JPS6349215Y2 - - Google Patents

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JPS6349215Y2
JPS6349215Y2 JP10556684U JP10556684U JPS6349215Y2 JP S6349215 Y2 JPS6349215 Y2 JP S6349215Y2 JP 10556684 U JP10556684 U JP 10556684U JP 10556684 U JP10556684 U JP 10556684U JP S6349215 Y2 JPS6349215 Y2 JP S6349215Y2
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JP
Japan
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container
heater
diameter
insulation layer
vacuum insulation
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JP10556684U
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JPS6121421U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は湯沸かし器、具体的には、金属製内側
容器と外側容器とから成る二重壁構造を有し、両
容器間の空間を真空断熱層とした電気湯沸かし器
に関する。
(従来の技術) 従来、電気湯沸かし器に於いては、金属製一重
壁容器の周囲をガラスウール等の断熱材で包囲し
て保温するようにした構造のものでは十分な保温
性能が得られず、保温時の消費電力が大きいこと
から、容器本体を金属製二重壁構造とする一方、
該容器の一部を一重壁構造とし、その一重壁部分
に電気ヒータを装着した電気湯沸かし器が提案さ
れ実用化されている。しかし、この構造では金属
製容器に二重壁部分と一重壁部分とを形成しなけ
ればならず、電気ヒータで加熱される一重壁部分
からの放熱が大きく、しかも熱が一重壁部分を介
して真空断熱層を形成する内側容器の壁面に伝達
され真空断熱層の真空度を低下させ、保温性能を
劣化させる問題があるとして、実願昭57−179540
号明細書にて、金属製内側筒と外側筒との間に真
空断熱層を形成し、その下部に鍔を形成する一
方、電気ヒータを装着した有底の加熱器の上端周
縁部に外鍔を形成し、前記鍔と外鍔とを断熱材料
からなるスペーサを介在させて水密的に連結した
構造の電気湯沸かし器が提案されている他、真空
二重壁構造の容器の内部下方に隔壁を配設してヒ
ータ収納部と液体収納部とを隔離し、二重壁容器
の底部にはリード線が通る程度の貫通孔を設ける
ことにより保温性を向上させた構造のものが提案
されている。
(考案が解決しようとする問題点) しかしながら、円筒状の真空断熱層を形成した
構造の電気湯沸かし器では、一重壁部分からの放
熱を十分に低減させることができないため、保温
効率が低いという問題があり、また後者のもので
は、保温効率は高いがヒータが断線した場合には
ヒータの交換ができないため修理して使用するこ
とが出来ないという問題があつた。
(問題点を解決するための手段) 本考案は、底壁を一重壁部分とした真空二重壁
構造の金属製容器から成る湯沸かし器に於いて、
一重壁部分からの放熱を減少させて保温効率を向
上させると共に、ヒータの着脱をも可能にするた
め、内側容器の底壁から下方に伸張しする真空断
熱層であつて、内側容器の内径より小径の大径部
と、該大径部より小径でヒータの寸法よりも大径
の小径部とから成る段付き筒状真空断熱層を形成
する一方、該段付き筒状真空断熱層で包囲される
空間を介して内側容器の底壁にヒータを着脱自在
に装着できるようにしたものである。特に、前記
真空断熱層を、内側容器の内径より小径の大径部
と、該大径部より小径でヒータの寸法よりも大径
の小径部とから成り、前記大径部側で内側容器の
底壁に気密的に装着された段付き筒状部材と、外
側容器の下部とで構成することにより、製造の容
易さを図つている。
(作用) 即ち、本考案に係る電気湯沸かし器に於いて
は、内側容器の底壁から下方に伸張した段付き筒
状真空断熱層を形成しているため、伝熱抵抗が著
しく増大し、それによつて内側容器のヒータを装
着した一重壁部分からの伝導による容器の長さ方
向の放熱が阻止され、径方向の放熱がその外周に
真空断熱層で阻止される。また、ヒータは段付き
筒状真空断熱層で包囲される空間を介して湯沸か
し器の下端側から着脱可能になる。
(実施例) 以下、図面を参照して本考案を具体的に説明す
る。
図に於いて、1は内側容器、2は外側容器、3
は段付き筒状部材、4はセラミツクヒータその他
の電気ヒータ、5はヒータ支持部材、6はヒータ
支持部材5を介して電気ヒータ4を内側容器1の
底壁1aに押圧するバネ、7は容器支持部材、1
0,10bは真空断熱層、11は外装体、12は
中栓、13は蓋、14は外装体底部材で、内側容
器1はその口部9で外側容器2と溶接、ロウ付け
その他の手段により接合されている。内側容器1
の底壁1aには円筒状突部1bが形成され、その
外周に内側容器1の内径より小径の大径部3a
と、該大径部3aより小径でヒータ4の寸法より
も若干大径の小径部3bとから成る段付き筒状部
材3が溶接により取り付けられている。この円筒
状突出部1b及び段付き筒状部材3の大径部の直
径は、ヒータ4からの熱が底壁1aを介して段付
き筒状部材3に伝導するまでの間に、内側容器1
内部の液体に伝導されるのに十分な大きさにして
ある。段付き筒状部材3はそれと相似形の形状を
有し、かつそれより一回り大きな外側容器2の下
端部で包囲されると共に、その下端で溶接により
外側容器2に接合され、内側容器1の外表面と共
に、真空断熱層10の内壁を形成している。従つ
て、内側容器の底壁より下方には、ヒータの寸法
より若干大きな内径の小径部を有する段付きの真
空断熱層10bが形成される。
この二重壁構造の容器を製作する場合、内側容
器1の底壁1aに段付き筒状部材3を接合した
後、外側容器2の下端側構成部材をその胴部材に
接合して外側容器2及び二重壁構造の容器全体を
完成させるのが好ましい。なお、15はチツプ管
で、内側容器1の外表面及び段付き筒状部材3の
外表面と外側容器2の内表面との間に形成される
空間を排気して真空断熱層10とした後、溶封さ
れる。また、18はプラグである。
ヒータ4は、容器支持部材7に係止されたコイ
ルバネ6でヒータ支持部材5を押圧することによ
り内側容器1の底壁1aの円筒状突部1bの下面
に密着、固定されている、なお、容器支持部材7
は外側容器2の外壁に固設された円筒状部材16
のフランジ部16aにビス止めされる一方、外装
体底部材14に装着した支持金具17に固定され
ている。従つて、容器支持部材7を止めているビ
スを外すことにより、ヒータ4はバネ6及びヒー
タ支持部材5と共に取り外すことができる。
(考案の効果) 本考案によれば、ヒータを取り付ける内側容器
の底壁からヒータの寸法よりも若干大き目の内径
を有する真空断熱層を下方へ突き出させ、熱抵抗
を大きくしたので、一重壁部分から真空断熱層の
内壁への熱伝導による放熱を防止することがで
き、またその径方向の伝熱を外周の真空断熱層で
遮断することができ、全体として一重壁部分から
の放熱が少なく、保温効率を著しく高めることが
できる。また、ヒータが断線した場合でもビスを
外すだけで簡単に着脱できるので、補修も容易で
ある。
【図面の簡単な説明】
図は本考案に係る湯沸かし器の一実施例を示す
縦断面図である。 1〜内側容器、2〜外側容器、3〜段付き筒状
部材、4〜ヒータ、5〜ヒータ支持部材、6〜バ
ネ、7〜容器支持部材、10〜真空断熱層、11
〜外装体、12〜中栓、13〜蓋。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 金属製内側容器と外側容器とから成る真空二
    重壁構造を有する湯沸かし器において、内側容
    器の内径より小径の大径部と、該大径部より小
    径でヒータの寸法よりも大径の小径部とからな
    り、かつ前記内側容器の底壁から下方に伸張す
    る真空断熱層を有し、該真空断熱層で包囲され
    る空間を介して前記内側容器の底壁にヒータを
    装着してなることを特徴とする湯沸かし器。 (2) 前記真空断熱層が、内側容器の内径より小径
    の大径部と、該大径部より小径でヒータの寸法
    よりも大径の小径部とから成り、前記大径部側
    で内側容器の底壁に気密的に装着された段付き
    筒状部材と、外側容器の下部とで構成されてい
    る実用新案登録請求の範囲第1項記載の湯沸か
    し器。
JP10556684U 1984-07-11 1984-07-11 湯沸かし器 Granted JPS6121421U (ja)

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JP10556684U JPS6121421U (ja) 1984-07-11 1984-07-11 湯沸かし器

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JP10556684U JPS6121421U (ja) 1984-07-11 1984-07-11 湯沸かし器

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Publication Number Publication Date
JPS6121421U JPS6121421U (ja) 1986-02-07
JPS6349215Y2 true JPS6349215Y2 (ja) 1988-12-19

Family

ID=30664881

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JP10556684U Granted JPS6121421U (ja) 1984-07-11 1984-07-11 湯沸かし器

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JPS6121421U (ja) 1986-02-07

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