JP2002105206A - (メタ)アクリロキシ基含有オルガノポリシロキサン及び該ポリシロキサンの製造方法 - Google Patents
(メタ)アクリロキシ基含有オルガノポリシロキサン及び該ポリシロキサンの製造方法Info
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Abstract
ポリシロキサンと、(B)(メタ)アクリロキシ基含有
シランとを反応させることにより得られる、下記一般式
(3)で示される(メタ)アクリロキシ基含有有機基を
シロキサン側鎖に有することを特徴とする(メタ)アク
リロキシ基含有オルガノポリシロキサン。 【化1】 (R1は炭素数1〜6の1価炭化水素基、R2は水素原子
またはメチル基を示す。aは0または1の正数であり、
pは5≦p≦2,000の正数を表す。AはCH 2=C
R2COOC3H6を示し、R3はR1またはOR1を表
す。) 【効果】 本発明により得られる(メタ)アクリロキシ
基含有オルガノポリシロキサンは、各種アクリル樹脂改
質剤またはEB・UV系コーティング製品の主剤或いは
添加剤として、密着性に優れた潤滑性、撥水性、レベリ
ング性、離型性、耐湿性等を付与することができるもの
である。
Description
シ基含有オルガノポリシロキサンおよびその製造方法に
関し、更に記述すると、安価な原料から簡便なフローで
合成でき、かつアクリル系樹脂改質剤として有用な原料
であり、各種UV、EB塗料、プライマー、繊維処理剤
等の主剤として或いはそれらに添加することにより、密
着性、潤滑性、耐衝撃性、レベリング性、撥水性、耐湿
性等の特性を付与することの出来る反応性の(メタ)ア
クリロキシ基含有オルガノポリシロキサンおよびその製
造方法に関するものである。
アクリル樹脂の改質剤として、ジメチルポリシロキサン
の片末端にラジカル重合性の(メタ)アクリル基を結合
させた所謂シリコーンマクロモノマーが知られている
が、本化合物の製造法は工程が長く、リチウムシラノレ
ートを使用したヘキサメチルシクロトリシロキサンのリ
ビングアニオン重合という高価なものであった(特公平
2−3417号公報)。また、(メタ)アクリル基含有
シリコーンの製造法としては、古くから、環状ジメチル
ポリシロキサンと(メタ)アクリル基含有オリゴマーと
の酸平衡化反応が用いられているが、低温で重合しない
とエステル結合解裂が生起すること、中和工程或いは水
洗工程が必要なこと、更に残存の環状ジメチルポリシロ
キサンの減圧除去等、工程が長く非常に煩雑であった。
また、平衡化に用いた強酸の中和が不十分であると、経
時でクラッキングしたりエステル解裂反応が起き、保存
中に揮発性分を副生するといった不具合が生じるという
問題点もあった。更に、特開平11−92665号公報
で、エポキシ基含有アルコキシシランとα,ω−ジヒド
ロキシジメチルポリシロキサンとを塩基性触媒で縮重合
する方法が開示されているが、平衡化が生起すること及
び塩基性触媒と副生アルコールで(メタ)アクリロキシ
エステル基が開裂し易いといった不具合もあった。平衡
化反応で製造されたオルガノポリシロキサン中の有機官
能性基は、シロキサン中、偏在していて、より均一な高
分子を得ることは出来なかった。
中〜高粘度のα,ω−ジヒドロキシジメチルポリシロキ
サンを有機チタネート触媒存在下、大過剰の(メタ)ア
クリル基含有アルコキシシランと反応させて両末端に
(メタ)アクリル基を導入する方法が開示されている
が、有機チタネートが残存するとポットライフが短くな
りやすく、また触媒除去も困難である。しかも、大過剰
にアルコキシシランを用いているので、殆ど反応に与ら
なかった原料を減圧で除去しなければならない。更に、
ポリシロキサン鎖が長くなると全体に(メタ)アクリル
基の含有量が低くなり、基材との密着性が低くなりやす
いこと、アクリル樹脂や不飽和ポリエステル樹脂を改質
する際、結果的には反応性が低くなると言った数々の問
題点もあった。
で、アクリル系樹脂改質剤等として有用であり、また簡
便かつ安価に、しかも、低分子シロキサンの副生を可及
的に防止することができる、(メタ)アクリロキシ基含
有オルガノポリシロキサン及びその製造方法を提供する
ことを目的とする。
発明者らは上記の目的を達成すべく鋭意検討した結果、
以下に示すように、α,ω−ジヒドロキシジオルガノポ
リシロキサンと(メタ)アクリロキシ基含有シランとを
脱アルコール反応させるといった非常に簡便な方法によ
り、(メタ)アクリロキシ基をシロキサン骨格に持った
ポリマー、即ち、ポリマー末端および/またはポリマー
中に(メタ)アクリロキシ基含有有機基を有するオルガ
ノポリシロキサンが得られること、しかも本化合物はア
ルコキシ基をポリマー内に有しているため、各種基材に
対して接着性があり、耐久性にも優れていること、また
原料のα,ω−ジヒドロキシジオルガノシロキサンは安
価であり、もう一方の原料である(メタ)アクリロキシ
プロピルアルコキシシランもまた、シラン架橋型アクリ
ル樹脂の原料や不飽和ポリエステル樹脂のカップリング
剤、UV・EB系コーティング剤の添加剤として工業的
に大量生産されているために安価であるというメリット
も有している。
(1)で示されるα,ω−ジヒドロキシジオルガノポリ
シロキサンと、(B)下記一般式(2)で示される(メ
タ)アクリロキシ基含有シランとを反応させることによ
り得られる、下記一般式(3)で示される(メタ)アク
リロキシ基含有有機基をシロキサン側鎖に有することを
特徴とする(メタ)アクリロキシ基含有オルガノポリシ
ロキサン、(2)(A)下記一般式(1)で示される
α,ω−ジヒドロキシジオルガノポリシロキサンと
(B)下記一般式(2)で示される(メタ)アクリロキ
シ基含有シランとを、(A)成分と(B)成分とのモル
比(A)/(B)を0.5≦(A)/(B)≦2.0の
範囲として反応させて、下記一般式(3)で示される
(メタ)アクリロキシ基含有有機基がシロキサン分子内
に含有するオルガノポリシロキサンおよび/または下記
一般式(4)で示される(メタ)アクリロキシ基含有有
機基がシロキサン末端に含有するオルガノポリシロキサ
ンを得ることを特徴とする(メタ)アクリロキシ基含有
オルガノポリシロキサンの製造方法、を提供する。
炭化水素基、R2は水素原子またはメチル基を示す。a
は0または1の正数であり、pは5≦p≦2,000の
正数を表す。更に、AはCH2=CR2COOC3H6を示
し、R3はR1またはOR1を表す。)
を反応させる際に、窒素気流下または減圧にしてR1O
Hを除去しながら縮合反応を完結させること、および、
(A)成分と(B)成分とを反応させる際に、酸性また
は塩基性触媒を(A)成分と(B)成分の合計量の10
0ppm以下を存在させて縮合反応を完結させることが
好適である。
法において、一方の出発原料(A)は下記一般式(1)
で示されるα,ω−ジヒドロキシジオルガノポリシロキ
サンである。
〜6の1価炭化水素基であり、R1の具体例としては、
メチル基、エチル基、プロピル基、ブチル基、ペンチル
基、ヘキシル基などのアルキル基;ビニル基、アリル基
などのアルケニル基;フェニル基などのアリール基;シ
クロペンチル基、シクロヘキシル基などのシクロアルキ
ル基;或いは、これらの炭素原子に結合した水素原子の
一部又は全部をハロゲン原子で置換したクロロメチル
基、トリフルオロプロピル基、クロロフェニル基などを
挙げることができる。これらの中で、特に90モル%以
上がメチル基、フェニル基、トリフルオロプロピル基で
あることが工業的に好ましい。また、pは5≦p≦2,
000の正数を表すが、好ましくは10≦p≦500の
正数である。pが5より小さいとシラノールが不安定で
あるために、(B)成分との反応と同時に、自己縮合反
応が起こり、その結果サイクリックスが副生し、また2
000を超えると(B)成分との反応性が低下するの
で、好ましくは10≦p≦500である。原料(A)で
ある一般式(1)の具体例としては下記のものをあげる
ことが出来る。
(2)で示される(メタ)アクリロキシ基含有シランで
ある。
(2)においては、メチル基、エチル基、プロピル基等
のアルキル基、特にメチル基であることが好ましい。R
2は水素原子或いはメチル基を表す。なお、−OR1で表
されるアルコキシ基の具体例としてはメトキシ基、エト
キシ基、プロポキシ基などがあげられるが、メトキシ基
が最も好ましい。具体的には式(2)のシランとして下
記のものを例示することが出来る。
ることにより、下記一般式(3)で示される(メタ)ア
クリロキシ基含有有機基がシロキサン分子内に含有およ
び/または下記一般式(4)で示される(メタ)アクリ
ロキシ基含有有機基がシロキサン末端に含有した(メ
タ)アクリロキシ基含有オルガノポリシロキサンが得ら
れる。
る。また、AはCH2=CR2COOC 3H6を示し、R2
は上記と同様である。
キシ基含有ポリシロキサンの末端基は、式(4)で示さ
れるポリマー末端を少なくとも1つ含んでいれば、他方
の末端基は任意であり、例えばジアルキルヒドロキシシ
リル基、トリアルキルシリル基、アルキルジアルコキシ
シリル基、ジアルキルアルコキシ基等が例示されるが、
安定性の点からジアルキルヒドロキシシリル基、トリア
ルキルシリル基、アルキルジアルコキシシリル基が好ま
しい。一般式(4)で示されるポリマー末端を1個以上
含む(メタ)アクリロキシ基含有ポリシロキサンの例と
しては以下のものが例示される。
タ)アクリロキシ基含有有機基を有するオルガノポリシ
ロキサンの末端基としては、前述の一般式(4)もしく
はヒドロキシル基、アルコキシ基(−OR1)、アルキ
ル基(−R1)が挙げられる。更に、1分子中に(メ
タ)アクリル基含有有機基は1個以上であれば何個でも
存在しても良い。
含有ポリシロキサンの具体的なものとして下記のものを
例示することが出来る。
(A)成分のシラノールの反応性、(B)成分のアルコ
キシ基の反応性にもよるが、一般に50〜140℃の反
応温度で1〜10時間行うことが好ましい。140℃を
越えると、反応中(メタ)アクリル基がラジカル重合す
ることがある。この反応により、容易に一般式(3)或
いは(4)で示される(メタ)アクリロキシ基含有ポリ
シロキサンを得ることができる。本反応は無触媒でも縮
合生起するが、さらに反応を速やかに完結させるため
に、微量の酸性或いは塩基性の触媒を使用することも出
来る。その際に添加することの出来る量としては、
(A)成分と(B)成分の合計量に対して100ppm
以下が好ましい。副生するアルコールは縮合触媒を使用
した場合、それの影響によりエステル結合を切断する可
能性があるので、減圧下或いは窒素通気下でアルコール
を除去しながら反応させることが好ましい。溶媒は特に
必要ないが、(A)成分の粘度が高い場合は、トルエ
ン、キシレン等の溶媒を用いて反応をおこなっても良
い。
(A)/(B)は、2を越える場合は、(メタ)アクリ
ロキシ基を含有しないポリシロキサンが残ってしまい、
また、0.5を下回ると、原料であるジアルコキシシラ
ンが残存してしまうため、好ましくは0.5≦(A)/
(B)≦2.0であり、より好ましくは0.6≦(A)
/(B)≦2.0である。0.5<(A)/(B)の反
応では、生成物の一部として、片末端に(メタ)アクリ
ロキシ基含有基、片末端にシラノール基が残った(メ
タ)アクリロキシ基含有ポリシロキサンが得られる。こ
のポリシロキサンは比較的反応性に富み、各種基材との
密着がより強く行われる反面、ポリシロキサンでの保存
が必要な際、保存の条件によっては経時の粘度上昇をき
たすときがあるので、必要に応じてトリメチルシラノー
ル、N,O−(ビストリメチルシリル)アセトアミドの
ようなシリル化剤や、ジメチルジメトキシシランのよう
な2官能のアルコキシシランと反応させることにより、
もう一方の末端をトリメチルシリル基やジメチルメトキ
シシリル基といった反応性のない、もしくは比較的低反
応性の基に変換することも可能である。また、保存安定
性を高める為に、メタノール、エタノール、イソプロピ
ルアルコール、エチレングリコール等の低級アルコール
を微量添加することも出来る。さらに、(メタ)アクリ
ル基と反応しないアルコキシシランを併用することも可
能で、フェニルアルコキシシラン、フルオロアルキルア
ルコキシシラン、アルキルアルコキシシラン等が例示さ
れる。
キシ基含有オルガノポリシロキサンは、各種アクリル樹
脂改質剤またはEB・UV系コーティング製品の主剤或
いは添加剤として、密着性に優れた潤滑性、撥水性、レ
ベリング性、離型性、耐湿性等を付与することができる
ものである。また、ラジカル重合系樹脂と共重合するこ
とにより、成型物、ラミネート、塗料、繊維等の処理剤
組成物として幅広く応用されるものである。本発明の
(メタ)アクリロキシ基含有オルガノポリシロキサンの
製造法は、単純なプロセスにより短時間、安価で、低分
子シロキサンの副生成も殆ど無く、工業的に有用であ
る。
説明するが、本発明はこれらによってのみ限定されるも
のではない。なお、実施例中の粘度及び屈折率はすべて
25℃における値である。 〈29Si−NMRによる構造解析〉サンプル1.5g、
トルエン1.35g、ベンゼン−d6 0.15g、緩
和試薬としてのトリス−(2,4−ペンタンジオネー
ト)クロミウム0.04gを均一に溶解し、直径10m
mのサンプルチューブに満たし、Lambda300W
B(JEOL)を用い、600〜3000回積算するこ
とにより29Si−NMRのピークを観測した。
及び温度計を備えた500mlガラスフラスコに(A)
成分としての平均構造式(5)で示されるα,ω−ジヒ
ドロキシジメチルシロキサン297.8g(0.1mo
1)
シプロピルトリメトキシシラン24.8g(0.1mo
1)を仕込み、窒素通気下で120℃で3時間反応させ
た。エステルアダプターには脱メタノール反応によるメ
タノールの留出がみられた。反応終了後、得られた生成
物(A−1)について、29Si−NMRによる構造同定
を行なった。その結果、原料である3−メタクリロキシ
プロピルトリメトキシシランのピーク(−43.44p
pm)は消滅しており、すべてのシランが反応してい
て、帰属は以下の通りであった。
(6)で示されるものであることが判った。揮発分、屈
折率、粘度の測定結果を表3に示す。
キシプロピルトリメトキシシラン12.4g(0.05
mol)とし、50%水酸化カリウム水溶液を1.2m
g(KOH:全体の約2ppmに相当)とした以外は実
施例1と同様の操作を行ない、120℃、3時間反応を
行い、酢酸を当量添加して生成物A−2を得た。得られ
た生成物について、29Si−NMRによる構造同定を行
なったところ(帰属は表2)、以下の平均構造式(7)
で示されるものであることが判った。揮発分、屈折率、
粘度の測定結果を表3に示す。
gの減圧下、80℃、3時間行ったところ、式(6)に
近似したポリシロキサンA−3が得られた。揮発分、屈
折率、粘度の測定結果を表3に示す。
酸化カリウム水溶液を1.2mg(KOH:全体の約2
ppmに相当)加え、100℃、3時間反応を行い、酢
酸を当量添加して、式(6)に近似したポリシロキサン
A−4を得た。揮発分、屈折率、粘度の測定結果を表1
に示す。
キシプロピルトリメトキシシランの代わりに3−アクリ
ロキシプロピルトリメトキシシラン11.7g(0.0
5mol)とした以外は実施例2と同様の操作を行なっ
た。生成物を(A−5)とする。得られた生成物につい
て、29Si−NMRによる構造同定を行なったところ、
以下の平均構造式(8)で示されるものであることが判
った。揮発分、屈折率、粘度の測定結果を表3に示す。
酸化カリウム水溶液を0.12g(KOH:全体の約2
00ppmに相当)加え、80℃まで加熱したところ、
30分でゲル化した。
gの減圧下、3時間行い、酢酸を当量添加したところ、
かなり粘凋な無色透明の油状物A−6(かなり重合して
いてゲル化寸前)が得られた。揮発分、屈折率、粘度の
測定結果を表3に示す。
Claims (5)
- 【請求項1】 (A)下記一般式(1)で示されるα,
ω−ジヒドロキシジオルガノポリシロキサンと、(B)
下記一般式(2)で示される(メタ)アクリロキシ基含
有シランとを反応させることにより得られる、下記一般
式(3)で示される(メタ)アクリロキシ基含有有機基
をシロキサン側鎖に有することを特徴とする(メタ)ア
クリロキシ基含有オルガノポリシロキサン。 【化1】 (ここで、R1は置換又は非置換の炭素数1〜6の1価
炭化水素基、R2は水素原子またはメチル基を示す。a
は0または1の正数であり、pは5≦p≦2,000の
正数を表す。更に、AはCH2=CR2COOC3H6を示
し、R3はR1またはOR1を表す。) - 【請求項2】 (A)下記一般式(1)で示されるα,
ω−ジヒドロキシジオルガノポリシロキサンと(B)下
記一般式(2)で示される(メタ)アクリロキシ基含有
シランとを、(A)成分と(B)成分とのモル比(A)
/(B)を0.5≦(A)/(B)≦2.0の範囲とし
て反応させて、下記一般式(3)で示される(メタ)ア
クリロキシ基含有有機基がシロキサン分子内に含有する
オルガノポリシロキサンおよび/または下記一般式
(4)で示される(メタ)アクリロキシ基含有有機基が
シロキサン末端に含有するオルガノポリシロキサンを得
ることを特徴とする(メタ)アクリロキシ基含有オルガ
ノポリシロキサンの製造方法。 【化2】 (ここで、R1は置換又は非置換の炭素数1〜6の1価
炭化水素基、R2は水素原子またはメチル基を示す。a
は0または1の正数であり、pは5≦p≦2,000の
正数を表す。更に、AはCH2=CR2COOC3H6を示
し、R3はR1またはOR1を表す。) - 【請求項3】 (A)成分と(B)成分とを反応させる
際に、窒素気流下または減圧にしてR1OHを除去しな
がら縮合反応を完結させることを特徴とする請求項2記
載の(メタ)アクリロキシ基含有オルガノポリシロキサ
ンの製造方法。 - 【請求項4】 (A)成分と(B)成分とを反応させる
際に、酸性または塩基性触媒を(A)成分と(B)成分
の合計量の100ppm以下を存在させて縮合反応を完
結させることを特徴とする請求項2または3記載の(メ
タ)アクリロキシ基含有オルガノポリシロキサンの製造
方法。 - 【請求項5】 OR1がOCH3である請求項2、3また
は4記載の(メタ)アクリロキシ基含有オルガノポリシ
ロキサンの製造方法。
Priority Applications (1)
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