JPH1017624A - シリコーン変性ビニル重合体およびその製造方法 - Google Patents

シリコーン変性ビニル重合体およびその製造方法

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JPH1017624A
JPH1017624A JP8188886A JP18888696A JPH1017624A JP H1017624 A JPH1017624 A JP H1017624A JP 8188886 A JP8188886 A JP 8188886A JP 18888696 A JP18888696 A JP 18888696A JP H1017624 A JPH1017624 A JP H1017624A
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sio
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alkyl group
integer
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JP8188886A
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Hideki Kobayashi
秀樹 小林
Toru Masatomi
亨 正富
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DuPont Toray Specialty Materials KK
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Dow Corning Toray Silicone Co Ltd
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    • C09D143/04Homopolymers or copolymers of monomers containing silicon
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
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    • C08LCOMPOSITIONS OF MACROMOLECULAR COMPOUNDS
    • C08L83/00Compositions of macromolecular compounds obtained by reactions forming in the main chain of the macromolecule a linkage containing silicon with or without sulfur, nitrogen, oxygen or carbon only; Compositions of derivatives of such polymers
    • C08L83/02Polysilicates

Abstract

(57)【要約】 【課題】 新規なシリコーン変性ビニル重合体およびそ
の製造方法を提供する。 【解決手段】 式: 【化1】 [式中、R1は水素原子またはアルキル基であり、R2
二価炭化水素基であり、R3は水素原子または置換もし
くは非置換の一価炭化水素基であり、Qは式:F(C
2)b−R4−RcSiO(3-c)/2{Rは不飽和結合を含有
しない一価炭化水素基であり、R4はアルキレン基また
はアルキレンオキシアルキレン基であり、bは4以上の
整数であり、cは0〜2の整数である。}で示されるパ
ーフルオロシロキサン単位を含むシロキサン単位であ
り、mおよびnは1〜10,000の数である。]で示
される繰り返し単位からなる重量平均分子量1,000
〜1,000,000のシリコーン変性ビニル重合体およ
びその製造方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は新規なシリコーン変
性ビニル重合体およびその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】ビニルモノマーとアルケニル基含有有機
ケイ素化合物をビニル重合させて得られるシリコーン変
性ビニル重合体は知られており、例えば、メタクリロキ
シメチルジメトキシシラン,メタクリル酸メチル,アク
リル酸エチルおよびアクリル酸を乳化重合してなる共重
合体やさらにこの共重合体にグリシドキシトリメトキシ
シランを加えてなる化合物がコーティング剤として提案
されている(特開昭61−7360号公報参照)。しか
し、ケイ素原子に結合した炭素原子数が4以上のパーフ
ルオロアルキル基を有するシリコーン変性ビニル重合体
は知られていなかった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明者らは鋭意検討
した結果、本発明に到達した。即ち、本発明の目的は新
規なシリコーン変性ビニル重合体およびその製造方法を
提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、式:
【化2】 [式中、R1は水素原子またはアルキル基であり、R2
二価炭化水素基であり、R3は水素原子または置換もし
くは非置換の一価炭化水素基であり、Qは式:(−Ra
SiO(3-a)/2)(F(CF2)b−R4−RcSi
(3-c)/2x(RdSiO(4-d)/2y(R51/2z{R
は不飽和結合を含有しない一価炭化水素基であり、R4
はアルキレン基またはアルキレンオキシアルキレン基で
あり、R5は水素原子またはアルキル基であり、aは0
〜2の整数であり、bは4以上の整数であり、cは0〜
2の整数であり、dは0〜3の整数であり、xは0を越
える数であり、yおよびzは0以上の数である。}で示
されるシロキサン単位であり、mおよびnは1〜10,
000の数である。]で示される繰り返し単位からなる
重量平均分子量1,000〜1,000,000のシリコ
ーン変性ビニル重合体およびその製造方法に関する。
【0005】
【発明の実施の形態】本発明のシリコーン変性ビニル重
合体は、式:
【化3】 で示される繰り返し単位からなる化合物である。上式
中、R1は水素原子またはアルキル基であり、アルキル
基としてはメチル基,エチル基,プロピル基,ブチル基
が挙げられる。R2は二価炭化水素基であり、メチレン
基,エチレン基,プロピレン基のようなアルキレン基が
挙げられる。R3は水素原子または置換もしくは非置換
の一価炭化水素基であり、一価炭化水素基としては、メ
チル基,エチル基,プロピル基,ブチル基等のアルキル
基のような非置換の炭化水素基;2−ヒドロキシプロピ
ル基のような置換炭化水素基が挙げられる。Qは式:
(−RaSiO(3-a)/2)(F(CF2)b−R4−RcSiO
(3-c)/2x(RdSiO(4-d)/2y(R51/2zで示さ
れるシロキサン単位である。Rは不飽和結合を含有しな
い一価炭化水素基であり、メチル基,エチル基,プロピ
ル基,ブチル基,ペンチル基,ヘキシル基,ヘプチル
基,オクチル基,ノニル基,デシル基,ヘキサデシル
基,オクタデシル基等のアルキル基;フェニル基等のア
リール基が挙げられる。R4はアルキレン基またはアル
キレンオキシアルキレン基である。アルキレン基として
は、例えば、エチレン基,メチルエチレン基,エチルエ
チレン基,プロピルエチレン基,ブチルエチレン基,プ
ロピレン基,ブチレン基,1−メチルプロピレン基,ペ
ンチレン基,ヘキシレン基,ヘプチレン基,オクチレン
基,ノニレン基,デシレン基が挙げられる。アルキレン
オキシアルキレン基としては、例えば、エチレンオキシ
エチレン基,エチレンオキシプロピレン基,エチレンオ
キシブチレン基,プロピレンオキシエチレン基,プロピ
レンオキシプロピレン基,プロピレンオキシブチレン
基,ブチレンオキシエチレン基,ブチレンオキシプロピ
レン基が挙げられる。R5は水素原子またはアルキル基
であり、アルキル基としては、メチル基,エチル基,プ
ロピル基,ブチル基,ペンチル基が例示される。aは0
〜2の整数であり、好ましくは0である。bは4以上の
整数であり、好ましくは4〜12の整数であり、4,
6,8が例示される。cは0〜2の整数であり、好まし
くは0である。dは0〜3の整数である。xは0を越え
る数であり、yおよびzは0以上の数である。mおよび
nはそれぞれ1〜10,000の数であり、好ましくは
10〜1,000の範囲である。また、m:nの比は1
00:1〜1:100の範囲であるのが好ましい。この
ような本発明のシリコーン変性ビニル重合体の重量平均
分子量は1,000〜1,000,000の範囲であり、
好ましくは5,000〜100,000の範囲である。
尚、この重合体の分子鎖末端は、一般に、製造時に用い
られたラジカル重合開始剤の残基や不均化反応による炭
素−炭素二重結合、溶媒等から引き抜かれた水素原子等
により封鎖されている。
【0006】Qで示されるシロキサン単位としては、下
記式で示される単位が例示される。 (−SiO3/2)(C81724SiO3/21.5(CH
31/20.1 (−(CH3)SiO2/2)(C4924SiO3/21.2 (−(CH3)2SiO1/2)(C61324SiO3/2
1.0 (−SiO3/2)(C4924SiO3/2) (−SiO3/2)(C61324SiO3/21.5 (−SiO3/2)(C4924Si(CH3)O2/2
1.5(CH31/20.1 (−SiO3/2)(C61324Si(C37
2/21.2 (−SiO3/2)(C81724Si(CH3)O2/2
1.5 (−SiO3/2)(C61336SiO3/21.5 (−SiO3/2)(C49CH2OC24SiO3/21.5
(C251/20.1 (−SiO3/2)(C613CH2OC36SiO3/2
1.5 (−SiO3/2)(C81724OC24SiO3/2
1.5 (−SiO3/2)(C49CH2OC24Si(CH3
2/21.5 (−SiO3/2)(C613CH2OC24Si(CH3
2/21.2 (−SiO3/2)(C817CH2OC24Si(CH3
2/21.2 (−SiO3/2)(C4924Si(CH321/2
3 (−SiO3/2)(C61324Si(C37)(CH
3)O1/23 (−SiO3/2)(C61336Si(CH3)O2/2
1 (−SiO3/2)(C4924SiO3/20.4((CH
3)2SiO2/20.6 (−SiO3/2)(C61324SiO3/20.5(CH
3SiO3/20.5(CH31/20.1 (−SiO3/2)(C81724SiO3/20.2(Si
4/20.4((CH3)3SiO1/20.4 (−SiO3/2)(C4924Si(CH3)O2/2
0.2((C65)SiO3/20.8 (−SiO3/2)(C61324Si(C37
2/20.3((C65)2SiO2 /20.7 (−SiO3/2)(C81724Si(CH3)O2/2
0.5(CH3SiO3/20 .5 (−SiO3/2)(C61336SiO3/20.5((C6
5)2SiO2/20.5 (−SiO3/2)(C49CH2OC24SiO3/20.7
((CH3)3SiO1/20 .3 (−SiO3/2)(C613CH2OC36SiO3/2
0.1((CH3)3SiO1/2 0.45(SiO4/20.45(H
1/20.1 (−SiO3/2)(C81724OC24SiO3/2
0.4{(CH3)2SiO2/20.6 (−SiO3/2)(C49CH2OC24Si(CH3
2/20.5((CH3)SiO3/20.5 (−SiO3/2)(C613CH2OC24Si(CH3
2/20.5((C65)SiO3/20.5 (−SiO3/2)(C817CH2OC24Si(CH3
2/20.5((C65)2SiO2/20.5
【0007】このような本発明のシリコーン変性ビニル
重合体としては、下記式で示される繰り返し単位からな
る化合物が例示される。下記式中、pは1以上の整数で
ある。
【化4】
【化5】
【化6】
【化7】
【化8】
【化9】
【化10】
【0008】本発明のシリコーン変性ビニル重合体は、
例えば、(A)一般式:CH2=CR1COOR3で示さ
れるアクリレートモノマーと、(B)一般式:CH2
CR1COO−R2−RaSi(OR63-aで示されるア
クリロキシ基含有アルコキシシランとをラジカル重合さ
せ、次いで得られたプレポリマーと(C)一般式:F
(CF2b−R4−RcSi(OR63-cで示されるパー
フルオロアルキル基含有アルコキシシランと、必要に応
じて(D)一般式:RdSi(OR64-dで示されるア
ルコキシシランを加えてこれらを部分加水分解縮合する
ことによって製造することができる。
【0009】(A)成分のアクリレートモノマーは上記
一般式で示され、式中のR1およびR3は前記と同じであ
る。このようなアクリレートモノマーとしては、例え
ば、アクリル酸,メタクリル酸,アクリル酸メチル,ア
クリル酸エチル,アクリル酸t−ブチル,アクリル酸2
−ヒドロキシエチル,アクリル酸2−ヒドロキシプロピ
ル,メタクリル酸メチル,メタクリル酸エチル,メタク
リル酸n−ブチル,メタクリル酸t−ブチル,メタクリ
ル酸イソブチル,メタクリル酸グリシジル,メタクリル
酸2−ヒドロキシエチル,メタクリル酸2−ヒドロキシ
プロピル,メタクリル酸ジメチルアミノエチル,メトキ
シジエチレングリコールアクリレート,メトキシジエチ
レングリコールメタクリレート,メトキシテトラエチレ
ンメタクリレート,メタクリル酸アリルなどのモノアク
リレートモノマーなどが挙げられる。このアクリレート
モノマーは1種のみで使用してもよく、また2種以上混
合して使用してもよい。
【0010】(B)成分のアクリロキシ基含有アルコキ
シシランは上記一般式で示され、式中のR1,R2,Rお
よびaは前記と同じである。R6は炭素原子数1〜8の
アルキル基であり、メチル基,エチル基,プロピル基,
ブチル基,ペンチル基,ヘキシル基,ヘプチル基,オク
チル基が例示される。このようなアクリロキシ基含有ア
ルコキシシランとしては、γ−メタクリロキシプロピル
トリメトキシシラン,γ−アクリロキシプロピルトリメ
トキシシラン,γ−メタクリロキシプロピルトリエトキ
シシラン,γ−メタクリロキシプロピルトリイソプロポ
キシシランが例示される。このアクリロキシ基含有アル
コキシシランは1種のみで使用してもよく、また2種以
上混合して使用してもよい。
【0011】(C)成分のパーフルオロアルキル基含有
アルコキシシランは上記一般式で示され、式中のR4
6,R,bおよびcは前記と同じである。このような
パーフルオロアルキル基含有アルコキシシランとして
は、下記式で示されるような化合物が例示される。 C4924Si(OCH3361324Si(OCH3381724Si(OCH334924Si(OC25361324Si(OC37381724Si(OC3734924Si(CH3)(OCH3261324Si(C37)(OCH3281724Si(CH3)(OCH3261336Si(OCH3349CH2OC24Si(OCH33613CH2OC36Si(OCH3381724OC24Si(OCH3349CH2OC24Si(CH3)(OCH32613CH2OC24Si(CH3)(OCH32817CH2OC24Si(CH3)(OCH324924Si(CH32(OCH3) C61324Si(C37)(CH3)(OCH3) C61336Si(CH3)(OCH32 このパーフルオロアルキル基含有アルコキシシランは1
種のみで使用してもよく、また2種以上混合して使用し
てもよい。
【0012】(D)成分のアルコキシシランは上記一般
式で示され、式中のR6,Rおよびdは前記と同じであ
る。このようなアルコキシシランとしては、下記式で示
されるような化合物が例示される。 CH3Si(OCH3365Si(OCH33 (CH32Si(OCH32 (C652Si(OCH32 (CH33Si(OCH3) (C653Si(OCH3) Si(OCH34 このアルコキシシランは1種のみで使用してもよく、ま
た2種以上混合して使用してもよい。
【0013】(A)成分のアクリレートモノマーと
(B)成分のアクリロキシ基含有アルコキシシランをラ
ジカル重合させるには、これらの化合物を溶媒中で混合
した後、ラジカル重合開始剤を用いて反応させるのが好
ましい。使用されるラジカル重合開始剤としては、例え
ば、ベンゾイルペルオキシド,ジクロルベンゾイルペル
オキシド,ジ−t−ブチルペルオキシド,2,5−ジ
(ペルオキシドベンゾエート)ヘキシン−3,1,3−
ビス(t−ブチルペルオキシイソプロピル)ベンゼン,
t−ブチルパーベンゾエートなどの有機過酸化物;アゾ
ビスイソブチロニトリル,ジメチルアゾブチレートなど
のアゾ化合物が挙げられる。このようにラジカル重合を
行ってプレポリマーを得た後、次いでこのプレポリマー
と、(C)成分のパーフルオロアルキル基含有アルコキ
シシラン、必要に応じて(D)成分のアルコキシシラン
を加えて部分加水分解縮合することによって、本発明の
シリコーン変性ビニル重合体を製造することができる。
加水分解する方法としては、プレポリマーと上記アルコ
キシシランの混合物を有機溶剤に溶解し、次いでこの溶
液を酸性水溶液中に撹拌しながら滴下する方法、またこ
の有機溶剤溶液を攪拌しながらその中に酸性水溶液を滴
下する方法が挙げられる。このとき使用される有機溶剤
は、上記プレポリマー、アルコキシシランおよび加水分
解縮合物であるシリコーン変性ビニル重合体を溶解する
ものが好ましく、ジエチルエ−テル,テトラヒドロフラ
ン等のエ−テル系溶媒;アセトン,メチルイソブチルケ
トン等のケトン系溶媒;ベンゼン,トルエン,キシレン
等の芳香族炭化水素系溶媒;ヘキサン,ヘプタン,イソ
オクタン等の脂肪族炭化水素系溶媒;シクロヘキサン等
の脂環式炭化水素系溶媒;α,α,α−トリフルオロトル
エン,ヘキサフルオロキシレン等のフッ素系溶媒;ヘキ
サメチルジシロキサン,ヘキサメチルシクロトリシロキ
サン,オクタメチルシクロテトラシロキサン等の揮発性
シリコーン系溶媒が例示される。有機溶剤中の上記プレ
ポリマーとアルコキシシランの濃度は、通常、シリコー
ン変性ビニル重合体の濃度が10〜80重量%となるよ
うな範囲であるのが好ましい。また、酸性水溶液として
は、硫酸,硝酸,塩酸等の酸の水溶液が用いられる。こ
れらの中でも塩酸の水溶液が好ましく、この場合の塩化
水素の濃度は5重量%以上であることが必要である。滴
下時および滴下後の温度は0〜120℃の範囲が好まし
い。
【0014】本発明のシリコーン変性ビニル重合体は上
記のような方法で製造することができるが、この方法の
他にも、上記(B)成分のアクリロキシ基含有アルコキ
シシランと(C)成分のパーフルオロアルキル基含有ア
ルコキシシランと、必要に応じて(D)成分のアルコキ
シシランを加えて共加水分解縮合した後、得られた加水
分解縮合物と(A)成分のアクリレートモノマーとを前
記したようなラジカル重合開始剤を用いてラジカル重合
させることにより、本発明のシリコーン変性ビニル重合
体を製造することができる。共加水分解する方法として
は、上記シランの混合物を有機溶剤に溶解し、次いでこ
の溶液を酸性水溶液中に撹拌しながら滴下する方法、ま
たこの有機溶剤溶液を攪拌しながらその中に酸性水溶液
を滴下する方法が挙げられる。このとき使用される有機
溶剤としては前記と同様のものが例示される。尚、有機
溶剤中のシランの濃度は、通常、加水分解縮合物である
シリコーン変性ビニル重合体の濃度が10〜80重量%
となるような範囲であるのが好ましい。また、酸性水溶
液としては、硫酸,硝酸,塩酸等の酸の水溶液が用いら
れる。これらの中でも塩酸の水溶液が好ましく、この場
合の塩化水素の濃度は5重量%以上であることが必要で
ある。滴下時および滴下後の温度は0〜120℃の範囲
が好ましい。
【0015】以上のような本発明のシリコーン変性ビニ
ル重合体は、分子中にビニル樹脂構造とシロキサン構造
を有し、かつ、アルキレン基もしくはアルキレンオキシ
アルキレン基を介してケイ素原子に結合した炭素原子数
4以上のパーフルオロアルキル基を有するという特徴を
有する。このシリコーン変性ビニル重合体は、各種基材
表面に表面張力が低く、優れた撥水性および撥油性を示
す皮膜を形成し、さらにこの皮膜は防汚性,離型性,耐
熱性,耐候性,耐薬品性にも優れるという利点を有す
る。このため本発明のシリコーン変性ビニル重合体はこ
れらの特性が要求される各種用途に使用することがで
き、特に水滴,雪,氷,油剤,熱可塑性粉体,樹脂微粉
末に対する付着防止剤;防汚コ−ティング剤;剥離ある
いは離型用コ−ティング剤として好適に使用される。
【0016】
【実施例】以下、本発明を実施例により詳細に説明す
る。実施例中、粘度は25℃における測定値である。
【0017】
【実施例1】フラスコに、アゾビスイソブチロニトリル
0.2gおよびキシレン22gを投入して、これらを攪
拌しながら95℃に加熱した。次いでこの中にメタクリ
ル酸メチルモノマー12.2gと式:CH2=CCH3
2(CH23Si(OCH33で示されるメタクリロ
キシプロピル基含有トリメトキシシラン5.5gの混合
液を滴下して、95℃の条件下で1時間攪拌した。攪拌
終了後冷却して反応を停止して、無色透明、粘度100
センチポイズのプレポリマーのキシレン溶液を得た(プ
レポリマーの含有量は40重量%であった。)。このプ
レポリマーのキシレン溶液40.3gおよび式:C817
24Si(OCH33で表されるパーフルオロアルキ
ル基含有トリメトキシシラン18.9gをフラスコに投
入し、これらを攪拌しながらこの中に、メタノール1.
2gと1/100N塩酸1.2gの混合物を室温で滴下
した。滴下終了後約1時間攪拌し、次いでエバポレータ
ーを用いて溶媒成分を除去して21.5gの白色固形物
を得た。これをフーリエ変換赤外吸収分析(以下、FT
−IR)、29Si−核磁気共鳴分析(以下、29Si−N
MR)および13C−核磁気共鳴分析(以下、13C−NM
R)により分析したところ、下記式で示される繰り返し
単位からなるシリコーン変性ビニル重合体であると同定
された。
【化11】 (式中、qは1以上の整数である。) このシリコーン変性ビニル重合体の重量平均分子量はポ
リジメチルシロキサン換算で30,000であり、25
℃における屈折率は1.460であった。
【0018】
【実施例2】フラスコに、式:CH2=CCH3CO
2(CH23Si(OCH33で示されるメタクリロキ
シプロピル基含有トリメトキシシラン5.5g,式:C8
1724Si(OCH33で示されるパーフルオロア
ルキル基含有トリメトキシシラン18.9gおよびキシ
レン22gを投入して、これらを攪拌しながらこの中に
メタノール1.2gと1/100N塩酸1.2gの混合物
を室温で滴下した。滴下終了後約1時間攪拌し、次いで
水洗して有機層を分別して、45.0gの加水分解縮合
物を得た。別のフラスコに、アゾビスイソブチロニトリ
ル0.2gおよびキシレン22gを投入して、これらを
攪拌しながら95℃に加熱した。次いでこの中にメタク
リル酸メチルモノマー12.2gと上記で得られた加水
分解縮合物の混合液を滴下して、95℃の条件下で1時
間攪拌した。攪拌終了後エバポレーターを用いて溶媒成
分を除去して、21.5gの白色固形物を得た。これを
FT−IR、29Si−NMRおよび13C−NMRにより
分析したところ、実施例1で得られたシリコーン変性ビ
ニル重合体と同一の化合物であることが判明した。
【0019】
【実施例3】フラスコに、アゾビスイソブチロニトリル
0.2gおよびキシレン22gを投入して、これらを攪
拌しながら95℃に加熱した。次いでこの中にメタクリ
ル酸メチルモノマー12.2gと式:CH2=CCH3
2(CH23Si(OCH33で示されるメタクリロ
キシプロピル基含有トリメトキシシラン5.5gの混合
液を滴下して、95℃の条件下で1時間攪拌した。攪拌
終了後冷却して反応を停止して、無色透明、粘度100
センチポイズのプレポリマーのキシレン溶液を得た(プ
レポリマーの含有量は40重量%であった。)。このプ
レポリマーのキシレン溶液40.3g,式:C492
4Si(OCH33で示されるパーフルオロアルキル基
含有トリメトキシシラン4.9gおよび式:(CH32
Si(OCH32で示されるジメチルジメトキシシラン
2.4gをフラスコに投入し、これらを攪拌しながらこ
の中に、メタノール1.2gと1/100N塩酸1.2g
の混合物を室温で滴下した。滴下終了後約1時間攪拌
し、次いでエバポレーターを用いて溶媒成分を除去して
24.0gの白色固形物を得た。これをFT−IR、29
Si−NMRおよび13C−NMRにより分析したとこ
ろ、下記式で示される繰り返し単位からなるシリコーン
変性ビニル重合体であると同定された。
【化12】 (式中、qは1以上の整数である。) このシリコーン変性ビニル重合体の重量平均分子量はポ
リジメチルシロキサン換算で30,000であった。
【0020】
【発明の効果】本発明のシリコーン変性ビニル重合体は
新規な化合物であり、本発明の製造方法はこのシリコー
ン変性ビニル重合体を生産性よく製造することができる
という特徴を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は実施例1で合成したシリコーン変性ビニ
ル重合体のフーリエ変換赤外吸収分析によるスペクトル
チャートである。
【図2】図2は実施例1で合成したシリコーン変性ビニ
ル重合体の29Si−核磁気共鳴分析によるスペクトルチ
ャートである。
【図3】図3は実施例1で合成したシリコーン変性ビニ
ル重合体の13C−核磁気共鳴分析によるスペクトルチャ
ートである。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 式: 【化1】 [式中、R1は水素原子またはアルキル基であり、R2
    二価炭化水素基であり、R3は水素原子または置換もし
    くは非置換の一価炭化水素基であり、Qは式:(−Ra
    SiO(3-a)/2)(F(CF2)b−R4−RcSi
    (3-c)/2x(RdSiO(4-d)/2y(R51/2z{R
    は不飽和結合を含有しない一価炭化水素基であり、R4
    はアルキレン基またはアルキレンオキシアルキレン基で
    あり、R5は水素原子またはアルキル基であり、aは0
    〜2の整数であり、bは4以上の整数であり、cは0〜
    2の整数であり、dは0〜3の整数であり、xは0を越
    える数であり、yおよびzは0以上の数である。}で示
    されるシロキサン単位であり、mおよびnは1〜10,
    000の数である。]で示される繰り返し単位からなる
    重量平均分子量1,000〜1,000,000のシリコ
    ーン変性ビニル重合体。
  2. 【請求項2】 (A)一般式:CH2=CR1COOR3
    (式中、R1は水素原子またはアルキル基であり、R3
    水素原子または置換もしくは非置換の一価炭化水素基で
    ある。)で示されるアクリレートモノマーと、(B)一
    般式:CH2=CR1COO−R2−RaSi(OR63-a
    (式中、R1は水素原子またはアルキル基であり、R2
    二価炭化水素基であり、R6は炭素原子数1〜8のアル
    キル基であり、Rは不飽和結合を含有しない一価炭化水
    素基であり、aは0〜2の整数である。)で示されるア
    クリロキシ基含有アルコキシシランとをラジカル重合さ
    せ、次いで得られたプレポリマーと、(C)一般式:F
    (CF2b−R4−RcSi(OR63-c(式中、R4
    アルキレン基またはアルキレンオキシアルキレン基であ
    り、R6は炭素原子数1〜8のアルキル基であり、Rは
    不飽和結合を含有しない一価炭化水素基であり、bは4
    以上の整数であり、cは0〜2の整数である。)で示さ
    れるパーフルオロアルキル基含有アルコキシシランと、
    必要に応じて(D)一般式:RdSi(OR64-d(式
    中、R6は炭素原子数1〜8のアルキル基であり、Rは
    不飽和結合を含有しない一価炭化水素基であり、dは0
    〜3の整数である。)で示されるアルコキシシランを加
    えてこれらを部分加水分解縮合することを特徴とする、
    請求項1記載のシリコーン変性ビニル重合体の製造方
    法。
  3. 【請求項3】 (B)一般式:CH2=CR1COO−R
    2−RaSi(OR63-a(式中、R1は水素原子または
    アルキル基であり、R2は二価炭化水素基であり、R6
    炭素原子数1〜8のアルキル基であり、Rは不飽和結合
    を含有しない一価炭化水素基であり、aは0〜2の整数
    である。)で示されるアクリロキシ基含有アルコキシシ
    ランと、(C)一般式:F(CF2b−R4−RcSi
    (OR63-c(式中、R4はアルキレン基またはアルキ
    レンオキシアルキレン基であり、R6は炭素原子数1〜
    8のアルキル基であり、Rは不飽和結合を含有しない一
    価炭化水素基であり、bは4以上の整数であり、cは0
    〜2の整数である。)で示されるパーフルオロアルキル
    基含有アルコキシシランと、必要に応じて(D)一般
    式:RdSi(OR64-d(式中、R6は炭素原子数1〜
    8のアルキル基であり、Rは不飽和結合を含有しない一
    価炭化水素基であり、dは0〜3の整数である。)で示
    されるアルコキシシランを加えてこれらを部分加水分解
    縮合し、次いで得られた部分加水分解縮合物と(A)一
    般式:CH2=CR1COOR3(式中、R1は水素原子ま
    たはアルキル基であり、R3は水素原子または置換もし
    くは非置換の一価炭化水素基である。)で示されるアク
    リレートモノマーとをラジカル重合させることを特徴と
    する、請求項1記載のシリコーン変性ビニル重合体の製
    造方法。
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