JP2882324B2 - サーミスタ装置 - Google Patents

サーミスタ装置

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JP2882324B2 JP26505495A JP26505495A JP2882324B2 JP 2882324 B2 JP2882324 B2 JP 2882324B2 JP 26505495 A JP26505495 A JP 26505495A JP 26505495 A JP26505495 A JP 26505495A JP 2882324 B2 JP2882324 B2 JP 2882324B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、サーミスタ素子
がケースに収納された構造を有するサーミスタ装置に関
するもので、特に、外部電源をサーミスタ素子に供給す
るための端子部材とケースとの組合せ構造に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】サーミスタ装置は、正特性サーミスタ素
子または負特性サーミスタ素子を備え、たとえば、カラ
ーテレビジョン受像機、カラーモニターディスプレイ装
置等のブラウン管の消磁回路、各種家電製品等の電源部
への突入電流防止装置、家庭用冷蔵庫、空調機等のコン
プレッサーの起動用リレー装置、等において、電流制限
用として使用されている。
【0003】この発明にとって興味ある従来のサーミス
タ装置の第1の構造例が、図4および図5に示されてい
る。図4は、サーミスタ装置1の平面図であり、図5
は、サーミスタ装置1に備える要素を分解して示す斜視
図である。なお、図4においては、図5に示した蓋2が
除去されている。サーミスタ装置1は、電気絶縁性のケ
ース本体3と、ケース本体3内に収納されるサーミスタ
素子4ならびに第1および第2の端子部材5および6
と、ケース本体3の上方開口を閉じる電気絶縁性の蓋2
とを備えている。
【0004】サーミスタ素子4は、たとえば正特性サー
ミスタ素子であり、全体としてディスク状をなしてい
る。サーミスタ素子4には、第1および第2の電極7お
よび8が、相対向するように形成されている。このサー
ミスタ素子4は、電極7および8を側方に向けた状態
で、ケース本体3内の中央部に挿入される。サーミスタ
素子4を挟むように、第1および第2の端子部材5およ
び6がケース本体3内に挿入される。第1および第2の
端子部材5および6は、サーミスタ素子4に外部電源を
供給するためのもので、それぞれ、適当な弾性を有する
金属板から構成される。
【0005】第1および第2の端子部材5および6は、
それぞれ、図示しない外部電源を供給するコネクタピン
を受け入れ、コネクタピンとの間で電気的接続を達成す
るためのソケット部9および10を形成していて、これ
らソケット部9および10が外部電源に電気的に接続さ
れる入力部を構成している。また、第1および第2の端
子部材5および6は、それぞれ、第1および第2の電極
7および8に電気的に接続される出力部となるばね端子
部11および12を形成している。これらばね端子部1
1および12は、それぞれ、電極7および8に弾性的に
接触する。さらに、第1および第2の端子部材5および
6は、それぞれ、入力部となるソケット部9および10
と出力部となるばね端子部11および12とをそれぞれ
電気的に接続する中継部13および14を有している。
ばね端子部11および12をそれぞれ形成する各板材と
ソケット部9および10ならびに中継部13および14
をそれぞれ形成する各板材とは、たとえばスポット溶接
により接合される。
【0006】ケース本体3内において、第1の端子部材
5のばね端子部11は、第1の電極7に向かって弾性に
基づく押圧力を及ぼし、他方、第2の端子部材6のばね
端子部12は、第2の電極8に向かって弾性に基づく押
圧力を及ぼしている。これによって、第1および第2の
端子部材5および6は、サーミスタ素子4を弾性的に挟
みながら支持している。
【0007】上述のように、ケース本体3内にサーミス
タ素子4ならびに端子部材5および6が収納された後、
蓋2がケース本体3の上方開口を閉じるように装着され
る。蓋2には、前述したソケット部9および10へのコ
ネクタピンの挿入を許容するための穴15および16が
設けられている。また、蓋2の下面には、ケース本体3
の内側面に沿って位置されるリブ17および18が設け
られ、これらリブ17および18には、それぞれ、ピン
穴19および20が設けられる。他方、ケース本体3の
側壁には、ピン穴19および20に対応する位置にピン
穴21および22が設けられる。蓋2がケース本体3に
装着された状態で、整列するピン穴19および21にピ
ン23が挿入され、かつ整列するピン穴20および22
にピン24が挿入されることにより、蓋2がケース本体
3に固定され、蓋2とケース本体3とからなるケース2
5が構成される。
【0008】図6および図7には、従来のサーミスタ装
置の第2の構造例が示されている。ここで、図6は、前
述した図4に相当の図であり、図7は、図5に相当の図
である。これら図面を対比すればわかるように、図6お
よび図7に示したサーミスタ装置1aは、図4および図
5に示したサーミスタ装置1と多くの共通する要素を備
えている。したがって、図6および7において、図4お
よび図5に示した要素に相当の要素には同様の参照符号
を付し、重複する説明を省略する。
【0009】図6および図7に示したサーミスタ装置1
aは、ケース本体3aの構造においてのみ、図4および
図5に示した正特性サーミスタ装置1と異なっている。
すなわち、図6および図7に示したケース本体3a内に
は、第1および第2の端子部材5および6のソケット部
9および10をそれぞれ囲むように、隔壁26および2
7が設けられている。その他の点については、図4およ
び図5に示したサーミスタ装置1と実質的に同様であ
る。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】上述のようなサーミス
タ装置1または1aは、種々の環境の下で使用される
が、外気の影響がサーミスタ素子4に及ぼされないよう
にすることが重要である。しかしながら、図4および図
5に示したサーミスタ装置1にあっては、外部電源との
接続用の穴15および16を通して、比較的容易に外気
がケース25内に侵入し、サーミスタ素子4に悪影響を
及ぼすことがある。
【0011】これに対して、図6および図7に示したサ
ーミスタ装置1aでは、隔壁26および27がケース2
5内に設けられているので、サーミスタ素子4への外気
の影響を弱めることができる。しかしながら、隔壁26
および27とケース本体3aの内側面との各間には、な
おも、隙間28および29が形成されているので、ケー
ス25内への外気の侵入を完全には防止できず、たとえ
ば、温泉地などの悪環境の下では、サーミスタ素子4が
外気による悪影響を受けることがある。
【0012】なお、このような隙間28および29は、
ケース本体3aへの端子部材5および6の挿入を容易に
するために、ある程度以上の大きさが必要であり、図6
および図7に示した構造のサーミスタ装置1aでは、こ
れら隙間28および29を、単純に小さくしたり、なく
したりすることはできない。そこで、この発明の目的
は、効率的な熱放散を可能にしながら、サーミスタ素子
への外気の影響をより与えにくくすることができる、サ
ーミスタ装置を提供しようとすることである。
【0013】
【課題を解決するための手段】この発明は、電極を有す
るサーミスタ素子と、このサーミスタ素子に外部電源を
供給するための端子部材と、これらサーミスタ素子およ
び端子部材を収納するための電気絶縁性のケースとを備
え、端子部材は、外部電源に電気的に接続される入力部
と、サーミスタ素子の電極に電気的に接続される出力部
と、これら入力部および出力部間を電気的に接続する中
継部とを有していて、また、ケースには、端子部材の入
力部への外部電源の接続を可能にするための穴が設けら
れている、そのようなサーミスタ装置に向けられる。そ
して、上述した技術的課題を解決するため、次のような
構成を備えることを特徴としている。
【0014】すなわち、ケース内には、端子部材の中継
部の配置を許容する通路を形成しながら、サーミスタ素
子が収納される第1の空間と端子部材の入力部を位置さ
せる第2の空間とに区画する隔壁が形成され、これら第
1の空間と第2の空間とは、隔壁および端子部材の中継
部によって、互いに遮断される。この発明において、好
ましくは、端子部材の中継部は、互いに対向する第1お
よび第2の主面を有する板状をなし、隔壁は、第1の主
面に接触する第1の接触部と第2の主面に接触する第2
の接触部とを備え、第1の接触部と第2の接触部とは、
第1および第2の主面の延びる方向に関して互いに異な
る位置に形成される。
【0015】
【発明の効果】この発明によれば、ケース内において、
サーミスタ素子を収納する第1の空間と端子部材の入力
部を位置させる第2の空間とが、隔壁および端子部材の
中継部によって互いに遮断されるので、端子部材の入力
部への外部電源の接続を可能とするために、ケースに設
けられた穴が第2の空間に連通していても、第1の空間
を外気に対してほぼ完全に遮断することができる。した
がって、第1の空間に収納されているサーミスタ素子に
は、外気の影響が届きにくくなる。それゆえ、この発明
によるサーミスタ装置は、たとえば温泉地のような悪環
境の下でも問題なく使用できるようになる。
【0016】また、上述した第1の空間と第2の空間と
の互いの遮断は、隔壁だけによって達成されるのではな
く、端子部材の中継部も、この遮断に寄与しているの
で、この中継部によって、穴に連通する第2の空間を規
定する壁面の一部が与えられることになる。したがっ
て、この端子部材を介してケースへ熱放散が良好に行な
われることができる。それゆえ、たとえ定格電流を超え
る異常電流が流れても、端子部材による熱放散が順調に
行なわれるため、端子部材の温度が異常に上昇すること
がなく、安全性の高いサーミスタ装置とすることができ
る。
【0017】前述したように、端子部材の中継部が互い
に対向する第1および第2の主面を有する板状をなし、
隔壁が第1の主面に接触する第1の接触部と第2の主面
に接触する第2の接触部とを備えており、端子部材を介
してケースへ熱放散をより生じやすくすることができ
る。
【0018】
【発明の実施の形態】図1ないし図3は、この発明の一
実施形態によるサーミスタ装置31を説明するためのも
のである。ここで、図1は、前述した図4または図6に
相当し、図2は、前述した図5または図7に相当する。
サーミスタ装置31は、前述した正特性サーミスタ装置
1または1aと同様、電気絶縁性のケース本体32と、
ケース本体32内に収納されるサーミスタ素子33なら
びに第1および第2の端子部材34および35と、ケー
ス本体32の上方開口を閉じる電気絶縁性の蓋36とを
備えている。
【0019】サーミスタ素子33は、たとえば正特性サ
ーミスタ素子であり、全体としてディスク状をなしてい
る。サーミスタ素子33には、第1および第2の電極3
7および38が、相対向するように形成されている。サ
ーミスタ素子33が正特性サーミスタの場合、第1およ
び第2の電極37および38は、下層がNi、上層がA
gからなり、Agのマイグレーションを防止するため
に、上層の周縁外側には下層が露出していることが好ま
しい。なお、サーミスタ素子33として、たとえば角板
状等の他の形状のものが用いられてもよい。このサーミ
スタ素子33は、電極37および38を側方に向けた状
態で、ケース本体32内の中央部に挿入される。
【0020】サーミスタ素子33を挟むように、第1お
よび第2の端子部材34および35がケース本体32内
に挿入される。第1および第2の端子部材34および3
5は、サーミスタ素子33に外部電源を供給するための
ものである。第1および第2の端子部材34および35
は、それぞれ、図示しない外部電源を供給するコネクタ
ピンを受け入れ、コネクタピンとの間で電気的接続を達
成するためのソケット部39および40を形成してい
て、これらソケット部39および40が外部電源に電気
的に接続される入力部を構成している。また、第1およ
び第2の端子部材34および35は、それぞれ、第1お
よび第2の電極37および38に電気的に接続される出
力部となるばね端子部41および42を形成している。
これらばね端子部41および42は、それぞれ、電極3
7および38に弾性的に接触する。さらに、第1および
第2の端子部材34および35は、それぞれ、入力部と
なるソケット部39および40と出力部となるばね端子
部41および42とをそれぞれ電気的に接続する中継部
43および44を有している。
【0021】ばね端子部41および42は、それぞれ、
たとえばステンレス鋼、銅系合金等の金属からなる板材
から構成され、ソケット部39および40ならびに中継
部43および44は、それぞれ、たとえば銅系合金等の
金属からなる板材から構成され、これら板材は、たとえ
ばスポット溶接により互いに接合される。ケース本体3
2内において、第1の端子部材34のばね端子部41
は、第1の電極37に向かって弾性に基づく押圧力を及
ぼし、他方、第2の端子部材35のばね端子部42は、
第2の電極38に向かって弾性に基づく押圧力を及ぼし
ている。これによって、第1および第2の端子部材34
および35は、サーミスタ素子33を弾性的に挟みなが
ら支持していて、サーミスタ素子33は、ケース本体3
2内において宙に浮いた状態に維持される。
【0022】ケース本体32は、好ましくは、難燃性が
94V−0(UL規格)相当のフェノール、ポリフェニ
レンサルファイト、ポリブチレンテレフタレート等の耐
熱性に優れた樹脂から構成される。蓋36も、ケース本
体32と同様の材料から構成される。ケース本体32内
には、第1および第2の端子部材34および35の中継
部43および44の配置を許容する通路45および46
をそれぞれ形成しながら、サーミスタ素子33が収納さ
れる第1の空間47と端子部材34および35のソケッ
ト部39および40をそれぞれ位置させる第2の空間4
8および49とに区画する隔壁50および51が形成さ
れている。これら隔壁50および51の上面は、ケース
本体32の上面と同じ高さを有している。また、隔壁5
0および51に形成される前述した通路45および46
の各底面から隔壁50および51の各上面までの寸法
は、端子部材34および35の中継部43および44の
各々の上下方向の寸法と等しくなるように選ばれる。
【0023】隔壁50および51の形状は、互いに対称
である。図3には、図1の一部であって隔壁51が形成
された部分が拡大されて示されている。図3によく示さ
れているように、端子部材35の中継部44は、板状で
あって、互いに対向する第1および第2の主面52およ
び53を有している。隔壁51は、通路46内に配置さ
れた中継部44との関連で見たとき、第1の主面52に
接触する第1の接触部54と第2の主面53に接触する
第2の接触部55とを備えている。そして、これら第1
の接触部54と第2の接触部55とは、第1および第2
の主面52および53の延びる方向に関して互いに異な
る位置に形成されている。
【0024】上述のように構成することにより、端子部
材35がケース本体32に挿入されるとき、図3におい
て破線で示した状態から実線で示した状態への弾性的な
変形が生じるようにされるのが好ましい。これによっ
て、端子部材35がケース本体32内で安定的に位置決
めされるだけでなく、隔壁51の接触部54および55
を中継部44に強く密着させることが可能になる。
【0025】なお、詳細な図示および説明は省略する
が、他方の隔壁50および端子部材34についても、上
述した隔壁51および端子部材35の場合と実質的に同
様に構成されている。上述のように、ケース本体32内
にサーミスタ素子33ならびに端子部材34および35
が収納された後、蓋36がケース本体32の上方開口を
閉じるように装着される。蓋36は、サーミスタ素子3
3の上部を受け入れるように、その一部が上方へ張り出
した形状を有している。蓋36には、ケース本体32の
相対向する1対の外側面にまでそれぞれ延びる1対のフ
ック56(他方のフックは、蓋36に隠れて図示されな
い。)が形成される。これらフック56は、ケース本体
32の外側面に形成された係合凹部57(他方の係合凹
部は、ケース本体32に隠れて図示されない。)にそれ
ぞれ係合し、それによって、蓋36がケース本体32と
一体化され、これら一体化されたケース本体32と蓋3
6とによって、ケース58が構成される。なお、ケース
本体32への蓋36の装着にあたっては、他の形式の嵌
合等の構造が採用されてもよい。
【0026】このようなケース58には、前述したソケ
ット部39および40へのコネクタピンの挿入を許容す
るための穴59および60が設けられる。この実施形態
では、これら穴59および60は、ケース本体32の第
2の空間48および49のそれぞれの底面に位置され
る。なお、これら穴59および60は、蓋36側に設け
られてもよい。
【0027】このようにして、隔壁50および51の上
面は、ケース本体32の上面と同じ高さを有しているの
で、蓋36の下面に接触し、また、隔壁50および51
に形成される通路45および46の各底面から隔壁50
および51の各上面までの寸法は、端子部材34および
35の中継部43および44の各々の上下方向の寸法と
等しくなるように選ばれているので、中継部43および
44の上面は蓋36の下面に接触し、中継部43および
44の下面は通路45および46の底面に接触する。さ
らに、隔壁51について言えば、第1および第2の接触
部54および55がそれぞれ中継部44の第1および第
2の主面52および53に接触し、隔壁50についても
中継部43に対して同様の接触を達成する。これらのこ
とから、第1の空間47と第2の空間48および49の
各々とは、それぞれ、隔壁50および51と端子部材3
4および35の中継部43および44との双方によっ
て、互いにほぼ完全に遮断されることができる。
【0028】したがって、このサーミスタ装置31によ
れば、外気の影響をサーミスタ素子33に及ぼしにくく
することができ、また、端子部材34および35を介し
てケース58へ熱放散を良好に生じさせることができ
る。以上、この発明を図示した実施形態に関連して説明
したが、この発明の範囲内において、その他の実施形態
も可能である。
【0029】たとえば、端子部材と隔壁との組合せ構造
は、図3に示したような態様に限らず、ケース内におけ
る、サーミスタ素子が収納される第1の空間と端子部材
の入力部となるソケット部を位置させる第2の空間と
が、当該隔壁および端子部材によって、互いに遮断でき
る構造であれば、どのような構造であってもよい。ま
た、端子部材の形状は、用いられるサーミスタ素子の種
類、あるいは外部電源を供給するためのコネクタ手段の
種類等に応じて、種々に変更することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施形態によるサーミスタ装置3
1を示す平面図であり、蓋36を除去した状態で示して
いる。
【図2】図1に示したサーミスタ装置31に備える要素
を分解して示す斜視図である。
【図3】図1に示したサーミスタ装置31の一方の隔壁
51の部分を拡大して示す平面図である。
【図4】この発明にとって興味ある従来の正特性サーミ
スタ装置1を示す、図1に相当の図である。
【図5】図4に示した正特性サーミスタ装置1に備える
要素を分解して示す、図2に相当の図である。
【図6】この発明にとって興味ある従来の他の正特性サ
ーミスタ装置1aを示す、図1に相当の図である。
【図7】図6に示した正特性サーミスタ装置1aに備え
る要素を分解して示す、図2に相当の図である。
【符号の説明】
31 サーミスタ装置 32 ケース本体 33 サーミスタ素子 34,35 端子部材 36 蓋 37,38 電極 39,40 ソケット部(入力部) 41,42 ばね端子部(出力部) 43,44 中継部 45,46 通路 47 第1の空間 48,49 第2の空間 50,51 隔壁 52 第1の主面 53 第2の主面 54 第1の接触部 55 第2の接触部 58 ケース 59,60 穴
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H01C 7/02 - 7/22

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電極を有するサーミスタ素子と、 前記サーミスタ素子に外部電源を供給するための端子部
    材と、 前記サーミスタ素子および前記端子部材を収納するため
    の電気絶縁性のケースとを備え、 前記端子部材は、外部電源に電気的に接続される入力部
    と、前記電極に電気的に接続される出力部と、前記入力
    部および前記出力部間を電気的に接続する中継部とを有
    し、 前記ケースには、前記端子部材の入力部への外部電源の
    接続を可能にするための穴が設けられ、 前記ケース内には、前記端子部材の中継部の配置を許容
    する通路を形成しながら、前記サーミスタ素子が収納さ
    れる第1の空間と前記端子部材の入力部を位置させる第
    2の空間とに区画する隔壁が形成され、 前記第1の空間と前記第2の空間とは、前記隔壁および
    前記端子部材の中継部によって、互いに遮断されている
    ことを特徴とする、サーミスタ装置。
  2. 【請求項2】 前記端子部材の中継部は、互いに対向す
    る第1および第2の主面を有する板状をなし、前記隔壁
    は、前記第1の主面に接触する第1の接触部と前記第2
    の主面に接触する第2の接触部とを備え、前記第1の接
    触部と前記第2の接触部とは、前記第1および第2の主
    面の延びる方向に関して互いに異なる位置に形成され
    る、請求項1に記載のサーミスタ装置
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