JPH11170590A - サーマルプリンタおよびその印字濃度制御回路 - Google Patents

サーマルプリンタおよびその印字濃度制御回路

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JPH11170590A
JPH11170590A JP34518397A JP34518397A JPH11170590A JP H11170590 A JPH11170590 A JP H11170590A JP 34518397 A JP34518397 A JP 34518397A JP 34518397 A JP34518397 A JP 34518397A JP H11170590 A JPH11170590 A JP H11170590A
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JP
Japan
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head
temperature
print density
block
thermal
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JP34518397A
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English (en)
Inventor
Yasunori Kimura
康則 木村
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NEC Platforms Ltd
Original Assignee
NEC AccessTechnica Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】現在のサーマルプリンタは、印字品位向上のた
めにサーマルヘッドの中心温度とヘッドへの過去の印加
履歴をパラメータとし、ソフトウエアにてヘッドの発熱
体の印加時間を調整する制御を行っているが、これを実
現するために回路構成、ソフトウエア制御共に複雑とな
ってしまっている。 【解決手段】本発明は、サーマルヘッドをいくつかのブ
ロックに分割し、分割した各々のサーマルヘッドの温度
をパラメータとし、トランジスタの電圧増幅を利用して
ヘッドの発熱体への電源電圧を調整することにより、ソ
フトウエアによる制御を必要としないサーマルヘッドの
温度制御が可能となり、このことにより印字濃度の制御
が可能となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、サーマルプリンタ
およびその印字濃度制御回路に関し、特にサーマルプリ
ンタのヘッド電圧制御により、印字濃度を制御するサー
マルプリンタおよびその印字濃度制御回路に関する。
【0002】
【従来の技術】サーマルプリンタの印字濃度は、プリン
タのサーマルヘッドの発熱体が発する温度に依存するた
め、サーマルヘッドの発熱体の蓄熱に対応するための対
策、及び発熱体に加える電圧の制御が課題であった。
【0003】図3は、従来の印字濃度制御回路の一例を
示すブロック図である。サーマルヘッド22の温度に応
じてヘッドに印加する電圧を制御するため、サーマルヘ
ッド22の中央には一個のサーミスタ21が取り付けら
れている。A/D変換部25はサーミスタ21が計測し
たサーマルヘッドの温度をA/D変換し、CPU部24
に渡す。CPU部24は、印字すべき文字と共に、ヘッ
ドの温度から算出した温度データを印加制御部23に供
給する。印加制御部23は、サーマルヘッドへの電圧や
印字タイミングを制御するための印加制御信号をサーマ
ルヘッド22に供給する。印加制御信号は、ヘッドの発
熱体の印加時間あるいは印加電圧を調整する。以上の動
作を繰り返すことにより印刷が行われる。
【0004】また、サーマルヘッドの蓄熱に対応する他
の例としては、例えば特開昭62−101469号公報
に示されるように、ヘッドの蓄熱をヘッドに取り付けた
サーミスタで検出し、ヘッドに印加する電圧をサーミス
タ出力に応じて制御する回路が開示されている。図4は
この回路を示しており、電圧可変制御回路Aは、サーマ
ルヘッドに取り付けたサーミスタThRとスライドボリ
ュームSVを並列に接続しており、スライドボリューム
SVの値を高く設定したときには、サーミスタThRの
抵抗変化を大きく効かせてヘッド電圧を低減させるよう
にしている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来の技術の
第1の問題点は、サーマルヘッドの蓄熱対策のためのソ
フトウエア制御が複雑になってしまうことである。
【0006】その理由は、ソフトウエアのプログラム
が、まずヘッド温度を検出し、参考とするテーブルを参
照する。そして印加時間を演算してから実際に発熱体に
印加ということになり、ソフトウエアの作業内容と共に
演算時間にも負荷が大きくかかるからである。
【0007】第2の問題点は、従来の技術だけではヘッ
ドの場所により印字濃度にムラが生じてしまうことであ
る。
【0008】その理由は、ヘッドが大きくなると、従来
のようにヘッドの中央に取り付けたサーミスタだけで
は、印字頻度の違いにより起きるヘッド各部分の温度の
違いは検出できないため、ヘッド各部分の温度が異なっ
て印字濃度にムラが生じてしまうからである。
【0009】本発明の目的は、上記の問題に対し、より
簡単な構成で精度良く印字品位を向上させることであ
る。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明の、サーマルプリ
ンタの印字濃度制御回路は、サーマルプリンタにおける
サーマルヘッドをいくつかのブロックに分割し、前記ブ
ロック単位ごとの温度を測定する温度センサー部と、前
記温度センサー部の出力に応じて前記ブロック単位でヘ
ッド印加電圧を生成する印加電圧変換部を有することを
特徴とする。
【0011】また、前記サーマルヘッドを発熱体および
前記発熱体に電圧を印加する印加ドライバで構成し、前
記温度センサー部をサーミスタで構成し、前記印加電圧
変換部を、ヘッド印加電圧制御用FETおよび温度係数
調整用抵抗で構成することを特徴とする。
【0012】さらに、ヘッド印加電圧制御用FETのゲ
ートとソース間にヘッド温度検出用サーミスタを接続
し、温度係数調整用抵抗と第1の電源を直列に接続した
回路を前記サーミスタと並列に接続し、前記FETのド
レーンに第2の電源をプラス側をドレーンに向けて接続
し、前記第2の電源のマイナス側の端子と前記FETの
ソースの端子との間に、発熱体と印加ドライバを直列に
接続した回路を複数個並列に接続することを特徴とす
る。
【0013】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して説明する。
【0014】図1は、本発明のサーマルプリンタ及びそ
の印字濃度制御回路のブロック図である。サーマルプリ
ンタ10は、印字データを生成するCPU部5、サーマ
ルヘッド7の印加タイミング及び場所を決定する印加制
御部6、発熱体のいくつかのドットをまとめて1ブロッ
クとし、各ブロックを1からn迄のブロック番号を付け
て発熱体を分割し、それぞれのブロックに電源端子を有
するサーマルヘッド7、サーマルヘッド7のブロックご
とに取り付けられた温度検出用サーミスタ2、検出され
た温度からサーマルヘッドのブロックごとに印加する電
圧を調整する印加電圧変換部8から構成される。
【0015】次に、本発明の実施の形態の動作について
図面を参照して説明する。
【0016】図1のCPU部5は、これから印字する文
字の文字データ生成を行い、生成したデータは印加制御
部6へ転送される。印加制御部6では、そのデータを元
に、どの発熱体をどのタイミングで印加させるかを制御
する。サーマルヘッド7は印加制御部6から送られてく
る制御信号により印加動作を行うが、ヘッドの全体が均
等に印加されていることは希であるため、ヘッドの場所
によりヘッドの温度は異なっている。その温度差を補正
するため、ヘッドをいくつかのブロックに分割し、各ブ
ロックの温度を各ブロックに1つづつ取り付けられたサ
ーミスタ2によって検出する。印加電圧変換部8は、サ
ーミスタの計測温度を元にそれぞれの温度に適した電圧
を各ブロックに印加する。このように各ブロックに印加
する電圧を調整することにより、発熱体の印加時間を一
定にすることが可能となり、このことにより各ブロック
温度に応じた印字濃度調整が可能となる。
【0017】上述したように本発明は、ヘッドに印加す
る電圧をハードウエアのみで調整可能であり、印字濃度
を最適化することができる。従って従来技術のようなソ
フトウエアによるヘッドへの印加時間算出の制御が不要
となる。
【0018】また、ヘッドをある単位ごとのブロックに
分割し、それぞれの温度を検知してブロックごとに印加
電圧を調整するので、そのブロックごとに最適の温度を
ヘッドに与えることができ、印字ムラを防ぐことが可能
となる。
【0019】ここで、本発明の一実施例として、全体で
768個の発熱体を有するサーマルヘッドにおいて、発
熱体64ドットを1ブロックとする構成を挙げておく。
つまり発熱体64ドットを1ブロックとするブロックが
12個で構成される。こうすることにより、印字品質の
良い、しかも部品点数が最適量のサーマルヘッドを構成
することができる。
【0020】次に、印加電圧変換部の詳細回路について
説明する。
【0021】図2は、印加電圧変換部の1ブロックの構
成図であり、サーマルヘッドに印加する電圧を調整する
ヘッド印加電圧制御用FET1、ヘッドの温度を検出す
るヘッド温度検出用サーミスタ2、温度係数調整用抵抗
9を有する。サーマルヘッドはドットごとの発熱体3、
及びヘッドの印加ドライバ4から成る。
【0022】次に動作について説明する。
【0023】ヘッド温度検出用サーミスタ2は、ヘッド
の温度に応じて抵抗値が変化する。それによりヘッド印
加電圧制御用FETの、ゲート、ソース間の電圧VGS
変化し、FETの電圧増幅を利用することにより、発熱
体3に印加される電圧が、ヘッド温度に応じた最適な値
となる。従って印字濃度をハードウエア制御のみで最適
化可能となる。なお前記FETの電圧増幅を最適とする
ためには、温度係数調整用抵抗9の値を実験的に定める
必要がある。
【0024】
【発明の効果】第1の効果は、従来まで主流であった複
雑なソフトウエア制御を必要とせずに、ハードウエア制
御のみで印字濃度を最適化できるようになることであ
る。
【0025】その理由は、サーマルヘッドに印加される
電圧を、印加電圧変換部がヘッド温度に応じた最適な値
とするので、従来ソフトウエアが演算制御していた印加
時間を、一定に定めておくことができるからである。
【0026】第2の効果は、ヘッドが大型となってもヘ
ッド各部に印字濃度のムラが生じないようにできること
である。
【0027】その理由は、サーマルヘッドをいくつかの
ブロックに分割して各ブロックごとのヘッドの温度を検
出し、ブロックごとに印加電圧を調整することにより、
ヘッドの印加頻度によらない最適な印字濃度制御が可能
となるからである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態を示すブロック図である。
【図2】本発明の印加電圧変換部の回路構成図である。
【図3】従来の実施例のブロック図である。
【図4】従来の実施例の回路構成図である。
【符号の説明】
1 ヘッド印加電圧制御用FET 2 ヘッド温度検出用サーミスタ 3 発熱体 4 印加ドライバ 5 CPU部 6 印加制御部 7 サーマルヘッド 8 印加電圧変換部 9 温度係数調整用抵抗 10 サーマルプリンタ 21 サーミスタ 22 サーマルヘッド 23 印加制御部 24 CPU部 25 A/D変換部

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のブロックに分割したサーマルヘッ
    ドと、前記ブロック単位ごとの温度を測定する温度セン
    サー部と、前記温度センサー部の出力に応じて前記ブロ
    ック単位でヘッド印加電圧を生成する印加電圧変換部を
    有することを特徴とするサーマルプリンタの印字濃度制
    御回路。
  2. 【請求項2】 前記サーマルヘッドを発熱体および前記
    発熱体に電圧を印加する印加ドライバで構成することを
    特徴とする請求項1に記載のサーマルプリンタの印字濃
    度制御回路。
  3. 【請求項3】 前記温度センサー部をサーミスタで構成
    することを特徴とする請求項1に記載のサーマルプリン
    タの印字濃度制御回路。
  4. 【請求項4】 前記印加電圧変換部を、ヘッド印加電圧
    制御用FETおよび温度係数調整用抵抗で構成すること
    を特徴とする請求項1に記載のサーマルプリンタの印字
    濃度制御回路。
  5. 【請求項5】 ヘッド印加電圧制御用FETのゲートと
    ソース間にヘッド温度検出用サーミスタを接続し、温度
    係数調整用抵抗と第1の電源を直列に接続した回路を前
    記サーミスタと並列に接続し、前記FETのドレーンに
    第2の電源をプラス側をドレーンに向けて接続し、前記
    第2の電源のマイナス側の端子と前記FETのソースの
    端子との間に、発熱体と印加ドライバを直列に接続した
    回路を複数個並列に接続することを特徴とする請求項1
    に記載のサーマルプリンタの印字濃度制御回路。
  6. 【請求項6】 前記サーマルヘッドに768個の発熱体
    を有する場合、64個の発熱体を1ブロックとし、全体
    が12ブロックに分割して構成されることを特徴とする
    請求項1に記載のサーマルプリンタの印字濃度制御回
    路。
  7. 【請求項7】 複数のブロックに分割したサーマルヘッ
    ドと、前記ブロック単位ごとの温度を測定する温度セン
    サー部と、前記温度センサー部の出力に応じて前記ブロ
    ック単位でヘッド印加電圧を生成する印加電圧変換部
    と、前記サーマルヘッドに印加制御信号を供給する印加
    制御部と、前記印加制御部に文字データを供給するCP
    U部を有することを特徴とするサーマルプリンタ。
JP34518397A 1997-12-15 1997-12-15 サーマルプリンタおよびその印字濃度制御回路 Pending JPH11170590A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN108569035A (zh) * 2018-06-06 2018-09-25 昆明理工大学津桥学院 热敏打印机打印走纸同步控制电路

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN108569035A (zh) * 2018-06-06 2018-09-25 昆明理工大学津桥学院 热敏打印机打印走纸同步控制电路
CN108569035B (zh) * 2018-06-06 2024-02-02 昆明理工大学津桥学院 热敏打印机打印走纸同步控制电路

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Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 19991221