JP3263177B2 - エポキシ基含有シリコーンレジンおよびその製造方法 - Google Patents

エポキシ基含有シリコーンレジンおよびその製造方法

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JP3263177B2 JP11217293A JP11217293A JP3263177B2 JP 3263177 B2 JP3263177 B2 JP 3263177B2 JP 11217293 A JP11217293 A JP 11217293A JP 11217293 A JP11217293 A JP 11217293A JP 3263177 B2 JP3263177 B2 JP 3263177B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はエポキシ基含有シリコー
ンレジンおよびその製造方法に関し、詳しくは、−90
℃〜150℃の範囲に明確なガラス転移点を有し、かつ
三官能性シロキサン単位(以下、T単位)を必須とする
エポキシ基含有シリコーンレジンおよび任意の分子量、
軟化点および−90℃〜150℃の範囲に明確なガラス
転移点を有し、かつT単位を必須とするエポキシ基含有
シリコーンレジンを再現性良く製造することのできるエ
ポキシ基含有シリコーンレジンの製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】T単位を有する分岐状のシリコーンレジ
ンは、成膜性および耐熱性が優れることから、電気絶縁
材料、耐熱塗料、保護コーティング材、有機樹脂モノマ
ーとの共重合体用原料、硬化性有機樹脂の物理特性改質
剤等に利用されている。このようなシリコーンレジンに
おいて、T単位と必要に応じて二官能性シロキサン単位
(以下、D単位)と四官能性シロキサン単位(以下、Q
単位)からなるエポキシ基を含有するDT型もしくはD
TQ型シリコーンレジンは、硬化性エポキシ樹脂の物理
特性改質剤として有用であり、数多く提案されている
(特開昭56−145942号公報、特公昭58−53
655号公報および特公昭62−27095号公報参
照)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、特開昭56−
145942号、特公昭58−53655号および特公
昭62−27095号により提案されたエポキシ基含有
シリコーンレジンは、エポキシ基含有トリアルコキシシ
ランとジオルガノジアルコキシシランを共加水分解縮合
反応すること、または、環状ジオルガノシロキサンとエ
ポキシ基含有トリアルコキシシランを塩基性触媒により
平衡重合反応することにより製造されるため、得られた
エポキシ基含有シリコーンレジンの分子量分布は広く、
明確なガラス転移点および軟化点を示さず、さらに分子
中に多量のシラノール基またはケイ素原子結合アルコキ
シ基を有するために安定性が悪いことから、その用途が
限定されるという問題があった。
【0004】また、特開昭56−145942号公報、
特公昭58−53655号公報および特公昭62−27
095号公報に記載されたエポキシ基含有シリコーンレ
ジンの製造方法では、得られるエポキシ基含有シリコー
ンレジンの分子量、軟化点およびガラス転移点を制御す
ることは不可能であり、任意の分子量、軟化点および−
90℃〜150℃の範囲に明確なガラス転移点を有する
エポキシ基含有シリコーンレジンを再現性良く製造する
ことは不可能であった。
【0005】一方、オルガノアルコキシシランの加水分
解縮合反応により得られたシリコーンレジンを塩基性触
媒の存在下で該シリコーンレジン中のシラノール基を減
少させる方法(ボディング)は周知の技術である。しか
し、ボディングにより得られたシリコーンレジンの分子
量は増大するのみであり、その分子量、軟化点およびガ
ラス転移点を制御することは不可能であり、さらにボデ
ィングの程度により、得られるエポキシ基含有シリコー
ンレジンの分子量、軟化点およびガラス転移点は著しく
変化するため、任意の分子量、軟化点および−90℃〜
150℃の範囲に明確なガラス転移点を有するエポキシ
基含有シリコーンレジンを再現性良く製造することは困
難であった。
【0006】本発明者らは、上記問題を解決するため鋭
意研究した結果、本発明に到達した。すなわち、本発明
の目的は、−90℃〜150℃の範囲に明確なガラス転
移点を有し、かつT単位を必須とするエポキシ基含有シ
リコーンレジン、および任意の分子量、軟化点および−
90℃〜150℃の範囲に明確なガラス転移点を有し、
かつT単位を必須とするエポキシ基含有シリコーンレジ
ンを再現性良く製造することができるエポキシ基含有シ
リコーンレジンの製造方法を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段およびその作用】本発明
は、一般式: (R1SiO3/2a(R23SiO2/2b(SiO4/2
c {式中、R1、R2およびR3は同種もしくは異種の一価
炭化水素基またはエポキシ基含有有機基であり、但し、
分子中のケイ素原子結合全有機基に対するエポキシ基含
有有機基の含有量は0.1〜40モル%であり、aは正
数であり、bは0または正数であり、cは0または正数
であり、かつb/aは0〜10の数であり、c/(a+
b+c)は0〜0.3の数である。}で示され、かつ−
90℃〜150℃のガラス転移点を有するエポキシ基含
有シリコーンレジン、および (A)下記(a)成分〜(d)成分からなる群より選択されるオ
ルガノポリシロキサンの1種もしくは2種以上の混合物
[但し、(b)成分のみを除く。]と、 (a)一般式: R4SiO3/2 で示されるシロキサン単位からなるオルガノポリシロキ
サン、 (b)一般式: R56SiO2/2 で示されるシロキサン単位からなるオルガノポリシロキ
サン、 (c)一般式: R4SiO3/2 で示されるシロキサン単位と一般式: R56SiO2/2 で示されるシロキサン単位からなるオルガノポリシロキ
サン、および (d)一般式: R4SiO3/2 で示されるシロキサン単位と一般式: R56SiO2/2 で示されるシロキサン単位と一般式: SiO4/2 で示されるシロキサン単位からなるオルガノポリシロキ
サン(式中、R4、R5およびR6は同種もしくは異種の
一価炭化水素基である。) (B)一般式: R78 dSi(OR9(3-d) (式中、R7はエポキシ基含有有機基であり、R8は一価
炭化水素基であり、R9はアルキル基であり、dは0ま
たは1である。)で示されるエポキシ基含有アルコキシ
シランもしくはその部分加水分解物[(B)成分の配合量
は、(B)成分中のエポキシ基含有有機基が、(A)成分と
(B)成分のケイ素原子結合全有機基に対して0.1〜4
0モル%となる量である。]を、(C)水および(D)塩基性
触媒の存在下で反応させてシリコーンレジンを合成し、
次いで、(E)有機溶剤により該シリコーンレジンの濃度
を調節した後、該塩基性触媒により該シリコーンレジン
を平衡化反応させることを特徴とする、一般式: (R1SiO3/2a(R23SiO2/2b(SiO4/2
c {式中、R1、R2およびR3は同種もしくは異種の一価
炭化水素基またはエポキシ基含有有機基であり、但し、
分子中のケイ素原子結合全有機基に対するエポキシ基含
有有機基の含有量は0.1〜40モル%であり、aは正
数であり、bは0または正数であり、cは0または正数
であり、かつb/aは0〜10の数であり、c/(a+
b+c)は0〜0.3の数である。}で示され、かつ−
90℃〜150℃のガラス転移点を有するエポキシ基含
有シリコーンレジンの製造方法に関する。
【0008】本発明のエポキシ基含有シリコーンレジン
について詳細に説明する。
【0009】本発明のエポキシ基含有シリコーンレジン
は、一般式: (R1SiO3/2a(R23SiO2/2b(SiO4/2
c で示される。上式中、R1、R2およびR3は同種もしく
は異種の一価炭化水素基またはエポキシ基含有有機基で
あり、一価炭化水素基として具体的には、メチル基,エ
チル基,プロピル基,ブチル基,ペンチル基,ヘキシル
基,ヘプチル基等のアルキル基;ビニル基,アリル基,
ブテニル基,ペンテニル基,ヘキセニル基等のアルケニ
ル基;フェニル基,トリル基,キシリル基,ナフチル基
等のアリール基;ベンジル基,フェネチル基等のアラル
キル基;クロロメチル基,3−クロロプロピル基,3,
3,3−トリフロロプロピル基,ノナフルオロブチルエ
チル基等の置換アルキル基が例示され、エポキシ基含有
有機基として具体的には、2,3−エポキシプロピル
基,3,4−エポキシブチル基,4,5−エポキシペン
チル基,2−グリシドキシエチル基,3−グリシドキシ
プロピル基,4−グリシドキシブチル基,2−(3,4
−エポキシシクロヘキシル)エチル基,3−(3,4−
エポキシシクロヘキシル)プロピル基が例示される。ま
た、本発明のエポキシ基含有シリコーンレジン中のケイ
素原子結合全有機基に対するエポキシ基含有有機基の含
有量は0.1〜40モル%の範囲であることが必要であ
る。これは、分子中のケイ素原子結合全有機基に対する
エポキシ基含有有機基の含有量が0.1モル%未満であ
るエポキシ基含有シリコーンレジンを硬化性有機樹脂に
配合した場合、エポキシ基含有シリコーンレジンと硬化
性有機樹脂との反応性が著しく低下するために、硬化有
機樹脂の改質が十分に行われないからであり、またその
含有量が40モル%をこえるエポキシ基含有シリコーン
レジンを硬化性有機樹脂に配合した場合、エポキシ基含
有シリコーンレジンと硬化性有機樹脂との反応に関与し
ない、エポキシ基含有シリコーンレジン中の未反応のエ
ポキシ基含有有機基により、得られた硬化有機樹脂の耐
熱性が低下するからである。また、本発明のエポキシ基
含有シリコーンレジンにおいて、硬化性有機樹脂との相
溶性が良好であることから、分子中、R1の30モル%
以上がフェニル基であることが好ましい。
【0010】また、上式中、aはT単位の含有量を示す
正数であり、bはD単位の含有量を示す0または正数で
あり、cはQ単位の含有量を示す0または正数である。
ここで、b/aは0〜10の範囲内の数であり、これは
b/aが10をこえるエポキシ基含有シリコーンレジン
は、そのガラス転移点が−90℃未満となり、このよう
なエポキシ基含有シリコーンレジンは、もはやシリコー
ンレジンとしての特性を示さず、直鎖状シリコーンオイ
ルの特性を示すようになるからである。また、c/(a
+b+c)は0〜0.3の範囲内の数であり、これは、
c/(a+b+c)が0.3をこえるエポキシ基含有シ
リコーンレジンは、そのガラス転移点が150℃をこえ
るようになり、やがてはこのシリコーンレジンは有機溶
剤に不溶となり、さらに軟化点を有しないシリコーンレ
ジンとなるためである。
【0011】また、本発明のエポキシ基含有シリコーン
レジンは、そのガラス転移点が−90℃〜150℃の範
囲にあることが必要である。これは、ガラス点移転が−
90℃未満のエポキシ基含有シリコーンレジンは、シリ
コーンレジンとしての特性を示さなくなり、直鎖状シリ
コーンオイルの特性を示すようになるからであり、また
ガラス転移点が150℃をこえるエポキシ基含有シリコ
ーンレジンは、有機溶剤への溶解性が著しく低下し、さ
らに有機樹脂との親和性が著しく低下するようになるか
らである。
【0012】本発明の製造方法は、 (A)下記(a)成分〜(d)成分からなる群より選択されるオ
ルガノポリシロキサンの1種もしくは2種以上の混合物
[但し、(b)成分のみを除く。]と、 (a)一般式: R4SiO3/2 で示されるシロキサン単位からなるオルガノポリシロキ
サン、 (b)一般式: R56SiO2/2 で示されるシロキサン単位からなるオルガノポリシロキ
サン、 (c)一般式: R4SiO3/2 で示されるシロキサン単位と一般式: R56SiO2/2 で示されるシロキサン単位からなるオルガノポリシロキ
サン、および (d)一般式: R4SiO3/2 で示されるシロキサン単位と一般式: R56SiO2/2 で示されるシロキサン単位と一般式: SiO4/2 で示されるシロキサン単位からなるオルガノポリシロキ
サン(式中、R4、R5およびR6は同種もしくは異種の
一価炭化水素基である。) (B)一般式: R78 dSi(OR9(3-d) (式中、R7はエポキシ基含有有機基であり、R8は一価
炭化水素基であり、R9はアルキル基であり、dは0ま
たは1である。)で示されるエポキシ基含有アルコキシ
シランもしくはその部分加水分解物[(B)成分の配合量
は、(B)成分中のエポキシ基含有有機基が、(A)成分と
(B)成分のケイ素原子結合全有機基に対して0.1〜4
0モル%となる量である。]を、(C)水および(D)塩基性
触媒の存在下で反応させてシリコーンレジンを合成し、
次いで、(E)有機溶剤により該シリコーンレジンの濃度
を調節した後、該塩基性触媒により該シリコーンレジン
を平衡化反応させることを特徴とする。
【0013】本発明の製造方法において、(A)成分は主
原料であり、下記(a)〜(d)からなる群より選択されるオ
ルガノポリシロキサンの1種もしくは2種以上の混合物
であり、但し、(b)成分のみを除くオルガノポリシロキ
サンもしくはオルガノポリシロキサン混合物である。こ
のような(A)成分としては、(a)成分のみ、(c)成分の
み、(d)成分のみ、(a)成分と(b)成分からなる混合物、
(a)成分と(c)成分からなる混合物、(a)成分と(d)成分か
らなる混合物、(a)成分と(b)成分と(c)成分からなる混
合物、(a)成分と(b)成分と(d)成分からなる混合物、(a)
成分と(b)成分と(c)成分と(d)成分からなる混合物が例
示される。また、本発明の製造方法において、得られた
エポキシ基含有シリコーンレジンが硬化性有機樹脂に対
して相溶性が良好であることから、分子中、R4の30
モル%以上がフェニル基であることが好ましい。
【0014】(A)成分の内、(a)成分のオルガノポリシロ
キサンは、一般式: R4SiO3/2 で示されるシロキサン単位からなるオルガノポリシロキ
サンである。上式中、R4は一価炭化水素基であり、こ
のような一価炭化水素基として具体的には、メチル基,
エチル基,プロピル基,ブチル基,ペンチル基,ヘキシ
ル基,ヘプチル基等のアルキル基;ビニル基,アリル
基,ブテニル基,ペンテニル基,ヘキセニル基等のアル
ケニル基;フェニル基,トリル基,キシリル基,ナフチ
ル基等のアリール基;ベンジル基,フェネチル基等のア
ラルキル基;クロロメチル基,3−クロロプロピル基,
3,3,3−トリフロロプロピル基,ノナフルオロブチ
ルエチル基等の置換アルキル基が例示される。このよう
な(a)成分のオルガノポリシロキサンは、一般に、オル
ガノポリシルセスキオキサンと呼ばれるものであり、ラ
ダー状オルガノポリシロキサン、ケージ状オルガノポリ
シロキサンが例示される。
【0015】(A)成分の内、(b)成分のオルガノポリシロ
キサンは、一般式: R56SiO2/2 で示されるシロキサン単位からなるオルガノポリシロキ
サンである。上式中、R5およびR6は同種もしくは異種
の一価炭化水素基であり、R5およびR6の一価炭化水素
基として具体的には前記R4と同様の基が例示される。
このような(b)成分のオルガノポリシロキサンは、一般
に、ジオルガノポリシロキサンと呼ばれるものであり、
その分子鎖末端は特に限定されず、例えば、その分子鎖
末端は水酸基,アルコキシ基,トリオルガノシロキシ基
である。
【0016】(A)成分の内、(c)成分のオルガノポリシロ
キサンは、一般式: R4SiO3/2 で示されるシロキサン単位と一般式: R56SiO2/2 で示されるシロキサン単位からなるオルガノポリシロキ
サンである。上式中、R4、R5およびR6は同種もしく
は異種の一価炭化水素基であり、前記と同様の基が例示
される。このような(c)成分のオルガノポリシロキサン
は、一般に、DT型シリコーンレジンと呼ばれるもので
ある。
【0017】(A)成分の内、(d)成分のオルガノポリシロ
キサンは、一般式: R4SiO3/2 で示されるシロキサン単位と一般式: R56SiO2/2 で示されるシロキサン単位と一般式: SiO4/2 で示されるシロキサン単位からなるオルガノポリシロキ
サンである。上式中、R4、R5およびR6は同種もしく
は異種の一価炭化水素基であり、前記同様の基が例示さ
れる。このような(d)成分のオルガノポリシロキサン
は、一般に、DTQ型シリコーンレジンと呼ばれるもの
である。
【0018】本発明の製造方法において、(B)成分は、
得られたシリコーンレジンにエポキシ基含有有機基を導
入するための成分であり、一般式: R78 dSi(OR9(3-d) で示されるエポキシ基含有アルコキシシランもしくはそ
の部分加水分解物である。上式中、R7はエポキシ基含
有有機基であり、エポキシ基含有有機基として具体的に
は、2,3−エポキシプロピル基,3,4−エポキシブ
チル基,4,5−エポキシペンチル基,2−グリシドキ
シエチル基,3−グリシドキシプロピル基,4−グリシ
ドキシブチル基,2−(3,4−エポキシシクロヘキシ
ル)エチル基,3−(3,4−エポキシシクロヘキシ
ル)プロピル基が例示される。また、上式中、R8は一
価炭化水素基であり、R8の一価炭化水素基として具体
的には、前記R4と同様の一価炭化水素基が例示され
る。また、上式中、R9はアルキル基であり、R9のアル
キル基として具体的には、メチル基,エチル基,プロピ
ル基,ブチル基,ペンチル基,ヘキシル基,ヘプチル基
が例示される。また、上式中、dは0または1であり、
dが0のとき、(B)成分はエポキシ基含有トリアルコキ
シシランもしくはその部分加水分解物であり、dが1の
とき、(B)成分はエポキシ基含有オルガノジアルコキシ
シランもしくはその部分加水分解物である。
【0019】(B)成分のエポキシ基含有オルガノジアル
コキシシランとして具体的には、3−グリシドキシプロ
ピル(メチル)ジメトキシシラン,3−グリシドキシプ
ロピル(メチル)ジエトキシシラン,3−グリシドキシ
プロピル(メチル)ジブトキシシラン,2−(3,4−
エポキシシクロヘキシル)エチル(メチル)ジメトキシ
シラン,2−(3,4−エポキシシクロヘキシル)エチ
ル(フェニル)ジエトキシシラン,2,3−エポキシプ
ロピル(メチル)ジメトキシシラン,2,3−エポキシ
プロピル(フェニル)ジメトキシシランが例示され、
(B)成分のエポキシ基含有トリアルコキシシランとして
具体的には、3−グリシドキシプロピルトリメトキシシ
ラン,3−グリシドキシプロピルトリエトキシシラン,
3−グリシドキシプロピルトリブトキシシラン,2−
(3,4−エポキシシクロヘキシル)エチルトリメトキ
シシラン,2−(3,4−エポキシシクロヘキシル)エ
チルトリエトキシシラン,2,3−エポキシプロピルト
リメトキシシラン,2,3−エポキシプロピルトリエト
キシシランが例示される。
【0020】本発明の製造方法では、上記(A)成分と上
記(B)成分を、(C)水および(D)塩基性触媒の存在下で反
応させてシリコーンレジンを合成する。本発明の製造方
法において、(B)成分と共に必要に応じてその他のアル
コキシシランもしくはその加水分解物を配合することが
できる。(B)成分以外のアルコキシシランとして具体的
には、メチルトリメトキシシラン,メチルトリエトキシ
シラン,エチルトリメトキシシラン,エチルトリエトキ
シシラン,ビニルトリメトキシシラン,フェニルトリメ
トキシシラン,3,3,3−トリフロロプロピルトリメ
トキシシラン,ジメチルジメトキシシラン,メチルフェ
ニルジメトキシシラン,メチルビニルジメトキシシラ
ン,ジフェニルジメトキシシラン,ジメチルジエトキシ
シラン,メチルフェニルジエトキシシラン,テトラメト
キシシラン,テトラエトキシシラン,テトラプロポキシ
シラン,ジメトキシジエトキシシランが例示される。
【0021】本発明の製造方法において、(B)成分の配
合量は、(B)成分中のエポキシ基含有有機基が、(A)成分
と(B)成分のケイ素原子結合全有機基に対して0.1〜
40モル%となるような量であることが必要である。こ
れは、(B)成分中のエポキシ基含有有機基が、(A)成分と
(B)成分のケイ素原子結合全有機基に対して0.1モル
%未満となるような量で(B)成分を配合した場合には、
得られたエポキシ基含有シリコーンレジン中のケイ素原
子結合全有機基に対するエポキシ基含有有機基の含有量
が0.1モル%未満となるため、このエポキシ基含有シ
リコーンレジンと硬化性有機樹脂との反応性が著しく低
下して、硬化有機樹脂の物理特性改質効果が十分でなく
なるからであり、また(B)成分中のエポキシ基含有有機
基が、(A)成分と(B)成分のケイ素原子結合全有機基に対
して40モル%をこえるような量で(B)成分を配合した
場合には、得られたエポキシ基含有シリコーンレジン中
のケイ素原子結合全有機基に対するエポキシ基含有有機
基の含有量が40モル%をこえるため、このエポキシ基
含有シリコーンレジンと硬化性有機樹脂とを反応させた
場合、(B)成分中にこの反応に関与しない未反応のエポ
キシ基含有有機基が多くなり、得られた硬化有機樹脂の
耐熱性が低下するようになるからである。
【0022】本発明の製造方法において、(C)成分の水
の配合量は、(B)成分中のケイ素原子結合アルコキシ基
を十分に加水分解することのできる量であれば特に限定
されない。また、(D)成分の塩基性触媒は、(A)成分と
(B)成分の反応を行うための触媒であり、このような(D)
成分の塩基性触媒として具体的には、水酸化ナトリウ
ム,水酸化カリウム,水酸化セシウム等のアルカリ金属
の水酸化物;ナトリウム−t−ブトキシド,カリウム−
t−ブトキシド,セシウム−t−ブトキシド等のアルカ
リ金属のアルコキシド;ナトリウムシラノレート化合
物,カリウムシラノレート化合物,セシウムシラノレー
ト化合物等のアルカリ金属のシラノール化合物が例示さ
れ、特に好ましくはカリウム系触媒およびセシウム系触
媒である。
【0023】本発明の製造方法において、(D)成分の塩
基性触媒は、固形物をそのまま加えても良く、また少量
の水や原料ポリシロキサンに溶解してから加えてもよ
い。このような(D)成分の添加量は特に限定されない
が、(A)成分と(B)成分の合計量に対して、10ppm〜1
0000ppmの範囲内であることが好ましく、さらに1
00ppm〜5000ppmの範囲内にあることがより好まし
い。
【0024】上記反応において、得られるシリコーンレ
ジンが反応系から析出することを防止するために有機溶
剤を使用することが好ましい。使用することのできる有
機溶剤としては、得られるシリコーンレジンの種類およ
び特性により適宜選択すべきであるが、このような有機
溶剤として具体的には、トルエン,キシレンなどの芳香
族系有機溶剤;アセトン,メチルイソブチルケトン等の
ケトン系有機溶媒;ヘキサン,ヘプタン,オクタン等の
脂肪族系有機溶剤が例示され、好ましくは芳香族系有機
溶剤である。また、この有機溶剤を配合すると、得られ
たシリコーンレジンから過剰の(C)成分の水およびシリ
コーンレジンの縮合反応による遊離水を共沸により除く
ことができるので好ましい。
【0025】上記反応において、反応の条件は特に限定
されないが、反応が円滑に進行することから、反応温度
は80℃〜200℃の範囲内であることが好ましく、特
に100℃〜150℃の範囲内であることが好ましい。
また、有機溶剤を使用する場合には、有機溶剤の沸点が
80〜200℃の範囲にあるものを選択することによ
り、還流温度で容易に反応を行うことができる。
【0026】次いで、本発明の製造方法では、上記反応
により得られたシリコーンレジンを、(E)有機溶剤によ
り該シリコーンレジンの濃度を調節した後、塩基性触媒
により該シリコーンレジンを平衡化反応させる。この平
衡化反応において、使用する(E)成分の有機溶剤は上記
反応において使用したものを引続き使用してもよくまた
新たに配合してもよい。新たに有機溶剤を配合する場合
には、配合できる有機溶剤としては上記で例示した有機
溶剤が挙げられる。また、この平衡化反応において、使
用する塩基性触媒は上記反応において使用したものを引
続き使用してもよくまた新たに配合してもよい。新たに
塩基性触媒を配合する場合には、配合できる塩基性触媒
としては上記で例示した塩基性触媒が挙げられる。
【0027】上記平衡反応において、有機溶剤によりシ
リコーンレジンの濃度を調節するが、その濃度は、特に
限定されず、本発明の製造方法において、任意の分子
量、軟化点および−90℃〜150℃の範囲に明確なガ
ラス転移点を有するエポキシ基含有シリコーンレジンを
製造するため適宜選択する必要がある。また、この平衡
反応において、有機溶剤は平衡化反応により得られるエ
ポキシ基含有シリコーンレジンの析出を防止し、かつ反
応系の粘度を低く抑えるという好ましい効果を有する。
【0028】上記平衡化反応において、その平衡化反応
条件は特に限定されない。平衡化反応により、シロキサ
ン結合の切断および再結合がランダムに起こり、その結
果、得られたエポキシ基含有シリコーンレジンは平衡状
態となる。本発明の製造方法において反応温度は、反応
温度が低いと平衡化反応が十分に進行せず、また反応温
度が高すぎるとケイ素原子結合有機基が熱分解すること
から、80℃〜200℃の範囲内であることが好まし
く、特に100℃〜150℃の範囲内であることが好ま
しい。また、80〜200℃の範囲に沸点を有する有機
溶剤を選択することにより、還流温度で容易に平衡化反
応を行うことができる。
【0029】平衡化反応の進行は、反応液を少量抜き取
り、これを中和することにより得られるエポキシ基含有
シリコーンレジンの特性を測定することによって追跡す
ることが最も好ましい。測定する特性としては、分子量
が最も好ましく、常温で液状のエポキシ基含有シリコー
ンレジンである場合には、その粘度を測定することが好
ましく、常温で固体状のエポキシ基含有シリコーンレジ
ンである場合には、そのガラス転移点や軟化点を測定す
ることが好ましい。このようなエポキシ基含有シリコー
ンレジンの特性値により平衡化反応の終点を決定するこ
とができる。
【0030】本発明の製造方法では、上記平衡化反応の
終点において反応を直ちに止めてもよく、またエポキシ
基含有シリコーンレジンの分子量を微調整するため、有
機溶剤を増減することにより、さらにシリコーンレジン
の濃度を微調節して平衡化反応を行うことができる。こ
れは有機溶剤を加えてシリコーンレジンの濃度を低くす
ると、得られるエポキシ基含有シリコーンレジンの分子
量は低下してやがて平衡状態となり、一方有機溶剤を除
去してシリコーンレジンの濃度を高くすると、得られる
エポキシ基含有シリコーンレジンの分子量は増大してや
がて平衡状態となる。この操作は、上記平衡化反応の終
点以降の仕上げ段階として行なうことが好ましい。この
操作によって、エポキシ基含有シリコーンレジンを反応
容器から取り出す前に、目的とする分子量、軟化点およ
びガラス転移点を調整することができるので、任意の分
子量、ガラス転移点および軟化点を有するエポキシ基含
有シリコーンレジンを再現性良く製造することができ
る。
【0031】上記平衡化反応の終点において、塩基性触
媒を中和する方法は特に限定されないが、炭酸ガス,カ
ルボン酸等の弱酸を添加することが好ましい。中和によ
り生成した塩は、濾過または水洗することにより簡単に
除去することができる。
【0032】本発明のエポキシ基含有シリコーンレジン
は、分子中のエポキシ基を利用して、各種の硬化性シリ
コーン組成物の接着付与剤として利用することができる
他、各種有機樹脂モノマーとの共重合体の合成や硬化性
有機樹脂に添加することにより、得られた硬化有機樹脂
の物理特性改質剤として利用することができる。また、
本発明のエポキシ基含有シリコーンレジンを、電気絶縁
材料、耐熱材料、保護コーティング材料等に利用するこ
とができる。
【0033】
【実施例】続いて、本発明を実施例により詳細に説明す
る。なお、実施例中、粘度の値は25℃において測定し
た値であり、Mnは数平均分子量を示し、Mwは重量平
均分子量を示す。また、式中、Phはフェニル基を示し、
Meはメチル基を示し、Epは3−グリシドキシプロピル基
を示す。
【0034】
【参考例1】反応容器に250gの水と400gのトル
エンを投入し、この系を約10℃に冷却し、300gの
フェニルトリクロロシランと200gのトルエンとの溶
液を徐々に滴下した。滴下終了後、これを6時間加熱還
流し、その後、トルエン溶液を分離した。このトルエン
溶液を300gの水で洗浄し、その洗液が中性になるま
で繰り返した。次いで、このトルエン溶液を減圧下に8
0℃に加熱してトルエンを留去することにより、17
7.7gの白色固体を得た(以下、この白色固体を試料
Aとする。)。
【0035】
【参考例2】反応容器に100gの水と400gのトル
エンと140gのイソプロパノールを投入し、この系を
約10℃に冷却し、336.7gのフェニルトリクロロ
シランと58.1gのジメチルジクロロシランと126
gのトルエンとの溶液を徐々に滴下した。滴下終了後、
これを1時間加熱還流し、その後、トルエン溶液を分離
した。このトルエン溶液を300gの水で洗浄し、洗液
が中性になるまで繰り返すことにより、加水分解生成物
の濃度が50重量%のトルエン溶液452gを得た(以
下、このトルエン溶液を試料Bとする。)。
【0036】
【参考例3】反応容器に100gの水と400gのトル
エンと140gのイソプロパノールを投入し、この系を
約10℃に冷却し、317.3gのフェニルトリクロロ
シランと38.7gのジメチルジクロロシランと34.
0gのテトラクロロシランと126gのトルエンとの溶
液を徐々に滴下した。滴下終了後、この系を1時間加熱
還流し、その後、トルエン溶液を分離した。このトルエ
ン溶液を300gの水で洗浄し、この洗液が中性になる
まで繰り返すことにより、加水分解生成物の濃度が50
重量%のトルエン溶液438gを得た(以下、このトル
エン溶液を試料Cとする。)。
【0037】
【実施例1】反応容器に42.6gの試料Aと8.1g
のオクタメチルシクロテトラシロキサンと10.0gの
3−グリシドキシプロピルトリメトキシシランと60.
7gのトルエンと0.07gの水酸化カリウムを投入し
た。次いで、この系に、5.0gの水を加え、生成する
メタノールと水とを留去しながら加熱還流を行ない、水
の留出が止まった後冷却した。水添加/加熱還流/メタ
ノール・水の留去/冷却の操作を繰り返し行ない、留出
した水をエーテルで抽出してメタノールの有無をガスク
ロマトグラフィー(以下、GCとする。)により分析し
たところ、4回目の操作にはメタノールの留出がないこ
とが確認された。次いで、トルエンを増減することによ
り、加水分解生成物の濃度を50重量%に調製し、再び
加熱還流を行なった。反応混合物を1時間毎にサンプリ
ングを行ない、このサンプルを中和処理後、ゲルパーミ
エーションクロマトグラフィー(以下、GPCとす
る。)により分子量を測定した。6時間後、サンプルの
分子量が一定になったことを確認し、この系を冷却し
た。冷却後、この系に0.04gの酢酸を投入し、生成
した酢酸カリウムを濾過した。濾液を減圧下で加熱する
ことにより、57.7gの無色固体状の3−グリシドキ
シプロピル基含有シリコーンレジンを得た。このシリコ
ーンレジンは、Mn=3210、Mw=5260、ガラ
ス転移点=68℃、軟化点=102℃およびグリシドキ
シプロピル基含有量=9.8モル%であり、29Si−核
磁気共鳴分析(以下、NMRとする。)により、次の構
造式で示されることが確認された。 (PhSiO3/2)0.66(Me2SiO2/2)0.22(EpSiO3/2)0.12
【0038】
【実施例2】反応容器に45.2gの試料Aと6.7g
のオクタメチルシクロテトラシロキサンと11.8gの
3−グリシドキシプロピルトリメトキシシランと61.
1gのトルエンと0.06gの水酸化カリウムを投入し
た。次いで、この系に、5.0gの水を加え、生成する
メタノールと水とを留去しながら加熱還流を行ない、水
の留出が止まった後冷却した。水添加/加熱還流/メタ
ノール・水留去/冷却の操作を繰り返して行なった。留
出した水をエーテルで抽出してメタノールの有無をGC
で分析したところ、4回目の操作にはメタノールの留出
がないことが確認できた。次いで、トルエンを増減する
ことにより、加水分解生成物の濃度を40重量%に調製
し、再び加熱還流を行なった。6時間後の反応混合物を
サンプリングし、これを中和処理後、3−グリシドキシ
プロピル基含有シリコーンレジン(I)を得た。
【0039】次に、トルエンの一部を留去することによ
、反応混合物の濃度を60重量%に調製し、再び加熱
還流を行なった。6時間後の反応混合物を一部サンプリ
ングし、これを中和処理後、3−グリシドキシプロピル
基含有シリコーンレジン(II)を得た。
【0040】続いて、トルエンを加えて、反応混合物の
濃度を40重量%に調製し、再び加熱還流を行なった。
6時間後の反応混合物を一部サンプリングし、中和処理
後、3−グリシドキシプロピル基含有シリコーンレジン
(III)を得た。
【0041】さらに、トルエンの一部を留去することに
より、反応混合物の濃度を60重量%に調製し、再び加
熱還流を行なった。6時間後の反応混合物を一部サンプ
リングし、これを中和処理後、3−グリシドキシプロピ
ル基含有シリコーンレジン(IV)を得た。
【0042】上記操作により得られた3−グリシドキシ
プロピル基含有シリコーンレジンの分子量、物理特性お
よび29Si−NMRによる構造について表1に記載し
た。この結果より、加水分解生成物もしくは反応混合物
の濃度を任意に調節することにより、シリコーンレジン
の構造および3−グリシドキシプロピル基含有量は一定
のまま、任意の分子量、ガラス転移点および軟化点を有
する3−グリシドキシプロピル基含有シリコーンレジン
を再現性良く、しかも可逆的に製造することができるこ
とが確認された。
【0043】
【表1】
【0044】
【実施例3】反応容器に51.6gの試料Aと23.6
gの3−グリシドキシプロピルトリメトキシシランと1
59.4gのトルエンと0.08gの水酸化セシウムを
投入した。この系に、5.0gの水を加え、生成するメ
タノールと未反応の水を留去しながら加熱還流を行な
い、水の留出が止まった後冷却した。水添加/加熱還流
/メタノール・水留去/冷却の操作を繰り返して行な
い、留出した水をエーテルで抽出し、メタノールの有無
をGCにより分析したところ、4回目の操作にはメタノ
ールの留出がないことが確認できた。次いで、トルエン
を増減することにより、加水分解生成物の濃度を30重
量%に調製し、再び加熱還流を行なった。1時間毎にサ
ンプリングを行ない、サンプルを中和処理後、GPCに
より分子量を測定した。3時間後、分子量が一定になっ
たことを確認してから冷却した。冷却後、この系に0.
05gの酢酸を投入し、生成した酢酸セシウムを濾過し
た。濾液を減圧下で加熱することにより、64.7gの
無色固体状の3−グリシドキシプロピル基含有シリコー
ンレジンを得た。このシリコーンレジンは、Mn=23
00、Mw=3820、ガラス転移点=106℃、軟化
点=142℃および3−グリシドキシプロピル基含有量
20.0モル%であり、29Si−NMRにより、次の構
造式であることが確認された。 (PhSiO3/2)0.8(EpSiO3/2)0.2
【0045】
【実施例4】反応容器に116.9gの試料Bと11.
8gの3−グリシドキシプロピルトリメトキシシランと
8.4gのトルエンと0.08gの水酸化セシウムを投
入した。次いで、この系に5.0gの水を加え、生成す
るメタノールと水とを留去しながら加熱還流を行ない、
水の留出が止まった後冷却した。水添加/加熱還流/メ
タノール・水留去/冷却の操作を繰り返して行なった。
留出した水をエーテルで抽出してメタノールの有無をG
Cにより分析したところ、4回目の操作にはメタノール
の留出がないことが確認できた。次いで、トルエンを増
減することにより反応混合物の濃度を50重量%に調製
し、再び加熱還流を行なった。1時間毎にサンプリング
を行ない、サンプルを中和処理後、GPCにより分子量
を測定した。4時間後、分子量が一定になったことを確
認してから冷却した。冷却後、この系に0.04gの酢
酸を投入し、生成した酢酸セシウムを濾過した。濾液を
減圧下で加熱することにより、64.2gの無色固体状
の3−グリシドキシプロピル基含有シリコーンレジンを
得た。このシリコーンレジンは、Mn=2980、Mw
=4880、ガラス転移点=68℃、軟化点=98℃お
よび3−グリシドキシプロピル基含有量7.5モル%で
あり、29Si−NMRにより、次の構造式であることが
確認された。 (PhSiO3/2)0.71(Me2SiO2/2)0.2(EpSiO3/2)0.09
【0046】
【実施例5】反応容器に6.5gの試料Aと116.9
gの試料Bと11.8gの3−グリシドキシプロピルト
リメトキシシランと14.9のトルエンと0.08gの
水酸化セシウムを投入した。次いで、この系に5.0g
の水を加え、生成するメタノールと水とを留去しながら
加熱還流を行ない、水の留出が止まった後冷却した。水
添加/加熱還流/メタノール・水留去/冷却の操作を繰
り返して行なった。留出した水をエーテルで抽出し、メ
タノールの有無をGCにより分析したところ、4回目の
操作にはメタノールの留出がないことが確認できた。次
いで、トルエンを増減することにより、反応混合物の濃
度を50重量%に調製し、再び加熱還流を行なった。1
時間毎にサンプリングを行ない、サンプルを中和処理
後、GPCにより分子量を測定した。4時間後、分子量
が一定になったことを確認してから冷却した。冷却後、
この系に0.04gの酢酸を投入し、生成した酢酸セシ
ウムを濾過した。濾液を減圧下で加熱することにより、
71.0gの無色固体状の3−グリシドキシプロピル基
含有シリコーンレジンを得た。このシリコーンレジン
は、Mn=3250、Mw=5420、ガラス転移点=
80℃、軟化点=112℃および3−グリシドキシプロ
ピル基含有量6.8モル%であり、29Si−NMRによ
り、次の構造式であることが確認された。 (PhSiO3/2)0.73(Me2SiO2/2)0.18(EpSiO3/2)0.08
【0047】
【実施例6】反応容器に116.9gの試料Bと3.7
gのオクタメチルテトラシクロシロキサンと11.8g
の3−グリシドキシプロピルトリメトキシシランと1
2.1のトルエンと0.08gの水酸化セシウムを投入
した。次いで、この系に5.0gの水を加え、生成する
メタノールと水とを留去しながら加熱還流を行ない、水
の留出が止まった後冷却した。水添加/加熱還流/メタ
ノール・水留去/冷却の操作を繰り返して行なった。留
出した水をエーテルで抽出し、メタノールの有無をGC
により分析したところ、4回目の操作にはメタノールの
流出がないことが確認できた。次いで、トルエンを増減
することにより反応混合物の濃度を50重量%に調製
し、再び加熱還流を行なった。1時間毎にサンプリング
を行ない、サンプルを中和処理後、GPCにより分子量
を測定した。6時間後、分子量が一定になったことを確
認してから冷却した。冷却後、この系に0.04gの酢
酸を投入し、生成した酢酸セシウムを濾過した。濾液を
減圧下で加熱することにより、67.4gの無色固体状
の3−グリシドキシプロピル基含有シリコーンレジンを
得た。このシリコーンレジンは、Mn=2320、Mw
=3950、ガラス転移点=42℃、軟化点=65℃お
よび3−グリシドキシプロピル基含有量6.3モル%で
あり、29Si−NMRにより、次の構造式であることが
確認された。 (PhSiO3/2)0.65(Me2SiO2/2)0.26(EpSiO3/2)0.08
【0048】
【実施例7】反応容器に6.5gの試料Aと116.9
gの試料Bと3.7gのオクタメチルテトラシクロシロ
キサンと11.8gの3−グリシドキシプロピルトリメ
トキシシランと18.6gのトルエンと0.08gの水
酸化セシウムを投入した。次いで、この系に5.0gの
水を加え、生成するメタノールと水とを留去しながら加
熱還流を行ない、水の留出が止まった後冷却した。水添
加/加熱還流/メタノール・水留去/冷却の操作を繰り
返して行なった。留出した水をエーテルで抽出し、メタ
ノールの有無をGCにより分析したところ、4回目の操
作にはメタノールの留出がないことが確認できた。次い
で、トルエンを増減することにより、反応混合物の濃度
を50重量%に調製し、再び加熱還流を行なった。1時
間毎にサンプリングを行ない、サンプルを中和処理後、
GPCにより分子量を測定した。6時間後、分子量が一
定になったことを確認してから冷却した。冷却後、この
系に0.04gの酢酸を投入し、生成した酢酸セシウム
を濾過した。濾液を減圧下で加熱することにより、7
2.4gの無色固体状の3−グリシドキシ基含有シリコ
ーンレジンを得た。このシリコーンレジンは、Mn=2
540、Mw=4270、ガラス転移点=44℃、軟化
点=68℃および3−グリシドキシプロピル基含有量
6.4モル%であり、29Si−NMRにより、次の構造
式であることが確認された。 (PhSiO3/2)0.68(Me2SiO2/2)0.25(EpSiO3/2)0.08
【0049】
【実施例8】反応容器に12.9gの試料Aと25.9
gのオクタメチルテトラシクロシロキサンと11.8g
の3−グリシドキシプロピルトリメトキシシランと4
7.2gのトルエンと0.05gの水酸化セシウムを投
入した。次いで、この系に5.0gの水を加え、生成す
るメタノールと水とを留去しながら加熱還流を行ない、
水の留出が止まった後冷却した。水添加/加熱還流/メ
タノール・水留去/冷却の操作を繰り返して行なった。
留出した水をエーテルで抽出し、メタノールの有無をG
Cにより分析したところ、4回目の操作にはメタノール
の留出がないことが確認できた。次いで、トルエンを増
減することにより、反応混合物の濃度を50重量%に調
製し、再び加熱還流を行なった。1時間毎にサンプリン
グを行ない、サンプルを中和処理後、GPCにより分子
量を測定した。10時間後、分子量が一定になったこと
を確認してから冷却した。冷却後、この系に0.04g
の酢酸を投入し、生成した酢酸セシウムを濾過した。濾
液を減圧下で加熱することにより、44.8gの無色液
状の3−グリシドキシプロピル基含有シリコーンレジン
を得た。このシリコーンレジンは、Mn=2240、M
w=4870、ガラス転移点=−68℃、粘度1500
センチポイズおよび3−グリシドキシプロピル基含有量
5.9モル%であり、29Si−NMRにより、次の構造
式で示されることが確認された。 (PhSiO3/2)0.2(Me2SiO2/2)0.7(EpSiO3/2)0.1
【0050】
【実施例9】反応容器に113.9gの試料Cと11.
8gの3−グリシドキシプロピルトリメトキシシランと
8.4gのトルエンと0.08gの水酸化セシウムを投
入した。次いで、この系に5.0gの水を加え、生成す
るメタノールと水とを留去しながら加熱還流を行ない、
水の留出が止まった後冷却した。水添加/加熱還流/メ
タノール・水留去/冷却の操作を繰り返して行なった。
留出した水をエーテルで抽出し、メタノールの有無をG
Cにより分析したところ、4回目の操作にはメタノール
の留出がないことが確認できた。次いで、トルエンを増
減することにより、反応混合物の濃度を50重量%に調
製し、再び加熱還流を行なった。1時間毎にサンプリン
グを行ない、サンプルを中和処理後、GPCにより分子
量を測定した。4時間後、分子量が一定になったことを
確認してから冷却した。冷却後、この系に0.04gの
酢酸を投入し、生成した酢酸セシウムを濾過した。濾液
を減圧下で加熱することにより、63.3gの無色固体
状の3−グリシドキシプロピル基含有シリコーンレジン
を得た。このシリコーンレジンは、Mn=3870、M
w=7280、ガラス転移点=124℃、軟化点=15
8℃および3−グリシドキシプロピル基含有量8.6モ
ル%であり、29Si−NMRにより、次の構造式で示さ
れること確認された。 (PhSiO3/2)0.68(Me2SiO2/2)0.14(SiO4/2)0.09(EpSi
O3/2)0.09
【0051】
【比較例1】反応容器に100gの水と400gのトル
エンと140gのイソプロピルアルコールと0.07g
の水酸化カリウムを投入し、この系に35.0gのフェ
ニルトリメトキシシランと8.1gのオクタメチルシク
ロテトラシロキサンと10.0gの3−グリシドキシプ
ロピルトリメトキシシランの混合液を滴下した。滴下終
了後、これを1時間加熱還流し、その後、冷却した。冷
却後、トルエン層を分離し、このトルエン層を6時間加
熱還流させ、水を共沸により取り除いた。次いで、この
系に0.04gの酢酸を投入し、生成した酢酸カリウム
を濾過した。濾液を減圧下で加熱することにより、トル
エンを除去し、38.0gの無色固体状の3−グリシド
キシプロピル基含有シリコーンレジンを得た。この3−
グリシドキシプロピル基含有シリコーンレジンのガラス
転移点を測定しようとしたが明確なガラス転移点を示さ
なかった。
【0052】
【発明の効果】本発明のエポキシ基含有シリコーンレジ
ンは−90℃〜150℃の範囲に明確なガラス転移点を
有し、かつT単位を必須とする新規なエポキシ基含有シ
リコーンレジンであり、また本発明の製造方法は任意の
分子量、軟化点および−90℃〜150℃の範囲に明確
なガラス転移点を有し、かつT単位を必須とするエポキ
シ基含有シリコーンレジンを再現性良く製造することが
できるという特徴を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例1で調製した3−グリシドキシプロピル
基含有シリコーンレジンの29Si−核磁気共鳴スペクト
ルチャートである。
【図2】実施例2で調製した3−グリシドキシプロピル
基含有シリコーンレジン(I〜IV)のゲルパーミエーショ
ンクロマトグラフチャートである。
【符号の簡単な説明】 実施例2で調製した3−グリシドキシプロピル基含
有シリコーンレジン(I)のゲルパーミエーショーンクロ
マトグラフチャートである。 実施例2で調製した3−グリシドキシプロピル基含
有シリコーンレジン(II)のゲルパーミエーショーンクロ
マトグラフチャートである。 実施例2で調製した3−グリシドキシプロピル基含
有シリコーンレジン(III)のゲルパーミエーショーンク
ロマトグラフチャートである。 実施例2で調製した3−グリシドキシプロピル基含
有シリコーンレジン(IV)のゲルパーミエーショーンクロ
マトグラフチャートである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭56−145942(JP,A) 特開 昭50−3500(JP,A) 特開 平4−202325(JP,A) 特公 昭58−53655(JP,B2) 特公 昭62−27095(JP,B2) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) C08G 77/38 C08G 77/06 - 77/10 C08G 77/14

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一般式: (R1SiO3/2a(R23SiO2/2b(SiO4/2
    c {式中、R1、R2およびR3は同種もしくは異種の一価
    炭化水素基またはエポキシ基含有有機基であり、但し、
    分子中のケイ素原子結合全有機基に対するエポキシ基含
    有有機基の含有量は0.1〜40モル%であり、aは正
    数であり、bは0または正数であり、cは0または正数
    であり、かつb/aは0〜10の数であり、c/(a+
    b+c)は0〜0.3の数である。}で示され、かつ−
    90℃〜150℃のガラス転移点を有するエポキシ基含
    有シリコーンレジン。
  2. 【請求項2】 R1の30モル%以上がフェニル基であ
    ることを特徴とする請求項1記載のエポキシ基含有シリ
    コーンレジン。
  3. 【請求項3】 (A)下記(a)成分〜(d)成分からなる群よ
    り選択されるオルガノポリシロキサンの1種もしくは2
    種以上の混合物[但し、(b)成分のみを除く。]と、 (a)一般式: R4SiO3/2 で示されるシロキサン単位からなるオルガノポリシロキ
    サン、 (b)一般式: R56SiO2/2 で示されるシロキサン単位からなるオルガノポリシロキ
    サン、 (c)一般式: R4SiO3/2 で示されるシロキサン単位と一般式: R56SiO2/2 で示されるシロキサン単位からなるオルガノポリシロキ
    サン、および (d)一般式: R4SiO3/2 で示されるシロキサン単位と一般式: R56SiO2/2 で示されるシロキサン単位と一般式: SiO4/2 で示されるシロキサン単位からなるオルガノポリシロキ
    サン(式中、R4、R5およびR6は同種もしくは異種の
    一価炭化水素基である。) (B)一般式: R78 dSi(OR9(3-d) (式中、R7はエポキシ基含有有機基であり、R8は一価
    炭化水素基であり、R9はアルキル基であり、dは0ま
    たは1である。)で示されるエポキシ基含有アルコキシ
    シランもしくはその部分加水分解物[(B)成分の配合量
    は、(B)成分中のエポキシ基含有有機基が、(A)成分と
    (B)成分のケイ素原子結合全有機基に対して0.1〜4
    0モル%となる量である。]を、(C)水および(D)塩基性
    触媒の存在下で反応させてシリコーンレジンを合成し、
    次いで、(E)有機溶剤により該シリコーンレジンの濃度
    を調節した後、該塩基性触媒により該シリコーンレジン
    を平衡化反応させることを特徴とする、一般式: (R1SiO3/2a(R23SiO2/2b(SiO4/2
    c {式中、R1、R2およびR3は同種もしくは異種の一価
    炭化水素基またはエポキシ基含有有機基であり、但し、
    分子中のケイ素原子結合全有機基に対するエポキシ基含
    有有機基の含有量は0.1〜40モル%であり、aは正
    数であり、bは0または正数であり、cは0または正数
    であり、かつb/aは0〜10の数であり、c/(a+
    b+c)は0〜0.3の数である。}で示され、かつ−
    90℃〜150℃のガラス転移点を有するエポキシ基含
    有シリコーンレジンの製造方法。
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