JP3625333B2 - 感熱画像記録装置および記録方法 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、画像データに対応する記録画像をサーマルヘッドを用いて感熱記録材料(以下、感熱材料とする)に形成する感熱画像記録装置およびその記録方法に関するものであって、さらに詳しくは、記録濃度にむらのない記録画像を高速に形成することができる感熱画像記録装置およびその記録方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
超音波診断画像の記録に、紙、フィルム等を支持体として感熱記録層を形成してなる感熱材料を用いた感熱画像記録が利用されている。また、感熱画像記録は湿式の現像処理が不要であり、取り扱いが簡単である等の利点を有することから、近年では、超音波診断のような小型の画像記録のみならず、MRI診断やX線診断等の大型かつ高画質な画像が要求される用途において、医療診断のための画像記録への利用も検討されている。
【0003】
周知のように、感熱画像記録装置においては、1ラインの画素数に相当する発熱抵抗体を一方向に配列してなるグレーズを有するサーマルヘッドを用い、グレーズを感熱材料の感熱記録層に若干押圧した状態で、両者を発熱抵抗体の配列方向とほぼ直交する方向に相対的に移動しつつ、グレーズの各発熱抵抗体を記録画像に応じて加熱することにより、感熱材料の感熱記録層を加熱して画像記録を行っている。
【0004】
ところで、上述する各発熱抵抗体の加熱は、例えば各発熱抵抗体を記録画像の各画素の画像データに対応する所定時間通電することによって行われている。
しかし、通電する前の各発熱抵抗体の温度は、前ラインまでの発熱履歴に応じて個々に異なるため、現ラインにおいて同じ画像データを有する画素に対応する発熱抵抗体に対して同一時間通電したとしても、加熱後の発熱抵抗体の間で温度差が生じ、記録濃度むらを発生するという問題点があった。
【0005】
このような記録濃度むらの問題点を解決するためには、例えば各発熱抵抗体毎に、画像データと前ラインまでの発熱履歴とに基づいて、画像データの発熱温度を補正する、即ち、画像データの温度補正を行う必要がある。
これに対して、例えば特開昭59−98878号公報には、高速記録時においても、記録濃度の安定した記録画像を出力することのできるサーマル記録装置が開示されている。
【0006】
同公報に開示のサーマル記録装置は、インクリボンを用いる熱転写記録装置であって、各発熱抵抗体に蓄積される蓄積エネルギー量を記憶する記憶手段と、この記憶手段の出力データおよび入力画像データから各発熱抵抗体への通電エネルギーを演算する第1の演算手段と、記憶手段の出力データおよび入力画像データから各発熱抵抗体への蓄積エネルギーを演算する第2の演算手段と、第1の演算手段の出力に応じて各発熱抵抗体への通電エネルギー量を制御する制御手段とを備えるものである。
【0007】
このサーマル記録装置によれば、各発熱抵抗体への画像データと現在までの蓄熱量とから、即ち、各発熱抵抗体への画像データと過去に逆登るほど小さくなるように重み付けをされた過去の画像データとから、今回の通電エネルギーを算出しているため、その演算結果は各発熱抵抗体の温度変化がより正確に反映されており、従来の方式に比べて記録濃度をより均一にでき、特に高速記録時においてその効果は顕著であるとしている。
【0008】
しかしながら、このサーマル記録装置においては、1画面の全体にわたって、1画素毎に、これに対応する発熱抵抗体への通電エネルギーを算出しているため、各画素に対応する発熱抵抗体への通電エネルギーを算出するために非常に多くの時間を必要とする。従って、1画面のサイズが増大したり、高画質化に対応するため、記録画素数が増大すると、高速な記録を行うことが困難になるという問題点があるし、あるいは高速な計算能力を得るために装置構成が複雑化し、装置がコスト高になるという問題点がある。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
本発明の目的は、前記従来技術に基づく種々の問題点をかえりみて、装置構成をコンパクトかつ低コストにしても、記録濃度にむらのない、高画質な記録画像を高速に形成することができる感熱画像記録装置および記録方法を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明は、画像データに対応する記録画像をサーマルヘッドを用いて感熱記録材料に形成する感熱画像記録装置であって、
1画面の記録画像を所定数の画素を有する所定数の領域に分割して、この分割された各領域毎に、前記各領域内の画像データの代表値を算出する手段と、前記各領域内の画像データの代表値と所定数のサーミスタにより検出される温度初期値とから前記各領域の温度予測値を算出する手段と、前記各領域の温度予測値から前記各領域に対する温度補正値を算出する手段と、前記各領域に対する温度補正値を補間して、前記1画面の記録画像の各画素に対する温度補正値を算出し、前記各画素の画像データを温度補正する手段とを備える画像処理部を有することを特徴とする感熱画像記録装置を提供するものである。
【0011】
また、本発明は、画像データに対応する記録画像をサーマルヘッドを用いて感熱記録材料に形成する感熱画像記録装置に適用される感熱画像記録方法であって、
1画面の記録画像を所定数の画素を有する所定数の領域に分割して、この分割された各領域毎に、前記各領域内の画像データの代表値を算出し、前記各領域内の画像データの代表値と所定数のサーミスタにより検出される温度初期値とから前記各領域の温度予測値を算出し、前記各領域の温度予測値から前記各領域に対する温度補正値を算出し、前記各領域に対する温度補正値を補間して、前記1画面の記録画像の各画素に対する温度補正値を算出し、前記各画素の画像データを温度補正することを特徴とする感熱画像記録方法を提供するものである。
【0012】
ここで、前記各領域内の画像データの代表値は、前記各領域内の所定の1画素に対応する画像データ、前記各領域内の所定数の画素に対応する画像データの平均値、または、前記各領域内の全画素に対応する画像データの平均値であるのが好ましい。
【0013】
また、前記所定数のサーミスタは、前記サーマルヘッドの所定位置にそれぞれ配置されており、いずれかのサーミスタが故障したときには、故障したサーミスタにより検出される温度初期値として、故障したサーミスタの近傍のサーミスタにより検出される温度初期値を代用する、あるいは、両側のサーミスタにより検出される温度初期値を補間して代用するのが好ましい。
さらに、前記各領域の温度予測値は、サーマルヘッドのCRの電気等価回路モデル(以下、CRモデルという)に基づいて算出されるのが好ましい。
【0014】
【作用】
本発明の感熱画像記録装置および記録方法は、1画面の記録画像を所定数の画素を有する所定数の領域に分割して、これらの各領域に対する温度補正値を算出し、各領域の温度補正値を補間して、1画面の記録画像の個々の画素に対する温度補正値を算出するよう構成したものである。
従って、本発明の感熱画像記録装置および記録方法によれば、記録濃度にむらのない記録画像を得ることができることは勿論、高画質な記録画像を高速に形成することができるという利点を有している。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下に、添付の図面に示す好適実施例に基づいて、本発明の感熱画像記録装置および記録方法を詳細に説明する。
【0016】
図1は、本発明の感熱画像記録装置の一実施例の概略図である。図示例の感熱画像記録装置10(以下、記録装置10とする)は、例えばB4サイズ等の所定のサイズのカットシートである感熱フィルム等の感熱記録材料に感熱画像記録を行うものであって、感熱フィルムAが収容されるマガジン24が装填される装填部14、供給搬送部16、サーマルヘッド66によって感熱フィルムAに感熱画像記録を行う記録部20および排出部22等を有して構成される。
【0017】
感熱フィルムAは、透明なポリエチレンテレフタレート(PET)フィルム等の透明フィルムを支持体として、その一面に感熱記録層を形成してなるものである。通常、このような感熱フィルムAは、100枚等の所定単位の束とされて袋体や帯等で包装されている。図示例において感熱フィルムAは、所定単位の束のまま感熱記録層を下面として記録装置10のマガジン24に収納され、一枚ずつマガジン24から取り出されて感熱画像記録に供される。
【0018】
装填部14は、記録装置10のハウジング28に形成された挿入口30、案内板32、案内ロール34,34および停止部材36等を有している。
マガジン24は、開閉自在な蓋体26を有する筐体であって、蓋体26側を先にして装填部14の挿入口30から記録装置10の内部に挿入され、案内板32および案内ロール34,34に案内されつつ、停止部材36に当接する位置まで押し込まれて記録装置10の所定の位置に装填される。
【0019】
供給搬送部16は、装填部14に装填されたマガジン24から感熱フィルムAを取り出して、記録部20へ搬送するものであって、吸引によって感熱フィルムAを吸着する吸盤40を用いる枚葉機構、搬送手段42、搬送ガイド44および搬送ガイド44の出口に位置する規制ローラ対52等を有する。
【0020】
搬送手段42は、搬送ローラ46、この搬送ローラ46と同軸のプーリ47a、回転駆動源に接続されるプーリ47b、テンションプーリ47c、これら3つのプーリに張架されるエンドレスベルト48、搬送ローラ46に押圧されるニップローラ50等を有して構成される。
【0021】
記録装置10において、記録開始が指示されると、図示していない開閉機構によって蓋体26が開放され、吸盤40を用いた枚葉機構によって、マガジン24から感熱フィルムAが一枚取り出され、感熱フィルムAの先端は搬送手段42の搬送ローラ46とニップローラ50との間に供給される。
感熱フィルムAが搬送ローラ46とニップローラ50との間に挟持された時点で吸盤40による吸引は開放され、供給された感熱フィルムAは搬送ガイド44に沿って搬送される。
【0022】
なお、記録に供される感熱フィルムAがマガジン24から完全に排出された時点で、前記開閉手段によって蓋体26が閉塞される。搬送ガイド44によって規定される搬送手段42から規制ローラ対52に至るまでの距離は、感熱フィルムAの搬送方向の長さより若干短く設定されており、搬送手段42による搬送で感熱フィルムAの先端が規制ローラ対52に至るが、規制ローラ対52は最初は停止されており、感熱フィルムAの先端はここで停止する。
【0023】
感熱フィルムAの先端が規制ローラ対52に至った時点で、サーマルヘッド66の温度が確認され、サーマルヘッド66の温度が所定温度であれば、規制ローラ対52による感熱フィルムAの搬送が開始され、感熱フィルムAは記録部20に搬送される。
【0024】
ここで、図2に、記録部20の概略図を示す。図示例の記録部20は、サーマルヘッド66、プラテンローラ60、ローラ対56、ガイド58、サーマルヘッド66を冷却する冷却ファン76(図1参照、図2では省略)、ガイド62および搬送ローラ対63等を有する。
【0025】
図示例において、サーマルヘッド66は、例えば最大B4サイズまでの画像記録が可能な、約300dpiの記録(画素)密度の感熱画像記録を行うものであって、感熱フィルムAに1ライン分の感熱記録を行う発熱抵抗体が一方向(図中紙面と垂直方向)に配列されたグレーズ66aが形成されたセラミック基板66bと、セラミック基板66bが固定されたヒートシンク66cとを有する。サーマルヘッド66は、支点68aを中心に矢印a方向および逆方向に回動自在な支持部材68に支持されている。
【0026】
プラテンローラ60は、感熱フィルムAを所定位置に保持しつつ所定の画像記録速度で回転し、グレーズ66aの延在方向とほぼ直交する方向(図2中の矢印b方向)に感熱フィルムAを搬送する。
【0027】
感熱フィルムAが搬送される前は、支持部材68は上方(矢印a方向と逆の方向)に回動されており、サーマルヘッド66のグレーズ66aとプラテンローラ60とは接触していない。
前述の規制ローラ対52によって搬送が開始されると、次いで、感熱フィルムAはローラ対56に挟持され、さらに、ガイド58によって案内されつつ搬送される。
【0028】
感熱フィルムAの先端が記録開始位置(グレーズ66aに対応する位置)に搬送されると、支持部材68が矢印a方向に回動され、感熱フィルムAはサーマルヘッド66のグレーズ66aとプラテンローラ60とで挟持され、グレーズ66aが記録層に押圧された状態となる。次いで、感熱フィルムAは、プラテンローラ60によって所定位置に保持されつつ、プラテンローラ60、規制ローラ対52および搬送ローラ対63等によって矢印b方向に搬送される。
【0029】
この搬送に伴い、記録画像に応じてグレーズ66aの各発熱抵抗体を加熱することにより、感熱フィルムAに感熱画像記録が行われる。感熱画像記録が終了した感熱フィルムAは、ガイド62に案内されつつ、プラテンローラ60および搬送ローラ対63によって搬送され、排出部22のトレイ72に排出される。トレイ72は、ハウジング28に形成された排出口74を経て記録装置10の外部に突出しており、画像が記録された感熱フィルムAは、この排出口74を経て外部に排出されて取り出される。
【0030】
次に、本発明の感熱画像記録装置において行われる感熱画像記録方法について説明する。
図3は、画像データの処理系を表す一実施例のブロック図である。同図に示されるように、画像データは、画像処理部80により、サーミスタ67a,67b,67c,67d,67e、ヒートシンクの温度や外気温度を検出するサーミスタ等(図示していない)に基づいて、温度補正を含む各種の画像処理が施された後、画像メモリ82に格納される。そして、記録制御部84により、画像メモリ82に格納された画像データに基づいて、サーマルヘッド66のグレーズ66a上にある個々の発熱抵抗体の発熱が制御される。
【0031】
また、図4は、画像処理部80における処理工程を表す一実施例の工程ブロック図である。同図に示されるように、画像処理部80においては、まず、サーマルヘッド66による画像記録に先立って、1画面の記録画像が所定数の画素を有する所定数の領域に分割され、この所定数に分割された各領域内の画像データを間引いて、各領域内の画像データの代表値が算出される。各領域内の画像データの間引き方法としては、例えば領域内の所定の1画素に対応する画像データを代表値とする方法、領域内の所定数の画素に対応する画像データの平均値を代表値とする方法、領域内の全画素に対応する画像データの平均値を代表値とする方法等を用いることができる。
【0032】
図5に示されるように、1画面の記録画像が横3072画素×縦4224画素を有するものである場合、例えば横128画素×縦32画素を有する領域によって、1画面の記録画像を横25個×縦133個の各領域にメッシュ状に分割する。なお、1画面の記録画像の画素数や、各領域の画素数および個数は、特に限定されるものではない。また、画面端部の領域においては、図示例のように、横128画素×縦32画素を有していない領域があってもよい。
【0033】
図示例において、各領域内の所定の1画素に対応する画像データを代表値とする場合、各領域内の画像データの代表値M(i,j)は、例えば下記算出式によって算出される。
M(i,j)=D(i×128,j×32)
ここで、iおよびjは、横方向および縦方向の領域数を示す係数であって、iは0≦i≦24の整数、jは0≦j≦132の整数である。また、Dは1画面の記録画像の画素に対応する画像データであって、この場合にはD(0,0)〜D(3071,4223)の範囲のものである。
【0034】
また、各領域内の所定数の画素、例えば4画素に対応する画像データの平均値を代表値とする場合、各領域内の画像データDの代表値M(i,j)は、例えば下記算出式によって算出される。
Figure 0003625333
【0035】
また、各領域内の全画素、即ち、横128画素×縦32画素に対応する画像データの平均値を代表値とする場合、各領域内の画像データDの代表値M(i,j)は、例えば下記4点
D(i×128−64,j×32−16)
D(i×128−64,j×32+15)
D(i×128+63,j×32−16)
D(i×128+63,j×32+15)
に囲まれた領域の画像データDの平均値を算出することによって算出される。
【0036】
なお、1画面の画像データDは、図示例の場合にはD(0,0)〜D(3071,4223)の範囲であるため、上記各算出式において、画像データDの範囲がこの範囲外になるときには、例えば画像データD=0として各領域の画像データDの代表値を算出する。また、補正精度を向上させるためには、各領域の画像データDの代表値として、各領域内の全画素に対応する画像データDの平均値を用いるのが最も好ましいことはいうまでもないことである。
【0037】
次いで、画像処理部80においては、各領域内の画像データDの代表値M(i,j)と、例えばサーマルヘッド66の所定位置に配置されているサーミスタ67a,67b,67c,67d,67eや、ヒートシンク66cの温度T、外気温度Tを検出するサーミスタ(図示していない)等により検出される温度初期値とから各領域の温度予測値V(i,j)が算出される。
ここで、各領域の温度予測値の具体的な算出方法の一実施例を示す前に、まず、本発明の感熱画像記録装置に用いられるサーマルヘッドの基本的な構造について簡単に説明する。
【0038】
図6および図7は、それぞれサーマルヘッドの一実施例の斜視図および横断面図である。図示例のサーマルヘッド66は、グレーズ66aが形成されているセラミックの基板であるセラミック基板66bと、このセラミック基板66bのグレーズ66aが形成されていない方の面に積層配置されているアルミ等の金属板であるベース66eと、このベース66eの他方の面に積層配置され、多数の放熱フィン66dを持つヒートシンク66cとを有している。
【0039】
図示例のサーマルヘッド66においては、ヒートシンク66cの放熱フィン66dの所定位置に5つの切欠66fが形成されており、この5つの切欠66fの内部にはそれぞれサーマルヘッド66の温度を検出するサーミスタ67a,67b,67c,67d,67e(図3参照)が設置されている。また、発熱抵抗体はグレーズ66aの先端部に形成されており、図7に示されるように、この発熱抵抗体による発熱は、グレーズ66a、セラミック基板66b、ベース66eの順に伝搬し、最終的にはヒートシンク66cの放熱フィン66dによって空中に放熱される。
【0040】
本発明の感熱画像記録装置に用いられるサーマルヘッド66は、基本的に以上のような構成を有している。なお、サーマルヘッドの構成の一実施例を示したが、本発明の感熱画像記録装置は、このサーマルヘッド66の構成に限定されるものではない。
以下の説明においては、このようなサーマルヘッド66の伝熱系の構成を、例えば容量成分Cと抵抗成分RとからなるCRモデルによる電気系の等価回路に置換した場合の各領域の温度予測値の算出方法について説明する。なお、以下に示す等価回路は、伝熱系の単位時間当たりの発熱量、温度、熱容量および熱抵抗を、それぞれ電気系の電流、電圧、容量および抵抗に置き換えたものである。
【0041】
ここで、図8は、サーマルヘッドの横断面のCRモデルの一実施例の等価回路図である。この等価回路86は、発熱抵抗体における発熱量を一定発熱量、即ち、一定電流Iを発生する定電流源88とし、外気温度Tを一定温度、即ち、一定電圧Vを発生する定電圧源(乾電池)90として、グレーズ66a、ベース66eおよびヒートシンク66cにおける容量成分Cおよび抵抗成分Rを用いて、図7に示されるサーマルヘッド66の1つの発熱抵抗体の横断面の構造をCRモデル化したものである。
【0042】
図示例の等価回路86においては、グレーズ66a、ベース66eおよびヒートシンク66cにおける容量成分はそれぞれC,C,Cとされており、同様に、グレーズ−ベース間、ベース−ヒートシンク間およびヒートシンク−外気間の抵抗成分はそれぞれRgb,Rbh,Rhaとされている。また、グレーズ66a、ベース66e、ヒートシンク66cおよび外気における電圧は、それぞれV,V,V,Vとして表されている。
【0043】
既に述べたように、発熱抵抗体における発熱は、所定時間の後に、グレーズ66a、ベース66e、ヒートシンク66c、外気の順に伝搬される。これに対して、この等価回路86においては、定電流源88によって発生される電流Iは、まず、グレーズ66aにおける容量成分Cとグレーズ−ベース間の抵抗成分RgbによるCR時定数に相当する時間の後に、定電流源88からグレーズ66aを介してベース66eまで到達し、以下同様にしてヒートシンク66c、外気へと到達する。
【0044】
また、図9に示される等価回路92は、図8に示される等価回路86を用いて、図6に示されるサーマルヘッド66の全体の構造をCRモデル化したものである。この等価回路92において、個々の発熱抵抗体のグレーズ66a間の抵抗成分はRとされ、以下同様に、ベース66e間の抵抗成分はR、ヒートシンク66c間の抵抗成分はRとされている。また、個々のグレーズ66a、ベース66eおよびヒートシンク66cにおける電圧は、それぞれV(i,j),V(i,j),V(i,j)として表されている。
【0045】
このようにCRモデル化されたサーマルヘッドの等価回路92において、図5に示されるように、1画面の記録画像が横25個×縦133個の領域に分割された各領域の温度予測値V(i,j)を算出する方法について説明する。
【0046】
まず、グレーズ66aにおける電圧Vおよびベース66eにおける電圧Vの初期値として、各サーミスタ67a,67b,67c,67d,67eにより検出される温度初期値T,T,T,T,Tを設定し、ヒートシンク66cにおける電圧Vの初期値として、ヒートシンク66cの温度初期値Tを設定する。なお、外気における電圧Vとしては、外気温度一定として常に外気温度Tを設定する。グレーズ66aにおける電圧V、ベース66eにおける電圧Vおよびヒートシンク66cにおける電圧Vの初期値ならびに外気における電圧Vは、例えば下記算出式によって設定される。
【0047】
Figure 0003625333
【0048】
なお、グレーズ66aにおける電圧Vおよびベース66eにおける電圧Vの初期値は、iの値が上記以外の場合、各サーミスタ67a,67b,67c,67d,67eの温度初期値T,T,T,T,Tを直線補間して算出し設定する。また、本実施例のサーマルヘッド66のように、複数個のサーミスタを持っている場合、あるサーミスタが故障したときには、同様に、両側のサーミスタにより直線補間して、あるいは近傍のサーミスタの温度初期値を代用して設定することも可能である。
【0049】
次いで、各領域の温度予測値V(i,j)を、例えば下記算出式によって算出する。
(i,j+1)=V(i,j)+(kI+Vg1+Vg2)/C
g1={V(i+1,j)−2V(i,j)+V(i−1,j)}/R
g2={V(i,j)−V(i,j)}/Rgb
【0050】
(i,j+1)=V(i,j)+(Vb1+Vb2+Vb3)/C
b1={V(i+1,j)−2V(i,j)+V(i−1,j)}/R
b2={V(i,j)−V(i,j)}/Rgb
b3={V(i,j)−V(i,j)}/Rbh
【0051】
(i,j+1)=V(i,j)+(Vh1+Vh2+Vh3)/C
h1={V(i+1,j)−2V(i,j)+V(i−1,j)}/R
h2={V(i,j)−V(i,j)}/Rbh
h3={V−V(i,j)}/Rha
【0052】
ただし、上記算出式において、kは比例定数であり、iは0≦i≦24の整数、jは0≦j≦131の整数であって、i=0の場合にはi−1=0とし、i=24の場合にはi+1=24とするものとする。また、Iは定電流源によって発生される電流、即ち、各発熱抵抗体の発熱(量)であって、具体的には各領域内の画像データDの代表値M(i,j)を代入する。
画像処理部80において、温度予測値V(i,j)は例えばこのようにして算出される。
【0053】
次に、画像処理部80においては、各領域の温度予測値V(i,j)から各領域に対する温度補正値K(i,j)が算出される。各領域に対する温度補正値K(i,j)は、例えば下記算出式によって算出される。
K(i,j)=1−K{V(i,j)−V
ここで、KおよびVはともに比例定数であって、特に、Kの値は例えば0.001〜0.03くらいの実数である。
【0054】
最後に、画像処理部80においては、各領域に対する温度補正値K(i,j)が補間され、1画面の記録画像の各画素に対する温度補正値Kが算出される。例えば図10に示されるように、
=K(i,j)
=K(i+1,j)
=K(i,j+1)
=K(i+1,j+1)
とし、
Δca=(K−K)/32
Δdb=(K−K)/32
とすれば、Kから(x,y)の地点に存在する画素に対する温度補正値Kは、例えば下記算出式によって算出される。
(i×128+x,j×32+y)=(K+Δdb×y)+{(K+Δdb×y)−(K+Δca×y)}×x/128
従って、温度補正後の画像データD’は、下記算出式により算出される。
D’(i×128+x,j×32+y)=K(i×128+x,j×32+y)×D(i×128+x,j×32+y)
【0055】
このようにして、画像処理部80においては、1画面の記録画像の各画素に対する温度補正値Kが算出され、この温度補正値Kによって温度補正された画像データが算出され、画像メモリ82に書き込まれる。この後、記録制御部84は、この温度補正された画像データを用いてサーマルヘッド66のグレーズ66aを構成する個々の発熱抵抗体の発熱を制御する。こうして、サーマルヘッド66による1画面の画像記録が行われる。
本発明の感熱画像記録装置および記録方法は、基本的に以上のように構成され、以上のように作用する。
【0056】
なお、画像処理部80の具体的な構成については特に限定していないが、上記各画素に対する温度補正値を算出するためには、ソフトウェアによる方法およびハードウェアによる方法のいずれの方法ともに適用可能である。また、温度補正値を算出するために、CRモデルを使用する実施例を挙げて説明したが、特にCRモデルだけに限定されるものではない。さらに、CRモデルを使用する場合にも、実施例のようにグレーズ、ベース、ヒートシンク別にCRモデル化することには限定されず、使用するサーマルヘッドの構造に応じて、あるいは所望の補正精度に応じて、適宜変更可能なことは勿論のことである。
【0057】
【発明の効果】
以上詳細に説明した様に、本発明の感熱画像記録装置および記録方法においては、1画面の記録画像を所定数の領域に分割し、これらの分割された各領域毎に温度補正値を算出し、次いで、各領域の温度補正値を補間して、各画素に対する温度補正値が算出される。このため、本発明の感熱画像記録装置および記録方法によれば、各画素の温度補正値を高速に算出することができるため、記録濃度にむらのない高画質な記録画像を高速に得ることができることは勿論、さらに高画質となり、かつデータ量が膨大となる将来の記録画像に対しても即座に適応可能であり、低コストかつコンパクトな記録装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の感熱画像記録装置の一実施例の概念図である。
【図2】本発明の感熱画像記録装置の記録部の一実施例の概念図である。
【図3】本発明の感熱画像記録装置の画像データの処理系を表す一実施例のブロック図である。
【図4】本発明の感熱画像記録装置の画像データの処理系の画像処理部における処理工程を表す一実施例の工程ブロック図である。
【図5】本発明の感熱画像記録方法に従って、所定数の画素を有する所定数の領域に分割されている記録画像の一実施例の概念図である。
【図6】本発明の感熱画像記録装置のサーマルヘッドの一実施例の斜視図である。
【図7】本発明の感熱画像記録装置のサーマルヘッドの一実施例の横断面図である。
【図8】本発明の感熱画像記録装置のサーマルヘッドの横断面のCRの電気等価回路モデルの一実施例の等価回路図である。
【図9】本発明の感熱画像記録装置のサーマルヘッドの全体のCRの電気等価回路モデルの一実施例の部分等価回路図である。
【図10】本発明の感熱画像記録装置において、各画素の温度補正値の算出方法を説明する一実施例の概念図である。
【符号の説明】
10 感熱画像記録装置
14 装填部
16 供給搬送部
20 記録部
22 排出部
24 マガジン
26 蓋体
28 ハウジング
30 挿入口
32 案内板
34 案内ロール
36 停止部材
40 吸盤
42 搬送手段
44 搬送ガイド
46 搬送ローラ
47a,47b プーリ
47c テンションプーリ
48 エンドレスベルト
50 ニップローラ
52 規制ローラ対
56 ローラ対
58,62 ガイド
60 プラテンローラ
63 搬送ローラ対
66 サーマルヘッド
66a グレーズ
66b セラミック基板
66c ヒートシンク
66d 放熱フィン
66e ベース
66f 切欠
67a,67b,67c,67d,67e サーミスタ
68 支持部材
68a 支点
72 トレイ
74 排出口
76 冷却ファン
80 画像処理部
82 画像メモリ
84 記録制御部
86,92 等価回路
88 定電流源
90 定電圧源
A 感熱フィルム

Claims (8)

  1. 画像データに対応する記録画像をサーマルヘッドを用いて感熱記録材料に形成する感熱画像記録装置であって、
    1画面の記録画像を所定数の画素を有する所定数の領域に分割して、この分割された各領域毎に、前記各領域内の画像データの代表値を算出する手段と、前記各領域内の画像データの代表値と所定数のサーミスタにより検出される温度初期値とから前記各領域の温度予測値を算出する手段と、前記各領域の温度予測値から前記各領域に対する温度補正値を算出する手段と、前記各領域に対する温度補正値を補間して、前記1画面の記録画像の各画素に対する温度補正値を算出し、前記各画素の画像データを温度補正する手段とを備える画像処理部を有することを特徴とする感熱画像記録装置。
  2. 前記各領域内の画像データの代表値は、前記各領域内の所定の1画素に対応する画像データ、前記各領域内の所定数の画素に対応する画像データの平均値、または、前記各領域内の全画素に対応する画像データの平均値である請求項1に記載の感熱画像記録装置。
  3. 前記所定数のサーミスタは、前記サーマルヘッドの所定位置にそれぞれ配置されており、いずれかのサーミスタが故障したときには、故障したサーミスタにより検出される温度初期値として、故障したサーミスタの近傍のサーミスタにより検出される温度初期値を代用する、あるいは、両側のサーミスタにより検出される温度初期値を補間して代用する請求項1に記載の感熱画像記録装置。
  4. 前記各領域の温度予測値は、サーマルヘッドのCRの電気等価回路モデルに基づいて算出される請求項1に記載の感熱画像記録装置。
  5. 画像データに対応する記録画像をサーマルヘッドを用いて感熱記録材料に形成する感熱画像記録装置に適用される感熱画像記録方法であって、
    1画面の記録画像を所定数の画素を有する所定数の領域に分割して、この分割された各領域毎に、前記各領域内の画像データの代表値を算出し、前記各領域内の画像データの代表値と所定数のサーミスタにより検出される温度初期値とから前記各領域の温度予測値を算出し、前記各領域の温度予測値から前記各領域に対する温度補正値を算出し、前記各領域に対する温度補正値を補間して、前記1画面の記録画像の各画素に対する温度補正値を算出し、前記各画素の画像データを温度補正することを特徴とする感熱画像記録方法。
  6. 前記各領域内の画像データの代表値は、前記各領域内の所定の1画素に対応する画像データ、前記各領域内の所定数の画素に対応する画像データの平均値、または、前記各領域内の全画素に対応する画像データの平均値である請求項5に記載の感熱画像記録方法。
  7. 前記所定数のサーミスタは、前記サーマルヘッドの所定位置にそれぞれ配置されており、いずれかのサーミスタが故障したときには、故障したサーミスタにより検出される温度初期値として、故障したサーミスタの近傍のサーミスタにより検出される温度初期値を代用する、あるいは、両側のサーミスタにより検出される温度初期値を補間して代用する請求項5に記載の感熱画像記録方法。
  8. 前記各領域の温度予測値は、サーマルヘッドのCRの電気等価回路モデルに基づいて算出される請求項5に記載の感熱画像記録方法。
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