JPS5850632Y2 - 柱状ヒ−タ - Google Patents

柱状ヒ−タ

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JPS5850632Y2
JPS5850632Y2 JP5712279U JP5712279U JPS5850632Y2 JP S5850632 Y2 JPS5850632 Y2 JP S5850632Y2 JP 5712279 U JP5712279 U JP 5712279U JP 5712279 U JP5712279 U JP 5712279U JP S5850632 Y2 JPS5850632 Y2 JP S5850632Y2
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JP
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positive temperature
coefficient thermistor
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thermistor elements
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JP5712279U
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JPS55158194U (ja
Inventor
利和 中村
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株式会社村田製作所
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は正特性サーミスタ素子を使用した柱状ヒータに
関する。
従来、この種の柱状ヒータとしては、例えば第1図に示
すように、相対向する内壁面が平行な平面となった一端
開口状の外装ケース1の上記内壁面に、アルミナ(A1
20a)等の絶縁磁器板2および3を耐熱性のゴムシー
ト4および5を介して熱的に密着させるとともに、これ
ら絶縁磁器板2と3との間に正特性磁器板6の両面に夫
々電極7および8を形成した両面電極タイプの正特性サ
ーミスタ素子9,9を介装し、これら正特性サーミスタ
9,9を上記ゴムシート4および5の弾力によって絶縁
磁器板2と3との間に挟持するようにしたものが知られ
ている。
しかしながら、柱状ヒータを上記構成とした場合、正特
性サーミスタ素子9.つと外装ケース1の内壁面との間
には、絶縁磁器板2および3とゴムシート4および5が
夫々介装されるため、上記正特性サーミスタ素子9,9
と外装ケース1との熱抵抗が大きくなって放熱効果が低
くなる欠点があり、また、より大なる発熱量を必要とす
る場合には、第1図のように、2個もしくはそれ以上の
正特性サーミスタ素子9,9・・・・・・を外装ケース
1の軸方向に配列しなければならないため、形状が大き
くなるとともに、両面電極タイプの正特性サーミスタ9
,9・・・・・・を使用しているため、リード線10゜
10・・・・・・の接続が困難となる欠点があった。
本考案は従来の柱状ヒータにおける上記欠点を解消すべ
くなされたものであって、正特性磁器板に櫛歯状電極を
設けた少くとも一対の正特性サーミスタ素子の各放熱面
を夫々絶縁板に当接させるとともに、これら正特性サー
ミスタ素子の非放熱面の間に弾性体を介装した状態で外
装ケース内に収容し、上記弾性体が有する弾力によって
上記絶縁板を外装ケースの内壁面に圧接させることによ
り、正特性サーミスタ素子と外装ケースとの間には絶縁
磁器板のみが介装されるようにして、両者の間の熱抵抗
を小さくするとともに、外装ケースの相対向する内壁面
には夫々別個の上記正特性サーミスタ素子を熱的に密着
させる構造として形状の小形化を図る一方、正特性サー
ミスタ素子の放熱面以外の部分に引出電極を設けてリー
ド線の取り付けを容易にした柱状ヒータを提供すること
を目的としている。
以下、本考案の実施例を示す図面を参照して詳細に説明
する。
第2図において、11および12は後述する正特性サー
ミスタ素子、13は耐熱性および絶縁性を有するシリコ
ンゴム等からなるシート状の弾性体、14および15は
アルミナ磁器等からなる熱伝導性の良好な絶縁板、16
は相対向する内壁面が平行な平面となった一端開口状の
金属製の外装ケース、17.18は上記正特性サーミス
タ素子11および12の引出し電極(後述)に取り付け
た端子板、19はリード線、20は絶縁スリーブである
上記正特性サーミスタ素子11および12は、第3図a
に示すように、長方形の板状に焼成した正特性磁器板2
1の一方の面に櫛歯状の電極22および23を形成する
とともに、上記正特性磁器21の他方の面の四隅に、第
3図すに示すように、四角形状の引出し電極24 a
、24 bおよび25 a 、25 bを形成し、引出
し電極24 aと24 bとは正特性磁器板21の一側
面に形成した電極膜を介して上記櫛歯状電極22に導通
する一方、引出し電極25 aと25 bとは上記正特
性磁器板21の他側面に形成した電極膜を介して上記櫛
歯電極23に導通するようにしている。
上記正特性サーミスタ素子11の引出し電極24aおよ
び25 aには、第4図に示すように、夫々端子板17
および18を半田付けするとともに、正特性サーミスタ
素子12の引出し電極24 aおよび25 aにも夫々
端子板17および18を半田付けし、正特性サーミスタ
素子11.12の端子17.18および18.17には
夫々リード線19.19を半田付けする一方、上記正特
性サーミスタ素子11と12との間に弾性体13を介装
している。
なお、上記弾性体13の表面には接着剤を塗布しておき
、上記正特性サーミスタ素子11および12を接着する
ようにすることが好ましい。
上記状態で、正特性サーミスタ素子11および12の上
に、第5図に示すように、絶縁磁器板14および15を
ヒートシンカー材を介して重ね合わせた後、上記絶縁磁
器板14および15の上面にもヒートシンカー材(図示
せず。
)を塗布して、外装ケース16にその一端開口より挿入
している。
この場合、正特性サーミスタ素子11および12、弾性
体13、絶縁磁器板14および15からなるユニット2
6の厚さXと外装ケース16の平行な内壁面の間隔Yと
の大小関係により、次のような方法で上記ユニット26
を外装ケース16内に収容することができる。
■ Y<Xの場合、 適当な治具を用いて上記ユニット26を外装ケース16
に圧入する。
■ X≦Yのとき、 上記ユニット26を外装ケース16に挿入した後、矢印
27の方向にプレス圧力をかけ、ユニット26の弾性体
13が自由厚み以下になるように成形する。
上記■のようにすれば、弾性体13が正特性サーミスタ
11および12、絶縁磁器板14および15を外装ケー
ス16の内壁面に向って付勢し、絶縁磁器板14および
15と外装ケース16との密着性が向上する。
上記構成を有する柱状ヒータのリード線19.19の引
き出し部の封入処理を行えば、該柱状ヒータを、水、オ
イル等の液体加熱用として使用することができる。
以下、上記封入処理例を説明する。
(A)リード線19.19の引出し部に、第6図に示す
ように、シーリング材28を充填する。
(B)第7図すに示すように、リード線19.19の挿
通用の孔29.29を有する耐熱性のゴム製もしくはセ
ラミック製のブッシング30を、第7図aに示すように
、その外周面にシーリング材28を塗布して外装ケース
16のリード線19.19の引出し部に挿入した後、外
装ケース16の開口部からシーリング材28を充填して
封止する。
また、上記ブッシング30がゴム等の弾性体であって、
外装ケース16が金属の場合は、第7図Cに示すように
、ブッシング30を外装ケース16に挿入後、矢印方向
にプレス圧力をかけて上記ブッシング30を圧縮し、リ
ード線19,19、ブッシング30および外装ケース1
6間の密着性を高めた後、上記と同様に、シール材28
を封入する。
(C)第8図aに示すように、外装ケース16の開口部
にフランジ部16 aを設ける一方、該フランジ部16
aにゴム製パツキン31を介して外嵌するキャップ部
32 aを有するシール用キャップ32を設け、上記キ
ャップ部32 aを矢印方向に曲げ込んで、第8図すに
示すように、シール用キャップ32とパツキン31とに
よって外装ケース16をシールする。
(D)第9図aに示すように、金属スリーブ33゜33
(リード線19.19挿通用)を、ガラス、エポキシ等
の絶縁性のシール材34によって軸心部に取り付けた金
属外囲器35を使用し、第9図すに示すように、上記金
属スリーブ33.33にリード線19.19の芯線19
’(19’)を挿通し、外装ケース16の開口部に上記
金属外囲器35を内嵌させて、銀ロウ、半田もしくは超
音波ウェルド等の方法にて、金属外囲器35と外装ケー
ス16とを密封固着するとともに、リード線19.19
の芯線19’、19’と金属スリーブ33゜33とを半
田付けする。
なお、本実施例は、第10図に示すように、第8図aお
よびbの実施例と組み合せることができる。
以上の実施例において、正特性サーミスタ素子11およ
び12としては、例えば第11図に示すように、正特性
磁器板21の側面に夫々形成した電極24および25を
夫々引出し電極とするようにするとともに、櫛歯状電極
22.23の非形成面側を放熱面として、絶縁磁器板1
4および15に圧接させるようにしたもの、あるいは、
第12図aおよびbに示すように、正特性磁器板21の
両面に櫛歯状電極22.23を形成して、正特性サーミ
スタ素子11および12の発熱効率を向上させるように
したもの等を使用することも可能である。
また、弾性体13は板バネ等を使用することも可能であ
って、上記板バネが導電性を有するものであれば、正特
性サーミスタ素子11および12に対して絶縁するよう
にすればよい。
さらに、絶縁スリーブ20は、必ずしも必要なものでは
なく、絶縁皮膜性のリード線を直接、正特性サーミスタ
素子11.12に取り付けるか、あるいは、絶縁磁器板
14.15を大きくして、上記リード線と外装ケース1
6との絶縁を確保するようにしてもよい。
その他、正特性サーミスタ素子11.12の電極の引出
しは、スプリング端子(図示せず。
)のバネ部を正特性サーミスタ素子11.12の引出電
極24 a 、24b 、25 a 、25 b・・・
・・・に圧接させる等、本考案の要旨の範囲内で種々の
構成とすることができる。
以上、詳細に説明したことからも明らかなように、本考
案は、少くとも一対の正特性サーミスタ素子の間に弾性
体を介装し、その弾力によって外装ケースの相対向する
内壁面に上記正特性サーミスタ素子を夫々熱的に密着さ
せる構造としたから、両面電極タイプの正特性サーミス
タ素子−個の収容空間内に櫛歯電極タイプの正特性サー
ミスタ素子は2個収容することができるため、形状が従
来のものに比較して大幅に小形化されるとともに、正特
性サーミスタ素子と外装ケースとの間には絶縁磁器板の
みが介装されるため、両者の間の熱抵抗を小さくするこ
とができる。
また、正特性サーミスタ素子の引出電極を放熱面以外の
部分に設けるようにしているため、リード線の取付けも
非常に簡単化される。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の柱状ヒータの縦断面図、第2図は本考案
に係る柱状ヒータの一実施例の縦断面図、第3図aおよ
びbは夫々正特性サーミスタ素子の斜視図、第4図はリ
ード線の取付説明図、第5図は第2図の組立説明図、第
6図、第7図a、l)。 C1第8図a、b、第9図a、l)および第10図は夫
々外装ケースのシール方法の説明図、第11図は正特性
磁器の側面に引出し電極を設けた正特性サーミスタ素子
の斜視図、第12図aおよびbは夫々両面に櫛歯電極を
設けた正特性サーミスタ素子の斜視図である。 11.12・・・・・・正特性サーミスタ素子、13・
・・・・・弾性体、14.15・・・・・・絶縁磁器板
、16・・・・・・外装ケース、17゜18・・・・・
・端子板、19・・・・・・リード線、24,24 a
、24 b 。 25.25 a 、25 b・・・・・・引出し電極。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 正特性磁器板に櫛歯状電極を設けるとともに非放熱面も
    しくは周面の一部に引出し電極を設けた少くとも一対の
    正特性サーミスタ素子と、絶縁性を有する弾性体と、熱
    伝導性の良好な絶縁板と、上記正特性サーミスタ素子が
    発生する熱を表面から放射する筒状の外装ケースとを設
    け、上記正特性サーミスタ素子の各放熱面を夫々上記絶
    縁板に当接させるとともに、上記少くとも一対の正特性
    サーミスタ素子の非放熱面の間に上記弾性体を介装した
    状態で上記正特性サーミスタ素子を外装ケース内に収容
    し、上記弾性体が有する弾力によって上記絶縁板を外装
    ケースの内壁面に圧接させるようにしたことを特徴とす
    る柱状ヒータ。
JP5712279U 1979-04-28 1979-04-28 柱状ヒ−タ Expired JPS5850632Y2 (ja)

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JPS55158194U JPS55158194U (ja) 1980-11-13
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