JPH09213458A - ヒーターユニット - Google Patents
ヒーターユニットInfo
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- JPH09213458A JPH09213458A JP8045437A JP4543796A JPH09213458A JP H09213458 A JPH09213458 A JP H09213458A JP 8045437 A JP8045437 A JP 8045437A JP 4543796 A JP4543796 A JP 4543796A JP H09213458 A JPH09213458 A JP H09213458A
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Classifications
-
- H—ELECTRICITY
- H05—ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- H05B—ELECTRIC HEATING; ELECTRIC LIGHT SOURCES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; CIRCUIT ARRANGEMENTS FOR ELECTRIC LIGHT SOURCES, IN GENERAL
- H05B3/00—Ohmic-resistance heating
- H05B3/10—Heating elements characterised by the composition or nature of the materials or by the arrangement of the conductor
- H05B3/12—Heating elements characterised by the composition or nature of the materials or by the arrangement of the conductor characterised by the composition or nature of the conductive material
- H05B3/14—Heating elements characterised by the composition or nature of the materials or by the arrangement of the conductor characterised by the composition or nature of the conductive material the material being non-metallic
- H05B3/141—Conductive ceramics, e.g. metal oxides, metal carbides, barium titanate, ferrites, zirconia, vitrous compounds
Landscapes
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Ceramic Engineering (AREA)
- Resistance Heating (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 絶縁耐力に優れ発熱効率の良好なヒーターユ
ニットを得ること。 【解決手段】 ヒーターユニット1の隣接する発熱体
(PTC素子11)の間で互いに隣接する横端面111
を電極面211に対して垂直平面ならざる面形状とし,
隣接横端面111の間に形成される空隙12の相対する
電極21間の最短距離Lが上記板厚Tより大となるよう
にする。大気に露出する外縁の横端面112について
は,電極21の端部211から横方向に突出させること
が好ましい。
ニットを得ること。 【解決手段】 ヒーターユニット1の隣接する発熱体
(PTC素子11)の間で互いに隣接する横端面111
を電極面211に対して垂直平面ならざる面形状とし,
隣接横端面111の間に形成される空隙12の相対する
電極21間の最短距離Lが上記板厚Tより大となるよう
にする。大気に露出する外縁の横端面112について
は,電極21の端部211から横方向に突出させること
が好ましい。
Description
【0001】
【技術分野】本発明は,発熱体を電極で挟持してなるヒ
ーターユニットに関するものであり,特に絶縁耐力に優
れたヒーターユニットに関する。
ーターユニットに関するものであり,特に絶縁耐力に優
れたヒーターユニットに関する。
【0002】
【従来技術】図8に示すように,板状の正特性サーミス
タ(PTC)素子91を正負の電極921,922で挟
持し,電極921,922の外側に放熱用のフィン93
を配置したヒーターユニット90が知られている(例え
ば特開平6−45054号公報参照)。サーミスタ素子
91は,発熱量を大きくするために複数個配置されるこ
とが多く,その隣接する横端面911は電極921,9
22に対して垂直な平面である。同図において,符号9
4は,ヒーターユニット90に電圧を印加する端子板で
ある。
タ(PTC)素子91を正負の電極921,922で挟
持し,電極921,922の外側に放熱用のフィン93
を配置したヒーターユニット90が知られている(例え
ば特開平6−45054号公報参照)。サーミスタ素子
91は,発熱量を大きくするために複数個配置されるこ
とが多く,その隣接する横端面911は電極921,9
22に対して垂直な平面である。同図において,符号9
4は,ヒーターユニット90に電圧を印加する端子板で
ある。
【0003】サーミスタ素子91は,セラミックの1種
であるため熱伝導率が低く,素子の中心部から電極92
1,922の表面側に向けて温度傾斜が生ずる。そのた
め,サーミスタ素子91の厚さTを薄くするほど内部と
外部との温度差が小さくなり,ヒーターユニット90の
発熱量を大きくすることが出来る。図9は,サーミスタ
素子91の厚さTと熱出力の関係の1例を示す図であ
り,厚さTが2.5mmのときの出力を1として,出力
の相対値を図示したものである。
であるため熱伝導率が低く,素子の中心部から電極92
1,922の表面側に向けて温度傾斜が生ずる。そのた
め,サーミスタ素子91の厚さTを薄くするほど内部と
外部との温度差が小さくなり,ヒーターユニット90の
発熱量を大きくすることが出来る。図9は,サーミスタ
素子91の厚さTと熱出力の関係の1例を示す図であ
り,厚さTが2.5mmのときの出力を1として,出力
の相対値を図示したものである。
【0004】このヒーターユニット90は,温風ヒータ
ーや,衣類乾燥器,布団乾燥器,食器乾燥器,ハンドド
ライヤー等の乾燥器や,自動車の吸気加熱装置,車室暖
房装置等に用いることができる。そして,これらの民生
品は電気用品取締法に規定された規格に準拠する必要が
ある。なお,上記構造のヒーターユニットに用いる発熱
体は,絶縁耐力に優れた電気的な発熱体であれはよく,
サーミスタ素子の酸化バナジウムやチタン酸バリウム等
のセラミック発熱体,樹脂に導電物質を混入した樹脂系
の発熱体などがある。
ーや,衣類乾燥器,布団乾燥器,食器乾燥器,ハンドド
ライヤー等の乾燥器や,自動車の吸気加熱装置,車室暖
房装置等に用いることができる。そして,これらの民生
品は電気用品取締法に規定された規格に準拠する必要が
ある。なお,上記構造のヒーターユニットに用いる発熱
体は,絶縁耐力に優れた電気的な発熱体であれはよく,
サーミスタ素子の酸化バナジウムやチタン酸バリウム等
のセラミック発熱体,樹脂に導電物質を混入した樹脂系
の発熱体などがある。
【0005】
【解決しようとする課題】上記のように,サーミスタ素
子の厚さTを薄くするほどヒーターユニットの出力を増
大することが出来る。しかしながら,厚さTを薄くする
と電極921,922間の絶縁距離が短くなり,絶縁耐
力が低下し,また電気用品取締法に規定された空間離隔
距離を確保出来なくなるという問題がある。この場合,
サーミスタ素子91の絶縁耐力は空気に比べて遙に大き
いため,絶縁耐力を決定づけるものは電極921,92
2間の大気に沿った沿面距離である。
子の厚さTを薄くするほどヒーターユニットの出力を増
大することが出来る。しかしながら,厚さTを薄くする
と電極921,922間の絶縁距離が短くなり,絶縁耐
力が低下し,また電気用品取締法に規定された空間離隔
距離を確保出来なくなるという問題がある。この場合,
サーミスタ素子91の絶縁耐力は空気に比べて遙に大き
いため,絶縁耐力を決定づけるものは電極921,92
2間の大気に沿った沿面距離である。
【0006】その対策として,図8に示すように,電極
921,922端部の間の大気に沿った沿面距離(=A
1+T+A2)を大きくするために,サーミスタ素子9
1の端部915を電極921,922の端部から横に突
出させるということが提案されている(実開昭63−3
8556号公報参照)。しかしながら,複数のサーミス
タ素子91を用いるヒーターユニット90の内部では,
隣接するサーミスタ素子91の横端面911の間に空隙
912が生ずることが避けらない。そのため,上記のよ
うに端部915を突出させても,厚さTを薄くすると空
隙912による絶縁耐力の低下が生ずることとなる。
921,922端部の間の大気に沿った沿面距離(=A
1+T+A2)を大きくするために,サーミスタ素子9
1の端部915を電極921,922の端部から横に突
出させるということが提案されている(実開昭63−3
8556号公報参照)。しかしながら,複数のサーミス
タ素子91を用いるヒーターユニット90の内部では,
隣接するサーミスタ素子91の横端面911の間に空隙
912が生ずることが避けらない。そのため,上記のよ
うに端部915を突出させても,厚さTを薄くすると空
隙912による絶縁耐力の低下が生ずることとなる。
【0007】そのため,隣接するサーミスタ素子91の
空隙912に絶縁部材を介設させるという構成も提示さ
れている(特開平7−14664号公報参照)。しかし
ながら,サーミスタ素子の当接面(横端面911)の間
だけに薄く絶縁物を介設させることは,作業が容易でな
く,絶縁物が流出する等の不具合も考えられる。本発明
は,かかる従来の問題点に鑑みてなされたものであり,
簡素な構造で絶縁耐力に優れ,かつ発熱効率の良好なヒ
ーターユニットを提供しようとするものである。
空隙912に絶縁部材を介設させるという構成も提示さ
れている(特開平7−14664号公報参照)。しかし
ながら,サーミスタ素子の当接面(横端面911)の間
だけに薄く絶縁物を介設させることは,作業が容易でな
く,絶縁物が流出する等の不具合も考えられる。本発明
は,かかる従来の問題点に鑑みてなされたものであり,
簡素な構造で絶縁耐力に優れ,かつ発熱効率の良好なヒ
ーターユニットを提供しようとするものである。
【0008】
【課題の解決手段】本願の請求項1の発明では,隣接す
る発熱体の間で互いに隣接する横端面を電極面に対する
垂直平面ならざる面形状とし,上記隣接横端面の間に形
成される空隙の相対する電極間の最短距離Lが発熱体の
板厚Tより大となるようにしてある。そのため,隣接す
る横端面の間に形成される空隙での絶縁耐力は,板厚T
よりも大きい上記距離Lによって決まり,同一の絶縁耐
力に対して板厚Tを薄くすることが出来る。そして,発
熱体の厚さTが薄ければ,ヒーターユニットの出力を増
大させることができる。
る発熱体の間で互いに隣接する横端面を電極面に対する
垂直平面ならざる面形状とし,上記隣接横端面の間に形
成される空隙の相対する電極間の最短距離Lが発熱体の
板厚Tより大となるようにしてある。そのため,隣接す
る横端面の間に形成される空隙での絶縁耐力は,板厚T
よりも大きい上記距離Lによって決まり,同一の絶縁耐
力に対して板厚Tを薄くすることが出来る。そして,発
熱体の厚さTが薄ければ,ヒーターユニットの出力を増
大させることができる。
【0009】また,請求項2の発明によれば,発熱体に
おいて大気に露出する外縁の横端面は,電極の端部から
横方向に突出させてあるから,電極の端部間の大気の沿
った沿面距離は,同様に板厚Tよりも大きくなる。従っ
て,電極の端部で同一の絶縁耐力を得る発熱体の厚さT
を相対的に薄くすることができる。そして,前記のよう
に発熱体の厚さTが薄ければ,ヒーターユニットの出力
を増大させることができる。
おいて大気に露出する外縁の横端面は,電極の端部から
横方向に突出させてあるから,電極の端部間の大気の沿
った沿面距離は,同様に板厚Tよりも大きくなる。従っ
て,電極の端部で同一の絶縁耐力を得る発熱体の厚さT
を相対的に薄くすることができる。そして,前記のよう
に発熱体の厚さTが薄ければ,ヒーターユニットの出力
を増大させることができる。
【0010】なお,電極面に対する垂直平面ならざる面
形状には,斜め方向に形成した傾斜平面(図1)の他,
請求項3記載のような屈曲面やまたは屈折面(図3)な
どがはある。また,隣接する上記横端面は互いに並行で
面接触することの出来る形状とするほか,請求項4記載
のように,少なくともその一部分において互いに離隔し
面接触しないようにすることができる。そして,この場
合にはその離隔部分に絶縁部材を配設し絶縁耐力を強化
することが好ましい(図5〜図7参照)。
形状には,斜め方向に形成した傾斜平面(図1)の他,
請求項3記載のような屈曲面やまたは屈折面(図3)な
どがはある。また,隣接する上記横端面は互いに並行で
面接触することの出来る形状とするほか,請求項4記載
のように,少なくともその一部分において互いに離隔し
面接触しないようにすることができる。そして,この場
合にはその離隔部分に絶縁部材を配設し絶縁耐力を強化
することが好ましい(図5〜図7参照)。
【0011】そして,請求項5記載のように,電極を放
熱フィンと一体的に形成すれば,発熱体の熱を効率良く
外部に放出することができる。また,発熱体には,サー
ミスタ素子として酸化バナジウムやチタン酸バリウム等
のセラミック発熱体があり,また樹脂に導電物質を混入
した樹脂系の発熱体などがある。そして,請求項6記載
の正特性のサーミスタ素子(PTC)は,温度と共に抵
抗値が増加するため,周囲温度や電圧の変動に係わらず
発熱温度を一定にすることのできる利点がある。
熱フィンと一体的に形成すれば,発熱体の熱を効率良く
外部に放出することができる。また,発熱体には,サー
ミスタ素子として酸化バナジウムやチタン酸バリウム等
のセラミック発熱体があり,また樹脂に導電物質を混入
した樹脂系の発熱体などがある。そして,請求項6記載
の正特性のサーミスタ素子(PTC)は,温度と共に抵
抗値が増加するため,周囲温度や電圧の変動に係わらず
発熱温度を一定にすることのできる利点がある。
【0012】
実施形態例1 本例は,図1に示すように,同一の板厚Tを有する板状
の発熱体としてのPTC素子11を複数枚横に並置し,
その両面を電圧を印加する一対の電極21で挟持してな
るヒーターユニット1である。
の発熱体としてのPTC素子11を複数枚横に並置し,
その両面を電圧を印加する一対の電極21で挟持してな
るヒーターユニット1である。
【0013】そして,隣接するPTC素子11の間で互
いに隣接する横端面111を電極面211に対して垂直
平面ならざる面形状(傾斜平面)とし,隣接横端面11
1の間に形成される空隙12の相対する電極21間の最
短距離Lが上記板厚Tより大となるようする。かつ,大
気に露出する外縁の横端面112については,電極21
の端部212から横方向に突出させてある。
いに隣接する横端面111を電極面211に対して垂直
平面ならざる面形状(傾斜平面)とし,隣接横端面11
1の間に形成される空隙12の相対する電極21間の最
短距離Lが上記板厚Tより大となるようする。かつ,大
気に露出する外縁の横端面112については,電極21
の端部212から横方向に突出させてある。
【0014】そして,電極21は放熱フィン25と一体
的に形成されている。即ち,放熱フィン25は電極21
にロウ付けされており,また放熱フィン25の反対側に
は,電源端子を兼ねる端子板22がロウ付けされてい
る。また,PTC素子11と電極21とは,接着剤によ
って接着されている。なお,PTC素子11と電極21
とは,接着剤を用いずメカニカルな弾性部材等によって
互いに押圧して電気的な導通を確保するようにしてもよ
い。
的に形成されている。即ち,放熱フィン25は電極21
にロウ付けされており,また放熱フィン25の反対側に
は,電源端子を兼ねる端子板22がロウ付けされてい
る。また,PTC素子11と電極21とは,接着剤によ
って接着されている。なお,PTC素子11と電極21
とは,接着剤を用いずメカニカルな弾性部材等によって
互いに押圧して電気的な導通を確保するようにしてもよ
い。
【0015】本例のヒーターユニット1は,隣接するP
TC素子11の互いに隣接する横端面111を電極面2
11に対して垂直平面ならざる面形状とし,上記隣接横
端面111の間に形成される空隙12の相対する電極2
1間の最短距離LがPTC素子11の板厚Tより大とな
るようにしてある。そのため,空隙12での電極21間
の絶縁耐力は,板厚Tよりも大きい上記距離Lによって
決まり,同一の絶縁耐力に対して板厚Tを薄くすること
が出来る。
TC素子11の互いに隣接する横端面111を電極面2
11に対して垂直平面ならざる面形状とし,上記隣接横
端面111の間に形成される空隙12の相対する電極2
1間の最短距離LがPTC素子11の板厚Tより大とな
るようにしてある。そのため,空隙12での電極21間
の絶縁耐力は,板厚Tよりも大きい上記距離Lによって
決まり,同一の絶縁耐力に対して板厚Tを薄くすること
が出来る。
【0016】また,PTC素子11の大気に露出する外
縁の横端面112は,電極21の端部211から横方向
に突出させてあるから,電極21の端部211間の沿面
距離(=A1+T+A2)は,同様に板厚Tよりも大き
くなる。従って,電極21の端部211において同一の
絶縁耐力を得るPTC素子11の厚さTを相対的に薄く
することができる。そして,PTC素子11の厚さTを
薄くすることが出来るから,ヒーターユニット1の熱出
力が増大する。
縁の横端面112は,電極21の端部211から横方向
に突出させてあるから,電極21の端部211間の沿面
距離(=A1+T+A2)は,同様に板厚Tよりも大き
くなる。従って,電極21の端部211において同一の
絶縁耐力を得るPTC素子11の厚さTを相対的に薄く
することができる。そして,PTC素子11の厚さTを
薄くすることが出来るから,ヒーターユニット1の熱出
力が増大する。
【0017】実施形態例2 本例は,実施形態例1において,図2に示すように,断
面が台形の同一形状のPTC素子13を3枚以上並置し
たもう一つの実施形態例である(電極等は図示略)。即
ち,PTC素子13の台形の短辺131と長辺132と
を交互に上辺と下辺に配置し,PTC素子13間の空隙
が小さくなるようにする。その他については,実施形態
例1と同様である。
面が台形の同一形状のPTC素子13を3枚以上並置し
たもう一つの実施形態例である(電極等は図示略)。即
ち,PTC素子13の台形の短辺131と長辺132と
を交互に上辺と下辺に配置し,PTC素子13間の空隙
が小さくなるようにする。その他については,実施形態
例1と同様である。
【0018】実施形態例3 本例は,実施形態例1において,図3に示すように,P
TC素子14の隣接する横端面141の形状を屈折面と
したもう一つの実施形態例である。横端面141を屈折
面とはすることにより,空隙12の電極21間の最短距
離Lを傾斜面の場合よりも更に大きくすることが出来
る。その他については,実施形態例1と同様である。
TC素子14の隣接する横端面141の形状を屈折面と
したもう一つの実施形態例である。横端面141を屈折
面とはすることにより,空隙12の電極21間の最短距
離Lを傾斜面の場合よりも更に大きくすることが出来
る。その他については,実施形態例1と同様である。
【0019】実施形態例4 本例は,実施形態例1において,図4に示すように,P
TC素子15の横端面151の傾斜面に段差を設けたも
う一つの実施形態例である。傾斜面に段差をつけること
により,成形性の向上及び素子強度を向上させることが
可能である。その他については,実施形態例1と同様で
ある。
TC素子15の横端面151の傾斜面に段差を設けたも
う一つの実施形態例である。傾斜面に段差をつけること
により,成形性の向上及び素子強度を向上させることが
可能である。その他については,実施形態例1と同様で
ある。
【0020】実施形態例5 本例は,図5〜図7に示すように,PTC素子16〜1
8の横端面161,171,181は,少なくともその
一部分において互いに離隔し面接触しないように構成さ
れており,その離隔部分に絶縁部材31〜33を配設し
てある。その他については実施形態例1と同様である。
8の横端面161,171,181は,少なくともその
一部分において互いに離隔し面接触しないように構成さ
れており,その離隔部分に絶縁部材31〜33を配設し
てある。その他については実施形態例1と同様である。
【0021】
【発明の効果】上記のように本発明によれば,簡素な構
造で絶縁耐力に優れ,かつ発熱効率の良好なヒーターユ
ニットを得ることができる。
造で絶縁耐力に優れ,かつ発熱効率の良好なヒーターユ
ニットを得ることができる。
【図1】実施形態例1のヒーターユニットの断面図。
【図2】実施形態例2のヒーターユニットのPTC素子
の配置図。
の配置図。
【図3】実施形態例3のヒーターユニットのPTC素子
の配置図。
の配置図。
【図4】実施形態例4のヒーターユニットのPTC素子
の配置図。
の配置図。
【図5】実施形態例5のヒーターユニットのPTC素子
の配置図(その1)。
の配置図(その1)。
【図6】実施形態例5のヒーターユニットのPTC素子
の配置図(その2)。
の配置図(その2)。
【図7】実施形態例5のヒーターユニットのPTC素子
の配置図(その3)。
の配置図(その3)。
【図8】従来のヒーターユニットの断面図。
【図9】図8のPTC素子の厚さTと出力の相対値とを
図示した図。
図示した図。
1...ヒーターユニット, 11...PTC素子(発熱体), 111...隣接横端面, 112...外縁横端面, 12...空隙, 21...電極, 211...電極面,
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 辻村 泰明 愛知県刈谷市昭和町1丁目1番地 日本電 装株式会社内
Claims (6)
- 【請求項1】 略同一の板厚Tを有する板状の発熱体を
複数枚横に並置し,その両面を一対の電極で挟持してな
るヒーターユニットにおいて,隣接横端面の間に形成さ
れる空隙の相対する電極間の最短距離Lが上記板厚Tよ
り大となるようすることを特徴とするヒーターユニッ
ト。 - 【請求項2】 請求項1において,前記発熱体において
大気に露出する外縁の横端面については,電極の端部か
ら横方向に突出させてあることを特徴とするヒーターユ
ニット。 - 【請求項3】 請求項1または請求項2において,隣接
する前記発熱体間の横端面は屈曲または屈折した面であ
ることを特徴とするヒーターユニット。 - 【請求項4】 請求項1から請求項3のいずれか1項に
おいて,前記隣接し相対する横端面は,少なくともその
一部分において互いに離隔し面接触しないように構成さ
れており,その離隔部分に絶縁部材を配設してあること
を特徴とするヒーターユニット。 - 【請求項5】 請求項1から請求項4のいずれか1項に
おいて,前記電極は放熱フィンと一体的に形成されてい
ることを特徴とするヒーターユニット。 - 【請求項6】 請求項1から請求項5のいずれか1項に
おいて,前記発熱体は正特性サーミスタ素子であること
を特徴とするヒーターユニット。
Priority Applications (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8045437A JPH09213458A (ja) | 1996-02-06 | 1996-02-06 | ヒーターユニット |
DE19704136A DE19704136A1 (de) | 1996-02-06 | 1997-02-04 | Heizeinheit |
US08/794,992 US5831251A (en) | 1996-02-06 | 1997-02-05 | Heater unit having increased dielectric strength |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
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