994-07-06 | 太陽誘電株式会社 | 筒形コンデンサ |
-
1977
- 1977-03-22 JP JP3513477U patent/JPS6038276Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS53128843U (ja) | 1978-10-13 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JPH0637326Y2 (ja) | 酸素センサ | |
JPS6038276Y2 (ja) | 筒状コンデンサ | |
US4433360A (en) | Tubular ceramic capacitor | |
JPS5886428A (ja) | 金属管封入型温度センサの製造法 | |
JPS6038275Y2 (ja) | アキシヤルリ−ド形筒状コンデンサ | |
JPS6228756Y2 (ja) | ||
JPH0331071Y2 (ja) | ||
JPS6035227Y2 (ja) | 筒状コンデンサ | |
JPS593476U (ja) | 電池 | |
JPS6326117Y2 (ja) | ||
JPS5844777U (ja) | 絶縁封止電子回路装置 | |
JPH0244136B2 (ja) | Denshibuhin | |
JPS5837661U (ja) | 密封式電池容器 | |
JPS6347030Y2 (ja) | ||
JPH098373A (ja) | 圧電振動子およびその絶縁被覆方法 | |
JPS5850632Y2 (ja) | 柱状ヒ−タ | |
JPS5948470U (ja) | 二線式グロ−プラグ | |
JPS60181875U (ja) | コネクタ | |
JPH0623238U (ja) | 高電圧コンデンサ及びマグネトロン | |
JPS5940521A (ja) | チツプ形電解コンデンサおよびその製造方法 | |
JPS5814522A (ja) | 電解コンデンサの製造方法 | |
JPS6054770B2 (ja) | チツプ形電解コンデンサ | |
JPS59131054U (ja) | 端子の組付構造 | |
JPS5942026U (ja) | コンデンサ | |
JPS5863844U (ja) | 限流要素ユニツト |