JPH0569582A - サーマルヘツド制御装置 - Google Patents

サーマルヘツド制御装置

Info

Publication number
JPH0569582A
JPH0569582A JP23338691A JP23338691A JPH0569582A JP H0569582 A JPH0569582 A JP H0569582A JP 23338691 A JP23338691 A JP 23338691A JP 23338691 A JP23338691 A JP 23338691A JP H0569582 A JPH0569582 A JP H0569582A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
heating element
thermal head
temperature
conduction time
data
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP23338691A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazuto Gatsushiyou
和人 合掌
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Seiko Epson Corp
Original Assignee
Seiko Epson Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Seiko Epson Corp filed Critical Seiko Epson Corp
Priority to JP23338691A priority Critical patent/JPH0569582A/ja
Publication of JPH0569582A publication Critical patent/JPH0569582A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Electronic Switches (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 サーマルヘッドの蓄熱分布を認識して発熱体
からの発熱量を一定にする。 【構成】 サーマルヘッドの蓄熱分布を各発熱体毎に求
める温度測定手段5を複数個取り付け、その分布に応じ
て各発熱体への通電時間を調整する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、サーマルプリンタのサ
ーマルヘッドの制御に関し、特に蓄熱によるヘッド基材
の温度上昇に伴う印字濃度の変化を補正する技術に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来の濃度補正回路を図6に示す。
【0003】印字直前にサーマルヘッド1上に設置され
た温度測定手段5よりサーマルヘッド1の蓄熱温度を測
定し、温度換算ROM103からその温度に対する予め
定めた発熱体駆動電圧値を求め発熱体駆動電圧源101
の電圧を制御するか、または発熱体通電時間値を求め通
電時間制御手段102にて全発熱体の通電時間を一斉の
制御していた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】発熱体の駆動に伴いサ
ーマルヘッドへの蓄熱は避けられない。しかもその蓄熱
分布は、印字される状態により一定ではない。
【0005】しかし従来の方法では、サーマルヘッドの
蓄熱分布を平均化して駆動電圧または通電時間による全
発熱体への一斉制御を行っていたので局所的に印字濃度
の高い部分、低い部分が生じて印字品質を下げていた。
【0006】そこで本発明の目的は、サーマルヘッドの
蓄熱分布を認識して発熱体からの発熱量を一定すること
を目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、サーマルヘッ
ド上の複数の発熱体の通電時間を制御するものにおい
て、前記サーマルヘッドに取り付けられた最低2つの温
度測定手段と、前記測定された温度に応じて前記各発熱
体ごとの基準通電時間を演算する基準通電時間演算手段
と、前記各発熱体ごとの基準通電時間と各発熱体ごとの
印字データに基づいて各発熱体後の実通電時間を演算す
る実通電時間演算手段と、演算された実通電時間に従っ
て前期各発熱体への通電を行う通電手段とを有すること
を特徴としている。
【0008】
【作用】この装置によれば、サーマルヘッドの蓄熱分布
を各発熱体ごとに求めて、その分布に応じて各発熱体の
通電時間が調整される。
【0009】
【実施例】図1に、本発明に係るサーマルヘッド制御装
置の、一実施例の全体構成を示す。
【0010】サーマルヘッド1は複数の発熱体2と各ト
ランジスタ3とを含む。各発熱体2と各トランジスタ3
は直列接続され、それらは直流定電圧源4に並列接続さ
れている。
【0011】各トランジスタ3のベースはヘッド駆動回
路6に接続される。
【0012】ヘッド1がある印字位置に到着するタイミ
ングに先行して全発熱体2についての実通電時間データ
50がシリアルにヘッド駆動回路に供給される。そして
ヘッド1が印字する位置に到着するタイミングに同期し
て、ヘッド駆動回路6はそのドット位置での各発熱体2
の実通電時間データ50に対応した通電時間だけ各トラ
ンジスタ3をオン状態にする。
【0013】表現する濃度階調数を例えば256とする
と、実通電時間データ50は1バイトのデータとなる。
【0014】各発熱体2の通電時間は発振器30からの
クロック51のカウント数を用いてコントロールされ
る。
【0015】図2から図5は、サーマルヘッド上の温度
測定手段の取り付け状態を示す図である。
【0016】発熱体2は、基材7の上に並んで取り付け
られており、基材7は、発熱体2とトランジスタ3が電
気的に接続されるように放熱ブロック8上に取り付けら
れて、全体としてサーマルヘッド1が構成されている。
【0017】温度測定手段5は、図2に示すように放熱
ブロック8上に取り付けられるか、図3に示すように放
熱ブロック8に取り付け穴81を設けてその穴中に取り
付けられるか、図4のように基材7に接するように取り
付けられる。
【0018】またその取り付け位置は、基材7を長手方
向に温度測定手段5の取り付け数+1で等分割し、分割
線上に温度測定手段5を各1個取り付けるようにする。
【0019】図5は、温度測定手段5を3個取り付けた
状態を示している。
【0020】限られた温度測定点から得られる温度値に
対して前記温度測定点間隔の2倍の距離精度における温
度分布を再現することが標本化定理を用いることにより
可能である。
【0021】温度測定点の数N、温度測定点における測
定温度値fk(k=1..N)、温度測定点間隔中に存
在する発熱体数をnとすると、基準からの任意の位置x
における発熱体2の蓄熱温度Tは、以下の式で表せる。
【0022】
【数1】
【0023】印字濃度の制御を、発熱体2への通電時間
で制御するとき、蓄熱温度Tと印字濃度との関係は、比
例関係にあるので、蓄熱温度Tの最低値Tminの時の
通電時間を最長通電時間とし、蓄熱温度Tの上昇に伴い
通電時間を短くしていく方法が最も制御しやすい。
【0024】前記の式により求められたTminとの差
を求め、その差に応じて印字濃度が一定になるように定
めた通電時間をテーブルから求めて各発熱体2への基準
通電時間とし、さらに印字データと基準通電時間を演算
することで実通電時間を得て各発熱体2を前記実通電時
間で駆動する。
【0025】図1を用いて上記演算を実行するための構
成を説明する。
【0026】温度分布の演算は、外部からの制御情報に
よりモードコントローラ35からモード信号M1が出力
され、発振器30からのクロック出力を分周器32、セ
レクタ33、セレクタ34を経由して演算用発熱体アド
レス発生器16及びラッチ18、温度分布RAMアドレ
ス発生器21へ供給されることで実行される。
【0027】演算用発熱体アドレス発生器16から発生
したアドレスからデコーダセレクタ12で前記式中のk
を決定し、アナログスイッチ10により選択された温度
測定手段5の出力電圧をADコンバータ11でデジタル
変換し、さらに温度換算テーブルROM14で変換した
値をfkに用いる。
【0028】
【数2】
【0029】数2の演算は、x、kを演算用発熱体アド
レス発生器16からの出力アドレスにより演算結果を出
力するsinθ/θテーブルROM13を用いる。
【0030】
【数3】
【0031】数3の演算は、k=一定として演算用発熱
体アドレス発生器16によりxアドレスを発生させ、乗
算器15を介して数3を演算する。
【0032】k=0の時は、ラッチ18の出力を0固定
にして乗算器15出力を加算器17を介さずに温度分布
RAM19へ記憶させる。
【0033】k=1以上の時は、温度分布RAM19か
ら記憶されていた値を入出力切換器20を経由してラッ
チ18へ出力した後に乗算器15出力と加算器17で加
算演算を施して前期ラッチ18へ出力した時のアドレス
と同じアドレスの温度分布RAM19へ再び記憶させ
る。
【0034】この操作をk=1..Nまで繰り返すこと
で数4の演算を行っている。
【0035】
【数4】
【0036】温度分布の演算が終了すると、外部からの
制御情報によりモードコントローラ35からモード信号
M1に代わってモード信号M2が出力されホストコンピ
ュータ(図示せず)からの印字データの転送が行われ
る。
【0037】モード信号M2によりバッファRAMアド
レス発生器45は、印字データ同期クロックに同期して
アドレスを発生し、ホストコンピュータからの印字デー
タは入出力切り換え器43を経由してバッファRAM4
4へ入力される。
【0038】この印字データの転送は、温度分布演算と
は独立しているため、温度分布演算に前後した任意の時
期に行ってもよい。
【0039】温度分布演算が終わり、バッファRAM4
4に印字データが記憶された後、外部からの制御情報に
よりモードコントローラ35からモード信号M2に代わ
ってモード信号M3が出力され印字動作を実行する。
【0040】発振器30からの出力クロックは、ヘッド
駆動回路6及び分周器32、セレクタ33、セレクタ3
4、セレクタ46を経由して温度分RAMアドレス発生
器19及びラッチ40、バッファRAMアドレス発生器
45へ供給される。
【0041】温度分布RAM19から各発熱体2ごとの
出力データがラッチ40を経由して温度差通電時間テー
ブルROM41で基準通電時間データ52に変換され実
通電時間変換器42へ出力される。一方バッファRAM
44からも各発熱体2ごとの印字データ53が入出力切
り換え器43を経由して実通電時間演算器42へ出力さ
れる。
【0042】実通電時間演算器42では、基準通電時間
データ52と印字データ53から実通電時間データ50
を求めてヘッド駆動回路6へ出力する。
【0043】ヘッド駆動回路6では、クロック51を基
準にして各発熱体2ごとに実通電時間データ50に基づ
いて駆動をする。
【0044】図1の実施例において温度測定手段5の数
を3個に限定したが、測定点数が多いほど温度分布の演
算制度は向上するのは自明である。また温度測定手段5
の取り付け間隔は、かく温度測定手段5の間隔が一定で
あればサーマルヘッド1の長手方向を均等分割した位置
に限定する必要はない。
【0045】本発明は、上記の実施例にのみ限定される
ものではなく、その要旨を逸脱しない範囲での種々の変
形を含むものである。
【0046】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、サ
ーマルヘッドの蓄熱分布を各発熱体ごとに求めることが
でき、その分布に応じて各発熱体の通電時間が調整され
るため蓄熱分布による印字濃度むらが抑制され高い印字
品質が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のサーマルヘッド制御装置の一実施例の
構成を示すブロック図。
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】本発明のサーマルヘッド制御装置で用いる温度
測定手段のサーマルヘッドへの取り付け状態を示す図。
【図6】従来技術を示すブロック図。
【符号の説明】
1 サーマルヘッド 2 発熱体 5 温度測定手段 6 ヘッド駆動回路 13 sinθ/θテーブルROM 14 温度換算テーブルROM 15 乗算器 17 加算器 19 温度分布RAM 34 モードコントローラ 36 入出力切換信号発生器 41 温度差通電時間変換テーブルROM 42 実通電時間演算器 44 バッファRAM

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 サーマルヘッド上の複数の発熱体の通電
    時間を制御するものにおいて、前記サーマルヘッドに取
    り付けられた最低2つの温度測定手段と、前記測定され
    た温度に応じて前記各発熱体ごとの基準通電時間を演算
    する基準通電時間演算手段と、前記各発熱体ごとの基準
    通電時間と各発熱体ごとの印字データに基づいて各発熱
    体後の実通電時間を演算する実通電時間演算手段と、演
    算された実通電時間に従って前記各発熱体への通電を行
    う通電手段とを有することを特徴とするサーマルヘッド
    制御装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の装置において、前記サー
    マルヘッドに取り付けられる温度測定手段が、サーマル
    ヘッドの長手方向に対して取り付けられる温度測定手段
    の数で均等分割したそれぞれのブロックの中央に取り付
    けられることを特徴とするサーマルヘッド制御装置。
  3. 【請求項3】 請求項1および2記載の装置においてサ
    ーマルヘッドに取り付けられた温度測定手段の取り付け
    位置間隔を標本化周期とし前記温度測定手段から求めら
    れた温度値からサーマルヘッドの各発熱体ごとの温度分
    布を標本化定理を用いて求めることを特徴とするサーマ
    ルヘッド制御装置。
JP23338691A 1991-09-12 1991-09-12 サーマルヘツド制御装置 Pending JPH0569582A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP23338691A JPH0569582A (ja) 1991-09-12 1991-09-12 サーマルヘツド制御装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP23338691A JPH0569582A (ja) 1991-09-12 1991-09-12 サーマルヘツド制御装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0569582A true JPH0569582A (ja) 1993-03-23

Family

ID=16954284

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP23338691A Pending JPH0569582A (ja) 1991-09-12 1991-09-12 サーマルヘツド制御装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0569582A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5611258A (en) * 1995-03-25 1997-03-18 Nabco Limited Vacuum booster
JPH09216403A (ja) * 1996-02-13 1997-08-19 Fuji Photo Film Co Ltd 感熱画像記録装置および記録方法
JP2009172812A (ja) * 2008-01-23 2009-08-06 Mitsubishi Electric Corp 印刷装置

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5611258A (en) * 1995-03-25 1997-03-18 Nabco Limited Vacuum booster
JPH09216403A (ja) * 1996-02-13 1997-08-19 Fuji Photo Film Co Ltd 感熱画像記録装置および記録方法
JP2009172812A (ja) * 2008-01-23 2009-08-06 Mitsubishi Electric Corp 印刷装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH0615863A (ja) 階調プリンタおよび温度補償定数決定方法
JP2914128B2 (ja) サーマルヘッドの発熱体の駆動装置
JP3039229B2 (ja) サーマルプリンタ
JPH0569582A (ja) サーマルヘツド制御装置
JPH07227991A (ja) サーマルプリンタの駆動方法
JPS58164368A (ja) サ−マルヘツドの中間調記録装置
JPS62164568A (ja) サ−マルヘツドの温度補正方式
JPH0752436A (ja) サーマルプリンタの熱制御回路
JP2001063124A (ja) サーマルラインプリンタおよびサーマルラインプリンタの駆動方法
JPS58167185A (ja) 感熱記録装置
JP2985046B2 (ja) サーマルヘッド型印画装置の印画制御装置
JPH054370A (ja) 感熱記録装置
JPS62278062A (ja) 熱転写記録装置における記録濃度補償方式
JP2912257B2 (ja) 熱履歴制御装置および方法
JPH03211061A (ja) サーマルヘッドの制御装置
JPH08300709A (ja) 感熱記録装置
JPH024536A (ja) 熱転写プリンタ
JP2001162854A (ja) サーマルプリンタ装置
JPH11170590A (ja) サーマルプリンタおよびその印字濃度制御回路
JPS6348957A (ja) 感熱記録制御方式
JP2758854B2 (ja) サーマルラインプリンタ装置
JPH08318633A (ja) 印字ヘッド駆動回路
JPH08267814A (ja) サーマルヘッドおよびその駆動制御方法
JPH11277783A (ja) サーマルプリンタ
JPH0890821A (ja) サーマルプリンタの駆動制御装置