JP3947782B2 - 多価アルコール類の調製プロセス - Google Patents

多価アルコール類の調製プロセス Download PDF

Info

Publication number
JP3947782B2
JP3947782B2 JP52965998A JP52965998A JP3947782B2 JP 3947782 B2 JP3947782 B2 JP 3947782B2 JP 52965998 A JP52965998 A JP 52965998A JP 52965998 A JP52965998 A JP 52965998A JP 3947782 B2 JP3947782 B2 JP 3947782B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
reaction
catalyst
preparation
hydrogenation
aldolization
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP52965998A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2001507356A (ja
Inventor
パッテロ,エルッキ
ヌミ,エサ
リンドフォース,ラース,ピーター
ノウシアイネン,ハンヌ
ヒエタラ,ユッカ
ラーティネン,レイラ
ハッカナ,ラミ
Original Assignee
パーシトルプ スペシャリティ ケミカルズ アクテボラゲット
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by パーシトルプ スペシャリティ ケミカルズ アクテボラゲット filed Critical パーシトルプ スペシャリティ ケミカルズ アクテボラゲット
Publication of JP2001507356A publication Critical patent/JP2001507356A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3947782B2 publication Critical patent/JP3947782B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07CACYCLIC OR CARBOCYCLIC COMPOUNDS
    • C07C31/00Saturated compounds having hydroxy or O-metal groups bound to acyclic carbon atoms
    • C07C31/18Polyhydroxylic acyclic alcohols
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07CACYCLIC OR CARBOCYCLIC COMPOUNDS
    • C07C45/00Preparation of compounds having >C = O groups bound only to carbon or hydrogen atoms; Preparation of chelates of such compounds
    • C07C45/61Preparation of compounds having >C = O groups bound only to carbon or hydrogen atoms; Preparation of chelates of such compounds by reactions not involving the formation of >C = O groups
    • C07C45/67Preparation of compounds having >C = O groups bound only to carbon or hydrogen atoms; Preparation of chelates of such compounds by reactions not involving the formation of >C = O groups by isomerisation; by change of size of the carbon skeleton
    • C07C45/68Preparation of compounds having >C = O groups bound only to carbon or hydrogen atoms; Preparation of chelates of such compounds by reactions not involving the formation of >C = O groups by isomerisation; by change of size of the carbon skeleton by increase in the number of carbon atoms
    • C07C45/72Preparation of compounds having >C = O groups bound only to carbon or hydrogen atoms; Preparation of chelates of such compounds by reactions not involving the formation of >C = O groups by isomerisation; by change of size of the carbon skeleton by increase in the number of carbon atoms by reaction of compounds containing >C = O groups with the same or other compounds containing >C = O groups
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07CACYCLIC OR CARBOCYCLIC COMPOUNDS
    • C07C29/00Preparation of compounds having hydroxy or O-metal groups bound to a carbon atom not belonging to a six-membered aromatic ring
    • C07C29/132Preparation of compounds having hydroxy or O-metal groups bound to a carbon atom not belonging to a six-membered aromatic ring by reduction of an oxygen containing functional group
    • C07C29/136Preparation of compounds having hydroxy or O-metal groups bound to a carbon atom not belonging to a six-membered aromatic ring by reduction of an oxygen containing functional group of >C=O containing groups, e.g. —COOH
    • C07C29/14Preparation of compounds having hydroxy or O-metal groups bound to a carbon atom not belonging to a six-membered aromatic ring by reduction of an oxygen containing functional group of >C=O containing groups, e.g. —COOH of a —CHO group
    • C07C29/141Preparation of compounds having hydroxy or O-metal groups bound to a carbon atom not belonging to a six-membered aromatic ring by reduction of an oxygen containing functional group of >C=O containing groups, e.g. —COOH of a —CHO group with hydrogen or hydrogen-containing gases
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07CACYCLIC OR CARBOCYCLIC COMPOUNDS
    • C07C45/00Preparation of compounds having >C = O groups bound only to carbon or hydrogen atoms; Preparation of chelates of such compounds
    • C07C45/61Preparation of compounds having >C = O groups bound only to carbon or hydrogen atoms; Preparation of chelates of such compounds by reactions not involving the formation of >C = O groups
    • C07C45/67Preparation of compounds having >C = O groups bound only to carbon or hydrogen atoms; Preparation of chelates of such compounds by reactions not involving the formation of >C = O groups by isomerisation; by change of size of the carbon skeleton
    • C07C45/68Preparation of compounds having >C = O groups bound only to carbon or hydrogen atoms; Preparation of chelates of such compounds by reactions not involving the formation of >C = O groups by isomerisation; by change of size of the carbon skeleton by increase in the number of carbon atoms
    • C07C45/72Preparation of compounds having >C = O groups bound only to carbon or hydrogen atoms; Preparation of chelates of such compounds by reactions not involving the formation of >C = O groups by isomerisation; by change of size of the carbon skeleton by increase in the number of carbon atoms by reaction of compounds containing >C = O groups with the same or other compounds containing >C = O groups
    • C07C45/75Reactions with formaldehyde

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
  • Low-Molecular Organic Synthesis Reactions Using Catalysts (AREA)

Description

この発明は、多価アルコール類の調製プロセスに関するものである。さらに詳しくは、この発明は、アルデヒド類のアルドール化反応及び前記アルデヒドをアルコールにする後続の水素化反応により調製されたアルデヒド類から多価アルコール類を調製することに関するものである。
従来の技術
ネオペンチルグリコール及び他の相当するアルコール類は、例えば、アクリル樹脂、ポリエステル樹脂、ポリウレタン樹脂、アルキド樹脂及びポリカーボネート樹脂のような種々の合成樹脂製造における重要な中間物である。これらのアルコール類は、可塑剤、合成潤滑剤、界面活性剤などの調製にも使用されている。
ネオペンチルグリコール及び他の相当するアルコール類は、二つのプロセスにより調製されることがこれまで行われている。一方のプロセスにおいては、フォルムアルデヒドとアルデヒドとが水酸化ナトリウム、水酸化カリウム又は水酸化カルシウムのような強アルカリ性触媒と反応し、ネオペンチルグリコールのようなアルコールを形成するようになっている。しかしながら、このプロセスは、多量の蟻酸塩が副産物として作られてしまう欠点を有している。したがって、この蟻酸塩に対する経済的に利点がある使用を同時に見いだされなければ、コマーシャルプロセスには適していない。
他方のプロセスにおいては、フォルムアルデヒドとアルデヒドとのアルドール化反応をアミン触媒、特に、トリエチルアミンの存在のもとに行われる。ネオペンチルグリコールは、例えば、トリエチルアミンの存在のもとにフォルムアルデヒドとアルデヒドとを反応させ、これにより、主産物としてヒドロキシピバルデヒドを作る。これは、さらに水素化でき、これによりエンドプロダクトとして所望のネオペンチルグリコールを得る。
前記水素化触媒には、多くの種類の触媒が提案されている。米国特許第4,250,337号は、プロモーターとしてバリウムを有する亜クロム酸銅(カッパークロマイト)を触媒として提案している。米国特許第4,855,515号においては、使用される触媒は、プロモーターとして酸化マンガンを有する酸化銅と亜クロム酸銅(カッパークロマイト)との混合物である。EP特許343475においては、プラチナ、ルテニウム及びタングステンから作られたミックスされた触媒が前記触媒として使用されている。
亜クロム酸銅単独が例えばEP公表522368において前記触媒として使用されている。この公表物によれば、アルドール化において形成される副産物の量は、適当なアルコール溶媒において水素化を行うことにより水素化において減少させることができ、これによって、最終のネオペンチルグリコールの純度を増すことができる。
上記したプロセスは、種々の欠点を有している。トリエチルアミンを触媒として使用すると、このトリエチルアミンは、反応混合物においては、溶解状態にあり、したがってまた、水素化工程にあっても存在し、触媒化の有害なサイドリアクションを起こし、したがって、所望のアルコールの収率を低下させてしまう。トリエチルアミンは、また、多数の水素化触媒に対する触媒毒ともなり、使用できる適当な触媒の数が減ってしまう。さらに、トリエチルアミンは、また、水素化ステップにおいて部分的に分解して、該プロセスにおいて触媒がどんどん消費されてしまう。この触媒消費を最小にするために、トリエチルアミンを水素化の後に、得られた反応混合物から蒸留により分離し、水素化反応及び/又はアルドール化反応へリサイクルさせなければならず、連続プロセスに工程を一つ付加させることになってしまう。
このように、液相ではなく、反応混合物中では終わらずに水素化へ至る他のタイプの触媒がアルドール化触媒として最も一般的に使用されているトリエチルアミンに代わるものとして見いだされれば、有利この上ないものとなる。このようになれば、プロセス全体への投資コストを軽減できるもので、何故ならば、トリエチルアミンを水素化プロダクトから分離する分離工程が不要になるからである。さらに、トリエチルアミンによって惹起される触媒毒及び結果としての転化率の減少及び/又は副産物形成を見ることなく数多くのタイプの触媒を使用できることになる。
イオン交換樹脂をアルドール化反応における触媒として使用するアイデアは、古い発明である。米国特許2,818,443は、アニオン交換樹脂触媒の存在のもとに、フォルムアルデヒドと、少なくとも二つの炭素原子を含む脂肪族アルデヒドとを反応させてヒドロキシアルデヒドを形成し、これをさらに水素化して相当するアルコールにすることを開示している。この特許において注目されることは、特に適したアニオン交換樹脂は、第三級アミンをクロロメチル化されたスチレン及びジビニルベンゼンのコポリマーと反応させて得られた樹脂のような第四級アンモニウムグループを含む樹脂である点である。これらの樹脂は、強塩基性アニオン交換樹脂である。また、ジメチルアミンをクロロメチル化されたスチレンとジビニルベンゼンとのコポリマーと反応させて得られた弱塩基性アニオン交換樹脂をアルドール化触媒として使用することも可能である。
この特許によれば、水素化前に前記反応混合物から未反応のフォルムアルデヒドを分離することがよいとされている。この分離は、オーバープレッシャー下の蒸留又は大気圧下のスチームストリップングにより行われる。この刊行物により使用の水素化触媒は、ラネーニッケルである。
DE特許26 53 096は、アルドール化反応のための触媒としてカチオン交換樹脂の使用を提案している。アルドール化反応は、脂肪族アルコールのような適当な有機溶媒中で行うことができる。この反応の後、カチオン交換樹脂を濾過して除き、未反応のアルデヒドを蒸留により分離する。
この特許により推薦される水素化触媒は、ニッケル又はコバルトを含有する水素化触媒で、これに、クロミウム、アルミニウム、マグネシウム、バリウム、亜鉛、マンガン、トリウム及び/又は銅が添加される。
発明の概要
本発明によれば、アルドール化触媒として、弱塩基性アニオン交換樹脂を使用し、溶媒及び水素化触媒の存在のもとにアルドール化プロダクトの水素化を行うことにより、従来知られているプロセスに欠けていた多くの利点が得られることが分かった。
アルドール化反応は、高収率をもって、さらに、特に目立つサイドリアクション、特にエステル類の形成もなしに行えるものである。所望のアルコールについてのプロセスの選択性が向上する。アルドール化プロダクトを分離化ステップを経ずに水素化ステップへ直に供給できる。トリエチルアミンのようなアルドール化触媒一切は、水素化反応に存在せず、したがって、その分離と前記プロセスのアルドール化ステップへのリサイクリングは、不要になる。さらに、副産物であるトリエチルアミン触媒化形成ステップがなく、これに関連するプロダクト精製ステップなしに数多くの種類の触媒を使用することが可能になる。水素化をよりマイルドの条件で行うことができるもので、これは、溶媒を使用することにより必要な温度をかなり下げ、水素化ステップにおいて使用される温度をリーゾナブルな低い温度にすることができるからである。中間物のヒドロキシアルデヒドの融点以下の温度でも構わない。例えば、ヒドロキシピバルデヒドは、130℃ですでに分解しようとする。また、有害なサイドリアクションも低い水素化温度の結果、減少する。水素化触媒の使用寿命も、水素化へ供給の反応混合物にトリエチルアミンを含まなければ、延命される。さらに、この発明によるプロセスにおいては、アルドール化触媒の再生が容易である。
これらの利点を達成するために、この発明は、アルデヒドを水素化することにより多価アルコール類を調製するプロセスに関するもので、このプロセスにおいては、前記アルデヒドは、α水素原子を含み、一般式R1CHOを有するアルデヒド又は前記アルデヒドと一般式R2CHOを有する第2の異なるアルデヒドとの混合物をアルドール化反応させて得られるものであり、前記式において、R1は、1〜12炭素原子を有するアルキル、シクロアルキル、1〜14炭素原子を有するアリル及びアラルキルから選ばれたものであり、R2は、H、1〜12炭素原子を有するアルキル、シクロアルキル、1〜14炭素原子を有するアリル及びアラルキルから選ばれたものであり、アルドール化は、弱塩基性アニオン交換樹脂の存在のもとで行われ、水素化は、溶媒と水素化触媒との存在のもとで行われるものである。
発明の詳細な記述
イオン交換樹脂は、カチオン交換樹脂、アニオン交換樹脂及び両性イオン交換樹脂に分類される。イオノゲングループの酸性かアルカリ性かに基づいて、強又は弱酸性カチオン交換樹脂及び強又は弱塩基性アニオン交換樹脂と言っている。
アニオン交換樹脂は、アミンタイプ官能基をもつ第1のゲルタイプの樹脂が紹介された1947年以来大きく発展してきたものである。マクロポーラスタイプの樹脂は、1957に開発され、第1のマクロポーラスのアニオン交換樹脂は、1960年頃に商品化された。弱アニオン交換樹脂のマトリックスとしてのポリアクリルアミドは、1980年代やや後半に市販された。
製品開発により、機械的及び熱的安定性が1960年から著しく改良され、今日に至っている。これらの変化で耐用寿命が延びた。官能基の密度が増したことで、樹脂の品質が改良された。最近の弱アニオン交換樹脂は、それらの殆どが-N(CH32を含んでいるが、1960年代における弱アニオン交換樹脂もまた多数の-N(CH33 +を含んでいた。おそらくこのような理由のために、弱アニオン交換樹脂は、コマーシャルのアルドール化には役立たないものとされていた。
ポリマー類を触媒のマトリックスとして使用するとき、支持された触媒グループの活性度と選択性は、所謂”ポリマー効果”によって大きく影響される。ポリマーマトリックスと周囲の影響との間の相互作用は、樹脂の特性に影響し、これの理由は、物理的及び化学的両者である。
樹脂マトリックスは、ゲルタイプかマクロポーラスのいずれかである。ゲルタイプ樹脂の骨格構造は、重合からゲルとして得られる。ゲルタイプ樹脂は、永久的に多孔性ではない;それらは、構造をオープンにするイオン化溶媒中で膨張し、度合いを変える。クロスブリッジの間のスペースには、膨張溶媒が充填され、マイクロポアーとして観察できる。これらのスペースには、溶媒が包含されるのみならず半溶解ポリマーセグメンツも包含されている。前記マイクロポアー内部の移動性は、前記溶液の粘度が高いため限界がある。
マクロポーラス樹脂は、永久的な内部ポロシティを有し、その構造の潰れを防ぐためにポリマーの高度の架橋が要求されるのが通常である。マクロポロシティは、粒子内部のマテリアルの良好なトランスファーに結び付き、かくて、多くの場合、反応レートが良好になる。
発明によれば、ゲル状でマクロポーラスの弱塩基性アニオン交換樹脂類は、アルドール化における触媒として有利に使用できることが分かった。弱アニオン交換樹脂類は、殆どのものがアミンタイプである。これらは、官能基として第一級アミン(-NH2)、第二級アミン(-NHR、ここでRは、同じ基又は異なる基、例えば、アルキル基又はアリル基)又はそれらの混合物である。-NR3 +タイプの官能基をもつ強アニオン交換樹脂類は、スターティングアルデヒドの転化が低いことにより使用できない。
使用される樹脂マトリックスは、例えば、アミン又はアンモニアをもつエピクロロハイドリン、フェノール樹脂類、アクリル樹脂類、クロロメチル化されたスチレン−ジビニルベンゼンコポリマーのようなスチレンコポリマー類である。弱アニオン交換樹脂として適しているものは、樹脂マトリックスがゲルタイプのもの及び樹脂マトリックスがマクロポーラスのもの両者であるアニオン交換樹脂である。これらの樹脂において、ポリマーマトリックスは、エポキシ、アクリル、スチレン又はフェノール樹脂である。前記ポリマーマトリックスに使用の架橋剤は、通常、ジビニルベンゼンである。
前記樹脂のイオン形態は、重要である。発明によるイオン形態は、官能基がチャージされるとき、OH-でなければならない。さもなければ、官能基は、遊離基の形態でなければならない。Cl-のような他のイオン形態は、有効ではないと思われる。
水処理に専ら使用されている、これらのような樹脂類は、例えば、LEWATIT(製造者バイエル・アーゲー);DOWEX(製造者ダウケミカル);DIALON,NEKROKITH及びRELITE(製造者三菱化学);PUROLITE(製造者プロライト);AMBERLITE,AMBERLYST及びDUOLITE(製造者ローム・アンド・ハース);SERDOLIT(製造者サーヴァ・ハイデルベルグ・ゲーエムベーハー);IONAX(製造者シブロン・ケミカル・インク);及びFINEX(製造者フィネックス−エフエックス・オーワイ)の商標名で市販されている。
発明の一つの実施例においては、前記プロセスの第1ステップは、弱塩基性アニオン交換樹脂の存在のもとにα水素原子を含むアルデヒドをアルドール化反応させることである。前記アルデヒドは、一般式R1CHOを有し、該式でR1は、1〜2炭素原子、シクロアルキル、アルリ及び1〜14炭素原子を有するアラルキルから選ばれるものである。前記アルドール化反応は、前記アルデヒドのアルドール、前記アルドールの脱水により誘導される不飽和アルデヒド又はそれらの混合物からなるか、又は、含む反応プロダクト混合物を形成する。用語”前記アルドールの脱水により誘導される不飽和アルデヒド”は、前記反応において作られたアルドールの脱水からのα,β-オレフィンアルデヒドを指す。
発明の第2の実施例においては、前記プロセスの第1ステップは、弱塩基性アニオン交換樹脂の存在のもとでの、上記に規定したα水素原子を含むアルデヒドと、一般式R2CHOを有する第2の別のアルデヒドとの混合物を含むアルデヒド類のアルドール化反応であり、上記式において、R2は、H,1〜12炭素原子を有するアルキル,アリル及び1〜14炭素原子を有するものから選ばれるものである。
適切なスターティングのアルデヒド類は、例えば、フォルムアルデヒド、エタナール、プロパナール、ブタナール、ペンタナール、2−メチルプロパナール(イソブチラルデヒド)、2−メチルブタナール、2−エチルペンタナール、2−エチルヘキサナール、2−イソプロピルブタナール、2−フェニルプロパナール、2−シクロヘキシルプロパナール、2−フェニルブタナール、2,3−ジフェニルプロパナール、シクロペンチルアルデヒド及びシクロヘキシルアルデヒドである。
発明の一つの好ましい実施例においては、α水素原子を含むアルデヒドは、イソブチラルデヒドであり、第2の別のアルデヒドは、フォルムアルデヒドである。表現”フォルムアルデヒド”は、パラフォルムアルデヒド及びトリオキサンのようなフォルムアルデヒドの水溶液及び無水物形態として得られるコンベンショナルの両フォルムアルデヒドからなる。市場で入手できる水性フォルムアルデヒド類は、通常、比較的少量のメタノールをも含む。
アルドール化ステップにおいては、例えば、アルデヒドとフォルムアルデヒドとは、モル比率15:1〜1:15、好ましくは5:1〜1:5でアニオン交換樹脂と接触する。この反応は、温度15〜100℃で行われる。該温度の上限は、前記アニオン交換樹脂の耐熱性により設定される。前記アルドール化反応は、バッチプロセス又はセミバッチプロセス又は好ましくは連続プロセスとして行われる。
前記触媒は、前記初期物質に直接ミックスされるか、又は、触媒粒子の移動を防ぐ方法によって所定位置に拘束されるようになるが、該方法それ自体は、本発明の範囲に関係するものではない。連続プロセスからすると、後者の方法が好ましいもので、これは、そのような場合、アルドール化の後に得られる反応混合物がアルドール化触媒を含まないからである。前者のケースにおいては、前記触媒は、水素化の前に、濾過又はある他のプロセデュアーにより前記反応混合物から分離されなければならない。
アルドール化ステップにおいては、溶媒類も0〜50重量%、好ましくは、0〜30重量%の範囲で使用できる。該溶媒は、アルドール化の間、前記樹脂触媒を膨張させ、反応混合物がシングルフェーズとして維持されることを助ける。溶媒類は、また、それらが樹脂から不純物と残渣を洗い出すことができるから、洗浄作用を有し、かくして、前記樹脂の耐用寿命を延命する。適当な溶媒には、水及びメタノール、エタノール、1−プロパノール、イソプロパノール、1−ブタノール及びイソブタノール又はこれらの混合物のような種々のアルコール類とケトン類が含まれる。
アニオン交換樹脂のイオン形態は、触媒活性の点で極めて重要なことである。アニオン交換樹脂をアルドール化触媒として使用するとき、樹脂のイオン形態が連続使用には不向きなものになる。スターティングマテリアルとしてのアルデヒド類は、対応するカルボキシル酸に簡単に酸化し、カルボキシル酸は、反応プロダクツとして形成される。カルボキシル酸(RCOOH)及び遊離塩基形態である樹脂の官能基-NR2の間でイオン交換樹脂反応が行われる:
NR2+RCOOH---> NR2HRCOO
官能基がNR2HRCOO形態であるとき、それは、最早、触媒的に活性ではない。該樹脂は、アルカリ溶液、例えば、NaOH溶液で定期的に洗浄又はフラッシングされて再生され、簡単に-NR2形態に戻される。
アルドール化ステップの後、そして、必要に応じて、アニオン交換樹脂分離後、前記反応混合物は、他の分離ステップなしに直接水素化される。水素化においては、触媒として、好ましくは、亜クロム酸銅及び銅、コバルト、クロミウム、マンガン、ニッケル及び亜鉛の酸化物又はこれらの混合物を使用することができる。プラチナ、ルテニウム、ロジウム、パラジウム又はタングステン又はこれらの混合物をベースとする触媒も可能である。さらには、これらの金属を炭素、シリカ、アルミナ又はゼオライト又はこれらの混合物と組み合わせて使用することも好ましい。
水素化は、溶媒中で行われ、該溶媒には、アルコール類、ケトン類及びエーテル類、例えば、メタノール、エタノール、プロパノール、イソブタノール、ヘキサノール、オクタノール、ネオペンチルグリコール及びブチルエーテル又はジオキサンが含まれる。好ましい溶媒は、メタノール、プロパノール及びイソブタノールである。溶媒の量は、1〜70重量%、好ましくは、10〜50重量%の範囲である。該溶媒の最も重要な役割は、サイドリアクションの割合を減らし、ソリッドのヒドロキシアルデヒドを前記液相に溶解することにより、ヒドロキシアルデヒドの融点以下の水素化温度を使用できることである。
水素化は、上げられた温度と圧力下で行われることが好ましい。該温度は、50〜200℃、好ましくは、70〜120℃であり、水素化圧力は、1〜200バール、好ましくは、5〜100バールである。好ましくはソリッドベッドの触媒が使用される。水素化は、バッチプロセス又はセミバッチプロセスとして、好ましくは、連続プロセスとして行われる。
水素化反応の後、所望のアルコール、例えば、ペンタエリトリトール、ネオペンチルグリコール又はトリメチロールプロパンが適当な方法、例えば、蒸留により反応混合物から分離され、使用された溶媒は、水素化ステップ及び/又はアルドール化ステップへリサイクルされる。
発明を添付の実施例を参照しながら以下に詳細に説明するが、発明を限定することを意図するものではない。
実施例 1
ヒドロオキシピバルデヒドを連続チューブリアクターにおいて触媒として弱アニオン交換樹脂を使用して調製した。
実験アレンジメントは、以下のとおりであった:
リアクター: チューブリアクター(ガラス),長さl=70cm直径d=1.6cm,クーリングジャケット付き
触媒: Amberlite IRA67,体積V=130ml
フィード: メタノール中へフォルマリンとIBALの混合物,メタノールコンテント 12重量%
モル比率IBAL/FA :1.05
温度: 60℃
圧力: 1バール
滞留時間: 7時間
操作モード: 温度を一定に保ちながら、樹脂ベッドを介してフィード混合物を連続圧送,フィードレート 18.6ml/時間
プロダクト混合物200gの分析組成を以下の表1に示す。
Figure 0003947782
以下の選択率、転化及び収率値は、限定組成物であるフォルムアルデヒドをベースにして計算できる。
HPA選択率: 反応したフォルムアルデヒドをベースとして99.0%
HPA収率 : フォルムアルデヒドをベースとして94.8%
FA転化率 : 95.8%
実施例 2a
フォルムアルデヒドとIBALのアルドール化を実施例1による手順で行った。触媒を濾過で分離し、51重量%の量のメタノールを溶液に混合した。容積300mlのバッチタイプのParrリアクターへ前記溶液160gを供給し、コンスタントな水素圧力70バールに保ちながら水素化を行った。水素化温度は、140℃、時間は、120分であった。水素化触媒は、アルミナにおける銅クロマイトであり、トータルの銅コンテントが34重量%、Crコンテントが32重量%のものであった。触媒の量は、HPA量をベースとする5.0重量%であった。
実施例 2b(比較)
実施例2と同じ実験アレンジメントを本実施例に使用した。相違は、フィード混合物であり、これは、アルドール化触媒としてTEA(トリエチルアミン)を含むものである。操作条件は、実施例2と同じであった。
両実施例におけるフィード混合物及びプロダクト混合物の組成を以下の表2に示す。NPG収率は、前記フィードストリームに存在するHPA量の水素化で形成されるNPG量のパーセンテージ割合として示されている。NPG選択率は、反応したHPAの水素化において形成されたNPGのパーセンテージ割合として示されている。HPAの転化率は、前記フィードに存在するHPA量の反応したHPAのパーセンテージ割合として示されている。
Figure 0003947782
実施例2aにおいては、NPG選択率は、90.7%であり、HPA転化は、98.1%であった。比較実施例2bにおいては、対応する値は、87.7%及び97.0%であった。
前記結果は、NPG製造プロセスにおいて、アルドール化触媒としてイオン交換樹脂を使用するとき、NPG選択率がより向上し、原料マテリアルズの一層の有効利用が達成されることを示している。
実施例 3
フォルムアデヒド61.83gとイソブチラルデヒド75.01gとを実施例1による手順で反応させた。触媒は、マクロポーラスの弱アニオン交換樹脂である41.61gのAMBERLITE IRA−93であった。反応温度は、60℃であり、IBALを1.4時間のコースにおいて添加した。この結果を以下の表3に示す。
Figure 0003947782
IBAL転化率(IBAL添加後2時間)は、68.5%、HPA選択率は、100.0%であった。
アルドール化は、反応率がアクリルアミド樹脂IRA−68よりも低いが、異なるタイプの樹脂(IRA−93)でも行える。
実施例 4
触媒として弱及び強アニオン交換樹脂を用い、滞留時間1.5時間、温度60℃及びIBAL/CH2Oモルレシオ1:1によりチューブリアクター内でアルドール化テストを行った。前記両樹脂ののマトリックスは、ジビニルベンゼンと架橋されたゲルタイプのポリスチレンであった。弱アニオン交換樹脂は、官能基が-N(CH32タイプであるDiaion WA10(三菱化学)であった。強アニオン交換樹脂は、官能基が-N(CH33 +タイプであるAmberlite IRA-400(ローム・アンド・ハース社)であった。該樹脂両者のイオン形態は、OH-であった。分析のためのプロダクトサンプルを6時間の反応時間後に取り出した。
該結果を以下の表4に示す。
Figure 0003947782
表4に示された結果は、官能基として-NR3 +基をもつ強塩基性アニオン交換樹脂の代わりに官能基として-NR2第三級アミンをもつ弱アニオン交換樹脂を使用する方が有利であることを示す。また、第一級基-NH2又は第二級基-NHRを有する弱ニオン交換樹脂も合成状態のもとでは直ちに不活性になる点で使用できない。
実施例 5
触媒として弱アニオン交換樹脂を用い、滞留時間2時間、温度60℃及びIBAL/CH2Oモルレシオ1:1によりチューブリアクター内でアルドール化テストを行った。樹脂すべては、官能基-N(CH32をもつ弱塩基性アニオン交換樹脂であった。いくつかのマトリックスを使用した:ジビニルベンゼンと架橋されたポリアクリルアミド(Amberlite IRA-67,ローム・アンド・ハース社),ジビニルベンゼンと架橋されたポリスチレン(Amberlite IRA-96,ローム・アンド・ハース社),エポキシ樹脂(Dovex WGR-2,ダウケミカル社)及びフェノール−フォルムアルデヒド樹脂(Duolite A-7,ローム・アンド・ハース社)。樹脂すべてのイオン形態は、OH-であった。6時間の反応時間後、分析のためにプロダクトサンプルを取り出した。
該結果を以下の表5に示す。
Figure 0003947782
ジビニルベンゼンと架橋されたポリアクリル樹脂のマトリックスをもつ弱アニオン交換樹脂が特に有利である。
実施例 6
触媒として弱及び強アニオン交換樹脂を用い、滞留時間2時間、温度60℃及びIBAL/CH2Oモルレシオ1:1によりチューブリアクター内でアルドール化テストを行った。該アニオン交換樹脂樹脂は、官能基-N(CH32タイプであるAmberlite IRA-67であり、マトリックスとしては、ジビニルベンゼンと架橋されたポリアクリルアミドであった。樹脂のイオン形態は、遊離塩基及びCl-であった。
該結果を以下の表6に示す。
Figure 0003947782
アルドール化反応において、Cl-の代わりに遊離塩基又はOHのイオン形態をもつアニオン交換樹脂を使用することが特に有利である。他のイオン形態をもつアニオン交換樹脂は、アルドール化反応には、なんらの効果もない。
実施例 7
触媒として、官能基-N(CH32をもつ二つの異なる弱アニオン交換樹脂を使用した点を除き、実施例6と同様にアルドール化反応を行った。マトリックスは、ゲルタイプ(Amberlite IRA-67,ローム・アンド・ハース社)及びマクロポーラスタイプ(PUROLITE A835,ザ・プロライト社)であった。
以下の表7に該結果を示す。
Figure 0003947782
同じマテリアルから作られた樹脂は、マトリックスの性状に応じて変わるものである。
実施例 8
プロピオンアルデヒド及びフォルムアルデヒドを、触媒としてイオン交換樹脂IRA67を用いて水−メタノール溶液中で反応させた。フォルムアルデヒドを過剰に(化学量論量を越える20〜25%)用いた。初期温度を50℃とし、反応の間約10℃上げた。以下の表8に該結果を示す。
Figure 0003947782
該結果は、少量のメタノールがプロピオンアルデヒド転化率を減少させるが、ジメチロールプロピオンアルデヒドに対する転化率には影響しないことを示す。
実施例 9
プロピオンアルデヒド及びフォルムアルデヒドを、触媒としてイオン交換樹脂IRA67を用いて水−アルコール溶液中で反応させた。フォルムアルデヒドを過剰に(化学量論量を越える25%)用いた。初期温度を50℃とし、反応の間約6℃上げた。以下の表9に該結果を示す。
Figure 0003947782
該結果は、メタノールをイソプロパノールに代えると、一層高い転化率と選択率とが得られることを示す。
実施例 10
アルドール化反応を全容積0.8dm3のガラスリアクター内で行った。このリアクターには、回転速度500min-1の攪拌器を装備した。サーモスタット制御のウォータージャケットを用いて前記リアクターを加熱し、温度を反応の間コンスタントに保った。
イニシャルサブスタンス、2-エチルヘキサナール(2-EHAL)とフォルムアルデヒド(37%)を前記リアクター内に入れ、該混合物を攪拌しながら、反応温度に達するようにした。反応は、イオン交換触媒を前記リアクターへ添加することで開始された。反応サンプルを取り出すとき、攪拌を止め、該相のものを1分間にわたり分離するようにし、前記有機相のものからサンプルを取り出した。前記有機相のもの質量をトライアルランの後、計量した。2-EHAL対フォルムアルデヒドのモルレシオは、すべてのランで1;1.5であった。表10aに条件を示すもので、8時間ランの後の有機相の組成を表10bに示す。
Figure 0003947782
Figure 0003947782
実施例 11
NPGに対するHPAの水素化選択率についての溶媒の量の効果を本実施例で調べた。アルドール化触媒として弱アニオン交換樹脂を用いて粗製HPAを調製した。実験アレンジメントは、以下のとおりである。
リアクター: 回転触媒バスケットをもつParr 300ml
触媒: シリカ担持Ni,全Niコンテント73重量%(Ni,NiO)
フィード: 精製しないアルドール化からの粗製HPA,バッチトータル 160g
溶媒: メタノール
触媒/HPAレシオ:HPA量をベースにしてコンスタント5.5重量%触媒
温度: 100℃
圧力: 70バール(絶対)
反応時間: 120分
溶媒量: 水素化フィード混合物に基づいて、0,20,40重量%
操作モード: 水素化圧力をコンスタントに保ってのバッチプロセス
以下の表11に提示された結果は、NPG選択率についての溶媒(メタノール)の効果が溶媒メタノールの量を増やすことで増加することを示す。
Figure 0003947782
溶媒メタノールの量を増やすことで、副産物HPHP及びNPG-モノイソブチレートの生成率が減り、かくて、NPGへのHPA水素化選択率全体が向上する。
実施例 12
NPGへのHPA水素化に用いる他の溶媒の適用性を本実施例で調べた。水素化においては、溶媒としてイソブタノールを用いた。
実験アレンジメントは、以下のとおりである。
リアクター: 回転触媒バスケットをもつParr 300ml
触媒: シリカ担持Ni,全Niコンテント69重量%(Ni,NiO),Crコンテント 13重量%
フィード: 精製しないアルドール化からの粗製HPA,バッチトータル 160g
溶媒: 主溶媒メタノール、該混合物に7重量%のMeOHも存在
触媒/HPAレシオ:HPA量をベースにしてコンスタント5.5重量%触媒
温度: 100℃
圧力: 70バール(絶対)
反応時間: 180分
溶媒量: 反応混合物中にiBUOH及びMeOHがトータル50重量%
操作モード: 水素圧力をコンスタントに保ってのバッチプロセス
フィードとプロダクト混合物の組成を表12に示す。
Figure 0003947782
NPG選択率は、98.3%で、HPA転化率は、99.7%であった。
前記結果は、イソブタンが水素化に使用される適切な溶媒であることを示す。
実施例 13
フォルムアルデヒドとイソブチラルデヒドとからヒドロキシピバルデヒドを作るためのアルドール化触媒として、弱アニオン交換樹脂(Amberlite IRA 67,ローム・アンド・ハース製造)を使用した。水素化のためのフィードマテリアルズを作るために以下の表13aにおける性状を有する反応混合物にメタノールを添加した。
Figure 0003947782
以下の水素化触媒をテストした。NPG選択率、NPG収率及びHPA転化率を計算し、各触媒のパフォーマンスを比較した。NPG収率:
触媒 1: シリカ担持Ni,全Ni 73重量%
触媒 2: シリカ担持Ni,全Ni 78重量%
触媒 3: シリカ担持Ni,MgOでプロモート,全Ni 74重量%
触媒 4: シリカ担持Ni,全Ni 78重量%
触媒 5: シリカ担持Ni(69重量%)/Cr(13重量%)
触媒 6: アルミナ担持CuCr,Baでプロモート,全Cu 34重量%, CR 32重量%
触媒 7: アルミナ担持CuZn,Cu 25重量%,Zn 33重量%
触媒 8: アルミナ担持Ni,Ni 20重量%
すべての触媒が粉砕されて、粒子サイズ1.0〜1.4mmに篩別された。回転バスケットとミキシングバッフルを有するParrリアクター内で水素化を行った。触媒8を除いて触媒を170℃で1時間加熱し、水素圧力2バール(絶対)で活性化し、触媒8については、活性化温度は、250℃であった。水素化圧力は、70バール、水素化時間は、180分であった。水素化温度は、140℃を用いる触媒6と触媒7とを除き100℃であった。
該結果を以下の表13bに示す。
Figure 0003947782
選択率と転化率は、水素化プロダクト混合物の分析に基づく。液体クロマトグラフィを用いて、FA,HPA,HPHP,HCOOH及びHPAAを分析し、ガスクロマトグラフィを用いて、IBAL,MeOH,NPG及びNPG−イソブチレートを分析した。
高転化レベルにおけるNPG生産のための最も選択率がある触媒は、二つのシリカ担持のNi触媒、即ち、触媒3と触媒5である。また、触媒6(アルミナ担持のCuCr)も高温度(140℃)でリーゾナブルの好結果を与えるが、触媒8(アルミナ担持Ni)は、この触媒の活性化の間高い温度(250℃)を用いたが、低い活性度を示した。
実施例 14
実施例6を滞留時間1.5時間を用いて繰り返した。反応開始後8時間と72時間経てリアクターの出口からサンプルを取り出した。ついで、NaOH(1M)水溶液を樹脂ベッドを介して導入して前記樹脂を再生した。反応を再開し、この反応開始8時間後にサンプルを取り出した。
該結果を以下の表14に示す。
Figure 0003947782
該結果は、樹脂触媒をオリジナルの状態に容易に再生できることを示す。
実施例 15
NPGに対するHPAの水素化をメタノール溶媒において調べた。
実験アレンジメントは、以下のとおりである。
リアクター: 回転触媒バスケットをもつParr 300ml
触媒: シリカ担持Ni,全Niコンテント69重量%(Ni,NiO),Crコンテント 13重量%,26.7g
フィード: 精製しないアルドール化からの粗製HPA,バッチトータル 160g
溶媒: メタノール
触媒/HPAレシオ:HPA量をベースにしてコンスタント5.5重量%触媒
温度: 70℃
圧力: 70バール(絶対)
反応時間: 240分
操作モード: 水素圧力をコンスタントに保ってのバッチプロセス
フィード及びプロダクト混合物の組成を表15に示す。
Figure 0003947782
NPG選択率は、プロダクト分析に基づき98.5%で、HPA転化率は、91%であった。
該結果は、溶媒の使用が低温度での水素化を可能にし、サイドプロダクツの量が極めて少ないことを示している。

Claims (16)

  1. 多価アルコール類を調製する調製方法であり、前記調製方法は弱塩基性イオン交換樹脂および任意の溶媒の存在下で温度15−100℃においてアルドール化反応を行い、次いで、得られた反応混合物を温度50−200℃で、溶媒と水素化触媒の存在下に水素添加反応させることからなり、
    ここで、前記アルドール化反応は、α−位水素原子を含む一般式R1CHOを有するアルデヒド又は前記アルデヒドと一般式R2CHOを有する第2の異なるアルデヒドとの混合物をアルドール化反応させる反応であり、前記式において、R1は、炭素数1〜12のアルキル、炭素数1〜14のシクロアルキル、アリール及びアラルキル基から選ばれたものであり、R2は、水素原子、炭素数1〜12のアルキル、炭素数1〜14のシクロアルキル、アリール及びアラルキル基から選ばれたものであり、
    前記弱塩基性アニオン交換樹脂は、官能基として第三級アミンNR2を含むアミン誘導基を有するフェノール樹脂またはアクリル樹脂であり、ここで、Rはアルキルまたはアリール基であり、
    そして、得られた反応混合物から未反応アルデヒドを分離・除去することなく前記水素添加反応に供することを特徴とする前記調製方法。
  2. 前記NR2におけるRが、メチル基であることを特徴とする請求項1による調製方法。
  3. 前記アクリル樹脂が、ジビルベンゼンで架橋したポリアクリル樹脂であることを特徴とする請求項1または2による調製方法。
  4. 前記弱塩基性イオン交換樹脂が、ジビニルベンゼンで架橋したポリアクリルアミド樹脂あることを特徴とする請求項1または2による調製方法。
  5. 前記アルデヒドの少なくとも一つが、ホルムアルデヒド、エタナール、プロパナール、ブタナール、ペンタナール、2−メチルプロパナール(イソブチラルデヒド)、2−メチルブタナール、2−メチルペンタナール、2−エチルヘキサナール、2−イソプロピルブタナール、2−フェニルプロパナール、2−シクロヘキシルプロパナール、2−フェニルブタナール、2,3−ジフェニルプロパナール、シクロペンタナールまたはシクロヘキサナールであることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項による調製方法。
  6. α−位水素原子を含む前記アルデヒドが、ブチルアルデヒドであり、前記第2の異なるアルデヒドがホルムアルデヒドであることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項による調製方法。
  7. ブチルアルデヒドに対するホルムアルデヒドのモル比が、15:1〜1:15であることを特徴とする請求項6による調製方法。
  8. 前記アルドール化を60℃で行なう請求項1乃至7のいずれか1項による調製方法。
  9. 前記アルドール化を80℃で行なう請求項1乃至7のいずれか1項による調製方法。
  10. 前記溶媒が、少なくとも一つの脂肪族アルコールまたはエーテルである請求項1乃至9のいずれか1項による調製方法。
  11. 前記溶媒が、メタノール、エタノール、n−プロパノール、イソプロパノール、n−ブタノールおよび/またはイソブタノールである請求項1乃至9のいずれか1項による調製方法。
  12. 前記溶媒が、得られた反応混合物で水素添加反応に供するものの1−70重量%、たとえば10−50重量%の量で存在する請求項1乃至11のいずれか1項による調製方法。
  13. 前記溶媒が、得られた反応混合物で水素添加反応に供するものの少なくとも7重量%の量で存在する請求項1乃至12のいずれか1項による調製方法。
  14. 前記水素添加触媒が、銅、コバルト、クロム、マンガン、ニッケル、バリウム、亜鉛、白金、ルテニウム、パラジウム、ロジウムおよびタングステンからなる群から選ばれる少なくとも一つの金属を含むことを特徴とする請求項1乃至13のいずれか1項による調製方法。
  15. 前記水素添加触媒が、銅、コバルト、クロム、マンガンおよび/またはニッケルの酸化物の少なくとも一つからなることを特徴とする請求項1乃至13のいずれか1項による調製方法。
  16. 前記水素添加触媒が、カーボン、シリカ、アルミナ、ゼオライト又はこれらの混合物から選ばれる不活性担体上に担持することを特徴とする請求項14または15による調製方法。
JP52965998A 1996-12-30 1997-12-30 多価アルコール類の調製プロセス Expired - Fee Related JP3947782B2 (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
FI965268A FI102474B1 (fi) 1996-12-30 1996-12-30 Menetelmä moniarvoisten alkoholien valmistamiseksi
FI965268 1996-12-30
PCT/FI1997/000835 WO1998029374A1 (en) 1996-12-30 1997-12-30 Process for the preparation of polyvalent alcohols

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2001507356A JP2001507356A (ja) 2001-06-05
JP3947782B2 true JP3947782B2 (ja) 2007-07-25

Family

ID=8547374

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP52965998A Expired - Fee Related JP3947782B2 (ja) 1996-12-30 1997-12-30 多価アルコール類の調製プロセス

Country Status (17)

Country Link
US (1) US6255541B1 (ja)
EP (1) EP0948476B1 (ja)
JP (1) JP3947782B2 (ja)
KR (1) KR100574255B1 (ja)
CN (1) CN1092175C (ja)
AR (1) AR010392A1 (ja)
AT (1) ATE242757T1 (ja)
AU (1) AU5324098A (ja)
BR (1) BR9714443A (ja)
DE (1) DE69722815T2 (ja)
ES (1) ES2201334T3 (ja)
FI (1) FI102474B1 (ja)
IN (1) IN195129B (ja)
SA (1) SA98190218B1 (ja)
TW (1) TW446695B (ja)
WO (1) WO1998029374A1 (ja)
ZA (1) ZA9711667B (ja)

Families Citing this family (31)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
FI108029B (fi) * 1997-12-30 2001-11-15 Neste Oy Menetelmä neopentyyliglykolin valmistamiseksi
FI109993B (fi) * 1999-07-02 2002-11-15 Neste Chemicals Oy Menetelmä polyolien valmistamiseksi
EP1088811B1 (en) * 1999-09-21 2002-11-20 Saudi Basic Industries Corporation (Sabic) A cross-aldol condensation for hydroxypivaldehyde
DE10055758A1 (de) 2000-11-07 2002-05-16 Siemens Axiva Gmbh & Co Kg Verfahren zur Herstellung von Aldolen unter Verwendung eines mikrostrukturierten Reaktionssystems
SE0301102D0 (sv) 2003-04-14 2003-04-14 Tetra Laval Holdings & Finance Method in connection with the production of a apckaging laminate thus produced and a packaging container manufactures from the packaging laminate
DE10317543A1 (de) 2003-04-16 2004-11-04 Basf Ag Verfahren zur Hydrierung von Methylolalkanalen
DE102006009839A1 (de) * 2006-03-01 2007-09-06 Basf Ag Verfahren zur Hydrierung von Methylolalkanalen zu mehrwertigen Alkoholen mit geringem Acetalgehalt
US7388116B2 (en) * 2006-06-06 2008-06-17 Basf Aktiengesellschaft Hydrogenation of methylolalkanals
US8530570B2 (en) 2008-07-23 2013-09-10 Basf Se Use of 2-isopropyl-2-alkyl-1,3-propanediols for preparing polymers
EP2569271B1 (de) 2010-05-12 2014-05-14 Basf Se Verfahren zur herstellung von neopentylglykol
US8853465B2 (en) 2010-05-12 2014-10-07 Basf Se Process for preparing neopentyl glycol
CN102311313B (zh) * 2011-07-06 2014-09-10 上海焦化有限公司 一种采用铜锌铝催化剂催化加氢制备新戊二醇的方法
CN102249854B (zh) * 2011-07-06 2014-02-19 上海焦化有限公司 一种制备新戊二醇的二步法加氢工艺
WO2013026758A1 (de) 2011-08-23 2013-02-28 Basf Se Verfahren zur herstellung von neopentylglykol
DE102012021276A1 (de) 2012-10-29 2014-04-30 Oxea Gmbh Kontinuierliches Verfahren zur Herstellung von Neopentylglykol
DE102012021280A1 (de) 2012-10-29 2014-04-30 Oxea Gmbh Verfahren zur Herstellung von Neopentylglykol
US8710278B1 (en) 2013-01-31 2014-04-29 Eastman Chemical Company Process for producing polyols
US9056824B2 (en) 2013-01-31 2015-06-16 Eastman Chemical Company Preparation of hydroxy aldehydes
CN103254034B (zh) * 2013-05-22 2015-09-16 万华化学集团股份有限公司 一种三羟甲基丙烷的制备方法
CN103274899B (zh) * 2013-05-22 2015-09-16 万华化学集团股份有限公司 一种三羟甲基丙烷的制备方法
DE102013021509B4 (de) 2013-12-18 2020-10-01 Oxea Gmbh Verfahren zur Herstellung von 3-Hydroxyalkanalen
DE102013021508A1 (de) 2013-12-18 2015-06-18 Oxea Gmbh Verfahren zur Herstellung von Neopentylglykol
DE102013021512A1 (de) 2013-12-18 2015-06-18 Oxea Gmbh Verfahren zur Herstellung von 3-Hydroxyalkanalen
DE102015000810B4 (de) 2015-01-23 2021-05-27 Oq Chemicals Gmbh Verfahren zur Herstellung von 3-Hydroxyalkanalen
DE102015000809A1 (de) 2015-01-23 2016-07-28 Oxea Gmbh Verfahren zur Herstellung von 3-Hydroxyalkanalen
KR101952690B1 (ko) * 2015-09-07 2019-02-27 주식회사 엘지화학 글리콜의 제조장치 및 제조방법
RU2737739C2 (ru) 2016-01-07 2020-12-02 Хальдор Топсёэ А/С Способ получения этиленгликоля из сахаров
AU2017205265B2 (en) 2016-01-07 2021-05-27 Haldor Topsøe A/S Process for the preparation of ethylene glycol from sugars
WO2020050068A1 (ja) * 2018-09-06 2020-03-12 日機装株式会社 乳酸吸着剤および乳酸の除去方法
DE102019114162A1 (de) * 2019-05-27 2020-12-03 Technische Hochschule Köln Aldoladditionsverfahren
CN112028758B (zh) * 2020-05-25 2024-09-10 广安摩珈生物科技有限公司 羟基醛的制备方法以及使用电渗析技术拆分光学异构体的方法

Family Cites Families (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US2591573A (en) * 1947-07-05 1952-04-01 Rohm & Haas Resinous insoluble reaction products of tertiary amines with haloalkylated vinyl aromatic hydrocarbon copolymers
US2818443A (en) * 1955-01-17 1957-12-31 Celanese Corp Polyhydroxy compounds via anion-exchange resin catalyzed aldehyde condensation and subsequent hydrogenation
DE1235883B (de) * 1965-06-02 1967-03-09 Basf Ag Verfahren zur Herstellung von 2, 2-Dimethyl-propanol-(3)-al-(1)
DE2653096C2 (de) * 1976-11-23 1985-04-11 Bayer Ag, 5090 Leverkusen Verfahren zur Herstellung von 2,2-disubstituierten Propan-1,3-diolen
DE2714516A1 (de) 1977-04-01 1978-10-05 Bayer Ag Verfahren zur herstellung von 2,2-dimethylolalkanalen
DE2827795A1 (de) 1978-06-24 1980-01-10 Huels Chemische Werke Ag Verfahren zur gewinnung von reinem neopentylglykol
US4855515A (en) 1987-08-12 1989-08-08 Eastman Kodak Company Process for the production of neopentyl glycol
JPH01299239A (ja) 1988-05-25 1989-12-04 Mitsubishi Gas Chem Co Inc ネオペンチルグリコールの製造方法
CA2072485C (en) * 1991-06-28 2002-11-19 Jeffrey S. Salek Manufacture of neopentyl glycol (iv)
US5475154A (en) * 1994-03-10 1995-12-12 Rohm And Haas Company Method for producing high-purity bisphenols

Also Published As

Publication number Publication date
AU5324098A (en) 1998-07-31
FI102474B (fi) 1998-12-15
WO1998029374A1 (en) 1998-07-09
AR010392A1 (es) 2000-06-07
CN1242760A (zh) 2000-01-26
CN1092175C (zh) 2002-10-09
KR20000069794A (ko) 2000-11-25
ZA9711667B (en) 1998-07-01
IN195129B (ja) 2005-01-21
FI965268A0 (fi) 1996-12-30
ATE242757T1 (de) 2003-06-15
FI965268A (fi) 1998-07-01
JP2001507356A (ja) 2001-06-05
BR9714443A (pt) 2000-03-21
EP0948476A1 (en) 1999-10-13
SA98190218B1 (ar) 2005-12-18
DE69722815D1 (de) 2003-07-17
FI102474B1 (fi) 1998-12-15
ES2201334T3 (es) 2004-03-16
DE69722815T2 (de) 2004-05-19
EP0948476B1 (en) 2003-06-11
US6255541B1 (en) 2001-07-03
KR100574255B1 (ko) 2006-04-27
TW446695B (en) 2001-07-21

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3947782B2 (ja) 多価アルコール類の調製プロセス
JP3466228B2 (ja) 1,3−プロパンジオールの製法
EP1948582B1 (en) Process for producing a mixture of acetol, propylene glycol and ethylene glycol from glycerol
KR920001303B1 (ko) 개선된 알데하이드 수소화 방법
KR100549741B1 (ko) 카르보닐 화합물의 수소화 방법
JPH01299239A (ja) ネオペンチルグリコールの製造方法
JPS60112729A (ja) アルカナール及びホルムアルデヒドからのトリメチロールアルカンの製法
JP2009533468A (ja) アルデヒドに水素添加するための方法
JPH0350744B2 (ja)
KR100584707B1 (ko) 네오펜틸 글리콜의 제조 방법
WO2000000456A1 (en) Preparation of an aldol using a base-modified clay catalyst
KR100834963B1 (ko) 금속이 도핑된 술폰화 양이온교환 수지 촉매 및 이를 이용한 메틸이소부틸케톤의 제조방법
KR20040086303A (ko) α-할로케톤을 2급 α-할로알코올로 환원하는 방법
US3880940A (en) Manufacture of aliphatic alcohols
US4161616A (en) Acrolein conversion to butanediol
JPS5941974B2 (ja) α,β−不飽和アルデヒド類の水素添加方法
US4221726A (en) Process of making tetrahydrofuran
JPH1059892A (ja) α,β−不飽和アルデヒドの製造方法
JPH10109949A (ja) α−フェニルエチルアルコールの製造方法
JP3915153B2 (ja) 3−ヒドロキシメチル−1,6−ヘキサンジオールの製造方法
KR920003916B1 (ko) 알데하이드 수소화 촉매 조성물
JPH0475780B2 (ja)
JPS5950657B2 (ja) メチルイソブチルケトンの製造方法
JPH1180055A (ja) α−フェニルエチルアルコールの製造方法
JPS6327447A (ja) アルキルフエノ−ル類の製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20051220

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20051207

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20060317

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20061003

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20061222

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20070220

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20070320

A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A711

Effective date: 20070307

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees