JP3724110B2 - 半導体装置の製造方法 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、化合物半導体を用いた半導体装置の製造方法に関し、特にこの半導体装置に形成するバイアホール(貫通穴)製造方法関するものである。
【0002】
【従来の技術】
準マイクロ波帯(約0.3〜3GHz)以上の周波数でIC(Integrated Circuit)を設計する際には、電子の波としての振る舞いが無視できなくなるため、一般的に分布定数線路を用いて設計しなくてはならない。この分布定数線路としては広くマイクロストリップ線路が用いられている。マイクロストリップ線路を用いる際には、図17にその構成概略図を示すように、GaAs基板101の表面上の電極パッド102と裏面金属である接地導体103とを電気的に接続するバイアホール104を形成することが必要であり、またGaAs基板101の表面上にはストリップ導体105が形成された状態となる。
【0003】
さらに、図18に、図17に示すような半導体チップ(以下、IC基板と称す。)をパッケージ基板106にAuSnはんだ107を用いてダイボンドした際の断面図を示す。この図18にあるように、はんだ上がりを防止するため、導体Au膜104bの表面のバイアホール104aとなる領域のみにNi等のバリアメタル108を形成していた。
【0004】
また、図18に示すように、バイアホール104aが占有する領域は、その径がGaAs基板101の厚さの2倍以上である領域に相当していた。
【0005】
このバイアホール構造と同様の構造を有する半導体装置が特開平2−162735号公報に開示されている。
上記の文献に記載されたバイアホール部の形成方法を図19を用いて説明する。
まず、図19(a)に示すようにGaAs基板101の表面上に電極パッド102をパターニングし、さらに図19(b)に示すように、GaAs基板101の裏面に、電極パッド102の形成位置の裏側に開口パターンを有するエッチングマスク109aをパターニングし、その後、図19(c)に示すようにGaAs基板101の裏面に対してウェットエッチングを行い開口部109を形成する。このときのGaAs基板101の裏面における開口部109の開口径は、GaAs基板101の厚さの2倍程度の大きさとなる。図19(d)に示すように、エッチングマスク109aは除去する。
【0006】
次に、図19(e)に示すように、GaAs基板101の裏面全面に導体Au膜104bをメッキする。
その後、図19(f)に示すように、GaAs基板101の裏面のバイアホール104aとなる領域以外の領域にレジストパターン110を形成する。
このレジストパターン110は、バイアホール104aに相当する領域に開口パターンを有するものである。
【0007】
さらに、図19(g)に示すように、GaAs基板101に対して電解若しくは無電解Niメッキを行い、バイアホール104aの表面にNiからなるバリアメタル108を選択的に形成する。
その後、図19(h)に示すようにレジストパターン110をエッチング除去し、IC基板を得る。
【0008】
さらに、図19(h)に示すIC基板の裏面とパッケージ基板106の表面とをAuSnはんだ107により接着することで図18のような断面構造の半導体装置を得ることが可能となる。
【0009】
しかし、図18に示した半導体装置に含まれるバイアホール104(図19においてはバイアホール104a)はGaAs基板101の裏面から表面に到達するまでウェットエッチングを行うということにより開口を行っていた。
【0010】
しかし、上記のようにウェットエッチングによって開口を行うとGaAs基板101の裏面側に形成される開口部109の径はおよそGaAs基板101の膜厚の2倍程度またはそれ以上の大きさになっていた。半導体装置の微細化に伴い、素子の微細化を進める上でバイアホール104aの縮小は大きな問題となっていた。
【0011】
この問題を解決するために、特開平7−193214号公報に記載されたような、高アスペクト比の開口部をRIE(Reactive Ion Etching)により開口し、この開口部内にバイアホールを形成する半導体装置を、本願の発明者のうちの一人が既に発明している。
この特開平7−193214号公報に記載のバイアホールの断面構造を図20(a)に示す。
【0012】
図20(a)において、符号111はGaAs基板101の裏面に付着した下層配線111であり、112はGaAs基板101の表面に積層された膜であり、バイアホールを作り込む開口部109を形成する際に、エッチングマスクとなる絶縁膜、113は開口部109の内壁にスパッタリング法によって積層されたTi、Cr、Niのいずれかの物質とAuとの2層構造であるスパッタ層、114はスパッタ層113が積層された開口部109内に積層された無電解Niメッキ層、115は無電解Niメッキ層114の表面に積層されたAuメッキ層であり、116はスパッタ層113、無電解Niメッキ層114、Auメッキ層115からなる給電層をそれぞれ示している。
【0013】
上記のような半導体装置はGaAs基板101内のバイアホール104aとなる開口部109の内壁及び底面に、メッキによって成膜を行う際の触媒となるスパッタ層113を成膜した際に開口部内壁が平坦とならないため、さらにその表面に無電解Niメッキ層114を成膜し、その表面を平坦なものとすることで、給電層116の主体となるAuメッキ層115をGaAs基板1の表面及びバイアホール104aとなる開口部の内壁の形状に沿って均一な厚さとなるように形成することができた。
【0014】
この図20(a)示したバイアホール104aは、まず、図20(b)に示すように、エッチングマスクパターンとして絶縁膜112をGaAs基板101の表面上にパターニングした後、これをエッチングマスクとしてRIEにより高アスペクト比の開口部109(GaAs基板101を貫通していない)を形成し、この内部に給電層116を形成してからGaAs基板101の裏面を給電層116の一部が露出するまでエッチバックし、その後GaAs基板101の裏面に下層配線111を形成して得ることが記載されている。
【0015】
図20(a)に示すような構造の高アスペクト比の開口部内にバイアホール104aを形成することで、ウェットエッチングにより開口していた場合の数分の1の占有面積のバイアホール104aとすることが可能である。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】
この発明は上記のような問題を解決するためのものであり、占有面積が小さいバイアホールを有し、さらに、はんだ上がり現象が生じず、クラックが形成されないような安定した構造の半導体装置、及びその製造方法、さらにはその製造方法に適したエッチャントを得ることを目的とする。
【0026】
【課題を解決するための手段】
この発明の請求項記載の半導体装置の製造方法は、半導体基板の表面に電極パッドを形成する工程、上記半導体基板の裏面から上記表面にかけてドライ異方性エッチングによってアスペクト比が1以上10/3以下の筒状の開口部を形成する工程、上記開口部の内壁及び底面を含む上記裏面の全面にメッキによりAu膜を成膜する工程、上記Au膜上に、上記裏面の全面にメッキによりNi系合金無電解メッキ膜を成膜する工程、上記開口部を含むバイアホールとなる領域を覆うマスクを形成する工程、上記マスクをエッチングマスクとして上記Ni系合金無電解メッキ膜をエッチングし、上記バイアホールに相当する領域のみに選択的に上記Ni系合金無電解メッキ膜を残す工程、上記マスクを除去する工程を含むものである。
【0027】
さらに、この発明の請求項記載の半導体装置の製造方法は、上記の請求項の記載の半導体装置の製造方法において、Ni系合金無電解メッキ膜をエッチングする際に、エッチャントとして、硫酸(96wt%)、硝酸(70wt%)、純水の割合が1:1:3である硫硝酸を用いてエッチングを行うか、若しくはイオンミリングによってエッチングを行うものである。
【0036】
【発明の実施の形態】
実施の形態1.
占有面積の小さなバイアホールを形成するためには、表面に電極パッドがパターニングされたGaAs基板に対し、その裏面からドライ異方性エッチングによって高アスペクト比の開口部を形成し、この内壁にAu膜を成膜する方法を用いる。
【0037】
図1に、ドライ異方性エッチングによりGaAs基板1の表面から裏面までを貫通するように高アスペクト比(アスペクト比は1.0以上の値とする。)の開口部3を形成し、この開口部3の内部に導体Au膜4を積層してバイアホール3aを形成するIC基板の例を示す。
【0038】
まず、図1(a)に示すように、厚さが100μmであるGaAs基板1の表面にTi薄膜を介してAu膜を積層し、これをパターニングして図1(a)に示すように、断面図の水平方向の寸法が90μm程度の大きさとなる電極パッド2を形成する。この電極パッド2は、例えばGNDに接続する。次に、この電極パッド2が形成されたGaAs基板1の裏面に、バイアホール3aを作り込む開口部3に相当する開口パターンを有するネガ型フォトレジストからなるレジストパターンを形成し、これをエッチングマスクとしてGaAs基板1に対して電極パッド2の裏面が露出するまでドライ異方性エッチングを行い、開口部3を形成する。その後、エッチングマスクとして用いたレジストパターンは除去する。
【0039】
このときの開口部3の開口径は60μmとなるように形成することで、開口部3のアスペクト比は1.7程度となる。従来の技術のようにウェットエッチングのみによりバイアホールとなる開口部を形成した場合は、少なくともGaAs基板1の厚さの2倍程度の径の開口部がGaAs基板1の裏面に形成されるため、高アスペクト比の開口部3を形成することで占有面積は従来の占有面積の数分の1に縮小することが可能である。この発明において、高アスペクト比とは、少なくともアスペクト比の値が1以上のものを指し、その上限は、10/3程度の値であり、バイアホールとなる開口部を形成する上での加工技術による制約により決定される値とする。
【0040】
その後、図1(b)に示すように、GaAs基板1の裏面全面に対し、Auメッキを行い、開口部3の内壁及び底面に位置する電極パッド2の裏面にもAu膜4を積層し、バイアホール3aを得る。
図1に示すように、高アスペクト比の開口部3を形成すれば、最終的にバイアホール3aが占める水平方向の寸法を従来の数分の1程度の大きさに縮小できると考えられる。
【0041】
しかし、図1(b)に示すバイアホール3aを有するIC基板に対してダイボンド処理を行った場合、次のような問題がある。図2に示すように、バイアホール3a内の表面がNiにより覆われていない場合、パッケージ基板5とIC基板とを接着するダイボンド工程において、AuSnはんだ6がバイアホール3a内部に充填された状態となり、このときの300℃程度温度による加熱のために、電極パッド2の表面の表面にもAuSnはんだ6が析出するはんだ上がり現象が起こる(符号7ではんだ上がりの部分を示す)という問題である。
【0042】
しかし、バイアホール3aを作り込む高アスペクト比の開口部3内に導体Au膜4をメッキすることはできても、さらにその表面にNi膜を選択的にメッキすることは従来のNiメッキ方法では困難であった。
高アスペクト比の開口部であるブラインドホール(片方が閉じた穴)内へのメッキには低い電解電流密度条件の適用が必要であることが前提となっているが、電解Niメッキの場合においては、Niの電極反応の標準水素電位UHは−0.250Vであり、水素の標準水素電位(UH=±0V)であり、Niが水素に比べて卑側にあるので、低い電解電流密度、電圧条件範囲では後者の還元反応の方が優先的に起こってしまい、Ni膜を成長させることができなかった。
【0043】
また、Ni系合金無電解メッキの場合は、次のような点で問題となる。まず、図3(a)に示すように、図1(b)に示す被処理基板(以下、製造過程のIC基板を被処理基板と称す。)に対し、バイアホール3aとなる領域以外を覆うようにネガ型フォトレジストからなるレジストパターン8を形成する。その後、図3(b)に示すように、GaAs基板1の裏面に一般的なNi系合金無電解メッキ方法を用いてNi膜9を形成する。ここで成膜されるNi膜9は開口部3の開口端のみに形成され、開口部3の内部には成膜されない。
このときのメッキ処理について、以下に詳述する。
【0044】
図4はNi系合金無電解メッキ(リンを含有)の際の反応式、式1〜5を示している。
まず、Niメッキ溶液に被処理基板を浸し、低電解電流密度条件下におく。
ここで、まず式1に示すように、次亜リン酸イオンがPd触媒の存在下において分解し、リン酸イオンと原子状水素が発生する。このリン酸イオンは式2に示すよう水と結合する。
【0045】
次に、式3に示すように、式1において発生した原子状水素はPdに吸着して活性化され、硫酸Niとしてメッキ液中に存在するNiイオンを還元する。ここで生成される金属Niは触媒であるPd上に成長する。このとき、メッキ液中には副生成物として硫酸が生じる。
【0046】
さらに、式4に示すように、次亜リン酸イオンは活性化された原子状水素によって還元され、Niと結合してNi−P合金メッキ膜となる。
この他、次亜リン酸イオンは式5に示すように、触媒作用で分解され、分子状水素が生成する。この分子状水素の発生は、被着物表面近傍における液の撹拌作用を有している。
【0047】
上記の式1〜5の反応は、メッキ液の撹拌が十分に行われている部分においては正常に行われるが、撹拌が不十分である部分においては、式3に示す反応で、Niの還元が行われると同時に生じる硫酸によってバイアホール3a内のメッキ液のpHが小さな値となり、反応は図4中の式6が示すように、Niはイオン化し、分子状水素が生成され、Ni膜9はそれ以上成長しなくなる。
【0048】
バイアホール以外の、例えばGaAs基板1の平坦な裏面全面に無電解Niメッキ処理を施す場合では、図4の式5において生じる分子状水素の発生によりひき起こされるマイクロストリームがメッキ液に対し十分な撹拌効果を与えているが、ドライエッチングによって形成する開口部3のように高アスペクト比の開口部(ブラインドホール)の内部では分子状水素の発生が少ないと撹拌不足による悪影響を受けやすい。
【0049】
図3(a)に示すように、GaAs基板1の裏面の、バイアホール3a以外の領域に対し、Au膜4上にレジストパターン8を成膜し、無電解Niメッキ処理を行うと、メッキ反応の生じる領域が小さくなり、分子状水素の生成によるメッキ液の撹拌が十分になされず、結果的に図3(b)に示すように、開口部の内部ではNiが生成されず、開口部のGaAs基板1の裏面の近傍にのみわずかにNi膜9が生成された状態となるのである。
【0050】
そこで、この実施の形態1では、無電解Niメッキの際に、GaAs基板1の裏面全面においてメッキを行うことで水素を十分に発生させ、メッキ液の撹拌効果を得、バイアホール3aを作り込む開口部3の内壁及び底面の全面に、均等な厚さのNi膜を成膜する例を示す。
【0051】
図5はこの発明の実施に形態1を示す半導体装置の要部の断面図であり、既に説明した符号と同一符号は同一、若しくは相当部分を示している。
この図5に示した半導体装置は、パッケージ基板5上にAuSnはんだ6を用いてIC基板をダイボンドした段階のものであり、バイアホール3aとなる開口部の内壁には選択的にNi膜9a(正確にはNi系合金無電解膜)が成膜されているため、AuSnはんだ6がバイアホール3a内に充填されることなく、IC基板とパッケージ基板5を良好な状態に接着することが可能である。
【0052】
次に、図5の構造の半導体装置の製造工程について説明する。
まず、既に説明に用いた図1(a)に示すように、厚さが100μm程度であるGaAs基板1の表面に電極パッド2を形成し、さらに電極パッド2が形成された位置のGaAs基板1の裏面から電極パッド2の裏面が表出するまでドライ異方性エッチングを行い開口径60μm程度の円筒状の開口部3を形成する。
【0053】
その後、既に説明に用いた図1(b)に示すようにGaAs基板1の開口部3の内壁及び底面を含む裏面全面に0.5μm程度の厚さのAu膜4をメッキする。ここで成膜するAu膜4の開口部3内に位置する部分が実質的にバイアホール3aとしての役割を果たす。
【0054】
次に、図6(a)に示すように、GaAs基板1の裏面全面にNi系合金無電解メッキ処理を施し、0.5μm程度の厚さのNi膜9aを成膜する。
このときに、GaAs基板1の裏面にはマスクを形成せずに裏面全面にメッキを行うため、図4のメッキ反応式5のように分子状水素ガスが、バイアホール3aの近傍のみを選択的にメッキする場合よりも大量に発生し、これによって引き起こされるマイクロストリームを、バイアホール3aを形成する開口部3の内部にまで導入でき、メッキ液の撹拌を十分に行えるため、バイアホール3aを作り込む開口部3の内壁及び底面を含むGaAs基板1の裏面全面にNi膜9aを均一な膜厚に成膜できる。
【0055】
ここで成膜されるNi膜9a、正確にはNi系合金無電解膜は、リンを含むNi−P膜、ホウ素を含むNi−B膜、またタングステンを含むNi−B−W膜等がある。
市販されているそれぞれのNi系合金無電解メッキ液としては、Ni−P膜の成膜には次亜リン酸ナトリウムを還元剤として用い、Ni−B膜の成膜にはホウ酸を還元剤として用い、さらにタングステンを含むNi系合金膜を成膜する場合はタングステン化合物を含むメッキ液を用いて、誘動共析させることでWを含むNi系合金無電解膜を得ることができる。
【0056】
なお、電極パッド2が形成されたGaAs基板1の表面はあらかじめメッキ処理の前段階に置いてマスクをかけるなどして、裏面と同様にNi膜9aが成膜されないようにしておき、またNi膜9aの成膜後にマスクを除去することは言うまでもない。
【0057】
次に、図6(b)に示すように、GaAs基板1の裏面のバイアホール3aの形成領域に位置するNi膜9a上にポジ型フォトレジストからなるレジストパターン10を形成する。このレジストパターン10の水平方向の寸法は90μm程度の大きさであり、このレジストパターン10によって、開口径60μmの開口部がマスクされた状態となる。
【0058】
その後、図6(c)に示すように、レジストパターン10をエッチングマスクとして、バイアホール3a以外のNi膜9aを、硫硝酸(96wt%硫酸:70wt%硝酸:水=1:1:3)を用いて除去することにより、バイアホール3aの表面のみに選択的にNi膜9を残す。エッチャントとして上記のように酸化剤である硫酸(96wt%)、Niを安定に溶かすソルベントの機能を有する硝酸(70wt%)、希釈剤である純水の割合が1:1:3である硫硝酸を用いることで、室温において、Ni−P、Ni−B等の難溶性Ni系合金無電解メッキ膜を2500Å/分のレートでエッチングすることが可能である。
その後、図6(d)に示すように、レジストパターン10を除去することでIC基板を得られる。
【0059】
また、上記の説明においては、図6(c)〜(d)の処理段階において、レジストパターン10をエッチングマスクとして硫硝酸をエッチャントとして用い、選択的なNi膜9aのエッチングを行う例を示したが、別の方法として、イオンミリング法によっても同様にNi膜9aを選択的にエッチングすることが可能となる。
【0060】
次に、GaAs基板1の表面にICとして必要となる素子を形成を行った状態のIC基板をパッケージ基板5にAuSnはんだ6を用いて接着することで図5に示すような断面構造を有する半導体装置を得られる。
このとき、AuSnはんだ6との濡れ性の悪いNi膜9とは互いに接することがなく、GaAs基板1のAu膜4とAuSnはんだ6が密着した状態となるため、バイアホール3aの内部にまでAuSnはんだ6が充填されず、はんだ上がり現象が起こることはない。
【0061】
また、あらかじめバイアホール3aをドライ異方性エッチングにより形成した円筒状の開口部3内に作り込むようにしたことにより、従来のウェットエッチングにより形成した開口部内にバイアホールを形成した場合と比較すると、GaAs基板1の膜厚が局部的に小さくなるということがないため、クラックが発生するという問題も解消でき、良好な構造の半導体装置を得ることが可能となる。
【0062】
このように、バイアホール3a内にAu膜4を成膜後、GaAs基板1の裏面全面にNi系合金無電解メッキ膜(Ni膜9a)を成膜することで、高アスペクト比の開口部3内に良好な状態にNi膜9aを成膜することが可能であり、バイアホール3a以外の不要な部分のNi膜9aについては、上述したような硫硝酸(エッチャント)を用いて、またはイオンミリングによってエッチング除去を行うことが可能である。
このようにバイアホール3aを形成したIC基板はダイボンドの際においても、はんだ上がり現象を抑制し、クラックを形成することもなく、良好な形状の半導体装置を得ることが可能となるというものである。
【0063】
また、上記のように、高アスペクト比の開口部3を形成する際に、最初にバイアホール3aが位置する領域のGaAs基板1の表面に電極パッド2を作り込んでおき、GaAs基板1の裏面から表面までを一度のエッチングによって穿つため、図20(a)及び(b)を用いて説明した従来技術と比較すると、GaAs基板1に対する全面エッチングの工程等、GaAs基板1に対するエッチングの回数を省略できるなど、製造工程数を少なくすることが可能である。
また、ドライ異方性エッチングによってバイアホール3aを作り込む開口部3を開口しているため、占有面積の小さいバイアホールを形成することが可能であることは言うまでもない。
【0064】
さらに、この実施の形態1では膜厚100μmの場合に開口径60μmの開口部をドライ異方性エッチングによって形成した例を示したが、GaAs基板の膜厚が100μmである場合、開口径を30μm程度の大きさとしても十分に良好な形状のバイアホールを形成することが可能である。
従って、バイアホールの占有面積と、その形状、電気的な特性が全て良好な状態となる好ましい範囲は、バイアホールを作り込む開口部のアスペクト比の大きさが1〜10/3の範囲であることが分かる。
また、開口径30μm以下の大きさであって、図5に示すバイアホール3aと同じ形状を物理的に形成できる範囲をとることも可能である。
上記の説明では開口部3の形状が主に円筒状であるものについて示したが、その水平方向の開口形状が完全な円ではなく楕円でも良く、また円柱状のものとすることも可能である。
【0065】
典型的なGaAs基板の膜厚としては、350μm、150μm、100μm、30μmのものがあるが、このうちバイアホールを形成するタイプのGaAs基板厚には150μm、100μm、30μmのものがあり、その内で、実用的にドライ異方性エッチングによって開口部を形成するという観点から、この実施の形態1の技術を適応できるのは100μmと30μmの膜厚のGaAs基板のみである。30μmの膜厚のGaAs基板を用いた場合においても、100μmの膜厚のGaAs基板に対してバイアホールを形成する場合と同様に処理し、占有面積が小さく、良好な形状、電気特性の半導体装置を形成することが可能である。
また、この発明によるバイアホールの構造は(実施の形態2以降において説明する構造も含めて)IC基板にだけでなく、FET(Field Effect Transistor) にも適応可能であることは言うまでもない。
【0066】
実施の形態2.
実施の形態1においては、高アスペクト比のドライ異方性エッチングによって形成された開口部3内にバイアホール3aを形成し、GaAs基板1の裏面の全面にAu膜4を積層し、バイアホール3a部分にのみNi膜9aを形成した例を示した。
この実施の形態2では、高アスペクト比の開口部内に形成されるバイアホールを有し、バイアホールの構成要素であるNi膜がバイアホール部だけでなくGaAs基板の裏面全面に成膜されている半導体装置について説明する。
【0067】
図7は、この実施の形態2の半導体装置の要部断面図であり、この図7において符号11はバイアホール3aの形成領域以外の領域の、Ni膜9bの表面に積層されたAu膜をそれぞれ示しており、その他、既に説明のために用いた符号と同一符号は同一、若しくは相当部分を示すものである。
【0068】
図7に示すとおり、この実施の形態2による半導体装置では、IC基板を構成するGaAs基板1の表面から裏面にかけてバイアホール3aが形成されており、このバイアホール3aの形成領域では実施の形態1と同様に膜厚0.5μmのAu膜4と、その表面に積層された膜厚0.5μm程度のNi膜9bとの2層構造をとり、バイアホール3a以外の領域のGaAs基板1の裏面にはAu膜4及びNi膜9bに加え、さらに別のAu膜11が積層された3層構造となっている点に特徴がある。Au膜11の膜厚は2.0μm程度である。
【0069】
次に、この図7の半導体装置の製造方法について説明する。
まず、実施の形態1において示した図6(a)の段階までは同様に処理し、バイアホール3aとなるAu膜4とNi系合金無電解メッキ膜であるNi膜9b(図6(a)においてはNi膜9a)をGaAs基板1の開口部3の内壁及び底面を含む裏面全面に成膜する。
【0070】
次に、図8(a)に示すように、Ni膜9bの表面にAu膜11をメッキにより2.0μm程度の膜厚となるように積層する。
その後、図8(b)に示すように、GaAs基板1の裏面上にバイアホール3aが占める領域に相当する開口パターンを有するポジ型フォトレジストからなるレジストパターン12をパターニングする。
【0071】
次に、図8(c)に示すように、レジストパターン12をエッチングマスクとしてAu膜11に対して選択的にエッチングを行い、バイアホール3aの形成領域に位置するAu膜11を除去する。
その後、図8(d)に示すようにエッチングマスクとして用いたレジストパターン12を除去し、IC基板を得る。
【0072】
以上のようにしてIC基板内にバイアホール3aを形成することが可能である。
その後、パッケージ基板5の表面とIC基板の裏面をAuSnはんだ6を用いて接着すると図7に示すような半導体装置を得ることができる。
【0073】
このように、ダイボンド処理を行う際に、バイアホール3aの表層にNi膜9bを露出させた状態で、AuSnはんだ6を用いてパッケージ基板5とを接着させることが可能となるため、バイアホール3aの内部にまでAuSnはんだ6が充填されず、はんだ上がりがない、良好な形状の半導体装置を得ることが可能となる。
【0074】
また、ドライ異方性エッチングによってバイアホール3aを作り込む開口部3を形成しているため、局部的にGaAs基板1の厚さが小さくならず、クラックの発生を抑制できる。さらに占有面積の小さいバイアホール3aを形成することが可能であることは言うまでもない。
【0075】
さらに、上記の説明においてはGaAs基板1の膜厚が100μmのものを例として示したが、30μmの膜厚のGaAs基板を用いても同様に処理し、良好な形状の、占有面積の小さなバイアホールを有する半導体装置を得ることが可能である。
【0076】
実施の形態3.
次に、この発明の実施の形態3の半導体装置の要部断面図を図9に示す。図9において、11aは蒸着によって成膜したAu膜を示すものであり、このAu膜はGaAs基板1の裏面の平坦部分に主に積層され、バイアホール3a内にはほとんど成膜されていない。その他、図面に付した符号は、既に説明のために用いた符号と同一符号は同一、若しくは相当部分を示すものである。
【0077】
図9の半導体装置を得るために、実施の形態1に示した図6(a)の半導体装置の製造方法に従って同様に処理し、バイアホール3aは、膜厚100μmのGaAs基板1の裏面全面にメッキによってAu膜4及びNi膜9bを(図6(a)においてはNi膜9aに相当する。)それぞれ0.5μmの膜厚となるように積層する。
【0078】
その後、図10に示すように、GaAs基板1の裏面全面に蒸着法によってAu膜11aを積層し、GaAs基板1の裏面上にはAu膜4、Ni膜9b、Au膜11aが積層された3層構造の膜が形成され、一方、裏面から穿たれた開口部3の内壁及び底面にはAu膜4及びNi膜9bが積層された2層構造の膜が形成された状態となる。
【0079】
このように蒸着法によって成膜されるAu膜11aはGaAs基板1の裏面と開口部3の解放された端部の近傍にのみ薄く形成され、開口部3の内部にはAu膜11aは成膜されず、その領域においてはNi膜9bが露出した状態のIC基板を得られる。
その後、ダイボンドの際にAuSnはんだ6が開口部3内に充填されることがなく、図9に示すように、はんだ上がりの恐れのない、良好な形状の半導体装置を得ることが可能となる。
【0080】
また、ドライ異方性エッチングによって開口部3を開口しているため、占有面積の小さいバイアホール3aを形成することが可能であり、また局部的にGaAs基板1の膜厚が小さくなる部分がないためクラックの発生を抑制できることは言うまでもない。
【0081】
さらに、上記の説明においてはGaAs基板1の膜厚が100μmのものを例として示したが、30μmの膜厚のGaAs基板を用いても同様に処理し、良好な形状の、占有面積の小さなバイアホールを有する半導体装置を得ることが可能である。
【0082】
実施の形態4.
既に説明した実施の形態1〜3においては、バイアホール3aを作り込む開口部3は高アスペクト比の円筒状のものであった。
この実施の形態4に示す半導体装置は、バイアホールは円筒状に形成された開口部内に作り込むのではなく、GaAs基板1の裏面近傍においては比較的開口径が大きく、GaAs基板1の表面の近傍においては比較的開口径が小さい、開口径の大きさが少なくとも2段階に変化している開口部に作り込むことを特徴としている。
【0083】
次に、この発明の実施の形態4の半導体装置の要部断面図を図11に示す。
この図11において、バイアホール3aを作り込む膜厚100μmのGaAs基板1に形成される開口部3の形状は、GaAs基板1の裏面から50μm程度の深さまでは開口径100μm(大径)の円筒状であり、この大径の開口部の底面位置である50μmの深さからGaAs基板1の表面にかけては開口径60μm(小径)の円筒状の、2段階の開口径の開口部3から構成されている。
【0084】
また、図11において符号4aは、2段階の開口径の開口部3の内壁及び底面とGaAs基板1の裏面に均一な厚さに積層されたAu膜、9cはAu膜4aの表面の開口部3の100μm程度の大径の開口部の内壁及び底面、GaAs基板1の裏面のバイアホール3aに含まれる領域(開口部3の外周の近傍の領域)に選択的に成膜されたNi膜を示しており、その他、既に説明のために用いた符号と同一符号は同一、若しくは相当部分を示すものである。
【0085】
図11に示す半導体装置は、バイアホール3aを作り込む開口部3の開口径が60μmである領域では、バイアホール3aを構成する物質はAu膜4aのみであり、開口径が100μmである開口部3の内部とGaAs基板1の裏面の開口部3の周辺(他の開口径と同じ点を中心として描いた130μmの径の円内に含まれる範囲)では、バイアホール3aを構成する物質はAu膜4aと、その表面に積層されたNi膜9cからなる2層構造であることを特徴としている。
【0086】
次に、図11の半導体装置の製造方法について説明する。
まず、図12(a)に示すように、IC基板を構成するGaAs基板1の表面にTi薄膜とAu膜を順次積層し、これらの膜を一辺が90μm程度の大きさの電極パッド2の形状にパターニングする。さらに電極パッド2が形成されたGaAs基板1の裏面に開口径100μmの開口パターンを有するポジ型フォトレジストからなるレジストパターン13を形成する。
【0087】
次に、図12(b)に示すように、レジストパターン13をエッチングマスクとしてGaAs基板1に対してドライ異方性エッチングを行い、GaAs基板1の裏面から50μm程度の深さ(GaAs基板1の厚さの半分程度の深さ)まで掘り下げた形状の開口部3を形成する。
その後、図12(c)に示すように、レジストパターン13を除去する。
【0088】
次に、図12(d)に示すように、電極パッド2及び開口部3の中央にあたる点を基準として開口径が60μmである開口パターンを有するレジストパターン14をGaAs基板1の裏面に形成する。
その後、図12(e)に示すように、このレジストパターン14をエッチングマスクとしてGaAs基板1に対してドライ異方性エッチングを行い、開口径60μmの大きさの円筒状の開口部を新たに穿ち、GaAs基板1を貫通する2段階の開口径を持つ開口部3を形成する。
次に、図12(f)に示すように、このエッチングマスクとして用いたレジストパターン14はエッチング除去する。
【0089】
次に、図12(g)に示すように、GaAs基板1の裏面にAu膜4aをメッキする。このAu膜4aの膜厚は0.5μm程度となるように成長させる。
その後、図12(h)に示すように、GaAs基板1の裏面に、開口部3を含む開口径130μmの領域に相当する開口パターンを有するレジストパターン15を形成する。このレジストパターン15の形成領域がバイアホール3aとなる領域である。
【0090】
次に、図12(i)に示すように、一般的なNiメッキ方法によってGaAs基板1の裏面にNi膜9c成膜する。このNi膜9cは通常行われているNiメッキによるものであり、電解メッキ方法を用いても良い。またNi系合金無電解メッキによりNi膜9cを得ることも可能であり、この場合においても既に説明したように、GaAs基板1の裏面のバイアホール3aに相当しない領域をレジストパターン15でマスクしていることから、開口径が60μm程度の小径の開口部内にはNi膜9bのメッキがなされず、開口径が100μm程度である大径の開口部内と、バイアホール3aに相当する領域のGaAs基板1の裏面に選択的にNi膜9cが形成された状態となる。
【0091】
その後、図12(j)に示すようにレジストパターン15を除去し、IC基板を得る。
さらにダイボンド工程を経ることで図11に示すような半導体装置を得ることが可能である。
【0092】
図11のように形成された半導体装置においては、バイアホール3aに相当する領域の開口部3のうち、GaAs基板1の裏面に近い100μm以上の径の部分に選択的にNi膜9cを成膜することができる。
従って、Ni膜9cの成膜後はGaAs基板1の裏面に形成していたレジストパターン15を除去する工程を経るだけでダイボンド工程に移ることが可能である。
【0093】
ダイボンドの際においても、既に説明した実施の形態の場合と同様に、はんだ上がり現象、クラックの発生を抑制することが可能であり、占有面積も、バイアホール3aの水平方向の寸法は最大で130μm、また、開口部3の水平方向の最大開口径は100μmと比較的小さな寸法とすることが可能となる。
さらに、上記の説明では開口部3の形状のうち、小径の開口部が主に円筒状であるものについて示したが、その水平方向の開口形状が完全な円ではなく楕円でも良く、また円柱状のものとすることも可能である。
【0094】
また、この実施の形態においては、バイアホール3aを作り込む開口部3の小径の開口部の開口径が60μmである例を示したが、25〜60μmの開口径とすることでも、同様の効果を奏する半導体装置を形成することが可能となる。下限値はGaAs基板1に対する開口とAu膜4aの成膜が可能であり、バイアホールとしての電気特性を良好に確保できる限界値である。
【0095】
実施の形態5.
次に、この発明の実施の形態5の発明について説明する。
図13はこの発明の実施の形態5による半導体装置の要部断面図であり、GaAs基板1に設けられた開口部3の形状は実施の形態4に示した開口部3の形状と同様であり、大径と小径の開口部から構成されている。
この実施の形態5による半導体装置の特徴は、バイアホール3aを構成する導電膜にあり、GaAs基板1の裏面に成膜されるAu膜4bと、このAu膜4bの表面に積層されるNi膜(Ni系合金無電解メッキ膜)9dが、GaAs基板1の裏面全面(開口部3の内壁を含む)に成膜されていることであり、さらにバイアホール3a以外の領域にはNi膜9dの表面にAu膜11bがさらに積層されているという点である。
【0096】
さらに、上記の説明においてはGaAs基板1の膜厚が100μmのものを例として示したが、30μmの膜厚のGaAs基板を用いても同様に処理し、良好な形状の、占有面積の小さなバイアホールを有する半導体装置を得ることが可能である。
【0097】
図13に示す半導体装置の製造方法は、まず、実施の形態4の図12(a)〜(f)に従って、GaAs基板1の裏面から50μm程度の深さまでの100μmの径の開口部3を形成する。その後、GaAs基板1の表面まで達する60μmの径の開口部3を形成し、GaAs基板1の裏面全面にAu膜4bをメッキする。
さらに、実施の形態2の図8(a)〜(d)に相当する製造方法に従い、Au膜4b上の全面に無電解Ni合金膜メッキによりNi膜9d(Ni膜9dは、図8においてはNi膜9bに相当する。)を成膜し、さらにGaAs基板1の裏面全面にAu膜11b(Au膜11bは、図8においてはAu膜11に相当する。)をメッキし、バイアホール3aとなる領域に成膜されたAu膜11bを選択的に除去することでIC基板を得、さらにダイボンドを行うことで図13に示すような半導体装置を得ることが可能となる。
【0098】
上記のような方法によっても、ダイボンドの際にバイアホール3aに相当する領域の表面にNi膜9dを選択的に露出させることが可能であるため、ダイボンドによるはんだ上がり現象を抑制でき、また、GaAs基板1が局部的に薄膜化することを抑制できるため、良好な形状のバイアホール3aを得ることが可能となる。
【0099】
また、この実施の形態5の半導体装置のバイアホール3aを構成するNi膜9dの形成方法として、GaAs基板1の裏面全面を無電解メッキすることを示しているが、一般的なNiメッキ方法を用いてNi膜9dを成膜することも可能である。一般的なNiメッキ方法によって得られるNi膜9dは開口径60μmの小径の開口部の内壁及び底面には成膜されないが、大径の開口部内には成膜される。よってダイボンドを行った際もはんだ上がりのない良好な形状のバイアホールを得ることが可能である。
【0100】
実施の形態6.
次に実施の形態6について説明する。
図14はこの発明の実施の形態6による半導体装置の要部断面図であり、図において4cはGaAs基板1の裏面全面にメッキされたAu膜、9dはバイアホール3aを作り込むために開口された開口部のうち開口径が60μm程度以上の大きさである領域に、Au膜4c上にメッキされたNi膜をそれぞれ示しており、その他、既に説明のために用いた符号と同一符号は同一、若しくは相当部分を示すものである。
【0101】
実施の形態4及び5においては、バイアホール3aを作り込む開口部3は開口径の異なる段差のある形状であり、開口部3はドライ異方性エッチングによって形成していたが、この実施の形態6による半導体装置の開口部3は、ウェット等方性エッチングとドライ異方性エッチングとの組み合わせによるものであり、GaAs基板1の裏面から基板の膜厚の半分程度の深さまでの位置に、大径(60μmよりも大きな開口径)の開口部をウェット等方性エッチングにより形成し、この大径の開口部の底面からGaAs基板1の表面にかけて形成される小径(60μm以下の開口径)の開口部はドライ異方性エッチングによって形成する。
【0102】
次に、この図14に示す半導体装置の製造方法について説明する。
まず、図15(a)に示すように、GaAs基板1の表面に電極パッド2をパターニングし、GaAs基板1の裏面の、電極パッド2の形成位置の裏側に相当する部分に60μmの径の開口パターンを有するレジストパターン16をパターニングする。
【0103】
その後、図15(b)に示すように、レジストパターン16をエッチングマスクとしてGaAs基板1に対してウェット等方性エッチングを行い、GaAs基板1の膜厚の半分程度の位置までエッチングする。このエッチング処理が等方性エッチングであるため、GaAs基板1の裏面での開口部3の開口径は110μm程度の大きさとなる。
【0104】
その後、図15(c)に示すように、先のウェット等方性エッチングの処理時に用いたレジストパターン16を再度エッチングマスクとして用い、ドライ異方性エッチングを行い、GaAs基板1の膜厚の半分程度の位置からGaAs基板1の表面に至る開口径60μmの円筒状の開口部を形成し、GaAs基板1の表面にパターニングした電極パッド2の裏面を露出させる。
【0105】
このとき、開口部3の形状はGaAs基板1の裏面からGaAs基板1の半ばの厚さの位置までにかけて徐々に開口径が小さくなり、さらにGaAs基板1の表面までの位置においては開口径60μmの小径の開口部が形成された状態となる。
エッチングマスクとして用いたレジストパターン16は除去する。
【0106】
その後、図15(e)に示すように、GaAs基板1の開口部3の内壁及び底面を含む裏面全面にAu膜4cをメッキする。このAu膜4cの膜厚は0.5μm程度の膜厚とする。
【0107】
次に、図15(f)に示すように、GaAs基板1の裏面のバイアホール3aとなる領域以外の領域にレジストパターン17をパターニングする。バイアホール3aとなる領域とは開口部3を含み、その径が150μm程度の大きさの領域である。
その後、レジストパターン17をマスクとしてGaAs基板1の裏面にNi膜(Ni系合金無電解膜)9eをメッキにより形成する。
【0108】
このメッキ工程において、GaAs基板1の裏面全面をメッキしていないことから、バイアホール3aに相当する部分をNiメッキ液に完全に浸した状態で処理しても、ドライ異方性エッチングによって開口された小径の開口部3の内壁及び底面にはNi膜9eは成膜されず、ウェット等方性エッチングによって開口された大径の開口部3の内壁及び底面、GaAs基板1の裏面の開口部3の外周近傍の、バイアホール3aに相当する領域に選択的にNi膜9eが成膜された状態となる。
その後、マスクとして用いたレジストパターン17を除去し、IC基板を得る。
【0109】
その後、IC基板の裏面のAu膜4cの露出部分とパッケージ基板5をAuSnはんだ6を介して接着し、図14に示すような半導体装置を得る。
このように形成した半導体装置においては、バイアホール3aの占有面積は150μmの径が占める範囲と、比較的小さく、また開口部3の開口径が60μm以上の領域には選択的にNi膜9eを成膜していることから、ダイボンドの際にAuSnはんだ6が開口部3の内部に充填されることがなく、はんだ上がりを抑制することが可能である。
【0110】
また、この実施の形態6において示した開口部3は、開口部をウェット等方性エッチングのみによって形成されたものではなく、ドライ異方性エッチングを組み合わせて形成したものであり、GaAs基板1の表面近傍においては円筒状の開口部の形状となっていることから、GaAs基板1の膜厚が局部的に薄くなることがないため、クラックの発生を抑制することができる。
【0111】
さらに、この発明の半導体装置の製造過程において、開口部3に用いるエッチングマスクであるレジストパターン16はウェット等方性エッチング、及び次工程のドライ異方性エッチングにも用いることができ、エッチング工程の度にエッチングマスクを形成しなくても良いため、製造工程を簡略化することが可能である。
【0112】
また、この実施の形態においては、バイアホール3aを作り込む開口部3の小径の開口部の開口径が60μmである例を示したが、25μmから60μmの開口径とすることでも、同様の効果を奏する半導体装置を形成することが可能となる。下限値はGaAs基板1に対する開口とAu膜4cの成膜が可能であり、バイアホールとしての電気特性を良好に確保できる限界値である。
【0113】
実施の形態7.
次に、この発明の実施の形態7の半導体装置について説明する。
図16はこの発明の実施の形態7の半導体装置の要部断面図であり、この図において、符号9fはGaAs基板1の開口部3の内壁及び底面を含む裏面にメッキされた状態のNi膜(Ni系合金無電解メッキ膜)、また11cはGaAs基板1の裏面のバイアホール3a以外の領域に積層されたAu膜をそれぞれ示している。その他、既に説明のために用いた符号と同一符号は同一、若しくは相当部分を示している。
【0114】
この図16の構造のバイアホール3aは、GaAs基板1内に形成された開口部3の表面にAu膜4cとメッキにより形成されたNi膜9fが積層された2層構造であり、バイアホール3a以外の領域のGaAs基板1の裏面には、Au膜4cとNi膜9fに加え、Au膜11cが積層された3層構造となっている。
【0115】
次に、図16に示す半導体装置の構造を、実施の形態2及び6を引用して説明する。
まず、実施の形態6の製造工程に従い、図15(a)〜(e)に示すように処理し、GaAs基板1の裏面からウェット等方性エッチングとドライ異方性エッチングの組み合わせで、大径及び小径の開口径を持つ開口部3を形成し、その開口部3の内壁及び底面を含むGaAs基板1の裏面にAu膜4cを成膜する。
【0116】
その後、実施の形態2の図8(a)〜(d)に相当する処理を行い、GaAs基板1の裏面全面に対してNi膜9fを成膜する(Ni膜9fは、図8においてはNi膜9bに相当する。)。このとき、GaAs基板1の裏面全面においてNi系無電解メッキ反応が起こるため、開口径60μmのGaAs基板1の表面近傍の開口部3内にもNi膜9fを均一な膜厚(0.5μm程度)に成膜することが可能である。
その後、GaAs基板1の裏面に、0.5μm程度の膜厚のAu膜11c(Au膜11cは、図8においてはAu膜11に相当する。)をメッキにより成膜する。
【0117】
次に、GaAs基板1の裏面の、バイアホール3a以外の領域をレジストパターン等のマスク材によってマスクし、これをエッチングマスクとしてバイアホール3aに相当する領域のAu膜11cを選択的にエッチング除去する。さらにエッチングマスクを除去することで図16に示すようなバイアホール3aを有する半導体装置を得ることが可能となる。
【0118】
上記のような方法によっても、ダイボンドの際にバイアホール3aに相当する領域の表面にNi膜9fを選択的に露出させることが可能であるため、ダイボンドによるはんだ上がり現象を抑制できる。さらに、GaAs基板1が局部的に薄膜化することを抑制できるため、良好な形状のバイアホール3aを得ることが可能となる。
【0119】
また、この実施の形態7の半導体装置のバイアホール3aを構成するNi膜9fの形成方法として、GaAs基板1の裏面全面を無電解メッキすることを示しているが、一般的なNiメッキ方法を用いてNi膜9fを成膜することも可能である。一般的なNiメッキ方法によって得られるNi膜9fは開口径60μmの小径の開口部の内壁及び底面には成膜されないが、大径の開口部内には成膜される。よってダイボンドを行った際もはんだ上がりのない良好な形状のバイアホールを得ることが可能である。
【0129】
【発明の効果】
以下に、この発明の各請求項の効果について記載する。
この発明の請求項の半導体装置の製造方法は、バイアホールを作り込むGaAs基板の裏面に高アスペクト比、つまりアスペクト比が1以上10/3以下の開口部内にNi系合金無電解メッキ膜を成膜する際に、開口部の内壁及び底面を含むGaAs基板の裏面全面に対してメッキ処理を行うことで、高アスペクト比の開口部の内壁及び底面にもNi系合金無電解メッキ膜を成膜でき、得られるIC基板はダイボンドを行った際においても良好な形状とすることが可能となる。またバイアホールの占有面積を小さくすることができる。
【0130】
さらに、この発明の請求項の半導体装置の製造方法は、GaAs基板の裏面全面に成膜したNi系合金無電解メッキ膜のうち、ビアホール以外の領域にいする部分を除去する際に硫酸(96wt%)、硝酸(70wt%)、純水の割合が1:1:3である硫硝酸を用いてエッチングを行うか、若しくはイオンミリングによってエッチングを行うことで、良好なエッチングが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1の説明のために必要な図である。
【図2】 この発明の実施の形態1の説明のために必要な図である。
【図3】 この発明の実施の形態1の説明のために必要な図である。
【図4】 この発明の実施の形態1の説明のために必要な図である。
【図5】 この発明の実施の形態1の半導体装置を示す図である。
【図6】 この発明の実施の形態1の製造方法を示す図である。
【図7】 この発明の実施の形態2の半導体装置を示す図である。
【図8】 この発明の実施の形態2の製造方法を示す図である。
【図9】 この発明の実施の形態3の半導体装置を示す図である。
【図10】 この発明の実施の形態3の製造方法を示す図である。
【図11】 この発明の実施の形態4の半導体装置を示す図である。
【図12】 この発明の実施の形態4の製造方法を示す図である。
【図13】 この発明の実施の形態5の半導体装置を示す図である。
【図14】 この発明の実施の形態6の半導体装置を示す図である。
【図15】 この発明の実施の形態6の製造方法を示す図である。
【図16】 この発明の実施の形態7の半導体装置を示す図である。
【図17】 従来の技術を示す図である。
【図18】 従来の技術を示す図である。
【図19】 従来の技術を示す図である。
【図20】 従来の技術を示す図である。
【符号の説明】
1.GaAs基板
2.電極パッド
3.開口部
3a.バイアホール
4,4a、4b,4c,11,11a、11b、11c.Au膜
5.パッケージ基板
6.AuSnはんだ
7.はんだ上がり
8、10、12、13、14、15、16、17.レジストパターン
9、9a、9b、9c、9d、9e、9f.Ni膜

Claims (2)

  1. 半導体基板の表面に電極パッドを形成する工程、上記半導体基板の裏面から上記表面にかけてドライ異方性エッチングによってアスペクト比が1以上10/3以下の筒状の開口部を形成する工程、上記開口部の内壁及び底面を含む上記裏面の全面にメッキによりAu膜を成膜する工程、上記Au膜上に、上記裏面の全面にメッキによりNi系合金無電解メッキ膜を成膜する工程、上記開口部を含むバイアホールとなる領域を覆うマスクを形成する工程、上記マスクをエッチングマスクとして上記Ni系合金無電解メッキ膜をエッチングし、上記バイアホールに相当する領域のみに選択的に上記Ni系合金無電解メッキ膜を残す工程、上記マスクを除去する工程を含むことを特徴とする半導体装置の製造方法。
  2. Ni系合金無電解メッキ膜をエッチングする際に、エッチャントとして、硫酸(96wt%)、硝酸(70wt%)、純水の割合が1:1:3である硫硝酸を用いてエッチングを行うか、若しくはイオンミリングによってエッチングを行うことを特徴とする請求項記載の半導体装置の製造方法。
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