JPS6239595Y2 - - Google Patents

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JPS6239595Y2
JPS6239595Y2 JP1980094816U JP9481680U JPS6239595Y2 JP S6239595 Y2 JPS6239595 Y2 JP S6239595Y2 JP 1980094816 U JP1980094816 U JP 1980094816U JP 9481680 U JP9481680 U JP 9481680U JP S6239595 Y2 JPS6239595 Y2 JP S6239595Y2
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JP
Japan
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temperature coefficient
positive temperature
spring
terminal
coefficient thermistor
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JP1980094816U
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案はコンプレツサのクランクケース中のオ
イルを加熱するクランクケースヒータの構造に関
する。
一般に、電気冷蔵庫等に使用される密閉形のコ
ンプレツサにおいては、そのクランクケース中の
オイルの温度を高めるためにクランクケースヒー
タが設けられる。これは、例えば前記電気冷蔵庫
の電源がOFFの状態で周囲温度が低いという条
件の場合に、該クランクケース中のオイルにフレ
オンガスが液化して混入したりし、再起動時圧力
が高くなつてピストンを破壊させる、所謂、ネコ
ミ現象を防止するためである。
従来、この種のクランクケースヒータとして
は、ニクロムヒータをコンプレツサ外周に巻回し
て使用したものや、あるいは第1図に示すよう
に、リード線1a,1bを夫々取り付けた端子板
2a,2bを板状の正特性サーミスタ素子3の対
向する両主面に形成した電極3a,3bに夫々導
電的に接触させた発熱ユニツト4を、セメント等
のポツテイング材5によつて、一端開口状のケー
ス6内にポツテイングしたもの等が知られてい
る。
しかしながら、上記のように、ニクロムヒータ
を使用したクランクケースヒータでは、温度制御
が困難で効率が低いといつた欠点を有している。
また、第1図の構成を有するものでは、正特性サ
ーミスタ素子3とポツテイング材5とが接触する
構造を有しているため、上記ポツテイング材5が
正特性サーミスタ素子3中の酸素原子と反応を起
こし、上記正特性サーミスタ素子3の特性が劣化
する一方、正特性サーミスタ素子3の発熱によつ
てポツテイング材5が膨張し、ケース6に歪みや
割れを生じさせるという問題があつた。
本考案は従来のクランクケースヒータにおける
上記の欠点や問題を解決すべくなされたものであ
つて、2つの正特性サーミスタ素子により大電力
を取り出すようにした発熱効率が高く、組立が簡
単で信頼性の高いクランクケースヒータの構造を
提供することを目的としている。
このため、本考案は、バネ性を有する金属から
なるバネ端子に設けたバネ部を間に挾んで各々が
対向する両主面に夫々電極が形成された2枚の板
状の正特性サーミスタ素子を熱伝導性の良好な材
料からなる一端開口状の磁器ケース内に挿入する
とともに、上記各正特性サーミスタ素子と磁器ケ
ースとの間に夫々端子板を介装し、該磁器ケース
の上記一端開口を閉塞する絶縁性を有するフタ部
材から、上記バネ端子および各端子板から突出さ
せた突片を突出させ、この突出させた突片にリー
ド線を接続して、磁器ケースの上記一端開口をシ
ーリング材でシールし、2枚の正特性サーミスタ
素子を上記バネ端子で熱的に互いに分離した状態
で上記磁器ケース内に密封したことを特徴として
いる。
以下、添付の図面を参照して本考案の実施例を
説明する。
第2図において、11および12は第1図と同
様の正特性サーミスタ素子であつて、これら2つ
の正特性サーミスタ素子11および12は夫々、
第3図に示すように、長方形の板状の形状を有
し、その対向する両主面に電極膜13,13およ
び14,14を夫々形成している。
上記正特性サーミスタ素子11および12は、
その間に介装したバネ端子15、これら正特性サ
ーミスタ素子11および12の外側に夫々配置し
た端子板16,17とともに1つの発熱ユニツト
18を形成する。
上記バネ端子15は、黄銅(BSP)やステンレ
ス(SUS)等のバネ性および電気伝導性を有する
金属板からなり、上記正特性サーミスタ素子11
および12とほぼ等しい外形寸法を有している。
上記バネ端子15には、打抜き加工等によつて
波形に屈曲させたバネ部19を形成する一方、上
記バネ端子15の1つの短辺の一端部からは、リ
ード線20の接続用の突片21を突出させてい
る。
端子板16および17はいずれも、アルミニウ
ム(AL)、黄銅(BSP)等の電気伝導性および熱
伝導性の良好な金属板からなり、これら端子板1
6および17は、正特性サーミスタ素子11,1
2とほぼ等しい外形および寸法を有している。
上記端子板16の短辺の一方には、バネ端子1
5の突片21の突出位置とは異なる端部から突片
22を突出させ、その基部の近傍を正特性サーミ
スタ素子11側に直角に折り曲げるとともに、途
中で上記端子板16に平行となるように直角に折
曲している。
上記と同様に、いま1つの端子板17の短辺の
一方には、上記突片22と対向する位置から突片
23を突出させ、その基部の近傍を正特性サーミ
スタ素子12側に直角に折り曲げるとともに、途
中で上記端子板17に平行となるように直角に折
曲している。
一方、24はマイカ等の絶縁性を有する板材か
らなる長方形状のフタ部材であつて、該フタ部材
24には、その長辺方向の中心線25上にバネ端
子15の突片21を挿通するスリツト状の挿通孔
26を設けるとともに、相対向する一対の長辺に
端子板16の突片22および端子板17の突片2
3の各基部を夫々嵌入する切欠き27および28
を設けている。
バネ端子15と端子板16との間およびバネ端
子15と端子板17との間には、第2図に示すよ
うに、正特性サーミスタ素子11および12を
夫々介装し、フタ部材24の上記挿通孔26にバ
ネ端子15の突片21を挿通する一方、フタ部材
24の切欠き27および28に夫々端子板16の
突片22および端子板17の突片23を嵌入し、
これら突片22,23をフタ部材24の中心線2
5の上部で重ね合わせて、圧接、スポツト溶接、
半田等により互いに結合し、次に述べる磁器ケー
ス29内に収容している。
上記磁器ケース29はアルミナ(AI2O3)等の
熱伝導性の良好な磁器からなり、第2図に示すよ
うに、該磁器ケース29の一端面には深さh1の四
角形状の開口部30を設けるとともに、正特性サ
ーミスタ素子11,12の長さにほぼ等しい深さ
h2を有する収容部31を上記開口部30に接続し
て設け、該収容部31内に、正特性サーミスタ素
子11,12、バネ端子15および端子板16,
17からなる発熱ユニツト18を収容している。
上記発熱ユニツト18の収容により、フタ部材
24を磁器ケース29の開口部30に嵌入して収
容部31を閉塞するとともに、バネ端子15の突
片21および端子板16の突片22もしくは端子
板17の突片23にリード線20および32を
夫々、巻付け、スポツト溶接、半田もしくは接続
金具(図示せず。)等によつて取り付け、上記の
フタ部材24の上からシリコン樹脂等の耐熱性に
優れたシーリング材33を充填して、磁器ケース
29内に上記発熱ユニツト18を密封している。
クランクケースヒータを上記構成とすれば、2
つの正特性サーミスタ素子11,12を、第4図
に示すように、リード線20,32の間に並列に
接続した回路構成となるが、上記正特性サーミス
タ素子11,12は、バネ端子15により熱的に
分離するようにしているため、相互の熱的な干渉
による抵抗の上昇が少なく、大電力が取り出せ
る。
また、正特性サーミスタ素子11,12は、フ
タ部材24によつてシーリング材33と分離され
ており、シーリング材33からの影響が上記正特
性サーミスタ素子11,12に及ぶことはなくな
る。
なお、上記第2図の実施例において、バネ端子
15は、第3図に示すものに代えて、第5図に示
すように、1枚の板状のバネ部材を湾曲させたも
のを使用してもよい。
以上、詳述したことからも明らかなように、本
考案は、2つの正特性サーミスタ素子を使用し、
これら正特性サーミスタ素子をバネ端子で互いに
熱的に分離した状態でフタ部材とシーリング材と
により磁器ケース内に密封するようにしたから、
2つの正特性サーミスタ素子が夫々放熱面を持
つため、正特性サーミスタ素子相互の熱的な影響
による抵抗の増加が少なく、大電力を取り出すこ
とができる、正特性サーミスタ素子を使用して
いるため、クランクケースヒータ自身で温度制御
が行える。従来のものとは異なり、発熱ユニツ
トは磁器ケースに嵌入してフタ部材とシール材と
によつて密封するようにしているため、組み立て
が簡単で、かつ、シーリングの優れたクランクケ
ースヒータを得ることができる、フタ部材より
シーリング部材と正特性サーミスタ素子とを分離
するようにしているため、シーリング材の影響で
正特性サーミスタ素子が劣化するのを防止するこ
とができる、磁器ケースの形状を変えることに
より種々の形状を有するクランクケースヒータを
得ることができる、シーリング材として耐水性
のよいものを使用すれば水中での使用も可能とな
る等、その効果は極めて大である。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来のクランクケースヒータの縦断面
図、第2図は本考案に係るクランクケースヒータ
の縦断面図、第3図は第2図のクランクケースヒ
ータの分解斜視図、第4図は第2図のクランクケ
ースヒータの等価回路図、第5図は第2図のクラ
ンクケースヒータのバネ端子の変形例の斜視図で
ある。 11,12……正特性サーミスタ素子、15…
…バネ端子、16,17……端子板、19……バ
ネ部、21,22,32……突片、24……フタ
部材、29……磁器ケース、30……開口部、3
1……収容部、33……シーリング材。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. バネ性を有する金属からなるバネ端子に設けた
    バネ部を間に挾んで各々が対向する両主面に夫々
    電極が形成された2枚の板状の正特性サーミスタ
    素子を熱伝導性の良好な材料からなる一端開口状
    の磁器ケース内に挿入するとともに、上記各正特
    性サーミスタ素子と磁器ケースとの間に夫々端子
    板を介装し、該磁器ケースの上記一端開口を閉塞
    する絶縁性を有するフタ部材から、上記バネ端子
    および各端子板から突出させた突片を突出させ、
    この突出させた突片にリード線を接続して、磁器
    ケースの上記一端開口をシーリング材でシール
    し、2枚の正特性サーミスタ素子を上記バネ端子
    で熱的に互いに分離した状態で上記磁器ケース内
    に密封したことを特徴とするクランクヒータケー
    スの構造。
JP1980094816U 1980-07-04 1980-07-04 Expired JPS6239595Y2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS55104096A (en) * 1979-01-31 1980-08-09 Matsushita Electric Works Ltd Heater

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