JPH039282Y2 - - Google Patents

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JPH039282Y2
JPH039282Y2 JP1984108009U JP10800984U JPH039282Y2 JP H039282 Y2 JPH039282 Y2 JP H039282Y2 JP 1984108009 U JP1984108009 U JP 1984108009U JP 10800984 U JP10800984 U JP 10800984U JP H039282 Y2 JPH039282 Y2 JP H039282Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本考案は、正の抵抗温度係数を有する正特性サ
ーミスタに関する。正特性サーミスタは各種の発
熱装置の発熱素子、モータ起動回路等における電
流制御素子もしくは感熱素子として、従来より広
く利用されている。
〈従来の技術〉 従来のこの種の正特性サーミスタとしては例え
ば第5図及び第6図に示す構造のものが知られて
いる。第5図及び第6図において、1は例えばチ
タン酸バリウム系半導体磁器等の正の抵抗温度係
数を有する半導体磁器によつて平板状に形成され
た素体、2及び3はこの素体1の厚み方向の両面
に被着形成された電極、4及び5は端子である。
端子4,5は金属板材等を用いて平板状に形成さ
れた接続部42,52を、電極2,3のそれぞれ
の表面に導電性接着剤6,7を用いて接着固定す
ると共に、接続部42,52の一端縁から、引出
端子部41,51をクランク状に立上がらせて引
出した構造となつている。
〈考案が解決しようとする課題〉 しかしながら、引出端子部41,51を電極接
続部42,52の一端縁から連続して立上がらせ
た構造となつているため、端子4,5を電極2,
3上にそれぞれ接着固定した後の加工工程におい
て、第7図に示すように、引出端子部41または
51に矢印方向の外力fが加わつた場合、外力f
が引出端子部41,51の付根部分に集中し、引
出端子部41,51の付根部で、電極2,3及び
導電接着剤6,7と接続部42,52との間に亀
裂イが発生し、電極2,3から剥離してしまうと
いう問題があつた。
特にこの種の正特性サーミスタにおいては、導
電性接着剤6,7は、端子4,5の接続部42,
52から電極2,3への電気抵抗を低下させると
同時に平均化し、電流の面密度分布の均一化、発
熱の均一化を図るため、一般には接着力より導電
性に重点をおいて選定されており、例えば銀のよ
うな金属粉末より成る導電成分に対して、これよ
り少ない含有量で、エポキシ樹脂等の接着成分を
混合して構成される。従つて、一般には、導電性
接着剤6,7は接着成分単独の接着剤、例えばエ
ポキシ系接着剤よりも、接着力が低くなつてい
る。このため、従来の正特性サーミスタは僅かの
外力fで簡単に亀裂イが発生してしまうという特
有の事情があつた。
そこで、本考案の課題は、上述する従来からの
問題点を解決し、端子剥離を殆ど生じない高信頼
度の正特性サーミスタを提供することである。
〈課題を解決するための手段〉 上述した課題解決のため、本考案は、電極面上
に端子を固着した正特性サーミスタであつて、 前記端子は、金属板材で構成され、接続部と、
引出端子部とを有しており、 前記接続部は、間隔を隔てて対向する少なくと
も2つの側片と、前記側片の少なくとも一端側に
おいて前記側片間に連なる連結片とを有してい
て、前記側片及び前記連結片は前記電極面上に面
接着されており、 前記引出端子部は、一端が前記間隔内において
前記連結片に連続し、他端側が自由端となつてお
り、前記電極面から遠ざかる方向に立ち上がり、
前記電極面と平行する方向に折曲げられているこ
と を特徴とする。
〈作用〉 接続部は、間隔を隔てて対向する少なくとも2
つの側片と、側片の少なくとも一端側において側
片間に連なる連結片とを有していて、側片及び連
結片は電極面上に面接着されているから、前記間
隔を、少なくとも3方向から囲むようにして、電
極に面接着される。
このような接着構造の接続部に対して、引出端
子部は、一端が接続部の2側片間に形成された間
隔内において、2側片間に位置する連結片に連続
しているので、接続部と引出端子部との連結部分
は、前記間隔を少なくとも3方向から囲むように
配置される接着領域の中間部に位置するようにな
る。このため、引出端子部に加わる外力に対する
接着抵抗力が極めて大きくなる。
しかも、引出端子部は、電極面から遠ざかる方
向に立ち上がり、電極面と平行する方向に折曲げ
られているので、引出端子部に加わる外力が、折
曲げ部分のクツシヨン性によつて吸収され、接続
部へ伝わる力が小さくなる。
上述の接続部における接着抵抗力の増大と、引
出端子部のクツシヨン作用に基づく外力吸収作用
とにより、電極及び接着剤と端子の接続部との間
に発生すべき亀裂及び剥離が効果的に防止され
る。
正特性サーミスタの形状が大型化する程、接続
部における接着抵抗力を増大させることができる
ので、本願考案は大型の正特性サーミスタにおい
て、特に有効である。
〈実施例〉 第1図は本考案に係る正特性サーミスタの平面
図、第2図は同じくその正面図、第3図は断面図
である。端子4,5は導電性及びバネ性に優れた
金属板材で構成されている。端子4は接続部42
〜44と、引出端子部41とを有しており、端子
5は接続部52〜54と、引出端子部51とを有
している。
端子4の接続部42〜44は、長さl1の間隔d1
を隔てて対向する少なくとも2つの側片42,4
3と、これらの側片4,43の少なくとも一端側
において、側片42−43間に連なる連結片44
とを有している。側片42,43及び連結片44
は、電極2の面上に導電性接着剤6によつ面接着
されている。端子5の接続部52〜54も同様の
構成である。
従つて、端子4は、長さl1の間隔d1を側片4
2,43及び連結片44によつて3方向から囲む
ようにして、電極2に面接着される。端子5も間
隔d1を側片52,53及び連結片54によつて3
方向から囲むようにして、電極3に導電性接着剤
7によつて面接着される。
引出端子部41,51は、一端が間隔d1の内部
において連結片44,54に連続している。引出
端子部41,51の他端側は自由端となつてい
る。従つて、引出端子部41,51は、一端が接
続部の2側片42−43,52−53間に形成さ
れた間隔d1内において、連結片44,54に連続
しているので、接続部と引出端子部41,52と
の連結部分は、間隔d1を少なくとも3方向から囲
むようにして、電極2,3に面接着されている接
続部の接続領域の中間部に位置するようになる。
このため、引出端子部41,51に加わる外力f
(第2図参照)に対する接着抵抗力が極めて大き
くなる。
引出端子部4,5は、連結片44,54に連続
する一端側と、自由端となる他端側との間におい
て、電極2,3の面から遠ざかる方向に立ち上が
る立ち上り部45,55を有し、更に、電極2,
3の面と平行する方向に折曲げられている。引出
端子部41,51に加わる外力fは、引出端子部
41,51の折曲げ部分のクツシヨン性によつて
吸収され、接続部42〜44,52〜54へ伝わ
る力が小さくなる。
上述の接続部42〜44,52〜54における
接着抵抗力の増大と、引出端子部41,51のク
ツシヨン作用に基づく外力吸収作用により、電極
2,3及び接着剤6,7と端子4,5の接続部4
2〜44,52〜54との間に発生すべき亀裂及
び剥離が効果的に防止される。
端子4,5の別の構造としては、例えば第3図
或いは第4図に示すような構造も考えられる。ま
ず、第3図の実施例では、間隔d2を隔てて対向す
る側片42,43の両端を、連結片44と連結片
46とで連結し、側片42,43及び連結片4
4,46によつて囲まれた幅(間隔)d2及び長さ
l2の矩形孔を設け、その内部で、引出端子部41
を連結片44に連続させてある。図示はされてい
ないが、端子5も同様の構造となる。
次に、第4図の実施例では、引出端子部41を
連結片44とは反対の方向に導出してある。側片
42−43間には長さl3の間隔d3が形成されてい
る。端子5の接続部及び引出端子51も同様の構
造である。何れの場合にも、第1図及び第2図に
示した実施例と同様の作用効果を得ることができ
ることは言うまでもない。
〈考案の効果〉 以上述べたように、本考案は、電極面上に端子
を固定した正特性サーミスタであつて、端子を構
成する接続部は、間隔を隔てて対向する少なくと
も2つの側片と、これらの側片の少なくとも一端
側において側片間に連なる連結片とを有してい
て、側片及び連結片は電極面上に面接着されてお
り、端子を構成する引出端子部は、一端が側片間
の間隔内において連結片に連続し、他端側が自由
端となつていて、電極面から遠ざかる方向に立ち
上がり、電極面と平行する方向に折曲げられてい
るので、接続部における接着抵抗力の増大と、引
出端子部のクツシヨン作用に基づく外力吸収作用
とにより、電極及び接着剤と端子の接続部との間
に発生すべき亀裂及び剥離を確実に防止し得る高
信頼度の正特性サーミスタを提供することができ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る正特性サーミスタの斜視
図、第2図は同じくその正面断面図、第3図は同
じく別の実施例における斜視図、第4図は同じく
更に別の実施例における斜視図、第5図は従来の
正特性サーミスタの斜視図、第6図は同じくその
正面断面図、第7図は同じくその欠点を説明する
断面図である。 1……素体、2,3……電極、4,5……端
子、41,51……引出端子部、42〜44,5
2〜54……接続部。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 電極面上に端子を固着した正特性サーミスタ
    であつて、 前記端子は、金属板材で構成され、接続部
    と、引出端子部とを有しており、 前記接続部は、間隔を隔てて対向する少なく
    とも2つの側片と、前記側片の少なくとも一端
    側において前記側片間に連なる連結片とを有し
    ていて、前記側片及び前記連結片は前記電極面
    上に面接着されており、 前記引出端子部は、一端が前記間隔内におい
    て前記連結片に連続し、他端側が自由端となつ
    ており、前記電極面から遠ざかる方向に立ち上
    がり、前記電極面と平行する方向に折曲げられ
    ていること を特徴とする正特性サーミスタ。 (2) 前記接続部は導電性接着剤により前記電極に
    固着したことを特徴とする実用新案登録請求の
    範囲第1項に記載の正特性サーミスタ。
JP10800984U 1984-07-17 1984-07-17 正特性サ−ミスタ Granted JPS6122307U (ja)

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10800984U JPS6122307U (ja) 1984-07-17 1984-07-17 正特性サ−ミスタ

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JP10800984U JPS6122307U (ja) 1984-07-17 1984-07-17 正特性サ−ミスタ

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JPS6122307U JPS6122307U (ja) 1986-02-08
JPH039282Y2 true JPH039282Y2 (ja) 1991-03-08

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JP10800984U Granted JPS6122307U (ja) 1984-07-17 1984-07-17 正特性サ−ミスタ

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Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0243602B1 (de) * 1986-04-23 1989-12-20 Siemens Aktiengesellschaft Elektrisches Bauelement mit hoher Festigkeit bei Beanspruchung durch Temperaturwechsel und durch Stossströme, insbesondere ein Varistor
JP3589174B2 (ja) 2000-10-24 2004-11-17 株式会社村田製作所 表面実装型正特性サーミスタおよびその実装方法
KR100459489B1 (ko) * 2001-11-26 2004-12-03 엘지전선 주식회사 리드 와이어 및 이를 이용한 과전류 차단용 폴리머 퓨즈

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS59182901U (ja) * 1983-05-23 1984-12-06 ティーディーケイ株式会社 電子部品の端子ピン構造

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JPS6122307U (ja) 1986-02-08

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