JPS6035227Y2 - 筒状コンデンサ - Google Patents
筒状コンデンサInfo
- Publication number
- JPS6035227Y2 JPS6035227Y2 JP12028876U JP12028876U JPS6035227Y2 JP S6035227 Y2 JPS6035227 Y2 JP S6035227Y2 JP 12028876 U JP12028876 U JP 12028876U JP 12028876 U JP12028876 U JP 12028876U JP S6035227 Y2 JPS6035227 Y2 JP S6035227Y2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- dielectric
- cylindrical
- terminal
- dielectric body
- electrodes
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Ceramic Capacitors (AREA)
- Fixed Capacitors And Capacitor Manufacturing Machines (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は小型で大容量が得られ、かつセットへの組み込
みが極めて容易な筒状コンデンサに関するものである。
みが極めて容易な筒状コンデンサに関するものである。
従来、この種のコンデンサは、第1図に示すように、両
端開口状の筒状誘電体1の内外周平面に電極2,3を設
け、この内面電極2の一方端を誘電体1の一関口端を経
て外平面に導出させ、この導出させた内面電極2と前記
外面電極3に、誘電体1の両開口端を封止するようなキ
ャップ端子4.5を取着し、これらのキャップ端子4,
5に取着されてなりリード線6,7をアキシャル状に導
出させたものであった。
端開口状の筒状誘電体1の内外周平面に電極2,3を設
け、この内面電極2の一方端を誘電体1の一関口端を経
て外平面に導出させ、この導出させた内面電極2と前記
外面電極3に、誘電体1の両開口端を封止するようなキ
ャップ端子4.5を取着し、これらのキャップ端子4,
5に取着されてなりリード線6,7をアキシャル状に導
出させたものであった。
しかしながらこの従来のものによれば、内面電極2を誘
電体1の外平面に導出させねばならず、その電極の付与
が極めて煩雑であり、製作に手数を要するという欠点を
有していた。
電体1の外平面に導出させねばならず、その電極の付与
が極めて煩雑であり、製作に手数を要するという欠点を
有していた。
また、この従来のものは、容量を取得するための電極2
,3の有効対向面積が、誘電体1の内外側面の対向面積
の大きさにくらべて小さく、容量の大きいものが得られ
ないという欠点を有していた。
,3の有効対向面積が、誘電体1の内外側面の対向面積
の大きさにくらべて小さく、容量の大きいものが得られ
ないという欠点を有していた。
さらにこの従来のコンデンサをプリント基板等に組込む
に当っては、そのリード線6.7を基板の通孔に挿着し
て固着しなければならず、位置ズレを起したりして、そ
の挿通、固着が良好に行えないという欠点を有していた
。
に当っては、そのリード線6.7を基板の通孔に挿着し
て固着しなければならず、位置ズレを起したりして、そ
の挿通、固着が良好に行えないという欠点を有していた
。
本考案は、この従来の欠点に鑑みてなされたものであっ
て、誘電体を両端開口または一端開口で一端有底の筒状
とし、開口端面を除く全表面に内外両面電極を付与し、
これら両電極に電気的接続された有底筒状端子の少なく
とも一方は、その底部側が誘電体の長手方向外方に突出
され、その突出された筒部周面に、径方向に凸あるいは
凹となる屈曲部が形成されて、誘電体の軸方向に伸縮す
る弾性が付与されていることを、その主な要旨とする筒
状コンデンサを提供せんとするものである。
て、誘電体を両端開口または一端開口で一端有底の筒状
とし、開口端面を除く全表面に内外両面電極を付与し、
これら両電極に電気的接続された有底筒状端子の少なく
とも一方は、その底部側が誘電体の長手方向外方に突出
され、その突出された筒部周面に、径方向に凸あるいは
凹となる屈曲部が形成されて、誘電体の軸方向に伸縮す
る弾性が付与されていることを、その主な要旨とする筒
状コンデンサを提供せんとするものである。
以下本考案の一実施例を図面とともに説明する。
第2図において、11は一端開口状の有底筒状の誘電体
、12.13はこの誘電体11の開口端面を除く全表面
に付与された内外両面電極である。
、12.13はこの誘電体11の開口端面を除く全表面
に付与された内外両面電極である。
つまりこの電極12.13は前記開口端面によって分離
され、コンデンサの容量取得電極を構成している。
され、コンデンサの容量取得電極を構成している。
14は前記誘電体11の内面に装填されてなる有底筒状
の内部端子であり、開口端側は前記誘電体11の内径と
ほぼ同径に構成され、底部側は膨出状態になっており、
誘電体11の軸方向に伸縮する弾性を有するように構成
されている。
の内部端子であり、開口端側は前記誘電体11の内径と
ほぼ同径に構成され、底部側は膨出状態になっており、
誘電体11の軸方向に伸縮する弾性を有するように構成
されている。
この場合、この内部端子14は誘電体11内に装填され
ることにより、誘電体11の内面電極12とは、電気的
に接続されることになるが、電気的接続を確実に行う手
段としては、半田を用いる方法や、既知の機械的接続方
法を採用すればよい。
ることにより、誘電体11の内面電極12とは、電気的
に接続されることになるが、電気的接続を確実に行う手
段としては、半田を用いる方法や、既知の機械的接続方
法を採用すればよい。
15は外部端子であり、誘電体11の外径とほぼ同径の
内径を有し、誘電体11の外面に冠着され、外面電極1
3と電気的接続されている。
内径を有し、誘電体11の外面に冠着され、外面電極1
3と電気的接続されている。
外面電極13と外部端子15との電気的接続は、内部端
子14と同様にすればよい。
子14と同様にすればよい。
16はシリコンゴムなどの絶縁ワッシャであり、外面電
極13と内部端子14とが電気的接触して容量が得られ
なくなるのを防止している。
極13と内部端子14とが電気的接触して容量が得られ
なくなるのを防止している。
第3図は上記した構成からなる筒状コンデンサを、プリ
ント基板に接続した状態を示したものである。
ント基板に接続した状態を示したものである。
プリント基板21に筒状コンデンサを組込むに当っては
、筒状コンデンサの内部端子14が筒状の誘電体11の
軸方向に弾性を有するから、この内部端子14を圧縮し
、これをプリント基板21の孔22に挿入すれば、内部
端子14の復帰力により筒状コンデンサは孔22内に係
止することになる。
、筒状コンデンサの内部端子14が筒状の誘電体11の
軸方向に弾性を有するから、この内部端子14を圧縮し
、これをプリント基板21の孔22に挿入すれば、内部
端子14の復帰力により筒状コンデンサは孔22内に係
止することになる。
次にプリント基板21上の導線23に半田付け24.2
5すれば、回路に接続、固定されることになる。
5すれば、回路に接続、固定されることになる。
第4図は、本考案の他の実施例であり、両端開口状の筒
状の誘電体31の内外両面に、開口端を除いて内面電極
32、外面電極33を付与し、内部端子34、外部端子
35をそれぞれ電極32゜33と電気的接続させたもの
であり、外部端子35にの底部側は誘電体31の長手方
向外方に突出され、その突出された筒部周面を、径方向
に凹となるように条状に屈曲されており、この屈曲部に
よって誘電体31の軸方向に伸縮する弾性を持たせてい
る。
状の誘電体31の内外両面に、開口端を除いて内面電極
32、外面電極33を付与し、内部端子34、外部端子
35をそれぞれ電極32゜33と電気的接続させたもの
であり、外部端子35にの底部側は誘電体31の長手方
向外方に突出され、その突出された筒部周面を、径方向
に凹となるように条状に屈曲されており、この屈曲部に
よって誘電体31の軸方向に伸縮する弾性を持たせてい
る。
36.37はリード線で、内部端子34、外部端子35
の底面に取着され、かつ誘電体11の長手方向、つまり
互いにほぼ同軸上にアキシャル状に導出されている。
の底面に取着され、かつ誘電体11の長手方向、つまり
互いにほぼ同軸上にアキシャル状に導出されている。
38は絶縁ワッシャである。
本考案の筒状コンデンサは第2図、第4図のように構成
されるのであるが、これを製造するに当っては、まず筒
状誘電体の全表面に無電解メッキや導電ペースト中へ浸
漬する等の手段により全面電極を付与し、次いで誘電体
の開口端を研磨してその部分の電極を除去するとともに
、全面電極を容量取得用の対向電極に分離させ、その後
内部端子、外部端子を取り付けて、内外両面電極に電気
的に接続させればよい。
されるのであるが、これを製造するに当っては、まず筒
状誘電体の全表面に無電解メッキや導電ペースト中へ浸
漬する等の手段により全面電極を付与し、次いで誘電体
の開口端を研磨してその部分の電極を除去するとともに
、全面電極を容量取得用の対向電極に分離させ、その後
内部端子、外部端子を取り付けて、内外両面電極に電気
的に接続させればよい。
なお、図面は本考案の実施例を示したものにすぎず、こ
れに限定されることはない。
れに限定されることはない。
特に誘電体や端子の形状を本考案の趣旨から逸脱しない
程度に変更することは任意である。
程度に変更することは任意である。
たとえば、誘電体は筒状であればよく、有底筒状でも両
端開口状の誘電体でもよい。
端開口状の誘電体でもよい。
また端子は少なくとも一方が誘電体の軸方向に伸縮する
ような屈曲部による弾性を有しているものであればよく
、その弾性をもたせるための形状は図示のものに限定さ
れない。
ような屈曲部による弾性を有しているものであればよく
、その弾性をもたせるための形状は図示のものに限定さ
れない。
第2図、第4図において、内部端子14.34の長さは
誘電体11.31の軸方向の長さの約半分であるが、こ
れは外部端子15.35とともに誘電体11.31の補
強材として機能させるためのものであり、これより短く
てもよい。
誘電体11.31の軸方向の長さの約半分であるが、こ
れは外部端子15.35とともに誘電体11.31の補
強材として機能させるためのものであり、これより短く
てもよい。
したがって外部端子15.35についてももちろん補強
材としての役割が不要な場合は誘電体11.31の外表
面全体を覆わなくてもよい。
材としての役割が不要な場合は誘電体11.31の外表
面全体を覆わなくてもよい。
さらに第2図、第4図において外面電極13と内部端子
14、あるいは内面電極32と外部端子35の電気絶縁
を行うため絶縁ワッシャを用いたが、短絡のおそれがな
ければ用いなくてもよく、ワッシャに換えて絶縁樹脂塗
料等を用いてもよい。
14、あるいは内面電極32と外部端子35の電気絶縁
を行うため絶縁ワッシャを用いたが、短絡のおそれがな
ければ用いなくてもよく、ワッシャに換えて絶縁樹脂塗
料等を用いてもよい。
またかくすればコンデンサの耐圧を向上させることもで
きる。
きる。
以上のように本考案によれば、誘電体の開口端面を除く
内外両面に電極が付与できるから、大きな容量が得られ
、従来のように誘電体の大きさに応じた容量が得られな
いといった欠点がなくなる。
内外両面に電極が付与できるから、大きな容量が得られ
、従来のように誘電体の大きさに応じた容量が得られな
いといった欠点がなくなる。
また内部端子、外部端子のすくなくとも一方が誘電体の
軸方向に伸縮する弾性を有しているから、プリント基板
やその他の電子機器にセットするとき、圧入するだけで
コンデンサを固定することができ、組込みが簡単に行え
る。
軸方向に伸縮する弾性を有しているから、プリント基板
やその他の電子機器にセットするとき、圧入するだけで
コンデンサを固定することができ、組込みが簡単に行え
る。
しかも内部端子、外部端子にアキシャル状にリード線を
取り付けることもできるから、リード線を任意の方向に
折り曲げることにより、回路への電気的接続が適宜可能
となり、用途をさらに広げることができる。
取り付けることもできるから、リード線を任意の方向に
折り曲げることにより、回路への電気的接続が適宜可能
となり、用途をさらに広げることができる。
さらに本考案では電極の形成を全面付与後の唯一度の研
磨によって行えるので、その製造が極めて容易になり、
製作コストの低廉化をも、促進できるという効果を有す
る。
磨によって行えるので、その製造が極めて容易になり、
製作コストの低廉化をも、促進できるという効果を有す
る。
また本考案では、両端子でコンデンサ全体を包被するよ
うにすれば、その機械的強度を増強でき、これに伴い誘
電体の厚みを薄くして容量の増大を図れるという効果を
も有する。
うにすれば、その機械的強度を増強でき、これに伴い誘
電体の厚みを薄くして容量の増大を図れるという効果を
も有する。
第1図は従来のコンデンサの側断面図、第2図は本考案
の一実施例を示す側断面図、第3図は第2図に示した筒
状コンデンサをプリント基板に接続した状態を示す側断
面図、第4図は本考案の他の実施例を示す側断面図であ
る。 11.31−筒状誘電体、12.32−内面電極、13
.33−外面電極、14.34−内部端子、15.35
−外部端子。
の一実施例を示す側断面図、第3図は第2図に示した筒
状コンデンサをプリント基板に接続した状態を示す側断
面図、第4図は本考案の他の実施例を示す側断面図であ
る。 11.31−筒状誘電体、12.32−内面電極、13
.33−外面電極、14.34−内部端子、15.35
−外部端子。
Claims (1)
- 両端開口または一端開口で一端有底の筒状誘電体と、こ
の誘電体の開口端面を除(全表面に付与された内外両面
電極と、前記誘電体の内面に装填され、かつ誘電体の内
径とほぼ同径の外径を有し、内面電極と電気的接続する
有底筒状内部端子と、前記誘電体の外径とほぼ同径の内
径を有するとともに、外面電極と電気的接続する有底筒
状外部端子とよりなり、内部端子と外部端子の少なくと
も一方は、その底部側が誘電体の長手方向外方に突出さ
れ、その突出された筒部周面ば、径方向に凸あるいは凹
となるような周外方に沿う凹凸屈曲部が形成されている
ことを特徴とする筒状コンデンサ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12028876U JPS6035227Y2 (ja) | 1976-09-06 | 1976-09-06 | 筒状コンデンサ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12028876U JPS6035227Y2 (ja) | 1976-09-06 | 1976-09-06 | 筒状コンデンサ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5337049U JPS5337049U (ja) | 1978-04-01 |
JPS6035227Y2 true JPS6035227Y2 (ja) | 1985-10-19 |
Family
ID=28729790
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP12028876U Expired JPS6035227Y2 (ja) | 1976-09-06 | 1976-09-06 | 筒状コンデンサ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6035227Y2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6225877Y2 (ja) * | 1980-06-13 | 1987-07-02 | ||
JPH0641647B2 (ja) * | 1984-12-27 | 1994-06-01 | 東レ株式会社 | 合成繊維の溶融紡糸方法 |
-
1976
- 1976-09-06 JP JP12028876U patent/JPS6035227Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5337049U (ja) | 1978-04-01 |
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