JPS6338556Y2 - - Google Patents

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JPS6338556Y2
JPS6338556Y2 JP17064882U JP17064882U JPS6338556Y2 JP S6338556 Y2 JPS6338556 Y2 JP S6338556Y2 JP 17064882 U JP17064882 U JP 17064882U JP 17064882 U JP17064882 U JP 17064882U JP S6338556 Y2 JPS6338556 Y2 JP S6338556Y2
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JP
Japan
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temperature coefficient
positive temperature
thermistor
adhesive
coefficient thermistor
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JP17064882U
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JPS5974689U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は、正特性サーミスタ及び金属製の放熱
体を用いた正特性サーミスタ発熱体に関するもの
である。
従来の構成とその問題点 正特性サーミスタは、ある温度(キユリー温
度)で急激に抵抗値が上昇する特性を有してい
る。そのため、これに通電した時その発熱温度
は、周囲温度や電圧の変動にかかわらずほぼ一定
になるという自己温度制御作用を有している。そ
して、その性質を利用して種々の発熱体が提案さ
れている。また、この発熱体の発熱量を増大させ
入力電力を大きくするため、その放熱係数を大き
くすることが有効であり、そのために表面積が大
きくて熱伝導率の大きい金属製の放熱体を正特性
サーミスタに固着させる方法はよく知られてい
る。
従来、この種の正特性サーミスタ発熱体におい
ては、第1図に示すように、正特性サーミスタ1
の両主平面にアルミ溶射等の方法で電極2,3を
設け、その電極面に、アルミ薄板等を折曲した放
熱フイン4,5をそれぞれ2枚のアルミ板6,
7,8,9ではさんでブレージング等によつて固
着した金属製の放熱体10,11をシリコン系接
着剤12,13等によつて固着していた。この
時、放熱体10,11を強く圧着しながら接着剤
12,13を硬化させることにより、放熱体1
0,11と電極2,3とを通電可能にすることが
できる。この構造によれば、放熱体10,11が
電極2,3の給電路を兼ねており、複雑な端子構
造を必要とせず簡単な構造で放熱体10,11を
固着することが出来、入力電力の大きな正特性サ
ーミスタ発熱体を得ることが可能であつた。しか
しながらこのような従来の正特性サーミスタ発熱
体には次の様な欠点があつた。すなわち、放熱体
10,11を接着剤12,13で正特性サーミス
タ1の電極面に固着するため、第2図に示すよう
に、接着剤12,13が両者の境界からはみだし
ていた。そのため、接着剤12,13として導電
性接着剤を用いた場合、はみ出した接着剤12,
13が互いに触れてシヨートする恐れがあつた。
また、接着剤12,13として絶縁性接着剤を用
いたとしても、はみ出すことを防ぐことは困難
で、しかもそのはみ出し方も一定とならず、外観
の品位が著しく劣るものであつた。そのため、こ
の正特性サーミスタ発熱体は、商品の外側から見
えない所に取付けて使用するしかなかつた。
さらに、もう一つの欠点として、放熱体10,
11と正特性サーミスタ1との接着面の大きさが
同一のため、これらを接着する時、お互いの位置
がずれないように治具で位置を規制してやる必要
があつた。すなわち第3図に示すように、接着す
る時、棒状の位置決め治具14を用いる必要があ
つた。そのため、接着剤12,13を硬化する時
の炉のスペースを大きくする必要があつた。ま
た、位置決め治具14も同時に加熱するため、硬
化時間が長くなつたり、使用エネルギーも余分に
必要であつた。
考案の目的 本考案は上記従来の欠点を解消するもので、外
観の品位の向上を図れると共に、シヨートの恐れ
がなく、しかも治具を用いることなく容易に組立
てることができる入力電力の大きな正特性サーミ
スタ発熱体を提供することを目的とする。
考案の構成 上記目的を達するため、本考案の正特性サーミ
スタ発熱体は、両主平面に電極が形成されかつこ
の両主平面の外周部に突出部が突設された正特性
サーミスタと、この正特性サーミスタの前記電極
が形成された主平面に接着剤により固着された金
属製の放熱体とを備え、前記正特性サーミスタの
突出部により前記放熱体の一部を覆う構成であ
る。
かかる構成によれば、正特性サーミスタの突出
部により、接着剤のはみ出しがかくれ、さらに組
立の時の位置決めも同時に行なえ、また互いの放
熱体の絶縁距離を大きくすることができる。
実施例の説明 以下、本考案の一実施例について、図面に基づ
いて説明する。第4図〜第6図において、15は
正特性サーミスタであり、その両主平面には、外
周部を除いて、アルミ溶射等の方法で電極16,
17が形成されており、また両主平面の外周部に
は、全周にわたつて突出部15a,15bが一体
に突設されている。また両主平面の電極16,1
7が形成された部分には、アルミニウムの押出し
でつくられた金属製の放熱体18,19が導電性
の接着剤20,21により固着されている。すな
わち放熱体18,19は前記突出部15a,15
bの内側に入り込み、突出部15a,15bは放
熱体18,19の一部を覆つている。
次に動作を説明する。放熱体18,19に電圧
を印加すると、電流は電極16,17を通じて正
特性サーミスタ15に流れる。これにより、正特
性サーミスタ15は発熱し温度が上昇する。キユ
リー温度付近で熱平衡に達し、正特性サーミスタ
15の温度はほぼ一定となる。正特性サーミスタ
15で発生した熱は放熱体18,19を通じて空
気に伝わり空気を加熱する。この放熱体18,1
9の作用で、空気に伝わる熱量は正特性サーミス
タ15単独の場合よりも大きくなり、入力電力の
大きな正特性サーミスタ発熱体が得られる。ま
た、放熱体18,19に空気を強制的に通過させ
ると、入力電力はさらに大きくなり、手軽に温風
発熱体が得られる。一方、正特性サーミスタ15
の両主平面の外周部に突出部15a,15bを突
設し、その内側で放熱体18,19を接着剤2
0,21で固着する構造のため、接着剤20,2
1のはみ出しを、突出部15a,15bの内側に
収めることができ、外観の品位が向上する。ま
た、組立ての時、正特性サーミスタ15のみで放
熱体18,19の位置を決定することができるの
で、位置決め用の治具が不要となり、設備費用、
スペース、接着剤の硬化のための加熱エネルギー
及び時間等が節約できるという効果がある。また
互いの放熱体18,19の絶縁距離は、従来では
正特性サーミスタ15の厚みt1分しかなかつた
が、上記構成によれば、正特性サーミスタ15の
外周部の厚さまで長くすることができ、同じ厚み
であれば絶縁距離が長くなり、また絶縁距離を同
じにすれば正特性サーミスタ15を薄くすること
ができ、軽量化することができる。また放熱体1
8,19と正特性サーミスタ15とを導電性接着
剤で固着した時、それがはみ出したとしても正特
性サーミスタ15の突出部15a,15bがそれ
をさえぎり、シヨートの恐れも全くない。
なお上記実施例においては、正特性サーミスタ
15として角板状のものを用いたが、これに限ら
ず、丸板状等他の形状であつてもよい。また放熱
体18,19としては、単に板状のものあるいは
薄板を波形に折り曲げたものを用いてもよい。
考案の効果 以上説明したように本考案によれば、正特性サ
ーミスタの両主平面外周部に突設された突出部で
放熱体の一部を覆つたので、接着剤のはみ出しを
すべてかくすことができ、外観の品位の向上を図
ることができると共に、接着剤として導電性接着
剤を用いた場合でも接着剤によるシヨートの恐れ
がない。また組立の時、位置決め治具が不要とな
り、設備費、接着剤を硬化するための炉のスペー
ス、使用エネルギー、及び硬化時間の点で有利で
あり、安価に入力電力の大きい正特性サーミスタ
発熱体を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の正特性サーミスタ発熱体の斜視
図、第2図は同断面図、第3図は従来の正特性サ
ーミスタ発熱体の組立時の斜視図、第4図は本考
案の一実施例における正特性サーミスタ発熱体の
斜視図、第5図は同断面図、第6図は両主平面に
電極が形成された正特性サーミスタの斜視図であ
る。 15…正特性サーミスタ、16,17…電極、
18,19…放熱体、20,21…接着剤。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 両主平面に電極が形成されかつこの両主平面の
    外周部に突出部が突設された正特性サーミスタ
    と、この正特性サーミスタの前記電極が形成され
    た主平面に接着剤により固着された金属製の放熱
    体とを備え、前記正特性サーミスタの突出部によ
    り前記放熱体の一部を覆う構成とした正特性サー
    ミスタ発熱体。
JP17064882U 1982-11-10 1982-11-10 正特性サ−ミスタ発熱体 Granted JPS5974689U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP17064882U JPS5974689U (ja) 1982-11-10 1982-11-10 正特性サ−ミスタ発熱体

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP17064882U JPS5974689U (ja) 1982-11-10 1982-11-10 正特性サ−ミスタ発熱体

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5974689U JPS5974689U (ja) 1984-05-21
JPS6338556Y2 true JPS6338556Y2 (ja) 1988-10-11

Family

ID=30372479

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP17064882U Granted JPS5974689U (ja) 1982-11-10 1982-11-10 正特性サ−ミスタ発熱体

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JPS5974689U (ja) 1984-05-21

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