JPH0646072Y2 - 定温発熱体 - Google Patents

定温発熱体

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JPH0646072Y2
JPH0646072Y2 JP2205789U JP2205789U JPH0646072Y2 JP H0646072 Y2 JPH0646072 Y2 JP H0646072Y2 JP 2205789 U JP2205789 U JP 2205789U JP 2205789 U JP2205789 U JP 2205789U JP H0646072 Y2 JPH0646072 Y2 JP H0646072Y2
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JP
Japan
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heating element
constant temperature
temperature heating
heat
ptc heater
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Expired - Lifetime
Application number
JP2205789U
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JPH02113291U (ja
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正博 朝倉
清二 石塚
昭彦 井川
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Kurabe Industrial Co Ltd
Original Assignee
Kurabe Industrial Co Ltd
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は電子蚊取器等に用いられるPTCヒーターを使用
した定温発熱体に関する。
(従来の技術) 近年、発熱体分野に於いてPTCヒーターが利用されるよ
うになってきた。これはPTCヒーターが低温では固有の
抵抗値を有しヒーターとして作用するが、キュリー温度
以上では急激に抵抗値が増大し通電をカットするので、
自己温度制御機能を有し制御回路なしで安全性の高い定
温発熱体が得られるためである。
従来、この種の発熱体は、実用新案出願公開昭59−9679
1号公報又は同昭59−177195号公報等に詳細に述べられ
ているが簡単にその構成を説明する。
第3図に於いて、耐熱絶縁性物質から成り円筒穴を有す
る凹状のケース8の凹部に、両平面に電極層9が形成さ
れた円筒状PTCヒーター4と金属性電極10とが電気的に
接続された状態で収納され、耐熱絶縁性物質11が充填さ
れた後にケース8の開口部に同種の物質から成る蓋12が
挿入され熱処理等により一体化される。
更にアルミ等から成るリング状の放熱体13を前記ケース
8の円筒穴部分に挿入し加締め等の手段により固定す
る。このようにして円筒穴内側への放熱を増加させ円筒
穴の中央に設置された被加熱体への加熱効率が向上する
ように構成されている。
(考案が解決しようとする課題) このような構造の定温発熱体では金属製放熱体と耐熱絶
縁性ケースとの密着が悪く、接続手段によっては両者間
に空隙があき放熱体の表面温度が所定の値まで上昇せ
ず、本来の目的が達成せられない場合が多々ある。
本考案の目的は前述の欠点を除去し、バラツキが少なく
信頼性の高い定温発熱体を提供することにある。
(課題を解決するための手段) 前記目的を達成するため本考案による定温発熱体は、耐
熱絶縁性ケースの底部中央にあけられた穴に適合する金
属パイプが直立されてできる凹部空間に、同形状のPTC
ヒーターが収納されるとともに、該PTCヒーターの周囲
に耐熱絶縁性物質が充填されていることを特徴とするも
のである。またこの際、上記耐熱絶縁性ケースの底面に
PTCヒーターの穴部より内側に突起部を設けることが考
えられる。
(作用) 前記のように構成された定温発熱体は、PTCヒーターか
ら放熱体である金属パイプの間に空隙のできる余地はな
く均一な熱伝導を示すので、放熱体表面温度のバラツキ
が極めて少ない定温発熱体を可能にするものである。
(実施例) 以下、図面を参照して本考案を更に詳しく説明する。
第1図(a)は、本考案による定温発熱体の第1の実施
例を示す上面図であり、同図(b)はその断面図であ
る。
同図に於いて、耐熱絶縁性樹脂であるPPSから成るケー
ス1の底部中心にあけられた穴に、その穴と外径が等し
く肉厚1mmのアルミパイプ2が挿入され、放熱体とされ
る。
同図(b)に於いて、4は両平面に銀ペーストで電極層
3が形成されたPTCヒーターであり、近似した形のリン
グ状電極板5が銀ペーストにより両面から加熱接続され
る。
このような部分組品を前記PPSケース1とアルミパイプ
2とからできる凹部空間に挿入した後、余剰空間にシリ
コーン系樹脂6が充填され加熱硬化され定温発熱体とさ
れる。
本考案による定温発熱体と、実用新案出願公開昭59−96
791号広報と同様にアルミパイプが円筒穴に挿入され加
締められ放熱体とされる定温発熱体とを用意し、両者の
放熱体中央部の発熱温度の比較試験を行った。
ここで、PTCヒーターのキュリー温度は140℃のものを各
々20ケ用意し、前記部分組品状態で予め測定されたPTC
ヒーターの表面温度と定温発熱体状態での放熱体の表面
温度との差を測定した結果、本考案による実施例ではそ
の差が平均2.1℃,標準偏差が0.8℃であったが、従来例
ではその差は平均4.1℃,標準偏差が2.6℃であった。
尚、両試験体の各部の寸法は同等なものを使用した。こ
のように本実施例によればPTCヒーターから放熱体まで
の熱伝導は空隙がないので大幅に改善され、特にバラツ
キは著しく改善されている。ここで第1図(b)に於い
てアルミパイプ2の外面に凹凸を設けることによりシリ
コーン系樹脂6との密着性構造をはかれることは明らか
である。
次に第2の実施例を示す。第2図に於いて(a)は耐熱
絶縁性ケース1の上面図,(b)は同断面図を示す。同
図に於いてPPSケース1の底面穴部の周辺に、PTCヒータ
ーの穴部より内側に突起物7が設けられ、PTCヒーター
の位置を確定させ、アルミパイプ2との絶縁距離を容易
に等しくさせ得るケースを用いて、第1の実施例と同様
な組立と試験を行った結果、第1の実施例とほとんど同
じ結果となった。ここで突起物7は、ケースのPPS樹脂
と一体として成形されたが、他の手段を用いても同様で
ある。
(考案の効果) 以上説明したように、本考案によれば、PTCヒーターか
ら放熱体まで空隙がなく均一な熱伝導を示すので、放熱
体表面温度は所定の温度近くまで上昇し、バラツキも少
ないので円筒穴中央に設置された被加熱体への加熱効率
を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図(a)は本考案による定温発熱体の第1の実施例
を示す上面図、同図(b)はその断面図、第2図(a)
は本考案による定温発熱体の第2の実施例のケースを示
す上面図、第2図(b)はその断面図、第3図は従来の
定温発熱体の一例を示す断面図である。 1…ケース、2…アルミパイプ 3…電極層、4…PTCヒーター 5…リング状電極板、6…シリコーン系樹脂 7…突起物 8…円筒穴を有する凹状のケース 9…電極層、10…金属性電極 11…耐熱絶縁性物質、12…蓋 13…リングの状放熱体

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】耐熱絶縁性ケースの底部中央にあけられた
    穴に適合する金属パイプが直立されてできる凹部空間
    に、同形状のPTCヒーターが収納されるとともに、該PTC
    ヒーターの周囲に耐熱絶縁性物質が充填されていること
    を特徴とする定温発熱体。
  2. 【請求項2】耐熱絶縁性ケースの底面にPTCヒーターの
    穴部より内側に突起部を設けたことを特徴とする実用新
    案登録請求の範囲第1項記載の定温発熱体。
JP2205789U 1989-02-28 1989-02-28 定温発熱体 Expired - Lifetime JPH0646072Y2 (ja)

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JP2205789U JPH0646072Y2 (ja) 1989-02-28 1989-02-28 定温発熱体

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JPH02113291U JPH02113291U (ja) 1990-09-11
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