JPH0318894Y2 - - Google Patents
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- JPH0318894Y2 JPH0318894Y2 JP9578080U JP9578080U JPH0318894Y2 JP H0318894 Y2 JPH0318894 Y2 JP H0318894Y2 JP 9578080 U JP9578080 U JP 9578080U JP 9578080 U JP9578080 U JP 9578080U JP H0318894 Y2 JPH0318894 Y2 JP H0318894Y2
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Landscapes
- Measurement Of Levels Of Liquids Or Fluent Solid Materials (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は自動車の燃料あるいはエンジンオイル
等液槽中の各種液体の液位を、該液槽中の液体と
大気の熱伝導差によつて検知する液面検出器に関
するもので、以下図面の実施例について説明す
る。
等液槽中の各種液体の液位を、該液槽中の液体と
大気の熱伝導差によつて検知する液面検出器に関
するもので、以下図面の実施例について説明す
る。
第1図において1は液槽の適当な部位に装着さ
れる金属の本体1aと、該本体の取付ねじ1a′の
下方に設けられた段座面1a″から液槽内に突出す
るように延設される有底の保護筒1bとからな
る。2は板状のセラミツクヒータ(以下、板状ヒ
ータと略称する)で、同図Bに示されるように特
公昭51−22659号公報に開示されたセラミツクグ
リーンシートの片面にモリブデン等耐熱金属粉末
を含むペーストによつて発熱要素となる所望の導
電パターンを印刷し、この上に同質のセラミツク
グリーンシートを積層、圧着して一体化し、予め
上記導電パターンの両端末に通ずる上下いずれか
のグリーンシートに設けた一対の小孔に該導電パ
ターンと同質の金属ペーストを充填してスルーホ
ールと呼ばれる導電孔を形成した後、非酸化性雰
囲気中において焼結し、薄膜の発熱要素を内封し
た板状セラミツクの発熱体を製造する手法を応用
して製作したものを示し、高アルミナ磁器等から
なる本体2aの内部に埋設されたスパイラル状の
発熱要素2bの一端、ここでは外端2b′から上端
面に設けられた第1のスルーホール2cに接続す
る狭小な入力電極面2dと、上記発熱要素2bの
一端、ここでは内端2b″から底面に設けられた第
2のスルーホール2c′に接続して該底面の略々全
域を覆う接地電極面2eと、該接地電極面2eか
ら本体2aの側壁を経て上端面に伸びて上記入力
電極面2dとの間に絶縁間隔を保持して同一面上
に対向する感温座面2e′をそれぞれ真空蒸着等の
金属化法によつて形成し、底面の接地電極面2e
を上記有底の保護筒1bの内底面にロー着等(図
示省略)によつて互いに熱伝導性よく接合する。
次に3は上記板状ヒータ2の上面に形成された狭
小な入力電極面2dにロー着等によつて植設した
入力リード線、4は両主表面に金属化電極面4
a,4a′を設けたサーミスタで一方の電極面4a
を上記板状ヒータ2の上面に設けた感温座面2
e′にロー着等によつて積層して接合して互いに熱
伝導性よく結合し他方の電極面4a′には上記サー
ミスタ4が受けた温度を対抗値で報知する信号リ
ード線5が同じくロー着等によつて植設されてい
る。6は上記入力リード線3及び信号リード線5
の絶縁を保持するため保護筒1bの内部に充填さ
れたシリコン樹脂等の絶縁性充填材を示し、この
充填材6を充填した後、また場合によつては充填
前において上記保護筒1bに、上記板状ヒータ2
及びサーミスタ4を設けた底面から上方への熱伝
導を抑制する径小部1b′をローリング加工等によ
つて形成する。1b″は径小部1b′によつて区域さ
れてなる保護筒の末端部である。3a,5aは上
記入力リード線3、信号リード線5と接続する入
力端子及び信号端子、7は上記本体1aの上端の
開口部に嵌着し上記入力端子3a及び信号端子5
aを固定する絶縁端子である。
れる金属の本体1aと、該本体の取付ねじ1a′の
下方に設けられた段座面1a″から液槽内に突出す
るように延設される有底の保護筒1bとからな
る。2は板状のセラミツクヒータ(以下、板状ヒ
ータと略称する)で、同図Bに示されるように特
公昭51−22659号公報に開示されたセラミツクグ
リーンシートの片面にモリブデン等耐熱金属粉末
を含むペーストによつて発熱要素となる所望の導
電パターンを印刷し、この上に同質のセラミツク
グリーンシートを積層、圧着して一体化し、予め
上記導電パターンの両端末に通ずる上下いずれか
のグリーンシートに設けた一対の小孔に該導電パ
ターンと同質の金属ペーストを充填してスルーホ
ールと呼ばれる導電孔を形成した後、非酸化性雰
囲気中において焼結し、薄膜の発熱要素を内封し
た板状セラミツクの発熱体を製造する手法を応用
して製作したものを示し、高アルミナ磁器等から
なる本体2aの内部に埋設されたスパイラル状の
発熱要素2bの一端、ここでは外端2b′から上端
面に設けられた第1のスルーホール2cに接続す
る狭小な入力電極面2dと、上記発熱要素2bの
一端、ここでは内端2b″から底面に設けられた第
2のスルーホール2c′に接続して該底面の略々全
域を覆う接地電極面2eと、該接地電極面2eか
ら本体2aの側壁を経て上端面に伸びて上記入力
電極面2dとの間に絶縁間隔を保持して同一面上
に対向する感温座面2e′をそれぞれ真空蒸着等の
金属化法によつて形成し、底面の接地電極面2e
を上記有底の保護筒1bの内底面にロー着等(図
示省略)によつて互いに熱伝導性よく接合する。
次に3は上記板状ヒータ2の上面に形成された狭
小な入力電極面2dにロー着等によつて植設した
入力リード線、4は両主表面に金属化電極面4
a,4a′を設けたサーミスタで一方の電極面4a
を上記板状ヒータ2の上面に設けた感温座面2
e′にロー着等によつて積層して接合して互いに熱
伝導性よく結合し他方の電極面4a′には上記サー
ミスタ4が受けた温度を対抗値で報知する信号リ
ード線5が同じくロー着等によつて植設されてい
る。6は上記入力リード線3及び信号リード線5
の絶縁を保持するため保護筒1bの内部に充填さ
れたシリコン樹脂等の絶縁性充填材を示し、この
充填材6を充填した後、また場合によつては充填
前において上記保護筒1bに、上記板状ヒータ2
及びサーミスタ4を設けた底面から上方への熱伝
導を抑制する径小部1b′をローリング加工等によ
つて形成する。1b″は径小部1b′によつて区域さ
れてなる保護筒の末端部である。3a,5aは上
記入力リード線3、信号リード線5と接続する入
力端子及び信号端子、7は上記本体1aの上端の
開口部に嵌着し上記入力端子3a及び信号端子5
aを固定する絶縁端子である。
こゝで上記入力端子3aを電源に接続すれば入
力リード線3、入力電極面2d、第1のスルーホ
ール2c、スパイラル状発熱要素の外端2b′、そ
の内端2b″、第2のスルーホール2c′、接地電極
面2eを経て主体金具1に至り接地される加熱回
路を構成して板状ヒータ2を発熱させる。
力リード線3、入力電極面2d、第1のスルーホ
ール2c、スパイラル状発熱要素の外端2b′、そ
の内端2b″、第2のスルーホール2c′、接地電極
面2eを経て主体金具1に至り接地される加熱回
路を構成して板状ヒータ2を発熱させる。
一方、信号端子5a側には信号リード線5から
サーミスタ4、板状ヒータ2上の感温座面2e′と
導通する該板状ヒータ2の底面の接地電極面2e
を経て上記主体金具1に至り、上記板状ヒータ2
の温度上昇を抵抗値によつて検出する検知回路が
構成される。
サーミスタ4、板状ヒータ2上の感温座面2e′と
導通する該板状ヒータ2の底面の接地電極面2e
を経て上記主体金具1に至り、上記板状ヒータ2
の温度上昇を抵抗値によつて検出する検知回路が
構成される。
従つて、上記加熱回路に通電して板状ヒータ2
を発熱させればサーミスタ4も受熱して信号端子
5aにそのときの温度を抵抗値として伝達する
が、上記板状ヒータ2の温度は上昇した後、これ
と接する保護筒1bの底面を含む部分の外部媒体
の熱伝達率差に応じて異なる温度に飽和し、上記
媒体が液体の場合はその比較的高い熱伝達率によ
つて比較的低温にて飽和状態に達する反面、大気
の場合はその著しく低い熱伝達率によつて高温に
おいて飽和するので検知回路に現われる抵抗値の
変化により、上記保護筒1bの外部底面が液体中
に浸漬しているか、大気中に曝されているかを検
知することができるので本体1aの外側面の取付
ねじ1a′によつて液槽(図示省略)中の液体の下
限とする部位に装着すれば、該液槽中の液体が必
要な液位を維持しているか、補給して液位を高め
る必要があるかを検知することができるが、本考
案においては上記の通り保護筒1bの板状ヒータ
2及びサーミスタ4を内封した底部の上方に、該
部分から上方への熱伝達を抑制する径小部を設
け、これによつて上記保護筒1bの底部付近に形
成した末端部1b″を熱的に孤立させるようにした
から、サーミスタを板状のヒータに直接、接合す
ることによつてもたらされる該サーミスタの高い
応答性に加え、上記末端部分外部の媒体の違いに
よる温度変化に差異を生じて感度を高めるととも
に、サーミスタを気中雰囲気で所定の飽和温度を
保持するのに必要となる板状ヒータの消費電力を
小さくし、かつ主体金具を板状ヒータ側の加熱回
路及びサーミスタ側の検知回路の接地電極として
共用するから、回路及び装置を単純化して製造価
格を低減する等の優れた効果がある。
を発熱させればサーミスタ4も受熱して信号端子
5aにそのときの温度を抵抗値として伝達する
が、上記板状ヒータ2の温度は上昇した後、これ
と接する保護筒1bの底面を含む部分の外部媒体
の熱伝達率差に応じて異なる温度に飽和し、上記
媒体が液体の場合はその比較的高い熱伝達率によ
つて比較的低温にて飽和状態に達する反面、大気
の場合はその著しく低い熱伝達率によつて高温に
おいて飽和するので検知回路に現われる抵抗値の
変化により、上記保護筒1bの外部底面が液体中
に浸漬しているか、大気中に曝されているかを検
知することができるので本体1aの外側面の取付
ねじ1a′によつて液槽(図示省略)中の液体の下
限とする部位に装着すれば、該液槽中の液体が必
要な液位を維持しているか、補給して液位を高め
る必要があるかを検知することができるが、本考
案においては上記の通り保護筒1bの板状ヒータ
2及びサーミスタ4を内封した底部の上方に、該
部分から上方への熱伝達を抑制する径小部を設
け、これによつて上記保護筒1bの底部付近に形
成した末端部1b″を熱的に孤立させるようにした
から、サーミスタを板状のヒータに直接、接合す
ることによつてもたらされる該サーミスタの高い
応答性に加え、上記末端部分外部の媒体の違いに
よる温度変化に差異を生じて感度を高めるととも
に、サーミスタを気中雰囲気で所定の飽和温度を
保持するのに必要となる板状ヒータの消費電力を
小さくし、かつ主体金具を板状ヒータ側の加熱回
路及びサーミスタ側の検知回路の接地電極として
共用するから、回路及び装置を単純化して製造価
格を低減する等の優れた効果がある。
いま、前に述べたセラミツク発熱体の製造技術
を用い、直径10mm、厚さ1mmからなる円板状アル
ミナ磁器の内部にモリブデンの薄膜によつて形成
した抵抗値20Ωのスパイラル状薄膜耐熱金属の発
熱要素を有する図示した板状発熱体2と、Mn−
Fe−Ni系組成物からなる負特性のサーミスタ4
にそれぞれ入力リード線3、信号リード線5を植
設し、真ちゆう(7:3黄銅)からなる主体金具
の段座面1a″から下方に伸びる内径12mm、厚さ1
mm、長さ20mmの保護筒1bの内底面に積層、接合
しついで絶縁材6としてシリコンゴムを上記段座
面1a″を超える高さに充填し、かつ上記サーミス
タ4の上方約5mmの位置から上方へ約10mmの部分
をローリング加工によつて圧搾して外径約5mmの
径小部1b′を保護筒に形成した本考案の液面検出
器と、上記ローリング加工による径小部を設けず
他を全部同一としたものについて両者の特性を比
較した結果は次の通り前者の本考案品は優れた効
果を示した。
を用い、直径10mm、厚さ1mmからなる円板状アル
ミナ磁器の内部にモリブデンの薄膜によつて形成
した抵抗値20Ωのスパイラル状薄膜耐熱金属の発
熱要素を有する図示した板状発熱体2と、Mn−
Fe−Ni系組成物からなる負特性のサーミスタ4
にそれぞれ入力リード線3、信号リード線5を植
設し、真ちゆう(7:3黄銅)からなる主体金具
の段座面1a″から下方に伸びる内径12mm、厚さ1
mm、長さ20mmの保護筒1bの内底面に積層、接合
しついで絶縁材6としてシリコンゴムを上記段座
面1a″を超える高さに充填し、かつ上記サーミス
タ4の上方約5mmの位置から上方へ約10mmの部分
をローリング加工によつて圧搾して外径約5mmの
径小部1b′を保護筒に形成した本考案の液面検出
器と、上記ローリング加工による径小部を設けず
他を全部同一としたものについて両者の特性を比
較した結果は次の通り前者の本考案品は優れた効
果を示した。
すなわち、両者の板状ヒータの表面温度を大気
中250℃において飽和させるに要する所望電力は
本考案品の場合12Wで止まつたのに対して、後者
の径小部を設けない場合は16Wを要し、またこの
板状ヒータの表面温度を大気中250℃において飽
和させた条件で120℃の油中に保護筒となる主体
金具の取付ねじ下の段座面1a″の下方の部分を浸
漬して板状ヒータを発熱させた場合における該板
状ヒータの表面温度は本考案品が200℃まで低下
してその間50℃の温度差を生じたのに対して、後
者の径心部を設けない場合の温度は220℃でその
間の温度差は30℃に止まつた。
中250℃において飽和させるに要する所望電力は
本考案品の場合12Wで止まつたのに対して、後者
の径小部を設けない場合は16Wを要し、またこの
板状ヒータの表面温度を大気中250℃において飽
和させた条件で120℃の油中に保護筒となる主体
金具の取付ねじ下の段座面1a″の下方の部分を浸
漬して板状ヒータを発熱させた場合における該板
状ヒータの表面温度は本考案品が200℃まで低下
してその間50℃の温度差を生じたのに対して、後
者の径心部を設けない場合の温度は220℃でその
間の温度差は30℃に止まつた。
本考案の液面検出器は板状ヒータ2とサーミス
タ4を内底部に互いに熱的に結合するように接合
して設けた保護筒1bの上記板状ヒータ2、サー
ミスタ4の上方において径小部を設けることによ
つて該保護筒1bの末端部を熱的に孤立させるよ
うにして上記の効果を奏するものであるが、保護
筒の径小部の材質を低熱伝導性とし末端部分に高
熱伝導性の材料を用いることによつて更にその効
果を高めることもできる。
タ4を内底部に互いに熱的に結合するように接合
して設けた保護筒1bの上記板状ヒータ2、サー
ミスタ4の上方において径小部を設けることによ
つて該保護筒1bの末端部を熱的に孤立させるよ
うにして上記の効果を奏するものであるが、保護
筒の径小部の材質を低熱伝導性とし末端部分に高
熱伝導性の材料を用いることによつて更にその効
果を高めることもできる。
第2図はその実施例を示し、11は本体11a
と、径小部をなす管11b′の末端に後で、述べる
板状ヒータ及びサーミスタを収納する末端部分を
なす径大の筐体11b″をかしめ、ロー着等によつ
固定してなる有底筒状の保護筒11bとからなる
主体金具で、上記管11b′はステンレス等の低熱
伝性の金属によつて製作され、上端面に設けた径
大の鍔によつて本体11aの末端にかしめられる
か、図示を省略するが鍔を設けることなくロー着
等によつて一体に接合され、その反対側の末端に
おいて固定する上記径大の筐体11b″は真ちゆう
等の高熱伝導性金属によつて製作される。2は板
状ヒータ、3は入力リード線、3aは入力端子、
4はサーミスタ、5は信号リード線、5aは信号
端子、6はシリコン樹脂等の絶縁性充填材、7は
絶縁蓋を示し、板状ヒータ2から絶縁蓋7に至る
これらの部材は第1図の場合と同様に組付けら
れ、入力端子3aから主体金具11に至り接地さ
れる加熱回路と、信号端子5aから同じく主体金
具11に至り接地される検知回路が構成され前と
同様に機能するが、本例においては板状ヒータ
2、サーミスタ3を収納する保護筒11bの末端
部分を高熱伝導性金属からなる径大筐体11b″に
よつて形成し、これから上方に伸びて本体11a
に固定される径小の部分11b′は低熱伝導性金属
の管によつて構成されるから、上記板状ヒータ2
とサーミスタ4の積層、接合による高い応答性及
び保護筒11bのこれら板状ヒータ2、サーミス
タ4の上方を径小の管11b′とした形状によつて
得られる効果の他に上記径大の筐体11b″と径小
の管11b′両者の熱伝導率の差異による効果が付
加されるから更に高い効果が得られる。
と、径小部をなす管11b′の末端に後で、述べる
板状ヒータ及びサーミスタを収納する末端部分を
なす径大の筐体11b″をかしめ、ロー着等によつ
固定してなる有底筒状の保護筒11bとからなる
主体金具で、上記管11b′はステンレス等の低熱
伝性の金属によつて製作され、上端面に設けた径
大の鍔によつて本体11aの末端にかしめられる
か、図示を省略するが鍔を設けることなくロー着
等によつて一体に接合され、その反対側の末端に
おいて固定する上記径大の筐体11b″は真ちゆう
等の高熱伝導性金属によつて製作される。2は板
状ヒータ、3は入力リード線、3aは入力端子、
4はサーミスタ、5は信号リード線、5aは信号
端子、6はシリコン樹脂等の絶縁性充填材、7は
絶縁蓋を示し、板状ヒータ2から絶縁蓋7に至る
これらの部材は第1図の場合と同様に組付けら
れ、入力端子3aから主体金具11に至り接地さ
れる加熱回路と、信号端子5aから同じく主体金
具11に至り接地される検知回路が構成され前と
同様に機能するが、本例においては板状ヒータ
2、サーミスタ3を収納する保護筒11bの末端
部分を高熱伝導性金属からなる径大筐体11b″に
よつて形成し、これから上方に伸びて本体11a
に固定される径小の部分11b′は低熱伝導性金属
の管によつて構成されるから、上記板状ヒータ2
とサーミスタ4の積層、接合による高い応答性及
び保護筒11bのこれら板状ヒータ2、サーミス
タ4の上方を径小の管11b′とした形状によつて
得られる効果の他に上記径大の筐体11b″と径小
の管11b′両者の熱伝導率の差異による効果が付
加されるから更に高い効果が得られる。
いま、主体金具11の保護筒11bの末端の筐
体11b″の材質を真ちゆう(7:3黄銅)、その
上方の径小部11bの材質をステンレス
(SUS304等)にした他は主体金具11の本体1
1aを含めて第1図の前例と同一材質かつ略々同
一寸法に製作した第2図に示した液面検出器の特
性を前と同一条件で測定した結果、板状ヒータの
表面温度を250℃に飽和させるに要する所要電力
は6Wとなつて6Wを更に節減し、また前と同様
120℃の油中に浸漬した場合における板状ヒータ
の表面温度も160℃まで低下し両者間に90℃の温
度差を生じ、第2図に示したものは第1図に示し
たものに比して更に消費電力を低減し、しかも高
い感度を示した。
体11b″の材質を真ちゆう(7:3黄銅)、その
上方の径小部11bの材質をステンレス
(SUS304等)にした他は主体金具11の本体1
1aを含めて第1図の前例と同一材質かつ略々同
一寸法に製作した第2図に示した液面検出器の特
性を前と同一条件で測定した結果、板状ヒータの
表面温度を250℃に飽和させるに要する所要電力
は6Wとなつて6Wを更に節減し、また前と同様
120℃の油中に浸漬した場合における板状ヒータ
の表面温度も160℃まで低下し両者間に90℃の温
度差を生じ、第2図に示したものは第1図に示し
たものに比して更に消費電力を低減し、しかも高
い感度を示した。
なお、サーミスタの応答性を高めるため、該サ
ーミスタと積層、接合して主体金具の保護筒の内
底面に座定される板状ヒータ2に内封された発熱
要素2bの両端末を、それぞれ軸線方向のスルー
ホール2c,2c′を通じて両主表面の入力電極面
2d及び接地電極面2eに接続した態様を第1図
Bに示したが、上記スルーホールに代えて発熱要
素2bの両端末をそれぞれ側端まで延長したの
ち、側壁に沿う金属化面によつて入力電極面2
d、接地電極面2e及び感温座面2e′に導通して
もよい。
ーミスタと積層、接合して主体金具の保護筒の内
底面に座定される板状ヒータ2に内封された発熱
要素2bの両端末を、それぞれ軸線方向のスルー
ホール2c,2c′を通じて両主表面の入力電極面
2d及び接地電極面2eに接続した態様を第1図
Bに示したが、上記スルーホールに代えて発熱要
素2bの両端末をそれぞれ側端まで延長したの
ち、側壁に沿う金属化面によつて入力電極面2
d、接地電極面2e及び感温座面2e′に導通して
もよい。
第1図Aは本考案の液面検出器の基本的態様を
示す縦断面図、同図Bはその底面付近を拡大して
示した縦断面図、第2図は他の実施例を示す縦断
面図で第1図と共通する部品は同一符号で示し
た。 1,11……主体金具、1a,11a……本
体、1b,11b……保護筒、1b′,11b′……
径小部、2……板状ヒータ、4……サーミスタ。
示す縦断面図、同図Bはその底面付近を拡大して
示した縦断面図、第2図は他の実施例を示す縦断
面図で第1図と共通する部品は同一符号で示し
た。 1,11……主体金具、1a,11a……本
体、1b,11b……保護筒、1b′,11b′……
径小部、2……板状ヒータ、4……サーミスタ。
Claims (1)
- 主体金具本体1a,11aから液槽内に突出さ
せる有底の保護筒1b,11bの内底面に、耐熱
金属の薄膜からなり、内封された発熱要素2bの
一端2b′を入力リード線3に接続する入力電極面
2dと、他端2b″を上記保護筒に接続、接地する
接地電極面2eを具えた板状のセラミツクヒータ
2を座定すると共に、該接地電極面2eから伸
び、上記入力電極面2dとの間に絶縁間隔を設け
て形成した感温座面2e′上にサーミスタ4の一方
の電極面4aを積層、熱的に結合するように接合
し、該サーミスタ4の他方の電極面4a′に接続し
た信号リード線5と、上記入力リード線3との間
の絶縁を保持すると共に上記主体金具の保護筒1
b,11bに、該主体金具本体1a,11aの方
向への熱伝達を抑制する径小部1b′,11b′を設
けたことを特徴とする液面検出器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9578080U JPH0318894Y2 (ja) | 1980-07-08 | 1980-07-08 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9578080U JPH0318894Y2 (ja) | 1980-07-08 | 1980-07-08 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5719428U JPS5719428U (ja) | 1982-02-01 |
JPH0318894Y2 true JPH0318894Y2 (ja) | 1991-04-22 |
Family
ID=29457641
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9578080U Expired JPH0318894Y2 (ja) | 1980-07-08 | 1980-07-08 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0318894Y2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002122464A (ja) * | 2000-10-17 | 2002-04-26 | Kyoto Platec:Kk | 液面センサー |
JPWO2015083298A1 (ja) * | 2013-12-03 | 2017-03-16 | 株式会社岡崎製作所 | 水位センサ |
-
1980
- 1980-07-08 JP JP9578080U patent/JPH0318894Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5719428U (ja) | 1982-02-01 |
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