JPH0445202Y2 - - Google Patents

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JPH0445202Y2
JPH0445202Y2 JP10882486U JP10882486U JPH0445202Y2 JP H0445202 Y2 JPH0445202 Y2 JP H0445202Y2 JP 10882486 U JP10882486 U JP 10882486U JP 10882486 U JP10882486 U JP 10882486U JP H0445202 Y2 JPH0445202 Y2 JP H0445202Y2
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terminal plate
temperature coefficient
positive temperature
coefficient thermistor
terminal
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案はコンプレツサのクランクケース中のオ
イルを加熱するクランクケースヒータ等に使用さ
れる正特性サーミスタヒータに関する。
(従来技術) 一般に、電気冷蔵庫等に使用される密閉形のコ
ンプレツサにおいては、そのクランクケース中の
オイルの温度を高めるためのクランクケースヒー
タが設けられる。これは、例えば上記電気冷蔵庫
の電源がOFFの状態で周囲温度が低いという条
件の場合に、クランクケース中のオイルにフレオ
ンガスが液化して混入したりし、再起動時圧力が
高くなつてピストンを破壊させる、いわゆる、ネ
コミ現象を防止するためである。
従来、この種のクランクケースヒータとして
は、たとえば第7図に示すように平板状の正特性
サーミスタ1と、磁器ケース2と、ばね端子3
a,3bとを備え、上記磁器ケース2に形成され
た収容部4には、上記磁器ケース2の一端面側に
開口した開口より、上記正特性サーミスタ1が挿
入されるとともに、上記正特性サーミスタ1の両
主表面に夫々形成された電極1aおよび1bに対
向して上記収容部4の内壁面に形成された凹部4
aおよび4bには、ばね端子3aおよび3bが上
記開口より弾性変形状態で挿入され、これらばね
端子3aおよび3bに夫々接続されたリード線5
aおよび5bが上記収容部4の開口から磁器ケー
ス2の外部に引き出され、上記収容部4の開口が
シール材(図示せず。)によりシールされたもの
が周知である。上記ばね端子3aおよび3bは、
磁器ケース2の上記収容部4内にて、正特性サー
ミスタ1の電極1aおよび1bに夫々圧接し、こ
れら電極1aおよび1bに電気的に導通する。
ところで、上記のような構成を有する正特性サ
ーミスタヒータでは、正特性サーミスタ1と磁器
ケース2の収容部4の内壁との間にばね端子3a
および3bを挿入する構造を有しているので、そ
の組立加工時に、上記ばね端子3aおよび3bを
上記凹部4aおよび4bに挿入する際、正特性サ
ーミスタ1の電極1aおよび1b上をばね端子3
aおよび3bがスライドし、電極1aおよび1b
をこすり取つたりして、これら電極1aおよび1
bとばね端子3aおよび3bとの接触に支障を来
す場合があつた。また、ばね端子3aおよび3b
と正特性サーミスタ1の電極1aおよび1bとの
電気的な接続は、ばね端子3aおよび3bの一部
を正特性サーミスタ1の電極1aおよび1bに接
触させることにより得ているので、ばね端子3a
および3bの正特性サーミスタ1の電極1aおよ
び1bに対する接触抵抗が大きく、電圧印加時に
流れる突入電流により、この接触部分にて異常発
熱やスパークが発生することがあつた。このよう
な場合には、正特性サーミスタ1自体が劣化した
り、破壊したりする恐れがあり、正特性サーミス
タヒータの信頼性が低下するという問題があつ
た。
(考案の目的) 本考案の目的は、信頼性の高い正特性サーミス
タヒータを提供することである。
(考案の構成) このため、本考案は、絶縁性の材料からなる筒
状の外装ケースの内部に平板状の正特性サーミス
タがその両主表面の電極に夫々第1端子板および
第2端子板の各平坦面が当接した状態で収容され
ており、これら第1端子板と第2端子板の少なく
とも1つと上記外装ケースとの間にばね部材が弾
性変形状態で介装され、上記第1端子板および第
2端子板には夫々給電部材が電気的に接続されて
上記外装ケースの開口部が封止部材により封止さ
れていることを特徴としている。上記正特性サー
ミスタの電極には第1端子板および第2端子板の
各平坦面が面接触する。これにより、正特性サー
ミスタの電極と第1端子板および第2端子板との
接触面積が大きく、接触抵抗が小さくなる。
また、本考案の好ましい実施態様は、上記給電
部材がヒユーズ機能を有していることを特徴とし
ている。
(考案の効果) 本考案によれば、正特性サーミスタはその電極
に第1端子板および第2端子板の各平坦面が当接
した状態で外装ケース内に収容されるので、組立
加工時、正特性サーミスタの電極の上を第1端子
板および第2端子板がスライドしてこれら電極に
傷が付くことがなく、信頼性の高い正特性サーミ
スタヒータを得ることができる。
また、本考案によれば、正特性サーミスタはそ
の電極に第1端子板および第2端子板の各平坦面
が面接触するので、正特性サーミスタの電極と第
1端子板および第2端子板との接触抵抗も小さく
なり、しかも、これら第1端子板および第2端子
板の材質や形状を変えることにより、同一の正特
性サーミスタに対して取出し電力を変えることが
できる。
さらに、本考案によれば、正特性サーミスタ
は、ばね部材のばね力により、外装ケース内にて
第1端子板と第2端子板との間に挟持されている
ので、正特性サーミスタ、第1端子板、第2端子
板あるいは外装ケース等の寸法のばらつきが上記
ばね部材により吸収され、部品寸法のばらつきに
よる正特性サーミスタヒータの電力ばらつきも少
なくすることができる。
さらにまた、本考案の実施態様によれば、給電
部材にヒユーズ機能を持たせることにより、正特
性サーミスタに過電流が流れて正特性サーミスタ
が破壊するのを防止することができる。
(実施例) 以下、添付の図面を参照して本考案の実施例を
説明する。
本考案に係る正特性サーミスタヒータの一実施
例の縦断面図および分解斜視図を夫々第1図およ
び第2図に示す。
上記正特性サーミスタヒータは、対向する両主
表面に夫々電極11aおよび11bが形成されて
なる平板状の正特性サーミスタ11を有する。こ
の正特性サーミスタ11は、その両側に配置され
た第1端子板12および第2端子板13ととも
に、一端に開口を有する円筒状の外装ケース14
内に収容されている。上記第1端子板12と外装
ケース14の内壁面との間、第2端子板13と外
装ケース14の内壁面との間には夫々ばね部材と
しての板ばね15および16が弾性変形状態で介
装されている。上記第1端子板12および第2端
子板13には、その各一端部に給電部材としての
リード線17および18が接続され、これらリー
ド線17および18が外装ケース14の開口部近
傍に内嵌されたスペーサ19の穴19aおよび1
9bを通して、上記外装ケース14の開口から外
部に引き出されている。上記外装ケース14の開
口部近傍には、シリコンゴム等のシール材20が
充填されている。
上記第1端子板12および第2端子板13は、
いずれも、銅(Cu)やアルミニウム等の導電性
金属からなる。上記第1端子板12は、その一側
面が正特性サーミスタ11の電極11aとほぼ等
しい寸法を有し、この電極11aに当接する平坦
面12aとなつており、その他側面が外装ケース
14の内壁面とほぼ等しい曲率を有する曲面12
bとなつている。この曲面12bの中央部には、
ほぼ一定幅を有し、上記第1端子板12の一端か
ら他端に走る板ばね15の嵌入用の溝12cが形
成されている。一方、上記第2端子板13も第1
端子板12と全く同一の形状を有し、その一側面
が正特性サーミスタ11の電極11bに当接する
平坦面13aとなつており、他側面は上記と同様
の曲面13bとなつている。この曲面13bの中
央部にも、上記第2端子板13の一端から他端に
走る板ばね16の嵌入用のほぼ一定幅を有する溝
13cが形成されている。
上記第1端子板12および第2端子板13の各
一端面には、第3図aに上記第1端子板12につ
いて示すように、リード線17の取付穴21を設
け、この取付穴21にリード線17の芯線17a
を挿入した状態で、上記第1端子板12を矢印
A1で示すように、その溝12cの底面からプレ
スして上記取付穴21を変形させることにより、
上記第1端子板12にリード線17を接続してい
る。上記第2端子板13にも、上記と全く同様に
して、リード線18を接続している。
なお、上記第1端子板12および第2端子板1
3には、上記のような取付穴21に代えて、第3
図bに示すような取付溝22を設け、この取付溝
22にリード線17の芯線17aを嵌入し、この
取付溝22をプレスにより変形させて第1端子板
12にリード線17を接続するようにしてもよ
い。第2端子板13にも、同様にして、リード線
18を接続することができる。
以上に説明した正特性サーミスタ11、第1端
子板12および第2端子板13を内部に収容する
外装ケース14は、アルミナ磁器や耐熱プラスチ
ツク等の絶縁材料からなるものである。
また、外装ケース14内にて、第1端子板12
および第2端子板13との間に正特性サーミスタ
11を挾持する板ばね15および16は、いずれ
も、ステンレスや燐青銅等のばね性の良好な金属
板からなる。上記板ばね15は第1端子板12の
溝12cの幅よりも僅かに狭い幅を有し、この溝
12cの深さよりも大きな振幅を有する。いま一
つの上記板ばね16についても、第2端子板13
の溝13cの幅および深さる対して、上記と同様
の関係を有する。
上記板ばね15および16の振幅が上記のよう
な関係に設定されているので、板ばね15は外装
ケース14の内壁面と第1端子板12の溝12c
の底面との間に弾性変形状態で介装される。同様
に、いま一つの板ばね16も、外装ケース14の
内壁面と第2端子板13の溝13cの底面との間
に弾性変形状態で介装される。これにより、上記
正特性サーミスタ11は、その電極11aおよび
電極11bに夫々第1端子板12の平坦面12a
および第2端子板13の平坦面13aが当接した
状態で、板ばね15および16のばね力により、
上記第1端子板12と第2端子板13との間に挾
持される。
このような構成であれば、上記正特性サーミス
タの組立加工時、正特性サーミスタ11の電極1
1aおよび11bに夫々第1端子板12の平坦面
12aおよび第2端子板13の平坦面13aが重
なつた状態で、これら正特性サーミスタ11、第
1端子板12および第2端子板13を外装ケース
14内に、その一端開口より挿入することができ
る。このとき、正特性サーミスタ11の電極11
aおよび11bに対して、第1端子板12および
第2端子板13がスライドすることがないので、
正特性サーミスタ11の電極11aおよび11b
に傷が付くことはない。また、正特性サーミスタ
11の電極11aおよび電極11bには、いずれ
も、第1端子板12および第2端子板13が面接
触するので、接触抵抗も小さくなる。従つて、上
記正特性サーミスタヒータの信頼性が大幅に向上
する。
次に、本考案の他の2つの実施例を夫々第4図
および第5図に示す。
第4図に示す正特性サーミスタヒータは、第1
図および第2図において説明した正特性サーミス
タにおいて、接続板27および28を使用して、
リード線17および18を夫々第1端子板12お
よび第2端子板13に電気的に接続するようにし
たものである。上記接続板27および28はいず
れも導電性の良好な金属材料からなるものであ
る。上記接続板27にはリード線17の芯線17
aがスポツト溶接されるとともに、上記接続板2
7は第1端子板12の溝12cの底面と板ばね1
5との間に介装される。また、いま一つの接続体
28にもリード線18の芯線18aがスポツト溶
接されるとともに、上記接続板28は第2端子板
13の溝13cの底面と板ばね16との間に介装
される。
このようにすれば、組立加工時、正特性サーミ
スタ11、第1端子板12および第2端子板13
等を外装ケース14に収容する工程までは、第1
端子板12および第2端子板13にリード線17
および18が付いていないので、正特性サーミス
タヒータの組立加工が容易になる。
一方、第5図に示す正特性サーミスタヒータ
は、第1図および第2図において説明した正特性
サーミスタヒータにおいて、リード線18と第2
端子板13との間に、ヒユーズ機能を有する接続
板29を、第4図の接続板28と同様の要領で接
続したものである。上記接続板29は、たとえば
厚みが0.1mmのステンレス板からなり、その中央
部が、第6図に示すように、幅0.2mmの細線部2
9aとなつている。この細線部29aは樹脂ケー
ス30中に収容されている。上記細線部29aの
幅は、その幅および厚みを変えることによりその
電流容量を所望のものとすることができる。
このようにすれば、正特性サーミスタヒータに
過電流が流れたときに、接続板29の細線部29
aが溶断し、正特性サーミスタ11が破壊するの
を防止することができる。
なお、第4図および第5図の実施例において、
第1図および第2図に対応する部材には対応する
符号を付して示し、重複した説明は省略する。
本考案は以上の実施例に限定されるものではな
く、本考案の要旨の範囲内で種々の構成とするこ
とができる。たとえば、正特性サーミスタ11は
四角形状のものに代えて、円形等のものを使用す
ることができ、また、複数個の正特性サーミスタ
を第1端子板12と第2端子板13との間に挾持
させるようにしてもよい。さらに、外装ケース1
4の形状も四角形の筒状等を採用することがで
き、それに応じて、その内部に収容される部材の
形状も最適な形状を採用することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る正特性サーミスタヒータ
の一実施例の縦断面図、第2図は第1図の正特性
サーミスタヒータの分解斜視図、第3図aおよび
bは夫々リード線の取付説明図、第4図および第
5図は夫々本考案に係る正特性サーミスタヒータ
の他の2つの実施例の分解斜視図、第6図はヒユ
ーズ機能を有する接続板の説明図、第7図は従来
の正特性サーミスタヒータの分解斜視図である。 11……正特性サーミスタ、12……第1端子
板、13……第2端子板、14……外装ケース、
15,16……板ばね、17,18……リード
線、20……シール材、27,28,29……接
続板、29a……細線部。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 対向する両主表面に夫々電極が形成されてな
    る平板状の正特性サーミスタと、 この正特性サーミスタの1つの電極に当接す
    る平坦な面を有する導電性金属からなる第1端
    子板と、 上記正特性サーミスタのいま一つの電極に当
    接する平坦な面を有する導電性金属からなる第
    2端子板と、 絶縁性の材料からなり、内部に上記正特性サ
    ーミスタがその両主表面の電極に夫々上記第1
    端子板および第2端子板の各平坦面が当接した
    状態で収容される筒状の外装ケースと、 上記第1端子板と第2端子板の少なくとも1
    つと上記外装ケースとの間に弾性変形状態で介
    装されるばね部材と、 上記第1端子板および第2端子板に夫々電気
    的に接続されて上記第1端子板および第2端子
    板に給電を行なう給電部材と、 上記外装ケースの開口部を封止する封止部材
    とからなることを特徴とする正特性サーミスタ
    ヒータ。 (2) 上記給電部材はヒユーズ機能を有しているこ
    とを特徴とする実用新案登録請求の範囲第1項
    記載の正特性サーミスタヒータ。
JP10882486U 1986-07-15 1986-07-15 Expired JPH0445202Y2 (ja)

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