JP4071107B2 - 建材を疎水化および疎油化処理するためのフッ素化コポリマー - Google Patents

建材を疎水化および疎油化処理するためのフッ素化コポリマー Download PDF

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Description

【0001】
本発明は新規なカチオン性アクリル系フルオロコポリマー、それを含む水性組成物およびその使用に関し、その使用の目的とするところは、各種基材、たとえば繊維、皮革、木材、不織布および金属を塗装および含浸するため、より具体的には、長期間にわたって水および汚れから保護する目的で建材を塗装および含浸するためである。最終的には、本発明はそのようにして処理された固形基材、特に建材に関する。
【0002】
フッ素化合物、特にフルオロポリマーからの組成物を、高度加工基材、たとえば繊維、皮革または紙などを水、油、グリースから保護するために使用することは、昔から知られていた。
【0003】
またフルオロポリマーによって、建材をたとえば水や汚れなどの外部からの攻撃から効果的に保護することできるのも、よく知られている。
【0004】
WO97/39072に開示されている組成物も、後者への応用には有用である。しかしながら、それらはカチオン性アクリル系フルオロコポリマーの水性組成物に関するもので、それらにはまだ無視できない量の有機溶媒が含まれている。
【0005】
WO00/05183にも、建材を水および汚れから保護するのに適した組成物が記載されているが、それには、先にあげたWO97/39072に記載されているようなコポリマーとは別に、石灰質系および/またはシリカ系基材への浸透や濡れを促進するための界面活性効果を有する有機化合物である浸透助剤が含まれている。しかしながら、実務的な見地から言えば、このような助剤あるということは、有毒の可能性がある有機溶媒があるということにもつながり、そのため、使用者からの評価は高いものではない。
【0006】
WO97/00230にはシランモノマーを含むフルオロポリマーに基づく組成物が記載されており、建材のような多孔質な基材を処理して水やグリース系の汚れから保護するのに有用とされている。この組成物は水性で、安定であり、良好な耐摩耗性を示す。
【0007】
耐摩耗性は、建材の表面処理の耐久性を特徴づける性質である。この機械的な抵抗性は、スクラビング試験で評価することができるが、この試験は洗剤の存在下における塗膜上での激しいクリーニングを模している。この試験については、WO97/00230に記載がある。しかしながら、WO97/00230に記載されている組成物は、アニオン系のものである。それらは、基材たとえば石灰岩やコンクリートの内部深くまで浸透するので、そのために、基材の表面に効果的な疎水性で疎油性(oleophobic)塗膜を得ようとすると、高濃度のものを塗布することが必要となる。その結果それらには、非常に安価という訳にはいかないという欠陥がある。
【0008】
ところが、カチオン性アクリル系フルオロコポリマーに特定のシランモノマーを導入すると、低濃度でも効果的でしかも良好な耐摩耗性を有するような、疎水化および疎油化処理を建材に施すことが可能であることが今や見出された。さらにこのポリマーは、有機溶媒を含まず、貯蔵安定性の良い水性分散体の形で使用することができる。
【0009】
本発明によるカチオン性アクリル系フルオロコポリマーは、以下のようなものを含むモノマー混合物を重合させることにより得られる(重量基準):
(a)50〜92重量%まで、好ましくは70〜90重量%までの、1つまたは複数の次のー般式のポリフッ素化モノマー:
Rf−B−O−C(O)−C(R)=CH−R (I)
式中:
−Rfは、2〜20個までの炭素原子、好ましくは4〜16個までの炭素原子を含む直鎖状または分岐状鎖を有するペルフルオロ化ラジカルを表し、
−Bは、炭素原子によりOに結合し、1つまたは複数の酸素、硫黄および/または窒素原子を含んでいてもよい、2価の結合鎖を表し、
−記号Rの1つが水素原子を表し、もう一方が水素原子または1〜4個までの炭素原子を含むアルキルラジカルを表し;
(b)1〜25重量%まで、好ましくは8〜18重量%までの、1つまたは複数の次の一般式のモノマー:
【0010】
【化4】
Figure 0004071107
【0011】
式中:
−B’は、1〜4個までの炭素原子を含む直鎖状または分岐状のアルキレンラジカルを表し、
−R’は、水素原子または、1〜4個までの炭素原子を含むアルキルラジカルを表し、
−記号RおよびRは、同一であるか、もしくは異なっているが、それぞれが、水素原子、1〜18個までの炭素原子(好ましくは1〜4個までの炭素原子)を含む直鎖状または分岐状アルキルラジカルまたは、ヒドロキシルエチルもしくはベンジルラジカルであるか、あるいは、RとRに結合する窒素原子とともに、モルホリノ、ピペリジノまたはピロリジン−1−イルラジカルを形成しており;
(c)0〜25重量%まで、好ましくは2〜10重量%までの、次の一般式のビニル誘導体:
R”−CH=CH (III)
式中、R”は、1〜18個までの炭素原子、好ましくは1〜4個までの炭素原子を含むアルキルカルボキシレートまたはアルキルエーテル基であり;
(d)0.5〜20重量%まで、好ましくは1〜10重量%までの、次の一般式のモノマー:
【0012】
【化5】
Figure 0004071107
【0013】
式中:
−R’は、先に定義したものであり、
−B”は先に定義したB’または単純結合を表し、
−Xは、酸素、窒素または硫黄原子を表し、
−Rは、1〜10まで、好ましくは1〜5までの炭素原子を含む直鎖状または分岐状アルキルラジカルを表し;および、
(e)0〜10重量%まで、好ましくは0〜8重量%までの、式I、II、IIIおよびIVのモノマー以外の任意のモノマー。
【0014】
本発明によるフルオロコポリマーは、蒸留可能な有機溶媒中でモノマーを溶液共重合させることにより調製する。「蒸留可能な溶媒」という用語は、その常圧における沸点が150℃未満のすべての有機溶媒または有機溶媒混合物を意味するものと理解されたい。次いでその反応混合物を、高分子を塩化させるために、鉱酸または有機酸の存在下に水で稀釈する。
【0015】
本発明の変法で好適なのは、この稀釈工程を過酸化水素の存在下で実施するか、または、水による稀釈後に水性過酸化水素溶液を用いて処理するものである。
【0016】
これらのカチオン性アクリル系フルオロコポリマーは、建材を処理するのにより適してはいるものの、その他の基材、たとえば紙、繊維、不織布、皮革およびカーペットなどを疎油化や疎水化処理をするために使用することも可能である。
【0017】
本発明では、次のものを使用するのが好ましい:
(a)式Iのポリフッ素化モノマーとして、次式の化合物:
【0018】
【化6】
Figure 0004071107
【0019】
式中、Rは4〜16個の炭素原子を含むペルフルオロアルキルラジカルであり;
(b)式IIのモノマーとして、次式のジメチルアミノエチルメタクリレート:
(CHN−CH−CH−OC(O)−C(CH)=CH
(c)式IIIのモノマーとして、酢酸ビニル;および、
(d)式IVのモノマーとして、次式のビニルトリイソプロポキシシラン:
【0020】
【化7】
Figure 0004071107
【0021】
または次式のプロピルトリイソプロポキシシランメタクリレート:
【0022】
【化8】
Figure 0004071107
【0023】
その中で共重合を実施する、蒸留可能な有機溶媒としては、たとえば、ケトン(たとえばアセトンまたはメチルエチルケトン)、アルコール(たとえばイソプロパノール)およびエーテル(たとえばメチルエーテル)などをあげることができるが、これらに限定される訳ではない。
【0024】
本発明を実施するには、溶媒として、メチルイソブチルケトン(MIBK)またはメチルエチルケトン(MEK)またはアセトンとこれらの混合物を使用するのが好ましい。
【0025】
有機溶媒または溶媒混合物中のモノマーの合計濃度は、20〜70重量%までが良いが、好ましくは40〜60%の間である。
【0026】
共重合は少なくとも1種の開始剤の存在下で実施するが、その使用量はモノマーの全重量を基準にして0.1〜2%までである。開始剤として使用できるものとしては、ペルオキシド類、たとえば、ベンゾイルペルオキシド、ラウロイルペルオキシド、スクシニルペルオキシドおよびt−ブチルペルピバレートなど、またはアゾ化合物類、たとえば、2,2’−アゾビス(イソブチロニトリル)および4,4’−アゾビス(4−シアノペンタン酸)などがある。共重合工程は、40℃から反応混合物の沸点までの温度範囲で実施することができる。60〜90℃の間で実施するのが好ましい。
【0027】
稀釈工程では、強酸または中程度の強酸である、鉱酸または有機酸水溶液を添加するが、それらの酸はすなわち、コポリマーの有機溶液に対する第1解離定数が10−5より大きいものである。
【0028】
そのような酸の例としては、塩化水素酸、臭化水素酸、硫酸、硝酸、リン酸、酢酸、ギ酸、プロピオン酸、乳酸などをあげることができるが、酢酸を使用するのが好ましい。使用する水溶液の量およびその酸濃度は、一方では、式IIのモノマー(類)に存在するアミン官能基を完全に塩化するのに充分であることが必要であり、他方、最終的なコポリマー溶液の固形分含量を5〜40%の間、好ましくは20〜30%の間とするに充分であらねばならない。アミン官能基を完全に塩化するためには、式IIのモノマー(類)に対して、酸の量が0〜5酸当量の間であるのがよく、好ましくは1〜2当量の間である。
【0029】
使用する過酸化水素の量は、開始時のモノマーの全重量を基準にして0〜10%の間、好ましくは0.5〜4%の間である。この処理は25〜100℃の間、好ましくは70〜85℃の間で実施する。
【0030】
本発明の目的はまた、先に定義したようなフルオロコポリマーを含む水性組成物である。前記組成物は、先に記したように、蒸留工程で合成用の有機溶媒をすべて除去する、フルオロコポリマーを製造するためのプロセスを完結させることによって得られる。したがってこの水性組成物の引火点は、ASTM D3828規格で測定すると0〜100℃の間にはない。この蒸留は、常圧または減圧で実施することができる。一般的にはこれらの水性組成物は分散体の形状をとり、時間が経過しても安定である。そのためこれらの分散体は均質性を保ち、したがって、輸送や貯蔵をしても依然として、基材を疎水化および疎油化処理するために使用することができる。好都合なことに、これらは水で稀釈することもできる。
【0031】
本発明によるフルオロコポリマーの水中における濃度は一般に、1〜50%までの間、好ましくは20〜30%の間である。
【0032】
本発明の目的はまた、先に定義したような本発明による少なくとも1種のフルオロコポリマーを含み、好ましくはそれでコーティングされる固形基材である。
【0033】
本発明の生成物によって疎油性および疎水性とすることが可能な基材としては、高度に加工された材料を使用することができるが、それらはたとえば、紙、厚紙および類似の材料、セルロースまたは再生セルロース、綿、酢酸セルロース、羊毛、絹などの天然、人工または合成繊維からの織布や不織布、ポリアミド、ポリエステル、ポリオレフィン、ポリウレタンまたはリアクリロニトリル繊維、皮革、プラスチック、ガラス、木材、金属、陶器、および塗膜表面などである。
【0034】
しかしながら、好ましいのは建材を使用することで、そのようなものとしては、たとえば、れんが、屋根瓦、テラコッタまたはセラミックタイル、天然または再生石、石こう、コンクリート、セメントまたはモルタル、木材、ガラス、金属、プラスチックなどである。
【0035】
コンクリート、石、れんが、それにタイルなどは特により好ましい材料である。
【0036】
本発明の好ましい変法において、固形基材が建材である場合には、塗布されるフルオロコポリマーの量は、その基材の表面1mあたり、一般に0.1〜10gの間、好ましくは1〜5gの間である。
【0037】
この組成物は1層または多層として塗布することができるが、そのためには自体公知の方法、たとえば、スプレー法、浸漬法、ブラシまたはローラーによる塗布などを用いればよい。
【0038】
本発明による組成物はまた、他の組成物と混合することも可能で、特に、シランモノマーを含まないカチオン性アクリル系フルオロコポリマーを含む組成物と混合することができる。それらはまた、EP−A−0 714 870にも記載されているように、ポリビニルアルコールと混合してもよい。
【0039】
得られるコーティングは通常室温で乾燥させる。炉や乾燥器中で、より高温で乾燥させてもよい。加熱した基材に塗布することもできる。
【0040】
本発明により処理した基材の性能を評価するために、以下の試験を行った。
【0041】
(疎油性試験)
疎油性については、「AATCC Technical Manual、Test Method 118−1992」に記載された方法を用いて測定したが、これは、No.1〜8までの番号を付した一連のオイル状液体による、基材の濡れにくさを評価するものである。
−No.1 液状パラフィン
−No.2 液状パラフィン/n−ヘキサデカン(65/35)
−No.3 n−ヘキサデカン
−No.4 n−テトラデカン
−No.5 n−ドデカン
−No.6 n−デカン
−No.7 n−オクタン
−No.8 n−ヘプタン
【0042】
この試験は、これらの混合物を処理済みの基材の上に液滴で落とし、30秒接触させてからその液滴の効果を測定するものである。
【0043】
表面に浸透することも表面を濡らすこともない、限界の液滴の番号の数字を使用して、評点をつける。
【0044】
(疎水性試験)
この方法は、上で述べた疎油性試験に準じたものである。試験用の液体は1〜10番までの番号が付してあって、これらは脱塩水と2−プロパノールを以下の重量比で混合したものである。
【0045】
【表1】
Figure 0004071107
【0046】
この試験は、これらの混合物を処理済みの基材の上に液滴で落とし、30秒接触させてからその液滴の効果を測定するものである。
【0047】
表面に浸透することも基材を濡らすこともない、限界の液滴の番号の数字を使用して、評点をつける。
【0048】
(耐静水圧試験)
この試験は、本発明にしたがって処理された垂直なテラコッタ基材の表面に、水を一定の静水圧で押しつけて、その基材の耐水性を測定するものである。この試験の目的は、本発明により処理された外壁の、激しい風の乗った雨に対する抵抗性を評価することにある。
【0049】
この試験のためには、図1に示した装置を使用するが、この装置では、垂直な基材(2)の表面にガラス管(1)を固定し、ガラス管に水(3)を充填して、基材(2)の表面に静水圧をかける。
【0050】
この水柱の高さは95mmである。それにより、基材の表面に950Pa(=95kg/m)の静水圧がかかることになる。
【0051】
このガラス管は、シリコーン系のエラストマー接着剤(4)を使用して基材に固定されている。毛細管(5)を取り付けた栓(6)により、水の蒸発を防いでいる。
【0052】
試験を実施するに先立って、ガラス管の中での水位の低下が、基材による水の吸収だけによって起きていて、水の蒸発や接着剤(4)による水の吸収の影響を受けていないことを確認した。この確認のために、基材としてガラス板を使用して装置をとりつけた。7日後でも、水位の低下は認められなかった。
【0053】
この試験は、時間の経過とともに基材に吸収される、ガラス管の中の水の量を測定することからなっている。この水の量を、未処理の基材の場合と、同じ基材だが処理したものの場合の両方で測定する。
【0054】
処理による有効性(%で表示)を次式で定義する:
有効性(%)=100×(1−Q/Q
式中:
は、未処理の基材によって吸収された水の量であり;
は、処理した基材によって吸収された水の量である。
【0055】
(スクラビング試験)
この試験は、本発明による水性組成物を用いて処理した基材の疎水性能および疎油性能の保持性を、たとえば、標準化したクリーニングまたはブラシがけ条件下でスクラビングした後に、前記の3種類の試験を実施することにより、測定するものである。
【0056】
基材のクリーニング操作は、以下の条件の下で実施する:
−洗剤(「Teepol」)の6重量%水溶液を2ml付着させる;
−2.5×7cmの面積をもつナイロンブラシを基材の上で50回移動させるが、この時にブラシにかける圧力は、支持体に対して垂直で10Nの力とし、全時間は45秒に相当する;
−水道水を使用してこの基材の表面を1分間洗浄する;
−脱塩水で洗浄することにより、水道水を除く。
【0057】
以下の実施例で本発明について説明するが、これらは本発明を限定するものではない。特に断らない限り、部を表すときは重量基準である。
【0058】
(実施例1)
撹拌機、温度計、還流冷却器、仕込み漏斗、窒素注入口およびヒーターを取り付けた、600体積部の反応器の中に、以下のものを仕込んだ:
−40部のMIBKおよび26部のアセトン;
−14.7部のジメチルアミノエチルメタクリレート(式IIのモノマー);
−7.8部の酢酸ビニル(式IIIのモノマー);
−3.9部のビニルトリイソプロポキシシラン(式IVAのモノマー);
−76部の次式のフルオロアクリレート(式Iのモノマー)混合物:
【0059】
【化9】
Figure 0004071107
【0060】
式中、nは5,7,9、11,および13で、それぞれの平均重量比が1/63/25/9/3;および、
−0.38部の4,4’−アゾビス(4−シアノペンタン酸)。
【0061】
この混合物を窒素雰囲気下で70℃4時間加熱し、次いで、0.3部の4,4’−アゾビス(4−シアノペンタン酸)を追加してから、反応器を70℃に4時間保った。
【0062】
続けて、290部の水、7.6部の酢酸および2.4部の35重量%過酸化水素からなる水溶液を、温度70℃で、3時間かけて注入した。
【0063】
こうして得られた溶液を、窒素通気下で70℃に2時間保持し、それから、減圧下で蒸留にかけて、本発明によるフルオロコポリマーの25%溶液となるようにした。
【0064】
その後この溶液を室温にまで冷却すると、390部の本発明によるカチオン性アクリル系フルオロコポリマーのこはく色の分散体(S1)が得られたが、このものは時間が経過しても全く安定で、それぞれ式I/II/III/IVAのモノマーが74/14/8/4という重量組成(理論値)を有している。
【0065】
この分散体には有機溶媒は含まれず、したがって、ASTM D3828規格による引火点を0〜100℃の間には持たない。
【0066】
(比較例1)
実施例1と同様な手順を用いたが、ただし、ビニルトリイソプロポキシシランは全く使用せず、代わりにメタクリル酸および酢酸ビニルを使用した。したがって、15.2部のジメチルアミノエチルメタクリレート、1.2部のメタクリル酸、8.4部の酢酸ビニル、および77.6部のフルオロアクリレート混合物を仕込んだ。
【0067】
390部のシランモノマーを全く含まないカチオン性アクリル系フルオロコポリマーの琥珀色の分散体(Sc1)が得られたが、このものは時間が経過しても安定であった。この溶液も、ASTM D3828規格による引火点を0〜100℃の間には持たなかった。
【0068】
(実施例2)
溶液(S1)および(Sc1)を用いて、下記の配合により希釈溶液dS1およびdS2を調製した:
【0069】
【表2】
Figure 0004071107
【0070】
テラコッタタイル(たとえば、Brunateau S.A.社(F−40990 St Paul les Dax))の上に、ブラシ(幅4〜5cm)を用いて稀釈溶液を十字の形に塗布した。稀釈組成物の量は100±10g/mであったが、これはコポリマーとしては約2g/mに相当する。このように処理したタイルを、室温でオープンな雰囲気中において3日間乾燥させた。
【0071】
次いでこのタイルについて、スクラビングの前後における、その疎油性、疎水性および耐静水圧の試験を実施した。それらの試験結果を以下に示す。
【0072】
【表3】
Figure 0004071107
【0073】
dS1およびdS2を塗布した処理について、耐静水圧試験の結果を図2に示したが、そこでは有効性(単位:%)をy軸方向にプロットし、処理済みの基材が水と接触している時間(単位:時間)をx軸方向にプロットした。
【0074】
実施例1のフルオロコポリマーで処理した基材では、耐静水圧試験で極めて高い有効性があることがはっきりと表れており、事実それは、水と接触している時間を通じて95〜100%の間である。それとは対照的に、比較例1によるポリマーで処理した基材では、有効性は88%を超えなかった。
【0075】
【表4】
Figure 0004071107
【0076】
耐静水圧試験の結果を、図3に示す。
【0077】
これからも明らかなように、実施例1のフルオロコポリマーではスクラビング後でもその疎油性を良好に保持しているが(評点の変化は8から5へ)、それに対して比較例1のものは劣っていた(評点の下落は8から3へ)。
【0078】
最後に、実施例1のフルオロコポリマーでは摩耗の後でも高い耐静水圧性を維持しているが(有効性の低下はわずかに5%)、それに対して、比較例試料の耐静水圧性は、摩耗後には15%も低下した。
【0079】
(実施例3)
実施例1をくり返してカチオン性アクリル系フルオロコポリマーを調製したが、ただし、ビニルトリイソプロポキシシラン(式IVAのモノマー)に代えて、プロピルトリイソプロポキシシランメタクリレート(式IVBのモノマー)を用いた。
【0080】
塗布試験を実施したが、その結果は実施例1のフルオロコポリマーの場合と同じであった。
【図面の簡単な説明】
【図1】
【図2】
【図3】

Claims (9)

  1. モノマー混合物を重合させることによって得ることができるカチオン性アクリル系フルオロコポリマーであって:
    (a)50〜92重量%までの、1つまたは複数の次のー般式のポリフッ素化モノマー:
    Rf−B−O−C(O)−C(R)=CH−R (I)
    式中:
    −Rfは、2〜20個までの炭素原子を含む直鎖状または分岐状鎖を有するペルフルオロ化ラジカルを表し、
    −Bは、炭素原子によりOに結合し、1つまたは複数の酸素、硫黄および/または窒素原子を含んでいてもよい、2価の結合鎖を表し、
    −記号Rの1つが水素原子を表し、もう一方が水素原子または1〜4個までの炭素原子を含むアルキルラジカルを表し;
    (b)1〜25重量%までの、1つまたは複数の次の一般式のモノマー:
    Figure 0004071107
    式中:
    −B’は、1〜4個までの炭素原子を含む直鎖状または分岐状のアルキレンラジカルを表し、
    −R’は、水素原子または、1〜4個までの炭素原子を含むアルキルラジカルを表し、
    −記号RおよびR(これらは同一であるか、もしくは異なっている)は、それぞれが、水素原子、1〜18個までの炭素原子を含む直鎖状または分岐状アルキルラジカルまたは、ヒドロキシルエチルもしくはベンジルラジカルであるか、あるいは、RとRに結合する窒素原子とともに、モルホリノ、ピペリジノまたはピロリジン−1−イルラジカルを形成しており;
    (c)2〜10重量%までの、次の一般式のビニル誘導体:
    R”−CH=CH (III)
    式中、R”は、1〜18個までの炭素原子を含むアルキルカルボキシレートまたはアルキルエーテル基であり;
    (d)0.5〜20重量%までの、次の一般式のモノマー:
    Figure 0004071107
    式中:
    −R’は、先に定義したものであり、
    −B”は先に定義したB’または単結合を表し、
    −Xは、酸素、窒素または硫黄原子を表し、
    −Rは、1〜10個までの炭素原子を含む直鎖状または分岐状アルキルラジカルを表し;および、
    (e)0〜10重量%までの、式I、II、IIIおよびIVのモノマー以外の任意のモノマーを含み;
    前記重合が、
    −蒸留可能な有機溶媒に前記モノマー類を溶解する工程;次いで、
    −高分子を塩化させるために、前記反応混合物を鉱酸または有機酸の存在下において水により希釈し、その際、前記希釈を、過酸化水素の存在下に行なうか、または、前記希釈後に過酸化水素水溶液を用いて処理する工程;
    を含むことを特徴とするカチオン性アクリル系フルオロコポリマー。
  2. (a)式Iのポリフッ素化モノマーとして、次式の化合物:
    Figure 0004071107
    式中、Rは4〜16個までの炭素原子を含むペルフルオロアルキルラジカルであり;
    (b)式IIのモノマーとして、次式のジメチルアミノエチルメタクリレート:
    (CHN−CH−CH−OC(O)−C(CH)=CH
    (c)式IIIのモノマーとして、酢酸ビニル;および、
    (d)式IVのモノマーとして、ビニルトリイソプロポキシシランまたはプロピルトリイソプロポキシシランメタクリレートを使用することを特徴とする請求項1に記載のカチオン性アクリル系フルオロコポリマー。
  3. メチルイソブチルケトン(MIBK)またはメチルエチルケトン(MEK)またはアセトンとこれらの混合物を有機溶媒として使用することを特徴とする請求項1または2のいずれか1項に記載のカチオン性アクリル系フルオロコポリマー。
  4. 使用する過酸化水素の量が、開始時のモノマーの全重量を基準にして0.5〜4%の間であることを特徴とする請求項2〜3のいずれか1項に記載のカチオン性アクリル系フルオロコポリマー。
  5. 請求項1〜4のいずれか1項に規定されるカチオン性アクリル系フルオロコポリマーを1〜50%含むことを特徴とする水性組成物。
  6. 請求項1〜4のいずれか1項に規定されるカチオン性アクリル系フルオロコポリマーの少なくとも1種を含み、それでコーティングされることを特徴とする固形基材。
  7. 建材であることを特徴とする請求項6に記載の固形基材。
  8. 前記建材が、コンクリート、石、れんがおよびタイルから選択されることを特徴とする請求項7に記載の固形基材。
  9. 塗布されるコポリマーの量が1mあたり、0.1〜10gの間であることを特徴とする請求項7または8に記載の建材。
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